古村治彦です。

 

 今回はアメリカ大統領選挙に関する各種世論調査の結果について記事をご紹介します。

 

 民主党の米大統領選挙予備選挙については、どの世論調査でも、ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)が1位と2位となる結果となっています。最近、バイデンに関してはセクシャルハラスメントを行ったという訴えが出ており、民主党側では火消しに躍起になっています。しかし、これまでの写真を見ていると、確かに女性に触れすぎというか、馴れ馴れしい感じがします。サンダースに関しても、サンダース自身に対してではなく、選対幹部のセクシャルハラスメントやモラルハラスメントの告発があり、謝罪するということもありました。

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左からオローク、バイデン、サンダース

人気3位にはビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が入ってきますが、どちらも支持率の数字は上位2人と比べてグンと落ちます。エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)が5番手というところですが、こちらも支持率拡大に苦労しているようです。

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カマラ・ハリス 

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エリザベス・ウォーレン

 予備選挙には十数人も立候補していますが、トップ5は不動です。それ以降はドングリの背比べです。メディアが集中しているニューヨーク州選出のカーステン・ギリブランド連邦上院議員(民主党)、ニューヨーク州のお隣のニュージャージー州選出でSNSを駆使しているコーリー・ブッカー連邦上院議員(民主党)が伸び悩みは意外でした。しかし、どちらもウォール街の金融業界との関係が深いことや民主党エスタブリッシュメント(ヒラリー派)に近いという点で、反エスタブリッシュメント、反ウォール街で左に寄っている民主党支持者には受けが悪いということなのでしょう。

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カーステン・ギリブランド

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コーリー・ブッカー

 

 私が注目しているトゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)は泡沫候補扱いですが、これから歯に衣着せぬ発言で民主党エスタブリッシュメントに喧嘩を売り続けて欲しいです。インディアナ州サウスベンド市の市長ピート・ブティジェッジ(民主党)は上り調子で、知名度と人気を上げています。まだ人気トップ5には水をあけられていますが、アイオワ州の調査では3位に入ったり、ペンシルヴァニア州の調査では4位に入ったりと1月の時点では0%表示だったことを考えると、かなりの躍進をしています。


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トゥルシー・ギャバ―ド

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ピート・ブティジェッジ

 今年の6月からは月1回のペースで大統領選挙民主党予備選挙(民主党全国委員会主催、各テレビ局が独占番組制作・中継)の立候補者たちによる討論会も始まります。それまでにどのような構図になっているか注目していきたいと思います。

 

(貼り付けはじめ)

 

世論調査:ペンシルヴァニア州でバイデンとサンダースがトランプに対して2桁の差をつけてリード(Poll: Biden, Sanders hold double-digit lead on Trump in Pennsylvania

 

ジョン・バウデン筆

2019年3月29日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/436428-poll-biden-sanders-lead-trump-in-pennsylvania-by-10-points?fbclid=IwAR0GqQQmmg3-N3F7MXNRu8Bb7cxLNvSggf5UDJ0wamu_5h8g-nghu2MZ-og

 

ペンシルヴァニア州で実施された世論調査で、ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)が2020年の大統領選挙でトランプ大統領と一対一の戦いになったらという質問で共に二桁のリードという結果が出た。

 

エマーソン大学の世論調査の結果が金曜日に発表され、現職のトランプ大統領との一対一の本選挙が今日行われたらどちらを支持するかという質問で、バイデンとサンダースはそれぞれ55%の支持を集めた。その他の候補者たちも一桁台ではあるがトランプ大統領に対してリードしているという結果が出た。

 

世論調査対象者の間で、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)はトランプ大統領に対して4ポイントの差をつけた。

 
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世論調査ではカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)もトランプ大統領に対して若干のリードをしている。一対一の場合、ハリスの支持率51%に対してトランプ大統領の支持率は48%だった。ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)も若干のリードという結果が出た。オロークの支持率51%に対してトランプ大統領の支持率は49%だった。

 

トランプ大統領にとって問題になりそうなのは、トランプ大統領の仕事に対する評価で、現在は水面下にある状況だ。調査対象者のうち41%がトランプ大統領の仕事を評価した。


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ペンシルヴァニア州の有権者のうち55%が2020年の大統領選挙でトランプ大統領には「投票しないつもりだ」と答え、45%が「投票するつもりだ」と答えた。

 

エマーソン大学の世論調査はペンシルヴァニア州に住む登録済み有権者808名を対象に2019年3月26日から28日にかけて実施された。誤差は3.4ポイントだ。

 

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世論調査:バイデンが2020年米大統領選挙民主党予備選挙の候補者たちをリードし、サンダースとオロークが続く(Poll: Biden leads 2020 Dem field by double digits followed by Sanders, O'Rourke

 

ジョン・バウデン筆

2019年3月28日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/436215-poll-biden-leads-2020-dem-field-by-double-digits-followed-by-sanders-and?fbclid=IwAR1OAbPzj4CNMWrZCD2-1xw4wZGl2LCVJObn_bPQRhnwrbhNuHLng5mJJIY

 

木曜日に発表された最新の世論調査によると、ジョー・バイデン前副大統領が他の2020年米大統領選挙民主党予備選挙の候補者たちに二桁の差をつけてリードしている。

 

キュニピアック大学の世論調査では、有権者登録している民主党支持者と左派に寄っているとする有権者たちの中で、バイデンは29%の支持を集めた。一方、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)が19%の支持を集め、第2位につけた。

 

ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)は2018年11月の中間選挙でテッド・クルーズ連邦上院議員(テキサス州選出、共和党)に敗れたが、今月になって大統領選挙出馬を表明した、オロークは支持率12%で第3位につけた。カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は支持率8%で第4位につけた。

 

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インディアナ州サウスベンド市市長ピート・ブティジェーグ(民主党)は準備検討委員会発足を発表して以降、順位を上昇させている。今回の世論調査では、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)とタイで第5位につけた。ブティジェーグとウォーレンはそれぞれ4%の支持を集めた。

 

今回の世論調査の結果は民主党側に楽観的となるデータを提供するものとなった。それは調査対象となった人々の53%が、民主党の候補者指名を受けるのが誰になっても、2020年の米大統領選挙でトランプ大統領を支持しないと答えた、というものだ。

 

プレスリリースの中で、世論調査部門の副部長ティム・マロイは次のように述べた。「民主党支持者と民主党寄りの有権者たちはドナルド・トランプ大統領に対抗できる候補者を熱望している。彼らは3人の“B”、バイデン(Biden)、バーニー(Bernie[・サンダース]、ビトー(Beto[・オローク]をトップ3に据えている。有権者は、選挙戦では選挙での当選可能性と共有される考えを年齢、人種、性別よりも重視している」。

 

キュニピアック大学の世論調査は1358名を対象に実施され、誤差は3.3ポイントだ。民主党支持者と民主党よりの有権者のサンプルの誤差は5.1ポイントだ。

 

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世論調査:早い段階で予備選挙が開催される各州でバイデンがサンダースを2桁リード(Biden opens up double-digit lead over Sanders in early primary states: poll

 

ザック・バドリック筆

2019年3月26日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign-polls/435809-biden-opens-up-double-digit-lead-over-sanders-in-early-primary-states?fbclid=IwAR1gbAsVDb5a4BxXEefxBVofn2EVR86vHcdehpfzjs_QuRzl1yibMpIQZg4

 

最新の世論調査の結果、ジョー・バイデン前副大統領は早い段階で予備選挙と党員集会が開催される各州の支持率でバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)を11ポイントリードしていることが分かった。

 

モーニング・コンサルト社の世論調査で、バイデンは民主党の大統領選挙予備選挙に出馬表明を行った候補者の中で38%の支持を集めトップに立った。続いてサンダースが27%、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が8%、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)とエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)が7%ずつで、第4位につけた。

 

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早めに予備選挙が行われる州での支持率

 

まだ出馬表明をしていないバイデンとサンダースとの間の全国規模での支持率の差は少し縮まる。

 

全国規模のバイデンの支持率が35%、続くサンダースが25%、ハリスとオロークが8%ずつで同率の第3位となり、ウォーレンが支持率7%で第5位となった。

 

コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)の支持率は4%、エイミー・クロウブッシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)とインディアナ州サウスベンド市市長ピート・ブティジェッジ(民主党)がそれぞれ2%であった。カーステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)の支持率は1%だった。

 

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全州での支持率


世論調査で、バイデンの支持者たちの間で、次に支持する人物はサンダースということになり、サンダースの支持者の間ではバイデンになるという結果が出た。バイデンの支持者のうち33%がサンダースを2番目の選択肢だと答え、サンダースの支持者の35%がバイデンを2番目の選択肢だと答えた。

 

今回の世論調査は全国の登録済み有権者13725名を対象に2019年3月18日から24日にかけて実施された。誤差は1%だ。アイオワ州、ニューハンプシャー州、サウスカロライナ州、ネヴァダ州に住む調査対象者だけの調査の場合の誤差は4%となる。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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