古村治彦の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。よろしくお願いします。

 古村治彦です。

 

 昨年12月から今年1月にかけて、新しい米国駐日大使として、ウィリアム・F・ハガティ(William F. Hagerty)の名前が出ていました。いよいよハガティがアメリカ連邦上院の承認を受けて正式に就任し、日本にやってきます。

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ウィリアム・ハガティ

 

 ハガティは1960年生まれで、地元テネシー州のヴァンダービルト大学を卒業しています。そして、同大学のロースクール(法科大学院)を修了しています。アメリカの鉄道王ヴァンダービルト家の寄付で創設された名門大学です。卒業後に有名なコンサルティング会社であるボストン・コンサルティングに入社し、日本に3年間駐在したことで、日本と縁が出来ました。

 

 1988年からのジョージ・H・W・ブッシュ政権ではホワイトハウスのスタッフとなり、経済と貿易政策を担当しました。その後、地元に戻り、投資会社ハガティ・ピーターソン社を設立しました。また、テネシー州経済開発局長となり、外国企業の誘致も行いました。以下の記事によると、日産とブリジストンが誘致によってテネシー州に進出したそうです。

 

(貼りつけはじめ)

 

Tokyo approves of Trump-picked Hagerty as next U.S. ambassador

 

Kyodo

 

The Japan Times

Mar 14, 2017

http://www.japantimes.co.jp/news/2017/03/14/national/politics-diplomacy/tokyo-approves-trump-picked-hagerty-next-u-s-ambassador/#.WMd_SWdBpaT

 

WASHINGTON – The United States has gained approval by Japan of President Donald Trump’s pick of William Hagerty as the next ambassador to Tokyo, sources familiar with bilateral relations said Monday.

 

Tokyo’s consent will pave the way for Trump to announce his nomination of Hagerty, 57, in the near future. Hagerty is expected to assume the post following Senate approval, succeeding Caroline Kennedy.

 

Hagerty is expected to handle a host of bilateral issues, ranging from the Trump administration’s calls for the further opening of Japan’s automobile and agriculture markets to the stalled relocation of a U.S. military base’s operations within Okinawa.

 

He has built ties with Japan through a three-year posting to Tokyo while working for the Boston Consulting Group, as well as his work as commissioner of economic development for Tennessee, assisting operations in his home state by Japanese companies, including Nissan Motor Co. and Bridgestone Corp.

 

Hagerty is said to have close ties with the Republican establishment, partly because he worked for the 2012 presidential campaign of Republican nominee Mitt Romney.

 

(貼りつけ終わり)

 

 ハガティは、2016年の米大統領選挙ではジェブ・ブッシュを支持していましたが、共和党全国大会以降はトランプを支持しました。そして、ドナルド・トランプが大統領選挙に当選後、政権移行ティームの人事担当となり、閣僚やスタッフの候補者たちを数百人面接したということです。


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安倍晋三首相とジェイムズ・アワー

 

 ハガティで注目すべきはヴァンダービルト大学を巡る人脈です。ヴァンダービルト大学には、ジャパン・ハンドラーズの1人でありジェイムズ・アワー教授がいます。ジェイムズ・アワーは1963年にマーケット大学(ウィスコンシン州)を卒業後、米海軍に入隊し、佐世保に赴任します。その後、1968年にボストンにあるタフツ大学フレッチャー記念法律外交大学院(フレッチャースクール)の博士課程に入学します。ボストンにあるハーヴァード大学、マサチューセッツ工科大学、タフツ大学は名門校同士で、教授や学生たちの交流が盛んなことで知られています。

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 ヴァンダービルト大学
 

 アワーはハーヴァード大学教授だったエドウィン・O・ライシャワーの勧めもあって、日本の海上自衛隊の研究で博士号を取得します。博士論文(「日本海上兵力の戦後の再軍備194571年」)は、『よみがえる日本海軍』(妹尾 作太男訳、時事通信社)として日本でも出版されました。その後、在日米海軍司令官付政治顧問、横須賀基地所属ミサイル・フリゲート艦長などを歴任し、1983年に海軍を退役し、国防総省勤務となりました。国防総省では、日本部長や国防次官特別補佐官を歴任し、1988年に国防総省を退官し、ヴァンダービルト大学教授となりました。ヴァンダービルト大学でアワーの薫陶を受けた人物には、長島昭久衆議院議員(民進党)がいます。長島代議士は防衛政策に造詣が深いことで知られています。

 

 1990年代からテネシーを拠点としていたハガティとアワーは日本とのつながりも深いということで、よく知っている仲であると言えましょう。ハガティは日本政界での人脈はそこまで広くないでしょうから、その点でアワーの人脈や影響力を頼りにするのだろうと思います。この点で、ジャパン・ハンドラーズの中で、ジェイムズ・アワーの存在感は大きくなるのだろうと考えます。

 

(終わり)













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 古村治彦です。

 

 今回の森友学園・塚本幼稚園、瑞穂の國記念小學院(認可取り下げ)を巡るスキャンダルが大きな注目を集めていますが、その理由の一つが安倍昭恵夫人の存在です。安倍昭恵さんが園児たちに教育勅語を暗唱させ、天皇皇后の写真に最敬礼をさせる教育方針に感動し、講演を引き受け、園児たちの激励に涙を流して喜び、小学校の名誉校長になっていたということで大きな関心を集めました。

 

 安倍昭恵さんの存在は、安倍首相にとっては、批判を和らげる、物分かりの良い配偶者という姿を演出するのに役立つ存在でした。昭恵さんの予測不可能な行動は人々の注目を集め、男女問わず、賞賛を集めていました。

 

 しかし、昭恵さんの実像が明らかになるにつれて、「なんだ、結局、安倍さんと同じじゃないか」という失望と共に、賞賛されていた奔放さがただの無責任な行動ということになりました。

 

 昭恵さんの存在のお蔭で、首相夫人の取り扱いはどうあるべきか、「公人」か「私人」かということについて議論がなされるようになりました。これまで控え目で表に出ないのが首相夫人の姿でしたが、昭恵さんがこれをより「ファーストレディ」の方に近づけてきたことは事実です。しかし、諸外国のファーストレディのように、国民的にコンセンサスが得られる分野や問題での活動ではなく、昭恵さんは自分の嗅覚だけを頼りにフラフラとうろついてしまったために、今回のような問題が起きてしまいました。

 

 私たちは、日本にもファーストレディ執務室を作るべきなのかどうかを考えねばなりません。そうしなければ個人の嗅覚だけで行動して、今回のような問題を引き起こすことになります。その点で、問題提起をしてくれた昭恵さんには敬意を表するべきでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

人気のある日本の首相夫人はスキャンダルを巡り、教育的指導を受けている(Japanese PM’s popular wife gets schooled over scandal

 

アンナ・フィールド筆

2017年3月13日

『ワシントン・ポスト』紙

https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2017/03/13/japanese-pms-popular-wife-gets-schooled-over-scandal/?utm_term=.442e1c72da92

 

東京発。安倍昭恵氏は日本の首相の秘密兵器だと長い間考えられてきた。

 

温かい人柄、品がよく、社会問題ではリベラルな考えを持ち、ソーシャル・メディアを活用している。これらが安倍昭恵夫人の特徴であり、安倍晋三首相にはないものばかりだ。昭恵夫人は安倍首相のカリスマ的な性格の裏にある、あまり知られていない人間的な側面を人々に知らせることに貢献してきた。

 

安倍晋三首相が愛犬ロイと遊んでいる写真が昭恵夫人のインスタグラムで見られる。また、2人が笑顔で、フォロワーたちにメリークリスマス、素晴らしいクリスマスになりますようにと願っている写真も見られる。昭恵夫人は公の場で夫の手を握る。これは日本ではかなり珍しい光景である。

 

2014年に『ワシントン・ポスト』紙は昭江夫人について次のようなプロフィールを紹介した。

 

「日本では妻が夫に従うというステレオタイプがあったが、安倍昭恵夫人はこのステレオタイプを否定している。明恵夫人は夫の政策に反対していることを公表している。安倍首相は日本のエネルギーにとって原子力は必要だと熱心に訴えているが、昭恵夫人は原子力に反対している。昭恵夫人は防潮堤計画に反対し、夫が韓国政府と戦っている時に韓国文化を楽しんでいる。安倍首相は昭恵夫人を「家庭内野党(“domestic opposition party”)」と呼んでいる」。

 

「今年の初め、昭恵夫人はゲイプライドパレードに参加した。日本ではLGBTに関する諸問題を議論しない国だと考えられてきた。また、自分たちが不妊治療を受けたことを公表し、一度は養子を迎えることも考えたと述べた。これは日本ではほとんど例のない振舞いである」。

 

これ以降、昭恵夫人はアメリカ軍のヘリパッド建設に反対する人々が集まる場所を訪問した。このヘリパッドは安倍首相率いる日本政府は建設が必要だと主張しているものだ。昨年夏にはパールハーバーを訪問した。それから数カ月後の12月、夫の安倍晋三首相は当時のバラク・オバマ米大統領と共に歴史的なパールハーバー訪問を行った。

 

しかし、現在、安倍昭恵夫人に関して、日本のマスコミと日本の人々は彼女の不適切な行動に注目している。昭恵夫人は、ヘイトスピーチとうさんくさい土地取引を巡る政治スキャンダルの中心にいる。そして、昭恵夫人の役割と影響力について疑問が出ている。スキャンダルは終息していない。

 

安倍首相は今月初め、国会で昭恵夫人を擁護して次のように述べた。「私の妻は私人(private figure)です。私の妻を犯罪者のように取り扱うことについては大変不愉快です」。

 

今回の疑惑は大阪府にある幼稚園が出した手紙とヴィデオ映像が発端となった。手紙には、2つのグループ、中国人と日本に住む韓国人が「邪悪な考え」を持っていると描写され、ヴィデオ映像では、子供たちが、安倍首相が中国人と韓国人を「改悛」させようとしている試みを行っており、それを支持していると述べている姿が映っている。

 

この幼稚園を運営する学校法人は現在小学校の建設を進めていて、その名前を一度は「安倍晋三記念小學院(Shinzo Abe Memorial Elementary School)」にしたいとしていた。 昭恵夫人は名誉校長に就任する予定であった。また、実際に小学校の場所を訪問した。

 

安倍昭恵夫人は2014年12月と2015年9月の2度、この幼稚園で講演を行った。2度目の講演では、聴衆に対して、「私の夫もこの幼稚園の教育方針は素晴らしいと考えています」と述べた。

 

この学校法人が大幅に値引きされた価格で土地と購入したことが明らかになった。土地の価格は評価額の14%という破格のものであった。小学校開校の認可は取り下げられ、政府当局は土地の返還を求めている。しかし、議論は終息していない。

 

安倍首相は、自分自身もしくは妻が間違ったことに関与していないと強く否定している。明恵夫人はスキャンダルが発覚後に名誉校長を辞任した。安倍首相は繰り返し、昭恵夫人は私人、民間人だと述べている。

 

昭恵夫人は今回の論争について一度だけ公にコメントした。彼女は現在マスコミの注目を浴びていることに戸惑っていると述べた。

 

昭恵夫人は先週、世界女性デーを祈念する討論会に出席し、「私がどうして現在の状況に置かれて、多くの注目を浴びているのかを考えると、ただただ当惑してしまうだけなんです」と述べた。昭恵夫人は、学校を巡るスキャンダルに直接言及しなかったが、「再びファーストレディになってから、私の活動範囲は拡大しました。私はたくさんの場所を訪問しました。様々な事柄について様々な人々から頼みごとをされます」と語った。

 

「ファーストレディ」という概念は、日本では比較的新しいものだ。8年前まで、日本の首相夫人のほとんどはスポットライトの外にいた。2006年から2007年にかけての安倍首相の第一次政権期、昭恵夫人は現在よりも目立ってはいなかった。

 

しかし、昭恵夫人は、安倍首相の第一次政権期にワシントンを訪問した際にローラ・ブッシュ大統領夫人(当時)に感銘を受けたとこれまで何度か語っている。2007年、ローラ夫人は昭恵夫人と一緒にマウント・ヴァーノンにあるジョージ・ワシントンの邸宅を訪問した。安倍昭恵夫人は、ミッシェル・オバマ大統領夫人(当時)と日本語プログラムを実施しているヴァージニア州北部の小学校を訪問した。

 

コメンテイターのフィリップ・ブレイザーは『ザ・ジャパン・タイムズ』紙で、「ファーストレディという役割が日本では比較的新しいものであるので、昭恵夫人と政府との関係を見ていくことは大事なことだ」と書いている。更に続けて次のように書いている。「昭恵夫人はこれまでの日本の首相夫人よりも、英語の単語である“ファーストレディ(first lady)”に近い行動をしてきた。そして、首相夫人(prime minister’s wife)に関する人々の受け止め方を変化させてきた」。

 

政治評論家の小林吉弥は、安倍昭恵夫人はこれまで、夫である安倍晋三首相に大きな利益をもたらしてきたと指摘する。小林は朝日新聞の取材に対して、昭恵夫人の影響力は「大きい」と述べ、「外国訪問中に外側に向けて話ができる人がいることは外交上大きな利点となる」と語った。

 

現在、安倍昭恵夫人は違った理由で注目を集めている。国会議員たちは、今回の問題に関して昭恵夫人を国会に招致して質問することを要求している。

 

今月初め、野党第一党の民進党所属の榛葉賀津也参議院議員は記者たちを前にして次のように語った。「昭恵夫人は公人(public figure)です。彼女には、どうして名誉校長の依頼を受け入れたのか、どうして講演を引き受けたのかについて説明する責任があります」。

 

ファーストレディという役割が日本ではまだ新しいもので、また、日本版「イースト・ウィング(訳者註:アメリカ大統領夫人執務室)」について議論されてこなかった。野党の国会議員は、内閣府に対して昭恵夫人がどのようなサポートを受けてきたのかを明らかにするように求めた。

 

首相の広報担当は、安倍昭恵夫人には2人の常勤、3人の非常勤のスタッフが中央官庁から派遣されている、また公務の時には政府の自動車を使っていると答えた。

 

左派の新聞である朝日新聞は今月初め、社説の中で次のように書いている。「たとえ安倍昭恵夫人が個人の能力の範囲内で活動しているとしても、首相夫人は慎重さを示し、責任感を持たねばならない」。

 

社説には「公的な立場にある個人として、安倍昭恵さんにはこの問題について人々が納得するような説明をする責任がある。“民間人”として彼女自身を隠すようなことをしてはいけない」と書かれていた。

 

匿名のある野党議員は、今回のスキャンダルは切り抜ける方法がないと述べている。この議員は『東京スポーツ』紙の取材に対して、首相の最側近の名前を出しながら次のように語った。「菅官房長官は安倍政権内にいてこれまでいくつかのスキャンダルのダメージコントロールをしてきました。その方法は基本的にトラブルを起こした大臣を更迭するというものでした。しかし、菅官房長官は昭恵さんを首相夫人から引きずりおろすことはできませんし、離婚するように言うこともできません。この問題は尾を引きますよ」。

 

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(終わり)









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 古村治彦です。

 

 ロイター通信のスクープで、日本のヘリコプター用航空母艦「いずも」が5月から南シナ海に派遣され、各地に寄港し、インド洋での米海軍とインド海軍の共同演習「マラバール」に参加する計画が立てられていることが明らかになりました。

 

 これは、アメリカの対中姿勢が強硬姿勢になりつつあることを受けての措置だということです。また、中国との関係を深めようとしているフィリピンのデュテルテ大統領を「いずも」に招待することで、アメリカにつなぎとめようという動きの一環でもあるようです。

 

 この「いずも」ですが、実質的には航空母艦なのですが、攻撃的な武器を保持することはできないという憲法上の制限のために、駆逐艦ということになっているそうです。この実質航空母艦が約75年ぶりに日本海軍の力を見せつける目的で南シナ海からインド洋を巡回することになりました。

 

 アメリカのお先棒担ぎでもありますし、アメリカの命令でこのような計画になったものと思われます。アメリカは日本の頭ごなしに中国と「仲良く喧嘩する」ということにしながら、日本を中国にけしかける犬のように扱っています。今回の計画はいみじくもそのことを明らかにしました。

 

 現在の状況を見ると、日本は韓国ほどにデモクラシーが成熟してもおらず、フィリピンほどに独立国の気概を持ってもいないという大変哀れな姿であることが明らかになっています。

 

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●「スクープ:複数の取材源によると、日本は南シナ海に最大の戦艦を送る計画を立てている」

 

ティム・ケリー、ノブヒロ・クボ筆

2017年3月13日

ロイター通信

http://www.reuters.com/article/us-japan-navy-southchinasea-exclusive-idUSKBN16K0UP

 

日本政府は今年5月、最大の戦艦を、南シナ海を巡る3カ月の公開に派遣する計画を持っている。これは3名の取材源からの話で明らかになった。これは第二次世界大戦以降、南シナ海地域で日本の海軍力を見せつける最大の機会となる。

 

中国は、領有権争いをしている地域のほぼ全ての領有権を主張し、軍事プレゼンスを増大させている。これが日本と西洋諸国の懸念を増大させている。アメリカは高校の自由を確保するために飛行機と艦船による定期的なパトロールを行っている。

 

ヘリコプター専用母艦「いずも」は2年前に就役したばかりだが、今回の航海で「いずも」は、シンガポール、インドネシア、フィリピン、インドネシア(2回目)、スリランカに寄稿し、7月にはインド洋でのインド海軍、米海軍の艦船とのマラバール共同軍事演習に参加する。

 

取材に答えた複数の人々は、「いずも」は8月に日本に帰還すると述べた。

 

今回の計画に詳しいある人物は次のように語った。この人物はマスコミに対応する権限がないので匿名にしてくれるように依頼した。「今回の計画の目的は、拡大された使命にいずもを送り出すことで、いずもの能力をテストすることだ。いずもは南シナ海で米海軍と一緒に訓練をすることになるだろう」。

 

日本の海上自衛隊の広報担当はコメントを拒否した。

 

台湾、マレーシア、ヴェトナム、フィリピン、ブルネイは、南シナ海の領有を主張している。東シナ海は、豊富な海産物資源、埋蔵された石油と天然ガスがあり、毎年約5兆ドルの国際貿易の重要な通行路となっている。

 

日本が南シナ海で領有権を主張している地域は存在しない。しかし、日本は東シナ海で中国と領有権争いをしている。

 

別の人物は次のように語った。日本政府は、「いずも」がマニラから約100キロ(約62マイル)西にあるスービック湾に寄港した際に、フィリピン大統領のロドリゴ・デュテルテを「いずも」に招待したいと考えている。デュテルテはここ数カ月、中国との関係強化を進め、同時にアメリカとの古い同盟を批判している。

 

今回の日本の旗を敢然と掲げた作戦は、アメリカのドナルド・トランプ大統領が中国に対して強硬姿勢を取りつつあることを受けて行われる。アメリカ政府は、中国の人工島建設と軍事施設の建設を非難している。軍事施設に関しては、アメリカの行動の自由が制限されるものだと懸念を持っている。

 

今年1月、中国政府は、ホワイトハウスが「国際領域」を守ると主張したことを受けて、領有権争いをしている島々には、「反論を許さない」主権を持っていると主張した。

 

全長249メートル(約816.93フィート)は、第二次世界大戦期の日本の航空母艦とほぼ同じ大きさで、最大9機のヘリコプターを搭載できる。「いずも」は米海兵隊が保有する水陸両用の攻撃母艦によく似ている。しかし、「いずも」は上陸用舟艇やその他の艦船を収容することはできない。

 

安倍晋三首相率いる日本はここ数年、戦後の平和憲法の制限を広げ続けている。日本は、「いずも」を駆逐艦に分類している。これは、憲法では攻撃的な武器の保持を禁じているからだ。しかし、「いずも」によって、日本は領海を越えて軍事力を派遣することができるようになった。

 

「いずも」の主目的は対潜水艦戦である。東京近郊の横須賀を母港としている。横須賀はアメリカの第7艦隊の航空母艦の「ロナルド・レーガン」の母港でもある。

 

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