古村治彦です。
トランプは、マイノリティへの働きかけを強めています。黒人有権者には、彼らが多く住むインナーシティ(都市部の荒廃した環境の地区。治安が悪く、教育も荒廃しているので、そこから抜け出すことが難しい)の改善を訴え、失業率を引き下げることを約束しました。
また、トランプ支持のヒスパニック社会の指導者たちとトランプ・タワーで会談し、その中で、不法移民について、大規模な強制送還は行わないということを示唆したということです。
どの世論調査でも、トランプはヒラリーに比べてマイノリティからの支持が高くありません。黒人の場合ではヒラリーが80%以上あるのに対して、1から2%と壊滅的です。ヒスパニックの場合では、ヒラリーが50%以上で、トランプは30%台半ばとこちらはそこまで酷くありません。メキシコは強姦犯人を送り込んでくる、メキシコのお金で国境に壁を建設しろと言ったことを考えると、ヒスパニックに関して、それだけの差で済んでいるのは大したものです。
黒人有権者の中で致命的に人気がないということは逆に言うと、これからそれを伸ばしていけるだけの余地があるということです。しかし、黒人有権者は全体の10%程度ですから、大きな数字ではありますが、これまでの態度を一変させてまで狙うべき層ではありません。
トランプ陣営は、予備選挙で他を圧倒することが出来た戦術を変えようとしています。トランプは、怒れる白人男性の票を取り込むことで、下馬評は低かったのに、予備選挙を勝ち切りました。しかし、本選挙となると、対象となる有権者は格段に増えます。民主党支持者を切り崩すことは無理かもしれませんが、無党派(independents)の人々からの支持がなければ当選しません。今回のマイノリティに向けたアピールは、「過激なことを言うのは止めて、現実的で多少マイノリティにも配慮した政策をやります」という無党派に向けたアピールです。
これに対して保守派からは「変節した」という批判は出るでしょうが、彼らがヒラリー支持になることはありません。不満があってもトランプに投票するしかありません。
これからこの効果がどのように出てくるか、世論調査の数字でも特にマイノリティの支持率を見ていきたいと思います。
(貼り付けはじめ)
ギングリッジ:私たちは、「成熟した」「謙虚な」トランプを目撃している(Gingrich:
We're seeing more 'mature,' 'humble' Trump)
ジョナサン・スワン筆
2016年8月20日
http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/292077-gingrich-were-seeing-more-mature-humble-trump
元連邦下院議長ニュート・ギングリッジは金曜日、ドナルド・トランプがより謙虚に、成熟しつつあると語った。
トランプの盟友ギングリッジは金曜夜のFOXのニュース番組に出演し、司会のシーン・ハニティに次のように語った。「今週皆さんが目撃したのは、文字通り、皆さんが見たのは、より成熟した、より謙虚になったドナルド・トランプです。こんな言い方をして、トランプが喜ぶかどうかは分かりませんがね」。
ギングリッジは数十年来の友人であるトランプを「世界で最も複雑な国アメリカをリードすること、3億2500万の人々を率いること、つまりアメリカ大統領になろうとすることは、本当にきついことなのだと気付き始めている人」だと形容している。
ギングリッジは、今週になって、トランプが自分の発言で人々を傷つけたことを後悔している(しかし、どの発言かは明確にせず)と述べたことについて賞賛した。
ギングリッジは、今週はトランプの選挙運動にとって「最高の週」になったと語った。
ギングリッジは、選挙運動における、トランプの内面の葛藤について、「それはまるで、彼自身の頑固さとIQとの間の戦いのようなものでしょうね」と語った。
「彼は高いIQを持っており、彼自身が新しいレヴェルに向かわねばならないということを分かっています。彼は、本物の大統領選挙候補者にならねばならないと認識しています」。
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トランプ:2020年には黒人有権者95%から得票するだろう(Trump: I'll
get 95 percent support from black voters in 2020)
ジェシー・ヘルマン筆
2016年8月19日
『ザ・ヒル』誌
http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/292054-trump-says-hell-get-95-percent-support-of-black-voters
ドナルド・トランプは金曜日、彼が大統領として4年間働いた後、黒人有権者の95%は自分に投票してくれるだろうという予測を語った。
トランプはミシガン州ディモンデールでの集会で次のように語った。「4年後、私はアフリカ系アメリカ人有権者の95%が私に投票してくれるようになるでしょう。保証します。本当に起きると約束します。なぜなら、私はインナーシティのために結果を出しますし、アフリカ系アメリカ人のために結果を出すからです」。
「民主党は何も結果を出さないでしょう。彼らがやることは、アフリカ系アメリカ人の皆さんの投票を利用することだけです。彼らがやるのはそれだけです。選挙が終われば、民主党はワシントンの居場所に戻り、皆さんのためには何もやりません。このことは覚えておいてください。一つ確かなことは、同じ人に投票したら、同じ結果しか得られません。これまでの政権が何もしなかったですが、私の政権は皆さんのために働きます」。
トランプは、「ヒラリー・クリントンはアメリカのマイノリティよりもシリア難民を大事にする」と非難した。
トランプは次のように語った。「ヒラリー・クリントンは海外からの難民に仕事を与え、デトロイトのような大都市の失業中の若いアフリカ系アメリカ人には仕事を与えないでしょう。アフリカ系アメリカ人は自国で難民のようになっています」。
トランプは選挙戦を辻手、黒人有権者からの支持を得ることに苦労している。先週行われた各種世論調査の結果を平均してみると、トランプは黒人有権者の2%の支持しか得ていないことが明らかになっている。
トランプはここ数日、言葉遣いを変えて、マイノリティ有権者の支持を得ようとしている。
トランプは金曜日に次のように語った。「皆さんは何を失っているでしょうか?貧困の中で暮らしています。学校のレヴェルは低い。仕事がない。アフリカ系アメリカ人の若者58%は失業している。皆さんは何を失っていますか?」。
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トランプの最側近:彼に「許し」を与えて欲しい(Top Trump aide:
Show him 'some forgiveness')
ジェシー・ブライネス筆
2016年8月19日
『ザ・ヒル』
http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/291947-trump-aide-after-regret-speech-show-trump-some
ドナルド・トランプが新たに起用した選対委員長ケリアン・コンウェイは金曜日、ドナルド・トランプが後悔を示した演説の後に、人々に対して、トランプを許して欲しいと語った。
コンウェイはABCの番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演して、「トランプは彼の発言で嫌な思いをした人について彼は語りました」と語った。
コンウェイは、「これは彼が思っていることです。トランプは昨日、ぎりぎりまで自分で演説原稿に手を入れていました。ですから、あの演説の内容は彼が書いたものでした。彼の本当の言葉です」と述べた。
番組の司会デイヴィッド・ムラーとのインタヴューでコンウェイは次のように語った。「デイヴィッド、これまでトランプがある人たちに対して気遣いが出来ずに、バカにするような発言をすることで、トランプに対して批判的になっている方々には、トランプに対して、少しでもその存在を認め、許してあげて欲しいと思います」。
ムラーは、トランプが数週間前に起こした戦死したフマヤン・カーン大尉の家族との言い争いに言及し、彼が今になって後悔の念を示したのはどうしてかと質問した。
コンウェイは「恐らく、トランプは後悔を感じていたと思います。しかし、それを今の時点で明らかにしたのです」と語った。彼女は更に、トランプはカーンの家族に個人的に連絡をする「かもしれない」が、「家族の皆さんが昨晩の彼の言葉を聞いたことを願っています」と述べた。
トランプはここ数週間、世論調査の数字を落としていた。木曜日夜にノースカロライナ州シャーロットでの選挙集会の演説の中で初めて彼の言葉遣いを後悔していると語った。しかし、どの言葉を後悔しているのかを明言しなかった。民主党のヒラリー・クリントン陣営は、「彼の演説はプロンプターを読んだだけのことだ」と切り捨てた。
トランプは次のように語った。「時に、議論が白熱したり、複数の問題について語ったりするときに、正しい言葉を選べないとか、間違ったことを言うということがあります。私がそうでした。そのことを残念に思っています。私の言葉で誰かが個人的な痛みを感じることになったことを残念に思います。こうした問題をそのままにしておくことは良くないと思います」。
コンウェイは金曜日、次の言葉を繰り返した。「私は、トランプの選挙運動が彼の真の心を見せるものに変更されることを心から願っています」。
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報告:アドヴァイザーたちはトランプが「陰鬱」「落ち着きがなく」「助言を聞かない」状態になっていると述べる(Report: Advisers see Trump as 'sullen, 'erratic,' 'beyond coaching')
ジェシー・ヘルマン筆
2016年8月13日
『ザ・ヒル』誌
http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/291351-report-advisers-see-trump-as-sullen-erratic-beyond
ドナルド・トランプのアドヴァイザーたちは、ドナルド・トランプが陰鬱になっており、プライヴェートでは落ち着きがなく、ちょっとした批判でもすぐに向きになって怒り出す状態にあると述べたと『ニューヨーク・タイムズ』紙は報じている。
今年の6月、トランプ側でいくつかの失敗が続いた時、トランプの娘イヴァンカ、イヴァンカの夫、更に数名の側近たちが私的にドナルド・トランプに会い、選挙戦の方向を刷新するように求めたと記事は報じている。
しかし、トランプはこれまで態度を変えることはなく、いくつもの論争と批判を惹起している。
先週だけでも、トランプはオバマ大統領をISISの「創設者」と呼び、ヒラリー・クリントンが最高裁判事にリベラルな人物を指名することを「憲法修正第2条を支持する人々」が阻止するという考えについて議論を行った。
ニューヨーク・タイムズ紙は20名以上の共和党の幹部に取材した。彼らは異口同音に、トランプが疲れ切っており、イライラし、アドヴァイスを受け付けない状態にある、また、政治過程のいくつかのポイントについて誤解していると述べているということだ。
トランプは、マルコ・ルビオ連邦上院議員(フロリダ州選出、共和党)が彼の再選を目指す選挙中に、「次の大統領には所属政党は関係なく協力する」と述べたことに激怒したとニューヨーク・タイムズ紙は報じている。
トランプは、ピーター・キング連邦下院議員(ニューヨーク州選出、共和党)がテレビ番組でトランプを批判したことで不機嫌になった。トランプはこれまで長い間キング議員に献金を行っていた。
トランプの報道担当ジェイソン・ミラーは、ニューヨーク・タイムズ紙の取材を受けた共和党幹部たちの発言内容を否定し、ニューヨーク・タイムズ紙の取材に対して、トランプは、「元気いっぱいで」あり、「選挙戦に集中している」と語った。
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トランプ:共和党はアフリカ系アメリカ人への働きかけを「改選しなければならない」(Trump:
GOP 'must do better' on African-American outreach)
ベン・シュレッキンガー筆
2016年8月20日
『ポリティコ』誌
http://www.politico.com/story/2016/08/donald-trump-gop-african-american-outreach-227233
ドナルド・トランプはこれまでの選挙運動で人種に関して幾つもの論争を巻き起こした。そのトランプが土曜日、共和党は黒人有権者への働きかけを改善しなくてはならないと述べた。
ヴァージニア州フレデリックスバーグでの演説でトランプは「アフリカ系アメリカ人共同体への働きかけは、共和党が改善しなければならない分野だ」と語った。このストーリーを以下に続ける。
トランプからこのようなことを言われるのは、共和党の幹部たちにしてみれば心外なことであろう。共和党の幹部たちは2012年にミット・ロムニーが大統領選挙で敗れたことを受けて、マイノリティに対する働きかけを改善する計画を立ててきたが、トランプ自身のマイノリティに対する行動や攻撃的な発言によって計画を台無しにされたという思いがある。トランプはツイッターで、白人優越主義者たちのツイートをリツイートし、黒人たちの殺人関与件数に関して実際よりも多い数字を出した誤りの統計数字をリツイートしたり、テレビ番組のインタヴューで過激派白人優越主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)を非難することを拒絶したりした。この件では、後にツイッター上でKKKについて否定した。
トランプは「共和党は南北戦争で勝利したリンカーンの党です。私は共和党が再びアフリカ系アメリカ人の投票先になって欲しいと思っています。私は誰も排除されない国、排除しない政党を目指します」と述べた。トランプは最近の集会で黒人有権者への明らかなアピールを行っている。その中には大きな批判を浴びた金曜日のミシガンでの演説も含まれる。
最新の4つの全国規模の世論調査の結果の平均を出してみると、トランプを支持する黒人有権者の割合は2%に留まる。これは、86%のヒラリー・クリントンだけではなく、緑の党のジル・ステインの5%、リバータリアン党のゲーリー・ジョンソンの4%に負けている。
土曜日の朝、トランプは、ニューヨークのトランプ・タワーで24名のヒスパニックのリーダーたちと会談を持った。バズフィートは次のように報じている。その場で、トランプは不法移民に対して「人間味があり効果的な」やり方で対処すると語った。出席者の中には、大規模な強制送還を求める彼の公的な立場について少し緩めることを占めているのだと推測する人たちもいた。
ここ数カ月、トランプは大規模な強制送還の提案について、演説の中で曖昧な表現に終始してきた。そして、共和党の指導者たちは、トランプがもはや不法移民全員を強制送還する意図を持っていないと語り始めた。
トランプは集会で、ヒラリーの副大統領候補ティム・ケイン連邦上院議員(ヴァージニア州選出)を激しく批判した。ケインは2006年から2010年までヴァージニア州知事を務めた。トランプは、「失敗ばかりの州知事だったティム・ケイン。彼は任期中にヴァージニア州の失業率を倍増させ、ヴァージニア州内の不法移民の数を増大させました」と語った。トランプは最近の演説でそうしているように、プロンプターに映る演説原稿を読み上げ続けた。彼は続けて次のように読んだ。「ところで、ティム・ケインは州知事になって1週間もしないうちに、40億ドルの新しい税金を提案しました。その増税案には、年間所得が1万7000ドルの人に対する増税も含まれていました」。
ここ最近、トランプは、評判の悪い人物である元フォックス・ニュース会長のロジャー・アイルズの助言を受けている。トランプはまた、フォックス・ニュースに対して、彼が貿易協定の交渉にあたってどのような態度で臨むかをネットワークを通じて報じて欲しいと願っていた。トランプは、「フォックス・ニュースは公正でバランスが取れていると思う」と語った。
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トランプはヒスパニックに向けてアピールする(Trump makes pitch to
Hispanics)
ジョナサン・スワン、ラファエル・バーナル筆
2016年8月20日
『ザ・ヒル』誌
http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/292074-trump-makes-pitch-to-hispanics
ドナルド・トランプは土曜日に、彼が「全国ヒスパニック・トランプのためのアドヴァイザー会議」と呼ぶグループと会談し、ヒスパニック有権者に対してのアピールを行った。
共和党全国委員会は、ニューヨークのマンハッタンにあるトランプ・タワーで共和党の大統領選挙候補者ドナルド・トランプと一緒に、「全国の12州からやって来たビジネス、公務、そして宗教各分野のヒスパニックのリーダーたち(NHAC)」と会談した、と発表した。
共和党全国委員会委員長レインス・プリーバスは声明の中で、トランプ・タワーにラティーノの指導者たちが集まったのは、「私たちがヒスパニック共同体に関与するための努力の一環だ」と語っている。
共和党全国委員会は声明によると、トランプとの会談後、ヒスパニックのリーダーたちは「ヒスパニックの人々に、トランプ氏が低迷する経済を建て直し、中間層を復活させ、世界規模のテロリズムを終わらせるための提案を持っているということを理解してもらうための戦略について議論することになるだろう」と述べたということだ。
会談に出席したラミロ・ペーニャ牧師は本誌の取材に対して、トランプ「ヒスパニック・ラティーノの人々に対して温かい心を持っており、今日、それに触れた」と語った。
ペーニャは更に、「今日部屋には最近彼が起用したバノンとコンウェイはいたが、彼の家族は誰もいなかった」と述べた。
トランプは最近選対幹部の更迭を行い、ブライトバート・ニュース社元会長スティーヴ・バノンを選対の運営責任者、世論調査専門家ケリアン。コンウェイを選対委員長に就任させた。そして、選対委員長だったポール・マナフォートは金曜日、委員長の座から退いた。
元プエルトリコ検事総長のホセ・フエンテスは、NHACのメンバーである。フエンテスは、「出席者たちはトランプ・タワーの談話室で、移民を含む様々な問題について議論しました」と述べた。
既にアメリカ国内にいる1100万人の不法移民の問題について、トランプは「全ては法律の枠内で、公平の範囲内で」対処されるべきだと語った、とフエンテスは述べた。
ペーニャは、大規模な強制送還は「非論理的で非現実的だ」と考えている。ペーニャは、「トランプが自分たちの意見に耳を傾けてくれた」と感じ、トランプは「不法移民の家族について取扱に注意しようとしており、家族を引き裂くつもりはないようだ」という認識を持った、と語った。
フエンテスは、メキシコ国境に壁を作るという問題は話題でなかったと語り、「そもそも話題に出なかったのは、それが現実的な問題ではないからだ。そもそも国境線に関してコントロールできない国は主権を持てないからだ(訳者註:アメリカはそうではないのだから、メキシコのお金で壁を作るというのは荒唐無稽だ)」と述べた。
フエンテスとペーニャは、不法移民に関するトランプの計画については議論しなかったと述べた。
ペーニャは、「詳細は選対から発表されるでしょう。トランプ陣営は不法移民に関して計画を立てているようです」と語った。
トランプは、マイノリティの有権者からの支持でヒラリー・クリントンに大きく水をあけられている。特に、アフリカ系・アメリカ人とラティーノでは差が開いている。いくつかの世論調査では黒人有権者の支持は1%であった。
しかし、ここ数日、トランプは黒人有権者に対して明らかなアピールを始めた。黒人有権者に向けて、民主党は皆さんが投票することを当然だと思っているが、皆さんがトランプ政権に投票することで何も失うものはないではないかと述べた。
土曜日にはヒスパニックに対しての最も重要なアピールの場となる会談を持った。ヒスパニックは人口が増え、有権者の中で割合を増やしつつあり、ネヴァダ州、コロラド州、アリゾナ州のような激戦州の結果を決める存在である。
トランプは、「メキシコは、アメリカ・メキシコ国境を越えてレイプ犯人と麻薬密売人をアメリカに送り込んでいる」と発言して選挙運動を開始したことで、多くのメキシコ人を遠ざけた。トランプはまた、ツイッターに、「私はヒスパニックを愛している!」というキャプションをつけてタコボウルの写真を投稿したことで、批判を浴びた。
共和党全国委員会によると、ヒスパニックのリーダーには聖職者や州議会議員たちが含まれていたということだ。
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トランプ選対委員長:「私は白人ですが、私は黒人有権者たちへのアピールに感動しました」(Trump campaign manager: 'I'm white. I was very moved' by pitch to
black voters)
レベッカ・サヴランスキー筆
2016年8月21日
『ザ・ヒル』誌
http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/292144-trump-campaign-manager-im-white-and-was-moved-by-trump
ドナルド・トランプの選対本部長ケリアン・コンウェイは、共和党大統領選挙候補者トランプが最近になってアフリカ系アメリカ人有権者へアピールを始めたことを擁護した。
コンウェイは日曜日朝のABCの番組「ディス・ウィーク」に出演し、「トランプのコメントは全て全てのアメリカ人に向けたものです。私は白人が多い共同体に住んでおり、私は白人です。私は彼のコメントにとても感動しました」と述べた。
コンウェイは次のように語った。「言い換えると、彼はアメリカ人に私たちは改善できると言おうとしているのです。トランプの発言で私が驚いたのは、民主党の候補者ヒラリー・クリントンは皆さんを有権者としてしか見ていないし、皆さんが自分に投票するのは当然だと考えているというものです。私は皆さんを人間として見ています」。
選挙運動で、トランプはアフリカ系アメリカ人に向けてアピールをしている。そして、彼らに対して、トランプに投票して何を失うものがあるだろうかと述べている。
トランプは次のように語った。「皆さんは貧困の中で生きています。皆さんの学校は良くない。仕事もない。58%の若者に仕事がない。私に投票してこれ以上何を失うでしょうか?」。
日曜日、コンウェイは「これ以上悪くしてはならない」ところまで来ているということをトランプは分かってもらおうとしているのだと述べた。
コンウェイは次のように語った。「若いアフリカ系アメリカ人の失業率が58%にまで達していることが良いことだと思うのなら、皆さん、どうぞヒラリー・クリントンに投票してください」。
コンウェイはトランプの立場を擁護し続けた。彼女は、トランプが、アフリカ系アメリカ人、ヒスパニック、そして「全ての」の生徒のための学校選択ヴァウチャーとチャータースクールを支持していると語った。
コンウェイは次のように語った。「私はこうしたことを実現するためにニューヨークで頑張ってきました。学校を選んだり、チャータースクールに行くことが出来たりすることで、能力を持つ、知性の高い生徒たちに高い質の教育を提供することが出来ます」。
「ヒラリー・クリントンはこれらに反対していますと彼女は語った。」
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