古村治彦です。

 アメリカ大統領選挙民主党予備選挙はバイデンのリードは変わらない状況だ。しかし、トップ3名による接戦となっており、サンダースとウォーレンの動き次第ではバイデンがトップから落ちるということも考えられる。全体的に支持率が伸びやなんでいる中で、ピート・ブティジェッジとマイケル・ブルームバーグが支持率を伸ばしている。しかし、バイデン、サンダース、ウォーレンのトップ3にははるかに及ばない。
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 マイケル・ブルームバーグはこれから莫大な資金を投入して宣伝活動を行うようだが、これが果たしてどれほど効果があるのかは疑問だ。「金持ちのリベラル」というのは「偽善者」と同じ意味と捉え、また、民主党から共和党、また民主党へ戻ってきたという動き方を嫌う有権者もいる。トップ3の中に入っていくことは難しい。

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 ブルームバーグが支持を伸ばすと割を食うのは穏健中道派のバイデンであって、そうなれば相対的にサンダースとウォーレンに有利に働くことになる。最終的にサンダースとウォーレンのどちらかが選挙戦を諦めてどちらかの支持に回るということになればリベラル左派の一本化となり、単純計算ではバイデンを上回ることになる。

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 民主党内部の分裂傾向は2016年の大統領選挙から継続中であり、党内をまとめて大統領選挙で勝利を収めるだけの人材がいない。また、名前が挙がる人々が軒並み70代ということで、どうしても健康不安が取り沙汰されるし、フレッシュさを感じないということになる。

 こうなれば、ドナルド・トランプ大統領の再選可能性はぐっと高まる。民主党内部でつぶし合って疲弊してくれればそれでよい、それを見物している(時々油をかけて勢いをつけさせる)、ということになる。2008年、2012年の大統領選挙で、バラク・オバマに負けた共和党もそういう状況だった。

(貼り付けはじめ)

世論調査:バイデンは全国規模の世論調査でサンダースに9ポイントをリードしている(Poll: Biden holds 9-point lead over Sanders nationally

マーティン・ジョンソン筆

2019年11月26日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/472082-poll-biden-holds-9-point-lead-over-sanders-nationally

毎週発表される「モーニング・コンサルト」社の世論調査で、ジョー・バイデン前副大統領は全国規模でバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)に対して9ポイントをリードしている。

バイデンの支持率は30%、サンダースは21%、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)は15%となった。

トップ3名以外に支持率2桁を獲得した候補者はいなかった。

前回のモーニング・コンサルト社の世論調査では、バイデンの支持率は32%、サンダースは20%、ウォーレンは17%だった。

ウォーレンの支持率は最近になって伸びが鈍化している。10月20日のモーニング・コンサルト社の世論調査でウォーレンはバイデンに続く第2位となり支持率は21%だった。

世論調査には早期に予備選挙と党員集会が実施されるアイオワ州、ニューハンプシャー州、サウスカロライナ州、ネヴァダ州の各州のデータも含まれている。各州の世論調査の結果では予備選挙は接戦になっており、バイデンの支持率は26%、サンダースは23%、ウォーレンは18%だった。

今回の世論調査は2019年11月21日から24日にかけて8102名の登録済有権者を対象に実施された。早期に予備選挙が実施される各州の対象者はより少ない372名だった。全国規模の世論調査の誤差は1ポイント、早期に予備選挙が実施される各州の世論調査の誤差は5ポイントだ。

(貼り付け終わり)

(終わり)

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