古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、お手数ですが、twitter accountかamazonの著者ページをご覧ください 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:キリステン・ギリブランド

 古村治彦です。

 

 2020年の米大統領選挙民主党予備選挙についての記事をご紹介します。予備選挙には既に多くの人々が出馬表明していることはこのブログでもご紹介しています。今回は誰が人気か、世論調査の結果をご紹介しますが、皮肉なことに、人気トップは出馬表明をしていない、ジョー・バイデン前副大統領だということです。

 

 バイデンに続くのが、バーニー・サンダースで、第3位にはカマラ・ハリスが入っています。4位にはウォーレン、それ以降は、ビトー・オローク(出馬宣言をしていない)、コーリー・ブッカー、キリステン・ギリブランド、エイミー・クロウブッシャーですが、オロークから後ろは団子状態のようです。


2020presidentialelectiondemocratichopefuls001
上段左から:サンダース、ハリス、バイデン

下段左から:ブッカー、ギリブランド、ウォーレン

 人気トップ2のバイデンとサンダースは抜群の知名度と実績を誇ります。しかし、両者とも70代後半という年齢が不安要素になります。それでも人気というのは、逆に言うと、今回初めて出馬する他の人々は、有権者の期待も薄いということになります。まだ30代のトゥルシー・ギャバ―ド、40代前半のフリアン・カストロといったところはまだこれから先もチャンスがありますし、今回は名前を売るということになりますが、他の人々は50代から60代で、これから先送チャンスが多くあるとも思えません。

 

そうした中で、ライジングスターが台頭するという形になっていないというのは民主党の弱点ということになります。しかし、選挙戦は始まったばかりですし、なによりまだ訳者が全員揃っていない状態です。これからどうなるか見ていきたいと思います。

 

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世論調査:バイデンが2020年の米大統領選挙民主党予備選挙をリード、サンダースとハリスが続く(Poll: Biden leads 2020 Dem race, followed by Sanders and Harris

 

マイケル・バーク筆

2019年2月12日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/429560-poll-biden-leads-2020-dem-race-followed-by-sanders-and-harris

 

最新の世論調査では、ジョー・バイデン前副大統領が、出馬をしていないにもかかわらず、2020年米大統領選挙民主党予備選挙において支持率がトップになった。

 

『モーニング・コンサルト』誌は、民主党の予備選挙に投票すると答えた人々の間で、バイデンが支持率29%でトップとなり、次いで、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ-モント州選出、無所属)が22%、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が13%の順で続いたと世論調査の結果を報じた。

 

サンダースもバイデンも2020年の米大統領選挙出馬を正式には表明していない(訳者註:サンダースは出馬表明を行った)。しかし、両者ともに幅広い知名度を誇り、これは大統領選挙序盤では大きな利点となるだろう。バイデンは8年間副大統領を務め、サンダースは2016年の大統領選挙民主党予備選挙でヒラリー・クリントンに対して善戦した。

 

ハリスは正式の出馬表明を行った人物の中で最も支持を集めている。彼女に続く第4位になったのは、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)で支持率は8%であった。ウォーレンは日曜日に正式に選挙運動を開始した。

 

ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)はウォーレンに続いて7%の支持率を集め、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)は5%の支持率を集めた。

 

ブッカーは既に出馬表明を行った。オロークに関しては、多くの人々が大統領選挙に出馬するだろうと考えている。オロークは月曜日、テキサス州エルパソで集会を開催した。これはトランプ大統領が同市で行った集会に対抗するためのものであった。

 

その他の候補者たち、キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)とエイミー・クロウブッシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)は3%以下の支持率にとどまった。

 

この世論調査は民主党の予備選挙に参加すると答えた有権者11627名を対象に実施された。調査期間は2019年2月4日から10日までで、誤差は1ポイントである。

 

モーニング・コンサルト誌は予備選挙が早期に行われるアイオワ州、ニューハンプシャー州、サウスカロライナ州、ネヴァダ州各州でも世論調査を行った・その結果は、バイデンが33%の支持を集め、サンダースが21%、ハリスが11%、ウォーレンが10%の順で続いた。

 

この世論調査は2019年2月4日から10日にかけて、アイオワ州、ニューハンプシャー州、サウスカロライナ州、ネヴァダ州で517名の有権者を対象に実施された。誤差は4ポイントである。

 

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(終わり)

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 古村治彦です。

 

 2020年米大統領選挙に関して、連日このブログでもご紹介しています。民主党予備選挙には、既に何人も立候補宣言をし、まだこれから有力候補の出馬表明が続出すると見られています。これから民主党内で激しい競争が繰り広げられ、最終的に来年中盤頃に開かれる全国大会で指名を獲得、民主党の大統領選挙候補者となります。そして11月に本選挙という運びになります。

 

 「来年のことを言えば鬼が笑う」という言葉もありますが、現時点で、「ドナルド・トランプ大統領対○○」という形で世論調査を行ったところ、民主党の候補者たちの支持が上回ったという世論調査の結果が出ました。そのことに関する記事をご紹介します。ジョー・バイデンは12ポイント差、バーニー・サンダースは10ポイント差をつけており、第二集団であるエリザベス・ウォーレン、キリステン・ギリブランド、カマラ・ハリスは一桁の差をつけているという結果が出ました。

 

 しかし気を付けたいのは、今回の世論調査を実施した「パブリック・ポリシー・ポーリング」社が民主党系の世論調査会社であるということです。そこのところを考えると、出た数字もまた割り引いて考えねばならないと思います。また、「世論調査で調査した民主党の有力候補たちから誰がトランプ大統領と戦うのかということが重要な問題ではない。トランプ大統領が任期中盤まで過ごした段階で、有権者たちは民主党から有力候補たちから誰が出てもトランプ大統領よりも評価しているということが重要だ」という世論調査会社社長の発言も少し大げさで、言い過ぎではないかと思います。一桁の差はひっくり返ることもありますし、2016年の米大統領選挙では事前の世論調査の多くではヒラリー・クリントンがリードという結果が出ていました。

 

 来年になれば鬼ではなく、誰かが笑うことになる訳ですが、まだ立候補者が出そろっていない段階で云々するのは拙速であり、あくまで参考程度のことに過ぎません。アメリカでは、ヒラリー・クリントンの再出馬という声も出ているようで、そうなれば来年笑うのは、トランプ大統領ということになるでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

世論調査:トランプ大統領は2020年大統領選挙の民主党の有力候補者たちに負けている(Poll: Trump trails several possible 2020 Dem opponents

 

ジョン・バウデン筆

2019年1月22日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/426421-poll-trump-trails-dem-2020-candidates

 

左派の世論調査会社による最新の世論調査によると、トランプ大統領は、既に出馬表明している人物を含む民主党の有力候補者たちの後塵を拝していることが分かった。

 

「プブリック・ポリシー・ポーリング(PPP)」社の世論調査によると、トランプ大統領は、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)に7ポイント、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)に6ポイント、キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)に5ポイントの差をつけられて負けている。

 

トランプ大統領は2020年米大統領選挙への出馬を考慮しているとされているが、いまだに出馬発表をしていない進歩主義者の指導者たちにも負けている。ジョー・バイデン前副大統領には12ポイント、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)には10ポイント負けている。

 

PPP社社長のディーン・デブナンは世論調査の結果発表の際に出したプレスリリースの中で次のように述べている。「世論調査で調査した民主党の有力候補たちから誰がトランプ大統領と戦うのかということが重要な問題ではない。トランプ大統領が任期中盤まで過ごした段階で、有権者たちは民主党から有力候補たちから誰が出てもトランプ大統領よりも評価しているということが重要だ」。

 

同じ世論調査では、トランプ大統領が2015年に大統領選挙運動を開始して以来、罪を犯したと考えている有権者が45%いるという結果が出た。有権者の61%が、ロバート・ムラー特別検察官が主導する捜査によって大統領による犯罪の証拠が出てきた場合には弾劾されねばならないと考えていることが分かった。

 

デブナンは続けて次のように述べた。「私たちはムラー特別検察官の捜査終了を待っている段階だ。しかし、有権者はトランプ大統領が罪を犯したことを示す証拠をムラー検察官が発見するだろうと予想している。そして、有権者たちはその証拠に基づいてムラーが大統領を訴追することを望んでいる」。

 

PPP社の世論調査は2019年1月19日から21日にかけて761名の有権者を対象に実施され、誤差は3.6ポイントである。

 

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 古村治彦です。

 

 キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)が米大統領選挙民主党予備選挙に出馬表明をしました。これで、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、トゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)、フリアン・カストロ前住宅・都市開発長官(オバマ政権)に続いて、大物では4人目ということになります。また、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)も今週末にも出馬表明をする可能性があると報じられています。

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キリステン・ギリブランド

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カマラ・ハリス
 

 更に出馬表明者が増加していくでしょうから最終的には10名程度が民主党予備選挙に出馬することになります。選挙期間中の討論会は参加者が多くなってしまって、運営だけでも大変でしょう。1人1人が発言できる時間がかなり短くなるでしょうから。

 

 ギリブランドとハリス両連邦上院議員は経歴も年齢も似ていることもあり、つい2人1組のように考えてしまいます。更には民主党エスタブリッシュメントに近いということも同じです。ギリブランドはヒラリー・クリントンが連邦上院議員を辞めて、オバマ政権で国務長官に就任する際に、後継者指名を受けて連邦上院議員選挙に出馬して当選した人物ですし、ハリスは昨年ヒラリーと既に会って、大統領選挙について話し合ったと報じられています。

 

 今までのところ候補者を分類してみると、民主党主流派、エスタブリッシュメントに近いのは、エリザベス・ウォーレン、キリステン・ギリブランド、カマラ・ハリス各連邦上院議員、少数派はトゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員、オバマ系なのは、フリアン・カストロ前住宅・都市開発長官ということになります。これから、人気上位3名、ジョー・バイデン前副大統領、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)が立候補ということになると、対立軸などがより鮮明になるでしょう。

 

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ギリブランドが深夜のトーク番組で大統領選挙出馬に向けた準備委員会発足を発表(Gillibrand announces exploratory committee to run for president on Colbert

 

マックス・グリーンウッド筆

2019年1月15日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/425525-gillibrand-announces-exploratory-committee-to-run-for-president-on-colbert

 

キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は火曜日、2020年米大統領選挙のための準備委員会を発足させると発表した。トランプ大統領に対抗する人物を決める民主党予備選挙には多くの顔ぶれが立候補するものとみられているが、ギリブランドは最新の出馬表明者となった。

 

ギルブランドの出馬表明は深夜のトーク番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルバート』に出演中に行われた。全米で最初に党員集会(予備選挙)が開催される重要な州であるアイオワ州を今週末に訪問することになっているが、その前に出馬表明がなされたことになる。

 

52歳になるギリブランドは準備委員会を発足させると発言した。これは、彼女が正式に選挙運動を始める前に、重要な選挙資金とスタッフの雇用が行えるようにするための、大統領選挙出馬にとっては重要なステップである。

 

ギリブランドはニューヨーク州を地盤とする民主党政治家である。2009年、ヒラリー・クリントンの後任として民主党の連邦上院議員選挙立候補者となった。ここ数年、全国的な注目が集まるようになっていた。特に2017年の「私も(MeToo)」運動から注目が高まった。

 

当時のアル・フランクリン連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)の性的に不適切な行為が告発された際、民主党の連邦上院議員として初めて辞任要求をしたのがギリブランドだった。

 

ギリブランドよりも数日前に2020年米大統領選挙出馬を表明した民主党の政治家が2人いる。

 

トゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)は先週金曜日に大統領選挙出馬への意欲を明らかにした。CNNの司会者ヴァン・ジョーンズとのインタヴューの中で、ギャバ―ドは「出馬する決心」を固めた、正式な出馬宣言は数日中に行うと述べた。

 

その翌日、フリアン・カストロ前住宅・都市開発長官(オバマ政権)は記者会見の席上、2020年米大統領選挙民主党の候補者指名を目指す決心を固めたと述べた。カストロは先月、大統領選挙出馬の可能性を探る検討委員会を発足させていた。

 

ギリブランドは、カストロとギャバ―ドに比べて、全国的な知名度では上回っている状態で出馬となった。これは、2020年の米大統領選挙民主党予備選挙の初期段階においては彼女にとって有利な点だ。

 

しかし、ギリブランドは、もう一人の民主党の大物政治家エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)と対峙しなければならなくなる。ウォーレンは2018年の大みそかに大統領選挙に向けた準備委員会を発足させると発表した。

 

更に言えば、ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)を含む複数の政治家がこれから数週間のうちに米大統領選挙出馬を発表すると見られている。

 

まとめると、これまで既に立候補を表明した人々やこれから表明すると見られている人々が参加する米大統領選挙民主党予備選挙には、多くの顔ぶれがそろい、年齢やイデオロギー上の違いそれぞれが分かれることになる、ということになる。

 

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ギリブランドは私的な会議の中で2020年米大統領選挙への出馬を示唆(Gillibrand signals 2020 run during private meeting: report

 

マイケル・バーク筆

2019年1月13日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/425110-gillibrand-signals-2020-run-during-private-meeting-report

 

キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は土曜日に開かれたある会合で、2020年米大統領選挙出馬を示唆した。『バズ・フィード・ニュース』誌が匿名の人物に取材して報じた。

 

バズ・フィード・ニュース誌は、会合には約20名の影響力を持つ女性たちが出席し、ギリブランドは出馬する際には出席した女性たちに支援をして欲しいと述べた。

 

二人目の匿名の人物はバズ・フィード・ニュースの取材に対し、会合は実際に開かれたが、詳細について語らなかった。

 

ギリブランドは米大統領民主党予備選挙出馬を検討していると多くの人々が考えている。

 

ニューヨーク選出の連邦上院議員であるギリブランドは昨年12月、CNNの取材に対して、出馬について「真剣に」考慮していると述べた。

 

この時、ギリブランドは、「私は年末の休暇シーズンに子供たちと夫と一緒に出馬について考慮するつもりだ。出馬するかしないかの決心はできるだけ早くするつもりだ」と述べた。

 

CNBCは今月初めに、ギリブランドが大統領選挙に出馬する際にウォール街の金融各企業の幹部たちから支援を受けられるかどうかを瀬踏みしていると報じた。

 

更に『ポリティコ』誌は、ギリブランドが次の週末にアイオワ州を訪問する予定だと報じた。アイオワ州は全米で最も早く大統領選挙予備選挙の過程が始まる州だ。

 

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2020年米大統領選挙出馬が取り沙汰される中、ギリブランドがアイオワ州を訪問(Gillibrand to visit Iowa amid 2020 speculation: report

 

エミリー・バーンバウム筆

2019年1月10日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/424864-gillibrand-to-visit-iowa-amid-2020-speculation-report

 

キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は、2020年米大統領選挙出馬次の週末に

Sen. Kirsten Gillibrand (D-N.Y.) is scheduled to visit Iowa next weekend amid 2020 presidential speculation, sources familiar with her told Politico on Thursday.

 

ギリブランドはアイオワ州を訪問し、複数の集会を開催し、スタッフになるとみられる人々と会談を行う準備をしている、と報じられた。

 

ニューヨーク州選出の民主党政治家であるギリブランドは、大統領選挙出馬を取り沙汰されている20名上の人物の中の一人だ。

 

2018年秋の中間選挙においてギリブランドはアイオワ州で集会を行わなかった、と『ポリティコ』誌は報じている。

 

ギリブランドのアイオワ州訪問の計画が明らかになったのは、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)が全米で最初に党員集会(予備選挙)が行われるアイオワ州を訪問してからすぐのことであった。

 

ウォーレンは昨年末に2020年大統領選挙出馬を表明し、民主党の大物政治家では最初の表明者となった。彼女は大みそかに大統領選挙出馬のための準備委員会を発足させると発表した。

 

2020年米大統領選挙民主党予備選挙は史上最高の立候補者の数になると見られている。その中には、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州、無所属)とジョー・バイデン前副大統領が含まれる。

 

ギリブランドは2018年12月にCNNに出演し、大統領選挙出馬について「真剣に」考えると述べた。

 

ギリブランドは「私は休暇の時期に出馬について考えることにしている。子供たちと夫と一緒に。決断は早々にするつもりだ」と述べた。

 

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マーティン・ルーサー・キング・デーのあたりでカマラ・ハリスが大統領選挙出馬を発表か(Kamala Harris to enter presidential race on or around MLK Day: report

 

マイケル・バーク筆

2019年1月10日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/424674-kamala-harris-to-enter-presidential-race-on-or-around-mlk-day-report

 

カマラ・ハリス連邦下院議員(カリフォルニア州選出、民主党)はマーティン・ルーサー・キング・デー(毎年1月の第3月曜日が祝日)当日かその周辺で大統領選挙出馬を表明する、とハリス議員の地元であるカリフォルニア州のラジオ局KCBSラジオが関係者の話として伝えた。

 

取材に応じたある人物は、ハリスがラジオ局のあるカリフォルニア州オークランドで出馬表明演説を行う「可能性が極めて高い」と述べた。

 

ハリスの報道担当は本紙の取材に対して、「何らかの発表が近々行われることはない、ハリスがマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーが休日となる週末にオークランドにいることもない」と答えた。

 

ハリスはこれまでにも2020年米大統領選挙民主党予備選挙の有力候補として名前が挙がっていた。今週に入って出馬についてより取り沙汰されるようになっていた。ハリスは火曜日に自叙伝を発表し、その宣伝ツアーとメディア出演を始めていた。そのために出馬を取り沙汰されるようになっている。

 

KCBSラジオの報道は、水曜日にハリスがCNNのジェイク・タッパーの番組に出演し、2020年の米大統領選挙に出馬するかどうかの決断をもうすぐ行うと述べた後のことだった。

 

CNNの番組に出演中、ハリスは、アメリカは非白人の女性が大統領に選ぶための準備は既にできていると語った。

 

番組出演中、ハリスは次のように語った。「私たち政治家はアメリカ国民をより信頼しなければならない。アメリカの一般国民とこの国に住む人々は賢い人々なのだ。誰が信頼でき、誰がアメリカを引っ張るための真剣な思いを持ち、自分たちを代表し、自分たちを見守り、自分たちの声となるかということを真剣に考え、それに基づいて自分たちの指導者を決めることが出来るのだ。一般国民には何の権力もないがそうしたことはできるのだ」。

 

2018年12月、ハリスは出馬するかどうか、「休暇中に」決心する予定だと述べた。

 

先月、ハリスは次のよう述べた。「この決心は家族にもかかわるものだ。休暇期間中に、家族と一緒に決心するつもりだ」。

 

ハリスが次の出馬表明者となると、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)に続く大物の出馬ということになる。

 

ウォーレンは先月、大統領選挙出馬に向けた準備委員会設立を発表した。

 

他の大物としては、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)、キリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)、ジョー・バイデン前副大統領とビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)の出馬の可能性が取り沙汰されている。

 

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 古村治彦です。

 

 今回は民主党の大統領候補になりうる2人の連邦上院議員に関する論稿をご紹介します。これまでに、

 

 民主党は、バーニー・サンダース連邦上院議員を支持した、リベラル・リバータリアン連合とも言うべきグループと、ヒラリー・クリントンを支持したリベラル・人道的介入主義派連合に分かれています。この2つのグループは、国内問題ではそう大きな違いはありませんが、外交政策で大きく異なります。外国への介入・干渉(intervention)をすべきかどうか、で主張は真っ向からぶつかり合います。

 

前回ご紹介したティム・ライアンは、大統領選挙でトランプが勝利したオハイオ州の政治家で、トランプ勝利の原因となった、経済のメッセージを強く打ち出し、トランプ大統領に近い政策を主張しています。カマラ・ハリスとキリステン・ギリブランドはリベラルな主張をしており、リベラル派のスターということになります。


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カマラ・ハリス

 

 カマラ・ハリスとキリステン・ギリブランドは2020年には共に50歳を超えますから、このブログでご紹介したハワード・ディーンの発言である「50歳以下が望ましい」には適合しませんが、まだまだ年齢的に問題になることはありません。2016年の選挙で元気だったのは、日本で言えば団塊の世代の人たちだったのですから。

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キリステン・ギリブランド

 

 カマラ・ハリスはサンフランシスコ地区検事長を務め、カリフォルニア州司法長官を6年間務め、2016年に連邦上院議員に初当選しました。カリフォルニア州の司法改革を進め、その手腕が評価され、民主党指導部からの期待が大きい新人議員です。

 

 キリステン・ギリブランドは、司法界で活躍した後、2006年に連邦下院議員となり、2008年には国務長官に転身したヒラリー・クリントンの後を受けて、連邦上院議員となりました。こちらも期待の大きい政治家です。

 

 民主党のライジング・スターが2020年に大統領選挙候補者となるかどうか、注目していきたいと思います。

 

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カマラ・ハリスとキリステン・ギリブランドが2020年の大統領選挙での民主党の勝利を導くだろう(Kamala Harris and Kirsten Gillibrand will lead Democrats to 2020 victory

 

マイケル・スター・ホプキンズ

2017年9月3日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/pundits-blog/presidential-campaign/349036-kamala-harris-and-kirsten-gillibrand-are-the-future

 

民主党は政治状況を把握し、2016年の選挙の惨敗後の党の再建に注力している。こうした中で、党の指導部の変更が必要であることは否定できない。2016年の選挙中と選挙後、民主党の支持者たちが最も不満に思っているのは、指導部の中に多様性が欠けている点であった。民主党はバラク・オバマと写真写りの良い家族によって好影響を受けていた。それがなくなって、民主党は、ミレニアム世代を熱狂させ、支持基盤を活性化することができる候補者を見つけることに苦労している。ワシントン政治に精通している人にとっては、ミレニアム世代と民主党の支持基盤の両方に対処することは簡単な仕事ではない ということは分かりきったことである。オバマのような政治家が出てくるのは一世代(30年)に一度だ。

 

大統領退任以後、前大統領となったオバマは比較的静かに暮らしている。そして、現在の状況や事件については注意深く発言している。オバマの不在は民主党に大きな穴をあけている。ナンシー・ペロシ連邦下院民主党院内総務(カリフォルニア州選出、民主党)とチャールズ・シューマー連邦上院民主党院内総務(ニューヨーク州選出、民主党)ではこの穴を埋めることはできない。更に言うと、オバマ不在による穴は、党内の2つの勢力の争いを誘発している。1つのグループは、リバータリアン志向で、バーニー・サンダース支持グループ、もう1つは政治的に穏健な、ヒラリー支持のエスタブリッシュメントのグループで、この2つは争っている。

 

2016年の大統領選挙でこの2つのグループの争いが表に出てきた。民主党予備選挙におけるサンダース支持者とクリントン支持者との間の憎悪と反目は民主党全国大会で爆発し、ヒラリーは大統領選挙本選挙で民主党をまとめることができなかった。ヒラリーは弱いメッセージしか発信できず、選挙戦略の選択肢に失敗したことで、大統領選挙運動に失敗した。ヒラリーの歴史的な敗北は、民主党の「バーニー・ウィング」から支持を受けられなかったことが理由になったことは否定できない。

 

民主党は2020年の大統領選挙を展望している。その中で、民主党を代弁し、リーダーとなるのは誰かということが大きな疑問となっている。無所属のヴァーモント州選出の連邦上院議員サンダースが2020年の大統領選挙予備選挙に再び出馬するかどうかも関心の的になっている。民主党が急速に地域政党になってしまうかどうかも人々が懸念を持っている。政権発足後1年も経たないうちに、トランプ大統領の政権運営は無秩序状態に陥っている。こうした状況下でこれらの疑問に対する明確な答えは存在しない。しかしながら、確かに言えることは、民主党の未来は女性にかかっているということだ。

 

カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)とキリステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)が民主党内の台頭するスター(ライジング・スター)である。この2人は民主党をまとめ、支持基盤を構成する様々なグループの人々を熱狂させる稀有な能力を持っているように思われる。2人の連邦上院議員はアメリカ全土の遠く離れた場所から選出されてきているが、2人が選出される道筋はよく似ている。2人の女性議員は連邦上院議員になる前に法律家としてのキャリアをスタートさせた。2人は国民皆保険制度を支持している。ハリスは最近次のように語った。「国民皆保険は道徳上のそして倫理的な正しさについてのことだけではない。財政的な観点や納税者にとっての投資のリターンからも理屈に通ったものだ」。

 

オバマ大統領やエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)をはじめとする同僚の女性連邦上院議員たちからの支援を受けて、ハリスの全国的な知名度を高めた。ハリスは連邦上院議員に2016年に当選する前に、6年にわたって、カリフォルニア州司法長官を務めた。ハリスは家系に複数の人種がいることをオバマと比較されることが多い。ハリスは収入の格差、人種差別の是正、社会保障に関連する様々な問題に果敢に取り組んでいる。

 

ハリスとギリブランドは手加減なしに論争に参加し、そのために同僚の男性議員たちの多くと同じく政治的信条を明らかにすることで、批判を受けている。ハリスは議論に真正面から立ち向かっている。ハリスは連邦上院議員1年目に、ウイメンズ・マーチで演説を行い、ジェフ・セッションズ司法長官に対する連邦上院による公開の公聴会で、セッションズを激しく批判し、ヴァージニア州シャーロッツヴィルでの事件でトランプ大統領がきちんと対応するように求めた。昨年11月の大統領選挙の開票終了後、暴発寸前の有権者たちを前にして、ハリスは「私は戦う」と宣言した。連邦上院議員に就任して1年も経っていないが、ハリスは彼女の言葉を忠実に守っている。

 

同じことがギリブランドにも言える。2006年に連邦上院議員選挙に初出馬して以降、国民皆保険を訴えてきた。ニューヨーク選出の2期目の連邦上院議員であるギリブランドは、公的医療保険の導入、最低賃金の引き上げを支持し、最近では、アメリカ軍における性同一性障害の人々の入隊を制限するトランプ大統領の大統領令を批判した。ギリブランドは、ニューヨーク州北部の工業地帯に住む労働組合に加入している肉体労働者たちやニューヨーク州都市部の少数派やミレニアム世代の持つ懸念を表現することができる能力を持っている。そして、民主党員は、彼女の政治的未来についてどのようになるかと楽しみにしている。

 

ヒラリーの選挙運動はオバマの選挙運動の熱狂を再びかき立てることはできなかった。ヒラリーの選挙運動とは異なる新しい時代が民主党にやってこようとしている。ハリスとギリブランドは、ヒラリーが持っていた様々な欠点を持っていない。これらの欠点のせいで、ヒラリーは支持してくれる可能性のあった有権者を逃した。国政の場では比較的新しい参加者であり、ハリスもギリブランドも、ヒラリーがファーストレディーや国務長官を務めたことで蓄積してしまった共和党側の怒りを生み出していない。 ハリスもギリブランドも年齢や健康の点で大統領に相応しいのかどうかという疑問は出ない。2人とも 配偶者は選挙で選ばれた政治家ではないので、彼らの軽率な行為や政治上の決断に関する不公平な質問に答える必要はない。

 

ハリスとギリブランド2人が持つアメリカ大統領選挙候補者になるにあたっての最重要の特性は彼らが人々を感動させることができるという能力だ。ジョージ・W・ブッシュ大統領時代にオバマは人気を急速に上げたが、現在のアメリカには人々を感動させ動かす人物が必要だ。アメリカには信じるに足るムーヴメントが必要だ。オバマ大統領は民主党支持者を感動させ、投票に行かせて、新しい道筋をつけた。ハリスとギリブランドは窒息寸前の民主党に新しい空気を吹き入れることができる。

 

頭が切れ、献身的で、人々を動かすことができる女性がアメリカ大統領になること以上に、現状維持を打破することになるものがあるだろうか?ハリスとギリブランドは、頭が切れ、業績を残した女性で、少女たちがいつの日か残された最後のガラスの天井を打ち壊すことができると思えるように出来る人物たちであることだけが理由ではない。2人は現在のトランプ大統領が象徴していない、我が国を偉大ならしめている様々な要素を徴していることも理由なのである。

 

2020年に民主党がホワイトハウスを奪還する希望を持てるとするならば、私たちは候補者を立てるだけでなく、ムーヴメントを起こす必要がある。 人々に語りかけるに足るストーリーを持ち、選挙に出る人全てが答えなければならない質問に対する答えを用意していなければならない。その質問とは「あなたはどうして立候補しているのか?」というものだ。2020年の民主党の予備選挙に立候補する人は誰でも、民主党の政策がアメリカ国民の健康を守ることができる理由を語ることができなければならない。民主党は、民主党の政策がアメリカを安全にし、人々の生活を守り、雇用を守ることができることを説明できなければならない。民主党は複雑に入り組んだ諸問題に対する回答を用意しなければならない。

 

カマラ・ハリスとキリステン・ギリブランドには、これらの疑問に答える準備ができている。民主党の未来は流動的だが、もし有権者がこの2名の女性のどちらかに信頼を寄せる場合、大統領選挙勝利への道筋は現在の状況とは劇的に異なり、スムーズなものとなるだろう。昨年11月、ヒラリー・クリントンがドナルド・トランプに対して、悲劇的な敗北を喫した。しかしそれでもなお、民主党の未来は女性にかかっている。2020年に向けたレースをさっそく始めようではないか。

 

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アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12








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