古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

 古村治彦です。

 

 ドナルド・トランプは2017年1月に正式に米大統領に就任しました。そして、トランプ政権が発足しました。政権発足後、2年が経過する訳ですが、様々な出来事があり、これまでの政権の中でも、中身の「濃い」政権発足後の2年間であったと思います。

 

 様々な出来事の中には人事異動も含まれています。これまでに多くの辞任、解任がありました。下にご紹介する記事は、外交政策、国家安全保障政策に関するポストの人事異動について簡潔にまとめたものです。簡潔にまとめたとは言いながら、たくさんの人たちの名前が出てきます。政権発足後2年(米大統領の任期は4年間)で人事異動が多く行われました。まずアメリカの閣僚級の仕事はそれだけタフでありまたハードで、大統領と副大統領以外は4年続けることは大変なことです。大統領と副大統領がハードではないということではありませんが、この2人は「疲れたから」「自分と家族のための時間を確保したい」などという理由で代えることはできません。

 

 この記事を読むと、そう言えばそういうこともあったなぁと思い出すことばかりです。経済関係の閣僚ではここまで大きな人事異動はないのとは対照的に、国家安全保障関係、外交関係で人事異動が目立ったのは、トランプ政権では、トランプ大統領のイニシアティヴが強く、彼についていけない、彼の考えとは合わないということで辞任するケースが多くなっているということが言えると思います。トランプ大統領の対外政策は一言で言って、アイソレーショニズム(国内問題解決優先主義)であり、アメリカの世界における役割を縮小していこうという立場ですから、国家安全保障関係、外交関係の人々は戦々恐々としているでしょう。その間に立つ閣僚級の人々のストレスもまた大変なことでしょう。

 

 これからの2年間は2020年米大統領選挙が最大のテーマとなります。トランプ大統領は再選を最大の目標として動いていくでしょう。アメリカ国内の景気を何とか持たせることが最大の施策であり、それ以外は二の次ということになるでしょう。外交で何かやるとすれば、中国とは何とか妥協して、景気がこれ以上悪化しないようにしつつ、アメリカに投資しろ、アメリカ製品(武器)を買え、と迫ることになるでしょう。高尚な国際政治や理想主義的なことなど語っていられない、ということで、こうした時期にトランプが大統領であるというのは、歴史の必然ということになります。

 

(貼り付けはじめ)

 

トランプの国家安全保障ティームは常に不安定さをもたらしている(Trump's national security team is constant source of turnover

 

モーガン・チャルファント筆

2018年12月26日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/policy/national-security/422792-top-national-security-posts-with-turnover-under-trump

 

ジェイムズ・マティス国防長官の辞任の決断は、トランプ政権が常に不安定であることを示す最新の具体例となっている。

 

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トランプとジェイムズ・マティス

 

トランプ大統領は日曜日、マティス長官が年末に辞任すると発表した。マティスは2019年2月に辞任すると発表していたが、それよりも早くなってしまった。マティスは政権内の国家安全保障政策・外交政策の最高幹部クラスの中で最新の退任者となった。

 

数人は辞任し、数人は解任され、数人は政権内で人事異動となった。

 

2019年、トランプ大統領の国家安全保障ティームの顔ぶれは全く違うものとなるだろう。

 

これからはトランプ政権において人事異動があった国家安全保障に関連するポジションについて見ていく。

 

●国家安全保障問題担当大統領補佐官

 

トランプのホワイトハウスにおける国家安全保障と外交の諸問題についての担当補佐官にはこれまで3名が就任している。

 

陸軍の三ツ星の将軍で、トランプの大統領選挙陣営に参加していたマイケル・フリンを、トランプは2016年の選挙直後すぐに、国家安全保障問題担当補佐官に指名した。

 

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マイケル・フリン

 

フリンの任期は極めて短かった。フリンは就任して1カ月もしないうちに辞任せざるを得なくなった。フリンは、マイク・ペンス副大統領に対して、政権移行期に駐米ロシア大使との接触について誤った情報を与えたことが暴露され、辞任に追い込まれた。フリンは、駐米ロシア大使との接触についてFBIに対して有罪であると認め、ロシアの2016年米大統領選挙への介入についてのロバート・ムラー特別検察官に協力している。

 

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ロバート・ムラー

 

トランプはHR・マクマスター陸軍中将をフリンの後任に指名した。マクマスターはトランプ政権の中でより穏健な人物だと見られ、様々な問題についてトランプと衝突を繰り返したと言われていた。2015年のイランとの合意もその中に含まれていた。トランプは大統領選挙期間中、この合意について常に非難していた。

 
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 HR・マクマスター

 

マクマスターの任期も長くはなかった。2018年4月、トランプはマクマスターを解任し、ジョン・ボルトンを後任に据えた。ボルトンはジョージ・W・ブッシュ政権に参加し、中国とイランに対して強硬な考えを持つタカ派である。

 

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ジョン・ボルトン

 

FBI長官

 

トランプは2017年5月にジェイムズ・コミーFBI長官を解任する決断を下した。コミーの解任はトランプ政権において最も議論を巻き起こした出来事であった。

 

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ジェイムズ・コミー

 

コミー解任は、ロシア政府が2016年の米大統領選挙に介入するためにトランプ選対の幹部たちが協力したのかどうかについてFBIが捜査していることを、コミーが公式に認めてからわずか数か月後のことであった。

 

コミーの解任は、司法省がヒラリー・クリントン元国務長官の私的Eメールサーヴァー使用に関する捜査の指揮からコミーを外すように勧告した時点で予想がされていた。一方、後にトランプはNBCニュースとのインタヴューの中で、「ロシアに関する出来事」はコミー解任の決断の参考になったとも述べている。コミー解任についてムラー特別検察官は、トランプ大統領が司法の執行を邪魔したのかどうかについて、コミー解任の敬意を詳しく調査したと報じられている。

 

コミーは解任後、何度もトランプを批判することになった。また、連邦上院で、大統領がコミーに対してFBIによるフリンの捜査を取り止めるように要求したかどうかについて証言を行った。

 

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クリストファー・レイ

 

連邦上院は、コミーと同じくジョージ・W・ブッシュ政権に参加していたクリストファー・レイのFBI長官就任を承認した。

 

●司法長官

 

ジェフ・セッションズ前司法長官は、選挙期間中にトランプと親密な関係を築き、信頼できる側近として政権に参加した。

 

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ジェフ・セッションズ

 

しかし、アラバマ州選出の共和党所属の連邦上院議員だったセッションズとトランプとの関係は、セッションズが選挙期間中にセルゲイ・キスリャクと接触を持っていたとし、ロシアに関する捜査の指揮を行わないと発表したことで、悪化してしまった。キスリャクはその当時駐米ロシア大使を務めていた。

 

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トランプとセルゲイ・キスリャク

 

セッションズは、不法移民と犯罪集団に対する取り締まりを強化するとしたトランプの公約を実行しようと積極的に動いた。トランプは公的な場で、多くの場合はツイッター上で、セッションズを数カ月にわたり激しく非難した。2018年9月には「ヒルTV」に出演し、「自分の政権には司法長官は存在しない」とまで発言した。

 

セッションズは、中間選挙投開票日の翌日、トランプから辞任するように言われて辞任を決めた。トランプは、セッションズ司法長官の首席補佐官を務めたマシュー・ウィッテカーを臨時長官に任命した。それから、トランプ大統領は、司法長官にジョージ・HW・ブッシュ(父)政権で司法長官を務めたウィリアム・バーを指名した。ウィッテカー、バー両者ともにムラーのロシアの選挙介入に関する捜査に対して批判的な態度を取っている。

 

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ウィリアム・バー

 

●国土安全保障長官

 

退役した海兵隊将軍であるジョン・ケリーは、トランプ政権に最初国土安全保障長官として入閣した。ケリーの働きはすぐにトランプから尊敬され、関心を持たれることになった。そして、2017年夏に大統領首席補佐官に異動することになった。

 

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ジョン・ケリー

 

トランプはラインス・プリーバスに代わってケリーを大統領首席補佐官に就けるという決断を行った。これはトランプ大統領の日常的な行動の具体例を示している。それは、既に政権内で高位の職にある人物を空いたポジションに就けるというものだ。

 

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ラインス・プリーバス

 

こうした行動の結果として、旅行禁止や国境警備の手法といったトランプ大統領の議論を巻き起こす政策を実行するにあたり中心的な役割を果たす省庁のトップがしばらく空位になってしまった。

 

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キリステン・ニールセン

 

トランプは最終的にキリステン・ニールセンを後任に選んだ。ニールセンはジョン・ケリーの次席を務め、またジョージ・W・ブッシュ政権にも参加していた。しかし、2018年秋になりすぐに、トランプは11月の中間選挙後にニールセンを更迭する意向だという報道が数多く出るようになった。

 

●国務長官

 

トランプは、エクソンモービル社CEOであり、自身が選んだ最初の国務長官だったレックス・ティラーソンとたびたび衝突したことは既に知られている。イラン問題からパリ気候変動合意まで多くの点で衝突した。ティラーソンは昨年、国防総省で開催されたある会議の席上でトランプのことを「愚か者」と呼んだと報じられた。

 

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レックス・ティラーソン

 

今年3月にトランプがツイッターを通じてティラーソンを解任したことに誰も驚かなかった。トランプはツイッター上でイランとの核開発を巡る合意の放棄について両者の意見が合わなかったと述べた。

 

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マイク・ポンぺオ

 

トランプはすぐにCIA長官だったマイク・ポンぺオを次の国務長官に指名した。外交政策についてタカ派的な考えを持つ元カンザス州選出連邦下院議員だったポンぺオを政権の中でより人の目に晒される地位に就けた。ポンぺオは、北朝鮮の核兵器開発プログラムの停止に関して、北朝鮮を交渉のテーブルに引き出す試みにおいて推進役を担った。

 

CIA長官

 

ポンぺオの国務長官就任によって、CIA初の女性長官が就任する道が開かれた。ジナ・ハスペルは長くCIAに勤務したヴェテランで、トランプによってCIA長官に指名され、2018年5月に連邦上院において54対45で人事を承認され、CIAを率いることになった。

 

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ジナ・ハスペル

 

ハスペルの就任承認は平穏にはいかなかった。911当時多発テロ事件以降のテロ容疑者たちに対する尋問には批判も出ており、こうした尋問についてのハスペルの関与について様々な角度からの調査が行われた。

 

ハスペルは歴代のCIA長官と同じく、就任以降、目立たないようにしていた。しかし、アメリカを拠点にして活動していたジャーナリストのジャマル・カショギがイスタンブールのサウジアラビア領事館で殺害された事件についてCIAが情報を掴んでいたことがマスコミで報じられたことで、ハスペルはスポットライトの当たる場所に再び引きずり出されることになった。

 

●米国連大使

 

2018年10月、ニッキー・ヘイリーは2018年いっぱいで米国連大使を辞任すると突然発表を行った。

 

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ニッキー・ヘイリー

 

サウルカロライナ州知事を務めたヘイリーは、トランプ政権発足後からすぐに、政権の外交政策における重要な人物となった。そして、国際問題についてのトランプの行動を支持してきた。早い段階でヘイリーはトランプからの尊敬を勝ち取り、トランプとの間で合意ができない場合でも、独立した姿勢を貫き続けた。

 

ヘイリーの辞任の発表は、共和党所属の連邦議員たちと保守派の人々の間に失望をもたらした。

 

ヘイリーは2020年の米大統領選挙に出馬しトランプに挑戦するために大使を辞任するのではないかという憶測を否定し、公的な仕事から退いて「休息を取りたい」と述べた。

 

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ヘザー・ナウアート

 

トランプは、フォックス・ニュースのキャスターを務め、国務省報道官を務めているヘザー・ナウアートをヘイリーに後任に指名した。しかし、国連大使の地位を閣僚レヴェルから引き下げることをトランプは計画している。

 

●国防長官

 

先週、マティスはワシントンに衝撃を与えた。マティスは2019年2月に辞任すると発表した。その中で、彼はトランプ大統領と政策面で合意が出来なかったことを示唆した。辞任の決断は、トランプ大統領がシリアから米軍を撤退させると発表してから数日後に行われた。トランプ大統領の米軍撤退の発表は幅広い層から批判を受けた。

 

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ジェイムズ・マティス

 

多くの人々は、マティスこそは、無秩序に陥りつつある政権を安定させる存在であり、第二次世界大戦後のアメリカの同盟関係を守る人物であると考えた。民主、共和両党はマティス辞任のニュースを受けて狼狽した。これ以降、トランプと連邦議員で彼を擁護してきた人々との間で亀裂が生じることになった。

 

連邦上院院内多数派総務ミッチ・マコーネル連邦上院議員(ケンタッキー州選出、共和党)は木曜日、「アメリカの世界における指導力に関するいくつかの重要な点」について大統領と合意できない点があったのでマティスは辞任するということを知り、「酷く動揺」したと述べた。

 

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ミッチ・マコーネル

 

トランプは外部からの批判と、トランプとマティスとの間の相違を明らかにしたマティスの辞任についての書簡に苛立ったと報じられている。そして、日曜日に、マティスは2018年の年末までに辞任すると発表した。

 

トランプはツイッターを通じて、マティスは、アメリカが、アメリカの納税者の犠牲の上に、「多くの」富裕な国々の軍隊に対して「実質的に補助金を支給し続けている」ことを認識していないと述べた。トランプは更に、マティスを二カ月も早く追い出して、臨時の国防長官にパトリック・シャナハン国防副長官を任命した。

 

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パトリック・シャナハン

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 アレクサンドリア・オカシオ=コルテスについてはこのブログでも何度かご紹介しました。昨年、民主党予備選挙で連続10期連続当選、次はいよいよ連邦下院議長かという鵜沢もあったジョセフ・クローリーを破ったことで一躍全米の注目を浴びました。そして、2018年11月の中間選挙、連邦下院議員選挙(ニューヨーク第14区)で当選し、29歳で史上最年少の女性議員となりました。


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 オカシオ=コルテスの行動はメディアにもよく取り上げられていますが、民主党主流派に喧嘩を売っています。別の機会で詳しくご紹介しますが、連邦下院民主党執行部によく楯突いています。バーニー・サンダース連邦上院議員の2016年の大統領選挙でスタッフをやったことが政治の世界に入るきっかけですから、当然の行動です。

 

 これに対して、民主党主流派、エスタブリッシュメントそのもののような存在(しかし、民主党員は辞めている)であるジョー・リーバーマンがあんな奴が民主党の中心的存在にはならないと文句を言いました。進歩主義派、左派は常に少数ですから、民主党の中心になれないのは当然ですが、ここまで言うかという感じで、かなり怒っているようです。

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 リーバーマンは民主党の大物政治家でしたが、最後は左派に嫌われ、コネチカット州連邦上院議員選挙民主党予備選挙で敗北し、無所属で出馬し、勝利を収めましたが、民主党には復帰しませんでした。また、2008年の大統領選挙では、民主党のバラク・オバマではなく、共和党のジョン・マケインを応援しました。共和党で言えばネオコン派、民主党で言えば人道的介入主義派の人間で、ヒラリーとはとても親密な間柄です。


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 リーバーマンからの批判に対して、アレクサンドリアは、「新しい党になったのだけど、あなたは誰?」という言葉で反撃しました。日本語にすると分かりにくいのですが、英語では、「New party, who dis?」となります。これは、「New phone, who dis?」という言葉のもじりです。携帯電話を新しくした際に、電話番号が消えてしまって、それでその電話番号からかかってきたときに、「携帯電話を新しくしたので、電話番号が分からなくなってしまった、今かけているあなたは誰?」ということを聞くための言葉です。

 
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 アレクサンドリアは、「党は新しくなったんだけど、あなたは誰ですか?古い人間の出る幕じゃないのよ」と言っているということになります。

 

 民主党エスタブリッシュメント、ウォール街民主党を代表するジョー・リーバーマンから批判されるのはアレクサンドリアにしてみれば、だから何?という感じでしょう。バーニー・サンダースの躍進以来、民主党左派の力は伸びています。そして、民主党エスタブリッシュメント、ウォール街民主党は自分たちが民主党支持だった人々がトランプを支持したという事実を重く受け止めなければ、党内の左派、そして共和党との競争に負けてしまうでしょう。

 

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オカシオ=コルテスがリーバーマンからの批判に反撃:「新しい党になったのだけど、あなたは誰?」(Ocasio-Cortez responds to Joe Lieberman’s criticisms: ‘New party, who dis?’

 

モーガン・グスタルター筆

2019年1月11日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/house/424879-ocasio-cortez-responds-to-joe-liebermans-criticisms-new-party-who-dis  

 

アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(ニューヨーク州選出、民主党)は木曜日、ジョー・リーバーマン元連邦上院議員(コネティカット州選出、無所属)に反撃を行った。リーバーマンは、オカシオ=コルテスが民主党を担う存在にならないことを希望すると述べた。

 

オカシオ=コルテスはツイッター上で反撃を行った。「新しい党になったのだけど、あなたは誰?(New party, who dis?)」

 

リーバーマンは元民主党員で、2000年米大統領選挙では民主党の副大統領候補者となった。リーバーマンは、ニューヨーク出身の進歩主義者が現代の民主党の中心となるべきではないと述べた。

 

リーバーマンは「フォックス・ビジネス・ネットワーク」に出演し、司会者のニール・キャヴ―に「全ての面から考えて、私は、彼女が未来を担う存在であるべきではないし、そうならないと確信している」と述べた。

 

リーバーマンは続けて次のように語った。「オカシオ=コルテスは多くの人々の注目を浴びている。それは、彼女がこれまでにいないタイプだからだ。彼女は議論を巻き起こす。しかし、連邦下院に初当選した民主党所属議員の大部分は中道左派(center-left)であって、純粋左派(left-left)ではない。それは、共和党が押さえていた選挙区で勝利して議席を奪取するには中道左派でなければならないからだ」。

 

オカシオ=コルテスは、昨年全米の注目を浴びた。彼女は、ニューヨーク第14選挙区の民主党予備選挙で現職だったジョセフ・クローリー前連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)を破った、クローリーは当時10期連続当選の現職で連邦下院民主党所属議員連盟の会長を務めた。

 

民主社会主義者を自認する29歳のオカシオ=コルテスは2018年11月の連邦下院議員選挙で当選し、史上最年少の女性議員となった。

 

オカシオ=コルテスは批判に対して、ソーシャルメディアのアカウントを使って反撃することが多い。今月初め、気候変動に対する積極的な対策として「グリーン・ニュー・ディール」の財源とするために、富裕層への税率を引き上げるというアイディアを主張し、保守派を当惑させている。

 

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ジョー・リーバーマンは、オカシオ=コルテスが民主党の「未来を担う」存在にならないことを希望すると発言(Joe Lieberman says he hopes Ocasio-Cortez is not ‘the future’ of Democratic party

 

ブレット・サミュエルズ筆

2019年1月10日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/424842-joe-lieberman-says-he-hopes-ocasio-cortez-is-not-the-future-of

 

ジョー・リーバーマン元連邦上院議員(コネティカット州選出、無所属)は木曜日、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は民主党を担う存在にならないことを希望している、より幅広い有権者にアピールするために民主党は政治的に中道を維持しなければならない、と主張した。

 

リーバーマンは「フォックス・ビジネス・ネットワーク」に出演し、司会者のニール・キャヴ―に「全ての面から考えて、私は、彼女が未来を担う存在であるべきではないし、そうならないと確信している」と述べた。

 

リーバーマンは続けて次のように語った。「オカシオ=コルテスは多くの人々の注目を浴びている。それは、彼女がこれまでにいないタイプだからだ。彼女は議論を巻き起こす。しかし、連邦下院に初当選した民主党所属議員の大部分は中道左派であって、純粋左派ではない。それは、共和党が押さえていた選挙区で勝利して議席を奪取するには中道左派でなければならないからだ」。

 

リーバーマンは元民主党員で、2000年米大統領選挙で民主党の副大統領候補となった。リーバーマンは2020年の米大統領選挙における民主党候補者は「中道左派」であるべきだ、そうでなければ共和党と競争できない、と主張した。

 

民主社会主義者を自認している29歳のオカシオ=コルテスは、昨年、民主党予備選挙で10期連続当選をしていた当時現職のジョセフ・クローリー前連邦議員(ニューヨーク州選出、民主党)を破ったことで全米の注目を浴びた。オカシオ=コルテスは2018年11月に当選し、史上最年少の連邦下院議員となった。

 

オカシオ=コルテスは保守派を当惑させている。そして、進歩主義的な政策を次々と主張して議論を混乱させている。その中には、「グリーン・ニュー・ディール」のような進歩主義的な政策の財源とするために富裕層への税率を引き上げることが含まれている。

 

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 古村治彦です。

 

 バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)が、2016年米大統領選挙民主党予備選挙に出馬し、選挙運動を行った中で、陣営にスタッフとして参加した女性たちが性的ハラスメントを受け、ハラスメントを上司に訴えたところ、不適切な対応をされたという告発が『ニューヨーク・タイムズ』紙と『ポリティコ』誌でなされました。


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謝罪するサンダース

 ニューヨーク・タイムズ紙で記事になって出た段階では、サンダースは「私は国中を廻るのに忙しくて知らなかった」と発言していましたが、先週、ポリティコ誌の記事が出た後、サンダースは謝罪しました。サンダース自身がハラスメントを行っておらず、ハラスメントが起きていた当時は知らなかったということですが、陣営の責任者として謝罪ということになりました。

 

 2018年の中間選挙でのヴァーモント州の連邦上院議員選挙では、ハラスメントに対して厳格な対応を採ったということで、2016年の選挙後にハラスメントについての報告がなされていたのかもしれません。自分に最も近しい側近が性的ハラスメントを行っていたということで衝撃を受け、それで厳しい対策を採用したということもあるでしょう。

 

 サンダースは2020年米大統領選挙民主党予備選挙への正式な出馬表明はしていません。しかし、各種世論調査では人気はトップ3に入る勢いです。サンダースに対する攻撃については既にこのブログでもご紹介していますが、今回の告発もその一環ということが言えるでしょう。

 

 民主党予備選挙にエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出)、トゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員(ハワイ州選出)、フリアン・カストロ前住宅・都市開発長官(オバマ政権)・元テキサス州サンアントニオ市長が立候補を表明し、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出)、キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出)も出馬表明間近と言われています。人気トップ3であるジョー・バイデン前副大統領、サンダース議員、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出)はまだ出馬表明していませんので、最終的には10名程度が予備選挙に出馬するものと思われます。

 

 前回はサンダースを支持したトゥルシー・ギャバ―ド議員も出馬しており、陣営の政敵ハラスメント問題もあり、サンダース支持は減少する可能性もあります。しかし、サンダースには是非出馬してもらって、討論会で民主党エスタブリッシュメント、ウォール街民主党の息のかかった候補者たちを攻撃してもらいたいともいます。

 

(貼り付けはじめ)

 

サンダースは2016年の大統領選挙運動のスタッフたちがハラスメント告発を行う中で謝罪(Sanders apologizes amid harassment allegations against 2016 campaign aide

 

マックス・グリーンウッド筆

2019年1月10日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/424756-sanders-apologizes-amid-harassment-allegations-against-2016-campaign-aide

 

バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)は木曜日2016年米大統領選挙の陣営に参加した女性スタッフたちに対して謝罪した。女性スタッフたちは性的ハラスメントを経験したと告発していた。サンダースは選挙陣営のこのような問題に対する手続きが「明確に不適切」だったと認めた。

 

『ポリティコ』誌がある女性スタッフが2016年に首席スタッフだったロバート・ベッカーと外出した際に同意なしにキスをされたという告発内容を報じた。サンダースの発言が行われたのはこの記事が出た後だった。

 

サンダースは処方箋を必要とする薬剤に関する法案についての記者会見の席上、記者団に対して次のように語った。「私たちの選挙運動の一部でハラスメントを受け、かつ不適切に対応された女性たちがいたようだ。私は女性たちが声を上げてくれたことに心の底から感謝する」。

 

サンダースは更に次のよう述べた。「彼女たちが経験したことは全くもって受け入れられないものであり、進歩派の選挙運動だけでなくいかなる選挙運動においても存在してはならないものだ」。

 

水曜日深夜に『ポリティコ』誌の記事で明らかにされた告発は、2016年米大統領選挙民主党予備選挙におけるサンダースの選挙運動に関する最新の報道となった。

 

先週、『ニューヨーク・タイムズ』紙はサンダース陣営で働いた約10名以上の女性たちからの告発を報じた。彼女たちはハラスメントを受け、上司にハラスメント被害を訴えたが適切に対処されなかった。

 

サンダースの2020年米大統領選挙出馬の可能性が高まる中で、多くの告発が出てきた形だ。サンダースの連邦上院議員選挙の選挙委員会「フレンズ・オブ・バーニー」は、ポリティコ誌の取材に対して、2016年の際に首席スタッフだったベッカーはサンダースのこれからの選対に参加することはないと答えた。

 

木曜日、記者団を前にして、サンダースは、「職場における態度と行動を変える文化大革命(cultural revolution)」の必要性を訴えた。サンダースは、2018年の連邦上院議員選挙での再選を目指す中で、自身の選対が、スタッフに対する訓練と外部の人事専門企業を採用し、スタッフが懸念を報告できるようにしたことを含む「アメリカ国内でも最も厳しい性的ハラスメント対策を採用した」ことを強調した。

 

サンダースは次のように述べた。「今日そして明日仕事に行くこの国に住む女性全てがハラスメントのない、安全な、そして快適な環境で働くことを確実なものとする権利を持つ。私はこのことが実現するように努力を傾ける」。

 

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サンダースは2016年の選挙運動に関するハラスメントの告発が行われる中で謝罪を行った(Sanders apologizes amid harassment allegations involving 2016 campaign

 

モリー・K・フーパー筆

2019年1月11日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/hilltv/rising/424795-sanders-apologizes-amid-harassment-allegations-involving-2016-campaign

 

バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)は木曜日、2016年の米大統領選挙においてサンダース陣営で働いていた時に性的なハラスメントを受けたと告発している女性たちに謝罪した。

 

2020年の米大統領選挙出馬の可能性を持つサンダースは木曜日、処方箋を必要とする薬剤に関する法案についての記者会見の席上、記者団に対して次のように語った。「私たちの選挙陣営に参加し、外出した際にハラスメントを受けた女性たちに、私は謝罪する。私たちの定めた基準、手続き、保護手段は全て不十分かつ不適切であった」。

 

2016年の選挙陣営にいて性的ハラスメントとそれに対する不適切な対処が行われたという告発を『ニューヨーク・タイムズ』誌と『ポリティコ』誌が報じた後に、サンダースの発言は行われた。

 

サンダースは選挙期間中に告発された内容について知っていたかと問われ、「ノー」と答えた。

 

ポリティコ誌が宣教陣営の内部で人種差別に関する案件が発生し、そのことで和解が成立したと報じているが、サンダースはそのことについて承知していないと答えた。

 

サンダースは木曜日、次のように語った。「私たちの選挙運動の一部において、外出した際にハラスメントを受けた女性たちがいたようだ。私は女性たちが声を上げてくれたことに心の底から感謝する。彼女たちが経験したことは全く受け入れられないものであるし、進歩主義を標榜する選挙運動だけではなく全ての選挙運動においてそうであってはならないものである」。

 

サンダースは更に次のように述べた。「私が耳にした告発内容は、全く受け入れられない行動であって、いかなる選挙運動であっても許容されてはならないものだし、わが国のいかなる職場においても許容されてはならない」。サンダースは、2018年の連邦上院議員選挙で再選を目指した彼の選挙陣営では、性的ハラスメントに対処する方法を変更したとも付け加えた。

 

サンダースは次のように述べた。「私たちはアメリカでも最も厳しいハラスメント対策を打ち出した。それにはハラスメント問題について全ての職員が採れイニングを受けることやハラスメント受けたと考える女性が選挙陣営から独立した人事専門企業に電話をして懸念を伝える機会を持てるようにすることが含まれている」。

 

サンダースは、「この国の女性全て」が「ハラスメントのない環境」で働くことを確かなものとするために職場での態度や行動を変える「文化大革命(cultural revolution)」が必要だと訴えた。

 

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