古村治彦の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:ジェブ・ブッシュ

ダニエル・シュルマン
講談社
2015-10-28



アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12



 

 古村治彦です。

 

 ジョージ・W・ブッシュ前大統領時代の副大統領で、実質的には「大統領」であった、ネオコンの重鎮、ディック・チェイニーが「イラク侵攻は正しかった」と発言しました。「イラク侵攻の目的はサダム・フセインの排除であって、それが達成されたので世界はより平和になった」と述べました。

 

 アメリカは国連がイラクを査察しても大量破壊兵器が出こなかったにもかかわらず、「いーや、隠している」「製造する気だ」と難癖をつけて強引にイラク侵攻を行いました。そもそもの目的は大量破壊兵器を見つけるためにイラクまで攻め入ったのですが、全く見つかりませんでした。

 

 そして、イラクは混乱に陥り、アメリカ軍が撤退した後、イスラム国が台頭し、中東の騒乱は終わっていません。これで「世界はより良い場所になった」とチェイニーは言っています。彼らの考える「素晴らしい世界」は、現実としては血なまぐさい世界なのです。

 

 そして、安倍晋三首相はこうしたネオコンの考える「素晴らしい世界」の実現に貢献するために、安保法制を通そうとしています。こうして日本を「美しい国」にしようとしています、血塗られた世界の実現に貢献する国として。

 

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チェイニー:「イラクについて私は正しかった」(Cheney: 'I was right about Iraq'

 

ジェシー・ブライネス筆

2015年9月2日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/252612-cheney-i-was-right-about-iraq

 

ディック・チェイニー前米副大統領は、ジョージ・W・ブッシュ前大統領時代に行われたイラク侵攻を支持したことは正しかったと述べた。

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ディック・チェイニー

 

フォックス・テレビのコメンテーターで、本誌のコラムニストであるジュアン・ウィリアムズは水曜日、フォックス・ニュースの「ザ・ファイヴ」に出演した時、チェイニーに「人々は、ディック・チェイニーはイラクに関して間違いを犯したと言っている。それなのに人々はイランに関してあなたに話を聞こうとする。その理由は何だと思いますか?」と質問した。

 

チェイニーは「それはイラクに関して私が正しかったからですよ」と答えた。

 

 彼は続けて次のように語った。「私たちの目的はサダム・フセインを排除することでした。そして私たちはそれに成功しました。彼がいなくなったことで、世界はより良い場所になったんですよ」

 

 チェイニーはまた、アメリカがイラクに侵攻したことで、リビアの指導者であったムアンマール・カダフィは2003年に武器開発プログラムを放棄し、遠心分離器を廃棄し、ウランの貯蔵を止め、核兵器開発を止めたことを指摘した。また、アメリカはパキスタンの核開発プログラムの主要人物であったアブドル・カディール・カーンを逮捕したことも指摘した。

 

 チェイニーは「ですから、私たちはイラクに侵攻した時、多くのことを成し遂げたのです。多くの人々はこうしたことを話したがりませんが、私たちは正しいことをやったんです。私は絶対に正しいことをやったと確信しています」と述べた。

 

 チェイニーと娘のリズ・チェイニーは国家安全保障に関して書いた新刊の宣伝をしており、オバマ大統領が進めたイランとの核開発を巡る合意を批判している。

 

 イラク戦争は、2016年の米大統領選挙に出馬しているジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事にとって大きな問題になっている。

 

 ジェブ・ブッシュは最初、兄であるジョージ・W・ブッシュ前大統領を支持しようとしながらも、彼は自分独自の外交政策を推進すると主張した。

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左から:ジョージ・W・ブッシュ前大統領、
ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領、
ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事 

 

 今年の5月、ジェブ・ブッシュは「現在分かっていることが当時も分かっていたなら、私だったらイラクに関与しなかっただろうし、イラクに侵攻することもしなかっただろう」と発言したが、同時にフセインを排除したことで、世界はより安全になったとも述べた。

 

 今週初め、チェイニーはイラク侵攻に関して「謝罪しない」と述べた。そして、水曜日の夜、過去を振り返ってもイラク侵攻は正しい決断であったと再び述べた。

 

(終わり)







 

ダニエル・シュルマン
講談社
2015-07-29



アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12



 古村治彦です。

 

 今回はジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事の米大統領選挙共和党予備選挙への出馬表明を受けて書かれた記事を2本ご紹介します。ジェブ・ブッシュが今のところ共和党では最有力候補と言われていますが、やはり兄ジョージ・W・ブッシュ前大統領の外交政策の失敗が重荷になっているようです。また、人口が増えるにつれてアメリカ政治において力を増しつつあるヒスパニック系の有権者に向けアピールもしているようです。

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ジェブ・ブッシュと彼の家族とも言うべき外交政策ティームが正式に2016年の米大統領選挙に参加する(Jeb Bush and His Family’s Foreign Policy Officially Enter the 2016 Presidential Race

 

デイヴィッド・フランシス筆

2015年6月15日

『フォーリン・ポリシー』誌

https://foreignpolicy.com/2015/06/15/jeb-bush-and-his-familys-foreign-policy-officially-enter-the-2016-presidential-race/?utm_content=bufferecb29&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer

 

 2015年6月15日にフロリダ州元知事ジェブ・ブッシュは正式に2016年の米大統領選挙共和党予備選への出馬を表明した。その少し前、彼は自分の選挙キャンペーンのロゴを発表した。それは以下の通りだ。

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 テキサス州知事リック・ペリー、マルコ・ルビオ連邦上院議員(フロリダ州選出、共和党)、テッド・クルーズ連邦上院議員(テキサス州選出、共和党)もそのようにしているが、ジェブのロゴは最低限のテーマを表現している。このロゴでは、選挙戦で彼に付きまとうであろう言葉「ブッシュ」が除外されている。

 

 ジェブ・ブッシュは共和党予備選挙で最も支持を集めている候補者であり、先頭を走っている。彼は以前にも似たようなロゴをいくつか使ったことがある。これらが示しているのは、ジェブにとって外交政策は鬼門になるということだ。父ジョージ・H・Wと兄ジョージ・Wの影は長く、深くジェブに付きまとい、ジェブは彼らと変わらないとする敵たちからの攻撃の材料となっている。

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左からジョージ・H、ジョージ・H・W、ジェブ
 
 

 マイアミ・デード短期大学で行われた出馬発表の場に父も兄も姿を見せなかった。しかし、彼は2人について次のように語った。「私は生まれた日に最初の大統領に会い、病院から家に連れ帰られた時に2番目の大統領に会ったのです」。

 

 ジェブは外交政策の概略だけを述べた。アメリカ軍の質の低下に警告を発し、イスラエルを支援することを約束し、オバマ大統領のキューバとの和解を批判した。

 

ジェブは「彼らの電話だけで事を済ます外交政策によって、オバマ・クリントン・ケリーティームは危機を封じ込めることに失敗し、暴力を辞めさせることもできず、敵を発見できず、友人たちを守ることもできず、同盟を解体寸前に追い込みました」と述べた。

 

 ジェブが出馬表明の演説の中で触れなかったいくつかの句帝の外交政策に関わる問題は、選挙戦において毎日取り上げられている。共和党の予備選挙には17名も立候補を表明している。彼らはバラク・オバマ政権と民主党の最有力候補のヒラリー・クリントン前国務長官に対して、大きく分けて2つの点から攻撃を加えている。1つ目のポイントは、オバマ大統領はシリアとイラクの多くの領域にまでイスラム国が拡大することに対して無策であったということだ。2つ目のポイントは、東ウクライナに干渉を続けるロシアのウラジミール・プーティン大統領に対しての姿勢が厳しさを欠くというものだ。

 

 共和党の立候補者たちは全員、1つ目のポイントの取り上げ方に苦慮している。イスラム国対等のそもそもの原因を辿れば、2003年のイラク戦争にまで行きつく。イラク戦争は諜報機関からの間違った情報によって引き起こされたものだが、候補者たちの多くは、ジョージ・W・ブッシュ前大統領の行動が誤りであったと認めようとはしていない。ジェブはイラク戦争について責任がある前大統領と血縁関係があるために、ジェブはこれに関する、民主党並びに共和党の同僚たちからの攻撃に対してどうしても弱くなってしまう。

.

 ジェブがどうしても攻撃されてしまうのは、月曜日の正式な出馬表明の前に、彼がイラクに関して曖昧な言葉遣いを弄していたことに起因する。5月のある週、イラク戦争に関して彼は4度も立場を変えた。そして最終的には、「現在知られていることをその当時に知っていたとして、その時に私が大統領であったなら、私はイラクへの侵攻を命令しなかっただろう」と述べた。

 

 ジェブはイラクについて曖昧な態度に終始したが、同じことはロシアについても言える。彼の家族(父と兄)は大統領として、ロシアとかかわりを持ってきた。ジェブは彼独自の色を出そうとした。彼は最近行われたヨーロッパ訪問において、ロシアに対してより厳しい姿勢で臨むと述べた。しかし、ブッシュ家はこの冷静時代にはアメリカのライヴァルであったロシアと関わってきた歴史を持っている。

 

 ジョージ・H・W・ブッシュが大統領職にある時、ベルリンの壁崩壊を祝った。一方、ロシアはボリス・エリツィンの下、経済と政治は混乱の極に達した。この指導力の欠如した状態が続いたことが、プーティンの台頭と権力掌握にまでつながった。

 

 ジェブの兄もまたロシアに対する対処において複雑な歴史を持っている。第43代米大統領であったジョージ・W・ブッシュはかつてプーティンを「信頼できる男」と呼んだ。彼はロシアの独裁者の目をしっかりと見て、「彼の魂が感じていることを理解できる」と言っていた。しかし、ジョージ・Wは、2008年に発生したアメリカに同盟国ジョージアに対する侵攻を予想することが出来なかった。

 

ジェブは選挙運動のために1億ドルを集めている。そして、兄ジョージ・Wの移民政策とは距離を取っている。ジョージ・Wはアメリカとメキシコの国境にフェンスを増設し、南米からの不法移民の入国を阻止しようとした。この政策はアメリカのヒスパニック系市民たちの間で批判が巻き起こった。ジョージ・Wは、移民制度改革を実施できなかった。移民制度改革で市民権の付与をしたかったが連邦議会が反対した。

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 コルンバ夫人とジェブ

 

 ジェブがヒスパニック共同体から支持を得ようとしているのは明らかで、その意図は月曜日によく窺われた。彼は演説を始める前にスペイン語と英語の歌を流した。.彼の妻コルンバはメキシコ生まれで、夫妻はスペイン語を話し、ジェブは出馬発表の際にもところどころでスペイン語を使った。ジェブは移民法改正も約束したが、その詳細は明らかにしなかった。

 

ジェブは次のように語った。「どの言語で話そうとも、私のメッセージは楽天的なものとなります。それは、私たちがこれからの数十年間のアメリカを世界で最も偉大な国にすることが出来ると私は確信しているからです」。

 

(終わり)

 

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共和党は今回の米大統領選挙において外交政策の面で勝利を得ることはない(The GOP Is Not Going to Win This Election on Foreign Policy

―アメリカの有権者たちの間で共和党のタカ派的姿勢が信任を得られない理由

 

コーリ・シェイク筆

2015年6月15日

『フォーリン・ポリシー』誌

http://foreignpolicy.com/2015/06/15/gop-republican-foreign-policy-hawkishness-will-not-win-presidential-election/?utm_content=bufferf68e0&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer

 

 ジェブ・ブッシュが本日、ついに大統領選挙の共和党予備選への出馬を表明した。バラク・オバマ大統領の抑制的な関与とは対照的な積極的で攻撃的な外交政策を行うことでアメリカの有権者たちの支持を得ようとしている。実際、共和党は、アメリカが世界に対して積極的に関与することで、アメリカ国民はイラクとアフガニスタンでの戦争の影から回復することが出来ると強く主張している。共和党は積極的な外交政策の主張を再開することで、保守派の有権者たちの支持を得ようとしている。そして、来年の米大統領選挙の争点として外交問題を取り上げようとしている。共和党の予備選挙に立候補している候補者たちは選挙戦が進むにつれて、お互いを弱腰だと批判し合うようになっている。ランド・ポールを除いた全ての共和党の候補者たちはイランとの核開発を巡る合意に反対し、ロシアの侵攻についてより強硬に対処することを主張し、イランへの支援を増やし、イスラム国を殲滅することを訴えている。そして、ランド・ポールすらもアイソレーショニスト(孤立主義)的な姿勢をあまり前面に押し出さないようにしている。しかし、2016年の選挙に勝利するためということで、共和党側は外交政策での自党の強みを強調し過ぎている。そのように考えるのにはいくつかの理由が存在する。

 

 第一に、共和党側が外交政策を取り上げることが大統領選挙に勝利する道だと考えるのにはいくつかの根拠がある。ある世論調査の結果では、アメリカ国民の55%がバラク・オバマ大統領の外交姿勢は軟弱だと考えているということだ。共和党支持者に限定するとこの数字は9割近くにまで跳ね上がる。シリアにおける化学兵器の使用に対して最後の一線を越えるかどうかのオバマ大統領の苦慮は人々の支持を得ていない。民主国家において長く先が見えない戦争に対する人々の支持を維持することには、たとえ戦争がうまくいっていて、成果が上がっていても困難が伴う。アメリカでは、約半数の人々がイラクからアメリカ軍を全面撤退させたのは間違いであったと考え、3分の2の人々がイラク軍を訓練し、助言を与えるためにアメリカ軍の増派を支持している。

 

 アメリカ人たちは緊急的な脅威から目を背けてはいない。67%がイスラム国をアメリカにとって主要な脅威と見ている。アメリカ人たちはロシアの体質が変化しつつあることにも目を向けている。ウラジミール・プーティンの意図について懸念を持っている人の割合は2011年以降6倍に増加している。アメリカ国民は他国を助けたいと考えている。ロシアのウクライナ侵攻以降、60%のアメリカ人たちがウクライナをNATOに参加させるべきだと考えている。そして同じくらいの割合の人々はNATO加盟諸国を守るためにアメリカは軍事力を使うべきだと考えている。これは他のNATO加盟諸国に比べて高い割合である。

 

 しかしながら、オバマ大統領の抑制的な政策に対する人々の不満が、2016年の米大統領選挙において共和党に有利に働くと考えるのには疑義がある。

 

 第一に、オバマ大統領の外交政策に対する不満のレヴェルはそれほど上昇していない。7カ月前、不満を持っていたのは54%であった。共和党側にとってこれは大きな数字であると言える。しかし、共和党側にとって残念なのはこの数字が増えていないことである。アメリカ国民は外国に対して関与し過ぎることに対して今でも懸念を持っている。アメリカが世界の諸問題解決のために行っている努力は足りないと考えているのは31%である。この数字は昨年秋の51%から大きく低下している。そしてこの程度の数字で安定している。少なくともアメリカ国民の3分の1はより積極的な外国への関与を支持してはいないのだ。

 

 アメリカ国民は確かにオバマ大統領の政策に不満を持っているが、この不満がアメリカ人が懸念を持っている世界各地の諸問題を積極的な外交政策で解決できるという考えに変わる可能性はない。

 

 第二に、共和党の大統領選挙立候補者たちが訴える政策の中には人々のしっかりとした支持を得られるものもある。アメリカ国民の多くはイランとの核開発を巡る合意を承認している。しかし、共和党の候補者たちは全員、イラクとの合意を無効とすると主張している。63%のアメリカ人はキューバとの関係強化を支持しているが、共和党の候補者たちは人々とは違う姿勢を取っている。

 

 第三に、イラク戦争に対してアメリカ人は否定的な姿勢を保っているが、共和党はそれに責任を持っている。アメリカ人の59%がイラク戦争は間違いであったと考えている。55%はイラクに米軍の地上部隊を派遣することに反対している。アメリカ国民の半数は、アメリカが中東に過度に関わることに懸念を持っている。これが意味しているところは、保守派の主張する解決策の現実性について今でも懸念が残っているということである。保守派は実行可能な戦略を持っていることを示す必要がある。それをアメリカ人が国益に適うかどうか判断する。

 

 もっと重要なことは、共和党の候補者たちは攻撃を集中させている国家安全保障問題について自分自身の詳しい戦略の概略すらも明らかにしていないことである。候補者たちの多くは、軍隊を使って達成する政治目的、いかなる戦略も成功には非軍事的な要素が必要であること、この問題が国家全体の抱える問題のどこに位置付けられるべきかについて説明することなしに、イラクに対する米軍派遣部隊の規模を議論している。共和党はオバマ大統領が戦略を持っていないことを批判しているがこれは正しい。しかし、人々は共和党には戦略を持っていてほしいと期待しているのである。オバマ大統領の執政を批判することは共和党の候補者たちの演説の常套手段になっているが、アメリカのリーダーシップについてレーガン大統領時代を目指すといった陳腐な表現では人々を惹きつけることはできない。

 

 共和党の候補者たちの多くが現在取っている立場は大統領選挙に当選した後はそれを維持することはできないであろう。イランに対する経済制裁に関して言うと、制裁の中心となるべきヨーロッパ諸国はイランとの核開発を巡る合意を求めているのに、どのようにしてアメリカが経済制裁を維持できるというのだろうか?イスラム国の台頭を可能にしたイラク統治の失敗を明らかにすることなしに、どのようにしてイスラム国を殲滅できるというのか?国防予算の増額と財政赤字の解消をどのように両立するのか?イラク戦争に失敗した後の今日、共和党はただの鋭い批判者ではなく、意識を持った設計者にならねばならないのである。

 

 最後に、アメリカの有権者たちが外交政策を基にして実際に投票するかどうか分からない。伝統的には、外交政策は政治に関心を持つ入り口となる傾向にある。大統領選挙の候補者たちは、信頼に足る、能力の高い最高司令官として人々の信頼を勝ち取る必要がある。この基準を満足させるために、人々は民主政治に関する諸問題に基づいて投票を行う傾向にある。共和党は外交政策よりも経済政策をアピールすることで有権者を惹きつける可能性は高い。2016年になってもそうであろう。現状では、共和党の候補者たちは外交政策に言及し過ぎのように思われるし、2016年の米大統領選挙において積極的な外交政策がアピールポイントになるかを理解しているようである。

 

(終わり)





野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23





 
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ダニエル・シュルマン
講談社
2015-07-29



アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12



 

 古村治彦です。

 

 2016年の米大統領選挙に向けてアメリカがいよいよ盛り上がってきました。本命視されている民主党のヒラリー・クリントンに続いて、共和党のジェブ・ブッシュが出馬表明しました。今回は、まだ出馬表明していない大物たちについての記事をご紹介します。この人たちが出馬するかどうかを発表した時点で正式に選挙戦が過熱していくことでしょう。

 

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2016年米大統領選挙への出馬が噂されている大物の名前(Big names to enter ’16 fight

 

ジョナサン・イースリー筆

2015年6月20日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/245575-big-names-to-enter-16-fight

 

 2016年の米大統領選挙の民主、共和両党の予備選挙には多くの人々が立候補を表明している。しかし、まだ立候補を表明していない人々がいる。

 

 民主党の予備選挙でヒラリー・クリントン(Hillary Clinton、)に挑戦し、民主党の大統領選挙候補者になろうとする人々はまだ複数存在する。一方、共和党では現在12名が立候補を表明しているが、この数は16にまで増えるだろうと予想されている。

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ヒラリー・クリントン

 まだ立候補を表明していない人々の中には大物も含まれている。

 

 ここでこれから立候補を表明する可能性がある大物たちについて見ていこう。

 

●共和党

 

・スコット・ウォーカー(Scott Walker、1967年―)

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スコット・ウォーカー

 

 ウィスコンシン州知事は共和党予備選に立候補すると考えられている。

 

 ウォーカーは今年初めアイオワ州で演説を行った。この演説が評判呼び、ウォーカーは有力な立候補者と見られるようになった。彼の支持率は一定の基準を保っている。

 

 ウォーカーはジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事と支持率の面で拮抗している。ウェブサイト「リアル・クリア・ポリティックス」の世論調査の平均では、全国的に見てウォーカーはブッシュを上回っている。

 

 各種世論調査の結果を見ると、アイオワ州では、彼の次に位置する人物に平均して8.5%もの大差をつけている。多くの人々は、ウォーカーがアイオワ州で強さを見ているのは、共和党内部のエリート層と庶民層両方にアピールすることに成功しているのだと指摘している。

 

 ウォーカーは、ウィスコンシン州議会が予算を決定した後に、米大統領選挙へ出馬するかどうかの決断を公表すると述べている。

 

 発表は6月末に行われると予想されている。そして、ウォーカーは立候補を表明し、選挙戦を7月中旬に開始するものと見られている。

 

・クリス・クリスティ(Chris Christie、1962年―)

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クリス・クリスティ

 

 ニュージャージー州知事クリスティは2015年にスキャンダルに見舞われ、痛手を負った。このスキャンダルは同州内のジョージ・ワシントン橋の道路を封鎖したことで、これはクリスティの再選に支持を表明しなかった市長に対する復讐であった。

 

 「パブリック・ポリシー・ポーリング」が今週発表した報告書によると、クリスティは、共和党の主要な立候補者、立候補予想者の中で最も低い支持率を記録したということである。

 

 多くの世論調査の結果を見ても、クリスティはドナルド・トランプの次に共和党員、共和党支持者たちの間で支持率が低くなっている。

 

 クリスティはニューハンプシャー州で遊説を行い、タウンホールでの演説会を行うことで、支持を回復させようとしている。クリスティはニューハンプシャー州で勝利を得ることが予想されている。

 

 共和党員、共和党支持者たちは、クリスティの政治的技術を過小評価すべきではないとしつつも、彼の人気や支持率が急落していることは明確に認めねばならないと言っている。

 

 クリスティの選挙ティームは既に結成済みであり、彼は大統領選挙へ出馬する可能性が高い。

 

. クリスティは、今月初めにウェブサイト「NJドットコム」に対して次のように語った。「現在のところ、私は8番目中の8番目、9番目以降の人々の間ではトップに立っている。しかし大統領選挙全体で見たらどうだろうか。私は何とか1位を占めることが出来ると考えている」。

 

・ジョン・カシック(John Kasich、1952年―)

 
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ジョン・カシック
 

 オハイオ州知事カシックは共和党予備選挙のダークホースと見られている。

 

 2015年4月、政治資金集めのために政治行動委員会を作り、予備選挙のための遊説が増えていく中で、その資金に充てている。

 

 カシックは政治資金を寄付してくれる人々に対して、自分の決断を見守ってくれるように求めている。一方、選挙戦に向けた選挙ティームを結成しつつある。

 

 表面上は、穏健な、エリート好みの候補者がこれ以上出馬する余地は存在しないように思われる。カシックは移民政策や全米統一の学力基準(Common Core)について、共和党の熱心な支持者たちの考えとは違うものを持っているのである。

 

 もし共和党の候補者たちで今日討論会(共和党の第1回目の討論会で参加が許されるのは10人だけ)が開かれたら、彼は参加資格すら持っていないことになる。リアル・クリア・ポリティックスの平均では、彼は現在13番手に位置している。支持率は1.8%しかない。

 

 最近のある世論調査の結果では、オハイオ州でカシックはヒラリーをリードしている。オハイオ州は激戦州であり、2016年米大統領選挙本選挙の結果にとって重要な州である。

 

 カシックはエリート層向けに受けが良い候補者がいない状況で、ジェブ・ブッシュは共和党の指名を一気に受けることが出来ないことを指摘し、自分ならそれができると訴えている。

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ジェブ・ブッシュとコルンバ夫人
 
 

 先月、ワシントンでカシックは記者団に対して、「私が最も経験豊富だ、以上」と述べた。

 

 『ワシントン・ポスト』紙の記事によると、カシックは7月か8月に予備選挙への出馬を発表する予定だということだ。

 

・ボビー・ジンダル(Bobby Jindal、1971年―)

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ボビー・ジンダル

 ルイジアナ州知事ジンダルは来週水曜日に大きな発表をする予定である。彼は大統領選挙への出馬を表明するだろう。

 

 ジンダルは大統領選挙で大穴扱いで、ほとんどの世論調査で何とか名前を載せてもらっている状況だ。

 

ジンダルは自身を保守主義の先導者と規定し、社会問題における保守派が重視する宗教の自由のような諸問題について、オバマ政権に対する主要な批判者だとしている。

 

 ジンダルのメッセージはアイオワ州の有権者たちに受けるだろう。アイオワ州では、共和党の候補者の中で同じ社会的保守派である連邦上院議員テッド・クルーズ(テキサス州選出)とベン・カーソン、連邦上院議員リック・サントラム(ペンシルヴァニア州選出)と争うことになる。

 

しかし、ジンダルは共和党内の討論会を通じて人々の支持を集めると思われる。リアル・クリア・ポリティックスの平均によると、ジンダルは現在のところ、全国的に見て15番手の位置にあり、支持率は1%ほどしかない。

 

●民主党

 

・ジム・ウェッブ(Jim Webb、1946年―)

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ジム・ウェッブ
 

 ヴァージニア州選出連邦上院議員であったジム・ウェブは、昨年11月に2016年の米大統領選挙への出馬を検討すると述べて、いち早くレースに参加を表明した。

 

 それ以降、彼は沈黙を守っており、多くの人々は彼が民主党予備選に出馬することを真剣に考えているのかどうか疑問を持っている。

 

 ウェブはヴェトナム戦争に従軍した経験を持ち、所得格差に特化した大変に進歩的な主張を行っている。

 

 しかし、ウェッブの支持率は大変に低い。ヒラリーを追いかける候補者たちの2番手くらいに付けている。リアル・クリア・ポリティックスの平均によると、全国的に見て、平均で1.6%の支持率しかない。彼はロードアイランド州知事だったリンカーン・チャフィーだけを上回っている状況である。

 

 ウェブサイト「バズフィード」によると、今週初め、ウェッブは大統領選挙出馬を「2週間以内に」発表すると述べたということである。

 

・ジョー・バイデン副大統領(Joe Biden、1942年―)

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ジョー・バイデン

 

 『USニュース・アンド・ワールド・レポート』紙が今週掲載した記事によると、ジョー・バイデン副大統領は8月1日までに大統領選挙出馬を表明するということだ。

 

 バイデン副大統領はデラウェア州司法長官を務めた息子ボー・バイデンの死去に伴い、喪に服している。ボー・バイデンは先月、脳腫瘍によって亡くなった。

 

 USニュース・アンド・ワールド・レポート紙の記事によると、バイデン副大統領は大統領選挙への出馬を断念していないということだ。

 

 バイデンはヒラリーにとって手ごわい候補者となる。バイデンはヴァーモント州選出連邦議員バーニー・サンダースと支持率の面で拮抗しており、リアル・クリア・ポリティックスの四トン調査の平均では全国的には民主党内で第2位につけている。

 

 現在でも、ヒラリー・クリントンの支持率は大変高い状況であり、リアル・クリア・ポリティクスの世論調査の平均によると、その数字は47%に達している。

 

(終わり)





野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23



 
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アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12




野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23



ジョージ作・ジェブの外交政策(Jeb’s Foreign Policy, by George

 

―ジェブは41代と43代の大統領に仕えた専門家たちを混合させることで、共和党の強固な支持基盤を形成している人々を宥めようとしている

 

マイケル・ハーシュ(Michael Hirsh)筆

2015年2月18日

『ポリティコ』誌

http://www.politico.com/magazine/story/2015/02/jeb-bush-foreign-policy-115295.html#.VO0tJPmsW3c

 

ジェブ・ブッシュは「自分らしく」やるだろう。彼は大統領選挙の有力候補者として初めての外交政策に関する演説を水曜日に行った。しかし、共和党内のインサイダー情報によると、元フロリダ州知事であるジェブは彼の外交政策ティームをブッシュ家と関わり深い人々から選び出したということである。タカ派の兄ジョージ・Wの下で働いた専門家たちに加えて、穏健派の父ジョージ・HWの下で働いた人たちを混ぜた名簿を発表した。その目的は、ジェブを信用していない、現在でもまだタカ派的な共和党の支持者たちに合わせるためである。

 

 ブッシュの外交政策ティームは、2人の共和党主流派の外交政策専門家が選び出されている。彼らはそれぞれジェブの父親と兄に仕えた人々である。彼らの名前は、リチャード・ハース(Richard Haass)とロバート・ゼーリック(Robert Zoellick)だ。彼らは、共和党内の大物であるジェイムズ・ベイカー(James Baker)をティームに加えた。ベイカーはジェラルド・フォード(Gerald Ford)、ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)に仕え、ジョージ・HW・ブッシュ(George H.W. Bush)政権下では国務長官として辣腕をふるった。更には、イラク戦争を主導したポール・ウォルフォビッツ(Paul Wolfowitz)と当時のディック・チェイニー(Dick Chaney)副大統領の国家安全保障問題担当補佐官であったジョン・ハンナ(John Hannah)といったネオコンの人々もティームに参加させている。

 

今回の外交政策ティームには参加していないが、ジェブから非公式に相談を受けている、共和党の外交政策のヴェテランによると、ネオコンの人々がティームに加えられたのは、ジェブについてほとんど知らない共和党の支持基盤に対して彼の信頼性を高めるためだということであった。ジェブの移民と教育に関する穏健な考えに対して、共和党の支持者たちは既に疑念を持っているというのである。

 

 「ジェブは現在、大口寄付者のネットワークと外交政策専門家のネットワーク形成を行っている」と前述の専門家は述べている。ブッシュは様々な考えを持つ有権者たちを満足させるために、幅広い専門家の登用を望んでいるというのである。

 

 前述の専門家は更に次のように述べている。「彼は熱心な支持者たちを熱狂させる演説を行った。彼の演説は過去15年間で最高のものだった。彼は基本的に長い時間を大口の献金者たちと過ごしてきたが、これから違うだろう」。

 

 ジョージ・W・ブッシュ政権下で大統領国家安全保障問題担当補佐官と国務長官を務め、人気が高かったコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)が入れば、共和党の予備選で有権者を惹きつける効果があるだろう。コリン・パウエル元国務長官の名前は名簿に入っていない。パウエルの広報担当のペギー・シフリノは、「パウエルは顧問になるように依頼されていないし、新聞で得た情報以上のことは何も知らない」と述べている。ジョージ・W・ブッシュの一期目に国務長官を務めたパウエルは裏切り者とみなされていた。そして、2008年の大統領選挙でパウエルは二度にわたりバラク・オバマへの支持を表明した。ジェブの外交顧問団に名前が入っていない人物として、ブレント・スコウクロフトもいる。彼はジョージ・HW・ブッシュ政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官を務め、ジョージ・HW(父)の親友である。

 

 パウエルの顧問を務めたリチャード・N・ハース(Richard N. Haas)は、パウエルと同じく、イラク戦争に関しては懐疑的であった。ハースは保守派の間では中間的な立場にいたが、保守派から懐疑の目を向けられてきたので、ジェブに対して非公式に助言を行っている。ハースはまた、超党派の非営利団体である外交評議会(CFR)の会長を務めているので、ジェブの外交顧問団に正式に参加することはできないとみられている。ハースの広報担当リサ・シールズは「リチャードは、民主、共和両党の政治家や政府高官や候補者たちの多くに助言を行っている」と述べている。

 

 ゼーリックは、レーガン、ジョージ・HW・ブッシュ(ベイカー国務長官の下で国務次官)、ジョージ・W・ブッシュ(国務副長官、米通商代表部代表、世界銀行総裁)にそれぞれ仕えた。ゼーリックは『ポリティコ』誌の取材にEメールで回答を寄せた。その中で彼は、「私は経済と外交政策の面でジェブを支援したいと考えている。そして、彼を手助けしたいと望んでいる人々をジェブの陣営に参加させたいとも考えている。私が重要だと考えているのは、ジェブ・ブッシュが広範な考えに接することが出来るプロセスを作ることだ。率直に言って、時代は41代、43代(そして42代)とは変わっており、多くの人々の考えを一定の枠に当てはめることは出来なくなっている」。

 

 実際、ジェブの外交政策ティームは幅広い人々によって構成されている。この名簿は水曜日にシカゴでジェブが演説を行う前に発表された。この顔ぶれを見ると、私たちは混乱してしまう。少なくとも候補者として自分の考えを明らかにするものにはなっていない。共和党の外交政策分野におけるヴェテランの1人は「彼は全ての人を満足させようとしている」と述べた。

 

 混乱に加えて、ジェブはかなり限られた時間しかシカゴでの演説に割けなかったと言われている。演説の内容は一般論に終始し、共和党お得意の強い国防力と同盟諸国との関係強化を訴えるだけで、オバマ大統領に対してもほどほどの批判しかできなかったという評価がなされている。

 

 公式的には、ジェブは父や兄のようになるかどうかについて言及することを拒絶しているが、彼は家族に対する忠誠心を使って家族間の相違を埋めようとしている。ジェブは2月に次のように語った。「私は父を愛している。私の父は現在生きている人間の中で最も偉大な人物だ。そして、私は兄を愛している。私は彼が偉大な大統領であったと思っている」。

 

 ジェブ・ブッシュは、ハーヴァード大学のミーガン・オサリヴァン(Meghan O’Sullivan)のような主流派に属する顧問に依存している。オサリヴァンは前述のハースの下でキャリアをスタートさせ、ジョージ・W・ブッシュ政権ではイラクにおける行政を担った。オサリヴァンは穏健な考えをする人で、ベイカーとスコウクロフトに代表される父ジョージ・HW・ブッシュの外交政策ティームの人脈に連なると考えられている。『ウォースストリート・ジャーナル』紙は最近、ジェブ・ブッシュがオサリヴァンを自身の外交政策顧問の首席に据えたいと考えているようだと報じた。

 

 しかし、ジェブは、現在の共和党の支持基盤となっている保守派の人々は父に対して懐疑的だということを知っている。公平であるかどうかは別にして、父ブッシュは彼が1991年に行った「チキン・キエフ」演説によって人々の記憶に残っていると言える。父ブッシュは、この演説の中で、ウクライナの人々に対して、性急にソ連から離脱することのないように、「自殺的なナショナリズム」に陥らないようにと警告を発した。また、ソ連を構成した国々全体に対しても同様の警告を行った。また、第一次湾岸戦争の後にサダム・フセインを権力の座から追い落とさなかった。ジェブは現在、オバマ大統領の優柔不断さと対外政策の弱腰を攻撃している。水曜日の演説でもそうであった。しかし、予備選の間、ジェブに対しても父親の優柔不断さと弱腰に関して批判が向けられるだろう。

 

しかしながら、奇妙なことに、共和党の予備選を勝ち抜いた場合、ジェブは父ブッシュの外交政策に近づくように舵を切らねばならなくなるだろう。父ブッシュの業績は歴史家たちの間で急速に評価を高めており、多くの世論調査の結果では彼の外交政策は多くの人々に評価されているのである。一方、兄ジョージ・W・ブッシュが2009年1月に大統領の座から退いた時、不支持率は68%であった。NBCニュースとウォールストリート・ジャーナル紙が昨年共同で行った世論調査の結果によると、66%の人々がイラク戦争を「やる価値がなかった」と考えているということであった。

 

 ジョージ・W・ブッシュ政権で高官を務めたエリック・エデルマンは次のように語っている。「私は、父ブッシュの評価が高く、兄ブッシュの評価が低いというのはジェブにとって難しい前提となるだろう。父と兄の違いを誇大に宣伝することは簡単だが、二人とも基本的には、共和党の保守的な国際主義に属している点で一緒なのだ。彼らの政策の間に相違はあっただろうか?相違点は確かに会った。しかし、対ロシア政策とジョージ・Wとプーティンとの関係について見てみれば、41代大統領であったジョージ・HWのゴルバチェフに対するアプローチとそこまでの相違はないと考える人も出てくるだろう。対中政策について言えば、大きな相違点があったとは思われない。41代大統領であったジョージ・HWもまたイラクでの戦争を実行したのだ」。

 

 ジェブは演説の中で、「自分にとって、父と兄が大統領執務室でアメリカの外交政策を形成したというのは幸運であった」と語った。

 

 しかし、保守派の論客の中には、この歴史は、ジェブが共和党の大統領選起居候補者になったら二重の負担となるだろうと考えている。

 

 保守的な内容のブログ「レッドステイト・ドットコム」を運営しているエリク・エリクソンは次のように予想している。「ジェブの外交政策と父と兄の行ったことが共和党の予備選挙で大きな争点になることはないだろう。候補者たちは、ランド・ポール以外は多少の違いはあっても、外交政策に関して大きな隔たりは存在しない。ジェブが予備選挙を勝ち抜くには国内政策の方が重要だ。選挙における彼の弱点は、彼がブッシュ家から3人目の大統領になるという点だろう」。

 

(終わり)















アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12




野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23

 

古村治彦です。

 

 今回はジェブ・ブッシュの外交政策ティームの顔ぶれについての記事をご紹介します。大事なのは、ダイアグラムです。ここに出てくる名前を見ると、ネオコンたちが相も変わらず顔を揃えていることが分かります。

 

 ジェブは自分らしさを強調しますが、その周囲はがっちりと固められているのでしょう。

 

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ジェブ・ブッシュの外交政策ティームは不自然なほどに「同じ」である:ヴェンズ図から見てみる

 

フィリップ・バンプ(Philippe Bump)筆

2015年2月18日

ワシントン・ポスト紙

http://www.washingtonpost.com/blogs/the-fix/wp/2015/02/18/jeb-bushs-foreign-policy-team-is-eerily-familiar-in-1-venn-diagram/

 

元フロリダ州知事ジェブ・ブッシュは、今度の水曜日にシカゴにおいて自身の外交政策に関する考えを発表する予定になっている。この演説の予定発表に合わせて、ジェブ・ブッシュを外交政策の面から手助けする専門家集団の名前が発表された。

 

ジェブが「自分自身」の存在を明確にしたいと思うのなら、この専門家たちの名簿はこの目的を台無しにするものだ。21名中19名が彼の父か兄の政権で働いていた者たちだ。私たちは過去3回の共和党政権で彼らそれぞれが果たした役割を明らかにした。それを如何に掲載したヴェン図(ダイアグラム)として作成した。

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ここに掲載したダイアグラムが示しているように、ジェブが絶望的なほどまでに父と兄とつながっていると指摘することはたやすい。しかし、覚えておかねばならないのは、共和党から誰が大統領になっても過去3回の共和党政権の経験をした人々から外交政策ティームの人選をしなくてはならないということだ。その誰もが何らかの形でブッシュ家という名前と関わるのだ。ミット・ロムニーの外交政策ティームに入っていた人々の多くがダイアグラムの中に入っている。彼は残念ながら大統領になることはできなかった。彼が大統領になれなかった理由は、4年前はまだイラク戦争に対する人々の不満が大きく、外交政策ティームにブッシュ(子)時代の顧問たちが入っていたことがマイなしになったためであると考えられる。

 

 ジェブはブッシュ家のワシントンにおける長い歴史のお蔭で多くの人々とかかわりを持っている。それが時に彼を複雑な心境にさせてしまうこともあるだろう。ブッシュは水曜日にシカゴとで次のように発言する予定だ。「歴代の大統領はそれぞれ、自分たちよりも前の大統領たち、彼らの生み出した諸原理、彼らの行った調整から学んでいます。私たちは知らねばなりません。歴代の大統領はいつでも変化している世界と環境を受け継いできたのです」。そして時々は、同じ顧問ティームを受け継いできたのだ。

 

(終わり)

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ジェブ・ブッシュの選挙対策ティームが外交政策顧問たちを発表(Jeb Bush’s campaign unveils foreign policy advisers

―ジェブ・ブッシュの選挙対策ティームが水曜日に21名の支援者と外交政策顧問たちの名前を発表した―

 

エド・オキーフ(Ed O’Keefe)、カレン・テューマルティー(Karen Tumulty)筆

2015年2月19日

ワシントン・ポスト紙

http://www.bostonglobe.com/news/politics/2015/02/19/jeb-bush-campaign-unveils-foreign-policy-advisers/6cDPeQgGhvrWqB1tLpN8aO/story.html
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ジェブ・ブッシュ

 

シカゴ発。ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は水曜日、外交政策の関する考えを明確にすると約束した。更に、兄と父がそれぞれ大統領を務めた時に矛盾する政策を行ったが、それぞれに関与した人々を自身の外交政策顧問団として発表した。

 

 ジェブは、第41代大統領ジョージ・HW・ブッシュと第43代大統領ジョージ・W・ブッシュとの間で大きな矛盾が存在する領域に足を踏み入れたのである。

 

 ジェブは、超党派のシカゴ外交評議会の会員たちを前にして演説を行った。その中でブッシュ家の人間として3人目のホワイトハウス入りの可能性を持つジェブは次のように述べている。「アメリカの外交政策を形作ってきた家族を持ったことは私の幸運だ」。

 

 ジェブは更に次のように述べた。「その結果として、私の考えは彼らから影響を受けていることは分かっている。しかし、私は私自身だ。私の世界に対するアプローチは、私自身の考えと経験に基づいて形作ることだろう」。

 

 彼は準備した演説原稿の中で、ジェブはイラクについて言及した。彼の父と兄はそれぞれイラクで戦争を行った。しかし、それは彼がイランについて言及していた時に、間違って「イラク」と言ってしまったのだ。

 

 しかし、ジェブは「イラクについては確かに間違いを犯した」とも語った。

 

 第二次湾岸戦争の正当性の根拠となったのは、CIAがもたらした情報を基礎にした、「イラクは大量破壊兵器を隠匿している」という前提であった。これについてジェブは、「正確ではなかった」と述べた。

 

 イランの核開発の脅威についてジェブは、「私たちが生きる現代において重要な外交政策問題だ」と断じ、オバマ政権は「その問題解決の任務を果たす」能力がないことを露呈していると述べた。

 

「オバマ大統領の抱える最大の矛盾は次のようなものだ。それは大統領になる時に世界により深く関与すると約束した人物(訳者註:オバマ大統領)が、世界におけるアメリカの影響力を下げているというものだ」とジェブは語った。

 

 ジェブ・ブッシュの選対本部が外交顧問として21名の名前を発表した。しかし、顧問団の名簿を見ても、ジェブ・ブッシュがどのような方向に進んでいくかはよく分からない。

 

 外交顧問団の名簿は、共和党の外交政策の流れを全て網羅したものとなっている。ジョージ・シュルツとジェイムズ・ベイカーが代表する比較的穏健な流れから、イラク戦争を計画立案したポール・ウォルフォビッツのようなネオコンまで網羅されている。

 

 ジョンズホプキンズ大学高等国際研究所の研究員ジェイムズ・マンはジョージ・W・ブッシュ政権の外交政策について2冊の本を出している。マンは「これは、ブッシュにとって、ある方向性を示すものと言うよりも、取り敢えず全てを集めてみた、というものだ」と語った。

 

 外交政策分野で有名なある共和党員は次のような評価を下している。「顧問団の名簿は総花的である。全ての人に良い顔をしようとしている」。彼は匿名を条件にこのように語った。それは、彼が名簿に載っている人々の多くと長い期間関係を持っているからだ。

 

 マンは、情報・諜報政策に関する問題は例外だと述べた。外交顧問団の名簿が示しているように、ジェブ・ブッシュはコースを変更しないであろう。ブッシュが発表した外交顧問団の中には、CIAの忠実な擁護者だと考えられる人たちがいる。その代表格としては、元CIA長官のマイケル・ヘイデンだ。ヘイデンは、連邦上院情報・諜報委員会が最近出したCIAの取り調べ方式に関する報告書の中で、厳しく批判された。

 

 正式な名簿から漏れている人々についても語りたい。

 

 コンドリーザ・ライス元国務長官は、名簿に載っている誰よりも個人的にブッシュ家と近い存在であるにもかかわらず、名簿に彼女の名前がない。これは、ジェブが兄ジョージ・Wのうり二つ(カーボン・コピー)と見られたくないと思っていることを示している。

 

 共和党内の幅広い考えを代表する顧問たちを採用することは、共和党の大統領候補最有力候補ブッシュにとって役立つことであろう。それは、彼以外の候補者たちが自分たちをジェブよりも右寄りの外交政策を持つと主張することを封じた点にある。

 

(終わり)

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見せかけのジェブ・ブッシュ式で復権する人々(Rehab, Jeb Bush-Style

 

共和党の大統領候補最有力のジェブ・ブッシュは、彼の兄の外交政策を主導した戦争屋と政治体制変革志向者たちに耽溺しているように見える。真面目な人物を飲酒に導くのは何だろうか?

 

マイケル・A・コーエン(Michael A. Cohen)筆

2015年2月27日

フォーリン・ポリシー誌

http://foreignpolicy.com/2015/02/27/rehab-jeb-bush-style-iraq-disaster-cheney-2016/

 

小説家F・スコット・フィッツジェラルドはかつて、「アメリカでは人生の第二幕はない」と書いた。しかし、アメリカの外交政策に関しては当てはまらない。

 

 先週、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は21名の外交政策顧問の名前を発表した。その名簿は過去の共和党の大統領たちの紳士録のようなものとなった。ロナルド・レーガン政権で国務長官を務めたジョージ・シュルツ、ブッシュ(父)政権で同じく国務長官を務めたジェイムズ・ベイカー、ブッシュ(父)政権でベイカーの下では働き、後に米通商代表部代表となったロバート・ゼーリックが顧問団に名前を連ねた。

 

 しかし、ジョージ・W・ブッシュ政権に参加した人たちがより多く参加しているのは特記すべきことだ。ジェブが発表した21名のうちの17名はジェブの兄ジョージ・W・ブッシュの下で働いた人たちだ。もう忘れた人も多くいると思われるが、ジョージ・W・ブッシュは2001年から2009年まで大統領を務めた。そして、ジョージ・W・ブッシュはこれまでの大統領の中で最も悲惨な結果をもたらした大統領だ。

 

 彼はイラクで戦争を始めたが、その結果は芳しくなかった。実際、イラク戦争は厄災そのものとなった。2008年、イラク戦争は大統領選挙の争点となり、バラク・オバマ(イラク戦争に反対)がヒラリー・クリントン(最初はイラク戦争を支持)に勝って民主党の大統領候補者になり、その年後半に行われた大統領選挙で、ジョン・マケイン(基本的に全ての戦争を支持)を打ち破った理由となった。

 

 しかし、オバマ大統領が二期目の後半を迎えた今、イラクでの間違った冒険主義とブッシュ(子)の厄災をもたらした外交政策は歴史の遺物となっている。そして、それらに責任を持つ人物たちは急速に立場を回復している(復権している)。そして、ジョージ・Wの弟ジェブは、彼の外交政策判断に自信を持っているので、彼らを自分の外交政策顧問団に招聘している。

 

 その具体例を一つ挙げよう。ポール・ウォルフォビッツは、ジョージ・W・ブッシュ政権一期目で国防副長官を務め、イラク侵攻一カ月前に連邦議会で、「戦争を実施し、彼の治安部隊と軍隊を降伏させること以上に、ポスト・フセイン時代のイラクに安定をもたらすことはできない」と発言した。このようなウォルフォビッツは、アメリカの外交政策の業界ではもう真面目に相手にされないのだろうと考える人も多いだろう。しかし、それは間違いだ。イラク戦争の計画立案者の一人と見なされるウォルフォビッツはジェブの外交顧問団に参加している。

 

 ディック・チェイニー前副大統領国家安全保障問題担当補佐官であったジョン・ハンナについても言及したい。ハンナは約2か月前にこの『フォーリン・ポリシー』誌電子版に論稿を発表した。その中で、「政治体制変革は、悪者たちに核兵器を持たせないために有効な手段であることは証明されている」と書いている。おいおい、イラクではさぞうまくいくはずだったの、実態はどうだ!ハンナ以外にもジョージ・W時代のヴェテランたちが名簿に名前を連ねている。スティーヴン・ハドリーは2001年から2009年にかけて、大統領国家安全保障問題担当次席補佐官と補佐官を務めた。ミーガン・オサリヴァンは2004年から2007年にかけて、ホワイトハウスでイラク、アフガニスタン政策に関わっていた(ご存じのように、この時期、戦争は順調に推移していた)。2004年から2005年にかけて駐イラク米大使を務め、後に国家情報局長官を務めたジョン・ネグロポンテも名簿に載っている。

 

 諜報分野で言えば、顧問団にはポーター・ゴスが入っている。彼は2004年9月から2006年5月までCIA長官を務めたが、彼をCIA長官にしたことは失敗であったと言われている。ゴスの後任としてCIA長官となったマイケル・ヘイデンもまたジェブの顧問団に入っている。ヘイデンの名前を聞いて、彼がアメリカ国家安全保障局長官時代に継続的に行われていたアメリカ国民に対する盗聴を思い出す人もいるだろう。この登頂は連邦議会や裁判所の許可を得ていなかった。ジョージ・W・ブッシュ政権下で国土安全保障省長官を務め、愛国者法の共同起草者の1人であったマイケル・チャートフも顧問団に名前を連ねている。最後に、マイケル・ムケイジーも忘れてはならない。彼はブッシュ政権最後の司法長官を務めた。著名なイスラム教専門家でもある。2013年の保守政治活動会議の席上、ムケイジーは「全世界の14億人のイスラム教徒の大部分はイスラム教の教義に忠実であり、全世界にイスラム法であるシャリーアを押し付けねばならないと考えている」と高らかに宣言した。

 

 公平を期すならば、名簿に掲載された人々全てがイラクでの悲劇に責任がある訳ではないし、ジョージ・W・ブッシュ政権に参加したことが、外交政策立案から除外されるのに十分な理由になる訳でもない。それでも、イラク戦争の遺した傷跡のために、戦争に関係した人々が外交政策の分野から除外されてきたのは重要だ。

 

 最悪の結果をもたらした戦争を主張し、促進し、実行した人々がきちんとその報いを受けるような世界であれば、ウォルフォビッツのような人物を占拠ティームの外交政策顧問団に迎え入れることなどは政治的にはマイナスになるはずだ。しかし、ジェブがウォルフォビッツのような人物たちを招聘することは自分に対する信頼性を高めることにつながると考えていることは明らかだ。

 

 これは、ジミー・カーターが1976年の大統領選挙に出馬した時に、ヴェトナム戦争の計画立案者であったロバート・マクナマラ、ディーン・ラスク、ウォルト・ロストウに外交政策顧問になってくれるように依頼したようなものだ。

 

 繰り返しになるが、このような状態は何も驚くべきことではないのだ。ブッシュ(子)政権に参加した、外交政策顧問たちは、ブッシュが大統領職を離れてからも一定の地位と立場を保ってきたのだから。2014年9月、連邦下院の共和党所属議員たちは、自分たちの議員集会にディック・チェイニーを招待し、イラク政策について講演をしてもらった。その日は、オバマ大統領がイスラム国との対峙政策について全米に向けて演説する前日であった。共和党所属の連邦下院議員たちは、明らかにチェイニー副大統領を集会に招待することについて、何の不都合も感じていなかったのは明らかだ。連邦下院議員ピーター・キング(ニューヨーク州選出、共和党)は次のように発言している。「私たちのほとんどは、私たちがイラクで行ったことは正しかったと考えている」。連邦下院議員トーマス・メイシー(ケンタッキー州選出、共和党)は、「チェイニー氏の助言は何も論争を引き起こすようなものではなかった。彼は、軍事により多くの予算を割くことが重要だと述べた」と語った。

 

 チェイニーは昨年秋にいくつかの日曜日の政治討論番組に出演し、連邦上院情報・諜報委員会が出したいわゆる「拷問に関する報告書」について言及した。この報告書では、CIAが運営する刑務所や秘密施設に収容されている収容者たちに対する野蛮な取り扱いについて詳細に書かれている。共和党がチェイニーを政治的にマイナスな人物だと見なしていないのなら、彼らはウィスコンシン州選出の連邦上院議員だったジョー・マッカーシーの遺体を掘り出し、2016年の大統領選挙の選挙運動に使えばよい。

 

 共和党は傲岸不遜にもイラクで犯した過ちについて何らの羞恥も見せていない。もちろん民主党の一部もまた共和党と同じ間違いを犯したので、恥ずかしく思わないということも言えるだろう。ヒラリー・クリントンはジェブ・ブッシュの外交顧問団の顔ぶれを「兄のお下がり」と攻撃する可能性があるが、それもまた難しい。なぜなら、彼女自身が連邦上院議員時代にイラク戦争に賛成の投票を行ったからだ。

 

 イラク戦争に関する政治的な駆け引きは置いておくにしても、アメリカの国家安全保障政策を台無しにし、数億ドルの予算と数千人の命を犠牲にする戦争の計画立案者になることに関して経歴に傷がつかないという事実が示しているのは、戦争という訳歳から人々が何も学んでいないということである。そして、これからもそれは続いていくのであろう。実際、ブッシュ(子)大統領の外交政策顧問の多くは2003年の段階でイラクにおける戦争は成功裏に終わると自信満々で予想していた。その同じ人たちがオバマ大統領の外交を主とするアプローチを非難し、イランとシリアで軍事的なアプローチを取るように主張している。ブッシュ家から3人目の大統領が出て、彼らが政権に参加した場合に、以前とは全く異なる外交政策と国家安全保障政策を行うと信じられる理由がどこにあるだろうか?

 

 外交政策において悪い決断が繰り返される傾向にある理由を知りたいと思う人も多いだろう。過去に悪い選択を行った同じ人物が二度目は正しい選択をするだろうという考えがあることを出発点にして、そこから理由を探すのが良いだろう。

 

(終わり)













 

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