古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、お手数ですが、twitter accountかamazonの著者ページをご覧ください 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:ジョー・バイデン

 古村治彦です。

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 アメリカ大統領選挙民主党予備選挙の情勢は大きく変化なしだ。ジョー・バイデンが30%の支持を集めトップということは変わらない。2位のバーニー・サンダースが20%くらいの支持を集めている。エリザベス・ウォーレンは10%台中盤の支持率で3位に後退、4位のピート・ブティジェッジは10%の壁を超えられずに4位に甘んじている。
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サンダース、バイデン、ウォーレン、 ブティジェッジ
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ブルームバーグ
 マイケル・ブルームバーグが支持を伸ばしている。これはブティジェッジの支持率を食っているということであろう。こうして見ると、中道派が40%台後半、左派が30%中盤の支持を集めているということになる。来月からは予備選挙の実際の投票が始まる全米で最初に選挙が実施されるアイオワ州で誰が1位を獲得するかが注目される。

 アイオワ州での現在の情勢では、ブティジェッジ、サンダース、バイデン、ウォーレンの順番となっているが、僅差の大接戦となっている。バイデンは慌てることなく、現在の選挙戦を続けていけばよい状況ではあるが、アイオワ州であまりに惨敗だと印象が良くない。やはり接戦で2位以上を取りたいところだろう。ブティジェッジは中西部(インディアナ州出身)の地の利を活かして1位を取って弾みをつけたいが、サウスカロライナ州やネヴァダ州では支持が伸び悩んでいるのが課題だ。全国的に見ればなかなか難しい。

 選挙戦はいよいよ本格化していく。これからどのように進んでいくか注目される。

(貼り付けはじめ)

世論調査:12月の討論会の後、バイデンは全国規模の世論調査で支持率トップを保つ(Biden maintains national lead after December debate: poll

ジャスティン・コールマン筆

2019年12月23日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/475792-biden-maintains-national-lead-after-december-debate-poll

月曜日に発表された最新の世論調査の結果、ジョー・バイデン前副大統領は12月の討論会の後も全国規模の各種世論調査でリードを保っている。

今週の「モーニング・コンサルト」社の世論調査の結果、バイデンは2週連続で支持率31%を記録した。2019年12月のはじめに比べて2ポイント上昇した。バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ-モント州選出、無所属)は21%の支持率で2位に入った。

エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)とインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジはそれぞれ支持率15%と9%で第3位と第4位になった。

上位4名に続くのは、元ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグで支持率6%、実業家アンドリュー・ヤンで支持率5%、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)、エイミー・クロウブッシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)、慈善事業家トム・ステイヤーがそれぞれ支持率3%を記録した。

ヤン、クロウブシャー、ステイヤーは討論会の後に好感度を上げた。しかし、トップ集団を形成している候補者たちは支持を確立している。サンダースとバイデンはそれぞれ好感度74%と71%を記録して最も高い好感度を記録した。

今回の世論調査は2019年12月20日から22日にかけて実施された。調査対象は民主党予備選挙に参加する予定の7178名の登録済有権者だった。誤差は1ポイントだ。

(貼り付け終わり)

(終わり)

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 古村治彦です。

 遅くなって恐縮だが、昨年12月に実施されたアメリカ大統領選挙民主党予備選挙候補者討論会の様子をまとめた記事をご紹介する。
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 12月の討論会に参加できたのは7名だった。昨年4月の討論会では24名が参加して2晩に分けて実施されたが、参加条件がどんどん厳しくなって今や3分の1となった。また、候補者の選挙戦からの撤退も続いている。最近になって出馬した元ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグは政治献金を受けないことを表明しているので、討論会に参加する資格がない。

 12月の討論会ではジョー・バイデンが元気だった。主なテーマは大口献金者が与える影響や医療制度であった。左派のエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)が中道派のジョー・バイデン前副大統領とインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジとやり合うという構図になった。そこにエイミー・クロウブシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)が強引に入ってくるという展開だった。
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 写真を見てもらうと分かるが、マイノリティの政党であるはずの民主党だが、白人ではない候補者で討論会に参加できたのは、アジア系のアンドリュー・ヤンだけだった。有力候補だったカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)(アフリカ系アメリカ人)は既に選挙戦から撤退し、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)(アフリカ系アメリカ人)とフリアン・カストロ前住宅・都市開発長官(ラティーノ)は討論会参加条件をクリアできなかった。マイノリティの支持を集めているのはジョー・バイデンだ。

 民主党の討論会は左派と中道派の論争となり、最後には「現職ドナルド・トランプ大統領に勝てるかどうか(electability、当選可能性)」の話になる。左派のウォーレンとサンダースの政策は実現可能性が低いという批判が出る一方で、中道派のバイデンには高齢、ブティジェッジには経験不足という批判が付きまとう。バイデンは高齢なので、仮に大統領選挙に当選しても、二期目を目指せるかどうか分からない(現在で78歳なので、次の選挙となると82歳となる)、そうなると、最初から人気が限られているということで、レイムダック化するということになる。ブティジェッジは年齢がまだ若い(38歳)ということもあり、経験がないというのは仕方がないことだ。こうしてみると、どの候補者を取ってみても「帯に短し襷に長し」ということになる。

 こうして見ると、ドナルド・トランプの再選可能性は高いということになる。しかし、最近になっての中東情勢の悪化というトランプ自身が招いた状況がどう作用するかは不透明な状況だ。

(貼り付けはじめ)

12月の討論会の5つの重要点(Five takeaways from the Democratic debate

ナイオール・スタンジ筆

2019年12月20日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/475439-five-takeaways-from-the-democratic-debate

アイオワ州での党員集会まで2カ月を切り、2019年最後のアメリカ大統領選挙民主党予備選挙の候補者討論会が木曜日、ロサンゼルスで開催された。

今回の討論会での特筆すべき重要点は何であろうか?

(1)ブティジェッジ対ウォーレンは注目を集めた瞬間だった(Buttigieg vs. Warren was the big moment

今回の討論会で本当に熱の入ったやり取りになったのは1つの瞬間だけであった。

インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジとエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)は大口献金者たちの影響について応酬を続けた。

討論会は静かに始まったが、ブティジェッジとウォーレンはお互いの選挙戦につい発言する機会を狙っていた。木曜日の夜、一対一の戦いに発展した。

議論のテーマとなったのは、ウォーレンが大口献金者からの献金を謝絶しているのに対して、ブティジェッジが大口献金者からの献金を受け入れていることだった。

討論会で、ウォーレンは話題となった選挙集会に参加した人々と何時間でも一緒に写真を撮ることについて言及し、「こうした写真撮影に対して誰もコストを支払うことはない。5000ドルの献金で写真撮影ができる人にはこのような優遇はないのだ」と述べた。

ブティジェッジは即座に反撃し、「まるで私のことを指して語られているようにしか思えないが、私はそれには該当しない」と述べた。

ブティジェッジは、トランプ大統領は既に莫大な選挙資金を集めており、民主党側が「自分の片手を背中に縛り付けた状態にして戦う」ようなことをしてはいけないと述べ、自分自身の採用しているアプローチを擁護した。

やりとりはここからより個人的な話になり、ブティジェッジは、ウォーレンが彼よりもだいぶ豊かであると述べた。一方、ウォーレンはブティジェッジがカリフォルニア州のナパヴァレーの「ワイン・ケイヴ」で高額な資金集めパーティーを行ったと応酬した。

2人のやり取りで、どちらが勝者となったかは明確ではない。ウォーレンは攻撃をし、ブティジェッジは堅固に守った。ブティジェッジは昨年の連邦上院議員選挙でウォーレンが大口献金者向けのパーティーを開催したことを指摘し、自分に対するうおーれんからの批判に押収した。

2人の争いはアイオワ州でお互いが相手よりも上に行こうと躍起になっていることを示している。

ブティジェッジは最近になってアイオワ州での支持率を伸ばしている。世論調査の結果から、ブティジェッジは高い教育を受けた白人層から支持を受けていることが分かっている。こうした人々は以前にはウォーレンを熱心に支持していた。

他の候補者たちは、自分たちはブティジェッジとウォーレンの言い争いとは関係なく、政策を語るチャンスを得ることができた。

ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)との間のやり取りはより軽い、冗談交じりのものであった。

エイミー・クロウブシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)は、民主党の同僚たちと争うよりも団結をもたらすことにより興味がある人々を代表していると述べた。これは、これから11カ月の後にトランプ大統領を倒すことを第一に考えている民主党員たちへのアピールとなるだろう。

(2)バイデンは新たに鋭さを見せた(Biden brings a new sharpness

バイデンはこれまでの討論会よりもより良いパフォーマンスを見せた。

これまでの選挙集会やイヴェントなどで、元副大統領バイデンは取りとめもない話や失言を繰り返してきた。こうしたことから77歳になるバイデンが大統領選挙運動の厳しさに耐えられるのかどうかということに疑問が呈されてきた。

ロサンゼルスではそのような姿は一切見せなかった。

バイデンは今回の討論会で失敗しなかった。自身の立候補について基本的な主張を行った。自分は中流階級の懸念について理解できる本能を持っているので、トランプを倒せる最善の候補者だと述べた。

バイデンはワシントンで共和党にあまりにも譲歩し過ぎだったという批判に応酬するために、バイデンは共和党に対して怒りを持っている人々の大部分よりも、自分はより怒りを表明する権利を持っていると述べた。それは「共和党側による私、私の家族に対する攻撃方法」についてだとも述べた。バイデンは、ウクライナのエネルギー企業の取締役を務めた息子ハンター・バイデンについてこのようにして言及した。

バイデンは全国規模の世論調査で支持率トップを保っている。木曜日の討論会でのパフォーマンスでバイデンの支持率は維持されることだろう。

(3)クロウブッシャーが輝く(Klobuchar shines

クロウブッシャーは現在アイオワ州での支持率を上昇させている。彼女は木曜日の討論会でも強烈な印象を残した。

クロウブッシャーはアメリカ・メキシコ・カナダ貿易協定(USMCA)についてサンダースとは違う立場を明確にした。彼女は協定に賛成、サンダースは反対だ。

クロウブッシャーは気候変動と有権者保護についての回答で強い印象を残した。

討論会の後半、クロウブッシャーは、ウォーレンとサンダースが主張している「メディケア・フォ・オール」政策よりもより実行可能な医療制度改革を主張した。クロウブッシャーは、「進歩主義的であることと実践的であることを同時に実現すること」は可能だと主張し、彼女の選挙運動は討論会当時までこの考えに基づいて進めてきたと述べた。

民主党支持の有権者たちが今の段階でクロウブッシャーが堅持している確固とした中道主義を本当に望んでいるのかは大きな疑問である。しかし、クロウブッシャーは木曜日の夜の討論会において放映時間の多くの中で主導権を握り、主張を行った。その結果、人々は、彼女を主要な候補者として考えねばならなくなった。

(4)参加人数が少ないことでより良い討論に(Smaller stage makes for better debate

今回の討論会は、今年の民主党予備選挙の候補者討論会の中で最も登壇者が少ない討論会となった。そして、このことは登壇者全てにとって良いことであったと思われる。

今回の討論会で登壇者は7名だけだった。これまでの討論会では登壇者は10名以上であった。登壇者が少ないことで、医療や貿易といった主要問題からアフリカ系アメリカ人への賠償、ジェンダー、イスラエル・パレスチナ紛争まで様々な問題について、うわべだけではない回答を候補者たちが示すための十分な時間が取れた。

登壇者が少ないことで、クロウブッシャーとIT実業家アンドリュー・ヤンといった候補者たちの主張を聞くことが出来た。

今回、PBSのヤミシェ・アルシンダー、アンナ・ナワズ、ジュディ・ウッドローフ、『ポリティコ』誌のティム・アルバータが司会を務めたが、討論が脱線しないようにうまくリードした。今回の形式による敗者は討論会に参加しなかった、できなかった候補者たちということになる。その中にはコーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)、元ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグ、トゥルシー・ギャバード連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)がいる。

(5)失言のないゾーン(A gaffe-free zone

討論会で人々の記憶に残る瞬間というのは、候補者がとんでもない間違いをしでかした瞬間だ。

木曜日の討論会では明らかに失言という発言は出なかった。候補者の中には他の候補者たちよりもうまくできなかった人々もいた。ウォーレンは討論会以外の場所ではよりうまくやっている。しかし、本当に失敗したとか絶望の陥ったというような人はいなかった。

候補者たちは今回の討論会での出来不出来を受け入れ、ホリデーシーズン後にアイオワ州とニューハンプシャー州に突入するための準備を行うことになる。

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第6回アメリカ大統領選挙民主党予備選挙候補者討論会における8つの重要点(8 takeaways from the sixth Democratic presidential debate

エリック・ブランダー、ダン・メリカ(CNN)筆

2019年12月20日

CNN

https://edition.cnn.com/2019/12/20/politics/pbs-politico-debate-highlights/index.html

ロサンゼルス発CNN。2019年最後の大統領選挙民主党予備選挙候補者討論会はカリフォルニアで開催されるのだろうが、話題の中心はアイオワ州だった。

ピート・ブティジェッジ、エイミー・クロウブシャー、そしてエリザベス・ウォーレンは党の指名に向けて力強いパフォーマンスを行った。この人たちは予備選挙が最初に実施される州に住む有権者たちに対するアピールのために衝突し続けた。

その他の有力候補者2人ジョー・バイデンとバーニー・サンダースは全国規模で選挙運動を展開している。両者はアイオワ州で勝利を収める可能性が高い。バイデンは非白人の有権者たちからの支持が多く、サンダースは全国どもでも人気は高い。バイデンとサンダース以外の候補者がアイオワ州で勝てなければ、この両者が民主党指名候補になる可能性が高くなる。

医療制度とイラクに関してこれまでの論争を別にして、2人は論争から距離を置いていた。バイデンは最も自信たっぷりにパフォーマンスを行った。サンダース(とアンドリュー・ヤン)はいささかユーモアを交えてパフォーマンスを行った。サンダースはクロウブシャーについて、「私の名前をみだりに間違い、私の気持ちは傷つけられました。私は圧し潰されました。私が反論して良いですか?」とジョークを飛ばした。

ここから6回目の民主党予備選挙候補者討論会における8つの重要点を挙げていく。

(1)「ワイン・ケイヴ」モーメント(The 'wine cave' moment

ブティジェッジはアイオワ州での世論調査で支持率を上昇させている中で、避けてきた批判に直面した。

ウォーレン連邦上院議員とインディアナ州サウスベンド市長ブティジェッジはここ数週間お互いに攻撃し合っていた。しかし、木曜日夜の討論会で起きたことは、ウォーレンとブティジェッジが

Warren and the South Bend, Indiana, mayor have been circling each other for weeks, but what played out on Thursday night showed how the two candidates -- both of whom have strong operations in Iowa -- see their paths to the Democratic nomination as running through the other.

ウォーレンとブティジェッジとの間の激しい衝突はマサチューセッツ州選出の連邦上院議員ウォーレンから始まった。ウォーレンは私的な資金集めパーティーを開催せず、インターネットでの献金に依存している。ウォーレンは他の候補者たちについて大口資金集めパーティーを開いていることを批判し、富豪たちの声を「全員の声の中から抜き出す」ことを許していると述べた。

ウォーレンはブティジェッジを怒らせたのは明らかだった。ブティジェッジは次のように反論した。「今回がドナルド・トランプを倒す唯一の機会なのです。私たちは自分の片腕を背中に括りつけて戦うようなことをすべきではないのです」。

ウォーレンはすぐに、ブティジェッジがナパヴァレーの「ワイン・ケイヴ」で開催した政治資金集めパーティーについて言及した。ナパヴァレー市の市長は挨拶をしたが、その部屋には1500個のスワロフスキーのクリスタルで飾られたシャンデリアが吊られていた。

ウォーレンは「ワイン・ケイヴに集まった大富豪たちが次期アメリカ大統領を選ぶようなことをすべきではない」と述べた。

ブティジェッジはウォーレン自身も昨年(2018年)の連邦上院議員選挙で大口献金者向けの資金集めパーティーを実施したではないか、また大口献金者から資金を受け取らないという決定は何も彼女が始めたものでもないと反論した。

ブティジェッジは次のように述べた。「雑誌のフォーブスによると、いいですか、この舞台上で私だけが富豪もしくは大富豪ではない人物ということになります。これはとても重要なことです。あなた自身が合格することが出来ない純粋性を試すテストをやろうとすること自体が問題ですね」。

ウォーレンとブティジェッジとのやり取りで木曜日の討論会は始まった。ブティジェッジは他の候補者たちからの攻撃を受けたが、それでも彼は話す時間を考えるとやはり全国へのアピールができたということになる。

(2)クロウブシャーがブティジェッジの経験を攻撃(Klobuchar attacks Buttigieg's experience

討論会の夜における候補者間のやり取りで記憶に残っているのは、クロウブシャーはブティジェッジが11月の討論会の壇上で行った発言について攻撃した。この時、ブティジェッジは「他の後方者たちは合わせたら100年以上のワシントンの経験」を持っていると発言し、他の候補者たちをイライラさせた。

ミネソタ州選出の連邦上院議員クロウブシャーはブティジェッジに対して、「あなたは私たちの経験を尊重しなければなりません」と述べ、他の候補者たちの経験と業績を称賛し始めた。

クロウブシャーは、消費者財政保護局を創設する際にウォーレンが果たした役割、バイデンが推進したガン対策、帰還兵や退役兵の医療制度についてのサンダースの戦い、農業法制に関する交渉におけるクロウブシャーの役割を指摘した。

そしてクロウブシャーはブティジェッジに罠を仕掛けた。

クロウブシャーは次のように述べた。「重要なことは、党の指名候補となる人物は、あなたが述べているように、穏健派の共和党員と無党派層からの支持を実際に勝ち取ってきた人たちであるべきだということです」。

ブティジェッジは反撃した。彼は次のように述べた。「勝利するための能力について話したいとお望みなんですか。同性愛者である人物を80%の有権者の投票で再選させることができるように広範な人々の連合を作ろうとして成功しましたよ。マイク・ペンスの地元のインディアナ州でね」。

しかし、サウスベンド市は民主党が圧倒的に優位な土地柄で、ブティジェッジがラクラクと再選するであろうことは問題にもならなかった。

ブティジェッジの政治的な経歴書に書かれていないことが多いのだが、ブティジェッジは2010年にインディアナ州財務長官に立候補して落選した。これが彼にとって初めての公職を目指す選挙となった。クロウブシャーはこの時のことを取り上げた。

クロウブシャーは「もしあなたがインディアナ州で勝利を収めることができていたら、素晴らしいことだったでしょうね。あなたは選挙に勝とうとして、20ポイント差をつけられて負けましたね」と述べた。

彼女は少し間違ってしまった。彼は25ポイント差をつけられて落選した。

(3)自信を持つバイデン(A confident Biden

話題があちこちに飛んだいくつかの討論の後、バイデンは今回の討論会で最も自信があるように見せることに成功した。彼は全国規模の世論調査でトップを維持していることについて自信を深めたようだ。彼には参加人数が少ない討論会の方がやりやすいのだ。

前副大統領バイデンは医療制度についてサンダースと論争を行っている間、とても力強かった。彼は自身の年齢についての質問をうまくいなした。バイデンはトランプが大統領を退任した後、共和党は「悟る」ようになるだろうと発言したことについて批判された。他の候補者たちはこの考えを嘲笑した。バイデンはこうした批判を払いのけた。バイデンは、息子のハンター・バイデンに対して数か月も攻撃が続いたが、共和党を嫌いにもならないし、信頼もできないということにはならないと述べた。

バイデンはもし大統領に当選したら、二期目に出馬するのかどうかという質問からうまく逃げた。彼は2020年に大統領選挙で当選しですぐに自分の「進む方向を決めることはしない」と発言した。

「私たちの現在の状況を考えましょう。現状についてまず考えましょう。しかし、私が二期目に出るのかどうかということを考えるのはまずいことではないでしょうね」とバイデンは述べた。

78歳になるバイデンは当選すれば史上最年長の大統領ということになる。二期目についての質問をかわしたのはうまかった。彼の立場は一期目にも当選しない前から二期目の選挙について語るという思い上がりを拒絶したということになる。しかし、最初から一期だけ務めるということを表明して大統領就任直後からレイムダック化することも避けようとした。

これはトランプが採用したアプローチとは異なるものだ。トランプ大統領は再選のための選挙運動を2017年に大統領に就任してからすぐに始めた。

(4)医療制度についてのサンダース対バイデンの戦い(Sanders vs. Biden on health care

医療制度についてはこれまでの民主党候補者討論会では最初に取り上げられるテーマだった。木曜日夜の討論会では、3時間過ぎた頃になって取り上げられた。しかもサンダースとバイデンとの間でこれまでよりも短いやり取りしか行われなかった。ヴァ-モント州選出の連邦上院議員サンダースは単一支払者による「メディケア・フォ・オール」提案(訳者註:政府による国民皆保険的健康保険)の署名について強調し、バイデンはオバマケアの基礎となった計画を支持し、民間の保険提供業者の役割を維持すべきと主張した。

医療制度に関するやり取りは、サンダースに対する問いかけから始まった。それは、連邦上院で過半数を握っている共和党が彼の計画に反対しているという現実を踏まえて、それではとりあえず、完全に彼の計画通りではないものを実現することに努力するのか、というものだった。彼はそれに同意せず、「私は単一支払者メディケア・フォ・オールを可決できると考えています」と述べた。

そしてバイデンは自分自身の計画について述べた。それはオバマケアに対して公的な選択肢を付け加え、アメリカ国民が保険のために保険料を支払うにあたり、その収入制限が低くなると述べた。

バイデンは「ワシントンが国民を支配するようなことをすべきではないんです。だからあなたの計画は実現できないのです」と述べた。

サンダースはバイデンの計画は「基本的に現状維持に過ぎない」と述べた。バイデンはサンダースの計画は10年で30兆ドルの新たなコストが必要となり、その結果として増税が起きるだろうと反撃した。

サンダースは医療制度のために税金を支払うことになるが、アメリカ国民はそれ以上自己負担金、保険料、控除を支払う必要はなくなり、処方箋薬の支払いについて年間200ドルを上限とすることができると述べた。

ある時点で、バイデンは論争を止め、激しく腕を動かしながら発言するサンダースに対して、「ちょっとの間腕を下げたらどうだい、バーニー」と述べた。

サンダースは「君に手を振っているだけだよ、ジョー」と返した。

(5)クロウブシャーは状況を動かしたい(Klobuchar wants to make a move

現在のところ、ミネソタ州選出連邦上院議員クロウブシャーはアイオワ州で少しずつかつ確実に支持を伸ばしている。彼女はアイオワ州での逆転に望みをかけている。

しかし、クロウブシャーは予備選挙においてトップ集団から離されているままだ。そして、討論会の壇上こそはその差を縮めるための最後の機会となったことは明らかだ。

クロウブシャーは目立つ瞬間やテーマを逃さないようにするために不意に入ってきたので、最も熱心な参加者となった。

包装されていない時間帯に大学無償化について会話がなされていた時に「私が答えてよろしいですか?」と述べた。

障害を持つ人々に地域にどのように参加してもらうかについての会話中、彼女は「私がその質問に答えてよろしいですか?」と述べた。

討論会において注目される存在になろうとしたクロウブシャーの努力は結実した。最初の1時間でクロウブシャーはどの候補者よりも話す時間を確保することができた。その間、クロウブシャーは会話をリードした。そして、全体として彼女は2番目に多く話す時間を確保できた。

バイデンとサンダースが医療制度について論争を繰り広げる中、クロウブシャーは「私はこの議論を拝聴するためだけにここに来たのではありません。私は物事を前に進めるためにここにやってきました」と発言した。

(6)アンドリュー・ヤンは重要な候補者であることを証明した(Andrew Yang shows he belongs

1年前、ヤンは無名の実業家で、自身の立候補について真剣だということを人々に誓うことだけをやっていた。

木曜日の夜、ヤンは討論会会場にいるべき候補者であることを証明した。彼は政治と政策を分かりやすい言葉で人々に語ることができることを示すことで候補者としての力を証明した。

このことが最も明確に示されたのは、討論会の檀上にいる白人ではない候補者はヤンだけだということについて質問された時だった。ニュージャージー州選出連邦上院議員コーリー・ブッカーと元住宅都市開発長官フリアン・カストロは討論会参加条件をクリアできず、カリフォルニア州選出連邦上院議員カマラ・ハリスは選挙戦から撤退してしまった。

アジア系であるヤンは「今夜のこの檀上に唯一の非白人候補者として立っていることは光栄ですが、同時に失望を禁じ得ません」と述べた。

ヤンは微笑みをたたえながら、「カマラがいなくて残念です。コーリーがいないのも残念です。もっともコーリーは戻ってくると思いますけれどもね」と述べた。

この発言に対してホールいっぱいの大きな拍手が起きた。ヤンは若い時に人種差別的な言葉をかけられる対象となったと述べ、「アフリカ系アメリカ人とラティーノは言葉よりもより激しい差別を受けてきた」と語った。

ヤンは政策についての質問を個人に引き付けることで時間を使った。香港での騒動について質問された際、ヤンは自分の家族が香港にいると述べた。また、移民法制の改善について質問された時、「もちろん私はそうしますよ。私自身も移民の息子ですし、私は子供の頃に親に連れられてアメリカにやってきた人々(ドリーマーズ)が全ての点でアメリカ人であると認識しています。しかし、現在の移民法制では不法移民となってしまうのです」と述べた。

ヤンは討論会の最後もトーンを変えることはなかった。そして、ヤンは自身の立候補はそもそも実現するはずのものではなかったと述べた。

ヤンは笑顔をたたえながら次のように述べた。「アメリカ国民の皆さん、私は皆さんが考えていることが分かります。どのようにして私はアメリカ国民の方々と共に今でも討論会に参加しているか分かりますか?」。

(7)大富豪の地位チェック(Billionaire status check

投資家で民主党の大口献金者トム・ステイヤーは今回の討論会に登壇した。彼はいつも通りのタータンチェックのネクタイをしていた。

元ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグは登壇しなかった。

大富豪2人は巨額の資金を投じてテレビCMを放映している。これによって2人は各種世論調査で一桁の支持率を記録するようになっている。2人は討論会で重要な役割を全く果たすことはなかった。

(8)贈り物か許しか?(Gifts or forgiveness?

今回の討論会もこれまでの討論会でも問われた質問が最後に出された。それは「あなたは競争相手に対して長所を提示するか、それとも何か謝罪したいことがありますか?」というものだ。

ステージ上の7名の候補者のうち、2人だけが許しを乞い、謝罪をおこなった。このようにしたのはステージ上の2名の女性、ウォーレンとクロウブシャーだった。

ウォーレンは自分自身が「興奮してしまう」ことがあるとして謝罪した。

彼女は「私は意図的にやっているのではないのですが」と述べた。

クロウブシャーは「私の発言などに怒りを覚えた人たち」に許しを乞うた。

クロウブシャーは「私はぶっきらぼうで攻撃的かもしれません。しかし、しかるべき候補者が党の指名候補となることが何よりも重要だと私は考えるのでそのように行動しています」と述べた。

男性の候補者たちはクロウブシャーとは違う方向に向かい、競争者たちに長所をアピールした。特に彼らが書いた本についてアピールした。

ヤンはちょっとためらいつつ次のように述べた。「私はデータについて本を書きました。もしデータに興味があるなら最適の本だと思いますよ。データと本が好きな人にとっても良い本だと思います」。

(貼り付け終わり)

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 古村治彦です。

 アメリカ大統領選挙民主党予備選挙の状況は大きな変化はない。ジョー・バイデン前副大統領がトップ、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ-モント州選出、無所属)が2位争い、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジが4位を固めている、という状況だ。来年2月から予備選挙が始まるが、早期に始まるアイオワ州やニューハンプシャー州ではブティジェッジがトップという状況になっている。
qunipiacuniversitypolls2019121115001
 大きな変化はないが、先日、予備選挙出馬を発表したマイケル・ブルームバーグ元ニューヨーク市長が数字を伸ばしている。ニューヨーク関連では、カーステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)とニューヨーク市長ビル・デブラシオが立候補したが、既に選挙戦から撤退している。2人に関しては地元のニューヨーク州での世論調査では数字が伸びず、人気がなかった。不支持率が支持率よりも高かった。

 マイケル・ブルームバーグの支持率の伸びと反比例してピート・ブティジェッジの支持率が下がっている。ジョー・バイデンとピート・ブティジェッジは共に中道派に分類されている。ライヴァルのエリザベス・ウォーレンとバーニー・サンダースはリベラル派に分類されている。ここに中道右派のマイケル・ブルームバーグが割って入る形になった。その割を食ったのはブティジェッジという形になっている。

 ブルームバーグの伸びがどれくらいか、だ。ブルームバーグがブティジェッジを追い抜いて4位となれば選挙の状況は変化することになる。しかし、「トランプ大統領よりも大富豪の民主党員(民主党→共和党→無所属→民主党)」ブルームバーグは、選挙資金は自弁(数兆円の資産を持つ彼からすれば数百億円は大きな金額ではない、献金を受けると献金者の影響を受ける)と決めており、討論会に出席することは最初から放棄している。しかし、既に多額の資金を投入してTV広告放映枠を買い取っている。こうした動きを民主党員や民主党支持の有権者がどのように捉えるか、で今後の動きは変化が起きる。

(貼り付けはじめ)

世論調査:バイデンは民主党予備選挙をリードし、ウォーレンとサンダースは2位を争う(Poll: Biden leads Democratic field, Warren and Sanders jockey for second

マックス・グリーンウッド筆

2019年12月16日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/474780-poll-biden-leads-democratic-field-warren-and-sanders-knotted-in-second

キュニピアックだいがくは月曜日に最新の世論調査の結果を発表した。ジョー・バイデン前副大統領はアメリカ大統領民主党予備選挙の候補者たちをリードしているが、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)とエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)は第2位の座をめぐり大接戦を演じている。

全国の民主党員である、もしくは民主党支持の有権者たちの中でバイデンは30%の支持を獲得した。この数字は8月以降では最も高い数字だ。8月の時点でのバイデンの支持率の最高は32%だった。

ウォーレンとサンダースの支持率は統計上では同率と言えるそれぞれ17%と16%だった。2人の支持率の差は今回の世論調査の誤差4.1ポイントの範囲内だ。

インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジは、アイオワ州とニューハンプシャー州という早期に予備選挙と党員集会が実施される各州でトップとなるべく、これら2州に力を注いでおり、今回のキュニピアック大学の世論調査の結果では支持率9%で第4位となった。

今回の世論調査の結果が示唆するのは、バイデンの支持率は選挙運動中の様々な失敗がありながらも回復傾向を保っているが、サンダースとウォーレンは民主党内の最もリベラルな有権者層の支持を獲得しようと奮闘している、ということだ。ブティジェッジはアイオワ州で支持率トップとなっているが、この世論調査ではブティジエッジが直面している問題を浮き彫りにしている。ブティジェッジは重要な人口学上の分類されたグループのいくつかにおける支持率でライヴァルたちに遠く置いていかれている。その中にはアフリカ系アメリカ人も含まれている。ブティジェッジのアフリカ系アメリカ人内における支持率(今回の世論調査で予備選挙ではブティジェッジに投票すると答えた)は2%しかない。

世論調査対象者の過半数の61%は、予備選挙で投票する候補者を変える可能性がると答えている。38%は支持する候補者を決めて変更はないと答えている。

バイデン支持者、サンダース支持者はそれぞれ支持している候補者を最も熱烈に支持している。予備選挙でバイデンに投票すると答えた有権者のうち48%は自分の選択に自身を持っているとし、サンダース支持者の49%もそう答えた。ウォーレンを支持するつもりだと答えた有権者のうち23%だけが決定を変えないと答えた。ブティジエッジ支持者では17%だけがそのように答えた。

ウォーレンは「2番目に支持する候補者」でトップとなっている。世論調査の回答者のうち21%がそのように答えた。バイデン支持者の26%が、バイデンがいないと仮定するならばウォーレンを支持すると答えた、ブティジェッジ支持者の28%がウォーレンを2番目に支持する候補者として名前を挙げた。サンダース支持者の50%がウォーレンを2番目に支持する候補者に挙げている。

キュニピアック大学による今回の世論調査は1390名の登録済有権者を対象に実施された。567名の民主党員、民主党支持の無党派の有権者が含まれている。世論調査は2019年12月11日から15日にかけて行われた。誤差は2.6ポイントだ。民主党員もしくは民主党支持の有権者だけに限ると誤差は4.1ポイントだ。

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 アメリカ大統領選挙民主党予備選挙の有力候補者カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が選挙戦からの撤退を発表した。支持率が低迷し、政治献金も集まらない中で、資金がなくなって選挙戦が続けられないと発表した。
kamalaharris119

 支持率ではトップ3に入る時期もあったが、7月以降は支持率下落が止まらず、第4位の位置をインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジに完全に奪われてしまっていた。挽回は不可能と判断し、早めに撤退ということになった。これで民主党の金城湯池であるカリフォルニア州から民主党所属の大統領が生まれる機会は失われた。民主党はアメリカ東西両海岸地区を支持基盤としているが、ロッキー山脈から西の各州の出身者が大統領になったことはない。共和党で言えばリチャード・ニクソン、ロナルド・レーガンがいるのに、民主党ではいないのだ。
2019morningconsult20191124006

 カマラ・ハリスは最初から有力候補として捉えられていたが、自分の立場を明確にできなかったことが選挙戦撤退にまでつながってしまった。検察官、カリフォルニア州司法長官、連邦上院議員としての経歴、非白人のマイノリティとして生まれたが刻苦勉励で這い上がってきた努力と根性、才能といった点が強みとなるはずであった。

 しかし、ハリスはリベラル左派なのか、穏健中道派なのかが最後まではっきりしなかった。手をこまねいているうちに、他の候補者たちが独自の立場を確立していったが、ハリスは最後までどっちつかずの印象を与えるだけだった。

 ハリスはしかしながら、副大統領候補の有力候補となる。特にジョー・バイデン前副大統領とは親しい関係にあり、バイデンが大統領選挙の民主党指名候補になれば、バイデンから指名を受ける可能性がある。バイデンとならば考えを合わせてコンビとしてやっていけるだろう。私は以前から、ハリスがバイデンに副大統領候補になるだろうと書いている。私は、リベラル左派のエリザベス・ウォーレンとバーニー・サンダースが組み、一方、バイデンとハリスが組むという形になると考える。ハリスはまた大票田のカリフォルニア州を地盤としているので、彼女の動向、具体的には誰を推薦支持するかで、予備選挙の動きは大きく決まるように思う。そういった点で、ハリスは良い時期に選挙戦から撤退したと思う。ただ次があるかというとそれはないのではあるが、傷が浅いうちに撤退できたと思う。

 ハリスは他の撤退した候補者たちとは違い、これからも動向が注視される人物だ。選挙戦撤退してからの方が注目が集まるという変なことが起きるだろう。

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カマラ・ハリスが大統領選挙から撤退(Kamala Harris drops out of presidential race

リード・ウィルソン、ジョナサン・イーズリー筆

2019年12月3日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/472820-kamala-harris-drops-out-of-presidential-race-reports

カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は火曜日、民主党予備選挙の選挙運動を停止すると発表した。ハリスはひとたびライジングスターであったが、ここ数カ月は選挙戦の状況はどん底になっていた。彼女は政治的才能を維持可能な選挙運動に転換することができなかった。

ハリスが選挙戦に出馬した当初、有力候補と考えられていた。人々の関心を集める生い立ち、演説会など人々の前に姿を現す際の存在感、アメリカ国内最大でかつ最も豊かな州であるカリフォルニア州におけるしっかりした政治献金基盤といった点で有力候補だと考えられた。彼女は出身地のカリフォルニア州オークランドで出馬宣言を行うために集会を開いたがその時には数千人の人々が集まった。しかし、それから11か月後、ハリスは記者団に対して強力な選挙運動を続けるための財政力がなくなってしまったと語ることになった。

ハリスは声明の中で次のように書いている。「私は選挙運動について詳細に評価し、全ての角度から見るように努めた。そして、私の人生において最も厳しい決断を下すことにした。大統領選挙を続けるために必要な財政上の資源がなくなってしまった。私は大富豪ではない。私は自己資金で選挙運動を続けることはできない。選挙戦を続けていく中で、選挙資金集めがどんどん困難になっていった」。

ハリスは続けて「誠実であろうとするならば、私は自分ではできないと考えているのに、それを続けることができると私の支持者やヴォランティアの方々に言うことはできない」と書いている。

これまでの11カ月の選挙戦の中で、ハリスには、当時のバラク・オバマ連邦上院議員(イリノイ州選出、民主党)の辿ったコースである、州レヴェルの公職から連邦上院議員、そしてホワイトハウスへという道のりをたどるだろうと考えられる機会が何度かあった。彼女は若者とアフリカ系アメリカ人有権者が作ったオバマ連合(Obama’s coalition)を再び結集させたいと望んだ。ハリスは今回の予備選挙の候補者たちの中でも傑出した討論をリードする能力を持っていた。

ハリスは堅実な選挙運動を展開した。カリフォルニア州に住むヴェテランのストラティジストを集めたブレイントラスを作った。ストラティジストたちはハリスのこれまでのキャリアで助言を与えてきた人々だった。また、カマラ・ハリスの妹マヤもこのブレイントラストに参加した。彼女は民主党系の政策専門家として実績を積んできた人物だ。ハリスはアイオワ州の活動家の中でも重要な人物たちからの推薦支持を得たし、全米で最初に党員集会が実施される重要なアイオワ州に多くのオーガナイザーを投入した。

民主党系のストラティジストであるが今回の大統領選挙には関与していないダグ・ソーネルは「ハリスは本当に素晴らしい選対を組んでいた。彼女のティームには本当に優秀で、才能あふれる人たちが揃っていた。彼女は本当に素晴らしいスタートを切った。しかし、それが彼女の選挙運動に対して常に高い基準を設定することにもなってしまった」。

しかし、ハリスは初期の熱狂を安定した支持に転換させることに苦闘した。他の候補者たちはイデオロギーな立場を明確にさせ、民主党予備選挙に参加予定の有権者たちにとっての重要な諸問題に対処するための計画を発表することで有権者の支持を集めようとしてきた。その中でハリスは自身の立場をはっきりさせず、選挙戦でのテーマと戦略を色々とつまみ食いしているように思われた。

他の候補者たちはアメリカの医療システムをどのように劇的に改善するかについて自身の立場を選択した。バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ-モント州選出、無所属)が連邦上院に「メディケア・フォ・オール」法案を提出した際、ハリスは共同提出者となったが、その後、共同提出を取り下げた。討論会の席上、ハリスは民主党内部の分裂線となっている医療システムについての自身の考えを明確にかつ簡潔に示すことができなかった。

ハリスは自分が持つ最善の2つの資産を利用する方法を見つけることができなかった。2つの資産とは、2020年の民主党全国大会に最大数の代議員を送り込む地盤としているカリフォルニア州と厳格な検察官だったという経歴だ。検察官としての経歴は討論会での激しいパフォーマンスと存在感に資するものだ。

討論会の席上、トゥルシー・ギャバード連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)はハリスのカリフォルニア州司法長官としての記録を激しく批判した。ギャバードはマイノリティと麻薬関連の微罪を犯した人々を過剰に収監したと批判した。ハリスはカリフォルニア州での世論調査で7月に1回だけトップに立った。

ハリスは自身の立場をどのように取るかについて議論を続けたが、他の候補者たちはハリスの周囲の堀を埋めていった。ハリスが取るべき立場を他の候補者たちが取るようになっていったのだ。ジョー・バイデン前副大統領は自分自身を、トランプ大統領を倒せる可能性が最も高い人物と位置付けた。エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)は進歩主義派の代表として、諸政策を次々と発表している。インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジは選挙戦の初期の段階で人々の支持を集めることが出来た時期を利用して自分自身を中道派の候補と位置付けた。

ハリスはこうした位置づけを試み、失敗した。

ソーネルは次のように述べている。「ハリスは彼女の選挙運動において自分自身の明確な性格付けをすることができなかった。他の候補者たちは自分の立場や立候補の理由を次々と変えていった。選挙戦当初からハリスは検察官としての経歴をどのようにして自分の強みとして利用するかということが分かっていないようだった」。

ハリスは選挙運動において上昇局面をつかむことに苦戦した。ハリスの最大の上昇局面は1回目の民主党討論会にバイデンと対峙した時だった。その後、ハリスは短期間ではあったが政治献金額を伸ばし、世論調査での支持率を上昇させた。しかし、そうした勢いを安定した支持に転換することに失敗した。

ハリスの世論調査での支持率の数字は第1回目の討論会の後に最高を記録した。しかし、その後は継続的に下落していった。8月になって全国規模とアイオワ州での世論調査で支持率が10%を割り、それ以降は回復しなかった。

ハリス選対はボルティモアに本部を置いていたが、選対内部で緊張関係が高まっていった。カマラ・ハリスの妹であり民主党系の政策専門家であるマヤ・ハリスが選対責任者フアン・ロドリゲスとスタッフの人事、支出、政策決定に関して衝突した。有力な支持者たちはカマラ・ハリスに対してロドリゲスを解雇し、コンサルタント・ティームの力を取り上げるように公の場で進言した。

ここ数週間、政治献金の集まりがスローダウンしたことを受けて、ハリスはアイオワ州に持てる力を注ぐと発表し、その他の早期に予備選挙が実施される各州の選挙スタッフを解雇していた。

ハリスは12月の民主党候補者討論会の2週間前に選挙戦を止めたということになる。候補者討論会は2019年12月19日にロサンゼルスで実施予定だ。ハリスは既に参加条件をクリアしていたし、スーパーPACはアイオワ州の各テレビ局の放送時間の購入を始めたばかりだった。

スーパーPACは火曜日、放送時間の購入と保持のキャンセルを開始した。

ライヴァルや支持者たちはハリスが選挙戦からの撤退を発表した後で、彼女に賛辞を贈った。

アイオワ州メイソンシティでの選挙集会に参加直後、バイデンは「彼女は一流の知識人であり、一流の候補者であり、本物の闘士だった。私は彼女の選挙戦撤退について複雑な感情になっている。そのような感情になっているのは彼女が首尾一貫した人物であり、才能に溢れた人物だからだ」と語った。

ハリスは選挙戦から撤退したが、国政レヴェルでの存在感がなくなるということではない。彼女は副大統領候補の有力候補と見られている。スーパーチューズデーの時にカリフォルニア州で予備選挙が実施されるが、それまでにハリスの支持を得たいとどの候補者も望むことだろう。

民主党全国委員会の委員でカリフォルニア州出身のボブ・マルホランドは次のように述べた。「カリフォルニア州民はハリス上院議員を誇りに思うだろう。他の候補者たちにとってカリフォルニア州で支持を伸ばすことは難しい。ハリス議員にとって全国規模で支持を伸ばすことは難しかったが彼女はよく戦った。今回はうまくいかなかったということだ」。マルホランドはハリスの党指名獲得への支持を表明していた。

ハリスはトップ集団の候補者としては初めての脱落者となった。また今週になって3人目の脱落者ともなった。今週はモンタナ州知事スティーヴ・ブロック(民主党)とジョー・セスタク元連邦下院議員(ペンシルヴァニア州選出、民主党)が選挙戦からの撤退を表明している。ハリスの連邦上院議員の任期は2022年までとなっている。

火曜日、ハリスが選挙戦撤退を発表した直後、カリフォルニア大学バークリー校政治研究所が『ロサンゼルス・タイムズ』紙に発表した世論調査の結果では、カリフォルニア州在住の民主党支持の有権者の61%がハリスは選挙運動を止めるべきだと答えた。

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ハリスの選挙戦からの撤退を受けてのギャバードの発言:「私は彼女のアメリカ国民に奉仕したいという真摯な思いを尊敬します」(Gabbard on Harris leaving race: 'I respect her sincere desire to serve the American people'

レイチェル・フラジン筆

2019年12月3日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/472847-tulsi-gabbard-responds-to-kamala-harris-leaving-race-i-respect-her-sincere

大統領選挙民主党予備選挙候補者トゥルシー・ギャバード連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)が、カマラ・ハリス連邦上院議員が火曜日に大統領選挙からの撤退を発表したことを受け、「ハリスのアメリカ国民に奉仕したいという真摯な思い」を尊敬すると述べた。

ギャバードとハリスは選挙戦でやり合っていた。ギャバードはツイッター上で「選挙戦を懸命に戦ったカマラ・ハリス、彼女のご家族、支持者に心からの敬意を表します」と書いた。

ギャバードは続けて「私たちはいくつかの問題で同意できなかったのですが、私を含む多くの人々は彼女のアメリカ国民に奉仕したいという真摯な思いを尊敬することでは一致しています。私は、アメリカが直面する諸問題について対処するために共に働くことを希望しています」と書いた。

ハリスは火曜日、多くの人物が立候補している大統領選挙民主党予備選挙からの撤退を発表した。ここ最近、ハリスは世論調査の支持率の数字と政治献金額の減少に直面していた。

ハリスは声明の中で「選挙運動を続けるために飛鳥な財政的資源がなくなってしまった」と書いている。

ハリスとギャバードはお互いを批判し合っていた。ギャバードは今年初め、「ハリスにはアメリカ軍の最高司令官の資格はない。彼女には外交政策分野での経験がなく、激しい気性で大統領に向かない」と述べた。

ギャバードはハリスのカリフォルニア州司法長官としての記録を批判した。

一方、ハリスはギャバードがフォックスニュースに出演したことを攻撃し、トランプの元首席戦略官のステイ―ヴ・バノンと仲が良いことを非難した。

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 古村治彦です。

 少し古い記事だが、ジョー・バイデンが民主党の指名を受けて大統領候補となる場合に副大統領候補として指名する可能性のある女性の名前を4名挙げた。この時はまだカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が選挙戦からの撤退を表明していなかったために名前は入っていないが、私がこれまで何度も書いてきているように、ハリスも副大統領候補の有力候補者だ。

 バイデンが名前を挙げた人々について簡単に見ていく。サリー・イエイツは連邦検察官として昇進を重ね、2015年には司法副長官となった。アメリカの内閣は長官(Secretary)で構成されるが、司法長官の英語名は「United States Attorney General」であり、より正確に訳すと、アメリカ合衆国総検察官長ということになる。アメリカ連邦最高裁判所に訴追される案件について指揮を執る、もしくは対処することが根幹の仕事だ。

イエイツはトランプ政権成立後も司法長官代行として司法省に残っていたが、トランプ大統領によるイスラム教国出身者のアメリカ入国制限に対して「合法とは言えないのではないか」と発言したことで解任された。
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イエイツ

ステイシー・エイブラムスは2018年の中間選挙の際に、ジョージア州知事選挙に出馬し、共和党の候補者ブライアン・ケンプと大接戦を演じて惜敗した。ジョージア州は共和党が強いレッドステイトであり、黒人女性エイブラムスが白人男性ケンプに迫れるとは誰も考えていなかった。エイブラムスはバーニー・サンダースやバラク・オバマの推薦支持を得ていたことも接戦を演じる理由になった。エイブラムスはややリベラルではあるが左派まではいかない人物であり、今年に入って副大統領候補に最適の人物という評判も出ている。
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エイブラムス

ジーン・シャヒーンとマギー・ハッサンは共にニューハンプシャー州選出の連邦上院議員だ。シャヒーンはニューハンプシャー州知事を3期務めた実績がある。シャヒーンは2003年のイラク戦争を支持したことからも分かる通り、ヒラリー派である。マギー・ハッサンはシャヒーンの次のニューハンプシャー州知事を務めた人物だ。ハッサンはややリベラルというくらいの人物だ。
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シャヒーン
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ハッサン

12月に入り、カマラ・ハリスという絶好の副大統領候補の有力者が出てきた。しかし、知名度だけで副大統領候補が選ばれることはない。選挙戦略として、どの地方に重点を置くかということも重要な要素となる。アメリカ両沿岸部にあるブルーステイト(民主党が強い州)はこれまで以上にテコ入れをする必要はない。民主党にとって問題はアメリカ南部と中西部をどうするかということだ。中西部はバイデン自身の力で何とかなるとすると、南部が重要ということになる。ここでいくつかの州で共和党を崩せれば勝利はぐっと近づく。

サリー・イエイツはジョージア州で生まれ育ち、連邦検察官としてジョージア州で働いている。また、ステイシー・エイブラムスはジョージア州知事選挙で活躍したし、それまでにもジョージア州議会議員を務めた実績を持つ。南部を何とかしたいということならばこの2人が副大統領候補ということになるだろう。

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バイデンは副大統領候補に指名する可能性がある4名の女性を明らかに(Biden reveals four women he could pick as his running mate

マリナ・ピトフスキー筆

2019年11月23日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/471810-biden-reveals-four-women-he-could-pick-as-his-running-mate

アメリカ大統領選挙民主党予備選挙の有力候補ジョー・バイデンは自分が民主党の指名を勝ち得た場合に副大統領候補に指名する可能性のある4名の女性の名前を示唆した。

金曜日の夜にタウンホール形式で開かれた集会において、バイデンは副大統領候補について質問され、「あなたがなってくれますか?」と冗談めかして答えたと『USAトゥディ』紙は報じた。

バイデンは個別の名前を明らかにしなかったが、複数の人物たちには資格があると述べた。バイデンは「解任された司法副長官」と述べ、サリー・イエイツ(Sally Yates、1960年―、59歳)前司法副長官に言及した。また、「ジョージア州知事になるべきであった女性」と述べ、ステイシー・エイブラムス(Stacey Abrams、1973年―、45歳)、「ニューハンプシャー州選出の2人の連邦上院議員」と述べ、ジーン・シャヒーン(Jeanne Shaheen、1947年―、72歳)(民主党)とマギー・ハッサン(Maggie Hassan、1958年―、61歳)(民主党)に言及した。

イエイツは2017年にトランプ大統領によって解任された。イエイツはトランプ政権が設定した旅行禁止を擁護することを拒絶し解任された。イエイツは短期間だが司法長官代理も務めた。

元ジョージア州議会議員を務めたエイブラムスは、2018年の州知事選挙で共和党のブライアン・ケンプを僅差で追いつめた人物だ。今月初め、エイブラムスはアイオワ大学で講演し、その中で副大統領候補に指名されることは「とても嬉しい」ことだと述べた。

バイデンはオバマ政権で副大統領を務めていた時期についても議論した。USAトゥディ紙は、バイデンは副大統領候補を指名する際に最重要の要素は「哲学的に」同調できることだと述べたと報じた。

バイデンは「私とオバマ大統領は哲学的に合意していたし、全ての問題について戦略的にも同調していた。戦術に関しては時に合意できないこともあった。副大統領は閣議で大統領に反対することもできない」と述べた。

バイデンは「私たちは議論をしたこともあった。裏では怒鳴り合ったりもした。しかし、私たちは常にお互いに信頼し合っていた」とも述べた。

(貼り付け終わり)

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