古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

 アメリカでは大学スポーツでもスポーツティームにはニックネームがつけられています。私が在学していた南カルフォルニア大学(USC)は「Trojans」で、「トロイの人々」という意味です。野球もアメリカンフットボールも陸上も全てTrojansです。ライバルであるカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)は、クマの一種である「Bruins」です。カリフォルニア州の州旗にはクマが描かれており、州を象徴する動物です。カリフォルニア大学各校のニックネームは熊です。カルフォルニア大学(UC)の本部校であるUCバークレー校のニックネームは「Bears」です。


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 プロスポーツティームの名前はそれぞれ地域の特色を表現するものが多いです。ですが、時々、「どうして?」というものもあります。例えばバスケットボールのユタ・ジャズ(Utah Jazz)ですが、「どうして、ユタなのにジャズなの?」となりますが、もともとニューオーリンズで作られたジャズというティームがユタに移転したのですが、名前は変わりませんでした。それで、ユタ・ジャズとなりました。


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ロサンゼルスの野球ティームロサンゼルス・ドジャース(LA Dodgers)ですが、「どうして、Dodgersなのか?」となります。Dodgersとは「避ける人、よける人」となります。ちなみに徴兵忌避者は「draft dodgers」と言います。野球ティームのDodgersは、ニューヨークのブルックリン地区で創設されたティーム(Brooklyn Dodgers)で、ブルックリンの道路は舗装がきちんとしておらず、水たまりを避けてうまく通る人たちが多く、Dodgersがブルックリン地区の住民たちを指す言葉となりました。Dodgersとなりました。そして、戦後、LAに移ってきたのですが、名前は変わりませんでした。


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 ティームの名前やロゴが変わる時にはそれ相応の理由があります。例えば、バスケットボールのワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)というティームがあります。「魔法使い」という意味です。もともとはワシントン・ブレッツ(Washington Bullets)という名前でした。「弾丸」という意味です。これは、銃犯罪が多発し、銃の所持が議論になっている中で、時代にふさわしくないのではないかというところから、名前が変更になりました。アメリカのスポーツティームの名前を見ていくと、歴史やその土地の特徴などが学ぶことが出来ます。


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 さて、メジャーリーグ・ベースボールのクリーヴランド・インディアンズはユニフォームにつけていたネイティヴ・アメリカンを漫画のキャラクターのようにしたロゴを今後使わないということになりました。インディアンというのはヨーロッパ人に「発見される」前から住んでいたネイティヴ・アメリカンの人々を指す言葉です。コロンブスが「発見」した時は、東インド、つまり、今の東南アジアだと思ったので、そこに住む人々を「インディアン(Indians)」と呼んだのですが、それが長く続きました。今は、ネイティヴ・アメリカンと言います。こちらの方がより実態に即しています。

 

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「チーフ・ワフー」

 

 アメリカのスポーツティームの名前やロゴもそうした動きの中で、変更を迫られるものが多いのです。ネイティヴ・アメリカンを漫画風に描く際には肌を赤く、日焼けしたように描くことが昔は多く、インディアンズのロゴもそれでした。また、アメリカンフットボールのワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)の「Redskins」もインディアンの赤い色をした(白人から見たらですが)ことを形容して名詞化した言葉です。


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 日本のお笑い番組でエディー・マーフィーの物まねをした際に、顔を黒く塗って、人種差別ではないかという主張が出て、「あれがアメリカや世界的に広く見れば差別的な行為の一つとみなされる」ということが教えられました。

 

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「チーフ・ワフー」のロゴと「インディアンズ」という名前に反対している人が作った写真(ニューヨーク・ジューズ[ニューヨークのユダヤ人たち]、サンフランシスコ・チャイナメン[サンフランシスコの中国人たち]と同じだという主張)

 

 身体的特徴を前面に押し出し、目立たせるという行為は差別的な行為ということになります。日本人やアジア系の人々は目が細くて釣り目だということで、そういうしぐさをすることで問題になった人はたくさんいます。アメリカではこうした人種差別については非常に敏感です。

 

 インディアンズの場合は名前を変更するということはありませんが、レッドスキンズは、身体的特徴を際立たせているということもあり、将来的には変更せざるを得ないのではないかと考えます。

 

(貼り付けはじめ)

 

クリーヴランド・インディアンズがユニフォームから「チーフ・ワフー」のロゴを外す(Cleveland Indians to drop Chief Wahoo logo from uniforms

 

ブレット・サミュエルズ筆

2018年1月29日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/371224-cleveland-indians-to-drop-chief-wahoo-logo-from-uniforms

 

月曜日、メジャーリーグ・ベースボール機構は、クリーヴランド・インディアンズは2019年シーズンからは「チーフ・ワフー」ロゴをユニフォームにつけない、と発表した。

 

『ニューヨーク・タイムズ』紙が最初にこの決定を報じた。

 

メジャーリーグ・ベースボール機構コミッショナーのロブ・マンフレッドはニューヨーク・タイムズへの声明の中で、「ネイティヴ・アメリカンの漫画風の描写であるロゴは、フィールド上で使用するのはもはや適切ではない」と述べた。

 

チーフ・ワフーは、約70年間にわたり、クリーヴランド・インディアンズのユニフォームに使われてきた。しかし、最近になってファンやネイティヴ・アメリカンの活動家たちの間で論争が起きていた。彼らは「ロゴは人種差別的だ」と主張している。

 

複数のメディアでは、マンフレッドとティームのオーナーであるポール・ドーランは、ここ数年にわたり、「チーフ・ワフー」のロゴを使用することを取りやめることについて議論してきた、と複数のメディアが報じている。

 

ニューヨーク・タイムズ紙への声明の中で、ドーランは、ファンのロゴへの愛着を考慮に入れるとしても、マンフレッドのロゴを外して欲しいという希望を受け入れると述べた。

 

インディアンズは昨シーズン、帽子には「C」という文字、ユニフォームの前面には「クリーヴランド」や「インディアンズ」という文字をつけていた。しかし、「チーフ・ワフー」のロゴは袖についていた。

 

複数の大学のスポーツティームでは、同様の懸念や抗議を受けて、ネイティヴ・アメリカンを使ったマスコットやティームネームを取りやめている。

 

アメリカンフットボールのワシントン・レッドスキンズを含む複数のティームは、ティームの名前を変更することを拒絶しており、これに対して抗議活動や訴訟が起きている。

 

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司法省は「レッドスキンズ」という名前に関する訴訟を取り下げた(Justice Department drops fight over 'Redskins' name

 

ジョン・ボウデン筆

2017年6月29日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/administration/340174-justice-department-drops-fight-over-redskins-name

 

木曜日、司法省はワシントン・レッドスキンズの名前に関する訴えを取り下げた、とAP通信が報じた。

 

AP通信は次のように報じている。トランプ政権は連邦最高裁に提出した書簡の中で、訴訟を取り下げると述べた。訴訟取り下げは、先週結審し判断が下された「マタル対タム」訴訟を受けてのことだった。この訴訟ではアジア系アメリカ人たちのロックバンドが、差別的な意味を持つ「ザ・スランツ(The Slants[アジア人の蔑称]」という名前の著作権を維持する権利を勝ち取った。

 

木曜日に発表した声明文の中で、司法省は「マタル対タムの訴訟で出された結論から見て、訴訟が続けられる場合、判事たちはワシントン・レッドスキンズに対して好意的な決定を下すだろう」と述べている。

 

先週、レッドスキンズのオーナー、ダン・スナイダーは司法省と同様の決断を下し、著作権訴訟に関する裁判所の判断に「喜んでいる」と述べた。スナイダーの弁護士であるリサ・ブラットは、声明を発表し、その中で、「今回の裁判所の判断はNFLのティームの名前に関する争いを解決するものだ」と述べた。

 

スナイダーと妻はトランプ大統領とトランプ政権の幹部たちと緊密な関係を持っている。2017年1月、スナイダーはトランプ政権の幹部たちが出席した非公開の大統領就任祝いの会に出席した。スナイダーの妻は2015年にトランプ選対に献金を行った。

 

スナイダーの妻が献金をしてから数週間後、トランプはティームの名前に関する論争について発言した。トランプはレッドスキンズという名前を維持すべきだと述べた。

 

2015年10月、トランプは「インディアンズはティームの名前について大変に誇りを持っている」と述べた。

 

トランプは続けて次のように述べた。「率直に言って、オーナーが変えたくないと考えているのなら、名前を変えることはないと私は思う」。

 

2014年、米国特許商標庁は「レッドスキンズ」という商標を取り消すという決定を行った。米国特許商標庁はその理由として、「ティームの名前とロゴはネイティヴ・アメリカンを見下している」と述べた。

 

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List of schools that changed Native American nicknames

USA TODAY Sports Published 11:52 a.m. ET Sept. 12, 2013 | Updated 1:14 p.m. ET Sept. 24, 2013

https://www.usatoday.com/story/sports/2013/09/12/native-american-mascot-changes-ncaa/2804337/

 

Debate over whether the NFL's Washington Redskins should change their nickname (see: Christine Brennan's column) continues to grow.

 

Here is a list of notable colleges that changed Native American mascots and/or nicknames in recent history:

 

- Stanford University – Indians to Cardinal (1972)

 

- Dartmouth – Indians to Big Green (1974)

 

- Siena – Indians to Saints (1988)

 

- Eastern Michigan – Hurons to Eagles (1991)

 

- St. John's (N.Y.) – Redman to Red Storm (1994)

 

- Marquette – Warriors to Golden Eagles (1994)

 

- Miami (Ohio) – Redskins to RedHawks (1997)

 

- Seattle University – Chieftains to Redhawks (2000)

 

- Louisiana-Monroe – Indiana to Warhakws (2006)

 

- Arkansas State – Indians to Red Wolves (2008)

 

- North Dakota – Formerly dropped Fighting Sioux in 2012. No nickname currently.

 

OTHERS:

 

- Illinois – Removed Chief Illiniwek as official mascot in 2007. Athletics teams are still called Fighting Illini.

 

- Bradley and Alcorn State – Both schools stopped using Native American mascot but have retained their Braves nickname.

 

- William and Mary – Adjusted Tribe logo to remove feathers to comply with NCAA. Athletics teams are still called Tribe. (2007)

 

Of note: Utah (Utes), Central Michigan (Chippewas), Florida State (Seminoles) and Mississippi College (Choctaws) all appealed successfully to NCAA after being deemed "hostile and offensive."

 

Each cited positive relationships with neighboring tribes in appeal.

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)









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 古村治彦です。

 

 2018年1月30日にドナルド・トランプ大統領の一般教書演説が行われます。昨年を振り返り、今年の施政方針を明らかにするものです。

 

 大統領が一般教書演説を行うと、反対党(民主党の大統領の時は共和党、共和党の大統領の時は民主党)が終了後に反対演説を行います。最近では英語とスペイン語の2言語で行われます。

 

 今回のトランプ大統領の一般教書演説に対する反対演説者に、ジョセフ・ケネディ連邦下院議員が選ばれました。ジョン・F・ケネディの弟ロバート・ケネディ元司法長官の孫になります。JFKもロバートも若くで暗殺されましたので、残っている写真は清新なイメージが多いのですが、もう孫や曾孫の世代が表に出る時代になっています。ケネディ王朝は健在のようです。

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ジョセフ・ケネディ連邦下院議員

 党大会や一般教書演説に対する反対演説に起用されるのは期待されている人物たちです。かつてバラク・オバマ前大統領はまだ無名だった連邦上院議員時代に党大会の演説に起用され、知名度を一気に上げました。ジョセフ・ケネディ議員の場合は、ケネディ家ということで、知名度を上げる必要はありませんが、顔を覚えてもらうということが重要でしょう。

 

 しかしそれにしても民主党は分裂の危機をはらんでいますが、結局ケネディ家が出てこないと収まりがつかないということなのでしょう。今年は中間選挙の年なので、分裂を修復する必要があります。そうした中でケネディ家御曹司、若手のホープの起用となりました。結局ケネディ家頼りの民主党、ということになります。

 

(貼り付けはじめ)

 

ジョー・ケネディ連邦下院議員がトランプ大統領の一般教書演説に対する反対演説を行う(Rep. Joe Kennedy to deliver Dem response to Trump's State of the Union

 

ジョン・ボウデン筆

2018年1月25日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/news/370822-rep-joe-kennedy-iii-to-deliver-democrats-state-of-the-union

 

ジョセフ・ケネディ連邦下院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)は、火曜日夜のトランプ大統領の一般教書演説に対する民主党の反対演説者に選ばれた。

 

ジョセフ・ケネディは、ジョン・F・ケネディ大統領の弟ロバート・ケネディ元司法長官の孫で、現在37歳だ。民主党の期待を集める新星だ。マサチューセッツ州選手の連邦下院議員を3期務めている。

 

ナンシー・ペロシ米連邦下院民主党院内総務(カリフォルニア州選出、民主党)は声明を発表し、その中で「ケネディ議員は働くアメリカ人のために献身する戦士だ」と述べている。

 

ペロシ―議員は続けて次のように述べている。「トランプ大統領はアメリカの中流階級にした約束をことごとく破っている。一方、ケネディ議員は、全米の働く男女が直面している困難をよく理解している」。

 

「ケネディ議員の指導力は次世代の労働者たちの教育にとって重要だ。また、製造業の賃金を上げ、中流階級の機会拡大にも貢献している」とペロシは述べた。

 

民主党はヴァージニア州議会のエリザベス・グスマン議員(民主党)を一般教書演説に対するスペイン語での反対演説者に選んだ。グスマンは、ヴァージニア州議会初のヒスパニック系の移民女性の議員となった。

 

ペロシは、グスマンについて「尊敬すべき活動家であり、共同体の指導者だ。グスマン議員は我が国の理想を体現している」と述べた。

 

「エリザベスは、声を上げられない人々にとっての掛け替えのない指導者となっている。彼女は信念とアメリカンドリームに対する確信によって動かされている」とペロシは述べた。

 

民主党は昨年のトランプ大統領初の一般教書演説に対する反対演説を誰にやらせるかで難しい選択を迫られた。

 

民主党指導部は決定において、自尊心と政治的な要素のバランスを取ることを強いられた。

 

トランプ大統領は火曜日に米連邦議会に対して一般教書演説を行う。演説中か演説後の数日の間に公式にホワイトハウスの移民に対する改革計画を発表すると報道されている。これも選挙公約の実現を約束するもので、既にインフラ整備に対する計画が発表されている。

 

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(終わり)








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 古村治彦です。

 

 昨年から今年にかけて沖縄で頻発しているヘリコプターの事故について、海兵隊トップのロバート・ネラー大将は「昨年は酷い年だった」と述べています。昨年、航空機(ヘリコプターを含む)の機体を損傷する、もしくは乗員が死亡する事故が12件も発生したようです。これに対して、「酷い年だった」と述べています。

 

一方、沖縄で頻発している事故については、事故では誰も死んでいないし、機体に損傷もなかったと述べています。先日の松本文明代議士(前内閣府副大臣)の「何人死んだんだ?」というヤジと認識は全く同じです。「誰も死んでいないし、ヘリコプターの機体も損傷していないのだから文句を言うな」ということです。

 

 そして、事故の原因究明についても、原因究明をしても分からない部分があるとしています。事故の大部分は、ネラー大将は機体整備や部品の問題ではないとも述べています。

 

 統合参謀本部部長ケネス・マッキンゼー・ジュニア中将は、日本からのヘリコプターの飛行中止に対して、整備の過程で飛行させねばならないので、飛行を差し止めることはできないとしています。また、昨年から続発している事故についても、特別な懸念は存在しないとも述べています。

 

 米軍のトップは、誰も死ななかったし、機体も損傷しなかったのだから、大したことではないと述べています。しかし、事故が続発しているからアメリカのメディアも記者会見で質問している訳で、一般的な感覚で言えば、事故が短期間で続発しているのはおかしい、何か原因があるはずだということになります。アメリカのメディアは沖縄の人々の安全よりも、米軍のパイロットや兵士たちの安全により関心を持って質問をしているのでしょうが、現在の状況がおかしいと思うのが当然です。しかし、大したことではなかったし、ごちゃごちゃ言うな、どうせ原因が分からない事故もあるのだから、というのが米軍の姿勢です。

 

 米軍はあまり真剣に今回の事故を受け取っておらず、住民の不安などということも考慮に入れていないようです。私たちは、従属国日本の悲しい姿をこれからもずっと見続けることになるのでしょう。そしてより悲しいのは、こういう事故が起きた時、アメリカ軍の立場からしか考えられない「名誉アメリカ人」的日本人=買弁(comprador)が大道を闊歩し、日本を統治しているということです。

 

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海兵隊トップ将官:米海兵隊は航空機に関する一連の事故があり「昨年は酷い年だった」と発言(Top officer: Marines 'had a horrible year' with aviation crashes

 

エレン・ミッチェル筆

2018年1月25日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/policy/defense/370726-top-officer-marines-had-a-horrible-year-in-2017-with-aviation-crashes

 

米海兵隊の最高幹部は木曜日、米軍は、深刻な航空機の事故が続いたことについて、「昨年は酷い年でした」と述べた。

 

ロバート・ネラー大将は、今月になって続いて起こっているヘリコプターの緊急着陸に関して演説している中で、上記の発言を行った。一連の緊急着陸は整備上の問題として批判を受けている。

 

ネラー大将は、「昨年だけで、航空機の機体が損傷した、もしくは乗員が亡くなった航空機に関する事故が12件発生した」と述べた、

 

ネラー大将はワシントンで開かれた戦略国際問題研究所(CSIS)主催のイヴェントで演説し、「一連の事故の大多数は航空機の機材の状態で起きた事故ではありません。この件に関してはこのくらいにしておきます」と述べた。

 

彼の発言は、AH-1Z型ヴィパー・ヘリコプターが火曜日沖縄で緊急着陸した事故の後になされた。訓練中に警告サインが点灯し、パイロットは着陸を決断した。

 

緊急着陸は今月に入って既に3回発生している。1月6日と8日に海兵隊のヘリコプターによる緊急着陸が起きている。

 

「きわめて率直に申し上げれば、一連の緊急着陸は予防的な着陸でした。誰も傷つかず、飛行機(ヘリコプター)を損傷することもなかったのですから」とネラーは述べた。

 

一連の緊急着陸の前には、CH-53Eスーパースタリオンの窓が沖縄の小学校に落下するという事故も起きた。10月には別のスーパースタリオンが飛行中に火災が発生した後に緊急着陸するという事故もあった。

 

ネラーはこのような事故に対処し、海兵隊はパイロットの飛行時間を増加させる計画があり、平均の飛行時間を11時間から16時間に増やすと述べた。

 

ネラーは次のようにも発言した。「悲しいことだが、事故から学ぶこともあります。しかし、事故の中には、結局どうして起きたのかが分からないものも出てきてしまいます。重要なことは、更なる時間を投入することで、飛行時間を更に増加させることです」。

 

ネラーは「新しい機体を購入し、機材供給を合理化することで、航空機を更に飛行させて、飛行時間を増やすことが出来ます」と述べた。

 

一方、日本政府側は、全ての期待のチェックが終わるまで、ヴァイパーヘリコプターの飛行を差し止めるように米軍に求めている。

 

統合参謀本部部長ケネス・マッキンゼー・ジュニア中将は木曜日、アメリカの整備部隊は整備におけるチェック過程の一部としてヘリコプターを飛行させねばならないと述べた。

 

マッキンゼー中将は国防総省において毎週開催されるカメラが入った記者会見で記者たちに対して、「地上で航空機を整備するには限度がある」と述べた。

 

「一連の緊急着陸はより重大な事故が起きないために十分な警戒をした結果起きたもので、危険な飛行のために起きたものではない」とマッキンゼー中将は述べた。

 

マッキンゼー中将はまた、日本において続発している緊急着陸について「特別な懸念は存在しない」と述べた。マッキンゼーは「今回の緊急着陸が、事故が増加していること、もしくは異常な状態であることを示すという主張に同意する準備ができていない」と述べた。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)







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