古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、お手数ですが、twitter accountかamazonの著者ページをご覧ください 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:カマラ・ハリス

 古村治彦です。

人類は歴史上経験のない「高齢化社会」に突入している。もちろん、この高齢化に貢献しているのは、先進諸国だ。その中でも日本は既に「高齢化」の段階を過ぎて、「高齢社会」に突入している。そこに少子化という現象もくっついている。あからさまに言えば、日本は加齢臭と老醜と死臭に満ちた国ということになる。

 「今のお年寄りは元気ですよ」という言葉も聞かれる。確かにそうかもしれないが、それでも高齢となれば死亡するリスクは高まる。また、脳の働きが衰え、感情のコントロールができなくなる、判断力が衰えるということは起きる。

 政治の世界に目を転じてみれば、日本でも80歳に近い政治家たちがいまだに権力の座にしがみついて惨めで醜い姿を晒している。しかし、アメリカでもそれは同じだ。世界唯一の超大国の大統領に選挙で当選したとされるジョー・バイデンがそうだ。彼は現在78歳、大統領の任期の4年間で80歳を超える。先日は犬と戯れていて足を骨折したなどという、なんとも締まらないニュースも報道された。

 アメリカの一部では、「バイデンはとても4年間持たない。そうなれば、副大統領のカマラ・ハリスが大統領に昇格する。そうなればアメリカ初の女性大統領だ。早くそうならないかな、そうなって欲しい」という声がある。副大統領の大統領への昇格の可能性は、これまでの歴代政権に比べて、バイデン政権はダントツに高い。
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 副大統領から大統領に昇格となれば、多くのスタッフはそのまま留任させることになるだろうが、彼女の側近たちはそのまま重要ポストに入る可能性がある。今から、ハリスがどんな人物を自分に近いポジションに登用しているのかを見ることは、これまで以上に重要だ。

 全体的に見て、ハリスは自分の周辺を女性で固めた。しかも非白人のマイノリティを多く登用している。これは女性やマイノリティを大事にする、リベラルな民主党らしい布陣だということになるだろう。しかし、大事なのはこの人たちが何をするかだ。女性やマイノリティだから失敗をしない、世界に厄災をもたらさないなどと言うことはできない。

 また、ハリスを含めて、アメリカ東部の名門大学8校で構成するアイヴィーリーグの出身者はほとんどいない。ここまでアイヴィーリーガー(アイヴィーリーグの大学の卒業生)がいないというのも珍しい。彼女たちは揃って民主党エスタブリッシュメント派に属し、きれいごと大好きの現代風のリベラルの人々だ。
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ハーティナ・フロノイ

副大統領首席補佐官にはハーティナ・フロノイ(Hartina Flournoy)が選ばれた。フロノイは64歳のアフリカ系アメリカ人女性。直前までビル・クリントン元大統領の首席スタッフを務めている。ジョージタウン大学で学士号と法務博士号を取得し弁護士となった。ビル・クリントン元大統領の後輩ということになる。

 全米教員組合委員長公共政策担当アドヴァイザーなどを務め、その後民主党全国委員会入りした。1992年には民主党全国党大会の事務局長を務め、クリントン・ゴアの政権以降ティームに入り、クリントン政権下のホワイトハウスに入った。2000年の大統領選挙ではアル・ゴア陣営の財務担当部長を務めた。

 2004年、民主党全国委員長に選ばれたハワード・ディーン(元ヴァーモント州知事、2004年の大統領選挙で民主党予備選挙に出馬し一時は支持率トップとなった)の委員長就任時の引継ぎに貢献した。

 フロノイは民主党全国委員会に長く参加していたこと、クリントン政権にも参画していたことから、エスタブリッシュメント、ヒラリー派に属する人物である。

国内政策担当補佐官にはロヒーニ・コソグル(Rohini Kosoglu)が起用される。スリランカ系アメリカ人である。父親は医師で、スリランカでの大学生時代にはクリケットの有力選手として知られていた。父親が1980年代にアメリカに移住して、ロヒーニが誕生した。コソグルはミシガン大学で学士号を、ワシントンDCにあるジョージ・ワシントン大学で修士号を取得した。その後は、政治の世界に入り、マイケル・ベネット連邦上院議員やデビー・スティーブナウ連邦上院議員など、連邦議員たちの選挙などで組織運営の仕事を行っていた。また、オバマケア成立にも尽力した。

2017年からは連邦上院議員に当選したばかりのカマラ・ハリスの上級補佐官となった。2020年の大統領選挙民主党予備選挙では、首席スタッフとなった、ハリスは早々に撤退を余儀なくされた。コソグルは300名のスタッフがいた選対全体を統括し、討論会、政策、予算などを一手に管理した。政権移行ティームではハリスの上級補佐官と連邦上院議員首席補佐官を務めている。ハリスの大統領選挙対策委員会では国内政策アドヴァイザーを務めた。コソグルはハリスの側近中の側近だ。

 ハリスがインド系であり、コソグルがスリランカ系ということで、南アジアにルーツを持つ2人ということになる。スリランカではコソグルのホワイトハウス入りが大きく報じられた。コソグルはアメリカ国内政策担当であるが、彼女の存在は対外的に意味を持つ。対中国、対ロシアの戦略において、インドとスリランカはアメリカにとって重要になってくる。「自由なインド太平洋」を守るという概念を持ち出し、Quad(クアッド、アメリカ、日本、オーストラリア、インド)という協力関係を構築している。これは、中国の「真珠の首飾り」戦略に対抗するものだ。そうした中で、スリランカの重要性は高まる。そうしたこともあり、コソグルの登用は意味を持つ。
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ナンシー・マクエルダウニー

 国家安全保障担当副大統領補佐官にはナンシー・マクエルダウニー(Nancy McEldowney)が就任する。マクエルダウニーは、ジョージ・W・ブッシュ政権下では駐ブルガリア米国大使を務めた。フロリダ州のニュー・カレッジ卒業後、コロンビア大学国際公共政策大学院(School of International and Public AffairsSIPA)とアメリカ国防大学(National Defense University)でそれぞれ修士号を取得後、1986年に国務省に入り、外交官となった。

2001年から2004年にかけては駐アゼルバイジャン米国大使館首席公使(Deputy Chief of Mission)、2005年から2008年にかけては駐トルコ米国大使館首席公使を務めた。

マクエルダウニーは2009年から2011年にかけてヨーロッパ問題担当筆頭国務次官補代理を務めた。そして、2011年から2013年にかけては国防大学の学長代理と上級副学長を務めた。その後、フォーリン・サーヴィス・インスティテュート(FSI)の部長を務めた。FSIは国務省に採用された若手職員たちに、外国語や指導力など外交官としての訓練を施す機関だ。2017年からはジョージタウン大学ウォルシュ外交大学院の外交官養成系修士号プログラムの責任者に就任した。2010年以降は現場の第一線から外れて、教育畑に移った印象だ。ジョージタウン大学外交学部は外交官を多く輩出している機関であり、国務省ともつながりが深い。また、繰り返しになるが、ビル・クリントン元大統領の母校でもある。

 国務省のキャリア外交官であり、人脈的にヒラリー派ということになる。専門は、トルコとアゼルバイジャンということになる。対イラン戦略でどういう役割を果たすのか、注目される。
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シモンヌ・サンダース

 シモンヌ・サンダース(Symone Sanders、1989年-)は上級補佐官と首席報道官を務めることになる。1989年にネブラスカ州で生まれた。まだ31歳だ。ネブラスカ州にあるイエズス会系の学校であるクレイトン大学を卒業後、ネブラスカ州オマハ市長の広報担当からキャリアをスタートさせた。2015年には大統領選挙民主党予備選挙候補者バーニー・サンダースの選対に入り、広報を務めた。2016年には選対から離れ、CNNのコメンテイターとなった。2019年、バイデン陣営に上級顧問として入った。

 サンダースはハリスと直接関係があったのかどうか不明だ。サンダース陣営の広報担当を務めたという経歴があるが、今回の大統領選挙では、バーニー・サンダースが再び出馬したというのに、バイデン陣営に入った。2016年の大統領選挙でサンダース陣営の広報として脚光を浴び、その後CNNでコメンテイターとなったということを考えると、エスタブリッシュメント派に取り込まれたということが考えられる。
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アシュリー・エティエンヌ(Ashley Etienne、1978年-)は42歳の若さで広報担当副大統領補佐官を務める。エティエンヌは30代で、バラク・オバマ政権で特別補佐官を務め、その後はナンシー・ペロシ連邦下院議長の報道担当と上級補佐官を務めた。広報担当として大変有能な人物のようだ。

 エティエンヌはテキサス州のサム・ヒューストン州立大学を卒業し、その後、ジョンズ・ホプキンズ大学で政治コミュニケーションの修士号を取得した。その後は、政治コミュニケーションの分野で活動した。2001年から2013年までアメリカ連邦下院監視・政府改革委員会のコミュニケーション担当を務め、そこで、イライジャ・カミングス連邦下院議員(メリーランド州選出、2019年に没)と知り合った。

 2008年にはバラク・オバマの大統領選挙の選対に入り、広報担当を務めた。オバマ政権では広報担当部長と特別補佐官を務めた。その後、ナンシー・ペロシ連邦下院議長の広報部長と上級補佐官を務めた。2020年の大統領選挙ではバイデン選対に入り、戦略立案担当の上級顧問を務めた。

 ハリスの周囲は女性とマイノリティで固められている。こうしたこれまでワシントンで男社会の壁に阻まれてきた人たちが活動する機会が与えられるのは結構なことだが、あまりに偏り過ぎているようにも感じられる。これまで男社会で男ばかりに偏っていたではないか、という批判はその通りであるが、「偏り」という悪習を男社会から踏襲するのもおかしい。

 バイデンがいつまでもつだろうか、ということがアメリカ国民の一部の関心事だ。「早く女性大統領が誕生して欲しい」という声がある。その声の通りに、ハリスが大統領に「昇格」ということになれば、ハリス副大統領の周囲を固めている女性たちも一緒により重要なポジションに昇格する可能性が高い。これまでよりも「副大統領のスタッフ」に対して注目する必要がある。そして、この必要性こそがバイデン自身とバイデン政権が内包する「瓦解の芽」である。

(貼り付けはじめ)

Harris assembles staff as she builds her vice presidential portfolio

Jasmine Wright

By Jasmine Wright, CNN

https://edition.cnn.com/2020/12/03/politics/kamala-harris-staff/index.html?utm_content=2020-12-03T14%3A05%3A07&utm_source=twCNNp&utm_term=image&utm_medium=social

(CNN)Vice President-elect Kamala Harris is constructing the key team of senior staffers who will accompany her to the White House, announcing Thursday the hiring of three top roles including chief of staff.

The staffers, all of whom are women and two of whom are people of color -- highlight the incoming administration's commitment to diversity.

Harris tapped Hartina Flournoy, a Black woman, as her incoming chief of staff. She currently serves as chief of staff to former President Bill Clinton.

"Tina brings a strong commitment to serving the American people, and her leadership will be critical as we work to overcome the unprecedented challenges facing our nation," Harris said in a statement.

News of Flournoy's hiring was first reported by journalist Yashar Ali late Monday night, and confirmed by CNN shortly after.

Rohini Kosoglu, a longtime Harris aide who currently serves as senior adviser to Harris on the transition team and held chief of staff titles in both the incoming vice president's Senate office and past presidential campaign, will be her domestic policy adviser. And Ambassador Nancy McEldowney will be Harris' national security adviser. McEldowney has an extensive career in foreign service including serving as the US ambassador to Bulgaria during the George W. Bush administration.

"Together with the rest of my team, today's appointees will work to get this virus under control, open our economy responsibly and make sure it lifts up all Americans, and restore and advance our country's leadership around the world," Harris said.

The all-women, majority of color trio will join at least two other women of color holding senior roles in Harris' office, in the latest high-profile appointments for an administration that has pledged to have its ranks reflect the diversity in America. That includes Symone Sanders, an incoming senior adviser and chief spokesperson for the vice president-elect, and Ashley Etienne, who will serve as communications director for Harris.

The official announcement, first shared with CNN, is an early look at who Harris is surrounding herself with at the start of her new role, as she begins to build out her portfolio.

Building out her team

Harris has known Flournoy for a number of months, but it is a relatively new relationship, a source close to Harris told CNN. The vice president-elect spoke to Flournoy soon after she was selected by President-elect Joe Biden in August, during a series of phone calls to various leaders and Democratic operatives.

At the time, Harris, 56, leaned on her for advice, telling Flournoy, "I hope that you will help me find good staff people, including yourself," according to the source.

Harris interviewed numerous leaders virtually, both men and women, in what those familiar called a "rigorous process." She both identified individuals who she wanted to interview for the job and interviewed some provided to her by the transition team.

"She did not start out saying, 'I want a Black woman.' She started out saying, 'I want the best person qualified for this job. And that person just happens to be Black," Minyon Moore, a veteran political operative and current transition adviser tapped to help build out the vice president-elect's staff, told CNN in an interview.

And in the end, Harris chose Flournoy, a well-respected Black woman and Democratic operative with decades of experience in Washington, DC, and an aligning vision that reflected the priorities of the administration and values Harris is looking to bring to her office.

Flournoy is part of the "Colored Girls," a crew that stormed presidential politics in the late 1980's, that includes Donna Brazile, Moore, Leah Daughtry and Yolanda Caraway.

"When they start speaking, everybody shuts the hell up," said a source close to the campaign told CNN earlier this year.

Before her current role with Clinton, Flournoy, a graduate of Georgetown Law, served in several roles in the Democratic Party, including senior adviser to then-Democratic National Convention Chairman Howard Dean in 2005. She was the traveling chief of staff to 2000 Democratic vice presidential nominee Sen. Joseph Lieberman, finance director for then-Vice President Al Gore's 2000 presidential campaign and deputy campaign manager in the 1992 Clinton and Gore Presidential Transition Office and served in the White House Office of Presidential Personnel, according to her Georgetown University biography.

Kosoglu, who will be Harris' domestic policy adviser, has played a crucial part in her national political career, serving as a senior adviser since 2017 and sowing deep connections with her boss. A Sri Lankan-American, she became the first South Asian American woman to serve as chief of staff in the US Senate -- working for Harris, the first South Asian-American senator. Kosolglu was a spring 2020 Harvard University Institute of Politics fellow and before joining Harris' campaign, held senior leadership positions with Sens. Michael Bennet of Colorado and Debbie Stabenow of Michigan.

As the primary campaign's chief of staff, Kosoglu was instrumental in filling the team so it intentionally included a diverse group and shaped policy, a source familiar with campaign matters told CNN. During the general election, Kosoglu often traveled with the then-vice presidential nominee.

In her statement, Harris nodded to Kosoglu's vital role calling her, "an expert on some of the most important issues facing the American people, but also one of my closest and most trusted aides from the Senate and presidential campaign."

The third member of the team that Harris announced Thursday, McEldowney has served more than 30 years as a career foreign service servant and was also the chargé d'affaires and deputy chief of mission in Turkey and Azerbaijan as well as the State Department's director of the Foreign Service Institute, where she led the foreign affairs training facility for the US government, according to her Georgetown biography.

Building her portfolio

While no official policy designations have been set, sources say Harris wants to be a part of the administration's rebuilding of small and medium businesses stripped by the pandemic, in part because they disproportionately affect women and people of color.

The vice president-elect is also eyeing a role in the administration's education platform -- as many children without proper access to broadband during the pandemic have fallen behind.

Harris has long focused on the welfare of children throughout her prosecutorial career, in the Senate and during her own presidential campaign. Her first major policy proposal last year during the campaign pledged to boost teacher pay.

Over time, she'll look to solidify her foreign policy and national security accolades, leaning on her four years of experience as a member of the Senate Intelligence Committee, a source adds.

That is in addition to Harris' possible role in any criminal justice and climate justice reform, drawing on her years as California's attorney general and San Francisco district attorney.

The arsenal of key staff that Harris is surrounding herself with will be essential in securing the work that rounds out her record.

For her part, Flournoy has prior relationships with many top Biden advisers, having worked with them in her different capacities in Washington.

McEldowney, a veteran in the foreign policy arena, has deep ties to the community as well. Kosgoulu, who spent many years on Capitol Hill, could serve as an emissary for Harris who, once inaugurated, will become the president of the Senate.

But the most important relationship of them all, is the one Harris builds with the President-elect.

"The first obligation is to do what is asked by the President of the United States," Moore, who served as director of White House political affairs to Bill Clinton and watched his relationship to Gore flourish, said.

Harris has often called Biden a "model" for how she would shape her own vice presidency, calling his leadership on significant issues to support then-President Barack Obama an inspiration for how she will do her job.

Moore said from what she's witnessed, the pair have been open and trusting.

"Her voice is heard. She has a complete seat at the table, not a half seat. A complete seat. Shirley Chisholm said if you don't have a seat, bring a folding chair. Well, she has a hard chair," Moore said.

(貼り付け終わり)

(終わり)

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 古村治彦です。

 今回の大統領選挙と同時に連邦上院議員の一部と連邦下院議員の選挙も実施された。連邦下院は2年ごとに全議員に対して選挙が実施される。選挙戦をやりながらの議員活動ということになって大変に消耗する。また、政治家になりたい人にとっては、2年ごとにチャンスが訪れるということで、挑戦しやすい。

 2020年の連邦下院議員選挙では、民主党が共和党から3議席を奪うも、10議席奪われ、共和党は11議席を奪い、3議席を失うということで、差し引きで民主党が222議席、共和党が207議席を確定させ、残り8議席がまだ確定しないという結果になっている。2019年1月から2021年1月までの任期では、民主党が232議席、共和党が197議席、リバータリアン党が1議席、欠員5議席となっていた。民主党は引き続き過半数を確保したが、多くの議席を失ったということになる。連邦上院は、共和党が50議席、民主党が48議席を確定させている。ジョージア州の2議席がどうなるかだが、民主、共和両党で分け合う形となる可能性が高く、そうなれば、共和党が過半数を握ることになる。

 民主党はホワイトハウスを奪還した(仮)と喜んでいるが、その前途は暗いものである。連邦上院は制度上共和党が有利である以上、連邦下院は何としても過半数を確保しなければならない。しかし、2022年の中間選挙で挽回できる可能性は低い。まず、中間選挙では大統領を出している与党の連邦議会での議席は減るのが通常だからだ。これにプラスして、民主党は自分たちの支持基盤とすべき、白人労働者階級とラティーノ系の有権者からの支持を集められていない。そうなれば、次の選挙は厳しいということになる。

 ジョー・バイデンが大統領になっても、彼が直面する課題はトランプ大統領と同じだ。新型コロナウイルス感染拡大を抑えながら、経済も回復させねばならない。ジョー・バイデンが大統領になれば、「自分は新型コロナウイルス感染対策を託されて当選した」ということを理由にして、罰則付きのマスク着用義務化を推進する可能性がある。このようなことが起きれば、「トランプを暴君だのなんだのと言っていたが、バイデンこそが自分たちの生活に介入してくる暴君ではないか」ということで、それこそ、民主党が手放してしまった有権者グループである、白人労働者階級とラティーノ系の激しい反発を招くだろう。

 また、経済対策については、大統領選挙前からバイデンには全く期待が集まっていない。だからと言って何もしない、何もできないということは許されない。しかし、次の中間選挙までに人々に期待に応えることができるかと言えば心もとないということになる。

 「トランプを倒した、やったやった」というバカ騒ぎの後には苦難が待っている。

(貼り付けはじめ)

メモ:民主党は2020年以降の警戒警報に直面している(The Memo: Democrats see warning signs beyond 2020

ナイオール・スタンジ筆

2020年11月19日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/the-memo/526608-the-memo-democrats-see-warning-signs-beyond-2020

民主党内の最も頭脳明晰な人々の中には警戒警報を受け取っている。民主党は大統領選挙当選者のジョー・バイデンのトランプ大統領に対する勝利を祝っているがそうした中で、警戒警報が出ていることに気付いている。

バイデンは今年の大統領選挙において総獲得票数で約600万票差をつけている。一方、リベラル派の政治専門家たちの中には、民主党にとって予想外の困難をもたらす人口動態学的な動向に当惑している人々がいる。

2つの事実が特に繰り返し述べられている。その2つとは、ラティーノ系有権者たちからの支持が予想よりも弱かったこと、大学教育を受けていない白人有権者たちの間での共和党支持の強さが継続していること、である。

選挙人獲得におけるバイデンの勝利、バイデン306名対トランプ232名は、おおむね満足できる結果であったが、ウィスコンシン州、ジョージア州、アリゾナ州といった激戦諸州で、大変な僅差であった。これらの州では全て1%以下の得票率の差であった。

有権者の間での教育という側面での分断は、民主党にとってマイナスになっている。2012年の大統領選挙でオバマ選対において内部の選挙予測モデルを担当したデータ・エクスパートのデイヴィッド・ショアがこのことを主張している。

ショアは本誌の取材に対して次のように答えた。「大学の学位を持っていない人々の間での支持が全く上がっていない事実は民主党にとって大変に悪い兆候です。それは道徳的な理由からではありません。その理由は、大学の学位を持っていない人々は都市以外の場所に居住し、地方は全ての選挙において人口に比べて多くの代表を出していることなのです」。“

ショアは続けて次のように述べた。「真実は、小選挙区制度であろうと、選挙人制度であろうと、連邦上院議員選挙制度であろうと、地方の各州に対してより議員や選挙人が配分されているということです。従って、民主党の現在の選挙対策のための連合は立法府における力をうまく生み出せないのです」。

大学教育を受けた白人有権者がトランプに対して反対する動きを行い、それが今年バイデンが勝利した主要な理由となった。2016年の時にはヒラリー・クリントンはここで敗れたのだ。

今回の大統領選挙の出口調査の結果、バイデンは白人の大学卒業生の有権者の間で、トランプに3ポイントの差をつけて勝利した。2016年の選挙の時には、ヒラリーは3ポイントの差をつけられて敗北した。

しかし、バイデンは民主党に対する白人の労働者階級の有権者たちからの支持の減少を目立たせた。今年の大統領選挙では、大学の学位を持たない白人有権者の間では、トランプ大統領に35ポイントの差をつけられて敗北した。この差は2016年の選挙でのヒラリーがつけられた差37ポイントよりも少し改善した。

デイヴ・“マッドキャット”・サンダースはヴァージニア州南西部を拠点にして活動している民主党系ストラティジストだ。サンダースは長年にわたり、民主党は地方に住む白人有権者たちから文化的に大きく乖離していると主張してきた。

サンダースは次のように述べている。「いつもいつも、“おいおい、田舎の奴らはまたまた自分たちの経済的利益に反する投票をしているぜ”ってことばかり聞く。しかし、どうしてそういう行動を取るのかについて誰も語ろうとはしないんだ。田舎の人たちにそのような行動を取らせる強力な利益が存在する。それが文化なんだよ」。

サンダースは、古い「ブルー・ドッグ」民主党員を例に挙げる。この人々は、「銃所有に賛成で、厚くキリスト教を信仰している」人々だとサンダースは定義している。このブルー・ドッグ民主党員がアイオワ州に多くいたならば、選挙に弱い、共和党所属の連邦上院議員ジョニ・アーンストを落選させることができただろうとサンダースは語っている。アーンストは選挙戦序盤の各種世論調査の結果、挑戦者のテレーザ・グリーンフィールドを追いかける展開であった。しかし、その後に差をつけ、最終的に7ポイントの差をつけて勝利した。

ラティーノ系の支持が集まらなかったことは、民主党の多くの政治家にとって困難をもたらすことになった。

2016年、トランプはラティーノ系有権者の内28%からの投票を獲得した。これに衝撃を受けた専門家たちが存在した。この数字は2012年の共和党の候補者ミット・ロムニーの数字よりも若干高いものであった。トランプの移民に対する厳しい言葉遣いにもかかわらず、数字が良かったのだ。今年の選挙ではトランプはこの数字をさらに上げ、32%の投票を獲得した。

メディアの関心はフロリダ州に集まった。フロリダ州の中で最もキューバ系アメリカ人の多いマイアミ・デード郡におけるバイデンの得票数は、4年前のヒラリー・クリントンの3分の1であった。

一方、トランプ大統領はテキサス州内のメキシコ国境に沿って存在するラティーノ系が人口の大多数を占める各郡で勝利を収めた。民主党はテキサス州内で連邦下院議員の議席数を増やすことができず、テキサス州下院議員選挙での結果は失望に終わった。

デビー・ムカーセル=パウエルはフロリダ州南部地域で、再選に失敗した民主党所属の女性連邦下院議員2人のうちの1人だ。民主党がラティーノ系からの支持を集められなかったことについて、民主党は「社会主義的だ」というレッテル貼りをされたからに過ぎないという責任転嫁について激しく批判した。

ムカーセル=パウエルは水曜日にツイッターに次のように投稿した。「私たちが敗北したことに関しては多くの要素があった。ラティーノ系を標的にした偽情報の拡散、経済再開に関連して失望し、経済状況を心配する有権者たち、“この人種の人なら民主党に入れるだろう”という人種アイデンティティについての考えを持つ全国規模の民主党といったものだ。ただ単に社会主義に対しての反感だけが理由ではない」。

リベラル派のシンクタンクであるセンター・フォ・アメリカン・プログレスの上級研究員レイ・テイシェイラも同様の分析を行っている。テイシェイラは特に、新型コロナウイルス対策に関連する新たな制限とそれによる経済における結果似た対するラティーノ系共同体内に存在する恐怖感を強調している。

テイシェイラは「ヒスパニック系の労働者階級の人々は経済について大変に敏感であるようです。そのことは民主党にとっては役立ちませんでした。こうした人々は自分たちの雇用、家族、収入、働けるかどうかについて大きな懸念を持ちっているのです」と語っている。

更に広く見て、テイシェイラは続けて、「民主党がヒスパニック系有権者に向けて良いだろうと考えて主張している公約は自分たちが思っているほどには良いものではないのですよ」と述べた。

バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)の大統領選挙選対の上級顧問を務めたチャック・ロッカは、「社会主義」という批判は誇張されたものだったと述べている。彼はフロリダ州のマイアミ・デード郡について「社会主義という言葉はアメリカのある一つの州のある一つの郡で重要でそれ以上ではないと思いますよ」と語った。

ロッカは次のように主張している。民主党は幹部クラスの中に、もしくは民主党と関係のあるスーパーPACの運営の中に、ラティーノ系とアフリカ系の人物が人口比に比べてかなり少ない状況であり、そのことのつけを支払っている状況だ。

ロッカは「戦略的な決定を行う際には、その場所にはラティーノ系もアフリカ系の人は誰もいないのです」と述べている。

トランプの退場が迫っている中で民主党は大いに安堵している。しかし、民主党は、選挙においてより効果的な有権者連合をどのように形成するかについてこれから数カ月間、激しい議論をしなければならない。

進歩主義派の人々の中には、民主党は草の根の支持者たちをより活性化する必要があると主張し、その考えを「基盤を固めて掴もう」というスローガンに集約している。

しかし、他の人々はショアと同様に、この考えにそこまで説得されている訳ではない。

ショアは次のように述べている。「民主党は議論を巻き起こす、挑発的な物事に力を注ぐ傾向があります。民主党は文化的に保守的な人々に投票して欲しいと望むならば、より穏健で、あまり議論を巻き起こさないようにする必要があります」。

ショアは「ほとんどの選挙で勝利しているのはどんな人かを見てみれば、最もうまくやっている人は、ほとんどの場合、穏やかな人物で、そういう人物が選挙に勝利しているのです」と述べている。

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(終わり)

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 古村治彦です。

 もう先週のことになってしまうが、アメリカ大統領選挙副大統領候補者討論会がユタ州の州都ソルトレイクシティのユタ大学のキャンパスで実施された。副大統領候補者討論会は1回だけの実施予定であり、この時だけが一対一の直接対決ということになった。

 共和党からは現職のマイク・ペンス副大統領、民主党からはカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が出席した。ペンス副大統領としては、トランプ大統領のサポート、1回目の大東島候補者討論会でのトランプ大統領が混乱を引き起こしたので、何とか低評価からの挽回を図ることが必要だった。ハリスと民主党側からすれば、既に大きなリードをしているので、ハリスが調子に乗って失言をしたり、変な態度を取ったりして批判のネタを与えないということが重要だった。

 副大統領候補者討論会はお互いに司会者からの質問に答えない場面が多かった。トランプは自分の言いたいことをまくしたてて荒々しく質問に答えなかったが、ペンスは静かに司会者からの質問に答えなかった。ハリスは笑顔で司会者とペンスを馬鹿にしながら質問に答えなかった。

しかし、お互いの発言を遮ることは少なかったということもあって秩序だった討論会のように見えた。ただ、私が実感したのは、「やっぱりハリスは人気が出なかったはずだ」ということだ。

考えてみれば、昨年から始まった大統領選挙民主党予備選挙で、ハリスは有力候補と考えられていた。その経歴や年齢、容姿からも支持が集まれば一気に大統領候補になるとも考えられていた。しかし、実際には全く人気が出ず、選挙戦から早々に撤退する羽目に陥ってしまった。討論会でのハリスの姿や言動からは、人間性の悪さが出てしまっていた。ペンスの(演技をしていただけかもしれないが)純朴そうなアメリカのおじさん、という姿が更にハリスの攻撃性や人を馬鹿にする態度を際立させることになった。

 エリートに対する反感、ということはアメリカで大きくなっている。日本でもそうなりつつあると私は感じている。ハリスはそのエリート臭と上から目線が出ないようにしなければ、所属する党の任期だけではなく、個人的な人気も必要となってくる、これからの大統領選挙で勝つことはないだろう。

 討論会の最後に司会者がアメリカの少女からどうして政治家同士が激しく罵り合い、いがみ合うのかという趣旨の質問があったことを紹介して、両候補者に答えを求めた。ペンスは激しく言い合うのは国のためを思ってのことで、それが終われば仲良くやっているし、またそうでなければならない、と答え、ハリスはそうした分裂をしないために、バイデンは出馬した、と最後までバイデンの宣伝に努めた。最後の質問に関しては、パン巣の方が素晴らしい答えだった、大統領選挙ということを離れての答えだった、と私は思う。ハリスは最後の最後まで大統領選挙にこだわり過ぎて、執着が過ぎて、見にくい姿を晒したと私は思う。

 大統領選挙候補者討論会の第2回目は中止となった。開かれていれば明後日にまた放送されていたことだろう。討論会についても考え物だ。お互いが言いたいことを言って相手の発言を聞かず、質問にも答えないという形式で何の意味があるだろう。また、それで説得される有権者がいるとも思えない。前回の大統領候補者討論会を見て、私は自分がアメリカ国民なら棄権するという選択もあるだろうなと思った。政治への関心がアメリカでも下がっていくということになるだろう。アメリカはデモクラシーの総本山と自負しているだろうし、それを世界中に広めなければという考えも根強いが、国内の惨状を俯瞰で見れば、すでに崩壊への道を歩き始めたということになる。

(貼り付けはじめ)

副大統領候補者討論会の5つのポイント(Five takeaways from the vice presidential debate

ナイオール・スタンジ筆

2020年10月7日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/520136-five-takeaways-from-the-vice-presidential-debate

ペンス副大統領とカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が水曜日の夜、ソルトレイクシティでただ1回の討論会のために顔を合わせた。

今回の対決はトランプ大統領とジョー・バイデン前副大統領との間の嵐のような1回目の討論会から8日後に行われた。

主要なポイントは何だったろうか?

(1)ハリスは自身の目的を達成した(Harris hit her goals

民主党側のコンビは世論調査で大量リードしている。従って、ペンス副大統領とは引き分けで、大きな失策さえなければハリスにとっては良い討論会だったということになる状況だった。

彼女はそれ以上のことをやり遂げた。

討論会の最初の数分間、トランプ政権の新型コロナウイルス感染拡大への対応を激しく非難した。ハリスは「我が国の歴史上、どの政権も侵さなかった最大の過ち」と表現した。

ハリスは医療制度など他の論点でもパンチを繰り出した。具体的にはトランプ大統領による軍人たちに対する侮辱と財政について攻撃した。

トランプ大統領の多額の負債について最近になって情報公開されたことについて、ハリスは次のように述べた。「アメリカ合衆国大統領であり軍の最高司令官が借金を持っているということを知るのは良いことです。なぜならアメリカ国民には、大統領の決断に影響を与えているものについて知る権利を持っているからです」。

ハリスのパフォーマンスは完璧ではなかった。ハリスは、トランプ大統領が指名したエイミー・コニー・バレットが承認を得ることに成功した場合には、彼女とバイデンが当選した後で、連邦最高裁の定数を増やすかどうかという質問について、全く答えなかった。

しかし、全体を通して、ハリスは、完全な負けを喫しないことが必要であったことを考えると、勝利したと評価できる。

(2)ペンスは自身の仕事を行った(Pence did his job

ペンス副大統領はトランプ大統領よりも極めて正統な政治家である。彼は水曜日の夜にそのことを改めて示した。

副大統領になる前には、自分自身のラジオ番組を持っていたペンスは討論会参加者として力を持っている人物だ。そして、割り込むようなことをする人物ではない。これらのことは、4年前に証明されている。この時はヒラリー・クリントンの副大統領候補者だったティム・ケイン連邦上院議員(ヴァージニア州選出、民主党)が相手だった。

水曜日の討論会で、ペンス副大統領はトランプ大統領の経済政策について説明し、支持を得る方向に進めることができた。ペンス副大統領は通常運転のトランプ大統領よりも、説明が上手くかつ人々を説得する話し方ができる人だ。ペンス副大統領はいくらかの共感を示すこともできる人であり、共感を示すという点はトランプ大統領のウィークポイントだ。

ペンス副大統領に関しては、SNS上で持ち時間を超えて話していたこととハリスの発言に割り込んだことがあったことで批判を受けていた。しかし、ペンス副大統領もまた大きな失策を犯すことはなかったし、時にハリスを守勢に回らせることに成功した。

ペンス副大統領は老練なパフォーマンスを行った。しかし、トランプ大統領が勝利をするためにどうしても必要な新しい支持者の獲得ということはできなかった。

(3)質問に答えないことが多くあった(Whole lotta dodging going on

候補者2人は多くの質問に答えず、そこから派生した議論は行われなかった。

具体例はたくさんある。その一つは、ペンスがトランプ政権のオバマケアを廃止する試みについて質問された時だ。ペンスはこの質問に対して彼自身の中絶反対の信念について語り、バイデンとハリスが連邦最高裁判所の定員を増やすのかについて質問した。ハリスも自分の番になってオバマケアについての質問を避けた。

ペンス副大統領はこのほかにも複数の質問に答えなかった。トランプ大統領の健康状態についての透明性をアメリカ国民は持つべきか、トランプ大統領が落選して権力を移譲する際に平和的に行わないということになったら、ペンス副大統領はどうするかという質問には答えなかった。

討論会の司会者であるスーザン・ペイジは、候補者たちにきちんと質問に答えるようにさせなかったということで批判を受けている。

(4)例のあのハエが勝利した(The fly won

討論会の夜に最も人々の関心を集めた瞬間は疑いなくあの瞬間だった。

討論会の後半、一匹のハエがペンス副大統領の頭にとまった。そしてしばらくの間、そこにとどまった。副大統領は何の反応も示さなかったが、ツイッターは反応した。

いくつものツイッターのアカウントで早速、ハエの考えていることを代弁して核ということが行われた。

バイデン選対は、献金のお願いに合わせて、ジョー・バイデンがハエたたきを持っている写真をツイッターに投稿した。民主党はまたインターネット上のアドレス「flywillvote.com」を登録した。このアドレスを打ち込むと、民主党全国委員会のウェブサイトに飛び、人々に投票のための登録を行うことを促すようになっている。

このハエは極めて暗い選挙戦の中でいささかの軽い休息となった。

ハエの出現は水曜日夜の討論会における最も興味深い出来事の一つとなった。しかし、そのことが示しているのは、水曜日の討論会がいかにありふれたものであったか、特に先週のトランプとバイデンとの間の討論会と比べて平凡なものであったかを示すものである。

(5)ゲームの様相を変えることはできなかった(No game changer

水曜日夜、人々は標準的な、高いレヴェルの政治的な討論会を目撃した。どちらの候補者たちとも相手をノックアウトできなかった。どちらの候補者ともにキャリアを傷つけるような酷い失言をしなかった。

最終的な結果としては、新型コロナウイルス感染拡大、経済、トランプ大統領の衝突と軋轢を生み出す性格といった様々な大きな問題に特徴づけられている選挙戦において、今回の討論会は無視できる程度の影響しか与えなかったということである。

民主党側は選挙戦の様相が変わらないことで利益を得る。

しかし、全ての前例と予測がことごとく覆されている年の中で、次に何が起きるかを分かっている人などいるだろうか?

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世論調査:過半数が副大統領候補者討論会ではハリスがペンスに勝利したと考えている(Poll: Majority believe Harris won VP debate against Pence

ジョン・バウデン筆

2020年10月8日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/520162-poll-majority-believe-harris-won-vp-debate-against-pence

カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)とペンス福大東慮との間で行われた、水曜日の副大統領候補者討論会を視聴した有権者のうち、10人中6人が、ハリスがペンスを上回ったという印象を持ったことが世論調査の結果で明らかとなった。

CNNSRSS社は、登録済み有権者で水曜日の討論会を視聴した人たちに対して共同世論調査を実施した。59%の人々が討論会の檀上でハリスが上手に討論を行ったと答え、38%がペンスの方がうまかったと答えた。

今回の副大統領候補者討論会に対する認識は性別で分かれている。女性の討論会視聴者の69%が「ハリスが勝利した」と答えた。30%が「ペンスが勝利した」と答えた。男性視聴者の48%が「ハリスの方が上手くやった」と答え、46%が「ペンスの方が上手くやった」と答えた。

CNNの調査によると、視聴者の多くは民主党を支持するようになっているが、討論会の前後での支持率を調べてみると、ハリス副大統領の支持率は41%のままで、ハリスの支持率は56%から63%に上がった。

視聴者の55%が今回の討論会の結果が投票に影響を与えることはないと答えた。討論会の結果が影響を与えると答えた視聴者の過半数は、討論会の結果を受けて、ハリスのランニングメイトであるジョー・バイデン前副大統領(民主党)に投票することになるだろうと示唆した。

CNNSRSS社の共同世論調査は登録済み有権者609名を対象に、討論会直後に実施された。誤差は5.3ポイントだ。

(貼り付け終わり)

(終わり)

amerikaseijinohimitsu019
アメリカ政治の秘密
harvarddaigakunohimitsu001
ハーヴァード大学の秘密 日本人が知らない世界一の名門の裏側
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 古村治彦です。

 民主党の大統領選挙候補者に内定しているジョー・バイデン前副大統領が誰を副大統領候補(vice president candidaterunning mate[選挙を共に戦う相棒])に選ぶか、注目が集まっている。バイデンは既に女性を選ぶと明言しており、これまでに数十名の候補者の名前が挙がっている。

 その中でも、以下の記事にある6名、大統領選挙の民主党予備選挙で争ったカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、タミー・ダックワース連邦上院議員(イリノイ州選出、民主党)、カレン・バス連邦下院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、ミシガン州知事グレッチェン・ウィットマー(民主党)、元国連大使・元国家安全保障問題担当大統領補佐官スーザン・ライスが有力候補と見られている。

 バイデンは「自分と考えが共通している人物を選ぶ」とも述べている。考えが違うと、政権内での争いの理由となってしまう。下に挙げている女性たちとは仲が良いようである。ハリスはアメリカの鉄道公社アムトラックの電車で通勤するという縁で親しくなり、ライスとはオバマ政権の8年間を共にしている。

 大統領選挙のことを考えると、連邦議員たちはそれぞれブルー・ステイト(Blue States)、民主党優勢州を地盤にしているので、今更テコ入れの必要はないので、重要性は低い。ウィットマーは、2016年の大統領選挙で民主党が落としたミシガン州知事であり、ミシガン州を確保したいとなれば、バイデンはウィットマーを副大統領候補に選ぶ可能性がある。

 政府での経験、特に外交の経験で言えば、スーザン・ライスということになる。ライスを副大統領候補に推す意見の中には、「バイデンは高齢であり、にもしものことがある可能性も高い。そうなれば大統領に昇格することになるので、経験豊富な人物の方が良い」というものがある。ライスが副大統領、そして大統領ということになれば、民主党内の人道的介入主義派が外交を牛耳るようになり、対外強硬姿勢ということになり、対中、対北朝鮮で東アジア地域が不安定になる可能性が高い。

 タミー・ダックワースはタイ系アメリカ人であり、イラクでの従軍中の事故で両足を切断する大怪我を負い、名誉戦傷勲章であるパープル・ハート勲章を授与された。ダックワースは閣僚として政権入りする可能性が噂されている。退役軍人長官就任の可能性がある。

 民主党全国大会も近づき、副大統領候補をそろそろ発表しなければならない時期である。誰を選ぶかで、バイデンの政権構想や選挙戦略が見えてくる。

(貼り付けはじめ)

バイデンが副大統領候補選びの最終段階に:順位を上げている日立と下げている人たち(Biden edges closer to VP pick: Here's who's up and who's down

エイミー・パーネス筆

2020年8月8日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/511131-biden-edges-closer-to-vp-pick-heres-whos-up-and-whos-down

ジョー・バイデンは今週末にも副大統領候補を選ぶものと見られている。最初に数十人の候補者の名前が挙がり、数カ月にわたり取り沙汰されてきたが、複数の関係者によると、候補者は数名にまで絞られてきているということだ。

候補者全ては選考の中で株価を上げる次点というものを経験した。

ある候補者に近い人物は次のように述べている。「興味深い点はどうなるかは最後まで全く分からないということです。どの候補者も自分が何番手にいるのかを正確には分かっていないんです」。

これから副大統領候補として有力な人々について見ていく。

●カマラ・ハリス(Kamala Harris
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カリフォルニア州選出の民主党所属の連邦上院議員であるハリスは、副大統領候補レースで常に名前がトップに出てきている。多くの専門家たちは、その中にはバイデンに近い人々も含まれているが、ハリスが有力候補であり続けていると考えている。

しかし、ここ最近、ハリスは、バイデンとバイデン陣営との間で緊張関係にあるという報道がなされていることを不快に思っている。

複数の関係者は、複数の関係者に最後のお願いの電話をし、最後の最後での支持をお願いしている。

ハリスと話をしたある人物は「彼女は副大統領候補になりたいのは間違いないですよ」と述べた。

有力候補の位置にある現在でも、「彼女は本当に選ばれるか心配しています」とその人物は述べている。

●スーザン・ライス(Susan Rice
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バイデンの側近たちは、オバマ大統領の国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めたライスは候補者リストの上位につけている。その理由としてバイデンと緊密な関係を持っているということが挙げられている。

バイデン、ライス共に知っているある人物は「バイデンは、スーザンと協力できることは分かっている」と述べている。

ここ数週間、ライスはケーブルテレビの番組に多数出演し、バイデンの応援を行ってきたが、自身の副大統領候補となる見通しについては発言を控えていた。それでも副大統領候補となるために全力を尽くしている。

今週初めの「CBSディス・モーニング」でのインタヴューの中で、ライスは「行政府の最高クラスの地位での20年にわたる豊富な経験」を自分自身が持っていることを強調した。

ライスは数年前にネットフリックスの取締役となったが、株式のオプションを行使した。木曜日、『ハリウッド・レポーター』誌が報じたところでは、これは彼女が利益の相反を避けることを意図して行ったということだ。

●グレッチェン・ウィットマー(Gretchen Whitmer
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ウィットマーは、サプライズで、副大統領候補レースで順位を上げている。

複数の取材源が今週、本誌の取材に対して、ウィットマーは副大統領候補レースの最終段階で動きを続けているということだ。ある関係者は、ミシガン州知事ウィットマーは先週末デラウェア州を訪問し、バイデンと会い、一対一の最終面接を行った、と述べている。

民主党の幹部たちは秘密の世論調査の結果で、中西部北部地域がバイデンの弱点となることを懸念している。そのためにバイデン陣営はウィットマーを名簿から外すことができないでいると考えられている。

プラスして、ウィットマーとバイデンは気が合う。

バイデンに近いある人物は次のように述べている。「彼女が候補に残っているのは驚くことではないですよ。バイデンはウィットマーに好感を持っていますからね。これまでずっと」。

バイデンに近いある人物は、ウィットマーが早い段階でバイデン支持を表明したこと、民主党の新しい力を象徴していること、バイデンがどうしても勝ちたい州の出身であることを指摘している。

●カレン・バス(Karen Bass
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バスは民主党所属の連邦議員における有力候補である。しかし、彼女の株価は少し下がっている。先週複数のメディアが、バスのキューバとサイエントロジーに関する発言を報道した。

カリフォルニア州選出の民主党所属の連邦下院議員バスは、連邦議会アフリカ系アメリカ人議員連盟の委員長として多くの議員を従えて行動したが、それでメディアに多く報道されるようになった。彼女は現在も有力候補である。連邦議員としての立法経験と政府との関係の深さでバイデンを補佐することができると見られている。

バイデンに近いある人物は次のように述べている。「もしあなたがジョーのことをよく知っていたら、なぜ彼女が候補者の上位に来るか、その理由も分かると思いますよ。彼女はジョーにとって良いパートナーとなるでしょう」。

しかし、先週末のNBCの「ミート・ザ・プレス」での彼女のインタヴューが放送された後、民主党の内部には彼女を選ぶのはリスクが高いと考える人たちも出てきている。彼女を選ぶことで、重要な激戦州であるフロリダ州でバイデンへの票を減らしてしまう可能性がると考える人たちも出ている。フロリダ州にはキューバ系アメリカ人も多く住んでいる。

●エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren
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最近、ウォーレンは他の有力候補者たちに比べて静かである。

しかし、バイデンに近い人々は、ウォーレンが静かだからといって彼女が候補者から外されたと専門家たちが判断すべきではないと述べている。

副大統領選びの初期段階、ウォーレンとバイデンは頻繁に連絡を取り合っていたと関係者は取材に答えている。そして、バイデンが最近発表した経済に関する公約に関して、ウォーレン以上に影響を及ぼした人物は他にいない。

金曜日に『ニューヨーク・タイムズ』紙に掲載された記事の中で、ウォーレンは前のセカンドレディーのジル・バイデンと協力し、バイデンが発表した経済公約の子供たちの教育とケア分野の内容作成にかかわったと発言している。

ウォーレンはニューヨーク・タイムズ紙の取材に対して、バイデンが「早い段階でこの問題に関心を持っていた」と述べている。

ウォーレンは更に、「このことから私は、バイデン政権ができたら子供たちの教育とケアが重要政策となるだろうという希望を持つようになっています」とも述べた。

●タミー・ダックワース(Tammy Duckworth
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バイデンに近い複数の民主党関係者は、バイデンがダックワースに好感を持っていると述べている。関係者は、イリノイ州選出の民主党所属の連邦上院議員であるダックワースが、イラク戦争に従軍し、パープル・ハート勲章を授与されているという経歴を持っており、この経歴が有権者の支持を集める上で極めて重要なことになるだろうと述べている。

それでも、関係者たちは、彼女が最終的に副大統領候補になれるかどうかについて懐疑的ではある。

バイデンに近いある人物は「ダックワースの名前は閣僚としてよくあがっているんですよ」と述べている。

ダックワースは水曜日、NPRのインタヴューの中で次のように述べている。「私はジョー・バイデンを当選させたいんです。私は彼のティームに協力してどんな仕事でもやりますよ。私たちが現在陥っている危機から脱出させることに役立つと彼が考えることを実現したいのです。それは世界規模での新型コロナウイルス感染拡大、我が国の経済状況、我が国への敵対国や敵対勢力といった問題なのです」。

ダックワースは次のように述べた。「私はただバイデンを当選させたいだけです。そうすることで私たちは道を逸れた私たちの国を元に戻すことができるのです」。

(貼り付け終わり)

(終わり)

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 古村治彦です。

 いよいよ3月10日の予備選挙が開始される。ミシガン州とワシントン州、ミシシッピ州、ミズーリ州、アイダホ州、ノースダコタ州で予備選挙が行われる。配分されている代議員数が多いのはミシガン州、ワシントン州、ミズーリ州だ。現在のところ、各種世論調査で見る限り、ミシガン州とワシントン州ではバイデンがややリード、ミズーリ州とミシシッピ州では大量リード、アイダホ州では接戦、ノースダコタ州は不明ながら前回はサンダースがヒラリー・クリントンに大差で勝利、という状況だ。サンダースにとっては厳しい展開となっている。

 そうした中で、バイデンに対して、予備選挙で戦ったカマラ・ハリスとコーリー・ブッカーからの支持表明があった。バイデンによるサンダース包囲網は厚みを増している。ハリスはカリフォルニア州選出の上院議員で、カリフォルニア州での予備選挙が終わり、サンダースが勝利した後での支持表明となった。これでは予備選挙には役立たないが、ハリスとしてはスーパーチューズデー前に支持表明をすることで、サンダース派からの激しい攻撃を避けたかったということが考えられる。また、ハリスはバイデン自身も述べているように、バイデンが民主党の大統領選挙候補者になった場合の副大統領候補として名前が挙がっている。

 コーリー・ブッカーは「オバマの再来」と呼ばれる政治家だ。ブッカーももしかしたら副大統領候補を狙っているのも知れない。ブッカーはニュージャージー州選出の連邦上院議員でニュージャージー州と隣接するニューヨーク州で人気のある政治家だ。ブッカーのおかげでニューヨーク州を何とか押さえたいというのがバイデンの本音だろう。共に大統領予備選挙を戦ったカーステン・ギリブランド連邦上院議員とニューヨーク市長ビル・デブラシオはニューヨークでは人気がない。ギリブランドは今のところ誰にも支持表明していないが、デブラシオはサンダース支持を表明している。しかし、あまり大きな影響力はない。

 バイデンが足元を固めていく中で、焦点は副大統領選びに移っていく。これからどうなっていくか注目だ。

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カマラ・ハリスがバイデンの大統領選挙を支持(Kamala Harris endorses Biden's presidential bid

ザック・バドリック筆

2020年3月8日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/486480-kamala-harris-endorses-biden-presidential-bid

カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が日曜日朝、ジョー・バイデンの大統領選挙を支持すると発表した。ハリスは、「ジョー・バイデンは、私たちの最良の部分を語り、私たちを理想に向かって進ませてくれる人物」と語った。

ハリスは声明の中で次のように述べた。「この激動の時代に、ジョー以上に私たちの国の舵取りをし、真実を取り戻し、抑制をもつ大統領になる準備ができている人は存在しません。彼は親切な人物であり、人々への心配りを忘れたことはありません。そして、アメリカ国民の声に真摯に耳を傾ける人です」。

ハリスは続けて次のように述べた。「彼はいつも何とか一生軒目に生活を支え、子供たちが学校で安全に過ごしているかを心配している母親たちと父親たちの経験を胸に刻んでいます。そして、自分たちの未来のためにくじけることなく気候変動問題に取り組んでいる若者たちの経験も胸に刻んでいます。私たちはそのことを彼の眼を見ることで分かります。公職でのキャリアを通じて、ジョーは様々な物事を成し遂げ、実現してきました」。

ハリスは昨年末に自身の大統領選挙運動を終えた。そして、彼女以外のほぼ全ての女性候補者たちも選挙戦から撤退した。エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)とエイミー・クロウブシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)が先週選挙戦から撤退し、日曜日の時点で選挙戦を継続しているのはトゥルシー・ギャバード連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)だけだ。

ハリスは次の世に書いている。「私たちが考えなければならないことと未来について述べたいことは今言ったことです。しかし、私たちは党と国家のまとまりのために立ち上がらなければなりません。そのためにはアメリカ国民の謙虚さと尊厳を象徴し、最終的にドナルド・トランプを倒せる候補者を押し立てねばなりません」。

ツイッター上に投稿したヴィデオの中で、ハリスはバイデンへの支持を表明した。そして、「私たちにとって現在必要なことは、人々のことに本当に心を寄せ、その結果として人々をまとめることができる指導者です。私はジョーがそれらのことをできると確信しています」。

昨年夏、ハリスとバイデンは民主党予備選挙候補者討論会でやり合った。ハリスは、バイデンが人種差別撤廃に向けたバス通学に反対したことを取り上げて批判した。バイデンは、昨年12月にハリスが選挙戦から撤退した際に、彼女を副大統領候補として考えるだろうと述べた。

バイデンは「彼女はぶれない人物だ。彼女自身、将来大統領になることができる器だ。彼女は副大統領にもなれる。連邦最高裁判所判事にだってなれる。司法長官にも。彼女は才能あふれた人物だ」と述べた。

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コーリー・ブッカーがバイデン支持(Cory Booker endorses Biden

カイル・バラック筆

2020年3月9日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/486552-cory-booker-endorses-biden

コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)は月曜日朝にジョー・バイデン前副大統領支持を発表した。バイデンは予備選挙での対抗馬だった人々からの支持を集めている。

今年1月に選挙戦を止めたブッカーはツイートの中で次のように述べている。「憎悪と分断に対する答えは私たちの共通の目的の精神を再び目覚めさせることです」。

ブッカーは次のように述べた。「ジョー・バイデンはただ勝利するだけではありません。彼は私たちに分断ではなく、まとまりをもたらすでしょう。バイデンは大統領執務室に名誉を取り戻し、私たちが直面する厳しい課題に取り組むでしょう」。

ブッカーは「これが、私が誇りを胸にジョーを支持する理由です」と述べた。

先週火曜日のスーパーチューズデーでの印象的な勝利の後、バイデンは多くの支持表明を受けた。その中には、民主党予備選挙で対抗馬だったカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)も含まれている。

エイミー・クロウブシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)とインディアナ州サウスベンド市前市長ピート・ブティジェッジはスーパーチューズデーの直前に選挙戦を終えて、バイデン支持を表明した。同じ穏健派の候補者たちからの支持は先週火曜日の15の州での予備選挙でのバイデンの躍進に貢献した可能性が高い。バイデンはミネソタ州での僅差の勝利はクロウブシャーの支持表明のおかげだと認めている。

ビトー・オローク前連邦下院議員(民主党)もスーパーチューズデー直前にバイデン支持を表明した。

スーパーチューズデー後に選挙戦を終えた進歩主義派のエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)は、どの候補をすぐに支持するということはないと述べた。

バイデンは、獲得代議員数でバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)を僅差でリーとしている。両候補は火曜日に6つの予備選挙に臨む。

(貼り付け終わり)

(終わり)

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