古村治彦です。

 2024年の大統領選挙民主党予備選挙にケネディ一族のロバート・F・ケネディ・ジュニアが立候補した。4月の上旬、副島隆彦の学問道場の定例会(講演会)の準備に忙殺されていた私は、この重大なニューズを聞き流してしまった。私は良い年齢になりながら、このような迂闊な行動を取ってしまった、不明を恥じている。
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 ケネディ・ジュニアの出馬表明はまさにドナルド・トランプが2015年に大統領選挙に出馬表明をした時と同じように衝撃的な出来事だ。ケネディ・ジュニアははっきりと、「自分が大統領になったら、全世界にある800の米軍基地を閉鎖し、米軍を撤退させる」と述べた。これは、トランプが出馬表明をした際と同じ内容である。アメリカは帝国であることを止める、アメリカは世界の問題に過度に関わらない(ある国の問題はその国が解決することだ)、アメリカ国内の問題解決に取り組もう(アメリカ・ファースト)ということをはっきりと述べた。アメリカの中産階級が地上から消し去られよう(一掃されよう)としているとも述べた。ウォール街と政府のつながり(ウォール街がアメリカを支配すること)を止めようとはっきりと述べている。

 ロバート・F・ケネディ・ジュニアは1954年生まれの69歳、父はロバート・F・ケネディ元司法長官・元連邦上院議員、伯父はジョン・F・ケネディ元大統領で、アメリカのセレブ中のセレブ、民主党の「王朝(ボストン王朝)」であるケネディ家の主要メンバーである。父や伯父と同じくハーヴァード大学を卒業し、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでも学んだ。環境問題にかかわる弁護士を務めている。同時に、反ワクチン運動を長年続けており、この点でアメリカでは「陰謀論者(conspiracy theorist)」という扱いを受けている。ケネディ家の中では孤立している。

 ケネディ・ジュニアには2人の息子がおり、上記の写真でも右側に写っている。次男のコナー・ケネディはアメリカの人気歌手テイラー・スウィフトと浮名を流したことで知られている。何度か逮捕されたこともあるようだ。更には、ウクライナ戦争が始まってから、ウクライナ側の国際義勇軍に参加し、戦闘を行ったと告白している。今回、父の出馬表明に立ち会っているが、ウクライナ側にシンパシーを持っているのならば、父ロバート・F・ケネディ・ジュニアのウクライナ戦争に関する考え(交渉による早期解決)には反対であろうから、戦争から帰ってきて考えを変えたということが考えられる。
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 ロバート・F・ケネディ・ジュニアについては「当選の可能性が低い(long-shot)」の候補者である問報道が主流メディアでなされている。しかし、トランプも立候補表明後最初の世論調査での支持率は1%だった。また、ある世論調査では、民主党支持者の7割がバイデンの高齢(80歳)を理由にして、バイデンに出馬して欲しくないと答えている。バイデンは現職大統領であるにもかかわらず、不人気だ。それでもバイデンは立候補して再選を目指すだろう。民主党はバイデンが立候補すれば、通常の予備選挙で行われるような立候補者同士による討論会は行わないと発表している。

 そんなことになれば、民主党反主流派や進歩主義派、ロバート・F・ケネディ・ジュニア の支持者たちは大暴れして、最悪の場合には民主党の分裂、党員の大量脱党ということまでなりかねない。バイデンたちはどんな方法を使ってでも再選に向かうだろうが、それを抑止する力としてロバート・F・ケネディ・ジュニアへの支持が高まることを期待する。怖いのは、父や伯父と同じ運命をたどることだ。

(貼り付けはじめ)

当選したら世界中から米軍を撤退させる、ケネディ候補が衝撃の発言

米大統領選は意外な展開になる可能性も

2023.5.12(金) JBプレス

堀田 佳男

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アメリカ政治

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/75144

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/75144?page=2

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/75144?page=3

「米国の外交政策は破綻している。国外にある800の米軍基地を閉鎖し、直ちに米軍を帰還させて、米国を模範的な民主主義国家にすべき」

 こう断言するのは米民主党から次期大統領選に出馬しているロバート・ケネディJr69)である。

 ケネディ氏といえば暗殺されたケネディ大統領の甥、そしてロバート・ケネディ元司法長官の息子という血筋で、米政界のサラブレッド的な人物である。

 現在は環境問題を扱う弁護士をしている。

 そのケネディ氏が大小合わせて800ほどもある国外の米軍基地を閉めるべきであると公言したのだ。

 再選を目指す現職バイデン大統領への強烈なカウンターパンチと受け取られているが、どこまで本気で米軍基地を閉鎖しようとしているのか。

 国際関係のバランスを考慮すれば、国内だけでなく国外に米軍基地を置いておくことは半ば常識とされており、その反響は大きい。

 米メディアに発言した同氏の言葉をもう少し探ってみたい。

「米国の年間国防関連支出は1兆ドル(約135兆円)にもなり、世界中に800もの軍事基地を維持している」

「にもかかわらず、ベルリンの壁が崩壊した後にもたらされるはずだった平和は訪れていない」

「大統領に当選した場合、私ロバート・ケネディJrは米国という帝国を解き放つ準備に入るつもりだ。米国は次から次へと起こる戦争のたびに返済不能な負債を積み重ねている」

「軍隊は国を守るという本来の役割に戻るべき。代理戦争をはじめとして、他国を空爆したり秘密工作をすることがあまりにも普通になってしまっている」

「戦争好きな帝国(米国)が自らの意志で武装解除をすれば、それは世界中の平和の雛形になるはずだ」

「健全な国家として平和に奉仕するのは今からでも遅くはない」

ここまでの言説を眺めるかぎり、理想を追求するケネディ家の人物らしさが見受けられるが、同氏の主張がどこまで有権者に受け入れられるかは分からない。

 ただ今回、1980年に現職カーター大統領に挑んだケネディ大統領の末弟エドワード・ケネディ上院議員のような役回りを果たすかもしれず、党内の反バイデン派をまとめ上げる可能性は捨て切れない。

 というのも、米NBCテレビが発表した最新の世論調査では、回答者の70%は「バイデン氏の再選を望まない」としているからだ。

 7割の有権者がバイデン氏の再選を望まない理由の一つが年齢である。

 仮に再選を果たした場合、2期目が終わる時は86歳になっており、職務遂行に疑問を抱く人は多い。

 大統領としての支持率に目を向けても、バイデン氏に人気があるとは言いがたい。

 米世論調査の分析を行うウエブサイト「ファイブ・サーティ・エイト」によると、現在の支持率は42.5%でしかない。

 過去1年半以上、50%を超えたことはなく、不支持率の方が高くなっている。

 米民主党関係者に取材すると、次のように述べた。

「ロバート・ケネディJrは民主党主流派とは違う立ち位置で、ある意味で異端の意見をもつ人物といえる」

「しかし、同氏のもつ活力と『ケネディ』というブランドネームは魔法のような力があり、今後大統領候補として一気に求心力を得られるかもしれない」

 800もの米軍基地を閉鎖するというアイデアは誰しもが賛同するものではないが、選挙序盤にこうした大胆発言をすることで、バイデン大統領へのアンチテーゼとして一石を投じることはできそうだ。

 米国の国防予算は世界一でありながら内部から空洞化してきていると、ケネディ氏は述べる。

 インフラ、産業、経済が脆弱では強い国家、安全な国家を維持することはできないとする。

 さらに同氏はケネディ政権が発足した場合、米国を再び強い国にすることが最優先課題であると述べている。

 そのためには冒頭で記したように、帝国主義的な政策を終わらせる必要がある。

 それが国外の米軍基地の閉鎖なのだという。

 一見、矛盾するようにも思えるが、米国内の衰退した都市、老朽化した鉄道、腐敗したインフラ、低迷する経済に目を向けて再建することが強い国につながると捉えている。

 ウクライナでも同様の考え方を実践するつもりでいる。

 ロシアに対して、ウクライナ国境付近から軍隊と核兵器搭載ミサイルを撤退させて、ウクライナの自由と独立を保証させるつもりだ。

 そして国連の平和維持軍が同地域の平和を保証すべきだと考える。

 ジョン・クインシー・アダムズが1821年の独立記念日の演説で使った「米国は怪物を退治するために国外に出ていくことはない」という言葉に立ち返り、交戦的な態度を改めるべきとのスタンスに立つ。

 そして世界を敵や敵対者という視点でみることをやめなければならないとする。

 これはある意味で理想論としての外交政策である。

 ケネディ氏が本気で取り組んだ時にどういった成果が出せるのか定かではないが、いまのケネディ氏の外交スタンスであることに間違いない。

 共和党に目を向けると、ドナルド・トランプ前大統領が再び選挙戦に舞い戻ってきている。

 ただ世論調査では60%が「トランプ氏は出馬すべきではない」と回答しており、米有権者の過半数はバイデン大統領にもトランプ氏にも次期大統領になってほしくないとの思いであることが分かっている。

 理想論を掲げるロバート・ケネディJrが米国の表舞台に立てるのかどうかは、これからの選挙戦を見なくてはいけないが、バイデン大統領にはこういうことを述べている。

「この国を建て直す方法を見つける時がきた。簡単なことであるとは言わない。しかし、少なくとも私には何が必要であるかが分かっている」

 そう述べた後、父ロバート・ケネディ氏の言葉を引用して、いまの米国に必要なものを口にしている。

「互いを愛する気持ちと知恵、そして思いやりが重要」

 今後、大統領選の民主党レースでケネディ氏がどこまで支持を伸ばし、本当に現職バイデン大統領の牙城を崩せるかが見ものとなる。

 ケネディという魔法の力はどこまで通用するのか――。

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反ワクチン活動家ロバート・F・ケネディ・ジュニアが民主党員として大統領選挙に出馬するための書類を提出(Anti-vaxxer RFK Jr. files to run for president as Democrat

ローレン・スフォルザ筆

2023年4月5日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/3936494-anti-vaxxer-rfk-jr-files-to-run-for-president-as-democrat/

※編集者註:私たちはこの記事を、ロバート・F・ケネディ・ジュニアが代表を務める「チルドレンズ・ヘルス・ディフェンス」という組織の考えを反映するために加筆修正した。私たちは誤りを悔いている。

長年の反ワクチン活動家であるロバート・F・ケネディ・ジュニアが、民主党から大統領選に出馬するための書類を水曜日に提出した。

AP通信が報じたところによると、ケネディは2024年の民主党予備選挙で、まだ再選を目指すことを正式に表明していないジョー・バイデン大統領に挑戦するため、水曜日に立候補の声明を提出した。ケネディは先月、「大統領選に出馬するかどうかを決める」ための資金調達キャンペーンをソーシャルメディア上で開始していた。

「資金を集め、勝つために十分な人数を動員できそうなら、レースに飛び込む」と先月ツイートしていた。「もし私が立候補したら、最優先事項は、経済を破滅させ、中産階級を粉々にし、風景や水を汚染し、子供たちを毒し、私たちの価値と自由を奪ってきた国家権力と企業権力の腐敗した合併を終わらせることだ。私たちは協力して、アメリカの民主主義を取り戻すそう」。

ジョン・F・ケネディ元大統領の甥で、ロバート・F・ケネディ元連邦上院議員の息子であるケネディ・ジュニアは、ワクチンの安全性について証明されていない説をしばしば宣伝する反ワクチン団体「チルドレンズ・ヘルス・ディフェンス」を率いている。その誤った情報には強い批判が寄せられている。

また、AP通信によると、同団体は、新型コロナウイルスワクチンの安全性と有効性について、多くの人々が躊躇するようになった新型コロナウイルス感染拡大の時期に、利益を倍増させたということだ。

ケネディは、新型コロナウイルスやワクチンに関する陰謀説の宣伝について、ソーシャルメディアプラットフォームからの反響に直面した。インスタグラムは2021年、ケネディ・ジュニアが「コロナウイルスやワクチンに関する論破された主張(debunked claims)」を共有した後、彼のアカウントを削除した。Metaも昨年8月、新型コロナウイルスやワクチンに関するプラットフォームのポリシーに「繰り返し」違反したとして、チルドレンズ・ヘルス・ディフェンスのFacebookページを削除した。

作家のマリアンヌ・ウィリアムソンも先月、ホワイトハウスを目指す民主党予備選挙に出馬することを表明している。

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反ワクチン活動家ロバート・F・ケネディ・ジュニアがバイデンに対抗して2024年大統領選挙民主党予備選挙への挑戦を始める(Anti-vaccine activist RFK Jr. launches 2024 primary challenge against Biden

キャロライン・ヴァキール、スティーヴン・ニューカム筆

2023年4月19日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/3958650-anti-vaccine-activist-rfk-jr-launches-2024-primary-challenge-against-biden/

ジョン・F・ケネディ元大統領の甥で、反ワクチン活動家として有名なロバート・F・ケネディ・ジュニアが、2024年の大統領選挙に民主党から出馬することを2日に発表した。

今月初めに大統領選挙出馬のための書類を提出したケネディ・ジュニアの出馬のニューズは予想されていた。2024年の大統領選挙に民主党から出馬するのはケネディ・ジュニアが2人目で、進歩主義派のマリアンヌ・ウィリアムソンは先月、正式に立候補を表明した。

バイデン大統領は2期目への出馬が有力視されているが、正式発表の時期はまだ不明だ。彼は今月初め、NBCの番組「トゥディ」の共同司会者アル・ローカーとのインタヴューで、「私は出馬を計画中だよ、アル。しかし、まだ発表する準備が整っていない」と語った。

ケネディの出馬発表は、水曜日にボストンで行われた出馬表明会で行われた。

元米司法長官ロバート・F・ケネディの息子である69歳のケネディ・ジュニアは、環境保護活動を支持してきた。しかし、反ワクチン理論を広めた経緯があり、そのような考えを推し進める非営利団体を設立するなどを通して、よく知られた存在となっている。

ケネディは出馬表明スピーチの中で、「国家権力と企業権力の腐敗した結合(corrupt merger of state and corporate power)」について憤り、再び薬とワクチンに狙いを定めた。

ケネディは、「今、私たちの国は、新しい種類の企業封建主義(corporate feudalism)を押し付けられるという脅威に晒されている。「子供たちを商品化し、化学物質や医薬品で子供たちや国民を毒殺しようとしている」。

ケネディの選挙戦は望み薄であると見られているが、世論調査では、民主党の有権者の多くが2024年の大統領選挙民主党候補にバイデン以外の人物を望んでおり、バイデン以外の候補を受け入れるという結果が一貫して出ている。しかし、民主党は、バイデンが再選を目指す場合、現職大統領を支持し、バイデンと出馬の可能性のある挑戦者たちの間で大統領討論会を党として開催しないと表明している。

2024年の大統領選挙で、民主党の大物が大統領に挑戦するかどうかは不明である。

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ロバート・F・ケネディ・ジュニアは新型コロナウイルスによるロックダウンの下で、中産階級が「組織的に」一掃されたと主張(RFK Jr. claims middle class was ‘systematically’ wiped out under COVID lockdowns

ジュリア・シャペロ筆

2023年4月22日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/3964616-rfk-jr-claims-middle-class-was-systematically-wiped-out-under-covid-lockdowns/

先日、2024年の大統領選挙民主党予備選挙への立候補を表明したロバート・F・ケネディ・ジュニアは、土曜日に、新型コロナウイルスのロックダウンの結果、アメリカの中産階級が「組織的に」一掃されたと示唆した。

ケネディ・ジュニアは、FOXニューズのニール・キャヴトに対し、「国家の強さは、強い経済と活気ある中産階級から生まれるが、私たちは、この国の中産階級を組織的に一掃してしまった」と述べた。

69歳の反ワクチン活動家として知られるケネディ・ジュニアは、ロックダウンの経済的コストを指摘し、中産階級を犠牲にして富裕層を利するものだったと示唆した。

ケネディ・ジュニアは「私は民主党の誰よりもドナルド・トランプの対抗馬として有利な立場にいる。なぜなら、彼が行った最悪のこと、つまりロックダウンの責任を問うことができるからだ」と続けた。

また、多くの民主党員がバイデン大統領に挑戦するという決断を理解・支持していないかもしれないが、世論調査は自分に有利な意見を示していると指摘した。

ケネディ・ジュニアは次のように述べた。「現在のところ、世論調査では、バイデン大統領は、共和党の候補者とみられているドナルド・トランプに負けている。結局のところ、私はジョー・バイデンよりもドナルド・トランプに勝つためにはるかに良い立場にいると思う。また、私の父が検閲についてリンドン・ジョンソンとそうであったように、基本的な問題でバイデンと意見が合わないのだ」。

ケネディ・ジュニアはまた「ホワイトハウスは政治評論家たちを検閲すべきではないと考えるとも述べた。

ジョン・F・ケネディ元大統領の甥であるケネディ・ジュニアは、今月初めに出馬のための書類を提出した後、水曜日に大統領選挙出馬を発表しました。期待薄の候補者であるにもかかわらず、リスクを負うことをいとわないと述べた。

ケネディ・ジュニアは土曜日に次のように語った。「私の父が主義主張を掲げて出馬したが、彼は自分が勝てるとは思っていなかった。そして、彼の目的は、アメリカ国民に真実を伝えることだった。そして、私はそれを実行するつもりだ。そして、もしそれを望む声があれば、私は2025年にホワイトハウスにいることになる」。

ケネディ・ジュニアの出馬発表に先立ち、過去にバイデンに投票した有権者を対象に実施された『USAトゥディ』紙・サフォーク大学の世論調査では、ケネディ・ジュニアの支持率は14%で、67%が「再びバイデン大統領を支持する」と答えている。

バイデン大統領は、数ヶ月前から再選を目指していることをほのめかしていたが、早ければ来週火曜日にも正式に選挙戦に参戦する準備を進めているようだ。

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ロバート・F・ケネディ・ジュニアはバイデンに対抗しての出馬について、「私は彼と基本的に意見が合わない」と述べた(RFK Jr. on running against Biden: ‘I just disagree fundamentally with him’

ジャレッド・ガンス筆

2023年4月27日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/3976753-rfk-jr-on-running-against-biden-i-just-disagree-fundamentally-with-him/

大統領候補のロバート・F・ケネディ・ジュニアは、バイデン大統領と民主党の指名争いに立候補するのは、国の方向性について「根本的に(fundamentally)」意見が一致しないからだと述べた。

環境保護に関する弁護士であり、著名な反ワクチン活動家でもあるケネディは、今月初めに大統領選挙への立候補を表明し、ラジオWABC 770 AMの番組「キャッツ&コスビーショー」でラジオトークショーホストのジョン・キャッツマティディスとリタ・コスビーに、バイデンとは長い付き合いがあるが重要問題では意見が合わないと語った。

ケネディ・ジュニアは「私はジョー・バイデンに対して意地悪で選挙運動をしているのではない。ジョー・バイデンとは40年来の友人だ。彼の祖国への貢献と彼の家族の祖国への貢献に感謝している。しかし、国の行く末について、彼とは根本的に意見が合わないのだ」と述べた。

「私はウォール街が国を牛耳ることを望んでいない。ネオコンに外交を任せたくはない。検閲は好きではない。戦争には懐疑的だ」とケネディは続け、アメリカはロシアとウクライナの戦争に「決着をつける(settle)」ことに目を向けるべきだと考えていると付け加えた。

彼は、伯父がジョン・F・ケネディ元大統領、父がロバート・ケネディ元司法長官という名家ケネディ家の出身だ。しかし、ワクチンに関する誤った情報を広めた団体「チルドレンズ・ヘルス・ディフェンス」のリーダーとして、論争の的になっている。

今年前半に実施された各種の世論調査では、バイデンは、ケネディ・ジュニアともう1人の挑戦者である自己啓発作家で2020年にも大統領選挙に出馬したマリアンヌ・ウィリアムソンに対して大きくリードしているが、先週行われたUSAトゥディ・サフォーク大学の世論調査では、2020年の選挙でバイデンに投票した投票者の14%がケネディ・ジュニアを支持すると答えたという。

ケネディ・ジュニアはまた、木曜日に発表されたエマーソン大学が実施した世論調査では21%であったことを指摘した。

ケネディ・ジュニアは、過去3年間、答える機会もなく「主流メディアからかなり強固に攻撃されてきた」と述べ、しかし、この10日間、メディアに多く出演し、「編集されないまま(unedited)」放映されたことが、これまでの支持につながったと付け加えた。

ケネディ・ジニアは次のように語った。「多くの人が、私が本当は奇矯な人間ではないことを思い出し始めたのだと思う。彼らが私を見たとき、私は間違った行動を取っている人物には見えないのだろう。それはそうかもしれない。人々はこれまでとは違う何かを求めているのだろう」。

新型コロナウイルス感染拡大を通じて、ケネディ・ジュニアはウイルスの影響から国民を守るために開発されたワクチンの使用に反対を表明した。彼は土曜日、感染拡大時のロックダウンのために中産階級が「組織的に」一掃されたと主張した。

ケネディ・ジュニアは、選挙運動の目的は、「人々に民主党員や共和党員であることを忘れさせ、私たちは皆アメリカ人であることを思い出してもらうこと」であると述べた。人々を分断するような問題ではなく、共通の価値観に焦点を当てるべきだと語った。

ケネディ・ジュニアはまた、誰とでも話をし、どのメディアネットワークにも出演する意思があると更に述べた。

弁護士であるケネディ・ジュニアは、現在のアメリカは、検閲、戦争、ウォール街、腐敗した癒着を通じて、企業と国家を政府の権力を合同させ、中産階級を没落させていると述べた。そして、これらに反対するという、父と伯父の価値観を今でも自分は保持していると述べた。

ケネディ・ジュニアは「自分の国に誇りを持ちたい。私が1960年代から70年代にかけて育ったアメリカ合衆国がそうであった形で、子供たちが誇りを持てる国で育って欲しい」と述べた。

(貼り付け終わり)

(終わり)

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ビッグテック5社を解体せよ

akumanocybersensouwobidenseikengahajimeru001

 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める
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