古村治彦です。
アメリカ大統領選挙民主党予備選挙の有力候補者となっているインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジの話題をご紹介したいと思います。
パリのノートルダム大聖堂で大火災が発生しました。このことについて世界各国の指導者たちがお見舞いの言葉を述べています。ブティジェッジはフランスのテレビ局の取材に、フランス国民に向けてフランス語でお見舞いの言葉を述べました。この映像はインターネット上で約300万回再生されました。偶然ですが、ブティジェッジが生まれ育ち、現在市長を務めているインディアナ州サウスベンド市には、ノートルダム大学(University of Norer Dame)があり、彼の両親は教授を務めました。
Cdric Faiche@cedricfaicheAu peuple de France je voudrais dire que la cathdrale Notre Dame, c’tait comme un cadeau l’espce humaine. N… https://t.co/ivPoD4adkT
2019/04/16 08:51:11
Pete Buttigieg@PeteButtigiegThe Cathedral of Notre Dame has been a gift of civilization to all humanity, and we are of one spirit with the Fren… https://t.co/8n6a1l98Wn
2019/04/16 11:25:40
これに対して、駐米フランス大使ジェラール・アローもツイッター上でお見舞いの言葉に謝意を表し、フランス語を使ったことを称賛しました。
Grard Araud@GerardAraudThank you Mayor @PeteButtigieg for this message and congratulations for your french! https://t.co/0zgnKq29OW
2019/04/16 11:01:38
ブティジェッジは今年の初めにノルウェーの記者に対してノルウェー語で話しをしてその様子がヴィデオ映像に収められて、こちらもインターネット上で拡散しました。複数の言語を話すポリグロットだという報道が裏打ちされました。
上にご紹介している映像は『ワシントン・ポスト』紙が制作したもので、この中に、病院の救急室(ER)に勤務していた医師の話が出てきます。ある日、少年が救急で担ぎ込まれたのですが、母親は英語が出来ず、アラビア語の話者だったので、通訳を呼びました。通訳はきちんと仕事をして、治療は無事に済みました。医師は通訳と握手をして、「この仕事はどれくらいですか」と聞いたら、「私は通訳じゃないんです。私はピート市長です」と答えて、医師はとても驚いたという逸話が医師の証言付きで紹介されています。
トランプ大統領も彼らしいメッセージを発しました。水の入ったタンクを空輸して上からかけろという提案をし、フランスの消防関係者から一蹴されました。しかし、トランプ大統領のとりつくろわない姿勢は一般庶民の好感を得るでしょう。「俺たちの代表だな」と思わせることが出来るでしょう。この飾らなさと同時にしたたかさがトランプ大統領の持ち味で、民主党は振り回されているということになります。
ブティジェッジはうまくトランプ大統領と距離を取りながら、あまり激しい批判をしないという姿勢を取っています。他の候補者たちが激しい言葉遣いをしている中で自分をうまく区別しているようです。
(貼り付けはじめ)
ノートルダム大聖堂の家事でお見舞いをフラン語で話すブティジエッジのヴィデオ映像が拡散(Video
of Buttigieg offering condolences in French after Notre Dame fire goes viral)
モーガン・グスタルター筆
2019年4月16日
https://thehill.com/homenews/campaign/439084-video-of-buttigieg-offering-condolences-in-french-after-notre-dame-fire?fbclid=IwAR1-hyUtSpajOijIubiG3GyNuLDbymcbIjcT8oWo5QDcUK1iDwmwgjfy_Mc&fbclid=IwAR2ufBNtFnqqMb3f7KQUMhrULsZRdQ6ENi3-1DGkUWkOsdjcNWPaDrBvPLA
大統領選挙民主党予備選挙の候補者ピート・ブティジェッジが、パリのノートルダム大聖堂の火災についてお見舞いを言う映像がヴィデオが火曜日に発表され、インターネット上で拡散されている。
インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジは、フランスのニュースサイトBFMTVの記者に対して、フランス語でお見舞いの言葉を述べ、その様子が映像に収められた。このヴィデオ映像は火曜日の朝までに300万回近く再生された。
『ビジネス・インサイダー』誌の翻訳によると、ブティジェッジはBFMTVに対して「フランスの皆さん、ノートルダム大聖堂は人類全体に贈られた贈り物幼なものと申し上げたいと思います。私たちはこの痛みを共有し、文明に対してこの贈り物を贈ってくれたことに感謝します」と述べたということだ。
駐米フランス大使ジェラール・アローはブティジェッジの発言に謝意を表し、ブティジェッジがフランス語を使ったメッセージを発したことを称賛した。
ブティジェッジは日曜日に大統領選挙への出馬を正式に宣言した。彼は英語に加えて7か国語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ノルウェー語、アラビア語。マルタ語、ダーリ語を話すと報じられている。
今年初め、ブティジェッジはノルウェーからの記者に対してノルウェー語で答え、この様子を収めた映像もインターネット上で拡散した。
月曜日にノートルダム寺院で火災が発生した。今回の火災は12世紀に建造された大聖堂の改修作業と何らかの関連があると見られている。 f
政府当局は火災によって大聖堂全体が破壊されると考えていたが、その後、警察はノートルダム大聖堂の構造と重要な宗教的遺物は「完全な破壊」から救われたと発表した。
世界各国の指導者たちが歴史的建造物であるノートルダム大聖堂の被害が拡大していることにお見舞いの言葉を発表した。バラク・オバマ前大統領はパリ市民のランドマークへの敬意を示すために、娘たちが小さい時に一緒に訪問した時の写真をインターネット上に掲載した。
トランプ大統領はツイッター上で、大聖堂を包む大きな火炎を見ることは「恐ろしい」と書き、火災と戦うために「飛行機で水槽を運ぶ」ことを提案した。
トランプ大統領は続けて「パリのノートルダム大聖堂を包む大きな火炎を見るのは恐ろしいことだ。水槽を飛行機で運んで水をかけてはどうだろうか。素早い行動を!」と書いた。
フランスの消防関係者たちは、トランプ大統領の提案について、「トランプ大統領の提案内容を実行すると、構造物全体の崩壊を引き起こす可能性が高い」と発言した。
(貼り付け終わり)
(終わり)
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