古村治彦の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。よろしくお願いします。

タグ:ジェイムズ・コミー

 古村治彦です。

 

 ヒラリーのEメール問題が急展開し、選挙戦が混戦になりつつあります。ヒラリーは支持率を落とし、トランプが支持率を上昇させている展開です。

 

 民主党側では、FBIに対して、「そのようにもったいぶらないで、問題のEメールを公開してすべきだ」と主張しています。これは、ヒラリーのEメールではなく、フーマ・アベディンのEメールが問題なのであり、ヒラリーは無関係、逮捕されるとすれば、アベディンだという恐るべき「トカゲの尻尾切り」ということになります。

 

 そうした中で、冷静なのはジョー・バイデン副大統領です。バイデンは、昨年後半、民主党予備選挙に出馬するかどうかを検討し、結局取り止めましたが、もし出ていれば、ヒラリーの予備選挙の勝利はなかったでしょう。私もバイデンが出ればよいのにと思っていました。バイデンが出ていれば、トランプを応援することもありませんでした。

 

 バイデンはさすがに向きになって慌てるそぶりも見せずに、冷静に対応しています。それどころか、ヒラリーとヒラリー陣営を突き離している感じさえします。コミーFBI長官は誠実な人物(共和党だけど、だからと言って仕事をするのに党派の影響はない)だとし、ウェイナーについては否定的な見解を述べ、更に、Eメールの公開もできるだけ早くやるように求めるという感じです。

 

 ヒラリー陣営は、大統領当選の暁には、バイデンを国務長官に起用しようと考えているようですが、バイデンはそれを望まないと発言しました。バイデンとヒラリーでは外交に関する考えが全く違うのですから、取り込まれて国務長官になってしまえば、苦しい立場に追い込まれてしまい、自分の考えを捨てねばならないことにもなりかねません。

 

 下の記事を見ていると、バイデンはヒラリーを突き離している、そのように感じられます。

 

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バイデン:私はアンソニー・ウェイナーを「大好きという訳ではない」(Biden: I'm 'not a big fan' of Anthony Weiner

 

ポウリナ・フィロジ筆

2016年10月28日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/news/303419-joe-biden-im-not-a-big-fan-of-anthony-weiner

 

ジョー・バイデン副大統領は、民主党所属の元連邦下院議員アンソニー・ウェイナーについて、「私は彼が大好きという訳ではない」と述べた。

 

土曜日にCNNで放映されたインタヴューの中で、バイデンは、ヒラリー・クリントンの私的Eメールサーヴァーの捜査に影響を与える可能性があるFBIが発表した新たに発見されたEメールについて質問された。

 

バイデンは、「私はそれらのEメールがどこから見つかったのか分からないのです」と答えた。

 

「アンソニー・ウェイナーからであることは明白です」とCNNのマイケル・スマーコニッシュと語った。

 

バイデンは、「おや、アンソニー・ウェイナーですか。私はアンソニー・ウェイナーについてコメントしません。私は彼が大好きという訳ではありません。彼がトラブルを起こす前、彼について知りませんでした。だから、私はアンソニー・ウェイナーについてコメントしません」と述べた。

 

金曜日にヒラリーに対する捜査が新たに始まるというニュースが出た後、『ニューヨーク・タイムズ』紙がウェイナーの性的なメッセージに関するスキャンダルについての全く別の捜査を通じて、ヒラリーのEメール捜査に関連するEメールを発見したと報じた。

 

ウェイナーは2011年に不名誉な行いで連邦下院議員を辞職した。彼は、ソーシャルメディアを通じて複数の女性に性器が写った写真を送った。

 

ウェイナーは最近になって、ヒラリーの側近中の側近である妻フーマ・アベディンと別居した。彼が別の性的な写真を送ったというスキャンダルが起きた後、2人は別居を決めた。

 

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バイデン:コミーは「厳しいが誠実な人物」(Biden: Comey is ‘tough’ but ‘straight’

 

マローリー・シェルボウナー筆

2016年10月29日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/303425-biden-comey-is-tough-but-straight

 

土曜日、ジョー・バイデン副大統領は、FBI長官のジェイムズ・コミーは、ヒラリー・クリントンに対して公正な怠惰を態度であろうと確信していると述べた。バイデンは、コミーを「厳しいが誠実な人物」と語った。

 

金曜日、コミーは連邦議会に書簡を送り、FBIがヒラリーの私的なEメールサーヴァー使用の捜査に関連する新たなEメールを発見したと報告した。

 

バイデンは、CNNのマイケル・スマーコニッシュに対して、コミーが不公正なことをすることはないと語り、その点は全く心配していないと述べた。

 

バイデンは「私は彼が誠実な人物であることをよく知っています。彼は共和党員ですが、職務に対しては常に誠実で党派に左右されることはありません。私は彼の誠実さで状況が良くなるであろうと確信しています」と述べた。

 

バイデンは、コミーFBI長官に対して、Eメールを公開するように促した。

 

バイデンは「FBIEメールを公開して人々がそれを見るのが早ければ早いほど、上京はより良くなると思います」と語った。

 

ヒラリーとヒラリー選対は、コミーに対して、有権者に対して新しい捜査について完全な透明性を確保するように求めている。

 

バイデンは、コミーの書簡が存在するとあらかじめ知らなかったのだと語った。

 

バイデンは「私はコメントすることを許されていません。私はコミーの書簡について何も知らないのです。今日になって初めて知ったんですから」と語った。

 

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バイデンがクリントン政権に参加することに関心を持っていないと語る(Biden says he's not interested in serving in Clinton administration

 

2016年10月28日

ロイター通信

http://www.reuters.com/article/us-election-biden-idUSKCN12S2MS

 

ジョー・バイデン副大統領は金曜日、ヒラリー・クリントンが大統領に選ばれた場合に、彼女の政権に参加することについて関心を持っていないと語った。

 

バイデンはミネソタ州デュラスで、NBC系列のテレビ局のインタヴューに答え、その中で「ヒラリーが大統領に選ばれた場合に、彼女を手助けするために私は何でもするつもりですが、政権内に留まることは望みません」と語った。

 

木曜日、『ポリティコ』誌は、ヒラリー選対が11月8日の選挙で勝利した場合に、バイデンを国務長官に起用することを検討していると報じた。

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ヒラリー・クリントンの国務著刊候補のトップにバイデンの名前(Report: Biden on top of Clinton's short list for secretary of State

 

ハーパー・ニーディグ筆

2016年10月27日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/hillary-clinton-joe-biden-secretary-of-state

 

ヒラリー・クリントンは選挙に当選した場合に、ジョー・バイデン副大統領を国務長官に指名することを考慮している、と『ポリティコ』誌が報じた。

 

ヒラリーの政権移行ティームの近いある人物は、ポリティコ誌に対して「バイデンは素晴らしい候補になりますね。彼らは選挙に通った場合に、彼を説得するための最高の方法を考えるために時間をかけていますね」と語った。

 

この人物は、バイデンにはまだこの話は知らされていないと語った。

 

2009年に副大統領に就任する前、バイデンは36年にわたり連邦議員を務め、連邦議員の任期が終わるまで、複数回にわたり、連邦上院外交委員会の委員長を務めた。

 

バイデンとヒラリーは、ヒラリーの国務長官在任中に外交政策に絡んで衝突したと報じられた。ヒラリーは介入主義的な方策を主張し、一方バイデンは国際問題に関して、現実主義的な、アメリカが介入しない方策を主張した。

 

昨年、バイデンは民主党の大統領選挙予備選挙への出馬を考慮したことがあった。この時、ヒラリーの私的なEメールサーヴァー使用に関しての騒ぎは既に起きていた。しかし、結局、バイデンは出馬しないという決定を下した。

 

その他に名前が挙がっているのは次のような人々であった。元国務次官ウェンデイ・シャーマン、元国務副長官ビリー・バーンズ、ジョージ・W・ブッシュ政権の国務次官であったニック・バーンズ、クリントン政権の国務副長官カート・キャンベル、ヒラリーが副大統領候補として考えたと報道された元海軍提督のジェイムズ・スタヴリディアスといった人々の名前が挙がっている。

  

(貼り付け終わり)

 


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 古村治彦です。

 

 ジェイムズ・コミーFBI長官は日曜日、新たに発見されたEメールの調査を行い、今年7月に出した、ヒラリー・クリントンの国務長官在任中の私的Eメールサーヴァー使用問題について刑事訴追すべきではないという結論を覆すには至らなかったという発表を行いました。

 

 ウェイナーのコンピューターに残っていたEメールの数は約65万通ですが、その中からフーマ・アベディンのEメールを見つけ出し、機密情報が含まれているものを更に洗い出して、それを調査するということを10月28日の書簡でコミーFBI長官は議会に報告しました。その結果が1週間程度で出て、「何もありませんでした」ということになりました。

 

 司法省とFBIの最高幹部たちは、現場からの突き上げに一度は屈したように見せながら、結局、それを抑え込んでしまったということでしょう。これでヒラリーの当選の可能性が少し上がりました。しかし、当選してから茨の道が待っていることは間違いありません。

 

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FBI:クリントンEメール問題の捜査で新しい結論に達せず(FBI: No new conclusion in Clinton email investigation

 

マロリー・シェルボーン筆

2016年11月6日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/304587-house-oversight-chairman-fbi-has-not-changed-conclusions

 

ジェイムズ・コミーFBI長官は日曜日、FBIは、ヒラリー・クリントンの国務長官在任中の私的Eメールサーヴァー使用に関して、7月に下した刑事訴追に相当しないという結論を変えない、と発表した。

 

この発表は選挙の投開票日直前の2日前に出された。The announcement comes just two days before Election Day, following harsh criticism of Comey for his Oct. 28 letter on the latest portion of the investigation.

 

コミーは次のように述べた。「私の所管の存在が明らかになってから、FBIの捜査ティームは、ヒラリー・クリントンの件とは全く別の刑事事件の捜査と関連して押収した機械装置から取り出した大量のEメールを夜となく昼となく調査し、分析し続けてきた」。

 

「この調査の過程で、私たちはヒラリー・クリントンが国務長官に在任していた間に、彼女から発せられた、もしくは彼女宛てに届けられた全てのやり取りを調査した。私たちが調査した結果、クリントン前国務長官に関して7月に下した結論を変更する必要を認めない」。

 

ヒラリー選対の広報担当ブライアン・ファロンは、ツイッターで次のように述べた。「私たちはこれまで、7月に出された結論の見直しが行われるために必要な新しい証拠などないと確信を持っていた。そしれ、コミーFBI長官がそれを認めた」。

 

『ニューヨーク・タイムズ』紙の報道によると、ヒラリー選対のコミュニケーション担当部長ジェニファー・パルミエリは選対が使っている選挙運動用の飛行機の中で声明を発表した。その中で「コミー長官が7月に下した結論の正しさを認めたことは喜ばしいことだ」と述べた。

 

連邦下院情報・諜報委員会の幹部委員であるアダム・シフ連邦下院議員は、今回のニュースに対して素早く反応した。

 

シフ議員は次のように書いた。「私が予期していたように、新たに発見されたEメールに対する調査の結果、合理的精神を持つ検察官なら訴追はしないというFBIが出した7月の結論は変更されなかった」。

 

 

「10月28日の書簡は元々送付されるべきではなかったのだ。投開票日にあまりにも近すぎた。Eメールに対する急速な調査は、疑惑を一気にそして明確に払しょくした。トランプ選対や反ヒラリー・クリントン派の人々はこの非合理的な調査に多大な望みをかけていた。有権者が自分たちの利益に基づいて決断を下せる環境が整った。そして彼らの下す決断は単純明快なものとなるであろう。選択肢は、アメリカ軍最高司令官にふさわしい女性とふさわしくない男性、どちらかだ」。

 

連邦下院監視・政府改革委員会委員長ジェイソン・チャフェッツ委員長は日曜日の午後、今回のFBIの書簡について反応した最初の人物となった。

 

7月にFBIはヒラリーの国務長官在任中の私的Eメールサーヴァー使用について刑事訴追すべきではないという勧告を出した。それ以降、この問題は沈静化していたが、先月末に再び関心を集めることになった。

 

コミーは10月28日に連邦議会に書簡を送り、その中で、ヒラリーのEメールサーヴァーに関する捜査にとって重要な証拠となり得るEメールを発見し、投開票日まで残り数週間の段階であるがそれを調査すると報告した。

 

これらのEメールは、アンソニー・ウェイナー元連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)に関する全く別の捜査の過程で発見された。ウェイナーはヒラリーの側近中の側近フーマ・アベディンの別居中の夫だ。

 

コミーの最初の書簡が出てからの1週間、ヒラリー選対、民主党所属の連邦議員たち、共和党の一部は、コミーを批判した。彼らは、コミーが、選挙に影響を与えるような捜査を選挙前には行わないという司法省が長年堅持してきた伝統を破ったと主張した。

 

FBIは、調査すべきEメールの数は6万5000つ存在すると発表した。これについて、訴追するかどうかの結論が投開票日までに下されるのかどうかという疑問が出ていた。

 

NBCニュースのピート・ウィリアムズは、ウェイナーのコンピューターから見つかったEメールについて、「ほぼ全てがヒラリーのEメールサーヴァーに関する捜査でFBIの捜査官たちが既に調査したものの複製であった」と語っている。

 

ウィリアムズは更に、それ以外のEメールは政府の職務とは関係ないものであったと述べている。

 

ある警察幹部はウィリアムズに対して、ヒラリー・クリントンの私的Eメールサーヴァーから見つかった機密情報を含むEメールの数について、今回の捜査の結果、変更はないと語った、ということだ。

 

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 古村治彦です。

 

 ヒラリーのEメール問題について、ヒラリー側としては、反撃をするしかありません。政府機関が選挙に影響を与えないようにするという伝統を破った、はっきりした情報を出さないのはおかしい、といった批判をするしかありません。

 

 ちょっと古い記事ですが、ヒラリー陣営では法律の専門家たちに書簡を送り、「これに署名をしてください、そして公開書簡として公表します」ということをやったそうです。

 

 しかし、コミーFBI長官が書簡を送り、その中でヒラリーの私的Eメールサーヴァー使用に関連するEメールが見つかったとまで言っている以上、この流れは変わりようがありません。つまらない、重要性の低いものならば、FBIも何も事を荒立てようとはしなかったはずです。

 

 ヒラリー選対のやりたいことは、まぁ「焼け石に水」ということでしょうか。

 

 

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クリントン陣営は元検察官たちにコミー攻撃を求める(Clinton camp wants ex-prosecutors to slam Comey: report

 

マロリー・シェルボーン筆

2016年10月30日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/303516-clinton-camp-calls-on-former-prosecutors-to-slam-comey

 

ヒラリー・クリントン選対は日曜日、元検察官たちに書簡を送付し、その中でジェイムズ・コミーFBI長官の最近の行動を批判する内容の公開書簡に署名するように求めた。『デイリー・ビースト』誌が報じた。

 

デイリー・ビースト誌が入手したヒラリー選対の書簡には次のように書かれている。「今回の書簡送付はアメリカ合衆国司法省が長年にわたり堅持してきた主義から逸脱したものである。私たちは、ジェイムズ・コミーFBI長官が連邦議会の8つの委員会に書簡を送ったことを憂慮している」。

 

金曜日、コミー長官は連邦議会に書簡を送り、最近発見されたEメールは、ヒラリーの私的Eメールサーヴァー使用に関する捜査にとって重要な証拠となりうると報告した。これらのEメールが発見されたのは、ヒラリーの長年の側近フーマ・アベディンと結婚したアンソニー・ウェイナー元連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)に対する全く別の捜査の過程であった。

 

民主党側はEメールについての更なる情報を出すようにコミーに求めている。一方、この書簡は、FBI長官に対するクリントン選対の攻撃の第一歩となるのは明らかだ。

 

ヒラリー選対が送った書簡には次のように書かれている。「コミー長官の書簡は司法省のポリシーと一致していないもので、過去の選挙において両党が守ってきた長年の伝統を破ったものだ」。

 

ヒラリー選対は、コミーが議会に送った書簡の中に言及されているEメールに関して、FBIが完全な透明性を確保するように求めている。この書簡は選挙が残り2週間を切った時点で送付され、それがニュースとなった。

 

ロレッタ・リンチ司法長官はFBIに対して、議会に書簡を送らないように助言したと報じられている。その理由として、選挙に影響を与えるような操作手順を踏まないという司法省の伝統的な慣習を挙げている。

 

ニューヨーク南部地区連邦検事局刑事事件部に勤務した経験を持つエルカン・アブラモビッツは、ヒラリー選対の求める交換書簡に署名し、それをデイリー・ビースト誌にも送付した。

 

アブラモビッツはデイリー・ビースト誌に対して次のように語った。「これは最悪のことです。FBIにとってそうですよ。政治に影響を与えようとして行動しているように見えてしまいますよね。コミー長官はそんな政治的な人間じゃないですよ。彼は確か共和党員だったと記憶していますが、党派性の強い人物じゃありません」。

 

書名がなされた公開書簡は日曜日の夜に公開される予定になっている。

 

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 古村治彦です。

 

 副島隆彦先生が日本に紹介した「ヒラリーを逮捕せよ!(Lock Her Up!)」の声は再び強まっているようです。責任追及は、司法省のロレッタ・リンチ長官とFBIの幹部にまで及ぶと思われます。

 

 以下の記事では、FBIの最高幹部だった人物が、クリントン夫妻を「犯罪一家」だと断じています。クリントン財団のことを調べれば、それくらいのことは言いたくなります。そして、重要なことは、この人物は、FBIの現場レヴェルの人々の考えを代弁し、ロレッタ・リンチとFBIの幹部連中が今年の7月にヒラリーのEメール問題を刑事訴追しないと決めたことにも責任がある、と述べていることです。

 

 今回の件は、FBIの失地回復でもあり、面目躍如ということになります。そして、司法省とFBIにおいて幹部クラスの更迭や粛清、左遷といったことがこれから起きることは確実です。しかし、ヒラリーが勝利すれば、この状態は温存されるでしょう。ですが、そうなれば、アメリカ国民がアメリカの現体制に大きな不満を持ち、それがやがて革命にまでつながるかもしれません。アメリカ国民には政府が間違っていれば、それに抗する抵抗権が認められているのですから、それを敷衍すれば、統治機構が腐敗しているから、それを一掃しようということになります。

 

 アメリカの民主政治体制の腐敗とどん底からの再生がこれからのテーマとなっていくでしょう。

 

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FBI幹部:「クリントン家は“犯罪一家”だ」(Ex-FBI official: Clintons are a 'crime family'

 

ハーパー・ニーディグ筆

2016年10月30日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/303458-former-fbi-official-clintons-are-a-crime-family

 

FBI幹部は日曜日、ビル・クリントン、ヒラリー・クリントンは「犯罪一家」を構成する要素であり、ヒラリーが国務長官在任中に私的Eメールサーヴァー使用に関する捜査をFBI幹部が妨害したと主張した。

 

FBI副長官のジェイムズ・コールストロームは、ジョン・キャトシマティディスが司会を務めるラジオ番組に出演し、共和党大統領選挙候補者ドナルド・トランプを賞賛し、その後、クリントン池に対する攻撃を始めた。

 

コールストロームは、「クリントン家は、基本的に犯罪一家と言って良いと思います。組織犯罪によく似ていますね。クリントン財団は汚物だめですよ」と語った。

 

コールストロームは、1990年代後半に発生したTWA800便爆破事件の捜査を主導したことで知られている。コールストロームは、民主党大統領選挙候補者ヒラリー・クリントンは、「病的な嘘つき」だと切って捨てた。

 

コールストロームは、ロレッタ・リンチ司法長官を批判し、リンチがヒラリーの私的Eメールサーヴァー使用の捜査を妨害したと述べた。

 

コールストロームは次のように述べた。「問題は、ヒラリーのEメール問題の捜査がちゃんと進められていなかったことです。これは問題ですよ。司法省は大陪審の手続きをしなかったんです。どうしてそんなことが起きたのか、その理由は、ロレッタ・リンチがそれをさせなかったからですよ」。

 

コールストロームはヒラリーについて、「犯罪者をホワイトハウスに入れることを神はお許しにならないですよ」と述べた。

 

コールストロームは、FBI全体ではなく、ジェイムズ・コミーFBI長官とFBI幹部たちに捜査をやり直す責任があると語った。

 

コールストロームは「FBI捜査官たちは事態の進行に怒り狂っています。それが事実なんですからね」と語った。

 

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 古村治彦です。

 

 先週金曜日にFBIのジェイムズ・コミー長官が連邦議会の委員会に出した書簡が民主党とヒラリー選対を揺り動かしています。

 

 この件について、競争相手であるドナルド・トランプは、「FBIは間違いを正す勇気を持っている、それに敬意を表する」と発言しています。ヒラリーのEメール問題によって、アメリカ大統領選挙の最終盤は混沌とした状況になっています。

 

 コミーの書簡送付について、司法省のロレッタ・リンチ長官は政治的な影響を考えて、送付を控えるようにと助言したということです。そもそも、ヒラリーのEメール問題の刑事訴追に関しては、2016年7月にコミーFBI長官が、刑事訴追に足る証拠が見つからなかったとして刑事訴追しないように司法省のリンチ長官に勧告したことでいったん終息することになりました。

 

 FBIと司法省の関係ですが、FBIは捜査を行う部門で、司法省の司法長官は英語では、Attorney Generalで、これは「検事総長」とでも訳すべきものです。そもそも政権内の他の閣僚たち、たとえば国務長官や国防長官は、Secretary of StateSecretary of Defenseと、Secretaryですから、司法長官は職分や立場は違います。

 

 ヒラリーのEメール問題が刑事訴追されるかどうかの時期に、リンチ長官はアリゾナ州の空港で、「ばったりと」ビル・クリントン元大統領に会って、噺をしています。「家族の話をしていた」などと呑気なことを言っていますが、ビル・クリントンのお蔭で出世ができたロレッタ・リンチが微妙な時期に彼に会って、刑事訴追見送りということになる、これはアメリカの司法制度や統治制度がフ反していることを示しています。

 

 これについて、トランプは「アメリカ国民こそがこの腐敗したシステムの被害者なのだ」と発言しました。まさにその通り、であるとしか言えません。

 

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トランプ:ヒラリーは被害者ではない(Trump: Clinton is not the victim

 

ベン・カミサール筆

2016年10月31日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/303619-trump-clinton-is-not-the-victim

 

共和党大統領選挙候補者ドナルド・トランプは月曜日、ミシガン州の選挙集会において、「ヒラリー・クリントンに“法的なトラブルが頻発している”のは、誰のせいでもない、自分のせいなのだ」と語った。

 

アンソニー・ウェイナー元連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)のコンピューターから押収された新たなEメールを調査するというFBIの決定を受けて、トランプは大統領選挙のライヴァルであるヒラリーを攻撃した。

 

トランプは、「ヒラリーは自分の周囲で法的なトラブルが頻発していることについて、自分以外の全ての人を非難したいと思っているだろうが、こうしたトラブルは彼女自身がもたらしたものだ」と語った。

 

トランプはミシガン州グランド・ラピッズでの選挙集会で続けて次のように語った。「ヒラリーは自分の犯罪行為を隠すために私的なEメールサーヴァーを利用したのだ。ヒラリーは国務省で、堕落した地位を利用して私腹を肥やすあっせん利得、賄賂の受け取りをやってのけた人間なのだ」。

 

トランプは次のように語った。「ヒラリーは犠牲者ではありません。アメリカ国民こそがこの腐敗したシステムの犠牲者なのです。11月8日こそは皆さんにとってこのシステムを変える唯一のチャンスになります」。

 

ジェイムズ・コミーFBI長官は金曜日、FBIがヒラリーEメール問題について新たなEメールを調査していると発表した。これが最終盤を向けている選挙戦に影響を与えている。ヒラリーのEメール問題(国務長官在任時に私的なEメールサーヴァーを利用した)が再び注目を浴びるようになっている。

 

今年の夏、コミーは、ヒラリーが機密情報を意図的にやり取りしていたことを示す証拠が発見できなかったと発表した。先週金曜日、コミーは、ヒラリーのEメール問題の捜査に関連することが明らかな新たなEメールが発見されたと発表した。

 

民主党側は、コミーFBI長官が選挙に介入しようとしている非難している。そして、コミーの連邦議会委員会への書簡には詳細が書かれていないと批判している。

 

共和党側はコミーを擁護している。コミーの発見は、ヒラリーが国務長官在任時に機密情報を如何に誤って取り扱っていたかを示していると主張している。

 

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