古村治彦です。

 

 2019年8月はアメリカ大統領選挙民主党予備選挙では討論会のない月です。各候補者は全米中を駆け回り、有権者と触れ合うことで支持拡大を目指しています。日本の政治家もやりますが、田舎のお祭りに参加して、その土地の名物を頬張る姿を写真に撮らせる、ということが良く行われています。その姿が様になっているかどうか、などという細かい批評までなされ、一挙手一投足まで見られているので大変です。こうした中、予備選挙からの撤退を表明する候補者も出てきています。

 

 トップ5圏内に入っている人たちは実際に予備選挙の投票(党員集会や予備選挙)が始まる来年2020年2月以降も選挙戦を展開するでしょうが、20名近くはそれまでに脱落するでしょう。9月12日、13日の討論会の参加資格がぐっと難しくなり、(1)6月28日から8月28日までに指定された機関が実施した世論調査で支持率2%以上を4回以上記録すること、(2)13万名以上の献金者、もしくは1つの州で400名上の献金者を20州以上記録すること、この(1)(2)の両方を満たさねばなりません。現在のところ、この条件を満たしているのは10名です。

 

 最新の全国規模の世論調査では、ジョー・バイデン前副大統領、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)がトップ3を形成し、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、ピート・ブティジェッジ・インディアナ州サウスベンド市長が5位圏内に入っているという状況です。


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 バイデンはサンダースやウォーレンに比べて、中道でありその点で「当選可能性」が高いということが最大の支持理由ということになります。「オバマ時代は良かった」というノスタルジーもそれに加わります。一方、急進リベラル派は、オバマ時代の失政を批判することで、バイデン攻撃を行っています。サンダースやウォーレンはリベラル過ぎるということで、過半数の支持を得られないということで支持がトップになることはありませんが、若者たちを中心に、手堅い支持を集めているという状況です。

 

 バイデンの支持率が下落傾向になっているということで、民主党予備選挙の行方はまだまだどうなるか分からないということになります。

 

(貼り付けはじめ)

 

全国規模の世論調査でバイデン、サンダース、ウォーレンが接戦を展開(National poll finds tight race between Biden, Sanders and Warren

 

ジョナサン・イーズリー筆

2019年8月21日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/458263-national-poll-finds-tight-race-between-biden-sanders-and-warren

 

アメリカ大統領選挙の民主党予備選挙に関する最新の全国規模の世論調査の結果によると、予備選挙は現在、ジョー・バイデン前副大統領、バーニー・サンダース連邦上院議員(無所属、ヴァーモント州選出)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)の三つ巴の戦いになっていることが分かった。その中でもバイデンが若干リードしている。

 

『エコノミスト』誌・YouGov共同世論調査の最新の結果によると、バイデンの支持率は22%、サンダースは19%、ウォーレンは17%、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は8%、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジは7%であった。

 

『エコノミスト』誌・YouGov共同世論調査では全国規模では予備選挙では接戦になっていることが分かった。「リアルクリアポリティックス」が出している各種世論調査の平均では、バイデンは2位の候補に13ポイントの差をつけてリードしている。また、他の各種世論調査ではバイデンの支持率は30%前後となっている。

 

最新の世論調査の結果では、サンダースが支持率を回復している。先月の調査に比べて、他の候補者よりも支持率の回復の数字が大きい。先月の調査ではバイデンの支持率が25%、ウォーレンの支持率が18%、サンダースの支持率は13%だった。

 

しかし、ウォーレンは最も伸びる余地を持っている。調査に応じた民主党員と支持者たちの50%がウォーレンへの投票を考慮中だと答えた。同じ質問でバイデンは45%、サンダースは44%が考慮中だと答えた。

 

民主党員と支持者の過半数、60%は、各問題について自分たちと同じ考えを持つ候補者よりも、トランプ大統領を倒せる候補者の方が良いと答えている。

 

今回の『エコノミスト』誌・YouGov共同世論調査は8月17日から20日にかけて1500名の成人を対象に実施され、誤差は2.6ポイントである。『エコノミスト』誌・YouGov共同世論調査は10000人以上の調査対象者を選び出し、定期的に調査を実施している。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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隠された十字架 江戸の数学者たち