古村治彦の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。よろしくお願いします。

タグ:ジュリアン・アサンジ

 古村治彦です。

 

 民主党のヒラリー・クリントンにとっての頭痛の種、いや恐怖の対象となっているのがジュリアン・アサンジではないかと私は考えています。ブログにも書きましたが、9月11日に彼女が倒れたのも、ウィキリークスによる情報の公開を心配したことが原因ではないかと考えています。

 

 ウィキリークスは、2016年7月、民主党全国大会前に民主党全国委員会の幹部たちのEメールを暴露し、幹部たちがヒラリーを勝たせようとし、ライヴァルのバーニー・サンダース連邦上院議員を貶めようとしていたことが明らかにされました。民主党大会ではブーイングと罵声が飛び交いました。ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジは2016年8月に、「更なるEメールを暴露する」とテレビ番組で発言しました。

 

 今回、ジュリアン・アサンジが滞在中のエクアドル大使館のバルコニーから何かの発表をするということになっていましたが、これが中止となりました。安全上の懸念があるということです。恐らくはアメリカ政府からの公式、非公式の圧力が、エクアドル政府にかけられたものと思われます。アサンジとしては、お世話になっているエクアドル大使館に迷惑はかけられないということもあるでしょう。

 

 重要なのは、アサンジがこの派手なイヴェントで何を語ろうとしていたかということです。更なる民主党全国委員会からハッキングしたEメールではないかという憶測も流れています。これの場合、ヒラリーが直接関与しているものではないとなり、そこまで影響力が大きいものではないと思われます。ですから、やはりヒラリー個人のEメールであると思いますが、本当のプライヴェートは内容のものは出しても意味がないでしょうから、やはり国務長官時代のものとなりますが、これはFBIと国務省は消去された分も含めて保有しています。となると、国務省が発表したEメールの黒塗りの部分が明らかになったものであるだろうと推測されます。

 

 しかし、これらはアメリカ政府にとって機密情報である訳で、ヒラリーを庇うというよりも、アメリカ政府の悪事がばれないようにするということに重点が置かれ、エクアドルに対して相当の圧力が加えられたものと思われます。

 

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ウィキリークスは安全上の懸念から火曜日の発表をキャンセル(WikiLeaks cancels Tuesday announcement amid security concerns: report

 

レベッカ・サヴランスキー筆

2016年10月2日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/298894-wikileaks-cancels-tuesday-announcement-over-security

 

ウィキリークスは、先週から計画をしていた、内容の分からない発表をキャンセルした、とNBCの記者が報じた。

 

ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジは火曜日にロンドンのエクアドル大使館のバルコニーから何か発表を行うと予定されていた。この発表は、民主党大統領選挙候補者ヒラリー・クリントンと関連するものだと考えられていた。

 

しかし、NBC記者ジェシー・ロドリゲスは、大使館の安全上の懸念から、このイヴェントはキャンセルされたと報じた。ウィキリークスはこの発表の日程が再調整されるかどうか明らかにしていない。

 

この夏、ウィキリークスは、大量のEメールを公開した。この中で、民主党全国委員会の幹部たちが大統領選挙予備選でバーニー・サンダース連邦上院議員を貶めようとしたことが明らかにされた。

 

アサンジは民主党全国委員会からの大規模なハッキングから更に多くのEメールを発表すると約束していた。

 

先月、アサンジは更なるリークをすぐに行うと語った。

 

ドナルド・トランプの支持者ロジャー・ストーンは日曜日の朝に、「ヒラリー・クリントンは、ウィキリークスの発表によって、水曜日には“終わり”だ」とツイートしていた。

 

(貼りつけ終わり)

 

(終わり)








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 古村治彦です。

 

 情報暴露サイトであるウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジが民主党とヒラリー・クリントンに対するリーク、しかもかなり重要な内容を含むリークを行うと予告しました。選挙戦まで約75日を残す段階で、ヒラリー側には厳しい宣告がなされました。

 

 今回のアサンジの宣言について、大したことはできないのではないか、ハッタリで本当は何もないのではないかという声が出ているようです。しかし、2016年7月に民主党全国委員会のスタッフのEメールを公表し、民主党内部でバーニー・サンダース連邦上院議員を予備選で勝たせないという話があったということが暴露され、民主党全国委員長のデビー・ワッサーマン=シュルツ連邦下院議員(フロリダ州選出)が委員長を辞任する騒ぎがありました。

 

 このように一度目の威力を十分に見せつけていますから、民主党側やヒラリー側にとっては十分に脅威となります。恐怖や懸念で神経が消耗するでしょうし、民主党内部や選対内部で、「あいつは裏切り者ではないか」という疑心暗鬼が広がります。

 

 それだけでもこのアサンジの宣言は大きな効果を持ちます。ウィキリークスのリークがオクトーバー・サプライズになるかどうか、注目です。

 

 

(貼りつけはじめ)

 

アサンジ:「予期しない」クリントン選挙運動関連のリークを明言(Assange: 'Unexpected' Clinton campaign leaks coming

 

レベッカ・サヴランスキー筆

2016年8月25日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/293290-assange-unexpected-clinton-campaign-leaks-coming

 

ウィキリークスが、大統領選挙投開票日の前に、民主党大統領選挙候補者ヒラリー・クリントンの選対に関する「予期できない角度」の情報をリークすることになる、とウィキリークスの創始者ジュリアン・アサンジが水曜日に述べた。

 

アサンジはフォックス・ニュースの番組に出演し、「これはとても大変なことになると思いますよ。人々とメディアがどれだけ食いつくか次第ですがね」。

 

アサンジはまた次のように語った。「ここで秘密を漏らす訳にはいきませんが、選対に関連するいくつかの組織や機関からの多様な文書であるとだけ言っておきます。それらの中には、全く予期しなかった角度の内容も含まれます。また興味深いもの、楽しいものも含まれます」。

 

2016年7月、ウィキリークスは民主党全国委員会の職員たちの約2万通にも及ぶEメールを公表した。その中には、予備選挙の候補者バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ―モント州、無所属)の選挙運動を妨害する計画に関する内容が含まれていた。

 

今月初め、ウィキリークスの創始者アサンジは、ウィキリークスは共和党大統領選挙候補者ドナルド・トランプに関する内部情報の入手に関心を持っていると語った。

 

アサンジは水曜日のNPRのラジオ番組「モーニング・エディション」で流されたインタヴューの中で、「トランプ選対の情報を持っている人がいましたら、その情報が本物で、それを見たという類ではなくて本物の内部文書を持っている人がいましたら、私たちはその情報を受け取って、公表したいと思います」と語った。

 

アサンジは番組の中で、今回の大統領選挙には、「大変に悪口を言われる2人の候補者が出ている」と述べた。

 

アサンジは更に次のように述べた。「その結果として、選対の内外の様々な人たちがウィキリークスとマスコミに情報提供をしたいという気持ちを持つようになっているのです」。

 

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アサンジがヒラリー・クリントンと民主党についてさらにリークをすると約束(Assange promises to leak more on Clinton, Dems

 

クリスティアーノ・リマ筆

2016年8月24日

『ポリティコ』誌

http://www.politico.com/story/2016/08/julian-assange-clinton-leak-227389

 

ウィキリークスの編集責任者ジュリアン・アサンジは水曜日の夜、ヒラリー・クリントン、民主党全国委員会、ヒラリー選対に関連する「数千ページ」にもなる文書をリークすると約束した。

 

フォックス・ニュースのミーガン・ケリーに対して、神秘性をたたえたアサンジは、これから行われるリークは、今年の大統領選挙に「大変重要な」影響を与えることになると請け合った。

 

以下がその時の内容だ。

 

ロンドンにあるエクアドル大使館に亡命中であるウィキリークス創設者のアサンジは次のように語った。「私たちは多くの材料を、数千ページにもなる具体的な材料を持っています。選対に関連するいくつかの組織や機構からの様々な文書があります。いくつかは全く予期でない角度の内容で、いくつかは興味深く、また楽しいものもあります」。

 

今年の7月に民主党全国委員会のスタッフのEメールがリークされた。そして、今回、民主党全国委員会と民主党議会選挙対策委員会に関する2回目のリークが予告され、民主党関係者たちは、2回目のリークによってまた大きなダメージを受けるかもしれないという恐怖を感じている。彼らはオクトーバー・サプライズが起きてヒラリー選対にダメージを与えることを憂慮している。

 

アサンジはリークの日時について明らかにすることを拒否したが、リークする文書によって、ヒラリー・クリントンはダメージを受けることは間違いないと述べた。

 

アサンジは「これはとても大変なことになると思いますよ。人々とメディアがどれだけ食いつくか次第ですがね」と語った。

 

(貼りつけ終わり)

 

(終わり)





 

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 古村治彦です。

 

 アメリカ大統領選挙は、民主党のヒラリー・クリントンが共和党のドナルド・トランプをリードしています。現在のところ、ヒラリーが選挙人では360名(選挙人全体538名の3分の2)近くを獲得するという予測になっています。

 

 それではヒラリーが盤石かというと、そんなことはありません。ヒラリーにはベンガジ事件とEメール問題という2つの問題に加えて、クリントン家(ビル、ヒラリー、娘のチェルシー)が運営するクリントン財団と国務省との間の不適切な関係についての疑惑も出てきました。

 

 こうした疑惑に対して、連邦政府の捜査機関である連邦捜査局(FBI)と起訴を行う機関である司法省に対する共和党からの批判と圧力が強まっています。

 

 ヒラリー・クリントンは2014年12月に自分が使っていたEメールサーヴァーに残っていた30000通のEメールを国務省に提出しました。これらのEメールは機密扱いのものを除いて公開されています。

 

 現在は、FBIが捜査の過程で復元した、消去されたEメール30000通が焦点になっています。これらもまた国務省に提供されています。この復元された30000通のEメールに関しては、情報公開法に基づいて裁判が起こされており、そのために少しずつ公開されていくようですが、今は、国務省が1通1通調査し、分析しているということになっています。

 

これらのEメールの調査によって、ヒラリーが宣誓した後に議会証言で述べたことと齟齬があれば、それは偽証(perjury)となります。アメリカでは宣誓後の発言に事実と異なる内容があれば、嘘をついた、偽証をしたということになって、誰でも逮捕されます。

 

 連邦議会共和党はこの偽証罪による逮捕、もしくはそれをちらつかせてのゆさぶりを狙っているようです。

 

 ヒラリーにとっては投開票日まで息を抜くことの出来ない日々が続きます。

 

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アサンジ:司法省がクリントンのために「新しい基準を設定した」と発言(Assange: DOJ set ‘new standard’ for Clinton

 

マーク・ヘンシュ筆

2016年8月15日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/291526-assange-doj-set-new-standard-for-clinton

 

ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジは、司法省がヒラリー・クリントンに対する疑惑捜査について新しい基準を設けたと発言した。

 

月曜日のCNNの番組「ザ・リード」に出演したアサンジは次のように発言した。「私たちのワシントンにいる弁護士たちが明日、ロレッタ・リンチ司法長官宛てに手紙を送付します。その内容は、リンチ長官に対して、ウィキリークスに対して国家安全保障の面と刑事犯罪の面から6年にわたって捜査を行われ、いまだに打ち切られていない、その理由を質すものです。この捜査が継続されている理由、私が政治的な亡命を続けていることです」。

 

アサンジは続けて、「司法省はヒラリー・クリントンの件を打ち切るために新しい基準を設定したように見えます。ヒラリー・クリントンに対する捜査は1年で打ち切りとなりました」と語った。

 

「ヒラリー・クリントンに対する捜査は打ち切られ、ウィキリークスに対する捜査は続行中。ウィキリークスに対する“法執行手続きが未決定”なのはどうしてでしょうか?これは大きな問題です」。

 

アサンジは、司法省によるウィキリークスに対する捜査と民主党大統領選挙候補者ヒラリー・クリントンに対する捜査を比較してみせた。

アサンジは司法省のヒラリーに対する調査について「(FBI長官の)ジェイムズ・コミーはヒラリーたちが国家安全保障を損なう意図があったと証明することが出来ないと主張しました。その結果として司法省は起訴しなかったんです。"私たちに対する捜査では、私たちに対する犯罪を行った疑惑など存在しないのです。私たちは情報を人々に向かって公開したこと以外は何もしていないのですよ」と語った。

 

「アメリカ政府は2013年の宣誓証言の中で、私たちが行った情報公開によって誰も傷つけられていないことを認めています。誰かを害するという意図がないこと、誰も酷く傷つけられてはいないということは明らかです」。

 

アサンジは、ヒラリー選対が、アサンジにはアメリカ国籍がないことを強調してウィキリークスの信頼性を低下させようとしているとも述べた。

 

「彼らは何かに酷く怯えているんでしょう。私たちは世界各国で様々な活動を行っています。私たちにはアメリカ駐在のスタッフがいます。そして、どこの国にもスタッフはいるんです」。

 

「繰り返しになりますが、ヒラリー陣営は、民主党全国委員会の幹部4名、その中には委員長のデビー・ワッサーマン=シュルツも含まれますが、彼らが辞任するに至った情報公開から人々の関心を逸らさせようとしています。」

 

ウィキリークスは2016年7月後半に20000通の民主党全国委員会のEメール(2016年1月後半から5月後半まで)を公開した。

 

Eメールの中には、民主党全国委員会の幹部たちは民主党の予備選挙でヒラリーのライヴァルとなったバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ―モント州選出、無所属)を妨害しようと計画するような内容のものが含まれていた。

 

アサンジは今月初め、ウィキリークスはEメールの公開はヒラリーの選挙運動を妨害する意図で行ったものではないと述べた。

 

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共和党がヒラリー・クリントンを偽証罪で告訴する準備をしている(GOP lays out case for charging Clinton with perjury

 

ジュリアン・ハッテム筆

2016年8月15日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/policy/national-security/291494-gop-lays-out-case-for-charging-clinton-with-perjury

 

連邦下院共和党の幹部2人が月曜日、民主党大統領選挙候補者ヒラリー・クリントンを偽証罪で捜査をするために司法省に詳細な命令を行うための計画を持っている。

 

1月以上前に、共和党の下院議員たちは初めて、ヒラリー・クリントンが宣誓証言の中で事実ではないことを述べたという疑いがあるので調査をして欲しいと司法省に依頼した。連邦下院の司法委員会と監査委員会の委員長(それぞれ共和党所属)は、連邦検事に対して、ヒラリーが国務省で彼女のEエールをセットアップしたことに関して議会に対して虚偽の証言を行ったと確信していると伝えた。

 

連邦下院ベンガジ問題特別委員会での長時間にわたった証言の中で、4つの場面で、前国務長官ヒラリー・クリントンの発言が、FBIがヒラリーの私的なEメールサーヴァーについて発見した事実と合致しないと下院議員たちは主張している。

 

ボブ・グッドラテ連邦下院議員(ヴァージニア州選出、共和党)とジェイソン・チャフェッツ連邦下院議員(ユタ州選出、共和党)は、ワシントン・コロンビア特別区連邦検事チャニング・フィリップスに次のように語った。 グッドラテは司法委員会の委員長、チャフェッツは監査委員会の委員長をそれぞれ務めている。「FBIの発見した事実とヒラリー・クリントン前国務長官の宣誓証言で合致しない部分があるのではないかという疑いがある。その中でも4つの場面について、FBI長官ジェイムズ・コミーが提出した事実と証拠に基づいて、詳細に調査をする必要がある」。

 

月曜日に出された書簡は、司法省に対して、ヒラリーに対する起訴をするように圧力をかけようとしている徴候を示している。しかし、司法省はヒラリーの機密情報の取り扱いの不備では起訴しないという発表を既に行った。それでも共和党は何とか起訴させようとしている。

 

グッドラテとチャフェッツはまた、ヒラリー・クリントンに対する起訴を行わないという決定を司法省が行ったことについて批判を拡大させようと、ヒラリーに対する起訴に関する考え方を公表しようとしている。月曜日の書簡に加えて、連邦下院監査委員会は、ヒラリーの証言の中で明らかに事実と異なる部分を集めた2分半のヴィデオを発表した。

 

司法省がヒラリー・クリントンを起訴しないというニュースが流れて、複数の共和党員が、ヒラリーが公の場で発言した内容とFBIが発見した事実との間に矛盾があると指摘するようになった。

 

共和党の下院議員たちは、昨年10月にベンガジ委員会でヒラリー・クリントンが行った宣誓証言について指摘を行っている。

 

その1つが、ヒラリー・クリントンは繰り返し、自分の私的なEメールアカウントで機密情報のやり取りをしたことはなかったと述べた。FBIは後にヒラリーの私的なEメールサーヴァーに残っていた少なくとも3通のEメールで、機密情報を示す印が含まれていたが、それらは不完全であって、意図的ではないミスであったと結論付けた。

 

加えて、ヒラリーは、彼女の弁護士たちがEメールを一つ一つ調査したと主張した。また、業務に関わる全てのEメールは全て2014年に国務省に提出した、更には国務長官在任中にはEメールサーヴァーを1つしか使用しなかったとも主張した。共和党の下院議員たちはこれらのポイントがそれぞれ不正確であったと主張している。

 

下院議員たちは次のように書いている。「ヒラリー・クリントン前国務長官による宣誓証言の中の4つの部分がFBIの捜査で発見された事実と合致しない。私たちは、この情報が司法省の起訴に関する考慮に資することを願っている」。

 

今月初め、司法省は、グッドラテとチャフェッツに対して、司法省は情報を見直しており、「必要があれば適切な行動を取るだろう」と通告した。

 

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報告:クリントンの側近中の側近が国務省在職中にクリントン財団を助けた(Top Clinton aide at State Dept. helped Clinton Foundation: report

 

マーク・ヘンシュ筆

2016年8月11日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/291188-top-hillary-state-aide-helped-clinton-foundation

 

CNNは木曜日(2016年8月12日)、ヒラリー・クリントンの側近中の側近が国務省に在職中にクリントン財団のために働いていた、と報じた。

 

シェリル・ミルズは、国務省でヒラリー・クリントン長官の首席スタッフとして勤務しながら、クリントン財団への就職を希望する人物の面接を行った。

 

クリントン家の慈善活動財団は、2009年にヒラリーが国務長官に就任した時に、いくつかのルールを定めることに同意した。このガイドラインでは、財団の活動が「ヒラリー・クリントンが国務長官就任で、利益の衝突(相反)やその可能性が出てくるようなことが起きないように」すると定めてあった。ヒラリー・クリントンは現在、民主党の大統領選挙候補者だ。

 

CNNによると、2012年6月、ミルズはニューヨークに出向き、クリントン財団の幹部の地位に就くことを希望するビジネスの世界では著名なある人物2名を面接した。

 

ミルズの弁護士によると、国務省に在職中、ミルズがクリントン財団のために働く場合には、ヴォランティアとして行うことは厳しく守られていたし、報酬も受け取らず、政府のお金をかかった経費に充当することもしなかった、ということだ。

 

ヒラリー陣営の報道担当ブライアン・ファロンは木曜日、「シェリルは、他の慈善活動の時と同じく、個人の時間を慈善財団のために無償で提供した」と述べた。

 

ファロンは続けて次のように語った。「シェリルは、ニューヨークまでの旅費を個人で支払った。そして、彼女が行ったことは国務省での仕事とは全く関係ないものであったことは明らかだ。利益の衝突(相反)があったという考えは全くもって馬鹿げている」。

 

CNNは、「ミルズはファイザー社とウォルマート者からの転職希望者を面接した」と報じた。

 

ファイザー社もウォルマート社も共にクリントン財団の大口献金者である。また、クリントン・グローバル・イニシアティヴのパートナーでもある。

 

ミルズは現在、クリントン財団の理事であり、アフリカ各国でのビジネスに特化した開発組織を運営している。

 

批判者たちは、新たに公開されたヒラリーの側近の出したEメールは、国務省とクリントン財団がかかわる汚職事件の存在の兆候を示していると主張している。

 

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スクープ:クリントン財団についての徹底的な捜査を行うかどうか内部で議論が行われた(First on CNN: Inside the debate over probing the Clinton Foundation

 

ドリュー・グリフィン、パメラ・ブラウン、シモン・クロウペック筆

2016年8月11日

CNN

http://edition.cnn.com/2016/08/11/politics/hillary-clinton-state-department-clinton-foundation/

 

CNN発。FBIと司法省の幹部が数カ月前に集まって、クリントン財団に関する汚職事件を捜査するべきかどうかを議論した、とあるアメリカ政府高官が証言した。

 

当時、3名の捜査担当者は捜査を開始すべきだと主張した。クリントン財団に寄付を行っている外国人の怪しい動きをある銀行から通報を受けたため、彼らは捜査をしたいと述べたのだ、と前出の政府高官は証言した。

 

FBIの幹部たちは、ヒラリーの国務長官在任中に国務省とクリントン財団との間の利益の衝突(相反)に犯罪性があったかどうかを捜査したいと述べた。

 

司法省は、注目を集めた著作『クリントン・キャッシュ』が発売される1年前からクリントン算段に関する様々な疑いについて調査を行っていた。しかし、犯罪性が証明されないことがわかり、起訴に至るまでの証拠が不十分であることが分かった。

 

結果として、司法省幹部は今年初めの会議の中で事件化を行わないと決定した。また、捜査依頼が実質的なものと言うよりも政治的な意図があるように思われることに懸念を持つ人々もいた。国務省とクリントン財団との関係に関する捜査に入るタイミングが、ヒラリーの私的Eメールサーヴァーとヒラリーの大統領選挙戦と重なるということも懸念の材料になった。

 

ヴァージニア州知事テリー・マカリィフィと彼のクリントン財団への献金者との関係について、FBI側は捜査を行いたいと前出の会議で主張した。司法省側は捜査を継続しても良いが、クリントン財団に対する事件化を行わないようにと述べた。

 

クリントン財団、FBI、司法省の代表はそれぞれコメントを拒否した。

 

今週、クリントン財団に対する関心は高まった。ヒラリーの国務長官在任中のEメールが新たに公開され、その内容から、国務省とクリントン財団との関係について疑義が生じた。

 

新たに公開されたヒラリーのEメールは、国務省とクリントン財団との関係に光を当てるものであった。

 

CNNが調査した結果、ヒラリーの側近シェリル・ミルズは国務長官首席スタッフとして勤務していた当時、クリントン財団にもかかわっていたことが明らかになった。2012年にミルズはニューヨークを訪れ、クリントン財団の運営幹部の地位に就職希望の2名のビジネス界では有名な人物をそれぞれ面接した。国務省は、ミルズのニューヨーク訪問は彼女の個人的な時間の中で行われたとしている。ミルズの弁護士は「彼女はそうしたことを慈善財団へのヴォランティアで行った。報酬も受け取っていない」と述べている。

 

クリントン選対は声明を発表した。その中で「これらの活動全ては彼女の国務省での責務とは全く関係なことははっきりしている。利益の衝突(相反)があるなどという考えは馬鹿げている」と述べている。

 

先月、連邦議会で行われた公聴会において、FBIのジェイムズ・コミー長官は、クリントン財団が捜査中であるかどうかについて発言することを拒否した。コミー長官は、「捜査が行われているのか、行われていないのかについてコメントすることはない」と述べた。

 

利益の衝突(相反)が犯罪行為となるためには、政府職員(公務員)が、退職後の雇用やお金のような対価を受け取ったということを示す証拠がなければならない。

 

ジュディシャル・ウォッチが新たに公開した編集済みのEメールの中に、そのような汚職を示す内容はなかった。しかし、これらのEメールの内容から、国務省とクリントン財団との関係が近すぎるのではないか、特にヒラリーが国務長官就任時に、不適切な関係が出てくるのを防ぐために財団にはかかわらないと明言した後でも近すぎたのではないかという疑問が出てくる。

 

犯罪を構成するようなことがなくても、利益の衝突(相反)を生じさせる可能性がある場合には、国務省の首席監察官はそれを調査し、必要な場合には行政上の修正を加えなければならない。国務省首席監察官室は、今年に入ってからヒラリー在任中の国務省とクリントン家との間の関係を調査している。しかし、この問題については何も発表していない。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)











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