古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:ジョー・バイデン

 古村治彦です。

 

 今年の秋に中間選挙(連邦下院全議席、連邦上院3分の1の議席の改選)を控えていますが、これが終われば、ちょっとしてから2020年の米大統領選挙へと進んでいきます。こうしてみると、アメリカはいつも選挙ばかりという感じがしてきます。ですから世論調査というものが意味を持ってくるのでしょう。しかし、精密な世論調査といっても限界が出てきます。

 

 トランプ大統領は歴代の大統領に比べて支持率自体の数字は低いですが、最近になって支持率が上昇しているということだそうです。特に共和党支持者の間での支持が高いということです。トランプ大統領は保護主義的な貿易政策を実施し、それに中国が対抗しようとしています。GDPの差で言えばアメリカが100とすると中国は60くらいですから、中国にとっては痛手となります。中国としてはEUやロシアとの提携を深めつつ対抗しようというところでしょうが、アメリカはEUとの間で自動車などの関税を上げないという約束をしましたので、なかなかうまくやっています。

 

 このような保護主義的な政策は本来民主党系が主張するところであり、トランプ当選の原動力となったラストベルト(工業地帯)の労働者の人々(労働組合参加を通じて元々は民主党支持だった人々)の支持を集める政策ということになります。

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 中間選挙も終わっていないのに、2020年の大統領選挙の話をすると鬼も呆れるとは思いますが、早速、大統領選挙の話が出ているようです。民主党はジョー・バイデン前副大統領の名前が出ています。世論調査の結果では、トランプと一対一で戦ったら7ポイント差でリードするという結果が出たそうです。しかし、アメリカ大統領選挙は各州の選挙人の取り合いなので単純な世論調査の結果では判断が難しいところです。15ポイントから20ポイントくらの大幅な差がない限りは、トランプが有利と見た方が堅実だと考えます。

 

 民主党側も問題を抱えており、2016年の大統領選挙での分裂がいまだに解決できていないようです。民主党の候補者となり本選挙で敗れたヒラリー・クリントンと争ったバーニー・サンダース連邦上院議員が存在感を増しています。ニューヨークでサンダースの選挙運動を手伝ったアレクサンドリア・オカシオ=コルテスという女性が10期連続で連邦下院議員に当選し、次はいよいよ下院議長ではないかと言われていた現職を予備選挙で破り、民主党の連邦下院議員選挙候補者になるという大番狂わせが起きました。

 

 トランプへの支持とサンダースとオカシオ=コルテスへの支持は、「現体制派に対する怒り」が根底にあるという点で共通しています。国内問題を解決せよ、腐れ切ったワシントンを掃除せよ、という人々の怒りが共和党、民主党それぞれの極端な部分への支持となり、体制派の旗色が悪くなっているのが現状と言えるでしょう。

 

 そして、これはアメリカ帝国の衰退、そしてもっと言えば資本主義の終焉に向けた動きということが言えるのかもしれません。

 

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世論調査:2020年の仮定の選挙ではバイデンが7ポイントをリード(Biden tops Trump by 7 points in hypothetical 2020 matchup: poll

 

エミリー・バーンバウム筆

2018年8月1日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/399820-biden-tops-trump-by-7-points-in-hypothetical-2020-matchup-poll

 

『ポリティコ』誌とモーニング・コンサルタント社の共同世論調査によると、2020年の大統領選挙に関して本選挙の仮定の設定を行った場合、ジョー・バイデン前副大統領がトランプ大統領を7ポイント差でリードしているという結果が出た。

 

有権者登録をしている人の44%が次の大統領選挙ではバイデンが立候補するならばバイデンを支持するだろうと答えた。一方、37%がトランプの再選を支持すると答えた。

 

世論調査によると、有権者登録を行っている民主党支持者の間では、バイデンよりも今は無名な新たな候補者の方がトランプに対して優勢であるという結果が出ている。有権者登録を行っている民主党支持者の89%が自党の無名な新たな候補者を支持すると答え、80%がバイデンを支持すると答えた。

 

共和党支持者の78%がトランプの再選に投票するだろうと答えた。

 

バイデンはこれまで1998年と2008年の大統領選挙に出馬したが、両方ともにすぐに撤退する結果となった。バイデンは2020年の大統領選挙の有力候補と噂されている。6月の世論調査では、民主党支持者たちの間で最も高い支持を集めた。

 

トランプは6月にCBSニュースのジェフ・グロアのインタヴューを受けた際に、バイデンはトランプにとって「夢に見る」競争相手となるだろうと述べた。

 

トランプは次のように述べた。「私はバイデンについて夢を見る。確かに夢だった。いいかい、バイデンは3回も大統領選挙に出馬したんだ。それぞれで1%も支持を得られなかった。オバマ大統領がゴミの山からバイデンを引き出したんだ。オバマがやったことに国民全員が衝撃を受けた。私はバイデンが競争相手になったらいいのになと思っている」。

 

トランプとバイデンはここ数年の間に何度か言い争いとなった。トランプが女性に対して侮蔑的な発言を行った際、バイデンは「二人が高校生だったら彼をぶっ飛ばしているところだ」と述べた。

 

バイデンはこれまでに出馬をしないとは述べていないし、今年の年末までに有権者に出馬の有無を知らせることになるだろう。

 

『ポリティコ』誌とモーニング・コンサルタント社の共同世論調査によると、トランプ大統領の貿易政策に影響を受けるアメリカの農業に対して120億ドルの補助金を出すという計画に対して57%が支持すると答えた。共和党支持者の79%、民主党支持者の48%が支持すると答えた。

 

今回の世論調査は、7月26日から30日にかけて実施され、1993名が答えた。誤差は2ポイントである。

 

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●「トランプ氏支持率、最高の45% 共和党系の支持拡大=WSJ調査」

2018年7月23日 WSJ

https://jp.wsj.com/articles/SB12725973517339393911604584363582090165434

 

 ドナルド・トランプ米大統領はロシアのウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談後に厳しい批判にさらされたにもかかわらず、直近の世論調査で支持率がやや上昇した。トランプ氏の独特な政治スタイルはさまざまな物議を醸してきたが、今回の米ロ首脳会談を巡る批判も深刻なダメージとはなっていないようだ。

 

 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースの共同世論調査によると、トランプ大統領の支持率は45%。6月の調査から1ポイント上昇し、就任以来最も高くなった。調査が行われたのは、米ロ首脳会談前日に当たる15日からの4日間。トランプ氏は16日、プーチン大統領との共同記者会見で、2016年の米大統領選にロシアが介入したとする米情報機関の結論に疑義を唱えた。

 

 同調査では、共和党支持者の88%がトランプ氏を支持した。直近4人の歴代大統領のうち、就任2年目の7月時点で与党支持者の支持率がこれより高かったのは、同時多発テロ(01911日)後のジョージ・W・ブッシュ元大統領だけだ。

 

 11月の中間選挙後にどちらの党が議会を制するべきかとの質問については、民主党と答えた人の割合が約49%と、共和党の43%を6ポイント上回った。民主党優位の差は6月調査(10ポイント)や4月調査(7ポイント)から縮小した。

 

 登録有権者全体で見たトランプ氏の支持率は依然、同時期としては現代の歴代大統領の中で最低の部類に入り、同氏にとって危険信号は消えていない。

 

 有権者の約51%が米ロ両政府の関係を支持しない姿勢を示し、トランプ氏はプーチン氏に友好的過ぎると答えた人の割合も増えた。ロシアが16年の米大統領選に介入したと信じている人の割合は65%で、176月調査時点から8ポイント上昇した。          

 

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(終わり)

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 古村治彦です。

 

 オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey、1954年―)はテレビ番組の司会者として出発し、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『カラー・パープル』(1985年)に出演し、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。「オプラ・ウィンフリー・ショー」は1986年から2011年まで放送されたお昼に放送された大人気トーク番組で、ビル・クリントン、バラク・オバマ両大統領の当選に貢献した番組です。「オプラ・ブック・クラブ」という本の紹介コーナーで紹介された本はベストセラーになりました。リベラル派文化人と言ったところです。

 

 オプラがゴールデングローブ賞の授賞式で行った演説で、民主党の大統領選挙候補者になって欲しいという待望論が出てきました。彼女はこれまで民主党を応援する立場でしたが、是非出馬して欲しいという声が沸き起こっています。

 

 以下に、オプラの大統領選挙出馬に関する世論調査の結果を報じた記事をいくつか掲載していますが、アメリカの有権者は概して、「オプラは出馬すべきではない」と考えているようです。現実政治の汚さと厳しさで彼女が傷つくべきではないと考えているようです。

 

 民主党支持者に対する最新の世論調査の結果では、民主党大統領選挙候補者としてふさわしい人物として、ジョー・バイデン前副大統領(26パーセント)、バーニー・サンダース連邦上院議員(21パーセント)、オプラ・ウィンフリー(20パーセント)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(18パーセント)といった名前が挙がっています。

 

 別の世論調査では、オプラ対トランプとなったら、50パーセント対39パーセントでオプラが勝つという結果が出ましたが、民主党支持者の40パーセント、共和党支持者の77パーセントがオプラの出馬に不賛成だと答えています。

 

 民主党は2016年の大統領選挙で、バーニー・サンダースが健闘し、ヒラリー・クリントンを追い込み、結果として大きな分裂が出来てしまいました。エスタブリッシュメントと非エスタブリッシュメントの間に埋めようがない亀裂を生みました。そして、非エスタブリッシュメントの一部はヒラリーではなく、トランプを応援しました。

 

 オプラはシカゴに居住してトーク番組を撮影し、それを全米に放映していました。ですからシカゴが地盤ということになります。私がシカゴに学会発表に行った時、観光をしたのですが、「あのビルでオプラが番組を作っているんだ」とガイドさんが教えてくれたことがありました。シカゴの名物、有名人です。

 

 しかし、オプラが莫大な財産を形成していることもよく知られており、そんな大金持ちが選挙に出ても、取り込みたい貧しい人々が投票するかというと疑問です。

 

 ですから、前回も名前が挙がった、ジョー・バイデン、バーニー・サンダース(前回は実際に出馬して予備選挙で検討)、エリザベス・ウォーレンが今のところは有力ということになるでしょう。民主党はまず亀裂を修復し、金持ちたちが自分たちのリベラルな理想を実現するための道具であるという状況から脱却しなければなりません。

 

 

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Poll: Biden has 2020 lead over Oprah, top Dems

 

BY JONATHAN EASLEY - 01/11/18 04:47 PM EST  37

http://thehill.com/homenews/campaign/368580-poll-biden-has-2020-lead-over-oprah-top-dems

 

Former Vice President Joe Biden has a small lead over media mogul Oprah Winfrey and the field of potential Democratic presidential candidates for 2020, according to a new survey.

 

The poll from RABA Research — an outlet helmed by past campaign aides for former President Obama and former Republican presidential candidate Jeb Bush — finds Biden leading among Democratic voters polled with 26 percent support.

 

Sen. Bernie Sanders (I-Vt.), whose insurgent challenge to Hillary Clinton turned him into a pop culture icon and progressive hero, is in second place at 21 percent.

 

Winfrey, whose Golden Globes speech this week sparked presidential buzz on the left, takes 20 percent. She is followed by Massachusetts Sen. Elizabeth Warren (D) at 18 percent.

 

Fifteen percent of respondents said they’re unsure at this point or would pick someone else. Democrats could have a massive field of candidates vying to take on President Trump in 2020.

 

Biden also has the highest favorability rating in the field, at 76 percent positive.

 

Winfrey and Sanders ring in at 67 percent favorable, while 58 percent of Democrats have a positive view of Warren.

 

The RABA online survey of 345 Democrats nationwide was conducted between Jan. 10-11 and has a 5 percentage point margin of error.

 

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Poll: Majority don't want Oprah to run

 

BY JUDY KURTZ - 01/12/18 09:34 AM EST

http://thehill.com/blogs/in-the-know/in-the-know/368685-poll-majority-dont-want-oprah-to-run

 

Oprah Winfrey would beat President Trump in a 2020 showdown, but the majority of voters don’t actually want her running for office, according to a new poll.

 

The 63-year-old former talk show host would win the White House over 71-year-old Trump, 50 to 39 percent, an NPR/PBS NewsHour/Marist poll, released Friday, finds.

 

 

But the majority of those polled said they had no interest in seeing Winfrey, the founder of the OWN TV network and star of the upcoming film, “A Wrinkle in Time,” trade the media world for the political ring. Fifty-four percent of the 1,350 adults surveyed said they wouldn’t want to see Winfrey run for president in 2020.

 

While 40 percent of the Democrats polled said they’d be against a Winfrey 2020 White House bid, a whopping 77 percent of Republicans opposed any potential campaign.

 

Winfrey stirred speculation of a White House run after she delivered an impassioned speech about the "Me Too" movement at the Golden Globe Awards on Sunday.

 

For too long, women have not been heard or believed if they dared to speak their truth to the power of those men,” Winfrey said while accepting the Cecil B. DeMille Award at the ceremony in Los Angeles. “But their time is up. Their time is up!”

 

Winfrey has remained mum since her Globes speech about any political ambitions.

 

Her best friend, “CBS This Morning” anchor Gayle King, said earlier this week that the media mogul was “intrigued” by the idea of a presidential run. But King added on Tuesday that she didn’t think Winfrey was “actually considering” a political bid.

 

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 古村治彦です。

 

 バラク・オバマ大統領の下で副大統領を務めたジョー・バイデンに対する待望論がアメリカ国内で大きくなっています。2016年の大統領選挙で敗北を喫した民主党は内部分裂を修復できないままできました。2018年の中間選挙では党勢の回復が見込まれていますが、2020年の大統領選挙に内部分裂が修復されないままで突入すると、また敗北するという危機感が民主党内にあります。

 

 そうなると出てくるのが、「昔はよかった」という感情です。そして、バラク・オバマ大統領の二度の大統領選挙での勝利です。この時は民主党内がまとまり勝利することが出来た、という懐かしむ感情が民主党関係者や支持者の中に出てきています。そして、オバマ政権の副大統領であったジョー・バイデンの待望論が出てきています。

 

 2016年の大統領選挙でもバイデン待望論がありました。しかし、バイデンは最終的に出馬を見送りました。期待の息子であったボウ・バイデンが脳腫瘍で亡くなってしまったことが大きな痛手となりました。

 

 バイデンは最新刊『約束してよ、父さん』の中で、息子ボウが元気で生きていれば、2020年の大統領選挙の民主党の候補者となって当選していただろうと書いているそうです。ボウは、自分を超える能力と人気を備えていたと書いています。

 

 バイデンの言葉は、父親としての愛情あふれた言葉であり、実際にそうだったのかもしれません。しかし、ボウを生き返らせることはできません。2020年にジョー・バイデンが出馬するのかどうか、ということが焦点となります。バイデンは既に70代ですから、2020年から二期務めれば80代ということになります。健康状態は個人差がありますが、大統領の激務を務め切ることが出来るのかどうか、どうしても不安が出てきます。

 

 2016年の時に出馬していれば、と思うと、返す返すも惜しいことであったと思います。しかし、それこそが「死んだ子の年を数える」ことになってしまったということなのかもしれません。

 

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バイデンは息子に大統領選挙出馬の可能性があったと言及:彼は自分の2.0ヴァージョンだった(Biden reflects on son’s potential to run for president: He was me 2.0

 

ジョシュ・デレク筆

2017年11月11日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/359951-biden-reflects-on-sons-potential-to-run-for-president-he-was-me-but?rnd=1510440750

 

ジョー・バイデン前副大統領は最新刊の中で、亡くなった息子が「ジョー・バイデン2.0」で、大統領になれる可能性があったと書いている。

 

ジョー・バイデンの最新刊『約束してよ、父さん:希望、苦難、目的のための一年(Promise Me, Dad: A Year of Hope, Hardship and Purpose)』には次のような一節がある。「デラウェア州の人々はボウの中に私のやってきたことを見つけていた。45歳のボウ・バイデンはジョー・バイデン2.0だった」。

 

ボウ・バイデンは、父ジョーが副大統領の2期目を務めている途中の2015年に脳腫瘍のために亡くなった。バイデンの回顧録のタイトル「約束してよ、父さん』は、父ジョーと亡くなった息子ボウとの会話の中から採られたものだ。回顧録の中で、バイデンは息子ボウの人生と家族に与えた影響について書いている。

 

デラウェア州の歴史の中でもっと長期間にわたって連邦上院議員を務めたジョー・バイデンは息子ボウについて次のように書いている。「ボウはデラウェア州で最も人気の高い政治家だったと今でも考えられている。父親よりも人気が高かった。彼は私の長所を全て持っていた。そして私の短所全てを持っていなかった」。

 

ボウは2007年からデラウェア州司法長官を務め、2期目の途中で亡くなった。

 

バイデンは、ボウが2016年のデラウェア州知事選挙出馬を計画していたことに言及し、「ボウは多くの政治的な可能性を持っていたと今でも確信している」と述べた。バイデンは次のように述べた。「ボウがいつの日か大統領選挙に出馬するだろう、そして、兄弟たちの助けを受けて、当選できただろうとも考えている」。

 

バイデンの最新刊は今週発売予定となっている。バイデン前副大統領は2020年の大統領選挙の出馬の可能性を完全に排除してはいない。

 

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 古村治彦です。

 

 2020年のアメリカ大統領選挙に関して、これまで若手のスターで、候補者になりうる人物たちをご紹介してきました。今回は、大物であるジョー・バイデン前副大統領です。バイデンは、2016年の大統領選挙で、民主党の候補者として待望されていましたが、直前に長男ボウ・バイデンが脳腫瘍で亡くなったこともあり、家族で相談して、バイデンは出馬しないという決断をしました。これで、ヒラリー・クリントンが民主党の大統領選挙候補者となり、最終的に敗れてしまいました。

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ジョー・バイデン

 

 2020年の大統領選挙に向けて、民主党は新規まき直しを図っていますが、民主党内の分裂が深刻で、2020年もまた共和党、トランプに勝てないのではないかという悲観論すらも出ています。そうした中で、バラク・オバマ前大統領の幻影と重なるジョー・バイデンの待望論も一部にあります。オバマ―バイデンのラインであれば、民主党がまとまっていけるというのがその理由ということになります。

 

 しかし、バイデンは既に70代と高齢で、2020年には78歳となります。任期中に80代となってしまいます。それで世界一の激務であるアメリカ大統領が務まるのかどうか、ということはどうしても心配になります。ですので、2020年に大統領選挙出馬するということは難しいと思います。

 

 バイデンは2016年の選挙に出馬して、ヒラリーではなく、彼が民主党の大統領選挙になっておくべきでした。そうすれば、ヒラリーが候補者になったために離れた支持者たちがバイデンに投票して、バイデン大統領になっていたと思われます。しかし、結局、出馬しませんでした。そして、タイミングを逃したということが言えるでしょう。

 

 歴史とはこういうことの積み重ねなのだろうと思います。

 

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バイデンの娘:父が2020年の大統領選挙に出馬することを望む(Biden's daughter: I hope he runs in 2020

 

マックス・グリーンウッド筆

2017年9月8日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/349804-bidens-daughter-i-hope-he-runs-in-2020

 

ジョー・バイデン前副大統領の娘は、父ジョーが2020年の米大統領選挙に出馬する準備をしてほしいと語ったが、同時に、「現在まで準備はしていない」とも語った。

 

アシュリー・バイデンは、『ウイメンズ・ウェア・デイリー』誌の取材に応じ、父親が出馬する計画を持っているのかどうかと質問され、「そうあって欲しいと思う」と答えた。アシュリーは続けて次のように語った。「父はこれまで以上に忙しい日々を送っています。彼は現在、バイデン財団とキャンサー・ムーンショットの仕事と、民主党の議員や候補者たちが次の選挙で当選するように応援活動に忙しいのです。彼は自身の選挙の準備をしていません。最愛の息子を失った後、父は毎日そのことを考えています。彼は時がいたれば決断するでしょう」。

 

アシュリーは次のように語る。「決断をするかしないかは紙一重だと思います。4年間あれば多くのことが起きます。私たち家族はそのことを実感しています。父は健康状態が良好で、その時点の状況を判断して、最終的に決断するでしょう。幸運を祈りたいと思います」。

 

これまで、前副大統領が大統領選挙に出馬する準備をしているのかどうか、人々の注目を集めている。バイデンは2015年に長男ボウ・バイデンが脳腫瘍で死去した後、2016年に大統領選挙の出馬をしないと決断した。

 

2017年1月に正式に退任して以降、バイデンは比較的明確な態度を維持し、バイデン財団を発足させ、今年の夏には、バイデン・キャンサー・イニシアティヴをスタートさせた。

 

アシュリー・バイデンは、健康問題がなければ、父ジョーは大統領選挙に出馬すると考えている。アシュリーは、物事はいつでも変化するということを認めながら、バイデンは「エネルギーに溢れている」と述べた。

 

アシュリーは次のように述べている。「父はエネルギーに溢れています。ですから、決断する時期が来たら、決断するでしょう。この3年間で多くのことが起きるでしょう。何が起きるかは分かりません。人生では何が起きるか分かりません。神のご加護で、私たちが健康に恵まれたら、選挙に出馬するでしょう。何が起きるかは誰にも分かりません」。

 

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 古村治彦です。

 

 アメリカの民主党は2020年の大統領選挙に危機感を持っているということは前回お知らせしました。その大きな原因となっているのが、民主党内の分裂であり、その分裂が大きくなっているのは、ヒラリー・クリントンが原因です。このブログでも以前、ヒラリーが選挙後も精力的に表舞台に出てきて、選挙で負けたことをいつまでも話し、自分の至らなさを反省するならまだしも、他人を攻撃ばかりしていることに、民主党内部でも批判が出ていることはお知らせしました。

 

 今回は、ヒラリーが2017年9月12日に出版する最新刊What Happenedでも反省ではなく、民主党批判を行っていること、それで民主党内部の分裂はますます大きくなるであろうこと、ヒラリーには多くの人々がうんざりしていることを紹介している論稿をご紹介します。論稿では、このトランプ時代に、ヒラリーとヒラリーを支持する時代遅れのエスタブリッシュメントは民主党のリーダーたり得ない、ということを訴えています。

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 ヒラリーが文句を言っているのは、第一にバーニー・サンダース連邦上院議員です。サンダースは民主党の予備選挙でヒラリーと激しく戦いました。ヒラリーは、サンダースがヒラリーに対して行った攻撃が最後までダメージを与え、サンダースの行った攻撃をトランプが利用して、「嘘つきヒラリー」という批判を浴びせてきた、と主張しています。また、サンダースの支持者たちは、性差別主義的であるとも批判しています。また、オバマ大統領はヒラリーに対して、サンダースからの批判に反論しないようにと助言し、それに従ったところ、結局、サンダースからの批判が尾を引いて本選挙で勝てなかったとオバマ大統領を批判しています。また、ジョー・バイデン副大統領にも不平をぶちまけています。

 

 「敗軍の将兵を談ぜず」は古今東西、敗れた人物のたしなみです。半生を語るならまだしも、不平不満、愚痴を述べることは下策中の下策です。ヒラリーは個人的なカタルシスのために言いたい放題、やりたい放題をすればいいわけですが、組織としての民主党は、それで分裂が深まるということになれば、次の選挙もどうなるか分からないということになります。

 

 ですから、ヒラリーには静かに余生を送ってもらいたいと思っている人が多いと思いますが、祟り神とヒラリーが元気に暴れまわれば回るほど、民主党は力を落としていくということになります。

 

 

 民主党の内部にも「いっそヒラリーが逮捕されないかな」と思っている人は多いと思います。それほど迷惑をかけているヒラリーなのです。

 

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トランプからの「嘘つきヒラリー」という攻撃について、クリントンはサンダースを批判(Clinton blames Sanders for Trump’s ‘Crooked Hillary’ attack

 

ジョナサン・イースリー筆

2017年95

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/349197-clinton-blames-sanders-for-trumps-crooked-hillary-attack

 

2016年の大統領選挙で民主党候補者ヒラリー・クリントンは、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)に対して、自分の選挙運動に「最後まで続くダメージ」を与え、トランプ大統領の「嘘つきヒラリー」という攻撃の「道筋をつけた」と攻撃している。

 

ヒラリーの選挙戦回顧録となる最新刊『ワット・ハップンド(What Happened)』の中で、ヒラリーは、サンダースから大企業の恩恵を受けていると批判されたのだが、それに対して、オバマ前大統領をはじめとする人々からそれに対して沈黙を守るように助言された、と書いている。

 

ヒラリーは次のように書いている。「予備選挙期間中、バーニーからの攻撃に対していつも反撃したいと考えていた。我慢しなさい、と自分自身に語りかけていた。バーニーの計画は全く理解できないものだった。彼の計画は中流階級の世帯の増税を意味し、空想以上のものではなかった。彼は私を進歩派ではないと主張していたが、空想的な計画は彼の主張を補強するものだった。私のティームは、私に対して、バーニーの支持者たちを離れさせたくないということを常に念頭に置くようにと助言してくれた。オバマ大統領は私に対して、バーニーの批判を相手にしないように助言した。私は束縛されているように感じた」。

 

 

ヒラリーは、「バーニーびいきの野郎たち(Bernie Bros)」と呼ばれるサンダース支持者たちを激しく非難した。彼らのヒラリーに対する攻撃の中には「性差別的」なものがあり、サンダースは「ヒラリーは大企業から依頼された講演で数百万ドルを稼いだ」と攻撃したが、このために本選挙において進歩派の有権者にアピールできなかった、とヒラリーは主張している。

 

ヒラリーは次のように書いている。「バーニーびいきの野郎たちのようなバーニーの支持者たちは、私の支持者たちに対してインターネット上で嫌がらせをした。その内容は醜悪で、性差別主義的であった」。

 

ヒラリーは続けて次のように書いている。「私は予備選挙の討論会で一度だけバーニーに反撃したことがあった。私が大企業からの献金を受けて姿勢を変えたことや連邦議会での採決の投票を変えたことがあったと言うなら、一つでいいからその具体例を明示して欲しい、と言った。彼は何も言えなかった。しかし、バーニーからの攻撃は私にダメージを与え続けた。本選挙で進歩派の人々を一つにすることが難しくなった。そして、トランプによる“嘘つきヒラリー”という攻撃キャンペーンがしやすくになってしまった」。

 

ヒラリーの最新刊からの抜き書きは親ヒラリーのツイッターアカウントでインターネット上に掲示され、CNNによって初めて報道された。

 

選挙戦の後の様々なインタヴューの中で、ヒラリーは、ロシアによる介入、彼女の私的なEメールサーヴァーに関する刑事事件捜査に対するジェイムズ・コミー前FBI長官の対処、潜在的な女性差別主義を自身の衝撃的な敗北の理由に挙げた。

 

ヒラリーは、自身の選挙運動の欠点について責任を取ることを拒絶していると批判されている。

 

ヒラリーは敗北の理由として、サンダースと彼の支持者たちを挙げているが、これによって、予備選の時にできた古い傷を再び開けてしまうことになった。

 

サンダースの熱心な支持者たちは、民主党全国委員会に率いられている民主党エスタブリッシュメント派がヒラリーを民主党の候補者にするために、サンダースに対して共謀を行ったと考えている。サンダース支持者たちは、自分たちが民主党から厄介者と扱われたと主張している。民主党はサンダース支持者たちを取り込もうとせず、草の根のエネルギーを動員することに失敗した。

 

ハーヴァード大学・ハリス共同世論調査の結果で、サンダースは現役政治家の中で最も人気のある人物で、支持率は54%、不支持率は36%である。ヒラリーは表舞台から去っても、支持率は改善していない。彼女の支持率は42%、不支持率は53%と不支持率が上回っている。

 

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ヒラリーによる恨み言が民主党員を苛立たせている(Clinton’s score-settling frustrates Democrats

 

ジョナサン・イースリー筆

2017年9月7日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/349548-clintons-score-settling-frustrates-democrats

 

ヒラリーは選挙戦回顧録となる最新刊で恨み言を述べている。これに対して、民主党員たちは怒っている。

 

来週発売となる選挙戦回顧録『ワット・ハップンド』の中で、ヒラリーは民主党の中で人気のある人物たちに対して言いたい放題の批判をし、ドナルド・トランプに対する衝撃的な敗北に至るまでの過程で積み重なった不満を発散した。

 

本の中で、ヒラリーは予備選挙期間中にオバマ大統領によって「束縛」されたと書いている。オバマ大統領は予備選挙でヒラリーのライヴァルになったバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)を攻撃しないようにと助言をしたということだ。これは、大統領選挙本選挙を前にして民主党を分裂させることを恐れたためだ。

 

ヒラリーはジョー・バイデン前副大統領の「ヒラリーは民主党が中間層を助ける用意があるということを人々に納得させることに失敗した」という内容の発言に怒りをぶつけた。

 

ヒラリーはサンダースの提案した政策を空想でありと批判し、「バーニーびいきの野郎」と呼ばれるSNS上のサンダース支持者は性差別主義的だと決めつけた。

 

ヒラリーはサンダースからの攻撃は、本選挙まで「ダメージを継続」させるものだったと書いている。ヒラリーは、サンダースからの攻撃が、トランプがヒラリーを大企業の手先だと言い、「嘘つきヒラリー」というニックネームを「つけやすく」したと非難した。

 

サンダースは水曜日に本紙の取材を受け、その中で、民主党は「未来を見るべきで、過去を振り返る」時ではないと述べた。

 

彼女の発言を喜ばない人も多い。民主党がトランプ時代に対応するために新しいアイデンティティを作り出そうとしている時に、ヒラリーが2016年の大統領選挙のことをほじくり返してばかりしていることに、ヒラリーの支持者たちでさえも嫌気がさしている。

 

ヒラリーに資金提供をし、民主党全国大会で重要な役割を担った、ヒラリーの代理を務めたある人物は「ヒラリーが今できる最良のことはいなくなることです。彼女は自己中心的で、そのために私たちにとって害悪になることを行っています。率直に言って、彼女には口を縫い付けてどっかに引っ込んでもらいたいと思っています」。

 

選挙で敗北して以降、ヒラリーは選挙戦の敗北における自身の責任を認めることを拒絶しているように見えるために、民主党内の2つ派から批判を浴びている。

 

ヒラリーはロシアのハッカー、性差別主義、ジェイムズ・コミー前FBI長官を敗北の理由に挙げている。しかし、自身の選挙活動の欠点について語ることは少ない。

 

ヒラリーは選挙戦での失敗について語りたがらない。これがかえってサンダースとの予備選挙での激しい戦いで受けた古い傷を再び開かせることになっている。民主党の人々は、党がラストベルトの有権者にアピールする経済的なメッセージを見つけ出すべきであったと異口同音に述べている。ラストベルトの有権者たちは民主党を見捨ててトランプを支持した。

 

2018年の中間選挙に向けて、民主党の進歩派と主流派をまとめることが緊急に必要である。民主党は、トランプがヒラリーを破った州での連邦上院議員選挙で現職が敗れるかもしれないという可能性に直面している。

 

こうした厳しい状況に直面して、民主党の中には、選挙後のヒラリーの言いたい放題に腹を立てている人たちが多くいる。

 

オバマの側近だった人物は次のように述べている。「ヒラリーの言いたい放題は党にとって少しも良いことはない。100%、ヒラリーによるヒラリーのためのショーでしかない。私たちは頭を抱え、彼女はいったい何がしたいのだろうと考えるだけだ。民主党のためにならないことだけは確かだ」。

 

サンダース支持者たちは暴発しやすい。

 

ヒラリーの最新刊はサンダースのエネルギーに溢れた支持者たちを再び起こらせる危険がある。この人たちの多くは既に民主党から離れている。ロシアが支援したハッカーたちが民主党全国委員会のスタッフたちが予備選でサンダースが勝利しないようにしようと言い合ったEメールをハッキングして暴露して以降、民主党離れが進んでいる。選挙以降、サンダース支持者たちと民主党の有力代理人たちとの間で、このトランプ時代に党の方針を決めるのがヒラリーと関係の深い時代遅れのヴェテランばかりだということについて頻繁に衝突が起きている。

 

 

進歩派の活動家で作家のジョナサン・タシニは次のよう述べている。「民主党員そして全有権者は2つの異なった考えが存在することを目撃している。この2つの考えは昨年の民主党予備選挙で最後まで争った2人に集約される」。

 

「一方の人は選挙が終わっても国中を休みなく行脚し、オバマケアを守り、富裕層への減税に反対し、最低時給15ドルに賛成し、今日も集会で人々の中に飛び込んでいる。もう一方の人は、トランプが国を分裂させている間に、森の中を長時間散歩し、シャルドネワインを飲み、有名人たちと派手な交際を楽しみ、過去10年から20年の党のエスタブリッシュメントたちの失敗に全く言及しない本を執筆している。人々はどちらがより好ましいかを選ぶことができる」。

 

現在でも、民主党内部でヒラリーを支持する人たちがいる。

 

ジョン・ラーソン連邦下院議員(コネチカット州選出、民主党)は次のように述べている。「ヒラリーは女性指導者としての能力を備えている。彼女はアーカンソー州知事夫人、大統領夫人、連邦上院議員、国務長官を務めたのだ。現在の民主党の女性政治家でヒラリーほど長くこのような地位を保った人を見つけることは難しい」。

 

本誌が取材した民主党員の多くはヒラリーを批判したくないと述べた。彼女の敗北に同情し、彼女はその敗北を何とか受け止めようとしているのだと考えている。

 

民主党のストラティジストであるスティーヴ・マクマホンは「ヒラリーの敗北は心痛に耐えず、彼女の被った敗北の痛みは想像を絶する。ヒラリーの最新刊はそれらを解消するカタルシスなのだ」と語っている。

 

民主党の中には、ヒラリーの繰り返しの愚痴に飽き飽きしていながらも、ヒラリーの発言内容に同意している人たちも多くいる。

 

ビル・パスクレル連邦下院議員(ニュージャージー州選出、民主党)は次のように語った。「予備選挙がスタートする時点で、私はバーニー・サンダースには何でもやる権利を持ってはいるが、彼の選挙運動によって民主党はまとまるどころか分裂することになると言っていました。私の予測は当たったと思います。ヒラリーがバーニーについて語ったことはその内容は間違っていなかったと思いますが、すべてはもう終わってしまったことです」。

 

SNS上で「バーニーびいきの野郎」たちの怒りを直接経験した人々は、彼らの批判には性差別的な要素があったと主張している、そして、そうした攻撃をバーニー・サンダース自身が止めなかったとも述べている。

 

サンダースは民主党の予備選挙の結果がほぼ予想され、敗北がほぼ確定的になっても選挙戦を続け、ヒラリーを攻撃し続けた。これがヒラリーに更なるダメージとなった。この是非については2016年の選挙戦の反省として議論になるだろう。

 

しかし、民主党の人々の多くは、ヒラリーがすでに終わった選挙に関する怒りをぶちまけるよりも党のために意味のあることをやってほしいと強く願っている。

 

民主党テキサス州委員会委員長ギルバート・ヒノホサは次のように語っている。「ヒラリーは素晴らしい人で、外交政策、経済問題、統治について素晴らしい考えを持っています。人々が彼女に望むもの、党が必要としているものは、彼女の指導です。彼女は未来に向けて私たちがいかに行動するかを示してくれます。ヒラリーは大統領になるために必要な有権者全員に考えを理解してもらうことはできなかったが、彼女はより多くのものを私たちに与えてくれます。彼女は過去に起きたことで後悔することはないのですよ」。

 

民主党の人々は2016年の選挙で学んだ教訓は、民主党はより強い経済に関するメッセージを出す必要があり、この経済に関するメッセージは民主党の死角で、そこをトランプにつかれて敗北した、ということであったと述べている。この目的から逸らせるような行為は生産的ではないと彼らは確信している。

 

民主党のストラティジストであるスティーヴ・シェールは次のように書いている。「選挙から一夜明けた朝、フェイスブックに、私たちは自分たちを見つめなおし反省し、未来に向けて注力しなければならないと書いた。私は今でもこれは正しいと確信している。そして、2016年について語るのを止めるのが早ければ早いほど、民主党はまとまり、2018年の中間選挙に必要な組織を構築することができる。そしてこれは2018年の中間選挙だけでなく、2020年の大統領選挙にも役に立つものだ」。シェールは2016年の大統領選挙でバイデンの出馬を画策した。

 

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サンダース:コルバートは選挙について「語り続けること」を止めるように求めるべきだ、と発言(Sanders: Colbert should ask Clinton to stop ‘arguing’ about election

 

ジョシュ・デレク筆

2017年9月8日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/349774-sanders-colbert-should-ask-clinton-to-stop-arguing-about-election

 

バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)は、ヒラリー・クリントンに対して、2016年の大統領選挙について語ることを止め、トランプ大統領に対抗する進歩的な運動を一本化するように求めた。サンダースはテレビ番組『ザ・レイト・ショー』に出演してこのように発言した。

 

「私たちは、彼女に前進するための助けをお願いしたい。2016年の大統領選挙について語りづけるのは止めてもらいたい。一緒になって、私たちを分裂させたいというトランプの野望に対処しようではないか。進歩的な政策を進めようではないか。彼女にそのように求めよう」。

 

サンダースは、番組の司会者スティーヴン・コルバートに対して、今月後半にコルバートの深夜番組にヒラリーが出演する際に、自分が語った内容をヒラリーに頼んでもらいたいと述べた。ヒラリーは選挙終了後、初めて深夜番組に出演する。

 

ヒラリー・クリントンは彼女の最新刊『ワット・ハップンド』の発刊から1週間後の9月19日にこのテレビ番組に出演する予定だ。番組では、2016年の大統領選挙とトランプ政権について話すことになっている。

 

ヒラリーが選挙戦の回顧録となる最新刊の中で、サンダースが民主党予備選挙中にヒラリーに対して行った批判が、選挙戦全体で「最後まで影響を与えた」と批判していることについて、サンダースは今週初めに反論した。

 

サンダースは次のように語った。「クリントン長官がアメリカ史上最も人気のない候補者に対抗して出馬し、敗れたことは理解している。彼女はこのことで怒り狂った。そのことも理解できる。しかし、私たちの責務は過去にこだわることではない。前進することだ」。

 

サンダースは続けて次のように語った。「2016年の選挙について語り続けることはいささか馬鹿げている」。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12




野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23


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