古村治彦です。

 

 先日は、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、民主党)が世論調査でトップとなったということをご紹介しましたが、最新の世論調査ではジョー・バイデン前副大統領がトップを奪還したようです。トップ2は堅持しているということになります。

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民主党支持の有権者全体の調査結果
 

 第二集団は4名、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)に絞られてきました。

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予備選挙が早期に実子される州での結果

 トップ2、ブティジェッジを除く第二集団は数字を伸ばせないままでいます。支持率で5割を超える圧倒的な最有力候補はいないが、若手の第二集団は支持率10パーセント前後をうろうろしている状況です。

 

ピート・ブティジェッジはスタートがゼロ%表示でしたから、躍進ということになります。全国的な知名度が低いということもありますが、アメリカのメディアではどんどん取り上げられていますので、数字を上げ、支持層が重なりそうなオロークに影響が出るでしょう。


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トップ6の支持率の推移
 

 バイデンはここまで卓越した強さを見せていますが、その理由は決して強いもの、積極的なものではありません。このブログでもご紹介しましたが、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)が述べているように、「過去を懐かしむ」「オバマ時代に戻りたい」という後ろ向きの感情からの支持ということになります。

 

 オバマ時代のイメージに頼った選挙戦で、トランプ大統領に勝てるのかどうか、私は疑問です。ブティジエッジが出馬表明演説の中で、述べているように「地殻変動」によってトランプ大統領が誕生しました。この地殻変動をバイデンで止めることが出来るのかどうか、疑問です。

 

(貼り付けはじめ)

 

全国規模の世論調査でバイデンがサンダースを8ポイントリード(Biden leads Sanders by 8 points in national poll

 

ジョナサン・イーズリー筆

2019年4月16日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/439071-biden-leads-sanders-by-8-points-in-national-poll

 

ジョー・バイデン前副大統領は、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)に対して8ポイントの差をつけ、大統領選挙民主党予備選挙の候補者の中でトップを維持した。

 

モーニング・コンサルト社の世論調査の結果、バイデンは31%の支持率を獲得しトップとなり、サンダースは23%で2位となった。同社が先月行った世論調査の結果とほぼ同じだった。この時はバイデンが33%、サンダースは25%だった。

 

月曜日に発表されたエマーソン大学の世論調査の結果では、サンダースがバイデンを5ポイントリードしていた。しかし、これ以外の他の世論調査ではバイデンがずっと首位を維持している。

 

今回の世論調査では2人以外に2ケタ台の支持率を獲得した候補者はいなかった。

 

カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は9%で3位、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)が8%で4位、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)とインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジが7%で並んだ。

 

2020年米大統領選挙民主党予備選挙の候補者の中で、ブティジェッジは最大の躍進を遂げている。3月末に同社が行った世論調査での支持率は3%であったが、更に数字を伸ばした。


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知名度・好感度調査(1)

ブティジェッジには更なる上昇する余地がある。民主党支持の有権者の44%が彼について聞いたことがないと答え、18%が名前は知っているが意見はないと答えた。


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知名度・好感度調査(2) 

しかし、バイデンとサンダースがトップであることは明白だ。最新の世論調査によると、民主党支持の有権者の3分の2が2人を好意的に評価している、ということだ。知名度と好感度で両者に迫っている候補者はいない。

 

ブティジェッジはイースター(4月21日)以降に大統領選挙出馬を表明するものと見られている。複数の女性たちが公のイヴェントの場でバイデンに接触されたことで不快感を持ったと告発している。しかし、これらの告発があっても民主党支持の有権者たちの間でのバイデンのイメージを損なうには至っていない。

 

サンダース支持者、ハリス支持者、オローク支持者の中でバイデンは2番目の選択肢となっている。一方、バイデン支持者の中でサンダースは2番目の選択肢となっている。

 

モーニング・コンサルト社は2019年4月8日から14日にかけて民主党支持の登録済有権者12550名を対象に実施された。誤差は1%である。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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