古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:カマラ・ハリス

 古村治彦です。

 

 2020年米大統領選挙民主党予備選挙は多士済々、多くの人々が既に出馬表明し、まだ出馬表明していない有力候補もたくさん残っている状況です。エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、トゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)、フリアン・カストロ前住宅・都市開発長官(オバマ政権)、キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)、さきほど、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)がABCの朝のテレビ番組「グッドモーニング・アメリカ」で出馬表明を行いました。

 

 有力候補としてはジョー・バイデン前副大統領、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)、更にコーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)がいます。今回は、ブッカー議員についての記事をご紹介します。

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 ブッカー議員は、公民権運動の指導者だったマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師を記念するアメリカの祝日マーティン・ルーサー・キング・デーがある今週末に、ジョージア州を訪問しました。そして、ジミー・カーター元大統領の地元を訪れ、カーター元大統領が主宰した教会の祈祷に参加しました。そして、カーター元大統領と一緒にヴィデオ撮影をしたのですが、その中で、カーター元大統領がブッカー議員に「大統領選挙に出馬して欲しい」と述べています。

 

 ブッカー議員のSNSには、大統領選挙に関する言及もあり、出馬の可能性を示唆しています。

 

 ブッカー(1969年生まれ)議員は、IBMにおいて黒人で初めて経営陣に入った両親のもとに生まれました。アメリカンフットボールの名選手として、スタンフォード大学に入学しました。スタンフォード時代には、西海岸の大学で構成されるリーグPAC10(現在は12)のアカデミック選抜に選ばれました。これは大学での成績優秀な選手が選ばれるものです。スタンフォード大学で政治学士号、社会学修士号を取得しました。

 

 その後、アメリカのエリートの登竜門であるローズ奨学金を得て、オックスフォード大学に留学し、ここでも修士号を取得しました。帰国後、イェール大学法科大学院に入学し、法務博士号を取得しました。誰もが羨むエリート街道です。大学院修了後からは、地元のニュージャージー州ニューアーク市の市議会議員、市長を務め、2013年からは連邦上院議員を務めています。

 

 黒人ということと華やか経歴もあって、コーリー・ブッカーは中央政界に出て来てからは、バラク・オバマ前大統領に擬せられています。今回、カーター元大統領という、大統領在任中ではなく、元大統領になってからの方が評価の高い、「アメリカ史上最高の“元大統領”」からの言葉をSNSに映像として流しました。ブッカーも出馬を考えているということが言えるでしょう。

 

 

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ジミー・カーターがブッカーに語る:「大統領選挙に出馬して欲しい」(Jimmy Carter tells Booker: 'I hope you run for president'

 

エイヴェリー・アナポール筆

2019年1月20日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/senate/426227-jimmy-carter-tells-booker-i-hope-you-run-for-president

 

土曜日にインスタグラムに掲載された動画の中で、ジミー・カーター元大統領は、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)に対して大統領選挙出馬を促した。

 

ブッカーはソーシャルメディアについて造詣が深いことで知られている。ブッカーはマーティン・ルーサー・キング・デーを前にして、公民権運動の指導者ジョン・ルイス連邦下院議員(ジョージア州選出、民主党)と一緒に自働車でジョージア州を走る映像を撮影し、アップした。

 

2人の連邦議員はカーター元大統領が地元プレインズの教会で主宰した祈祷に参加した。その後、ブッカーは元大統領と一緒に写る映像を撮影した。

 

カーターは映像の中で、「今朝、あなたをお迎えすることが出来てとても嬉しかった。また戻ってきてくれることを願っている。そして、大統領選挙に出馬してくれることも願っている」と述べた。

 

ブッカーはカーターに謝意を述べ、次のように語りかけた。「あなたは私の決心を促してくれました。その大きさはあなたが想像なさる以上に私にとって大きなものです」。

 

ブッカーは2020年の米大統領選挙民主党予備選挙への立候補を取り沙汰されている人々の中の一人であるが、いまだに立候補を表明していない。

 

ニュージャー州選出の民主党所属の連邦上院議員であるブッカーはまた、あるお店で「ブッカー2020」と書かれたバッジが売られているのを映像に収めた。

 

ブッカーは映像の中で、「私のロゴが入ったバッジはオプラ2020のバッジのすぐ隣に置いてある」と語った。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(MLK)・デーの祝日、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が、ABCの朝の長寿番組「グッドモーニング・アメリカ」に出演し、大統領選挙出馬表明を行いました。MLKデーに大統領選挙出馬表明化ということは既にこのブログでもご紹介しましたが、その通りになりました。

 

 しかし、全米で放送される朝の人気番組での表明とは予想外でした。ただ、ハリスは回想録を出版しており、その販売促進のためにツアーをし、マスコミにも露出していたので、このタイミングになることは予想されていました。


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 ハリスはジャマイカ移民とインド移民で研究者だった両親の間に生まれました。両親が離婚し、母に連れられてカナダのモントリオールで育ちました。大学はワシントンDCにあるハワード大学です。ハワード大学は黒人が学生の大多数を占める大学で、「ブラック・アイヴィー・リーグ」の一つとされています。カリフォルニア大学ヘイスティングス校の法科大学院に進み、司法試験に合格し、キャリアの大半を検事として過ごしました。

 

 ハリスの名前が有名になったのは、2013年にバラク・オバマ大統領(当時)が、当時カリフォルニア州司法長官(Attorney General of California)だったカマラ・ハリスを「我が国でもずば抜けて美人の司法長官」と呼んだことで批判を受け、ハリスに直接謝罪するという出来事が起きてからです。


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 民主党の大物議員だったバーバラ・ボクサーの後を受けて、2016年の連邦上院議員選挙で当選したばかりの頃から既に、2020年の米大統領選挙の有力候補として、司法のキャリアが長かったキリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)と共に名前が挙がっていました。

 

 今回、ハリスは選挙運動のスローガンに「フォ・ザ・ピープル(For the People)」を掲げ、平等、良識(慎み深さ)、正義、民主政治体制を強調して訴えるとしています。ここがトランプ大統領との対抗軸になるということでしょう。対外関係についての言葉はありませんが、既にヒラリー・クリントンと会談を持っているということですので、人道的介入主義派に近いと見ることも出来るでしょう。




 アメリカでは非白人の大統領は出ましたが、女性大統領はまだ出ていませんし、非白人の女性大統領も出ていません。今回、トゥルシー・ギャバ―ド(インド系・太平洋島しょ部系)に続いて、カマラ・ハリス(ジャマイカ系・インド系)が出馬していますが、民主党の大統領選挙候補者指名を受けることは難しいと言わざるを得ません。

 

 これで民主党予備選挙は多士済々、討論会では時間が足りないことになるでしょうが、にぎやかな選挙戦となるでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

カマラ・ハリスが大統領選挙出馬を表明(Kamala Harris announces presidential campaign

 

カイル・バラック筆

2019年1月21日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/426272-kamala-harris-announces-presidential-campaign  

 

カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は月曜日、2020年の大統領選挙に出馬する予定だと発表した。

 

ABCの番組「グッドモーニング・アメリカ」に出演し、「私はアメリカが州国大統領選挙に出馬します」と述べた。

 

「私は大統領選挙出馬にとても高揚感を感じている」。"I'm very excited about it."

 

ハリスは2020年米大統領選挙民主党予備選挙の有力候補として早くから名前が挙がっていた。今月に入り、ハリスが出版した回想録『私たちが手にしている真実・あるアメリカ人の旅路"The Truths We Hold: An American Journey"』販売促進の宣伝ツアーとメディア出演が始まったことを受けて、彼女の出馬が取り沙汰されるようになった。

 

カマラ議員は、平等、良識(慎み深さ)、正義、そして民主政治体制を選挙戦では訴えていくことになる、スローガンは「フォ・ザ・ピープル(人々のために)」を使用すると述べた。

 

ハリスは2016年に連邦上院議員選挙に初当選した。以前はカリフォルニア州司法長官を務めた。

 

彼女はABCに出演中に、「私のキャリア全ては人々の安全を守るということに費やされてきました」と述べた。

 

ハリスは、「私が現状を見た時に考えるのは、アメリカ国民は、彼らのために戦い、自己利益よりも国民を優先する人物を指導者に持つだということです」と述べた。

 

ハリスの両親は公民権運動に参加した人々であり、「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーに大統領選挙出馬を発表できたことは光栄なことです」と発言した。

 

ハリスは次のように述べた。「キング博士を偲びかつお祝いする日である今日はアメリカ国民である私たちすべてにとって特別な日です。私たちがキング博士について考え、思いをいたす日に立候補宣言をすることが出来たのは光栄なことだと思います」。

 

ハリスは今月初め、「アメリカは非白人の女性が大統領として迎えるための準備はできています」と述べた。

6分13秒からのやり取り

ABCのテレビ番組「ザ・ヴュー」に出演し、出演者の一人アビー・ハンツマンはハリスに次のように質問した。「トランプが解き放ったものを、私たちはこれまで目撃してきました。それでもなお、この国は非白人女性初の大統領が出てくる用意が出来ていると思いますか?」。

 

ハリスは次のように答えた。「それは間違いありません。聞いてください。これは何も私自身のことを言っているのではありませんよ。しかし、私はアメリカの一般国民の皆さんの能力について話しているのです」

 

ハリスは「アメリカの一般国民をもっと信用しなくては」と述べた。

 

ハリスは「アメリカ国民を信用しましょう。アメリカ国民はずっと賢いのですから」と述べた。

 

ハリスはアメリカ国民が指導者について考える際に、自分たちに都合の良い性別や人種よりも、「共通性」を重視するはずだと確信していると述べた。

 

「何か負担に思っていることがあると、真夜中にふと目を覚ますことがありますよね。・・・自分たちが投票すると登録している政党の考えを受け入れていれば夜中に何かを考えて目を覚ますことなんてありません。夜中に何かが頭の中にあって目を覚ましてしまうことがあっても、それは人口の人種構成比というようなことではありません」。

 

ハリスは次のように述べた。「皆さん、夜中に目を覚ます時というのはたいてい2、3の心配事のことですよね。健康についてであったり、子供たちや自分の親についてであったり。“就職できるだろうか?”“仕事を続けられるだろうか?今月末の支払いは大丈夫だろうか?老後は安心して暮らせるだろうか?”といったことですよ」。

 

ハリスは「私たちの大部分は、私たちを引き裂く違いよりも、より多くの共通するものを持っています」と述べた。

 

ハリスは今週日曜日(1月27日)にカリフォルニア州オークランドで集会を開き、正式に選挙運動を開始することになる。

 

ハリスは多くの顔ぶれが出ると予想されている民主党予備選挙に参加することになった。

 

ハリスの同僚である民主党所属の連邦上院議員であるエリザベス・ウォーレン(マサチューセッツ州選出)とキリステン・ギリブランド(ニューヨーク州選出)はこれまでに大統領選挙に向けた準備委員会発足を発表している。

 

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 古村治彦です。

 

 キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)が米大統領選挙民主党予備選挙に出馬表明をしました。これで、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、トゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)、フリアン・カストロ前住宅・都市開発長官(オバマ政権)に続いて、大物では4人目ということになります。また、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)も今週末にも出馬表明をする可能性があると報じられています。

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キリステン・ギリブランド

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カマラ・ハリス
 

 更に出馬表明者が増加していくでしょうから最終的には10名程度が民主党予備選挙に出馬することになります。選挙期間中の討論会は参加者が多くなってしまって、運営だけでも大変でしょう。1人1人が発言できる時間がかなり短くなるでしょうから。

 

 ギリブランドとハリス両連邦上院議員は経歴も年齢も似ていることもあり、つい2人1組のように考えてしまいます。更には民主党エスタブリッシュメントに近いということも同じです。ギリブランドはヒラリー・クリントンが連邦上院議員を辞めて、オバマ政権で国務長官に就任する際に、後継者指名を受けて連邦上院議員選挙に出馬して当選した人物ですし、ハリスは昨年ヒラリーと既に会って、大統領選挙について話し合ったと報じられています。

 

 今までのところ候補者を分類してみると、民主党主流派、エスタブリッシュメントに近いのは、エリザベス・ウォーレン、キリステン・ギリブランド、カマラ・ハリス各連邦上院議員、少数派はトゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員、オバマ系なのは、フリアン・カストロ前住宅・都市開発長官ということになります。これから、人気上位3名、ジョー・バイデン前副大統領、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)が立候補ということになると、対立軸などがより鮮明になるでしょう。

 

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ギリブランドが深夜のトーク番組で大統領選挙出馬に向けた準備委員会発足を発表(Gillibrand announces exploratory committee to run for president on Colbert

 

マックス・グリーンウッド筆

2019年1月15日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/425525-gillibrand-announces-exploratory-committee-to-run-for-president-on-colbert

 

キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は火曜日、2020年米大統領選挙のための準備委員会を発足させると発表した。トランプ大統領に対抗する人物を決める民主党予備選挙には多くの顔ぶれが立候補するものとみられているが、ギリブランドは最新の出馬表明者となった。

 

ギルブランドの出馬表明は深夜のトーク番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルバート』に出演中に行われた。全米で最初に党員集会(予備選挙)が開催される重要な州であるアイオワ州を今週末に訪問することになっているが、その前に出馬表明がなされたことになる。

 

52歳になるギリブランドは準備委員会を発足させると発言した。これは、彼女が正式に選挙運動を始める前に、重要な選挙資金とスタッフの雇用が行えるようにするための、大統領選挙出馬にとっては重要なステップである。

 

ギリブランドはニューヨーク州を地盤とする民主党政治家である。2009年、ヒラリー・クリントンの後任として民主党の連邦上院議員選挙立候補者となった。ここ数年、全国的な注目が集まるようになっていた。特に2017年の「私も(MeToo)」運動から注目が高まった。

 

当時のアル・フランクリン連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)の性的に不適切な行為が告発された際、民主党の連邦上院議員として初めて辞任要求をしたのがギリブランドだった。

 

ギリブランドよりも数日前に2020年米大統領選挙出馬を表明した民主党の政治家が2人いる。

 

トゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)は先週金曜日に大統領選挙出馬への意欲を明らかにした。CNNの司会者ヴァン・ジョーンズとのインタヴューの中で、ギャバ―ドは「出馬する決心」を固めた、正式な出馬宣言は数日中に行うと述べた。

 

その翌日、フリアン・カストロ前住宅・都市開発長官(オバマ政権)は記者会見の席上、2020年米大統領選挙民主党の候補者指名を目指す決心を固めたと述べた。カストロは先月、大統領選挙出馬の可能性を探る検討委員会を発足させていた。

 

ギリブランドは、カストロとギャバ―ドに比べて、全国的な知名度では上回っている状態で出馬となった。これは、2020年の米大統領選挙民主党予備選挙の初期段階においては彼女にとって有利な点だ。

 

しかし、ギリブランドは、もう一人の民主党の大物政治家エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)と対峙しなければならなくなる。ウォーレンは2018年の大みそかに大統領選挙に向けた準備委員会を発足させると発表した。

 

更に言えば、ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)を含む複数の政治家がこれから数週間のうちに米大統領選挙出馬を発表すると見られている。

 

まとめると、これまで既に立候補を表明した人々やこれから表明すると見られている人々が参加する米大統領選挙民主党予備選挙には、多くの顔ぶれがそろい、年齢やイデオロギー上の違いそれぞれが分かれることになる、ということになる。

 

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ギリブランドは私的な会議の中で2020年米大統領選挙への出馬を示唆(Gillibrand signals 2020 run during private meeting: report

 

マイケル・バーク筆

2019年1月13日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/425110-gillibrand-signals-2020-run-during-private-meeting-report

 

キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は土曜日に開かれたある会合で、2020年米大統領選挙出馬を示唆した。『バズ・フィード・ニュース』誌が匿名の人物に取材して報じた。

 

バズ・フィード・ニュース誌は、会合には約20名の影響力を持つ女性たちが出席し、ギリブランドは出馬する際には出席した女性たちに支援をして欲しいと述べた。

 

二人目の匿名の人物はバズ・フィード・ニュースの取材に対し、会合は実際に開かれたが、詳細について語らなかった。

 

ギリブランドは米大統領民主党予備選挙出馬を検討していると多くの人々が考えている。

 

ニューヨーク選出の連邦上院議員であるギリブランドは昨年12月、CNNの取材に対して、出馬について「真剣に」考慮していると述べた。

 

この時、ギリブランドは、「私は年末の休暇シーズンに子供たちと夫と一緒に出馬について考慮するつもりだ。出馬するかしないかの決心はできるだけ早くするつもりだ」と述べた。

 

CNBCは今月初めに、ギリブランドが大統領選挙に出馬する際にウォール街の金融各企業の幹部たちから支援を受けられるかどうかを瀬踏みしていると報じた。

 

更に『ポリティコ』誌は、ギリブランドが次の週末にアイオワ州を訪問する予定だと報じた。アイオワ州は全米で最も早く大統領選挙予備選挙の過程が始まる州だ。

 

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2020年米大統領選挙出馬が取り沙汰される中、ギリブランドがアイオワ州を訪問(Gillibrand to visit Iowa amid 2020 speculation: report

 

エミリー・バーンバウム筆

2019年1月10日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/424864-gillibrand-to-visit-iowa-amid-2020-speculation-report

 

キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は、2020年米大統領選挙出馬次の週末に

Sen. Kirsten Gillibrand (D-N.Y.) is scheduled to visit Iowa next weekend amid 2020 presidential speculation, sources familiar with her told Politico on Thursday.

 

ギリブランドはアイオワ州を訪問し、複数の集会を開催し、スタッフになるとみられる人々と会談を行う準備をしている、と報じられた。

 

ニューヨーク州選出の民主党政治家であるギリブランドは、大統領選挙出馬を取り沙汰されている20名上の人物の中の一人だ。

 

2018年秋の中間選挙においてギリブランドはアイオワ州で集会を行わなかった、と『ポリティコ』誌は報じている。

 

ギリブランドのアイオワ州訪問の計画が明らかになったのは、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)が全米で最初に党員集会(予備選挙)が行われるアイオワ州を訪問してからすぐのことであった。

 

ウォーレンは昨年末に2020年大統領選挙出馬を表明し、民主党の大物政治家では最初の表明者となった。彼女は大みそかに大統領選挙出馬のための準備委員会を発足させると発表した。

 

2020年米大統領選挙民主党予備選挙は史上最高の立候補者の数になると見られている。その中には、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州、無所属)とジョー・バイデン前副大統領が含まれる。

 

ギリブランドは2018年12月にCNNに出演し、大統領選挙出馬について「真剣に」考えると述べた。

 

ギリブランドは「私は休暇の時期に出馬について考えることにしている。子供たちと夫と一緒に。決断は早々にするつもりだ」と述べた。

 

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マーティン・ルーサー・キング・デーのあたりでカマラ・ハリスが大統領選挙出馬を発表か(Kamala Harris to enter presidential race on or around MLK Day: report

 

マイケル・バーク筆

2019年1月10日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/424674-kamala-harris-to-enter-presidential-race-on-or-around-mlk-day-report

 

カマラ・ハリス連邦下院議員(カリフォルニア州選出、民主党)はマーティン・ルーサー・キング・デー(毎年1月の第3月曜日が祝日)当日かその周辺で大統領選挙出馬を表明する、とハリス議員の地元であるカリフォルニア州のラジオ局KCBSラジオが関係者の話として伝えた。

 

取材に応じたある人物は、ハリスがラジオ局のあるカリフォルニア州オークランドで出馬表明演説を行う「可能性が極めて高い」と述べた。

 

ハリスの報道担当は本紙の取材に対して、「何らかの発表が近々行われることはない、ハリスがマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーが休日となる週末にオークランドにいることもない」と答えた。

 

ハリスはこれまでにも2020年米大統領選挙民主党予備選挙の有力候補として名前が挙がっていた。今週に入って出馬についてより取り沙汰されるようになっていた。ハリスは火曜日に自叙伝を発表し、その宣伝ツアーとメディア出演を始めていた。そのために出馬を取り沙汰されるようになっている。

 

KCBSラジオの報道は、水曜日にハリスがCNNのジェイク・タッパーの番組に出演し、2020年の米大統領選挙に出馬するかどうかの決断をもうすぐ行うと述べた後のことだった。

 

CNNの番組に出演中、ハリスは、アメリカは非白人の女性が大統領に選ぶための準備は既にできていると語った。

 

番組出演中、ハリスは次のように語った。「私たち政治家はアメリカ国民をより信頼しなければならない。アメリカの一般国民とこの国に住む人々は賢い人々なのだ。誰が信頼でき、誰がアメリカを引っ張るための真剣な思いを持ち、自分たちを代表し、自分たちを見守り、自分たちの声となるかということを真剣に考え、それに基づいて自分たちの指導者を決めることが出来るのだ。一般国民には何の権力もないがそうしたことはできるのだ」。

 

2018年12月、ハリスは出馬するかどうか、「休暇中に」決心する予定だと述べた。

 

先月、ハリスは次のよう述べた。「この決心は家族にもかかわるものだ。休暇期間中に、家族と一緒に決心するつもりだ」。

 

ハリスが次の出馬表明者となると、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)に続く大物の出馬ということになる。

 

ウォーレンは先月、大統領選挙出馬に向けた準備委員会設立を発表した。

 

他の大物としては、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)、キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)、ジョー・バイデン前副大統領とビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)の出馬の可能性が取り沙汰されている。

 

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 古村治彦です。

 

 今回は民主党の大統領候補になりうる2人の連邦上院議員に関する論稿をご紹介します。これまでに、

 

 民主党は、バーニー・サンダース連邦上院議員を支持した、リベラル・リバータリアン連合とも言うべきグループと、ヒラリー・クリントンを支持したリベラル・人道的介入主義派連合に分かれています。この2つのグループは、国内問題ではそう大きな違いはありませんが、外交政策で大きく異なります。外国への介入・干渉(intervention)をすべきかどうか、で主張は真っ向からぶつかり合います。

 

前回ご紹介したティム・ライアンは、大統領選挙でトランプが勝利したオハイオ州の政治家で、トランプ勝利の原因となった、経済のメッセージを強く打ち出し、トランプ大統領に近い政策を主張しています。カマラ・ハリスとキリステン・ギリブランドはリベラルな主張をしており、リベラル派のスターということになります。


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カマラ・ハリス

 

 カマラ・ハリスとキリステン・ギリブランドは2020年には共に50歳を超えますから、このブログでご紹介したハワード・ディーンの発言である「50歳以下が望ましい」には適合しませんが、まだまだ年齢的に問題になることはありません。2016年の選挙で元気だったのは、日本で言えば団塊の世代の人たちだったのですから。

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キリステン・ギリブランド

 

 カマラ・ハリスはサンフランシスコ地区検事長を務め、カリフォルニア州司法長官を6年間務め、2016年に連邦上院議員に初当選しました。カリフォルニア州の司法改革を進め、その手腕が評価され、民主党指導部からの期待が大きい新人議員です。

 

 キリステン・ギリブランドは、司法界で活躍した後、2006年に連邦下院議員となり、2008年には国務長官に転身したヒラリー・クリントンの後を受けて、連邦上院議員となりました。こちらも期待の大きい政治家です。

 

 民主党のライジング・スターが2020年に大統領選挙候補者となるかどうか、注目していきたいと思います。

 

(貼り付けはじめ)

 

カマラ・ハリスとキリステン・ギリブランドが2020年の大統領選挙での民主党の勝利を導くだろう(Kamala Harris and Kirsten Gillibrand will lead Democrats to 2020 victory

 

マイケル・スター・ホプキンズ

2017年9月3日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/pundits-blog/presidential-campaign/349036-kamala-harris-and-kirsten-gillibrand-are-the-future

 

民主党は政治状況を把握し、2016年の選挙の惨敗後の党の再建に注力している。こうした中で、党の指導部の変更が必要であることは否定できない。2016年の選挙中と選挙後、民主党の支持者たちが最も不満に思っているのは、指導部の中に多様性が欠けている点であった。民主党はバラク・オバマと写真写りの良い家族によって好影響を受けていた。それがなくなって、民主党は、ミレニアム世代を熱狂させ、支持基盤を活性化することができる候補者を見つけることに苦労している。ワシントン政治に精通している人にとっては、ミレニアム世代と民主党の支持基盤の両方に対処することは簡単な仕事ではない ということは分かりきったことである。オバマのような政治家が出てくるのは一世代(30年)に一度だ。

 

大統領退任以後、前大統領となったオバマは比較的静かに暮らしている。そして、現在の状況や事件については注意深く発言している。オバマの不在は民主党に大きな穴をあけている。ナンシー・ペロシ連邦下院民主党院内総務(カリフォルニア州選出、民主党)とチャールズ・シューマー連邦上院民主党院内総務(ニューヨーク州選出、民主党)ではこの穴を埋めることはできない。更に言うと、オバマ不在による穴は、党内の2つの勢力の争いを誘発している。1つのグループは、リバータリアン志向で、バーニー・サンダース支持グループ、もう1つは政治的に穏健な、ヒラリー支持のエスタブリッシュメントのグループで、この2つは争っている。

 

2016年の大統領選挙でこの2つのグループの争いが表に出てきた。民主党予備選挙におけるサンダース支持者とクリントン支持者との間の憎悪と反目は民主党全国大会で爆発し、ヒラリーは大統領選挙本選挙で民主党をまとめることができなかった。ヒラリーは弱いメッセージしか発信できず、選挙戦略の選択肢に失敗したことで、大統領選挙運動に失敗した。ヒラリーの歴史的な敗北は、民主党の「バーニー・ウィング」から支持を受けられなかったことが理由になったことは否定できない。

 

民主党は2020年の大統領選挙を展望している。その中で、民主党を代弁し、リーダーとなるのは誰かということが大きな疑問となっている。無所属のヴァーモント州選出の連邦上院議員サンダースが2020年の大統領選挙予備選挙に再び出馬するかどうかも関心の的になっている。民主党が急速に地域政党になってしまうかどうかも人々が懸念を持っている。政権発足後1年も経たないうちに、トランプ大統領の政権運営は無秩序状態に陥っている。こうした状況下でこれらの疑問に対する明確な答えは存在しない。しかしながら、確かに言えることは、民主党の未来は女性にかかっているということだ。

 

カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)とキリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)が民主党内の台頭するスター(ライジング・スター)である。この2人は民主党をまとめ、支持基盤を構成する様々なグループの人々を熱狂させる稀有な能力を持っているように思われる。2人の連邦上院議員はアメリカ全土の遠く離れた場所から選出されてきているが、2人が選出される道筋はよく似ている。2人の女性議員は連邦上院議員になる前に法律家としてのキャリアをスタートさせた。2人は国民皆保険制度を支持している。ハリスは最近次のように語った。「国民皆保険は道徳上のそして倫理的な正しさについてのことだけではない。財政的な観点や納税者にとっての投資のリターンからも理屈に通ったものだ」。

 

オバマ大統領やエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)をはじめとする同僚の女性連邦上院議員たちからの支援を受けて、ハリスの全国的な知名度を高めた。ハリスは連邦上院議員に2016年に当選する前に、6年にわたって、カリフォルニア州司法長官を務めた。ハリスは家系に複数の人種がいることをオバマと比較されることが多い。ハリスは収入の格差、人種差別の是正、社会保障に関連する様々な問題に果敢に取り組んでいる。

 

ハリスとギリブランドは手加減なしに論争に参加し、そのために同僚の男性議員たちの多くと同じく政治的信条を明らかにすることで、批判を受けている。ハリスは議論に真正面から立ち向かっている。ハリスは連邦上院議員1年目に、ウイメンズ・マーチで演説を行い、ジェフ・セッションズ司法長官に対する連邦上院による公開の公聴会で、セッションズを激しく批判し、ヴァージニア州シャーロッツヴィルでの事件でトランプ大統領がきちんと対応するように求めた。昨年11月の大統領選挙の開票終了後、暴発寸前の有権者たちを前にして、ハリスは「私は戦う」と宣言した。連邦上院議員に就任して1年も経っていないが、ハリスは彼女の言葉を忠実に守っている。

 

同じことがギリブランドにも言える。2006年に連邦上院議員選挙に初出馬して以降、国民皆保険を訴えてきた。ニューヨーク選出の2期目の連邦上院議員であるギリブランドは、公的医療保険の導入、最低賃金の引き上げを支持し、最近では、アメリカ軍における性同一性障害の人々の入隊を制限するトランプ大統領の大統領令を批判した。ギリブランドは、ニューヨーク州北部の工業地帯に住む労働組合に加入している肉体労働者たちやニューヨーク州都市部の少数派やミレニアム世代の持つ懸念を表現することができる能力を持っている。そして、民主党員は、彼女の政治的未来についてどのようになるかと楽しみにしている。

 

ヒラリーの選挙運動はオバマの選挙運動の熱狂を再びかき立てることはできなかった。ヒラリーの選挙運動とは異なる新しい時代が民主党にやってこようとしている。ハリスとギリブランドは、ヒラリーが持っていた様々な欠点を持っていない。これらの欠点のせいで、ヒラリーは支持してくれる可能性のあった有権者を逃した。国政の場では比較的新しい参加者であり、ハリスもギリブランドも、ヒラリーがファーストレディーや国務長官を務めたことで蓄積してしまった共和党側の怒りを生み出していない。 ハリスもギリブランドも年齢や健康の点で大統領に相応しいのかどうかという疑問は出ない。2人とも 配偶者は選挙で選ばれた政治家ではないので、彼らの軽率な行為や政治上の決断に関する不公平な質問に答える必要はない。

 

ハリスとギリブランド2人が持つアメリカ大統領選挙候補者になるにあたっての最重要の特性は彼らが人々を感動させることができるという能力だ。ジョージ・W・ブッシュ大統領時代にオバマは人気を急速に上げたが、現在のアメリカには人々を感動させ動かす人物が必要だ。アメリカには信じるに足るムーヴメントが必要だ。オバマ大統領は民主党支持者を感動させ、投票に行かせて、新しい道筋をつけた。ハリスとギリブランドは窒息寸前の民主党に新しい空気を吹き入れることができる。

 

頭が切れ、献身的で、人々を動かすことができる女性がアメリカ大統領になること以上に、現状維持を打破することになるものがあるだろうか?ハリスとギリブランドは、頭が切れ、業績を残した女性で、少女たちがいつの日か残された最後のガラスの天井を打ち壊すことができると思えるように出来る人物たちであることだけが理由ではない。2人は現在のトランプ大統領が象徴していない、我が国を偉大ならしめている様々な要素を徴していることも理由なのである。

 

2020年に民主党がホワイトハウスを奪還する希望を持てるとするならば、私たちは候補者を立てるだけでなく、ムーヴメントを起こす必要がある。 人々に語りかけるに足るストーリーを持ち、選挙に出る人全てが答えなければならない質問に対する答えを用意していなければならない。その質問とは「あなたはどうして立候補しているのか?」というものだ。2020年の民主党の予備選挙に立候補する人は誰でも、民主党の政策がアメリカ国民の健康を守ることができる理由を語ることができなければならない。民主党は、民主党の政策がアメリカを安全にし、人々の生活を守り、雇用を守ることができることを説明できなければならない。民主党は複雑に入り組んだ諸問題に対する回答を用意しなければならない。

 

カマラ・ハリスとキリステン・ギリブランドには、これらの疑問に答える準備ができている。民主党の未来は流動的だが、もし有権者がこの2名の女性のどちらかに信頼を寄せる場合、大統領選挙勝利への道筋は現在の状況とは劇的に異なり、スムーズなものとなるだろう。昨年11月、ヒラリー・クリントンがドナルド・トランプに対して、悲劇的な敗北を喫した。しかしそれでもなお、民主党の未来は女性にかかっている。2020年に向けたレースをさっそく始めようではないか。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)


アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12








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 古村治彦です。

kamalaharris001

 カマラ・ハリス(Kamala Harris、1964年~)は2016年の連邦上院議員選挙(カリフォルニア州)で当選した人物です。出身はカリフォルニア州オークランドで、ジャマイカ系の父(スタンフォード大学経済学部教授)とインド系の母(乳がんの研究者)の間に生まれました。両親は離婚し、母がカマラと妹を育てました。家族はカリフォルニア州バークレーで暮らしました。カリフォルニア大学バークレー校があるバークレーはリベラルな土地柄で有名です。

 

 カマラ・ハリスはワシントンにあるハワード大学に進学します。ハワード大学は黒人が学生の大半を占める学校として有名です。その後、カリフォルニア大学平スティング酢法科大学院に進学し、弁護士資格を得ます。ハリスはサンフランシスコ地区検事局に勤務し、2004年から2011年までサンフランシスコ地区検事長となります。2011年から2017年までカリフォルニア州司法長官(この地位は選挙で選ばれる)となり、2016年の選挙で連邦上院議員に当選しました。

 

 ハリスは全国レヴェルに出ヴューしてまだ間もない新人連邦上院議員ですが、既に2020年の大統領選挙で民主党の候補者になるのではないかと期待されています。

 

 カマラ・ハリスの実力は未知数ですが、同じく連邦上院議員1期目で民主党の期待の星となったバラク・オバマ大統領のようになって欲しいという期待もあるようです。

 

 外交政策については全くの未知数ですが、ヒラリー系のような外交政策を採用しないということであれば、オバマ大統領を支持した人々を再び惹きつけることができるのではないかと思います。

 

(貼りつけはじめ)

 

民主党は2020年のために新鮮な人物を必要としている:カマラ・ハリスについて見てみよう( Dems need a fresh face for 2020: Try Kamala Harris

 

ダグラス・E・ショーエン筆

2017年7月22日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/pundits-blog/national-party-news/343224-dems-need-a-fresh-face-for-2020-try-kamala-harris

 

民主党が権力を取り返そうと本気で考えているのなら、新しい戦略が必要だ。

 

民主党は現在、連邦上下両院で少数派に甘んじている。そして、2017年前半は苦難の連続であった。こうした状況で、ワシントンにおいて権力の座に戻りたいと望むなら、民主党は新しいリーダーたちを出す必要があるのは明白だ。

 

私は常々、民主党は成長促進戦略を訴えねばならないと主張してきた。有権者からの支持を再び得るためには共和党に対しての明確な選択肢を提供すべきだ。民主党は反共和党を示すだけ、もしくはトランプ大統領の施策全てに反対することだけで選挙に勝つことはできない。

 

将来を展望してみると、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が民主党を権力の座に戻すことができる指導者としての可能性を持っているように思われる。

 

カリフォルニア選出の若手連邦上院議員ハリスは大統領の有力な候補者となりつつある。

 

ハリスは伝統的な、「何でも反対」の民主党員のイメージから一線を画しているだけでなく、彼女は地方政府、州政府、連邦政府といった全てのレヴェルの政府での経験を持っている。

 

2016年の米大統領選挙で崩壊したオバマ連合を復活させることができるのはハリスだけだ。

 

2012年にオバマ大統領を勝利に導いた投票者(57.3%)の半数以上は自分たちを穏健派もしくは保守派だと考え、70%以上がキリスト教徒だと答えた。

 

こうした穏健な価値観を重視する有権者グループを2020年の大統領選挙において民主党支持に戻すことは可能だ。

 

ヒラリー・クリントンは2016年にこうした人々を動員することに失敗したが、ハリスが候補者であればこうした人々の支持を得ることができたであろう。

 

選挙戦で重要となる政策について言うと、ハリスは再分配だけではなく、中間層を元気にするための経済再活性化計画を主張している。

 

ハリスは勤労所得税額控除と扶養子女控除の拡大を拡大することで、多くの家族が貧困戦の下に落ちてしまわないようにしたいと考えている。

 

これに加えて、ハリスはカリフォルニア州司法長官時代に、小規模ビジネスを守り、訴訟の乱用を終わらせた。

 

ハリスは、白人の労働者たちの支持を再び得て、大統領になるために必要な経済政策に関する主張を持っている。彼女はこれで民主党の大統領選挙候補者になれる。

 

確かに、ハリスが大統領選挙候補者になるためにはいくつかの越えねばならない点がある。全国レヴェルでの知名度、ワシントンにおける立法の経験がともに足りない。ハリスがアメリカの次期大統領になるためには この2つの弱点を乗り越えねばならない。

 

ハリスは連邦議会の中で、アメリカ最大の州の代表を務めている。そうした中で、ハリスはカリフォルニア州を超えて、全国レヴェルで知名度を上げていかねばならない。更に言うと、問題解決に指導力を発揮し、立法において成功することで、ハリスは自分が有力な大統領選挙候補者であることを示すことができる。

 

立法府における経験で言うと、ハリスは連邦上院議員になって半年しか経っていないという事実を直視しなければならない。2020年の大統領選挙に立候補すると彼女が発表する場合、その時期は、彼女が連邦上院議員として2年ほど働いた時期ということになるだろう。

 

こうした弱点はあるが、カマラ・ハリスは2020年に民主党ができることを体現している人物だ。

 

民主党は支持基盤の人々と同様に重要な無党派層の有権者たちを惹きつける必要がある。そうした中で、ハリスは新鮮さを与えるニューフェイスとなり得る人材だ。

 

(貼りつけ終わり)

 

(終わり)




アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12


アメリカの真の支配者 コーク一族
ダニエル・シュルマン
講談社
2016-01-22

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