古村治彦です。

 

 民主党の大統領選挙民主党予備選挙の候補者の争いはバイデンが優位、サンダースが2位、第2集団にブティジェッジが急伸し入っているという展開です。

ブティジェッジの躍進を伝えるニュース番組
 

 ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、民主党)がトップ2で集団をリードしています。多くの世論調査でバイデンが1位、サンダースが2位という状態が続いています。バイデンが大きくリードしていますが、州や年齢層によってサンダースがリードすることもあります。

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バイデン(左)とサンダース

その次に続く第2集団にカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、そして、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジが急伸しては入っています。ウォーレンの地元はマサチューセッツ州、カマラ・ハリスの地元はカリフォルニア州ですが、どちらも地元の州で支持率1位になることはできませんでした。なかなか数字を伸ばせていないというのが現状です。


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ブティジェッジの支持率はゼロ表示ばかりだったことを考えると、大きな伸びです。第2集団の他の候補者たち、特にオロークにとっては強敵ということになります。ブティジェッジは、20代、30代のミレニアル世代と呼ばれる若い人々にとって、自分たちの世代から初めて有力候補ということになります。

 

 第3集団は、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)、エイミー・クロウブッシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)、フリアン・カストロ前住宅・都市開発長官(民主党)が形成しています。10位以内は確保し、民主党全国委員会が主催する討論会への出席は可能で、なおかつこれから支持率を上げる可能性を持つ人々です。

 

 あとは支持率1%からあまり伸びがない人々です。全国的な知名度があるはずのカースティン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)の低迷ぶりが際立ちます。コーリー・ブッカーと共にウォール街との関係が深い、多額の献金をもらっているということがネックになっていると思われます。

 

 ジョー・バイデンとバーニー・サンダースの2強状態でこのまま進むのか、そもそもバイデンは出馬表明をしていないがそもそも出馬するのか、民主党支持者たちはサンダースの急進的な進歩主義的な主張で本選挙も勝てると考えるか、それともより現実的なリベラル派から選ぶのか、75歳以上という2強の年齢はネックにならないか、といったことがこれからの疑問として出てきます。

 

 3位以下の人々の中で50代前半よりも若い人たちほど、これから次(2024年)、もしくは次の次(2028年)に機会がありますから、どういう戦略で予備選挙を進めていくか、撤退することも最終的に大統領になるという目的を達成するための戦略の一つということがあります。

 

 アメリカでもこれからますます注目が高まるでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

世論調査:バイデンがカリフォルニア州で2020年米大統領選挙民主党予備選挙候補者の中でトップ(Biden leads 2020 Dems in California: poll

 

レイチェル・フラジン筆

2019年4月10日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/438283-biden-leads-2020-dems-in-california-poll

 

水曜日に発表された世論調査の結果、ジョー・バイデン前副大統領はカリフォルニア州の民主党支持の有権者たちにとって、カリフォルニア州を地盤としているカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)を押しのけて、トップの選択肢となっている。

 

キュニピアック大学の世論調査によると、カリフォルニア州の民主党支持、民主党寄りの有権者たちの中で、バイデンは26%の支持を集めた。バイデンに続いたのは、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、民主党)が18%、ハリスが17%であった。


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トップ3に続くのは、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)とインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)で、それぞれが7%の支持を集めた。それ以外の候補者たちは4%を超えなかった。

 

カリフォルニア州の有権者全体の66%、女性の67%、民主党支持者の71%が、バイデンに対する複数の女性による告発は深刻な問題ではないと答えた。ここ数週間、複数の女性たちが、バイデンに対して彼女たちが不快に感じる方法で接触してきたと公の場で告発した。

 

カリフォルニア州は予備選挙の日程を3月に繰り上げたことで、これまでよりも民主党予備選挙により大きな影響を持つことになった。

 

ハリスは2019年1月に出馬表明をして以降、多くの人々が立候補している民主党予備選挙において、トップ集団の位置を維持しようと努力してきた。ハリスは連邦上院議員になる前、カルフォルニア州司法長官を務めた。彼女はカリフォルニア州内で出馬した選挙で落選したことはない。

 

キュニピアック大学は2019年4月3日から8日にかけて1005名のカリフォルニア州在住の有権者に対して、有線電話と携帯電話を通じて世論調査を実施した。誤差は4.1%だ。この世論調査では民主党支持、民主党寄りの有権者482名に調査を実施し、誤差は5.9%だ。

 

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ブティジェッジはニューハンプシャー州の世論調査で3位に上昇(Buttigieg surges to third place in NH poll

 

ザック・バドリック筆

2019年4月10日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/438344-buttigieg-surges-to-third-place-in-nh-poll

 

セント・アンセルム大学のニューハンプシャー州在住の有権者に実施した最新の世論調査の結果によると、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジが大統領選挙民主党予備選挙の候補者たちの中で3位に入った。

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今回の世論調査の結果も他の世論調査の結果と同じく、ジョー・バイデン前副大統領が22.9%でトップとなった、続いて、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)が15.6%で2位となった。3位のブティジェッジは10.7%を獲得し、続いてエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)が8.7%、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が6.8%を獲得した。


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知名度の点でも、ブティジェッジは2019年2月以降大きく上昇している。今回の世論調査の結果、知名度では33.2%、好感度では30.6%上昇している。非好感度は2.9%の上昇にとどまった。


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一方、バイデンの好感度は、複数の情勢たちがバイデンによる不適切な接触を告発した時期と重なり、9.7ポイント下落し、非好感度は5.5%上昇した。それでも、こうした告発もバイデンを支持率トップの座から降ろすまでには至らなかった。

 

セント・アンセルム大学の世論調査は2019年4月3日から8日にかけてニューハンプシャー州に住む登録済有権者698名に対して実施された。誤差は3.7ポイントだ。

 

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アイオワ州の世論調査で、ブティジェッジはバイデンとサンダースに続いて3位に入る(Poll shows Buttigieg in third behind Biden, Sanders in Iowa

 

マイケル・バーク筆

2019年4月11日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/438471-poll-shows-buttigieg-in-third-behind-biden-sanders-in-iowa

 

アイオワ州の民主党支持の有権者を対象に実施された世論調査で、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジが候補者たちの中で3位に入ったことが分かった。

 

マンモス大学の世論調査の結果が木曜日に発表され、ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)に続き、ブティジェッジが支持率9%を獲得し3位に入った。

 

バイデンはまだ出馬表明をしていないが、27%の支持を集めてトップにつけた。サンダース派16%の支持を集めて2位につけた。


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ブティジェッジは日曜日に正式な出馬表明を行うものと見られているが、2019年3月にマンモス大学が実施した世論調査では支持率は1%以下だった。

 

今回の世論調査でブティジエッジはアイオワ州で3位に入ったが、これは2度目のことである。2019年3月にエマーソン大学が実施した世論調査でもブティジェッジは、アイオワの党員集会(予備選挙)参加予定者の間で11%の支持を集め、今回度登用にバイデンとサンダースに続いて3位に入った。

 

マンモス大学の世論調査の誤差は5.2ポイントで、エマーソン大学の誤差の6.2%よりも少し低い数字となっている。

 

マンモス大学世論調査部長パトリック・マーレ―は声明の中で、ブティジエッジはアイオワ州でこれからも支持率を上昇させ続けるだろうと述べた。

 

マーレ―は次のように述べている。「アイオワ州の民主党予備選挙参加予定者の約半数が彼についての意見を形成していない段階で、ブティジェッジが選挙戦で順位を上げているのは人々の印象に残るものだ。彼は好感度と非好感度のバランスが良い候補者の一人でもある。彼はこの順位を維持することで、より多くの有権者に知られるようになることで、更に順位を上げる可能性を持っている」。

 

ブティジエッジに続いたのは、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)とカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)でそれぞれ支持率7%を獲得し、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民衆党)は6%で6位に入った。

 

今回の世論調査は2019年4月4日から9日にかけてアイオワ州に住む民主党支持の有権者351名と対面調査で実施した。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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