古村治彦です。

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 アメリカ大統領選挙民主党予備選挙の情勢は大きく変化なしだ。ジョー・バイデンが30%の支持を集めトップということは変わらない。2位のバーニー・サンダースが20%くらいの支持を集めている。エリザベス・ウォーレンは10%台中盤の支持率で3位に後退、4位のピート・ブティジェッジは10%の壁を超えられずに4位に甘んじている。
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サンダース、バイデン、ウォーレン、 ブティジェッジ
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ブルームバーグ
 マイケル・ブルームバーグが支持を伸ばしている。これはブティジェッジの支持率を食っているということであろう。こうして見ると、中道派が40%台後半、左派が30%中盤の支持を集めているということになる。来月からは予備選挙の実際の投票が始まる全米で最初に選挙が実施されるアイオワ州で誰が1位を獲得するかが注目される。

 アイオワ州での現在の情勢では、ブティジェッジ、サンダース、バイデン、ウォーレンの順番となっているが、僅差の大接戦となっている。バイデンは慌てることなく、現在の選挙戦を続けていけばよい状況ではあるが、アイオワ州であまりに惨敗だと印象が良くない。やはり接戦で2位以上を取りたいところだろう。ブティジェッジは中西部(インディアナ州出身)の地の利を活かして1位を取って弾みをつけたいが、サウスカロライナ州やネヴァダ州では支持が伸び悩んでいるのが課題だ。全国的に見ればなかなか難しい。

 選挙戦はいよいよ本格化していく。これからどのように進んでいくか注目される。

(貼り付けはじめ)

世論調査:12月の討論会の後、バイデンは全国規模の世論調査で支持率トップを保つ(Biden maintains national lead after December debate: poll

ジャスティン・コールマン筆

2019年12月23日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/475792-biden-maintains-national-lead-after-december-debate-poll

月曜日に発表された最新の世論調査の結果、ジョー・バイデン前副大統領は12月の討論会の後も全国規模の各種世論調査でリードを保っている。

今週の「モーニング・コンサルト」社の世論調査の結果、バイデンは2週連続で支持率31%を記録した。2019年12月のはじめに比べて2ポイント上昇した。バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ-モント州選出、無所属)は21%の支持率で2位に入った。

エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)とインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジはそれぞれ支持率15%と9%で第3位と第4位になった。

上位4名に続くのは、元ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグで支持率6%、実業家アンドリュー・ヤンで支持率5%、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)、エイミー・クロウブッシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)、慈善事業家トム・ステイヤーがそれぞれ支持率3%を記録した。

ヤン、クロウブシャー、ステイヤーは討論会の後に好感度を上げた。しかし、トップ集団を形成している候補者たちは支持を確立している。サンダースとバイデンはそれぞれ好感度74%と71%を記録して最も高い好感度を記録した。

今回の世論調査は2019年12月20日から22日にかけて実施された。調査対象は民主党予備選挙に参加する予定の7178名の登録済有権者だった。誤差は1ポイントだ。

(貼り付け終わり)

(終わり)

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