古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

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タグ:ジョン・ベイナー



アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12




野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23



 古村治彦です。

 

 今回は、2015年3月3日にアメリカ連邦議会で行われたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の演説についての短い記事をご紹介します。


benjaminnetanyahucongress001


 ネタニヤフ首相はオバマ政権の対イラン政策を批判し、「強いイラン」は中東と世界にとって有害であると述べました。そして、イスラム国とイランを比較し、イランの方がより深刻な脅威だと断じました。ここはどうも引っかかるところです。

 

 共和党側はこの演説を「オバマ大統領に対する告発」だと賞賛し、民主党側は「侮辱」だとしています。イスラエルに関しては党派を超えて政治問題にならないようにしてきましたが、ネタニヤフによって政治問題化されてしまいました。

 

 今回、明らかになったのは、米共和党はかなり劣化しているということと支持基盤が極端な宗教右派や急進的な右翼になっていることから、良質な穏健保守が隅っこに追いやられていることです。選挙で選ばれた自国の国家元首の政策を外国の首相に批判させて、一緒になって喜んでいるのは情けない限りです。これは日本の自民党と全く同じです。日本の例ですが、日中国交回復に尽力した松村謙三は、中国に行った時に、当時の総理大臣を批判されて、「自分は総理大臣とは考えが違うが、自国の総理大臣を批判されて看過できない」と述べたと言われています。これが政治家というものです。

 

 昨日ご紹介した記事の中で、米国連大使のサマンサ・パワーの発言で、「交渉がうまくいかなかったら武力を用いてもイランの核開発を許さない」とありました。世界は、まさに「戦争か、平和か」の選択を迫られ、危険な情勢になっていると思います。

 

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ネタニヤフ首相の議会演説の重要なポイント(Key Points From Netanyahu's Speech to Congress

 

ピーター・ベイカー(Peter Baker)、アラン・ラペポート(Alan Rappeport)筆

2015年3月3日

ニューヨーク・タイムズ紙

http://www.nytimes.com/interactive/2015/03/03/world/middleeast/netanyahu-congress-key-points.html

 

 イスラエル首相のベンヤミン・ネタニヤフは火曜日、彼自身が全く思慮に欠けていると考えている、核開発に関するアメリカとイランとの間の交渉に対して警告を発した。以下は、彼の演説の重要な部分の抜粋である。

 

「私たちは、悪い内容での合意よりも合意に達しないことの方がより良いと教えられてきました。そうです、現在の交渉の結果として得られる合意は悪い内容での合意なのです。本当に悪い合意なのです。それなら合意に達しないことの方がよほど良いのです」

 

ネタニヤフ首相は、彼が「悪い合意」と呼んだ、イランがある程度の原子力プログラムを維持することを許す内容の合意に対して警告を発し、イランの原子力プログラムが全て放棄されることが合意には必要だと主張した。ホワイトハウスはネタニヤフ首相の考えを非現実的だとしている。ネタニヤフ首相は連邦議会においてオバマ大統領が現在行っている交渉に対して大声で反対を表明した。現在行われている交渉が合意に達しない可能性は高いのである。オバマ大統領は経済制裁を解除することはできるが、イランは恒久的な解除を主張している。それには連邦議会の承認が必要なのである。

 

「中東地域において、イランは現在4つのアラブの国の首都、バクダッド(イラク)、ダマスカス(シリア)、ベイルート(レバノン)、サナ(イエメン)を制圧している。もしイランの侵略がこのまま野放しにされれば、侵略はもっと続いていくことだろう」

 

 ネタニヤフ首相は、イランが近隣諸国4カ国であるイラク、シリア、レバノン、イエメンを制圧していると語った。そして、いかなる合意に達するにしてもその前に、世界の諸大国はイランが近隣諸国に対しての侵略を放棄し、世界中のテロ組織に対する援助を停止し、イスラエルを滅亡させると声高に主張し脅威を与えることを止めるように求めるべきだと述べた。ネタニヤフ首相は、核兵器を所有した場合のイランはテロ組織に対して今よりも多くの資金援助を行い、中東地域に「核兵器を拡散させる」だろうと述べた。更に、現在提案されている内容での合意はギャンブルだとし、現在よりも力を付けたイランがより友好的になるという方に賭けるべきではないと述べた。

 

「私の演説が大きな論争の的になっていることは分かっています。中には私がここに立っていることが政治問題を引き起こしていると考えておられる人がいるのは残念なことです。私にはそのような意図は毛頭ないのです」

 

ネタニヤフ首相は演説の初めで民主、共和間の緊張を和らげようとした。共和党と民主党の間で党派的な分裂が起きた。しかもこれまでは超党派で対応してきたイスラエルを巡る問題で分裂が起きたのだ。50名以上の民主党所属の連邦議員たちは演説を欠席した。民主党の連邦下院院内総務ナンシー・ペロシは演説をアメリカ国民の知性に対する「侮辱」だと呼んだ。一方、共和党は演説をオバマ大統領の外交政策に対する告発と呼んだ。ネタニヤフ首相は、イスラエルとアメリカは同盟国であることを強調し、騒動を鎮静化させようとした。彼はイスラエルが危機に陥った時に強力な支援をしてくれたことを引き合いに出してオバマ大統領を賞賛し、民主、共和両党がイスラエルを支援してくれたことに言及した。

 

「この共存することが出来ない勢力争いにおいて、アメリカもイスラエルも介入する余地を持っていないのです」

 

ネタニヤフ首相はイランとイスラム国を究極的には同じ目的を共有する、ライヴァル関係にあると述べた。軍事的なイスラム主義の盟主の座を争っているのだと示唆した。ネタニヤフ首相はイランがイスラム国よりも深刻な脅威であると主張した。それは、イスラム国が肉切り包丁とソーシャル・メディアを利用しているだけに過ぎないが、イランは敵を攻撃するのに核兵器を使うことになるかもしれないからだと語った。

 

「イランは国際機関の査察官たちの行動を妨害しているだけではなく、査察官たちをうまく手玉に取っているのです」

 

ネタニヤフ首相は、北朝鮮を例に挙げて、国際機関による査察が失敗していることに言及し、そして、過去イランが国際機関の査察を妨害したことに言及した。ネタニヤフ首相は、2005年、2006年、2010年にイランが「国際機関が設置したカメラのスイッチを切った」と指摘した。更に、国際機関による査察は北朝鮮による合意内容の履行違反を防げなかったと述べた。ネタニヤフ首相は、「それから2年か3年以内に、北朝鮮は核兵器を所有することになってしまった」と述べた。

 

(終わり)









 
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アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12




野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23


 

 古村治彦です。

 

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相のアメリカ連邦議会での演説が近づいてきました。今のところ、オバマ政権のイランとの交渉を批判する内容になると言われています。アメリカ連邦議会上下両院の過半数を握っている共和党がネタニヤフを使ってオバマ政権に攻撃を加えようとして、オバマ大統領をはじめとして政権側が誰もネタニヤフと会談しないという反撃に出て、更には民主党から50名以上の欠席者が出ると予想されるなど大事になっています。これは連邦議会の共和党指導部、特にネタニヤフ首相を招待したジョン・ベイナー連邦下院議長の責任問題は出てくるでしょう。それにしても連邦議会で外国の首相が大統領の外交政策を批判するなど前代未聞であり、ホワイトハウス側が態度を硬化させるのは当然です。

 

 オバマ政権の外交政策分野の最高幹部であるスーザン・ライスとサマンサ・パワーに関する記事を下に掲載しました。大統領国家安全保障問題担当補佐官であるライスはアメリカの公共放送PBSの番組(昔の「マクニール・レイラー・アワー」か「チャーリー・ローズ」でしょうか?)に出演して、ネタニヤフ首相の議会演説を批判しています。「党派性」を持ち出し、アメリカ・イスラエル関係を傷つけるものだと述べています。ここまで言われてしまうと、2週間後のイスラエルの総選挙でネタニヤフ首相率いるリクードは敗北する可能性が高くなります。イスラエルの有権者たちは、日本の有権者と同じく、アメリカとの関係がイスラエルの生存にとって重要だと考えるでしょうから、ネタニヤフの「失政」に対して冷静な判断を下すでしょう。

 

 本日、『ニューヨーク・タイムズ』紙で、ヒラリー・クリントンが国務長官時代に服務規程に違反して私的なEメールで仕事上のやり取りをしていたという報道がなされました。これは些細なことではありますが、ニュースの出たタイミングが重要です。

 

 現在、アメリカの外交政策を大きく分けている2つのグループについて、私は以前にこのブログで書きましたが、簡単に言うと、オバマ大統領(リアリスト、穏健なリベラル、リバータリアン)対反オバマ(ネオコン、人道主義的介入派)となっています。そして、イスラエルのネタニヤフ首相と日本の安倍晋三首相は反オバマ派を支える外国勢力の両巨頭ということになります。そして、ネタニヤフは議会演説で味噌をつけてしまいました。

 

 それでは、安倍晋三首相はどうでしょうか。現在、国会審議中ですが、自身と閣僚に相次ぐ政治資金疑惑が持ち上がっています。こうして見ると、反オバマ派に対して総攻撃がなされていることが分かります。

 

 

 来月下旬の安倍晋三首相の訪米も大変なことが起きるかもしれません。そして、安倍政権が高転びに転ぶということがあるかもしれません。

 

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

 

●「ライス米補佐官、異例のイスラエル首脳への非難」

 

読売新聞電子版 20150226 1305

http://www.yomiuri.co.jp/world/20150226-OYT1T50091.html

 

 【ワシントン=白川義和】ライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)は24日放映の米PBSテレビのインタビューで、イスラエルのネタニヤフ首相が3月3日、オバマ政権に無断で米連邦議会での演説を予定していることについて、両国関係を「破壊する」と非難した。

 

 議会演説は、野党・共和党のベイナー下院議長が要請し、ネタニヤフ氏はオバマ政権と事前調整を行わないまま受け入れた。オバマ政権は「外交儀礼に反している」と不快感を示していた。米高官がイスラエル首脳への強い非難を公言するのは異例だ。

 

 ライス氏は「イスラエルと米国の関係は常に党派の垣根を越えていた。政治が入り込むことはなかった」と強調し、今回のネタニヤフ氏の動きは「党派的だ」と批判した。

 

==========

 

●「イスラエル首相の議会演説に米大統領が懸念 ライス補佐官は「両国関係に有害」」

 

産経新聞電子版 2015年2月26日

http://www.sankei.com/world/news/150226/wor1502260020-n1.html

 

 【ワシントン=加納宏幸】アーネスト米大統領報道官は25日、イスラエルのネタニヤフ首相が野党・共和党の招きで3月に訪米してホワイトハウスの頭越しに米議会で演説を予定していることについて、オバマ大統領が「党派政治」だとして強い懸念を示していると明らかにした。議会演説が行われた場合、オバマ政権とイスラエルの関係悪化は避けられない。

 

 アーネスト氏は記者団に「大統領は、両国関係を党派政治の対象としないことがイスラエルの国益に最も資すると信じている」と語り、共和党を牽制。「政党政治が両国関係の足を引っ張ることがないよう望んでいる」と述べた。ライス米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も24日のテレビ番組で「両国関係に有害だ」と批判した。

 

 ネタニヤフ氏は3月3日に米議会でイラン核問題について演説する予定だ。

 

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●「オバマ大統領の側近:「アメリカは核開発を成功させたイランの出現を許さない」(Obama aide: US won't allow nuclear Iran)」

 

ベン・カミサール筆

2015年3月2日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/policy/international/234290-obama-aide-us-israel-relationship-transcends-politics

 

 イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフは、アメリカ連邦議会で演説を行う。これが大きな論争を巻き起こしている。その前日(3月2日)、オバマ大統領の側近が「アメリカはイランが核兵器を所有することを阻止する」と発言した。

 

 アメリカ国連大使サマンサ・パワーは、ワシントンで開催されたアメリカ・イスラエル広報委員会(AIPAC)の年次総会の席上で「アメリカ合衆国はイランが核兵器を所有することを許容しない、それ以上でもそれ以下でもない」と語り、満場の拍手を受けた。

 

 パワーは次のように発言している。「私たちは、私たちの共通の目的を達成するためには外交が望ましいアプローチだと確信しているが、しかし、外交でうまくいかない場合、ご出席の皆さんと同じく、核兵器を所有するイランはアメリカにとっての深刻な問題となる。私たちはそうなる前に手を打って、イランに核兵器を持たせることはない」。

 

 ネタニヤフは、連邦議会での演説で、オバマ政権がイランと核開発に関して交渉を行っていることを批判するとみられている。パワー国連大使は、オバマ政権の外交アプローチを擁護したが、交渉がうまくいかない場合、オバマ政権は武力を用いてもイランが核兵器を所有することを阻止する意図であることを示唆した。

 

 パワー大使は更に、アメリカはイランが核兵器を開発するのではという国際社会の懸念を外交で解決しようと模索しているが、核兵器を所有するイランが出現することは絶対に阻止すると述べた。

 

 パワー大使はオバマ政権とネタニヤフ政権との間の緊張関係を緩和させようとした。

 

 バイデン副大統領と民主党所属の連邦議員20名以上が火曜日のネタニヤフの議会演説を欠席するとみられている。

 

 ネタニヤフはジョン・ベイナー(オハイオ州選出、共和党)連邦下院議長の招きで議会演説を行う。オバマ政権はこの計画について全く知らされていなかった。イスラエルは2週間後に総選挙を控えている。

 

パワーは、「私たちは、イスラエルの安全保障とアメリカ・イスラエル関係は政治を乗り越えるものだ。そして、それは未来永劫続く」と発言し、また満場の拍手を受けた。

 

パワーは「アメリカとイスラエルのパートナー関係は我が国の外交の基盤である。アメリカ・イスラエル関係は政治化されてはならず、破壊することはできないし、破壊されるべきでもない」と語った。

 

 パワーは、イスラエル・アメリカ関係を政治的な論争に巻き込むのはリスクが大きすぎると指摘した。

 

(終わり)

 

●「Netanyahu says no disrespect meant to Obama

 

By Katie Zezima and Steven Mufson March 2 at 9:53 PM

Washington Post

http://www.washingtonpost.com/politics/netanyahu-says-speech-to-congress-not-meant-to-show-disrespect-to-obama/2015/03/02/f5884f3c-c0e5-11e4-ad5c-3b8ce89f1b89_story.html

 

By Katie Zezima and Steven Mufson March 2 at 9:53 PM   

Israeli Prime Minister Benjamin Netanyahu said Monday that his controversial speech to Congress scheduled for Tuesday is not meant to signal any “disrespect” for President Obama but that he feels “a moral obligation” to warn lawmakers of the dangers of cutting a deal with Iran over its nuclear program.

 

The White House and Netanyahu, however, appeared far apart on how to prevent Iran from acquiring nuclear weapons. Obama, who dismissed the controversy over Netanyahu’s visit as a distraction, said in an interview with Reuters on Monday that “substantial disagreement” remained between his administration and the Israeli government over how to achieve that shared goal.

 

Netanyahu’s speech (10:45 a.m. EST) will coincide with a new round of talks in Geneva between Iran and six world powers led by the United States. Obama told Reuters that the talks are aimed at persuading Iran to commit to a verifiable freeze of at least 10 years on its nuclear activity, but he said the odds are against sealing a final agreement.

 

The president gave a glimpse of what the still-secret terms of an accord might include, saying the United States is prepared to agree “if, in fact, Iran is willing to agree to double-digit years of keeping their [nuclear] program where it is right now and, in fact, rolling back elements of it that currently exist. ... If weve got that, and weve got a way of verifying that, theres no other steps we can take that would give us such assurance that they dont have a nuclear weapon.

 

The U.S. goal is to make sure that “there’s at least a year between us seeing them try to get a nuclear weapon and them actually being able to obtain one,” Obama said.

 

 

American leaders worry about the security of their country. Israeli leaders worry about the survival of their country,” Israeli Prime Minister Benjamin Netanyahu told the AIPAC policy conference. (Cliff Owen/AP)

In his speech Tuesday, Netanyahu is expected to say that’s not enough. “America is the strongest power in the world. Israel is strong, but it’s much more vulnerable,” he said Monday at the annual policy conference of the American Israel Public Affairs Committee (AIPAC). “American leaders worry about the security of their country. Israeli leaders worry about the survival of their country.”

 

Netanyahu arrived as feelings smoldered among liberal Democrats, some American Jewish groups and White House officials because of his decision to accept an invitation from House Speaker John A. Boehner (R-Ohio) to address Congress without coordinating with or notifying the administration in advance.

 

My speech is not intended to show any disrespect to President Obama or the esteemed office that he holds. I have great respect for both,” Netanyahu said.

 

 

Disagreements between allies are only natural,” he added, brushing aside unusually open criticism between administration officials and the Israeli prime minister. Listing historical episodes of tension, Netanyahu said, “Disagreements in the family are always uncomfortable, but we must always remember that we are family.”

 

I think he succeeded in lowering the temperature,” said Abraham Foxman, national director of the Anti-Defamation League, who praised Netanyahu’s talk of family and assurances that differences will resolve themselves.

 

A bipartisan issue’

But discomfort remained palpable in Washington, where many lawmakers and administration officials see Netanyahu’s visit as serving partisan purposes, both for Republicans in Congress and for the prime minister’s Likud party on the eve of Israeli elections. Netanyahu is facing a tougher-than-expected contest for reelection to an unprecedented fourth term on March 17.

 

On Monday, he defended his decision to accept Boehner’s invitation but said he did not seek to inject partisanship into U.S.-

Israeli relations.

 

Israel has always been a bipartisan issue,” he said. “Israel should always remain a bipartisan issue.”

 

Instead, he said, he wants to warn that an international nuclear deal with Iran could “threaten the survival of Israel.” While critics say he should not have scheduled the address just two weeks before Israeli voters head to the polls, Netanyahu said that he has “a moral obligation to speak up in the face of these dangers while there’s still time to avert them.”

 

Deploying one of the visual aids for which his international speeches have become known, Netanyahu displayed a map showing Iran’s alleged support of terrorism on five continents, and he accused Iran of “developing, as we speak, the capacity to make nuclear weapons. Lots of them.”

 

Both the United States and Israel want to stop Iran from obtaining nuclear weapons, Foxman said, but “how you get there depends on how serious it is for you. To the United States, it’s an issue of national security. To Israel, it’s an issue of survival.”

 

 

Netanyahu said he wants to make his case before Congress, where there is bipartisan legislation that would impose additional sanctions on Iran. Obama, who wants lawmakers to put aside such efforts while negotiations are in progress, has said he would veto the bill.

 

Secretary of State John F. Kerry is scheduled to meet Tuesday morning with his Iranian counterpart in Geneva to iron out the framework of the deal before a March 24 deadline.

 

Israel must not only defend itself militarily but also stand up for itself on the world stage, Netanyahu told AIPAC. “We have a voice,” he said. “Tomorrow, as prime minister of the one and only Jewish state, I plan to use that voice,” he added to applause.

 

Asked if Obama had watched the speech, White House press secretary Josh Earnest said, “I don’t believe that he did.”

 

Bedrock commitments’

Netanyahu spoke shortly after the U.S. ambassador to the United Nations, Samantha Power, defended the administration’s approach to negotiations with Iran and pledged anew that the United States would not allow Iran to develop a nuclear weapon. She said that U.S. support for Israel is bipartisan and that U.S. promises regarding the partnership with Israel are “bedrock commitments.”

 

Later, national security adviser Susan E. Rice — who last week called Netanyahu’s address to Congress “destructive” to the U.S.-Israeli relationship — delivered a speech peppered with Hebrew words. She said that “President Obama’s commitment to Israel is deep and it is personal,” and she ticked off a list of military and financial commitments to Israel, including investments in the Iron Dome missile defense system.

 

Rice also defended the administration’s strategy on Iran. “There is simply no alternative that prevents Iran from obtaining a nuclear weapon better or longer than the type of comprehensive deal that we seek,” she said.

 

But she added: “I want to be very clear: A bad deal is worse than no deal. And if that is the choice, then there will be no deal.”

 

Negotiations continue,” she said, “and nothing is agreed until everything is agreed. As of today, significant gaps remain between the international community and Iran.”

 

(新聞記事転載貼り付け終わり)

 

(終わり)









 

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