古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、お手数ですが、twitter accountかamazonの著者ページをご覧ください 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

2021年03月

 古村治彦です。

 イギリスとアメリカ、大西洋を挟んで固く結びついている両国というイメージがある。しかし、アメリカには君主制も貴族制度もないが、イギリスには血統による王室があり、貴族たちがいる、また厳然とした身分制度社会である。この点は英米の中で大きな違いである。

 オプラ・ウィンフリーは女優、トークショーの司会者として大変な人気を博した。1986年から2011年まで続いた「オプラ・ウィンフリー・ショウ」の人気は高かった。彼女の番組に出るのがステータスであり、有名人の人気のバロメーターになった。番組内でオプラが紹介した書籍は軒並みベストセラーになった。シカゴの街を観光した際、ガイドが「このビルでオプラが番組を撮影しているんですよ」と自慢げに語っていたことを思い出す。シカゴを拠点にしている有名人と言えばオプラとバラク・オバマ、ミッシェル・オバマ夫妻ということになる。オプラ自身も大統領選挙に出るのでは、と長年言われてきたが、彼女はバラク・オバマを古くから支持してきた。オプラの支持はオバマ大統領誕生に重要な役割を果たした。ミシェルは今回のインタヴューについて、森友学園の時の安倍昭恵氏のような発言をしている。

 今回、オプラが特別番組としてヘンリーとミーガン・マークルにインタヴューした様子が放映された。その中でミーガンはイギリス王室の閉鎖性と人種差別を訴えた。また、彼女は精神健康上の問題を抱えたが、そのことでイギリス王室のある人物(かなり高い地位にある)は冷淡に対応したとも主張している。自殺を考えたことも明らかにした。

 このインタヴューを見たアメリカ国民は「やっぱり血筋だけが正統性を保証する君主制は良くないな、おとぎ話とかファンタジーの世界なら良いけど」ということになるだろうし、イギリス国民の多くは「成り上がりのアメリカ女が何を言うか、伝統も教養もない野卑な国の人間は嫌だな」ということになるだろう。この英米の根本的な違いを浮き上がらせることになった。

 君主制が「残っている(残っているという表現自体が既に難からの価値判断を含んでしまう)」国の数は多い。日本も例外ではない。貴族制度はアメリカによって叩き潰されたが、君主制度自体は残った。日本は立憲君主制(Constitutional Monarchy)である。日本国憲法にも書いてある通り、天皇は国民統合の象徴ということで存続することになった。

 それが時代遅れかどうか、考えは人それぞれである。近代的な個人主義とか自由主義とかになじまないという人もいるだろうし、伝統を大切にすべきだという人もいるだろう。今のところ、日本では天皇と天皇家の状況について変更しようという国民の声は少ない。
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 今回、ヘンリーとミーガンのインタヴューで、英米では君主制の是非についてまで議論がなされることだろう。そして、英米国民間に多少の感情的な齟齬が出てくるだろう。バイデン大統領は、インタヴューについて「勇気が必要だっただろう」と考えているが、同時に英米間の関係については不変だと強調している。裏を返せば、そのように言わねばならないのは、関係に多少のぎくしゃくをもたらすということを懸念しているということになる。

(貼り付けはじめ)

ホワイトハウス発:バイデンはハリーとミーガンのインタヴューは「勇気」を必要としたと考えている(White House: Biden believes Harry and Meghan interview took 'courage'

アリス・フォリー筆

2021年3月8日

https://thehill.com/homenews/administration/542129-white-house-biden-believes-harry-and-meghan-interview-took-courage?amp

月曜日、イギリス王室のメンバーとしての経験を公にすることと彼らの地位から退くという決断を行ったことは、ハリー王子とミーガン妃にとって勇気を必要としたと、バイデン大統領は確信しているとホワイトハウス報道官ジェン・サキは述べた。

ホワイトハウスでの記者会見で、バイデンとジル・バイデン夫人はハリー王子と友人関係にあるが、CBSで放映された、ハリー王子とメーガン妃に対するオプラ・ウィンフリーの衝撃的なインタヴューについての、反応について質問され、サキ報道官は次のように述べた。「どんな人にとっても、表に出てきて、自分の精神に関する健康について苦しんでいることを語り、個人的な物語を話すことは、勇気がいることです。」

サキ報道官は続けて次のように語った。「バイデン大統領が考えているのはそうしたことです。そして、精神医療分野に対する資金投入の重要性について話しました。ハリー王子とミーガン妃は現在この分野で貢献をしており、これからもそうするでしょう」。

サキ報道官は、イギリス王室の重要な地位から退いたので、ハリー王子とミーガン妃は私人で一般市民であると指摘し、ホワイトハウスは大統領に代わってこれ以上のコメントをすることはないだろうとも述べた。サキ報道官は「両者は一般市民で、自分たちの物語と苦しみを人々と共有している」と述べた。

先週日曜日に放映されたすべてを語ったインタヴューの中で、ハリー王子とミーガン妃は2018年5月に結婚してからの、イギリス王室の面―としての苦しみとイギリスのタブロイド紙の過剰な取材と報道による苦しみに直面したと語った。

ミーガン妃はインタヴューの中で、イギリス王室の重要なメンバーとしてメディアの過剰な取材と報道に直面し、自殺の衝動に苦しんだと明らかにした。ミーガン妃は、イギリス王室の中で「最も重要な地位に就いているある人物」に精神医療の治療を受けようと考えていると述べたところ、その人物から「私たちに、あなたを守るためにできることは何もありません。なぜならあなたはイギリス王室の賃金を支払われている被雇用者ではないからです」と言われたとミーガン妃は述べた。

ミーガン妃の母親はアフリカ系で、父親は白人である。ミーガン妃は、アーチ―(2019年に誕生)を妊娠した際に、イギリス王室の中で、「彼の皮膚はどれくらい黒く生まれてくるのか(how dark his skin might be)」という話が交わされたということを明らかにした。

月曜日、サキ報道官は、アメリカはイギリスとの同盟をこれからも継続していくと強調した。

サキは次のように述べた。「繰り返したいと思います。私たちはイギリス国民と強力なそして永続的な関係を持っています。諸問題についてイギリス連合王国の政府と特別な関係を持っており、これからも継続していきます」。

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ミシェル・オバマ、ヘンリー王子夫妻と王室の関係が「解決されることを祈る」。

3/17() 21:11配信

VOGUE

https://news.yahoo.co.jp/articles/75f1f1ec716b1c3631f388f553b7296a51808ed1

ミシェル・オバマは、オプラ・ウィンフリーによるインタビューでヘンリー王子とメーガン妃が明かした英国王室との関係について、「解決されることを祈っている」という。サセックス公爵夫妻と親交のあるミシェル夫人は、「彼らが経験していることを想うと、家族の重要性を考えます。私は赦し、明確さ、愛、そしていつの日にか解決が訪れることをただ祈ります。家族より大切なものはありませんから」と「Access Hollywood」のインタビューで言及した。

メーガン妃は37日(現地時間)にアメリカのCBSテレビで放送された『Oprah with Meghan and Harry: A Primetime Special』で、ある王室メンバーから誕生前の息子アーチー君の肌の色を懸念されたと告白し、話題となっていた。またメーガン妃は王室に「沈黙させられている」と感じたと明かし、命を絶つことも脳裏によぎったと衝撃の告白をしていた。

インタビューの放送後、エリザベス女王はバッキンガム宮殿を通して声明を発表。夫妻の告白を深刻なものと受け止め、家族間で対処していく意向を明らかにしている。「ヘンリーとメーガンにとってのここ数年がどれだけ苦難なものだったのかを知り、家族全員が悲しんでいます。挙げられた問題の中でも特に人種に関しては由々しきことです。異なる記憶があるかもしれませんが、深刻に受け止め、家族間で対処していく予定です。ヘンリー、メーガン、アーチーはいつまでも愛される家族の一員であり続けます」

(貼り付け終わり)
(終わり)
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裏切られたトランプ革命 新アメリカ共和国へ



『ウイルスは存在しない!』 Virus does not exist. ~感染症の本質をリアルサイエンスで読み解く~ 上巻

今だから知るべき! ワクチンの真実 予防接種のABCから新型コロナワクチンとの向き合い方まで



こわいほどよくわかる 新型コロナとワクチンのひみつ
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古村治彦です。
2021年3月27日に、副島先生の最新刊『裏切られたトランプ革命 ―― 新アメリカ共和国へ』(秀和システム)が発売となります。
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以下にまえがき、目次、あとがきを貼り付けます。是非手に取ってお読みください。
(貼り付けはじめ)
まえがき

 私は堅い決意でこの本を書く。こんなのはウソだ、有り得ない、と言いたいなら言え。私はそのお前たちと戦う。自分の命を賭けて、真実(トルース)を日本社会に広める。

 この本は、アメリカで昨年(2020年)11月4日から始まったトランプ革命についての本である。
トランプ政権を、何が何でも転覆させようという勢力による〝選挙犯罪クーデター〟が起きた。この日から、アメリカ合衆国は騒乱状態に入った。そして4ヶ月が過ぎた(3月4日)。だがトランプ革命はまだまだ続く。このまま終わらない。たった数ヶ月で決着はつかない。歴史上のほとんどの戦争と革命は、3年から4年間続く。
 私は、トランプ打倒クーデターと対決する。私はトランプ革命勢力の、日本における支持勢力の代表のひとり、司令官(コマンダー)を勝手に名乗って、この本を書いてゆく。
 まず、みなさん、安心してください。指導者のドナルド・トランプを、家族も含めて米軍がしっかり守っている。彼はフロリダのパーム・ビーチの「マール・ア・ラーゴ」の邸宅で今もどっしり構えている。米軍の8割は今もトランプ大統領に忠誠を誓っている。
 米国で大規模な不正選挙 massive voter fraud(マッシヴ・ヴォウター・フロード)が起きた。「郵便投票8010万票」という途方もないインチキ偽造投票用紙。それからドミニオンという票の違法集計ソフトと外国から軍事衛星まで使った遠隔操作で、票の移し替え(スイッチ・アンド・フリップ)が行われた。それらはアメリカ本国で、暴露され、たくさんの証拠と証言が挙がった。それで大騒ぎになった。
 このあと、12月に入って、さらに別の凶悪事が公表された。アメリカの支配層の一番上の者たちが、幼児性愛( pedophilia ペドフィリア)犯罪に関わっていた。さらには大勢の子供の幼児殺害( infanticide インファンティサイド)と生贄(いけにえ)( sacrifice サクリファイス)の儀式殺人( ritual murder リチュアル・マーダー)に参加していた。このことが、世界中にドカーンと世界中に露見、発覚した。この者たちを「ディープ・ステイト」the Deep State〔ザ ディープ ステイト〕 と言う。彼らは悪魔崇拝の悪魔教( cult カルト)の者たちである。日本でもこの事実が広くSNSで広まった。それはアメリカの政、財、官界1万人の他に、ハリウッド・セレブリティーズ、すなわち一流芸能人300人を含む。
 そして、何と1月6日には、ついに、その元凶(げんきょう)がローマ・カトリック教会(ヴァチカン)であることが判明した。この事実をこの本で詳述する。それとイギリス王室を筆頭とするヨーロッパの主要な王家である。
 この大量の幼児殺し、生贄供犠(いけにえきょうぎ)の儀式に加わった者たちは、もう逃げることはできない。凶悪な幼児殺しの殺人鬼たちは、もう許されない。人道に対する罪、人類への凶悪犯罪として、裁判にかけられ処刑されなければならないこともあろうに、幼児や少年、少女たちを殺害し自分たちの異常嗜好(しこう)の対象にするとは。今もアメリカ軍による世界各地での彼らへの逮捕、拘束、連行が秘かに実行されている。彼ら世界の頂点にいる最高権力者の凶悪犯罪は、すでに多くの人間に知られてしまった。世界中で10億人ぐらいの人々が知った。お前たちは、もう逃げられない。
 ドナルド・トランプと正義の人々がこれと、今も戦っている。アメリカ国民のトランプ勢力を上から抑えつけて、黙らせれば、何事もなかったことにできると考えている。自分たちディープ・ステイト the Deep State(陰に隠れた深奥の政府)が、これからも人類を支配し続け統制できる、と考えている。もうそんな考えは成り立たない。今や世界(史)が大きくひっくり返ったのである。
 お前たちは、不正選挙でトランプを無理やり引きすり降ろして退任させることで(1月20日)、自分たちの勝利だ、と考えている。そうは問屋が卸さない。お前たちが常習化した人類と人道(人倫、人の道)に外れた凶悪行為は、もう隠し遂(おお)すことはできない。覚悟せよ。この中には日本人の権力者たち200人ぐらいも含まれている。すでに、米軍からその人名リストが流出している。
 この極悪を通り越した、まさしく悪魔たちは、トランプ政権を不正選挙の謀略でまんまと打ち倒した、と思っている。だが、お前たちが完全勝利したわけではない。それは完全犯罪( perfect crime パーフェクト・クライム。小説家アガサ・クリスティの作品の業績)になっていない。真実はボロボロとこぼれ落ちて、もう覆い隠すことはできない。

 今のアメリカを統治しているのは、奇妙で複雑な顔をした軍事政権である。
バイデン政権(ディープ・ステイトがこの男を上から操る)は、実体のない空虚な政府である。ホログラム(レーザー光線による映像)で出来ているような、ボヤッとしたヴァーチャルの政権である。ジョー・バイデンはホワイトハウスの中にはいない。
 米軍人たちの本拠である国防総省(ペンタゴン)の中は、トランプ派と反トランプ派の将軍たちが真っ二つに分かれて、一触即発の睨(にら)み合いを続けている。
1月20日(大統領就任式)に首を切られたはずのクリストファー・ミラー前国防長官は、今、“Shadow Shogun”「シャドウ・ショウガン」「影の将軍」と呼ばれている。このクリストファー・ミラー中将がトランプ派軍人のトップ(総帥[そうすい])として、今も隠然としてペンタゴン(統合参謀本部〔ジョイント・チーフ・オブ・スタッフ〕)の中で米軍の実権を握っている。米軍人(軍曹から上)と兵士の8割はトランプ派である。今もトランプに忠誠を誓っている。
 もうひとり、ピーター・ゲイナー(中将)が強固なトランプ派である。彼がNSA(米軍の国家情報局)と、DHS(国土安全保障省)と、FEMA(緊急事態管理庁)という米軍の神経細胞を今も統括して押さえている。トランプ派は米空軍(エアフォース)と宇宙軍(スペイス・コマンド)と、特殊部隊(スペシャル・フォーシズ。SOCOM[ソーコム]と言う)が中心である。それに対して、陸軍と海軍は総じてディープ・ステイト側である。
 今、米軍の中枢は、両者が伯仲して鍔迫(つばぜ)り合いをやっている。激しく睨み合っている。おそらく、このまま、ずるずると、この状態がまだまだ続くだろう。世界政治の一番頂点を握っているはずのディープ・ステイトの力が軍に及んでいないのだ。幸いなことに、ディープ・ステイトは、独自の自前の軍事力(突撃隊)を持っていなかった。このことを私は11月に知って「やった。これでトランプは勝てる」と確信した。この考えは今も変わらない。そして米軍の中の最強の組織がトランプをしっかり防衛している。だからトランプを殺害、抹殺することができないのだ。
 このようにアメリカの民衆(国民)と、軍の両方が今も強くトランプを支えている。
 アメリカ国民3億人のうち、有権者は2億人だ。トランプに投票した人々がそのうちの67パーセントだ。だからこの1億人の支援が今もある。この人々はトランプと共に、これからも戦う気である。そして残りの1億人が「我関せず」、「私は争いには関わりたくない。政治問題に関わって、職を失ったり、家に石を投げられたり、イヤな思いをするのはイヤだ」という人たちである。これを〝ハンス・シュルツ軍曹(サージャント)〟と言う。このハンス・シュルツ軍曹(ぐんそう)、即ち「とにかく自分は争いや危険なこととは無関係、無関心」を表明するコトバは、アメリカの高校生でも知っている。とにかく、” I know nothing.(アイ ノウ ナッシング) “「私は何も知らない。関係ない」と言い通す。
「大統領選挙は、100パーセント巨大なインチキだった」と皆、知っている。それこそ誰でも知っている。コワイからそう言わない。アメリカ人も臆病者がたくさんいる国なのだ。自分は関わりたくない、だ。バイデンを支持している者たち、すなわち、ディープ・ステイト側)は、反(はん)トランプ派である民主党の2500万人ぐらいだ。たったの2500万人だ。圧倒的に多数のトランプ派国民と比べて、敵どもを支える大衆はこんなにも少ない。それなのに、ディープ・ステイトは、何故か強大である。その謎を私はなんとか解明しなければいけない。私にとっての大きな課題だ。
 このようにして、トランプ革命は続く。
 1月11日に、米軍の中の反トランプの勢力の動きが有って、クーデターが起きて、トランプは、戒厳令(マーシャル・ラー)を敷く(発動する)ことができなかった。だから、トランプは一旦後ろに引いた。このことを本書で詳しく説明する。トランプたちは、そしてバイデン政権(ディープ・ステイト)が行き詰まるのを待つ。そして2年後の、2022年11月の中間選挙でトランプ勢が巻き返して勝利するだろう。

2021年3月2日
副島隆彦

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『裏切られたトランプ革命 ―― 新アメリカ共和国へ』◆ 目 次
まえがき

第1章 裏切られたトランプ革命
トランプは先の先を考えて動く(2021年1月31日)
  トランプには1億人のアメリカ国民と米軍がついている
  バイデン〝空虚〟政権にアメリカ破産の責任を取らせる
  トランプを裏切った軍人トップたち
  軍事強行路線の中止が決まったのは1月11日
  ビッグ・テックによる言論弾圧
  大腐敗していたアメリカの法曹界
  人類の歴史がひっくり返る
  人類の〝諸悪の根源〟であることが満天下に判明したローマ教会
  日本のメディアを情報管理している男
  ペンスは二重スパイ
  世界民衆を本気で怒らせたディープ・ステイト。覚悟せよ

第2章 ペドフィリアという人類への大罪
  不正選挙を超える人類史上の大事件
  ディープ・ステイトによる人身売買と児童虐待の事実は2015年に告発された
  J・F・K・ジュニアは生きているらしい
  エプスタイン問題とローマン・カソリックの小児性愛問題がつながった
  生贄の儀式、悪魔の儀式に一度でも参加した者は死ぬまで逃れられない
〝エプスタイン〟オールスターズだったバイデンの大統領就任式

第3章 いかにしてトランプ票は不正に強奪されたか
「緊急事態である。米大統領選挙は、不正選挙が行われている」(2020年11月4日)
  トランプが、愚劣な不正選挙を乗り越えて、強力に大統領に再選される。悪事は露見し打倒される(2020年11月7日)
  トランプの勝利に向かって。米大統領選挙での不正・犯罪者勢力との闘いは、激しく続く(2020年11月17日)
  トランプの勝ちだ。副島隆彦が、勝利宣言を出します(2020年11月27日)
  トランプは戒厳令(マーシャル・ラー)を発令するだろう(2020年12月8日)
  軍のトップたちがトランプを裏切った
  日付けのない命令書
  両軍の睨み合い
  トランプは一旦退く戦略に出た
  戒厳令一歩手前まで行っていた

 あとがき
 
資料人身売買を禁止するトランプ大統領の宣言文(2020年12月31日付大統領令)
年表2020年アメリカ大統領選後に起きたこと

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あとがき

 この本は昨年11月4日から起きた、トランプ政権打倒クーデターの激闘の3ヶ月間を記録した本である。一体アメリカで何が起きていたのか、その記録として後世に残すために書かれた。
 この本の書名、「裏切られたトランプ革命」は、今も激しく続いているドナルド・トランプたちの戦いを支持、支援する立場から書かれている。
 それなのに、わざと「敗北した革命」のような書名にしたのは、敵たちの目を欺〔あざむ〕くためである。
「ほらね。やっぱりバイデン政権になったでしょ。選挙に不正が有ったなんて、テレビ・新聞は報道しなかったし。✖陰謀論なんか信じたらダメだよ」という程度の、生来、頭の軽い人たちまでも、書店で手にとってもらってなんとかお客(読者)に取り込むつもりで編集者と決めた書名である。それでもこう書いている私自身が不愉快極まりない。だが、勝ったと思っているバイデン=ヒラリー派、即ちディープ・ステイト側だって、私と同じように極度に不愉快なままのはずなのだ。何故なら、お前たちは犯罪者だからだ。
この本の書名は、レオン・トロツキー著『裏切られた革命〔レヴォルーション・ビトレイド〕』(1937年刊)の真似をした。あるいは、ジョン・リード著『世界を震撼させた10日間』(1919年刊)のつもりで書いた。
 今や私は、日本に於けるトランプ革命の支援勢力の代表者、司令官である。と自任し豪語する。こんなことを書く人間は他にいない。誰に遠慮する気もない。私の敵たちは、不正で違法なことを平気でする犯罪者たちだからである。あるいはそれに同調する臆病者(カウアード)たちである。トランプ派は負けない。徹底抗戦をすることも、戦略家〔ストラテジスト〕(軍師)に必要な資質である。「トランプはもう終わった人だ」は、今や人類の敵として、ヌーッとその正体を、私たちの前についに現したディープ・ステイト the Deep State(裏に隠れた蔭の政府)の側の捨てゼリフだ。こいつらは、世界中にコロナ・ウイルスまで作って撒き散らして(ところが効き目はあまりなかった)、人類を苦しめている。自分たち自身がやってしまったことに自信がなくなって、発狂状態になっている。

 トランプは今もアメリカ国民の多数派と、そして何よりも軍(ミリタリー)に支持されている。
 私が、トランプ革命は勝利する、と確信したのは、11月7日である。その根拠は、250年前のアメリカ独立革命戦争(インデペンデント・レヴォルーション・ウォー)(1775‐1813)が勝利した革命だからだ。
 その14年後に起きたフランス大革命(グラン・レヴォルシオン)(1789)も、その128年後のロシア革命(ボリシェビキ革命)も、それから中国革命も血塗られた、失敗した革命だった。それに対してアメリカ独立革命は、優れた指導者と豊かな国土に恵まれた、成功した革命である。
このことを語ってアメリカ知識人たちを激励したのは、女性思想家のハンナ・アーレントである。だから私、副島隆彦は、今回の第2次アメリカ独立戦争であるトランプ革命は勝利する、と判断した。ヨーロッパの王族と大貴族そしてローマ教会(これらがディープ・ステイトの総本部で最高司令部である)を、今度こそ打ち倒す、と。彼らは遂にその正体を露(あら)わにした。だから世界人民によって打倒される。
人類史上、初めてデモクラシー(民衆代表制の政治体制)の国家を打ち立てたのは、まさしくアメリカ合衆国である。だから再度の独立革命戦争にアメリカ(トランプ勢力)は勝つ、と私は予言した。
 トランプに、2015年に、「あなたに大統領になって欲しい。私たちが決死の覚悟で支える。恐るべき腐敗と残虐(大量の幼児虐待、殺害)が今この国を支配している」と、トランプに大統領選に出ることを要請したのは、米軍なのである。この事実が判明した。
 今も軍隊が首都ワシントンに駐留して、アメリカは奇妙な軍事政権になっている。国防総省(ペンタゴン)の中は、トランプ派(こっちが優勢)と、反トランプ派(ディープ・ステイト側)の将軍〔ジェネラル〕たちが激しく睨み合っている。一触即発の状態である。
こういう極度の緊急状態の時には、先に手を出さないほうがいい。クーデターを仕掛けて来たのは向こうである。よっぽど追い詰められていたのだろう。「負けるが勝ち」という戦法がある。「負け惜しみ」で言うのではない。一旦、後方に退(ひ)いて、撤退して、態勢を立て直す、ことが大事だ。これを、トランプは今やっている。彼には今もアメリカ国民の多数派と、軍が付いている。「バイデン大統領は、影が薄いなあ。大丈夫かな」と、日本の生来の弱虫の、長いものに巻かれろ、で生き方上手の人間たちが言い出している。〝お山の大将〟になったディープ・ステイトには、周りからパンパンと鉄砲の玉が飛んで来る。
 あと2年間(2022年11月の中間選挙〔ミッド・ターム・エレクション〕まで)は、トランプは動かない。着々と準備する。違法と犯罪の限りを尽くして、表の政治権力をなり振り構わず奪い取ったディープ・ステイトに、アメリカ合衆国の巨額の累積の負債(大借金)である、総額280兆ドル(約3京円)の責任を取らせて国家破産させるべきだ。その時、米ドルと米国債は大暴落して、世界大恐慌に突入する。そして、アメリカは新生のアメリカ共和国 The America Republic(リパブリーク) になる。それは2024年に起きるだろう。ニューヨークなどの東海岸(ザ・イースト・コースト)は分裂して、ヨーロッパに付くだろう。

 最後に。この本を書き上げるのに秀和システムの小笠原豊樹氏のひとかたならぬお世話になった。私たちは激しい重圧に耐えるしかない。記して感謝します。

2021年3月4日
副島隆彦
(貼り付け終わり)
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 古村治彦です。

 ブレイントラスト企画主催の「「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー」シリーズは今回で21回目だそうです。今回は2021年3月21日(日)開催です。

 現在も新型コロナウイルス感染拡大対策のために緊急事態宣言の延長のため、会場の収容率が50%に制限されているために、現在は実際に会場で聴講する席は満席になっているそうです。

 しかし、セミナーの様子を余すところなく収録した映像がインターネット上で配信されます。「オンライン受講」ということだそうです。こちらはまだ受付をしているそうです。

※オンライン受講受付は以下のアドレスで承っています↓

<a href=" https://kokucheese.com/event/index/604662/"> https://kokucheese.com/event/index/604662/</a>

 現在、副島先生の予言通り、株式市場が下落し、米長期金利の上昇もあり、経済の先行きは不透明です。是非、副島先生の“予言”をお聞きください。

 セミナーの翌週の2021年3月27日に、副島先生の最新刊『裏切られたトランプ革命 新アメリカ共和国へ』(秀和システム)が発売になります。是非手に取ってお読みください。

uragiraretatrumpkakumei001

(終わり)

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