古村治彦です。

 

 2019年はアメリカ大統領選挙の民主、共和両党の予備選挙が始まる年です。今年前半、できるだけ早い時期に予備選挙に出馬するかどうか、態度を表明しなければなりません。共和党は現職のドナルド・トランプ大統領が一期目で再選を目指す立場にあり、大物が挑戦することはないと思われます。


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オローク、バイデン、サンダース

 民主党はホワイトハウス奪還を目指す立場であり、これまでに多くの人物の出馬が取り沙汰されています。下馬評が高いのは今のところ、ジョー・バイデン前副大統領、バーニー・サンダース連邦上院議員、ビトー・オローク連邦下院議員です。

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 この3名についての世論調査が行われたようで、その結果についての記事をご紹介します。「今日ただ今、2020年の米大統領選挙の投票日だとして、誰を支持しますか」という仮定の質問をして、一対一(トランプ対バイデン、トランプ対サンダース、トランプ対オローク)それについて答えてもらうという形式で調査が行われたようです。

 

 その結果、トランプ対バイデンは36%対42%でバイデン勝利、トランプ対サンダースは37%対38%でほぼ互角ながらサンダース勝利、トランプ対オロークは37%対30%でトランプ勝利という結果が出たそうです。

 

 これは、バイデンが引き継ぐであろうオバマ路線への期待、サンダースが主張する格差是正に対して評価があるということであり、オロークに関しては何をしたいのか分からない、かつヒラリー派ではないのかといいう不安、テキサス一州を対象とする連邦上院議員選挙で勝てなかったということがあるのだろうと考えられます。

 

 トランプ大統領の外交政策はバイデン(とオバマ路線)に近く、国内政策はサンダースに近いものです。表現は過激で、いくつかの政策は相容れないところがありますが、全体として、そうなのです。こうして考えると、トランプ大統領は、この3名が民主党の有力候補である場合、実際の本選挙では戦いやすいということになります。トランプは70代ですが、バイデンとサンダースは彼よりももっと年上で年齢の問題ということは避けられません。オロークはまだ実力不足ということになります。まったく思いもしなかったところから突然、スターが誕生ということになれば話は別ですが、現状ではその兆候は見られません。

 

 2019年、2020年の経済状況も絡んできますが、2018年末の段階ではトランプ大統領が優位であるということは間違いありません。

 

(貼り付けはじめ)

 

世論調査:2020年の仮想の米大統領選挙において、トランプはオロークを倒し、サンダースとはほぼ互角で、バイデンには敗れるという結果が出た(Poll: Trump beats O'Rourke, nearly ties Sanders and loses to Biden in hypothetical 2020 matchups

 

ジュリア・マンチェスター筆

2018年12月25日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/hilltv/what-americas-thinking/422735-trump-beats-beto-nearly-ties-bernie-but-loses-to-biden-in

 

『ザ・ヒル』誌と「ハリスX」社の共同世論調査によると、「今日2020年の米大統領選挙の投票が行われるとすると」という設問で、トランプ大統領はジョー・バイデン前副大統領に負けていることが明らかになった。

 

世論調査の結果では、ジョー・バイデン42%、トランプ36%で、バイデンがリードしており、他2人の民主党の有力候補よりも良い結果となった。

 

トランプ大統領はビトー・オローク連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)との一対一の戦いで勝利している。トランプ支持は37%、オローク支持は30%であった。

 

トランプは、2016年米大統領選挙に出馬したバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)とほぼ互角の結果であった。37%がトランプに投票すると答え、38%がサンダースに投票すると答えた。

 

進歩派のストラティジストであるルイ・テキセイラは月曜日放送された番組「ワット・アメリカズ・シンキング」の中のインタヴューの中で、2020年米大統領選挙の候補者たちについて世論調査を行うのは早過ぎるが、バイデンがトランプに対して良い結果を収めたことは驚くべきことではないと述べた。

 

シンクタンク「センター・フォ・アメリカン・プログレス」の上級研究員テキセイラは、「ヒル・TV」のジャマル・シモンズに対して、「このようなことで世論調査を行うのは時期尚早だ」と述べた。

 

テキセイラは続けて次のように語った。「バイデンがトランプに対して良い結果を収めたことは驚くに値しない。バイデンは100%の知名度を誇る。彼は感じの良い人物だ。バイデンは民主党が苦戦している地域で善戦することが出来ると考えている」。

 

民主党全国委員会は先週、2019年から2020年にかけて12回にわたる予備選挙討論会を実施すると発表した。この予備選挙と討論会を通じて誰がトランプに挑戦できるかを調整することになる。トランプ大統領は就任してからの2年間、支持率は低空飛行を続けている。

 

先週、トランプ大統領は、11月の連邦上院議員選挙で敗北した、民主党の有力候補であるオロークについて記者団を前に皮肉たっぷりに次のように語った。「大統領選挙出馬を云々する前に連邦上院議員選挙で勝利しておくべきだったのだが」。

 

民主社会主義者のサンダースは、2016年の米大統領選挙の民主党予備選挙で善戦背板が、最終的にヒラリー・クリントン元国務長官に敗れた。

 

バイデンはこれまでにも複数回にわたり大統領選挙に出馬した経験を持つ、2020年の大統領選挙への出馬の可能性について完全に否定していない。

 

『ザ・ヒル』誌とハリスX社の共同世論調査は、ザ・ヒル誌のオンラインTV部門のヒルTVと世論調査会社ハリスX社の共同プロジェクトである。1001名のアメリカ国民に対して現在の政治と政策における諸問題について調査は実施された。2018年12月16日から17日にかけて調査が行われ、誤差は3.1ポイントである。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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