古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

 古村治彦です。

 

 以前から出馬が噂されていた、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)が出馬宣言を行いました。毎年二月はアフリカ系アメリカ人の歴史を考える月間ですが、その初日に発表を行いました。

 

 ソーシャルメディアを駆使して知名度を高めた人物であり、その点ではドナルド・トランプ大統領と似ています。ツイッターで反対の人たちともコミュニケーションを取ったり、映像をアップしたりしています。

 

 ブッカーは現在まで独身であり、そのまま結婚せずに大統領になれば、独身の大統領ということになります。雑誌で「有名人で大物の独身男性」などの特集があると、ブッカーの名前は必ず上がります。独身で大統領になったのは第15代大統領のジェイムズ・ブキャナンしかいないということです。ブキャナンのファーストレディの役割は姪が担ったそうです。

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ジェイムズ・ブキャナン 

 ブッカーの両親はIBMで初めて経営陣入りしたアフリカ系アメリカ人であり、恵まれた環境の中、文武両道で秀でていました。アメリカンフットボールの名選手でかつ成績優秀、フットボールの奨学金で西海岸の名門スタンフォード大学に入学しました。成績優秀な選手としてリーグからも表彰されるほどでした。その後、ローズ小学生としてイギリスに留学し、オックスフォード大学で修士号、イェール大学法科大学院で法務博士号を取得するなど、エリート街道を歩きました。地元ニュージャージー州ニューアーク市長時代にソーシャルメディアを駆使して知名度を上げ、連邦上院議員となりました。


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コーリー・ブッカー
 

 「オバマ大統領の再来」という形で報じられることも多くなるでしょう。ブッカーの動きも注目です。

 

(貼り付けはじめ)

 

ブッカーが大統領選挙出馬を宣言(Booker announces White House bid

 

リサ・ヘイゲン、モーガン・グスタルター筆

2019年2月1日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/427990-booker-announces-2020-bid

 

コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)は木曜日、2020年の米大統領選挙に出馬することを発表した。

 

ニュージャージー州ニューアーク市の元市長ブッカーは「ブラック・ヒストリー」月間の初日に出馬宣言を行った。

 

ブッカーは金曜日の朝にヴィデオを発表した。その中で次のように述べた。「私たちの国の歴史は人々が集まって起こした行動によって作り上げられている。奴隷たちと奴隷制廃止論者たちが織りなした運命、アメリカで生まれた人々とアメリカを祖国として選んだ人々が織りなした運命、私たちの国を守るために武器を取り立ち上がった人々と我が国を変えるために武器を取り立ち上がった人々が織りなした運命。これらが私たちの国を作り上げてきた」。

 

ブッカーはまた次のように語った。「誰一人として忘れ去られない、誰も置き去りにされない国を作ることが出来ると確信している。その国では親たちはテーブルに食事を出すことができる。全ての場所に手当てや保険が完備された給料の良い仕事がある。刑事司法システムが私たちの生活を安全にしてくれる。子供たちを牢屋に入れたり、棺桶に入れたりしてしまわない。私たちの指導者の面々をテレビで見る時に、恥ずかしさではなく、誇りを感じる。そういう国だ」。

 

ブッカーは続けて「私はコーリー・ブッカー、アメリカ合衆国大統領選挙に立候補する」と述べた。

 

ブッカーが出馬することは多くの人々が期待していたことである。彼もトランプ大統領と戦うために、多くの人々が立候補している民主党予備選挙に立候補することとなった。

 

ニュージャージー州選出の連邦上院議員ブッカーは、連邦議員たち、ブッカー自身が参加している連邦議会アフリカ系議員連盟のメンバーたちに対して、自身に対する支援を呼びかけた。

 

ブッカーは2020年の米大統領選挙出馬を仄めかしていた。マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーに、早い段階で予備選挙が行われるサウスカロライナ州を訪問した。サウスカロライナ州では、アフリカ系アメリカ人有権者たちは民主党にとって重要な存在である。

 

約6名の連邦上院議員たちが出馬宣言をし、もしくは出馬を真剣に検討している。今回の民主党予備選挙はこれまでの中で最も多様性を持つ候補者たちが出る選挙となる。

 

エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は選挙戦出馬を発表し、既に選挙運動を始めている。

 

その他にも連邦上院議員で2020年米大統領選挙民主党予備選挙出馬に関心を持っていることを示唆している人々もいる。バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)、エイミー・クロウバッカー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)、マイケル・ベネット連邦上院議員(コロラド州選出、民主党)が出馬を検討中であるとされている。サンダースはもうすぐ出馬発表を行い、選挙運動が開始できるように準備を進めていると報じられている。

 

その他に、トゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)、ジョン・デラニー元連邦下院議員(メリーランド州選出、民主党)、フリアン・カストロ元住宅・都市開発長官、ピート・ブッティーギーグ・インディアナ州サウスベンド市市長も出馬する。

 

ブッカーが大統領選挙に当選すれば、1884年以来初めて、独身男性が大統領に選ばれることになる。

 

49歳になるブッカーは、選挙に出馬する連邦上院議員たちの中で最も若い人物である。彼はヴィデオの中で、自分はニューアーク市の「低所得のインナーシティに家を持つ唯一の連邦上院議員」であり、その場所こそが「自分が人生を賭けた最初の共同体」であると述べた。

 

2013年に連邦上院議員選挙に出馬する前、ブッカーは2006年から2013年までニューアーク市の市長を務めた。この期間で、ブッカーはソーシャルメディアを駆使する政治家として全国的な知名度を高めた。

 

2013年に当時の現職連邦上院議員フランク・ラウテンバーグが死去したことを受けて実施された特別選挙にブッカーは立候補した。そして、共和党の候補者に完勝して、連邦上院議員となった。ブッカーは2014年の選挙で当選し、6年の任期を務めることになった。

 

2017年、ブッカーは当時から2020年米大統領選挙の有力候補として名前が挙がっていた。そして、連邦上院外交委員会の委員に選ばれた。

 

ブッカーは連邦上院司法委員会の委員として、トランプ大統領が指名した人々の公聴会に出席し、マスコミの注目を引いた。その中には連邦最高裁判所の判事として指名されたブレット・カヴァナーの公聴会も含まれている。カヴァナーの公聴会は大荒れのものとなった。

 

ブッカーは2018年の中間選挙でも積極に動き、11月の選挙で当選した民主党の候補者たちと一緒に選挙活動を行った。そうしたことが奏功して連邦下院で民主党が過半数を奪還することができた。

 

しかし、ブッカーもまた他の有力候補者たちと同様にウォール街との関係と金融機関から受け取った資金について、あらゆる面からの調査を受けることになる。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 2018年12月22日から続いていた政府機能一部閉鎖(機能の約4分の1、連邦職員80万人に影響)は、2019年1月25日にドナルド・トランプ大統領と連邦議会が2月15日までのつなぎ予算成立で合意し、機能再開となりました。トランプ大統領の敗北、という報道もなされましたが、トランプ大統領は壁建設を断念しておらず、一時休戦というところでしょう。

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 政府機能一部閉鎖中のトランプ大統領への支持率は45%で、大きな変化はありませんでした。それよりは、連邦上院多数党院内総務ミッチ・マコーネル連邦上院議員(ケンタッキー州選出、共和党)に対する支持率が25%にまで落ちました。これは民主党が過半数を握っている連邦下院で可決された予算案を採決することを阻害したことが理由として挙げられます。

 

 こうした中、2020年の米大統領選挙に関する世論調査も実施され、トランプ再選支持が36%、民主党候補者支持が43%という結果が出ました。民主党では既に多くの人物が大統領選挙予備選挙への立候補を表明し、これから大物たちが更に立候補表明をするものと見られています。民主党で誰が最終的に本選挙の立候補者となるか、誰を副大統領候補に選ぶかで、この数字は変わっていくでしょう。

 

 トランプ大統領が就任して2年、最初は100日も持たない、1年は持たないと言われ続けながら、持ちこたえました。マスコミの低評価、批判から考えると、45%という支持率は高いと言えます。

 

 アメリカ政治は既成政党やイデオロギーによってある程度きれいに勢力分けがしにくい状況になっています。ポピュリズム(既存の政治勢力や政府自体に、自分たちの考えや要望に沿った政策を実行していないと不満を持ち、人々が怒りだし、自分たちの代表だと考える人を政治家として送り込む現象)が右派にも左派にも新しい政治家を生み出しています。それが、トランプ大統領であり、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)です。

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この2人がニューヨーク市で生まれ育ち、生活していた、しかし、それは全く別の生活、大富豪の生活と貧困層の生活をし、そこから、政治家として選ばれて、ワシントンにやってきたということは、アメリカ政治の変化を象徴していると言えます。

 

(貼り付けはじめ)

 

世論調査の結果では、36%がトランプ大統領の再選を支持し、43%が民主党の候補者を支持(Poll shows 36 percent support Trump's reelection, 43 percent prefer generic Democrat

 

リサ・ヘイゲン筆

2019年1月22日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/426495-poll-shows-36-percent-support-trumps-reelection-43-percent-would-vote-for

 

ハーヴァードCAPS・ハリス社共同世論調査によると、2020年の米大統領選挙でトランプ大統領に投票するだろうと答えたのは有権者のわずか3分の1にとどまったという結果が出た、木曜日、本誌が独占してこの結果を公表した。

 

2020年の大統領選挙ではトランプ大統領を支持すると答えたのは36%で、そのうちの25%は絶対に投票すると答えた。一方、43%は誰とは決まっていないが民主党の候補者に投票すると答えた。

 

有権者の10%は無所属かその他の候補者に投票するだろうと答え、11%が2020年の選挙まで1年半以上も前の段階では決めていないと答えた。

 

一方、トランプ大統領の支持率は、アメリカ史上最長の政府機能閉鎖の間も変化がなかった。45%が大統領の仕事を支持し、55%が不支持であった。

 

しかし、トランプ大統領は好き嫌いというハードルに直面している。有権者の29%がトランプ大統領のことを好きだと答え、58%が嫌いだと答えた。

 

ハーヴァードCAPS・ハリス社世論調査の共同責任者マーク・ペンは「トランプ大統領の再選に向けた数字は低いままだが、彼はまだ特定の候補者と対峙するという状況にはなっていない」と述べた。

 

ペンは「トランプ大統領の経済政策と反テロリズム政策に対しては広範な支持が存在するが、それでも有権者の多くは彼に代わる人として誰がふさわしいかについて、様々な人物を検討している」と述べた。

 

更に多くの人物が民主党の予備選挙に出馬しようとしている。その中には、ジョー・バイデン前副大統領もおり、24%の支持を得ている。

 

2016年の民主党候補者となったヒラリー・クリントンの名前が除外された場合、バイデンの支持率は23%であった。

 

バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)は二位を保っている。ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)は三位となっている。しかし、ヒラリー・クリントンが入ると四位に落ちてしまう。オロークの支持率は8%である。

 

バイデン、サンダース、オロークは全員大統領選挙出馬を考慮中であり、これから数週間のうちに決断すると見られている。

 

エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は大統領選挙出馬を表明した。しかし、今回の世論調査が実施された段階では、ハリスは正式に出馬表明をしていなかった。

 

ヒラリー・クリントンの名前が入らない場合、ハリスはオロークとは僅差の7%の支持を得ている。ウォーレンとギリブランドは5%以下の支持に留まっている。

 

トゥルシー・ギャバード連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)と前住宅・都市開発長官フリアン・カストロはそれぞれ2%、1%の支持を獲得している。

 

ハーヴァードCAPS・ハリス社オンライン調査は登録済有権者1540名に2019年1月15日から16日にかけて実施された。

 

ハーヴァードCAPS・ハリス社の世論調査は、ハーヴァード大学アメリカ政治研究センター(CAPS)とハリス社の共同の世論調査である。本誌は2019年を通じてハーヴァード大学・ハリス社世論調査と協力する予定となっている。

 

世論調査の全結果は今週後半にインターネット上に公開される予定だ。ハーヴァードCAPS・ハリス社世論調査は、「ハリス・パネル」から人口比に基づいて抽出された人々を対象に実施された。インターネット上で抽出されるサンプルとして、今回のサンプルは信頼区間については何も報告されていない。

 

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 古村治彦です。

 

 スターバックスと言えば、今や日本中で展開するアメリカのコーヒーショップチェーンです。今から20年ほど前に日本に進出してきましたが、最初、どうやって注文して良いのかよく分からずに恥ずかしい思いをしたことを今でも覚えています。

 

 そのスターバックスを現在のような規模にまで育て上げたのがハワード・シュルツ(Howard Schultz、1953年―)です。昨年スターバックス社のCEOを退任しました。

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 ハワード・シュルツ

 シュルツが最近ツイッターを始めたのですが、そのツイッター、並びに『ニューヨーク・タイムズ』紙とのインタヴューで、2020年の大統領選挙に出馬する可能性を示唆しました。現在、「真剣に考慮」しているということです。シュルツが実業家として成功していること、ツイッターを駆使して自分の考えを発信しようとしていることは、トランプ大統領と共通していますが、シュルツはトランプ大統領に比べてリベラルな考えを持っています。

 

 シュルツは民主党、共和党どちらの予備選挙にも出ずに、無所属(independent)として立候補するということを述べています。正確には「中道派無所属(centrist independent)」として出馬する可能性を示唆しています。その理由が興味深いのですが、民主党も共和党も極左(far-left)、極右(far-right)に飲み込まれてしまっているから、ということで、中道派として出るのだ、ということを述べています。シュルツが述べている、極左は、民主党内のバーニー・サンダース派、アレクサンドリア・オカシオ=コルテスたちを指しています。一方、極右は、共和党内のドナルド・トランプを支持する人たちということになります。この2つは共に「ポピュリズム(Populism)」という言葉でくくられます。

 

 シュルツは民主、共和両党がポピュリズムに飲み込まれて、より過激な主張をするようになっていると考え、それに危惧を持っているようです。リベラルな考えを持つ大富豪、ということになりますから、本来であれば民主党から出馬することを考えるはずですが、シュルツは、サンダースやオカシオ=コルテスが主張している、大学無償化や政府が全額健康保険を負担することといったことには反対しています。民主党リベラル・進歩主義派が大富豪に多額の税金をかけると主張していることも気に入らないのでしょう。

 

 面白いのは、シュルツが出馬するのは、「民主党で左派進歩主義的な候補者が一番手になる場合には」という条件を付けている点です。これは、そんな奴が当選する可能性を減らすために出馬する、裏を返せば、そんな奴が当選するくらいならトランプの方がましだ、ということになります。シュルツが左派進歩主義的ではない、もしくはその度合いが著しく低いと考える人物が最有力となったら出馬しないということになります。しかし、現在までに出馬表明している人物たちは、自分が少しでもリベラルに見えるように振舞うはずです。

 

 シュルツの出馬表明は民主党内の亀裂、分裂を露(あら)わにしています。

 

(貼り付けはじめ)

 

ハワード・シュルツは、「中道派無所属」として大統領選挙へ出馬することを「真剣に考慮中」と発言(Howard Schultz says he's 'seriously considering' 2020 bid as 'centrist independent'

 

エミリー・バーンバウム筆

2019年1月27日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/427190-howard-schultz-says-hes-seriously-considering-2020-bid-as-centrist

 

元スターバックスCEOハワード・シュルツは日曜日、2020年米大統領選挙に「中道派無所属(centrist independent)」として出馬することを「真剣に考慮中」であると述べた。

 

シュルツは日曜日にツイッターを開始した。そして、「私は私たちの国を愛している。大統領選挙に中道派無所属として出馬することを考慮中である」と述べた。

 

シュルツは自身のウェブサイトへのリンクを張りながら、「現在は歴史上、前例がない状況にある。我が国の2つの政党はこれまでにないほど分裂している。より多くの人々のための機会を作り出すために私たちはどのように団結できるかについて議論しよう」と述べた。

 

日曜日に『ニューヨーク・タイムズ』紙に掲載されたインタヴュー記事の中で、シュルツは大統領選挙出馬を準備していることを認めた。シュルツはこれから3か月間、本の宣伝ツアーを行うが、その終了後に最終決定を行う予定だと述べた。

 

シュルツはニューヨーク・タイムズ紙に対して次のように述べた。「共和党と民主党には共に、極右(far-right)と極左(fa-left)の一部になり果てているという自覚がない。それでも両党は帰るべき家を探している。“無所属”という言葉は私にとってただ単に投票用紙に書かれた呼称でしかない」。

 

シュルツはインタヴューの中で、民主党側からの「シュルツが無所属で出ることでトランプに大統領を渡すことになる」という批判に対して、反論した。シュルツは大統領選挙に「妨害者・壊し屋(spoiler)」として出馬することはないと述べた。

 

民主党の大物政治家たちからの批判に対して、シュルツは次のように述べた。「あなたに出馬などできないと述べる冷笑者といつも否定論を展開する人物たちに反論する用意が出来ている。私は彼らに同意しない。出馬が出来ないなどと言うことは極めてアメリカ的ではない発言だと私は考える」。

 

シュルツは民主党の予備選挙に出馬しなくない、それは民主党の予備選挙に出ると“不誠実”にならざるを得ないからだ、とも述べた。

 

大富豪であるシュルツはニューヨーク・タイムズに対して、「私が民主党の候補者として出馬したら、自分に嘘をつくことになる、自分が信じてもいないことを言うことになると思う。それは、民主党が左に寄り過ぎているからだ」と述べた。

 

シュルツは次のように述べた。「21兆ドルの負債があるにもかかわらず、政府がお金を出す大学無償化、健康保険無償化、全ての人を政府職員に採用するという政策を主張する人々がいる。疑問に思うのは、国が破産しないようしながら、それら全てに金を出すにはどうしたらよいのか、ということだ」。

 

シュルツの純資産は34億ドル(約3700億円)と推定されている。

 

シュルツはニューヨーク・タイムズ紙に対して、穏健派の候補ではなく、左派進歩主義的(left-wing progressive)な候補が一番手になるようであれば、大統領選挙に出馬すると述べた。

 

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