古村治彦の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

 古村治彦です。

 

 昨年の大統領選挙で民主党の予備選挙がゆがめられたものだったという内部告発がなされました。具体的にはヒラリー・クリントンに有利になるように仕向けられていた、その証拠があるというものです。この内部告発を行ったのは、ドナ・ブラジルという人物で、昨年、民主党全国委員会暫定委員長を務めました。

 

 昨年の民主党大会(ヒラリーが予備選挙で勝利して大統領選挙候補者指名を受ける大会)の前、民主党全国委員会の当時の委員長デビー・ワッサーマン=シュルツやスタッフがやり取りしたEメールがハッキングされ、流出しました。そして、その中に、「ヒラリーを勝たせるにはどうしたらよいか」ということを話し合う内容が含まれていました。これが大問題になり、ヒラリーの対抗馬だったバーニー・サンダースを支持する人々が抗議活動を展開し、デビー・ワッサーマン=シュルツは委員長を辞任しました。そして、後任で暫定委員長となったのがブラジルです。


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ワッサーマン=シュルツ(左)とブラジル

 ブラジルは、本を出版することになり、その内容に、昨年の大統領選挙予備選挙でヒラリーが有利になるように仕組まれていたということを示す証拠がある、ということを書いています。彼女は暫定委員長として、民主党全国委員会の内部について調査をする仕事をし、その結果として、予備選挙がゆがめられていたということを示す証拠を見たと書いています。

 

 具体的には2015年8月に、民主党全国委員会、ヒラリー・クリトン選対、ヒラリー・クリトン資金集め委員会連合の間で合意が締結・署名され、それによって、ヒラリー選対が資金不足に苦しんでいた民主党全国委員会に運営資金を提供する見返りに、民主党の財政、戦略、集めた資金すべてをコントロールする、というものでした。民主党は2012年のオバマ大統領の再選のために多額の負債を抱えていたという話は初耳で驚くばかりです。

 

 これでは、民主党が「ヒラリー・クリトン党」になるのと同じです。本来は公平な予備選挙を実施すべき全国委員長デビー・ワッサーマン=シュルツが率先してヒラリーに肩入れをしていたのも当然の帰結です。

 

 今回、このような暴露がなされたことで、ヒラリーの再登板の目はなくなりました。落選後、全国を回って、自分は悪くない、悪いのはCIA長官だったジェイムズ・コミーや対抗馬だったバーニー・サンダース、バラク・オバマ大統領、ジョー・バイデン副大統領、そして民主党全国委員会だと悪口を言い続け、トランプ大統領に対するロシアゲート問題に対して、「私の本を読めばもっとわかる」などとうそぶいていました。しかし、「お前がそもそもフェアな戦いをしないようにしていたのではないか、それで負けたら世話ないわ」ということになって恥をかきました。

 

 ドナ・ブラジルは汚れきっていない民主党員なのでしょう。彼女によってヒラリーのあくどさが暴露されました。これは民主党にとっては大きな痛手となりますが、「膿を出し切って再生の道を進む」ためには必要なステップということになるでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

ブラジル:クリントンが大統領候補指名プロセスをゆがめた「証拠」を見つめて「心が傷ついた」(Brazile: ‘Proof’ that Clinton rigged nomination process ‘broke my heart’

 

マロニー・シェルボーン筆

2017年11月2日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/358390-brazile-proof-that-clinton-rigged-nomination-process-broke-my-heart

 

民主党全国委員会(DNC)暫定委員長を務めたドナ・ブラジルが本を出版した。この最新刊の中で、ブラジルは、ヒラリー・クリントン選対が民主党の大統領候補指名システムにおいて、ヒラリーが有利になるようにしたことを示す証拠(とブラジルが主張している)を見つけた時「心が傷ついた」と書いている。

 

ブラジルの最新刊『切り刻まれた傷:ドナルド・トランプをホワイトハウスに導いた割込みと崩壊のインサイドストーリー(Hacks: The Inside Story of the Break-ins and Breakdowns that Put Donald Trump in the White House)』からの引用が『ポリティコ』誌に掲載された。この記事の中で、ブラジルは、ハッキングされたEメールが流出し、その中でクリントン陣営が大統領候補指名をゆがめたことが示唆されており、自分が暫定委員長になったのはこのことを調査することが責務であったと書いている。

 

ブラジルは、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)に言及する際に、「9月7日に私はバーニー(・サンダース連邦上院議員)に電話を掛けた。この日までに私は証拠を見つけ、心が大きく傷ついていた」と書いた。

 

ブラジルは、クリントン陣営、民主党全国委員会、そしてクリントンの資金集め委員会連合との間に結ばれた合意について書いている。ブラジルによると、この合意は、「クリントン選対が党の財政、戦略、集めた資金全体をコントロールする」という内容であった。この合意内容によって、民主党は財政的に助けられた。ブラジルによると、2012年のバラク・オバマ大統領の再選のための活動で民主党は大きな負債を抱えることになったので、この合理はありがたいものであった。

 

ブラジルは「クリントン選対は民主党全国委員会の延命を行った。選対は民主党全国委員会の月々の最低限の必要経費分の資金を提供してくれた。一方、クリントン選対は民主党を資金集めのための情報センター・手形交換所として使った」と書いている。

 

ブラジルは、この合意は2015年8月に締結されて署名されたと書いている。ヒラリー・クリントンが民主党の指名を受けるほぼ1年前から、民主党はヒラリー・クリントンのコントロール下にあった。

 

ブラジルは「合意内容は、違法ではないが、倫理的ではなかったのは確かだ」と書いている。

 

「選挙運動を公平なものにしようとするならば、有権者がどちらに指導者になって欲しいかを決定する前に、一方の選対が党をコントロールするようなことを起こしてはならない。これは刑法上の犯罪行為ではないが、私の考えでは、これは党の誠実さを損なうものであった」とブラジルは書いている。

 

ブラジルの暴露は、サンダースの支持者たちの批判の列に加わるものだ。サンダースは民主党の予備選挙でヒラリーに対抗して出馬し、指名を得ることができなかった。

 

ブラジルは、自分よりも前に民主党全国委員会委員長を務めたデビー・ワッサーマン=シュルツ連邦下院議員(フロリダ州選出、民主党)を批判している。ブラジルは、デビー・ワッサーマン=シュルツが、「暫定委員長の役割は党をコントロールしないことで、素晴らしい管理者である必要などない」と述べた、と批判している。

 

「党の委員長というものは、大統領選挙が行われない期間は本部スタッフを縮小するものだ。しかし、デビー(・ワッサーマン=シュルツ)はそうしないという選択を行った。彼女は民主党全国委員会からの給与を与えるコンサルタントを多数雇用することにこだわった。そして、オバマ大統領の雇用したコンサルタントの給与も民主党全国委員会から支払われていた」とブラジルは書いている。

 

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ウォーレンは2016年の民主党予備選挙がクリントン有利にゆがめられていたと同意した(Warren agrees that 2016 Democratic primary was rigged for Clinton

 

ブランドン・カーター筆

2017年11月2日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/358514-warren-says-she-agrees-that-2016-democratic-primary-was-rigged-for-clinton

 

エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)は木曜日、2016年の民主党の大統領選挙予備選挙はヒラリー・クリントン有利にゆがめられていたと確信していると述べた。

 

CNNのジェイク・タッパーがウォーレンに対して、「民主党の予備選挙がヒラリー・クリントンに有利になるようにゆがめられていたと考えているか」と質問され、ウォーレンは簡潔に「イエス」と答えた。

 

タッパーは民主党全国委員会暫定委員長を務めたドナ・ブラジルの最新刊についてウォーレンに質問した。著書の中でブラジルは、ヒラリー・クリトン選対が民主党の予備選挙を自陣に有利になるようにゆがめた証拠を見つけたと述べている。

 

ブラジルの著書の引用は『ポリティコ』誌に掲載された。ヒラリー選対が指名を得るために予備選挙をゆがめようとしたことを示す民主党全国委員会のEメールがハッキングされ流出したあと、自分の仕事は民主党全国委員会を調査することであったとブラジルは述べた。

 

ブラジルは、民主党全国委員会、クリントン選対、そしてヒラリーの資金集め委員会連合との間に合意が結ばれていたことを発見した、とブラジルは語っている。合意内容は、クリントン選対が「民主党の財政、戦略、集めた資金すべてをコントロールする」というものだとブラジルは述べている。合意は、ヒラリー・クリントンが党の指名を受けるほぼ1年前の2015年8月に締結・署名された。

 

ウォーレンは、嫌疑は「本当の問題」であって、民主党全国委員会の新委員長トム・ペレスに対して、民主党の融和と統一に努力するように求めた。

 

「トム・ペレスが民主党全国委員会委員長に選ばれた直後、私は彼と話をしました。この時、私は彼に対して、民主党をまとめて欲しい、すべての人が民主党が民主党員のために働いているという確信を持てるようにして欲しい、民主党員が民主党のために働いていると思わせないで欲しいと言いました。ペレスは今試練を受けている最中なのです」とウォーレンは語った。

 

ウォーレンは続けて次のように語った。「これはトム・ペレスにとっての試練です。バーニー・サンダース、彼の代議員を党の統一過程に参加させて、“これは公平に行われているし、うまくいっている。これは私たちの確信だ”と言ってもらえるか、失敗するか、なのです」。

 

ブラジルは著書の中で、合意について暴露し、「これは違法ではないが、倫理的ではなかったと思われる」と書いている。

 

ブラジルは「これは犯罪行為ではないが、党の誠実さを傷つけるものだと考えている」と書いている。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)







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 古村治彦です。

 

 総選挙が終わって、野党側のごたごたが続いている感じです。民進党はどうなるのか、ということが大きな問題です。無所属で戦った党籍を持つ衆議院議員と参院議員を合わせれば50名上の政党ですし、政党助成金を含めたお金も100億円以上残っているということでもあり、その行く末が気になります。前原誠司代表は代表を辞任し、希望の党へ参加することになるそうです。次の代表をどうするか、党の存続をどうするか、お金をどうするかということがこれからの焦点となります。

 

 2019年の参議院議員選挙の投開票と共に改憲の国民投票が行われるのではないかというのが現在の見通しです。安倍晋三首相の下、改憲が実現する可能性が出てきました。

 

 しかし、国民投票の実現はなかなかに大変なことです。まず、国民の考えと現在の政治状況が必ずしも一致していません。今回の総選挙では与党が3分の2の議席を占めましたが、得票率は4割台です。それで獲得議席数は7割台です。これが有権者の意図を正確に反映しているとは言いづらいです。これについて、与党で3分の2を占めるのは「多すぎる」、安倍首相について「不安を持っている」と考えているのが過半数という状況です。

 

 下の新聞記事にありますが、麻生太郎副総理は議席数から、「左翼が3割を切った」と述べましたが、得票数で言えば、麻生氏の発言は当てはまらないことになります。小選挙区制につきまとう死に票の多さということを無視した発言ということになります。

 

 改憲については、18歳から29歳までの年代では改憲に賛成の人が多く、その他の年代(有権者における年上の年代)は反対が多いという世論調査の結果が出ています。

 

 こうしたことから考えると、人々は与野党が伯仲している国会で厳しい審議が行われている状況が良いと考えていることが分かります。与野党伯仲状況になれば、改憲の発議はできないことになります。しかし、こうした人々の考えは国会の議席数に反映されていないことになります。

 

 選挙は小選挙区比例代表並立制というルールの下で行われていますから、このルールで最大の成果を得るように行動しなければなりません。しかし、野党側は共闘で一対一の勝負ができず、分立のために、敗北を喫しました。ルールの特性を活かした戦い方ができなかったのは野党全体の責任ですが、やはり、希望の党に大きな責任があったと言わざるを得ません。下の新聞記事でもありますように、安倍首相の側近である萩生田光一代議士が日本会議主催の会議に出席し、希望の党の政策協定書によって、野党側が分立したということを述べています。

 

 改憲に関して、行動を注視したいのは希望の党です。希望の党では立候補者に課した政策協定書の第4条で、「改憲を支持し」という文言が入っています。ですから、希望の党は改憲を前提にして国会論戦を行うことになります。しかも、党の創設者であり代表である小池百合子東京都知事は安倍首相とほぼ同じ考えを持っています。彼女はつい最近まで自民党所属の国会議員であり、自民党の幹部や大臣を務めました。安保法制成立時も自民党の国会議員です。こうなると、希望の党は改憲勢力に分類となります。ですが、国民の多くが改憲に反対、慎重な中で、結党からすぐに統制が振るわなくなってしまっている希望の党が自公と同調する動きをすることが果たして党のために良い事なのかという主張も出てくるでしょう。

 

 安倍首相としては、広範な支持によって改憲を発議し国民投票で多くの賛成を持って、改憲を成し遂げたいと考えているでしょう。この途中で大きな騒動が起きたり、国民投票で反対多数で否決されてしまったりといったことは望んでいないでしょう。そうなれば、どうしても微温的な内容の改憲となってしまうでしょう。そうなれば、改憲推進の日本会議としては不満な内容になるでしょう。しかし、改憲の国民投票を行っていくためにも、最初の改憲はその程度で良いと許容することになるでしょう。

 

 しかし、国民の側の現在の状況を考えると、改憲には困難なハードルが待っていることが予想されます。改憲に反対、慎重な考えを国民の多くが持っているということが最大のハードルになります。これに対して、どのようなアプローチ、切り崩しが行われるのか、ということですが、既に野党側にくさびを打ち込んでありますから、これをこれからぎりぎりと打ち込んで、分断を深めようとすることでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

●「与党で3分の2「多すぎる」51% 朝日新聞世論調査」

 

朝日新聞 201710242239

http://www.asahi.com/articles/ASKBS3PWGKBSUZPS001.html

 

 衆院選の結果を受け、朝日新聞社は23、24日、全国世論調査(電話)を実施した。自民党と公明党合わせて定数の3分の2を超える議席を得たことについて尋ねると、「多すぎる」が51%で、「ちょうどよい」32%を上回った。

 

 自民大勝の理由については「安倍首相の政策が評価されたから」は26%で、「そうは思わない」の65%を下回った。自民支持層でも「評価」45%、「そうは思わない」48%だった。立憲支持層では「評価」9%に対し、「そうは思わない」が89%に達した。

 

 自公で「3分の2」については、比例区で自民、公明に投じた人も、それぞれ3割が「多すぎる」と答えた。年代別では、18~29歳で「ちょうどよい」56%が「多すぎる」23%を上回ったが、他の年代は、いずれも「多すぎる」の方が多かった。60代は、69%が「多すぎる」と答えた。

 

 今後、安倍晋三首相の進める政策に対しては「期待の方が大きい」29%に対し、「不安の方が大きい」は54%にのぼった。自民支持層は「期待」58%、「不安」24%だったが、無党派層では「期待」11%、「不安」69%と逆の傾向になった。安倍首相に今後も首相を「続けてほしい」は全体で37%で、「そうは思わない」47%の方が多かった。

 

 野党第1党になった立憲民主党には49%が「期待する」と答え、「期待しない」41%を上回った。「期待する」は内閣支持層でも44%、内閣不支持層では63%に達した。年代別では、60代の期待が高く、62%が「期待する」と答えた。

 

 政党支持率は自民39%に次いで立憲17%。ほかは公明4%、希望3%、共産3%、維新2%、社民1%などだった。調査方法などが異なるため、単純に比較できないが、前回14年の衆院選直後の調査で、野党第1党の民主の支持率は7%だった。

 

 内閣支持率は42%(17、18日実施の前回調査は38%)、不支持率は39%(同40%)だった。

 

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●「安倍政権のもとで憲法9条改正に賛成?反対?多かったのは……(世論調査)

1829歳と他の年代で、違いが現れた。」

 

ハフィントンポスト(朝日新聞提供)20171025 0832

 

http://www.huffingtonpost.jp/2017/10/24/abe-ninth-article_a_23254665/?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

 

 衆院選の結果を受けて、朝日新聞社が23、24日実施した全国世論調査(電話)では、安倍晋三首相が意欲を見せる憲法9条改正についても聞いた。「自衛隊明記」について、安倍政権での改正の賛否を聞くと、「反対」45%が、「賛成」36%を上回った。

 

 年代別では、18~29歳は「賛成」49%が「反対」34%を上回った。他の年代では反対の方が多かった。特に60代では反対54%に対し、賛成27%だった。男女別では、男性は45%が賛成だったが、女性の賛成は28%にとどまった。

 

 支持政党別にみると、自民支持層では賛成63%に対し、反対は22%だった。一方、立憲支持層では反対が88%にのぼり、賛成は8%。無党派層では反対44%、賛成21%だった。

 

 改憲の賛否別に、今回の衆院選の比例区投票先をみると、「賛成」の51%が比例区で自民に入れたと答えた。一方、「反対」は34%が立憲に入れ、12%は自民に投じた。

 

 安倍内閣の支持、不支持の理由を4択で聞くと、支持の理由は「他よりよさそうだから」が最も多く44%、続いて「政策の面から」が24%。不支持の理由は、最多が「政策の面から」の36%で、「首相が安倍さんだから」の27%が続いた。

 

(朝日新聞デジタル 20171024 2300)

 

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衆院選当選者、改憲「賛成」84%…読売アンケ

10/26() 7:19配信 読売新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171025-00050196-yom-pol

 

 衆院選で、与党の自民、公明両党と、憲法改正に前向きな希望の党、日本維新の会の獲得議席が、改憲の国会発議に必要な3分の2(310議席)を大きく上回り、改憲論議に弾みがつきそうだ。

 

 読売新聞の立候補者アンケートで、当選した431人(当選者全体の93%)の回答を分析したところ、84%が改憲に賛成だった。ただ、改憲項目は、所属政党によってばらつきが目立っている。

 

 政党別では、維新の100%を筆頭に、自民は97%、公明は92%、希望は87%が改憲に賛成だった。野党第1党の立憲民主党は61%が反対した。安倍首相は立民にも協議を呼びかける考えで、与野党を通じた幅広い合意形成ができるかが注目される。

 

 改憲に賛成した当選者が挙げた改憲項目で最も多かったのは、「緊急事態条項の創設」の69%。以下、「環境権」(50%)、「自衛のための軍隊保持」「参院選の合区解消」がともに49%で続いた。政党別で最も多かった項目を見ると、自公が「緊急事態条項の創設」だったのに対し、立民は「首相の解散権の制約」、希望は「国と地方の役割」、維新は「教育無償化」と「憲法裁判所の設置」だった。

 

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●「憲法改正「天の時を得た」と改憲派 「日本会議」主導の集会で訴える」

「小池百合子さんのおかげで、(民進党が)真っ二つになった。こういう状況をつくってもらった」

 

20171026 0747 JST | 更新 22時間前

朝日新聞社

http://www.huffingtonpost.jp/2017/10/25/story_a_23256162/?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

 

 憲法改正を掲げる運動団体「日本会議」が主導する集会が25日、東京都内であり、衆院選で大勝した自民党の国会議員が来賓として出席し、改憲発議に向けた取り組みを急ぐ必要性を訴えた。

 

 安倍晋三首相に近い衛藤晟一首相補佐官は、与党で国会発議に必要な「3分の2」を得たことを挙げ、「天の時を得た。発議ができるまで頑張っていきたい」と宣言。自民、公明両党に、日本維新の会と希望の党を加えると衆院で8割の議席を占める状況になったことを念頭に、「小池百合子さんのおかげで、(民進党が)真っ二つになった。(希望の党から立候補するための政策協定書に)憲法改正を認めるというハードルをつくり、こういう状況をつくってもらった」と述べた。

 

(朝日新聞デジタル 20171025 2124)

 

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●「麻生副総理「左翼が3割切った歴史ない。北朝鮮のお陰」」

 

201710262028

http://www.asahi.com/articles/ASKBV6JDNKBVUTFK014.html?ref=tw_asahi

 

 衆院選で、自民党は引き続き284議席をいただいた。衆議院(議員の定数)は(今回から)10議席減っており、占有率だと前よりはるかに良くなった。

 

 いわゆる左翼勢力が3割を切った歴史はこれまで1回もない。今回は共産党と立憲だか護憲だか知らないが、あの政党が左翼との前提で計算して、社民党が2議席で(立憲民主党と共産、社民の合計で)69(議席)。(定数)465分の69。2割切った。明らかに北朝鮮のお陰もある。特に日本海側で遊説をしていると、つくづくそう思った。(東京都内での講演で)

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)






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 古村治彦です。

 

 昨日、自由党の小沢一郎代表が立憲民主党の枝野幸男代表と会談を持ちました。昨日は立憲民主党が党本部をお披露目した日でした。

 

 自由党の小沢代表は明日の国会で行われる総理大臣指名選挙で枝野氏に投票すると決め、その旨を枝野代表に伝えました。

 

 今回の総選挙において、小池百合子東京都知事によって希望の党が結党され、民進党の前原誠司代表が民進党全員による合流という提案を行い、そこから野党が分立する形となり、民進党は、希望の党、立憲民主党、無所属の会(民進党の党籍を持つ衆議院議員)、民進党(参院議員)に分裂しました。選挙戦も野党分立となり、結果として、自公に勝利を許す結果となりました。

 

 希望の党結党からの動きに関しては、小沢一郎氏も関与しているという話も伝えられました。そして、自由党や小沢氏に近い人々が希望の党から立候補するということにもなりました。しかし、これらの人々は選挙間近での国替えを求められ、全く活動したことのない地域での選挙戦を余儀なくされ、落選することになってしまいました。

 

 希望の党の結党に小沢氏が関与していた、シナリオを書いていたという主張に関して、私は本当だろうかという疑問を抱いていました。もしかしたら、小沢氏は名前を利用されただけで関与していないのではないかと私は考えています。

 

 小沢氏は今回の総選挙で野党共闘によって安倍政権を退陣させるという目標をもって活動してきました。そのために、民進党、共産党、社民党と話し合いを続けていました。そして、野党共闘が成立しかけていた訳ですが、希望の党が結党され、この枠組みは崩壊することになりました。希望の党は公明党や日本維新の会に秋波を送りながら、立憲民主党の候補者が立候補した選挙区にことごとく候補を立てました。

 

 今回の小沢氏の枝野氏との会談は、小沢氏の凄みを示しています。民主党が政権交代を実現させたのは小沢一郎氏の功績です。しかし、党内の争いのために小沢氏グループは離党し、民主党は衰退の一途をたどることになりました。この党内の争いには当時の執行部であった枝野氏も関与していると思います(ご自身はレッテル貼りだと言われています)。

 

 しかし、選挙後、新たな野党共闘に向けて、恩讐を捨てて枝野氏と会談を持ち、枝野氏に投票するということを言える小沢氏はやはり大人物です。希望の党の立ち位置がいまいちはっきりしない中で、まずは野党第一党である立憲民主党と協力関係を築き、自分たちを接着剤として共産党、社民党とつなげていく、そして、無所属の会や希望の会とも連携していくというところまで、小沢氏の視野に入っていることでしょう。

 

 小沢氏は、自分の置かれた状況の中で、悲憤慷慨も有頂天になることもなく、「今自分がすべきことは何か」を把握し、それを淡々と行うことができる、日本人では稀有な存在です。おそらく政治生命が尽きる時(それが肉体的な生命が尽きる時と同じになる可能性が大いにあります)まで、自分がやるべきだと思ったことを淡々と実行していく人でしょう。

 

 この点では、小沢氏は西郷隆盛とよく似た人物と言えるでしょう(ご自身は大久保利通のほうが尊敬できる部分があると述べていたように記憶しています)。

 

 安倍政権退陣と自民党の傲慢さの解消のために、野党共闘2.0がこれから始動し、機能することを願うばかりです。この時には失敗をしても停滞があっても、我慢をして続けることが重要なのだろうと思います。そして、それができる粘り強さを持つのが小沢一郎氏なのだと思います。

 

(貼り付けはじめ)

 

総理指名選挙 自由党は立憲・枝野代表に投票へ

10/30() 23:38配信 テレ朝 news

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20171030-00000057-ann-pol

 

 立憲民主党の枝野代表と自由党の小沢代表が会談し、自由党は来月1日に行われる総理大臣指名選挙で枝野氏に投票する方針を伝えました。

 

 立憲民主党・枝野代表:「首班指名で私の名前を書いて頂けると。大変光栄ですので、お礼を申し上げました」「(Q.小沢さんと枝野さんはかつて確執も?)それはマスコミが貼っているレッテルですから」

 

 会合は、小沢代表からの呼び掛けで行われ、立憲民主党からは枝野代表と福山幹事長が出席しました。枝野代表は、今後の自由党との連携について「今の政治状況を変えなければならないというのは同じ思いだ」と述べたうえで、「共通の目的があるので緊密に意見交換をしていきたい」と野党で連携して安倍政権と対峙していく考えを強調しました。

 

(貼り付け終わり)

 

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