古村治彦です。

 

 アメリカの歴史学者で、トランプ勝利をずっと唱えている人がいます。ワシントンにあるアメリカン大学の歴史学教授アラン・リクトマンです。リクトマンは予測のために、13カ条からなるポイントフォームを作り、そのうちの6個以上で不利となれば、現職大統領(現職大統領が属している政党の候補者)が負ける(相手が勝つ)と予測しています。

 

 リクトマンによると、「オバマ大統領が現職大統領として選挙に出られないこと、2014年の中間選挙では共和党が勝利したこと、オバマ政権2期目で外交政策と軍事政策で大きな成功がなかったこと、ヒラリー・クリントンにカリスマと国家的ヒーローの資格が欠如していること」で民主党のヒラリー・クリントンに不利な状況にあり、更に、民主党に対する不満がリバータリアン党への支持に向かっていると述べています。

 

 このような状況下、ヒラリーの側近フーマ・アベディンと別居中の夫アンソニー・ウェイナー元連邦下院議員のパソコンから機密情報を含む可能性があるEメールが押収されました。ウェイナーは未成年にわいせつな写真をスマートフォンから送り、その中に幼児である息子が写りこんでいたということで、捜査を受けています。その捜査の過程で、彼のパソコンが押収され、そこに妻アベディンのEメールもあったということのようです。

 

 これによってFBIが再捜査ということになり、ヒラリーにとっては大きなダメージとなります。これによってリクトマン教授の予測も変更されることなく、「トランプ勝利」で固定化されるのではないかと思います。

  

(貼り付けはじめ)

 

30年に渡って選挙を正確に予測した大学教授:トランプが勝つだろう(Prof correct on 30 years of elections: Trump will win

 

マーク・ヘンシュ筆

2016年10月28日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/303239-prof-correct-on-30-years-of-elections-trump-will-win

 

1984年の大統領選挙から30年に渡って、アメリカ大統領選挙の結果を正確に予測してきた大学教授がいる。この大学教授は、今年の選挙はドナルド・トランプが勝利するという予測から撤退していない。

 

アメリカン大学の歴史学教授アラン・J・リクトマンは金曜日の『ワシントン・ポスト』紙に掲載されたインタヴューの中で、「接戦にはなるであろうが、いくつかの重要な要素はまだトランプ勝利を示している」と語っている。

 

リクトマンはワシントン・ポスト紙に対して、現在ホワイトハウスを押さえている民主党について13カ条の文言について「真偽」を決めるシステムで結果を予測していると述べた。

 

リクトマンは、この13カ条の内6カ条以上が偽になった場合、現職の方の政党が選挙に負けることになると語った。

 

リクトマンは2016年の選挙について、「早い段階では私が考える要素は民主党にとって決定的ものではなかったのですが、選挙が近づくにつれて6番目の要素が民主党に偽となり、不利になったのです」と語った。

 

リクトマンは、この決定的な要素とは、第三党の候補者の強さであると述べている。リバータリアン党のゲーリー・ジョンソンは、現在の世論調査の結果を基にすると、5%以上の得票率を見込める。

 

リクトマンは、「この数字は現在ホワイトハウスを押さえている民主党に対する人々の不満を明確に表しているものです。予測はとても難しいのですが、現職大統領が所属する民主党に不利となる6つの重要な要素があるのです」と語った。

 

リクトマンのシステムで、民主党に不利になっている要素は他に次のようなものがある。オバマ大統領が現職大統領として選挙に出られないこと、2014年の中間選挙では共和党が勝利したこと、オバマ政権2期目で外交政策と軍事政策で大きな成功がなかったこと、ヒラリー・クリントンにカリスマと国家的ヒーローの資格が欠如していること、である。

 

リクトマンは、先月の別のインタヴューでもトランプ勝利を予言していた。そして、彼は最近になっても彼の作ったシステムによって、トランプ勝利と予測している。しかし、この予測も2つの要素によって変更されることもある。

 

リクトマンはリバータリアンのジョンソンの世論調査の数字について、「ジョンソンの得票率が5%以下となるようなら、予測を変更することになるでしょう」と述べた。ジョンソンの得票率が低下することは、民主党にとって不利となる要素が除去されることになるのだ。

 

「2つ目の要素はドナルド・トランプです。私はトランプほどの歴史上他に類を見ない、あしき前例となり得る、危険な候補者を見たことがありません。彼は歴史のパターンを変化させる可能性があります。彼は1860年のエイブラム・リンカーン大統領当選以来の選挙のパターンを変えてしまうかもしれません」とリクトマンは述べた。

 

投開票日まで2週間を切った段階で、全国規模と各州での最近の世論調査の結果では、ヒラリーとトランプとの間の差は縮まっている。それでもヒラリーはほとんどの激戦州でリードを保っている。

 

(貼り付け終わり)




(終わり)