古村治彦の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

2015年07月

ダニエル・シュルマン
講談社
2015-09-09



アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12



 

 古村治彦です。

 

 今回は、ヒラリーを支える側近の美女フーマ・アベディンに関する記事をご紹介します。アベディンは、1976年生まれで、父親はインド、母親はパキスタンからの移民でした。両親ともに博士号を取得した教育者です。彼女が2歳の時に良心の仕事の関係で、サウジアラビアのジェッダに移り住み、18歳までそこで育ちました。ですから、英語、ウルドゥー語、アラビア語を話すことが出来ます。ワシントンにあるジョージ・ワシントン大学入学のためにアメリカに戻りましたが、母親はまだジェッダの大学で社会学を教えています。1996年にホワイトハウスンのインターンとなり、ファーストレイディー、ヒラリーの下に配属されました。それ以降、ヒラリーの側を離れずに仕え続けています。

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フーマ・アベディン

 

 2010年に当時連邦下院議員であったアンソニー・ウェイナーと結婚し、男児が誕生しました。このウェイナーは、2011年にツイッターで誤って、自分の性器の写真を複数の人たちに送ってしまうという事件を起こしてしまいました。これは、妻であるフーマに送るつもりが間違ってツイッターで複数の人たちに送ることになってしまい、大きなスキャンダルとなりました。ウェイナーは2013年にニューヨーク市長選挙の民主党予備選に出馬しましたが、このスキャンダルも影響して惨敗してしまいました。

 

 フーマ・アベディンは常にヒラリーと一緒にいることから、「2人は同性愛の関係にあるのではないか」と噂されてきました。その噂はウェイナーとの結婚で鎮静化しましたが、それでもまだくすぶっているようです。ヒラリーに20年間仕え続けた女性フーマ・アベディンはヒラリーが大統領になった場合、重要スタッフ(首席補佐官[この人物を通さねば誰も大統領に会えない、側用人的役割]、次席補佐官あたり)となるでしょう。

 

 今からこの美人をよく覚えておきたいものです。

 

==========

 

ヒラリーの影(Hillary's shadow

―前国務長官の忠実なアシスタントとしての日々を数年過ごしたのち、フーマ・アベディン(Huma Abedin、1976年―)はヒラリーの選挙ティームの中核として頭角を現しつつある

 

アニー・カーニ筆

2015年7月2日

『ポリティコ』誌

http://www.politico.com/story/2015/07/hillary-clinton-2016-campaign-huma-abedin-119671.html

 

ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton、1947年―)は5月のある日、ニューハンプシャー州にあるスマッティ醸造所の倉庫で行われた選挙運動イヴェントを終えた。群衆は彼女に近づき、一緒に写真を撮ったり、握手したりしていた。

 

 クラシックなトィードのネイヴィーシフト・ドレスに身を包んだクリントンから数メートル離れたところで、フーマ・アベディン(Huma Abedin、1976年―、39歳)が彼女のボスであるヒラリーを追いかけます群衆の中にいた。アベディンは現在のスタッフの中でヒラリーに最も長く仕えている人物だ。彼女は知り合いと楽しげにお喋りをしていた。しかし、公園で子供が遊んでいる姿を見守る母親のように、アベディンはヒラリーが視線から消えないように警戒しながら追い続け、いつでも動けるように身構えていた。

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 アベディンは19歳の時にファースト・レディー・オフィスでインターンを始めた。それから常に政治の世界にいたヒラリーの身近に仕えた「ボディ・ウーマン」(政界用語で政治家の個人アシスタント)であった。アベディンにヒラリーの世話をする仕事が回ってくるのは自然なことであったし、アベディンがヒラリーの周囲数メートルにいつもいることは、ヒラリーにとっては当たり前のことになっている。

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政界関係者や評論家たちの中には、ここ数年色々な出来事があったにもかかわらず、アベディンが今でもヒラリーの側近にいることに驚きを隠さない人々がいる。2013年、アベディンは、ヒラリーの許から少しの間離れて、別の役割を果たした。アベディンは夫の選挙運動を支える妻、夫と一緒に演説したり、人々と触れ合したりする妻の役割を果たした。彼女の夫は元アメリカ連邦下院議員アンソニー・ウェイナー(Anthony Weiner、1964年―)で、2013年にニューヨーク市長選挙に立候補した。アベディンは夫の出馬表明にヴィデオメッセージの形で登場し、ニューヨークでの選挙運動に参加した。しかし、選挙期間中にウェイナーはセクスティング(携帯電話やパソコンで自分の性的な写真を送ること)をしていたことを暴露され逆上してしまった。アベディンは夫の選挙運動から離れて、ヒラリーの元に戻り、ヒラリーの選挙運動に戻った。アベディンは再び厳しい戦いとなることが確実な大統領選挙に参加することになったのだ。

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 選挙運動について回るのは年の若いスタッフであるのが普通だ。しかし、アベディンはボディーガードと一緒に彼女に周囲におり、ヒラリーがアイオワまで飛行機で行くときにブリトーボウルを買ってきて欲しいと頼んだのはアベディンに対してであった。ヒラリーが4月にボストンからワシントンまで飛行機のファーストクラスで飛んだ時、隣の席にはアベディンがいた。これは目撃者の話であるが、昨年の夏、ヒラリーの回顧録『ハード・チョイス(厳しい選択)』の宣伝のために、ヒラリーが『グラマー』誌のグラビアの写真撮影を行った時、アベディンはスタジオの中にいた。アベディンはスタジオのソファーが柔らかすぎてヒラリーが沈みこんでしまわないかをチェックしたり、撮影の衣装を選んだりしていた。

 

 アベディンは早くから選挙運動や本の宣伝で陣頭指揮を取ってきたが、彼女は早い段階から今のような大きな役割を果たしてきたわけではない。ある人物によると、アベディンはヒラリーについて行くだけの地位から選挙運動の実務全般を監督する地位、そしてヒラリーの代理をする仕事までするようになっている、ということだ。

 

 アベディンがヒラリーの旅行について行く場合、彼女には様々な仕事が待っている。ヒラリーは、先週行われたクレメンタ・ピンクニー(黒人教会銃乱射事件の被害者)の葬儀に参列するためにサウスカロライナ州に向かった。この時、アベディンはヒラリーの代わりにサウルカロライナ州議会の議員2人と会談した。

 

 ヒラリーがニューヨーク市長ビル・デブラシオ(Bill de Blasio、1961年―)に会うために向かっている時に渋滞に巻き込まれたことがあった。この時の会談の後、デブラシオはヒラリーに対する支持を表明することを拒否した。アベディンはヒラリーが到着するまでの45分間、デブラシオと一対一で話をし続けた。

 

 無駄口を叩かない忠実なアシスタントからクリントン陣営の中心人物へとアベディンの役割が大きく変化した。クリントン陣営のある人物は次のように語っている。「あらゆる点から考えてみて、アベディンはクリントンの選挙運動ティームのナンバー3です。彼女より上には、選挙運動委員長のジョン・ポデスタ(John Podesta、1949年―)と選挙運動責任者のロビー・ムック(Robby Mook、1979年―)がいるだけです。」

 

 アベディンは、影響力の点でヒラリーの長年の側近シェリル・ミルズ、マギー・ウィリアムズ、フィリップ・レインズと肩を並べるようになった。しかし、これらの人々は現在の選挙運動では何も仕事をしていない。アベディンはヒラリーの古くからの側近の最古参として選挙運動に参加し、ヒラリーが常に求めている役割を果たしている。それは、強くて、信頼できる女性のアドヴァイザーだ。

 

 国務省時代にヒラリーとアベディンと共に最高幹部として働いたある人物は、2人が20年のうちの殆どの期間にわたり離れることなく過ごしてきたことからくる、強いつながりが存在することを認めている。

 

 ヨーロッパ・ユーラシア問題担当国務次官補を務めたフィル・ゴードン(Phil Gordon、1962年―)は、「長い時間、遠い外国に行くなど一緒に過ごすと、家族になるんですよ」と語った。ゴードンは国務省でアベディンと一緒に働いた。ゴードンは続けて次のように述べた。「ヒラリー・クリントンは彼女の成長を20年にわたって見守って来たんですから。2人はそれぞれの家族よりも長い時間を一緒に過ごしてきたのですよ」。

 

 アベディンは2016年の大統領選挙において、クリントン陣営内で頭角を現し、重責を担うことになる。それによって、ヒラリー側近としての力の源泉となった、ヒラリーの代役を務めるという役割の一部を放棄しなくてはならなくなる。

 

 火曜日の夜に米国務省が数千通にも及ぶヒラリーのEメールを公表した。その中で、アベディンがヒラリーの生活を24時間にわたって整理・調整する役割を果たしていたことが明らかになった。元国連大使の故リチャード・ホルブルック(Richard Holbrooke、1941―2010年)、元副大統領アル・ゴア(Al Gore、1948年―)、連邦上院議員チャック・シューマー(Chuck Schumer、1950年―)、そして元大統領ビル・クリントン(Bill Clinton、1946年―)がヒラリーと連絡を取る際にまずアベディンに電話をしていたことが分かったのだ。アベディンはヒラリーの美容室と病院の予約をしていた。服薬ガイドがどこにあるかも知っていた。毎日仕事に関わる概要書を届けていた。彼女は家にいても仕事場にいてもいつでもヒラリーとコンタクトを保っていた。

 

 あるEメールでは、ヒラリーはアベディンに対して「ベッドルームのドアが閉まっていたらノックするようにしてちょうだい」と書いていた。ヒラリーは仕事中でも家からでもEメールをアベディンに送っていた。その中にはすぐにジョークの種になったものもあった。アベディンはファックスの使い方が分からずに苛立つヒラリーに対して使い方を教えるEメールを送っていた。アベディンは「受話器を取ります。そして電話番号を押します。そしてそのままにしておきます」と書いて送っていた。

 

 情報通によると、アベディンは通常、政策検討会議において聞き役に徹するということだ。それでもEメールが示しているように、アベディンは私的に外交政策について意見を述べることもあった。2009年にヨルダンのアブドラ国王がフセイン王子を王太子に決定した後、アベディンはヒラリーに次のような内容のEメールを送った。「個人的には、今回の王太子の指名によってフセイン王子の地位は安泰になりました。父親アブドラ国王に忠誠を誓う人々からの反対に心配する必要がなくなりましたから」。

 

 アベディンが送ったEメールなどよりも重要なことは、アベディンがヒラリーの考えと同じ考えをすることが出来るという点だ。

 

 アル・ゴアのアドヴァイザーを務め、アベディンとは長年の友人関係にあるマイケル・フェルドマン(Michael Feldman、1968年―)は、次のように語っている。「今回、フーマの果たす役割はとても重要です。ですから彼女は選挙運動に深く関わっているんです。アベディンは他の誰も真似できないことですが、ヒラリーと同じ判断を下し、考えをし、ほぼ同じ記憶を持っているのです。自分の外見ではなく、内面の代わりをしてくれる人がいれば、だいぶ時間の節約になるでしょう。これが2人を固く結びつけている接着剤みたいなものなのです」。

 

 アベディンは周囲の人たちに、ヒラリーは連邦上院議員から、大統領選挙候補者、国務長官、私人に戻る、そして再び大統領選挙候補者になるというキャリアを経ているが、彼女が新しいステージに行く度に、ヒラリーから離れて政治以外の場所に機会を求めようと考えたことがあると発言したことがあるそうだ。彼女の選択はいつも自分に合った仕事があるかどうかが基準となった。アベディンは息子を育てながら、それと同じくらいの力を注ぎたいと思える政治家はヒラリー以外にいないと考えている。ヒラリーに対する忠誠心によってアベディンの役割と責任は重要になっていき、その結果として選挙運動ティームに参加することになった。

 

 ヒラリーの下で国務副長官を務め、現在もアドヴァイザーとして彼女の信頼を受けているトム・ナイデス(Tom Nides、)は次のように語っている。「フーマはお金や地位など欲しくないんですよ。彼女は有能ですから何でもできたでしょうし、お金を稼ぐこともできたでしょう。ヒラリーの許からとっくの昔に離れていてもおかしくはないんです。それでも彼女はそうしなかった。彼女は心の底からヒラリー・クリントンを信頼しているのです」。

 

 2016年の米大統領選挙に向けた選挙運動ティーム作りの中で、アベディンの影響力は大きくなっていった。選挙運動ティーム作りの1年半の間、アベディンは、ヒラリーが面接をする前に、幹部となる人々全てと面談し、ヒラリーと会わせる人を選抜した。アベディンは選挙運動責任者の面接も担当し、数名の候補者の面接も行った。その中には、ムックも含まれていた。

 

 ナイデスは、「選挙運動が始まる前に彼女と会わなかった選挙運動の幹部は1人もいません」と述べた。アベディンは、これまでの1年、ヒラリーに通じる唯一の公式なチャンネルだった。また、ヒラリーの古くからの支援者たちにとって、情報を得たり、ヒラリーと面会したりする際にまず電話をかける相手がアベディンになった。昨年4月、ポデスタとムックが正式に選挙運動ティームに参加するとなった時、2人はアベディンに選挙運動ティームの「副委員長」に正式になるべきだと提案した。

 

 ポデスタは次のように語っている。「フーマが若いインターンだった時、私はホワイトハウスにいました。そんな彼女が今やティームの重責を担うようになっているんですからね。彼女は多彩な才能を持ち、頭脳明晰です。彼女は謙虚でありながら、戦略眼を持っていて、彼女以上の同僚は望めないでしょう」。

 

 選挙運動のある実務担当者は、アベディンの新しい役割として、資金集めイヴェントの主役となり、寄付をしてくれる人々の前で話をすることになるだろうと述べている。

 

 ニューヨークのブルックリンにある選挙事務所で、アベディンは角にあるオフィスの1つを与えられている。そこからラハイーストリヴァーとブルックリン橋が見渡せる。約30名の選挙運動スタッフが彼女に直接報告にやって来る。彼女が担当しているのは、ヒラリーに提出するブリーフ書類作成、スケジュール管理、宣伝、通信、旅行とイヴェント参加管理の各ティームである。アベディンはミッドタウンにある2つ目の選挙事務所でも仕事をしているが、そこにも個人オフィスを与えられている。

 

 アベディンは最新の機械が苦手だということは知られている。彼女は毎朝、新聞記事の切り抜きで最新ニュースをチェックしている。アベディンはツイッターを始めるタイミングを見計らっている。彼女はツイッターで自身の生活や政治以外の趣味などについて人々に見せることになる。彼女はスパイスの効いた民族料理をこよなく愛しているが、そうしたことを多くの人々に知らせることになるだろう。

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フーマとヘバ・アベディン

 

 現在のところ、アベディンはSNSには彼女の妹ヘバを通じて登場している。ヘバは「ヒルスターターズ」と呼ばれるヒラリーの政治資金集めを行う人たちの1人であり、ヒラリーの資金集めイヴェントのちょっとした内部での写真をSNSによく掲載している。先週、ヘバ・アベディンは、プラザ・ホテルで行われた歌手レイディー・ガガがヒラリーのための資金集めイヴェントに参加し、舞台裏で撮影した姉フーマとの写真を掲載した。フーマには表に出ていうる時間はそんなにない。朝8時から夜10時半まで電話はひっきりなしにかかってくるし、3歳になる息子との時間も作らねばならない。選挙運動の広報担当者によると、火曜日、この日はアベディンにとって特に忙しい日ではなかったが、13件の電話に出て、同日に開催された4件のクリントン陣営政治資金集めイヴェントのうちの2つに出席した、ということだ。

 

 これは2008年の時に比べてアベディンがより重要な仕事を任されていることを示している。2008年、アベディンは旅行担当の責任者であった。長年にわたりヒラリーのスタッフを務めているマンディ・グランワルドは当時のアベディンの役割は、ドラマ『マッシュ』に出てくる鋭い洞察力を持つキャラクターであるレイダーのようなものだと述べた。2008年当時のアベディンの役割についてグランワルドは『ヴォーグ』誌とのインタヴューで次のように語っている。「エアコンで室内が冷えすぎている時、フーマはそこにショールを持って待っているんですよ」。

 

 アベディンは『ポリティコ』誌の取材に対して、今回の大統領選挙に関して、これまでは違う動機で臨もうとしていると答えた。

 

アベディンは次のように語っている。「2008年の大統領選挙は私にとって初めての大統領選挙の選挙運動となりました。私は毎日興奮の真っただ中にいました。ヒラリー・クリントンのために働いてきた時間を通じて、私は世界を見てきたし、人生を賭けるに足るだけの貴重な経験をすることが出来ました。ですから、今回の選挙でどうしてヒラリーのためにまた働くのかと聞かれるんですけど、それは私が彼女に勝って欲しいと真剣に思っているからです」。アベディンは続けて、「私の息子がこれから成長していくこの国の大統領に最もふさわしい人物」がヒラリーだと固く信じているし、彼女はお手本だとも述べている。

 

 ヒラリーの国務長官時代、アベディンとヒラリーの関係が余りにも緊密なので、ア連邦議会はアベディンが特別な扱いを受けているのではないかとして調査を行っている。アベディンは国務長官ヒラリー・クリントンの首席アドヴァイザーを務めていたが、同時に外部の顧客たちのコンサルタントとして活動することも認められていた。顧客には、ビル・クリントンの補佐官を務めたダグ・バンド(Doug Band、1972年―)が設立した会社テネオとクリントン財団が含まれていたアベディンの顧客と彼等かの報酬は、アベディンの税務申告書類には記載されていなかった。

 

 チャック・グラスリー(Chuck Grassley、1933年―)連邦上院議員は、アベディンが国務省に在職中に、彼女とその他の人々がテネオと連絡を取り合っていたかを示す証拠が国務省から提出されるのを待っている段階である。グラスリー議員の広報担当者は「議員は、国務省に対して、アベディンの私的なEメールの公表を繰り返し求めている」と語った。

 

 ヒラリーにとって、アベディンが側近の中にいることは、ホワイトハウスを狙う最終的な戦いにとって必要不可欠なことであり、2人の間にある信頼関係がその基になっている。前述のゴードンは国務長官と大統領選挙候補者の生活について次のように語っている。「一晩中飛行機に乗って旅をし、小さい部屋に入れられてあらゆることをこなすことを求められ、肉体的にも精神的にもボロボロになってしまうんですよ。そういう時、秘密を守ってくれる信頼感が欲しくなるんです。そういう時、フーマのような存在の人が絶対に必要なんですよ」。

 

(終わり)





野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23



 
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ダニエル・シュルマン
講談社
2015-09-09



アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12



 

 古村治彦です。

 

 安倍安保マフィアの中心人物である礒崎陽輔参議院議員(自民党)兼首相補佐官はツイッターで積極的に発言し、世論をリードしようとして、時々「立憲主義という言葉は聞いたことがない(最高学府である東京大学法学部を卒業しているのに)」と書いたり、女子高生にたしなめられて逃げ出してしまったりするような、安倍氏周辺に多い、おっちょこちょいな人物です。

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 昨日、礒崎陽輔参議院議員は地元の大分で国政報告会を行ったそうで、この会での発言の要旨が朝日新聞に掲載されていました。礒崎議員は東大法学部では立憲主義は習わなかったようですが、どんなことでも正当化できる、白を黒と言いくるめる魔法の話術である東大話法(安富歩東京大学教授の言葉)と、何を言っているのか一般人には理解できないが、それで一般人を「統治してあげる」ための「霞が関文学」については第一人者のようです。簡単に言うと、詭弁を弄して自分を正当化することに長けているのです。

 
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 礒崎議員の論旨は「憲法9条では必要最小限度の自衛権は認められている。時代が変わったから集団的自衛権でも日本を守るために良いものだ。日本を守ることに良いことを日本国憲法がダメと言っている訳がない」というものです。彼が言う時代が変わっているというのは具体的には中国を想定しています。先日の安倍首相のテレビ出演でも説明の地図で、中国の地図の上にはドクロをあしらった海賊の旗が付けられていました。中国が攻めてくるというのなら、領土領海領空の範囲内で専守防衛の自衛権を発揮すれば済むことです。アメリカ軍も日本に基地を置いている(これだけでアメリカの世界戦略に資している訳ですから片務的ではない)のですから、アメリカ軍も作戦行動を取るでしょう。中国にも日本と同じくらいにアホがいて、「日本をやっつけたい、アメリカと戦いたい」と病的に思っているでしょうが、そんなのが力を持たないようにしているでしょう(日本ではどうもそうではないですが)。

 

 集団的自衛権となれば、どうしても自衛隊の海外派兵ということになります。その際には「安全な」後方勤務、具体的には物資輸送や傷病兵の看護などになるでしょうが、テロ組織とテロ攻撃の遍在性(どこにでもいることができる)を考えると、派兵となり、相手側から見て「敵」「侵略者」と見なされた時点で、「安全な後方」などと言うものは存在しません。ですから、集団的自衛権が「日本を守るために良いもの」とはなりません。

 

 日本国憲法を読めば確かにどこにも「日本国の領土領海領空を越えて軍隊を出してはならない」と書いていませんが、その前提となる軍隊を持たないと書いている訳ですから、存在しない軍隊は外に出すことはできません。存在しないんですから。ただ、芦田均、吉田茂と金森徳次郎の一種の姦計で、自衛のための必要最小限度の戦力は持つことが出来るという解釈も成り立つようになり、それで自衛隊が置かれているのですが、政府はこれをずっと「軍隊ではない」と言ってきました。

 

 日本が攻撃されていないのに同盟関係にある国が攻撃されて、日本が攻撃されたと見なして自衛隊が海外に出てその国のために戦うというのは、日本の役割ではありません。帝国の存立を守るための自衛権の行使という名目の下でなぜか南太平洋、インド洋、北太平洋、中国にまで堂々とかつ姑息に攻め入った過去を持つ日本が行う役割ではありません。「良い・悪い」の問題に礒崎議員はしていますが、これは、最後は個人の判断になりますので、私は「悪い」と判断します。そして、礒崎議員は「日本にとって良いことを日本国憲法がダメというはずはない」と言って、憲法にその責を負わせようとしていることに憤りを覚えます。憲法を大切にしているように見えて実はそうではない、これが東大話法+霞が関文学の真骨頂です。その証拠に彼は憲法改正についても言及しています。

 更には「法的安定性は関係ない」という発言もしています。現実の前には憲法など蔑ろにされても良いということですが、これは太平洋戦争中に総理大臣・陸軍大臣・参謀総長を兼ねた東条英機と同じ心性です。憲法上問題があっても、現実はひっ迫しており、憲法を蔑ろにする方策を実行するとということです。このように書くと、「憲法を守って国が亡んでもよいのか」という極論を言う人が出てきますが、現在の日本国憲法で十分に対処できることに対して、脅威の過度な強調(exaggeration of threat)を行い、憲法を骨抜きにする一種の「クーデター」の方がよほど亡国の行為といえます。 

 

 礒崎議員は来年の参議院議員選挙で勝利し、自民党だけで参議院の過半数を握り、憲法改正を進めたいとしています。いよいよ憲法を改正して、よりアメリカの属国化とアメリカの肩代わり(アメリカ陸軍は4万人削減し、米軍全体の予算も削減されます)を進めようとしています。来年改選を迎える自民党議員は49名(選挙区12名、比例:37名)ですが、この数を57名にすると自民党の単独過半数となります。私は自民党の単独過半数、そして、自公での過半数は憲法改正の一里塚になりと思いますので、それは何とか潰えて欲しいと考えています。「何か危険だな」「自民党感じ悪いよね」「公明党は何をやっているのか」と思われる皆さんには是非投票を、出来たら自公と維新や次世代以外に投票して下さることを願っております。

 

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

 

●「憲法解釈変更「法的安定性は無関係」 礒崎首相補佐官」

 

朝日新聞電子版 20157261904

http://www.asahi.com/articles/ASH7V5T5MH7VULFA004.html

 

■礒崎陽輔・首相補佐官

 

 憲法9条全体の解釈から、我が国の自衛権は必要最小限度でなければならない。必要最小限度という憲法解釈は変えていない。

 

 政府はずっと、必要最小限度という基準で自衛権を見てきた。時代が変わったから、集団的自衛権でも我が国を守るためのものだったら良いんじゃないかと(政府は)提案している。考えないといけないのは、我が国を守るために必要な措置かどうかで、法的安定性は関係ない。我が国を守るために必要なことを、日本国憲法がダメだと言うことはありえない。

 

 本当にいま我々が議論しなければならないのは、我々が提案した限定容認論のもとの集団的自衛権は我が国の存立を全うするために必要な措置であるかどうかだ。「憲法解釈を変えるのはおかしい」と言われるが、政府の解釈だから、時代が変わったら必要に応じて変わる。その必要があるかどうかという議論はあってもいい。

 

 来年の参院選は、憲法改正が絡む話でしっかりと勝たなければならない。参院もできれば、自民党で単独過半数を取りたい。その中で憲法改正を有利に進めたい。(大分市での国政報告会で)

 

(新聞記事転載貼り付け終わり)

 

(終わり)










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ダニエル・シュルマン
講談社
2015-09-09



アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12



 

 古村治彦です。

 

 日経新聞がイギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズ紙が買収しました。このニュースは大きな衝撃をもって迎えられました。この買収に関して、「中国での取材や中国報道で力が落ちるのではないか」という視点からの記事があったのでご紹介します。日本の企業が買収したことで、フィナンシャル・タイムズ紙が中国において不利な立場に置かれるのではないかという考えは荒唐無稽のようにも思えます。しかし、アジアの中心は今や日本ではなく、中国であり、その中国で不利な立場になったら困るというのは心配し過ぎじゃないかと思いますが、現場ではそうではないのだろうと思われます。

 

==========

 

日本企業が所有することになり、『フィナンシャル・タイムズ』紙は中国でどのようになるか?(With A Japanese Owner, How Will the Financial Times Fare in China?

―フィナンシャル・タイムズ紙は中国で大成功を収めている。この状況が変化する可能性が高い

 

アイザック・ストーン・フィッシュ

2015年7月23日

『フォーリン・ポリシー』誌

http://foreignpolicy.com/2015/07/23/with-japanese-owners-how-will-the-financial-times-fare-in-china/

 

 今朝早く、中国人ジャーナリスト、ジョージ・チェンはある中国メディアの幹部に最新のニュースを伝えた。チェンはまず、米国と同様に中国においても尊敬を集めているフィナンシャル・タイムズ紙が日本のメディアグループである日経新聞に約13億ドルの契約の一部として売却されたと伝えた。この合意は突然のことで、アメリカとヨーロッパのマスコミ関係者たちを驚愕させた。木曜日の朝早く、フィナンシャル・タイムズ紙はドイツのメディアグループであるアクセル・シュプリンガーがフィナンシャル・タイムズ紙の買収にほぼ合意していると報道したばかりであった。日経新聞のフィナンシャル・タイムズ紙買収のニュースは中国においても衝撃を持って迎えられた。フィナンシャル・タイムズ紙の日経新聞への売却は、フィナンシャル・タイムズ紙の中国版で影響力を持つFTチャイニーズだけでなく、フィナンシャル・タイムズ紙の中国取材にも大きな影響を与えることになる。中国はフィナンシャル・タイムズ紙にとって最も重要な取材対象である。チェンは私に衝撃を受け失望したと述べ、「なんてこった」と言いながら、自分の上司に報告するために走って去って行った。

 

 フィナンシャル・タイムズ紙は中国の指導者層と築いてきた良好な関係によって、外国メディアの中で中国報道に関して抜きん出ていたが、日本企業の所有になることで、それに陰りが見える可能性がある。4月中旬、中国政府はフィナンシャル・タイムズ紙に対して独占的に李克強国務院総理のインタヴューを許した。中国の最高指導者たちは西洋のメディアとのインタヴューに消極的であることを考えると、これはまさに快心のヒットであった。 フィナンシャル・タイムズ紙は2009年にも当時の国務院総理であった温家宝のインタヴューに成功している。前日のチェンは次のように語った。「フィナンシャル・タイムズ紙が李総理のインタヴューに成功した後、中国人の多くは、中国政府がフィナンシャル・タイムズ紙は他の西洋のメディアよりも中国に対して友好的だと考えているのだと感じたんだ」。しかし、日経新聞による買収によって、この状況も変わるかもしれないとチェンは言った。この問題は微妙であるために匿名を希望したある中国人のマスコミ関係者は、チェンの意見に同意し、次のように語った。「フィナンシャル・タイムズ紙はこれから中国の政府要人たちとの関係で多くの問題を抱えるようになると思うわ」。

 

 日本と中国は第二次世界大戦終結からほぼ70年の今日でも外交的にいがみ合っている。日本は繰り返し中国の軍人と民間人に対して敵意をむき出しにした対応をしてきた。中国側は日本側が充分な謝罪を行っていないと感じており、9月3日を中国は初めて第二次世界大戦終結を祝う祝日に制定することにしている。日本との緊張関係によって、日系企業は中国国内でたびたび人々の怒りのターゲットにされてきた。2012年末に起きた反日暴動の中で、青島にあるパナソニックの工場は放火され、トヨタの販売店は略奪された。る中国人のマスコミ関係者は私に対して、中国と日本の関係がこれ以上に悪化していくと、中国におけるフィナンシャル・タイムズ紙の立場も悪くなっていくだろうと語った。

 

 北京時間の夜になって日経新聞による買収劇の様子が伝わってきた。このニュースは中国の各新聞やSNSでは大きなニュースとして取り扱われなかった。しかし、中国人経済学者のシャオ・ジァオは中国版ツイッター浪博で「今回の買収は、日本が世界規模でのソフトパワーを増大させることが可能となるので、大きなインパクトを持つことになる」と書いた。フィナンシャル・タイムズ紙の買収に関して、浪博ではいくつかのジョークが書かれていた。フィナンシャル・タイムズ紙の人気企画「ランチ・ウィズ・FT」は、これから日本食が供されることになるだろうと書かれていた。多くの人々は、中国では非「協調的」な新聞を買収したり、創刊したりできないことを嘆いていた。

 

 新しく所有者となった日経新聞がフィナンシャル・タイムズ紙の中国報道に対してどのように影響力を行使するのか、そもそも変化は起きるのかを予測するのは早計だ。フィナンシャル・タイムズ・グループの最高経営責任者ジョン・リディングは、買収交渉の際に、ピアソン側は新聞の編集権の独立は守ってくれるように交渉したと述べた。そして、現在のところ日経新聞がフィナンシャル・タイムズ紙の報道姿勢を変化させたり、中国に対して厳しい姿勢を取るようにさせたりするようになると考える理由はないと述べた。

 

 しかし、中国政府と日本政府との関係は不透明であるために、重要な幹部たちへの取材がしにくくなることで、フィナンシャル・タイムズ紙が中国本土で取材する能力が制限されることになるだろう。中国政府は、中国政府幹部に対するインタヴュー申請を評価する際やジャーナリストに対する処遇を決定する際に、そのメディアの評判と中国に対する友好的な態度を考慮する。『ニューヨーク・タイムズ』紙が中国の最高指導者たちの家族の財産について衝撃的な報道を行ったことがあった。この時、ニューヨーク・タイムズ紙の記者たちは中国に入るためのヴィザの取得に苦労し、中国の官僚たちからは全面的な取材拒否に遭うことになった。

 

 日経新聞による買収はリスクであるが、そのリスクは小さい。これについては新しいオーナーである日経新聞は既に考慮していることだろう。しかし、中国の日本に対する敵意と、中国が自分たちの優先順位と対立することになると感じたメディアに対する圧力のかけ方の激しさは過小評価することはできない。日経新聞による買収が発表された後、フィナンシャル・タイムズ紙の北京支局長を務め、現在はフィナンシャル・タイムズ紙から離れているリチャード・マクレガーはツイッター上で、日経新聞は「日本国内では大きな成功を収めている」が、「果たして外国のメディア文化にうまく対応することが出来るのか?」と書いた。マクレガーはフィナンシャル・タイムズ紙が長年本社を置いてきたイギリスについて書いているのだが、それは中国についても書いているとも言えるのである。

 

(終わり)










 
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ダニエル・シュルマン
講談社
2015-09-09



アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12



 

 古村治彦です。

 

 先日、安倍晋三首相がフジテレビに出演した際に使った道具立てにアメリカでも興味を持たれているようです。そして、安倍首相の譬え話の空々しさについて以下の記事は言及されています。火事の煙については「生肉」ではなく、「キャンディー」だと言っています。

 

 

==========

 

安倍晋三は日本のテレビ番組に出演して自分の安全保障改革について紙の切り抜きを使う(Shinzo Abe Uses Paper Cutouts to Sell His Security Reforms on Japanese TV

 

エリアス・グロル筆

2015年7月23日

『フォーリン・ポリシー』誌

https://foreignpolicy.com/2015/07/23/shinzo-abe-uses-paper-cutouts-to-sell-his-security-reforms-on-japanese-tv/?utm_content=buffer26143&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer

 

「火事になった紙の家と日本とアメリカの消防士たちが救出に駆けつけている」。これは日本の首相である安倍晋三首相が今週テレビ番組出演の間に使った譬え話である。これは安倍首相が進めている日本の防衛に関する改革に対して懐疑的な日本の人々に説明するためのものであった。

 

 安倍首相は日本の憲法を変え、軍事衝突が起きた場合に同盟諸国を助けに行けるようにしたいと望んでいる。しかし、日本国民の多くは第二次世界大戦後の日本の平和主義に基づいた政策を変更することに大変懐疑的になっている。その結果、安倍首相はここ数週間で、彼の改革法案が衆議院を通過した後に支持率が記録的に低下する様子を目撃してきた。そのため、安倍首相は、これまで使われたことのないような道具を使って自分の政策を人々に売り込むためにテレビ出演を続けた。

 

 安倍の防衛政策改革の目的は、東アジアにおける日米共同の軍事作戦を実行するために、日本がアメリカと共同してより積極的な役割を果たせるようにすることである。中国は軍事力を増強し、南シナ海にあるいくつかの島々の領有権を主張している。一方、日本は中国が台頭することで脅威となっていることに対して抑止力とするために、日本の自衛隊をより攻撃的にしたいと望んでいる。

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 安倍首相は、現在の日本の政策の下では、日本の消防士たちは火事になったアメリカの家を助けに行くことが出来ず、ただ立ち尽くして家が焼けていくのを見守るしかできないと述べた。彼が提案した改革では、日本とアメリカはお互いがお互いを助けることが出来るようになると述べた。彼が使った紙の家から出ているキャンディーのような物体は火である。

 

この譬え話は公平に見て酷いものであった。安倍の進めている改革は火事との戦いとは何の関係もない。日本は中国とアメリカとの間に起きる軍事衝突に介入する能力を手に入れたいと望んでいる。この場合には、安倍首相が指し示したアメリカの家の敷地内にあるはなれではなく、出火しているアメリカの巡洋艦を使う方が譬え噺としてはより正確である。

 

 そして、この政策が誰に対して行われるかについて疑問が出てきたが、安倍首相が使った道具で海賊の旗が示しているのは、ずばり中国である。

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(終わり)





野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23





 
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ダニエル・シュルマン
講談社
2015-09-09









 

 古村治彦です。

 

 来年の米大統領選挙は現在のところ、ヒラリー・クリントンが最有力候補となっています。共和党は複数の候補者たちが立候補していますが、帯に短し襷に長しという状況です。民主党側では左派のバーニー・サンダースがヒラリーを追いかけていますが、逆転は難しいでしょう。

 

 ヒラリーに対抗できるとすると現職の副大統領ジョー・バイデンですが、長男を脳腫瘍で亡くし、失意の中にあり、出馬できるかどうか不透明です。しかし、9月頃に正式に出馬表明をするのではないかという観測も出てきました。

 

 バイデンが出てくると、ヒラリーも厳しい状況になっていくと思われます。

 

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報告:バイデンは今でも2016年の米大統領選挙出馬を考慮中(Biden still considering 2016 bid: report

 

キース・リャン筆

2015年7月18日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/dem-primaries/248428-biden-still-considering-2016-bid-report

 

 副大統領ジョー・バイデンは2016年の米大統領選挙の民主党候補者のレースでヒラリー・クリントンに挑戦することを熟慮している、と『ハフィントン・ポスト』紙が伝えた。

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 ヒラリーはオバマ大統領に続いて民主党の米大統領選挙候補者になるためのレースの先頭を独走している。しかし、ハフィントン・ポスト紙の報道によると、9月にバイデンが大統領選挙に立候補すると予想されている。

 

 バイデンのスタッフを務め、現在は連邦上院議員テッド・カウフマン(デラウェア州選出、民主党)はハフィントン・ポスト紙の取材で、バイデン副大統領の2016年の米大統領選挙の出馬について質問され、「バイデンは夏の終わりごろに決断を発表すると言っていました」と答えた。

 

 ヒラリーは、4月に正式発表する前から既に、2016年米大統領選挙の民主党の候補者の最有力と見られてきた。しかし、ヒラリーはバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)から驚愕の挑戦を受けた。サンダースは人々の支持を集め、世論調査でも数字を伸ばしている。

 

 クリントン陣営の幹部たちは、サンダースやその他の候補者たちについて心配していないと主張している。その中には元メリーランド州知事マーティン・オマリー、元連邦上院議員ジム・ウェブ、そして元ロードアイランド州知事リンカーン・チャフィーが含まれている。

 

 バイデンは1998年と2008年の2回、大統領選挙に立候補した。バイデンは今回に関して、長い時間をかけて出馬を検討していると考えられている。

 

 バイデンの広報担当者は、ハフィントン・ポスト紙の取材に対して大統領選挙出馬について否定した。

 

 副大統領マスコミ担当補佐官のケンドーラ・バーコフは取材に対して、「バイデンの家族は現在厳しく、難しい時間を過ごしています」と語った。これは、デラウェア州司法長官を務めたバイデンの息子ボウが亡くなった出来事を指している。

 

 バーコフは続けて次のように語っている。「バイデン副大統領や彼の家族がバイデン副大統領の政治的な将来についての予測をするのはまた早いし、不適切です」。

 

 バイデンは2014年の中間選挙から、2016年の予備選で早く選挙や党員集会が開催される、アイオワ、ニューハンプシャー、サウスカロライナなどの各州を中心に遊説をしている。

 

(終わり)

アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12




野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23





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