古村治彦です。

 

 2016年の選挙も終わってないうちから2020年の話をするなんて、鬼が笑うどころでは済まないことですが、気が早い世論調査では、2020年の大統領選挙の候補者は誰が良いかというものが既に調べられています。

 

この4年のうちに彗星のようにニュースターが登場することはもちろん大いに考えられます。しかし、現在のところでは、2016年の大統領選挙の予備選に立候補したり、待望論が大きかったりした人たちの名前が並んでいます。

 

 共和党ではマイク・ペンス副大統領候補の人気が高いようです。これは、副大統領候補討論会で、民主党のティム・ケインに勝ったという評価を受けてのことのようです。現在、共和党内部でトランプ叩きが激しくなっていますが、ペンスをトランプに代えて2016年の大統領選挙候補者にしようといういささか無理のある声もあるくらいですから、人気の高さは当然でしょう。

 

 民主党では、エリザベス・ウォーレンの人気が高いようです。ヒラリー・クリントンが今回の選挙で勝利する可能性が今のところ高いと考えられていますから、そうなると、次も色々と条件が付きますが、現職のヒラリーが出るということになります。しかし、健康問題や高齢ということになると、1期4年で勇退ということになる可能性もあります。そうなった場合には、民主党も新顔を出さねばなりません。

 

 共和党と民主党を比べると、人材の面で共和党の方が厚みがあるように感じます。ですから、2020年では共和党が勝利するのではないかと予想しています。まぁ何が起きるか分かりませんし、2016年の大統領選挙も最終版、ラストスパートとなっていますから、こちらも目を離せませんが。

 

(貼り付けはじめ)

 

世論調査:ペンスが2020年の大統領選挙で共和党の候補者としてリード(Poll: Pence leads 2020 GOP presidential field

 

ジェシー・バイルネス筆

2016年10月7日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/299770-poll-pence-leads-2020-gop-presidential-field

 

 

マイク・ペンスは今年は共和党の副大統領候補かもしれないが、彼の支持者の中には既に2020年の大統領選挙を見据えている人たちがいる。

 

最新の世論調査の結果によると、ペンスは2020年のアメリカ大統領選挙で共和党の候補者として支持率でリードしている。今年の大統領選挙ではドナルド・トランプが敗れる可能性が高くなっている。

 

『ポリティコ』誌とモーニング・コンサルトの共同世論調査によると、共和党支持者の内、22%がペンスを選び、彼がトップになった。この世論調査は、副大統領候補者討論会の後に行われ、2016年10月7日に結果が発表された。

 

トランプとポール・ライアン連邦下院議長(ウィスコンシン州選出)がそれぞれ13%でペンスに続いている。そして、テッド・クルーズ連邦上院議員(テキサス州選出)が12%、マルコ・ルビオ連邦上院議員(フロリダ州選出)が11%、オハイオ州知事ジョンケーシックが7%と続いている。

 

世論調査の結果によると現在トランプを支持している人々の3分の1、約32%が2020年ではトランプではなくペンスに投票すると答え、59%がトランプに再び投票すると答えた。

 

いくつかの世論調査の結果を見てみると、有権者はペンスが副大統領候補者討論会の勝者だと判定を下している一方で、第1回目の大統領選挙候補者討論会ではトランプが負けたという判定も下している。

 

対照的に、ヒラリー・クリントンの支持者の84%が2020年の大統領選挙では、現在の副大統領候補であるティム・ケインではなく、ヒラリーに投票すると答えた。

 

世論調査に答えた人のうちの10%、その中には無党派の5%も含まれているが、彼らは副大統領候補者同士の討論会を見て自分の考えを変えたと答えた。

 

エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出)は2020年の民主党大統領選挙候補者として支持率の面でリードしているという結果が出た。民主党支持者の28%がウォーレンを選んだ。今年の選挙ではトランプがヒラリーに敗れる可能性が高まっている。

 

ケインが16%で2番目に付けており、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出)が9%、ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモが8%で続いた。

 

今回の世論調査は、2016年10月5日から6日にかけて、インターネット上で、1989名の有権者登録を済ませている人々を対象に行われた。誤差は2%である。

 

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(終わり)