古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、お手数ですが、twitter accountかamazonの著者ページをご覧ください 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:ビトー・オローク

 古村治彦です。

 

 アメリカ大統領選挙民主党予備選挙は状況がだいぶ落ち着いてきました。ジョー・バイデン前副大統領が大量リード、続くバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)が何とか頑張って、3位以下はだいぶ引き離されて置いていかれている、という展開です。20名以上が立候補していますが、その多くが支持率1%、もしくは0%表示となっています。


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 2019年6月末から月1回のペースで実施されるテレビ中継が入っての公開討論会も候補者が多いために2夜連続となります。20名以上が同じ壇上に上がって1時間で討論するということは無理ですから、支持率上位と下位で登壇者を分けて討論会を実施することになるでしょう。選挙戦が進む中で撤退する候補者たちも出てくるでしょうから、来年には討論会に参加する候補者たちもだいぶ絞られていくと思います。


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 バイデンが優位のままで選挙戦は展開していくと思いますが、サンダースとサンダースを熱烈に支持する若い人たちからのバイデンに対する攻撃が激化するでしょう。2016年の大統領選挙ではヒラリー・クリントンがそのために最終的に本選挙で敗北するということが起きましたが、サンダースが2016年同様に「妨害者(spoiler)」となると、ドナルド・トランプ大統領が再選となる可能性が高まります。

 

 民主党としてはロシア疑惑でトランプ大統領を弾劾するという選択肢を持っていますが、連邦上院で共和党が過半数を握っており、アメリカ世論も大統領弾劾には否定的となっていますので、無理な弾劾手続きは弾劾の失敗だけでなく、民主党への逆風ともなります。ナンシー・ペロシ連邦下院議長(カリフォルニア州選出、民主党)は弾劾を口に出していますが、本気で考えているとは思えません。

 

 バイデンにとっては良い日々が続いていますが、これからどんどん厳しくなっていくでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

世論調査:民主党予備選挙でバイデンが18ポイントのリード、サンダースだけがもう一人の支持率2桁台の候補者(Poll: Biden has 18-point lead on Democratic field, Sanders only other contender in double digits

 

タル・アクセルロッド筆

2019年5月29日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/445896-poll-biden-has-18-point-lead-on-democratic-field-sanders-only-other

 

ジョー・バイデン前副大統領は最新の世論調査で2位に18ポイントの差をつけてリードを保っている。火曜日に発表された最新の世論調査の結果、多くの人物が立候補している米大統領民主党予備選挙における先頭走者の地位をさらに固めるものとなっている。
 

モーニング・コンサルト社の世論調査の結果では、バイデンは民主党の予備選挙に参加予定の有権者の38%の支持を獲得し、2位のバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)に大差をつけている。サンダースは20%の支持を集めている。


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バイデンとサンダースだけが2桁の支持率を獲得している候補者だ。2人に続くのは、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)で支持率は9%、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)とカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)はそれぞれ支持率が7%で、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)の支持率は4%であった。

 

バイデン前副大統領の支持率は、モーニング・コンサルト社が早期に予備選挙が実施される州としているアイオワ州、ニューハンプシャー州、サウスカロライナ州、ネヴァダ州での世論調査の結果では42%にまで上昇している。一方、サンダースのこれらの各州での支持率は20%のままである。


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バイデンとサンダースが多くの人々が立候補している民主党予備選挙においてトップ2の候補者たちとなっている。彼らの争いは、民主党内で長く続いている中道派と進歩主義派との争いが予備選挙でも続くことを示している。しかしながら、調査対象となった有権者たちに自分が一番に支持している候補者が党の候補者指名を得ることに失敗したら、2番目に支持する人は誰かという質問をしたところ、バイデンの支持者たちはサンダースを選び、サンダースの支持者たちはバイデンを選んだ。

 

バイデンとサンダースは、それぞれサンダース支持者とバイデン支持者の間で最も高い好感度を得ている。バイデンのサンダース支持者内での好感度は76%であり、サンダースのバイデン支持者内での好感度は74%であった。

 

今年4月に大統領選挙への正式な出馬表明を行ってから、バイデンの支持率は急上昇している。出馬表明以降の全ての世論調査で支持率トップを記録している。これはサンダースの支持率を奪ってのことだと見られている。

 

モーニング・コンサルト社の世論調査は在住している各州の民主党予備選挙や党員集会に参加予定の16368名の登録済の有権者を対象に2019年5月20日から26日にかけて実施された。誤差は1ポイントである。同時期にアイオワ州、ニューハンプシャー州、サウスカロライナ州、ネヴァダ州に住む626名の有権者に面接調査を実施した。この調査の誤差は4ポイントである。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 アメリカ大統領選挙民主党予備選挙の最資金の世論調査の結果、バイデンが正式な出馬表明を行って以来、支持率を上昇させ、二番手のサンダース、更に数字を上げていたブティジェッジの支持率は下がったということです。

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 「勝ち馬に乗る(jumping on the bandwagon)」という言葉がありますが、民主党支持者の多くが、選挙に勝つ可能性が高い(electable)バイデンを、雪崩を打って支持しているということになります。選挙に勝つ可能性が高いこと(electability)の面で言えば、サンダースは過激すぎる、ブティジェッジはまだまだ知名度が低く、州レヴェルの政治の経験すらないということになって支持が下がるということになります。ブティジェッジはまだ37歳ですからこれから経験を積んでいけるということはありますが、サンダースは今回がラストチャンスということになるでしょう。


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 バイデンが万全かというと、そうでもなくて、サンダース支持者の激しい攻撃が予想されることが懸念されます。2016年の大統領選挙では、バイデン支持者がヒラリー・クリントンを激しく攻撃し、民主党全国大会ではサンダースが静まってくれるよう、ヒラリーを応援してくれるように訴えても、ヒラリーに対するブーイングや反対デモは続きました。

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 2018年1月にバイデンは、若い世代(サンダース支持者が多い)に対して、「苦しいなんて言っているが、冗談はやめて欲しい。私は若い人たちに同情しない」と発言しており、これが掘り起こされて、若い世代の反感の火に油を注ぐ格好になれば、バイデンは民主党予備選挙は勝利することができるでしょうが、本選挙で厳しいでしょう。

 

 こうした攻撃をかわそうとして、リベラルな政策を打ち出したら、中道派、穏健派の有権者の失望を招くでしょうから、若い世代からの攻撃を受け続けることになるでしょう。

 

 また、年齢もネックになります。70代後半という年齢でこれから約1年半の選挙戦を戦い抜かねばならないというのは、相当な負担です。全米を飛び回り、選挙集会に出席し、資金集めパーティーに出て、討論会で緊張を強いられるという生活が毎日続きます。前回の大統領選挙ではヒラリーがふらつく場面が映像に収められ、健康に不安があるということになって、これも彼女の敗因の一つとなりました。

 

 選挙戦はようやく本格化し、これから激しさを増していきます。これから予想できなかった事態がいくつも起きるでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

バイデンは2020年米大統領選挙民主党予備選挙候補者たちに21ポイントの差をつけてリード(Biden leads 2020 Democratic field by 21 points

 

ジャスティン・ワイズ筆

2019年5月7日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign-polls/442440-biden-leads-2020-democratic-field-by-21-points

 

モーニング・コンサルト社の最新の世論調査の結果が発表され、ジョー・バイデン前副大統領は2020年米大統領選挙民主党予備選挙の他の候補者たちに対して圧倒的なリードを保っている。

 

月曜日の夜に発表された結果によると、20名以上が立候補している民主党予備選挙に参加すると答えた有権者の40%がバイデンを支持し、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)の支持率は遠く離れた19%となった。

 

調査対象となった有権者の8%がエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)を支持すると答え、7%がカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)を支持すると答え、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)は支持率6%で第5位となった。

 

最新のモーニング・コンサルト社の世論調査では、バイデンが4月末に大統領選挙への正式な出馬表明を行って以降、支持率を上昇させていることが明らかになった。バイデンは2019年4月25日から支持率を10ポイント上昇させた。

 

一方、モーニング・コンサルト社の調査結果では、バイデンが出馬表明をしてから、サンダースは支持率を5ポイント下げたことが明らかになった。

 

ブティジェッジもバイデンの正式の出馬表明以降、支持率を3ポイント下げた。

 

アイオワ州、ニューハンプシャー州、ネヴァダ州、サウルカロライナ州という民主党予備選挙や党員集会が早期に実施される各州に限れば、バイデンはリードを広げている。

 

早期に予備選挙が実施される各州の調査対象者のうちの44%がバイデンを支持すると答え、サンダースを支持すると答えたのは20%だった。

 

各種世論調査の結果、2020年米大統領選挙民主党予備選挙の候補者の中で、民主党支持者の支持率が高いのはバイデンとサンダースということになる。しかし、最近の各種世論調査では、バイデンはサンダースに大きな差をつけてリードしている。先週発表されたハーヴァード大学アメリカ政治研究所・ハリス社共同世論調査の結果では、バイデンはサンダースに対して30ポイントの差をつけてリードしていた。

 

今回のモーニング・コンサルト社の世論調査は2019年4月29日から5月5日にかけて全国規模で15770名の民主党予備選挙参加予定の有権者たちを対象に実施された。誤差は1ポイントだ。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 アメリカ大統領選挙民主党予備選挙はまだ候補者たちによる公開討論会も始まっていませんが、ジョー・バイデン前副大統領が圧倒的にリードという状況です。出馬宣言以降、数字を伸ばしており、2位につけているバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)が数字を落としています。エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)が支持率を上げており、これは彼女の生真面目さと実直な活動、政策提言が功を奏した形になっています。

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 インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジの上昇も一休みというところです。彼はリベラル派と穏健派の中間という位置で、他の候補者たちとの差別化を図ろうとしていますが、それが分かりにくいというところがあるようです。非白人系への浸透がうまくいっていない、ということで、マイノリティへのアウトリーチが急務でしょう。しかし、インタヴューで圧倒的なパフォーマンスを示してきましたので、討論会が始まれば盛り返すことが予想されます。

 

 世論調査に関しては大きな動きはなく、これまで何度も書いてきたことを繰り返すことになります。(1)ジョー・バイデンが圧倒的にリード、(2)年齢が上がるほどバイデン支持が増え、若い人たちはサンダース支持が多い、(3)マイノリティではバイデン支持が多い、ということになります。一時期は3番手を争っていたカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)とビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)の勢いは落ちています。バイデンの出馬とブティジエッジの急上昇の割を食ってしまった格好です。

 

 何か大きな出来事がなければこのまましばらく進むでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

世論調査:黒人女性の47%がバイデンを支持すると答える(47 percent of black women say they'd back Biden: poll

 

マイケル・バーク筆

2019年4月30日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/441320-47-percent-of-black-women-say-theyd-back-biden-poll

 

モーニング・コンサルト社の最新の世論調査の結果によると、黒人女性の約半分が大統領選挙民主党予備選挙で、ジョー・バイデン前副大統領を支持すると答えた、ということだ。


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世論調査の対象となった黒人女性の47%が民主党候補者としてバイデンがトップの選択だと答えた。黒人女性の中でライヴァルたちを大きく引き離している。

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黒人女性の18%がバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)を支持すると答え、9%がカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)を支持すると答えた。


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バイデンは白人女性の中でも最も多くの支持を集めた。世論調査の結果、白人女性の36%がバイデンをトップの選択だと答えた。


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今回の世論調査は、住んでいる各州の民主党の予備選挙か党員集会に参加予定の登録済有権者15475名を対象に実施された。2019年4月22日から28日に実施され、誤差は1ポイントだ。


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火曜日にもう一つの世論調査の結果では、民主党予備選挙に参加予定の非白人の有権者の間でバイデンは他の候補者に大きなリードをつけている。

 

CNNSRSS共同世論調査の結果では、非白人の50%がバイデンを支持すると答え、重要な人口動態グループの中で、他のライヴァルたちを大きくリードしている。

 

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最新の世論調査でバイデンが民主党予備選挙候補者の中で26ポイント差をつけてリード(Biden holds 26-point lead among Dems in new national poll

 

タル・アクセルロッド筆

2019年4月30日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/441399-biden-holds-26-point-lead-among-dems-in-new-national-poll

 

ジョー・バイデン前副大統領が大統領選挙への出馬を正式に発表して数日経過した。火曜日に発表されたキュニピアック大学の最新世論調査の結果によると、バイデンが民主党の他の候補者たちに対して26ポイント差をつけてリードした。

 

バイデンは先週木曜日午前に大統領選挙出馬を発表した。世論調査の結果では、バイデンは、民主党支持者と民主党寄りの有権者の間で38%の支持を獲得した。

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エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)が支持率12%を獲得し第2位に入り、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)は11%で3位となった。

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キュニピアック大学世論調査部門副部長ティム・マロニーは次のように語った。「民主党予備選挙はジョー・バイデン前副大統領が一気のスタートを切ったために突然本格化した。有権者たちは、ジョー・バイデンのみがトランプ大統領に残り18カ月でホワイトハウスを去る準備をさせることができると考えていることを明確に示している」。


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今回のキュニピアック大学の世論調査の結果は、火曜日に発表された他の各種世論調査の結果と類似している。どれもバイデンが正式発表して以来、数字を上げている。バイデン前副大統領は火曜日に発表された各種世論調査の結果において、他の候補者たち全員を勢いで追い越している。

 

火曜日にCNNSRSS共同世論調査の結果が発表され、先月に比べてバイデンの支持率が11ポイント上昇し、民主党支持の有権者の39%の支持を獲得した。この調査では、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)に対して24ポイント差をつけてリードし、他の候補者たちは二桁の支持率を獲得できなかった。

 

モーニング・コンサルト社の世論調査の結果も火曜日に発表された。バイデンの支持率は4月初めの30%から36%に上昇した。サンダースの支持率は22%だった。

 

キュニピアック大学の世論調査は2019年4月26日から29日にかけて民主党支持、民主党寄りの有権者419名を対象に実施された。誤差は5.6%だ。

 

(貼り付け終わり)

 

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 古村治彦です。

 

 2020年米大統領選挙民主党予備選挙の候補者について、CNNのクリス・シリーザ記者が10位から1位までランキングにして発表するという企画を実施しています。世論調査の数字にプラスして様々な条件を加味した、独断と偏見のランキングとなっていますが、内容が世論調査の結果だけではなく、それぞれの人物の動きや評価などにわたっており興味深いので、これからご紹介していけたらと思っています。

 

 ジョー・バイデン前副大統領が出馬表明して、民主党予備選挙が本格的にスタートという形になりました。各候補者は全米各地、特に早期(2020年1月)に予備選挙と党員集会が実施される各州をこまめに回り、集会に参加したり、資金集めを行ったり、地方組織づくりを行っています。

 

 大統領選挙はまず、民主、共和両党が予備選挙(primary)を実施してそれぞれの候補者を決め、本選挙(general election)ということになります。予備選挙には2つの方法があって、党員集会(caucus)と予備選挙(primary)となります。

 

党員集会は地区の党の世話役の家に集まり、話し合いを行い、最後は挙手で誰がどの候補者を支持するかを決めていきます。その結果が地区として集まり、連邦下院議員選挙区とだんだん大きくなっていき、最終的にその州の代議員の割り振りが決まります。最初は10名程度のところから始まり、党員が自分の支持する候補者について熱弁をふるうこともあり、熱心な支持者がいる候補者がやはり有利ということになります。予備選挙は期日を決めて投票を行い、その結果で代議員を割り振るということになります。現在では、予備選挙方式を採用する州の方が多いようです。

 

 このブログをお読みいただければ分かりますが、現在のところ、ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)が先頭を走り、第2集団を、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)が形成しています。ブティジェッジは3位を確保しつつあります。

 

 ブティジェッジは、今年1月23日に準備検討委員会を発足させましたが、知名度も支持率もほぼゼロという状態でしたが、3月になり、全国放送のテレビ番組に多数出演し、そのインタヴューの様子から人気が出て、今や3位が当たり前というところまで来ました。ここからは知名度を上げることと、非白人層に浸透していくことが課題となります。

 

 以下の人物評をお読みいただき、日本での報道の参考にしていただければと思います。

 

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私たちの2020年大統領選挙民主党予備選挙候補者ランキングでバーニー・サンダースが新たにナンバー1に(Bernie Sanders is the new #1 in our 2020 Democrat rankings

 

クリス・シリーザ、ハリー・エンテン筆

2019年4月24日

CNN

 

これまでの100日間、公式に出馬発表した人、非公式ながら出馬すると見られる人をランキングしてきたが、今回初めて、サンダースが民主党の大統領候補者指名レースでトップとなった。私たちの作るパワーランキングで彼が今回の選挙戦のリーダーとなっている。

 

しかし、私たちのランキングはその時の状況を把握することを目的としている。予備選挙の戦いが今日始まるとするならば、誰が勝利のための最善の位置にいるか?という問題設定をしている。そして、その答えがヴァーモント州選出の連邦上院議員サンダースということになった。以下に、来年民主党の指名を獲得するチャンスのある彼以外の9名を、勝利するチャンスの大きさの順で掲載する。

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●第10位:フリアン・カストロ(Julián Castro

 

前住宅・都市開発長官カストロには指名候補となる可能性は残っている。カストロは民主党予備選挙で唯一のラティーノ(ヒスパニック系)の候補者だ。ラティーノは民主党支持の有権者の10%以上を占める。カストロはメキシコと国境を接するテキサス州を地盤とし、移民政策と壁建設に関してトランプ大統領と対峙することが出来る。今回の予備選挙には多くが立候補しており、その中でカストロはいまだ名前を売ることが出来ていない。全国規模、早期に予備選挙が実施される各州での世論調査で支持率1%以上を獲得することはまれで、資金集めでも苦戦している。(前回順位:10位)

 

●第9位:カーステン・ギリブランド(Kirsten Gillibrand

 

ニューヨーク州選出の連邦上院議員ギリブランドは何も悪いことも失敗もしていない。数多くの人物たちが立候補している予備選挙の中で彼女はメッセージと自身の経歴を伝えることに苦労しているのだ。CNNのタウンホールミーティング形式の番組に出演し、良い出来ではあったが、素晴らしいとまでは言えなかった。2019年第一四半期で300万ドルの献金を集めたがこれは酷いとまでは言えないが、最悪ではないというだけの結果だ。しかし、20名が立候補している予備選挙では、誰も持っていない何かが必要となる。ギリブランドにとって、その「何か」がはっきりしていないのだ。(前回順位:9位)

 

●第8位:コーリー・ブッカー(Cory Booker

 

グーグルで検索する際に、「コーリー・ブッカー」と入れて、次に「(バラク・)オバマ」と入れるとたくさんの結果が出てくる。ブッカーは2人目のアフリカ系アメリカ人の大統領を目指しているだけではない。ブッカーはオバマと同じく人々を奮い立たせる演説を行うことが出来る。ニュージャージー州選手の若い連邦上院議員でありニューアーク市長を説務めた経験を持つブッカーが抱える問題は、彼が後退しているということである。2019年2月に全国規模で実施された各種世論調査でブッカーは平均して5%の支持率を獲得したが、それが3月には4%になり、4月には3%になっている。若くて活動的な市長というイメージはピート・ブティジェッジに奪われている。(前回順位・7位)

 

●第7位:エイミー・クロウブッシャー(Amy Klobuchar

 

: クロウブッシャーについて説明は、「ジョー・バイデン」以外の他の候補者とは大きく異なるものだ。早期に予備選挙や党員集会が実施される各州の有権者にアピールするためにリベラルな政策を採用することなく、ミネソタ州選出の連邦上院議員クロウブッシャーは徹底的な現実主義者の姿勢を貫いている。サンダースやマサチューセッツ州選出の連邦上院議員エリザベス・ウォーレンのような人々は、公立大学の学費無償化を訴えているが、クロウブッシャーは今週初めに放映されたCNNのタウンホールミーティング形式の番組に出演し、聴衆に対して次のように述べた。「皆さんの座っている椅子一つ一つに無料の学費で得られる学位記を貼り付けられたどんなにいいだろうと思います。本当ですよ。しかし、椅子の下を見ないでくださいね。学位記はありませんから。大学学費の無料化ができたらどんなに良いでしょう。しかし、私は物事をはっきりさせて、真実を皆さんに告げなければなりません」。(前回順位:6位)

 

●第6位:エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren

 

20名が立候補している選挙ではユニークさが助けとなる。マサチューセッツ州選出のヴェテラン連邦上院議員は目立っている。ウォーレンはリベラルな政策を詳細まで書いた文書を次々と発表し、リベラルな政策のがり勉の生徒のようになっていることで知られている。民主党支持者が左傾化しているが、極端に左傾化していないということならば、ウォーレンは妥協としての候補者としては最適だ。ウォーレンにとって残念なことに、 どれだけの有権者が政策について注目しているかがはっきりしない。今年は他の年以上に、有権者は当選可能性を気にしている。そして、有権者はウォーレンに当選可能性があるかどうか明確ではないと考えている。ウォーレンは、幅広い知名度を持ちながら、各種世論調査で一桁台の支持率を続けている。(前回順位:8位)

 

●第5位:ビトー・オローク(Beto O'Rourke

 

今回の選挙と立候補者たちについて、生徒であふれかえる教室として考えてみよう。教室の後ろに座って、先生からの質問に答えないし、時には授業を抜け出してしまうが、彼の出すレポートは彼の聡明さとどれくらいの素晴らしい能力を持っているかを示す、オロークはそんな生徒のようだ。オロークは、今回の予備選挙に対して、「マラソンであって短距離走ではない」というアプローチを採用するだろうが、現在のところ、彼の動きはとても鈍い。(前回順位:4位)

 

●第4位:ピート・ブティジェッジ(Pete Buttigieg

 

インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジは上昇局面にいる。3月上旬のCNNのタウンホールミーティング形式の番組に出演してから、ブティジエッジは世論調査で数字をどんどん上昇させている。出馬表明当初は全国規模の調査でゼロ%だったのが、一桁台後半の数字に急上昇し、他の候補者とタイで3位に入るようになった。ブティジェッジは早期に予備選挙が実施されるアイオワ州とニューハンプシャー州での数字がより高く出ている。ただし、彼の支持率はハリスやウォーレンと似たり寄ったりである。加えて、ブティジェッジは穏健派と非白人の民主党支持者に対してアピールがほとんどできていない。これらの人々は民主党支持の有権者の中で一定の割合を構成している。(前回順位:5位)

 

●第3位:カマラ・ハリス(Kamala Harris

 

民主党予備選挙の候補者のうち5名が2度目のCNNタウンホールミーティングに出演した。月曜日の夜、カマラ・ハリスも2度目の出演を果たした。カリフォルニア州選出の連邦上院議員ハリスのパフォーマンスが最も印象に残らないものとなった。ハリスは回答が難しい質問を避けて、「その問題については対話をしなくてはなりません」という言葉で逃げて、聴衆からしてみれば、彼女がきちんとした意見を持ち素早くこたえることが出来るということに確信が持てない結果になった。ハリスは現在服役中の犯罪者たちが投票できるようにすべきかどうかという質問に対しての回答を拒否した。これによって、放送翌日、ハリス選対は、ハリスが投票できるようにすべきだとは考えていないということを発表せざるを得なくなった。サンダースは東京出来るようにすべきだと答えた。それでもハリスは素晴らしい経歴と知名度を誇り、資金もあり、早期に予備選挙が実施される各州での組織づくりも順調に進んでいる。それでもハリスは現在のところサンダースとバイデンに引き離されつつある。(前回順位:3位)

 

●第2位:ジョー・バイデン(Joe Biden

 

バイデン前副大統領について書く内容は単純だ。バイデンは全国規模で実施された各種世論調査で約30%の支持率を獲得し、リードしている。過去の予備選挙においてこの時期に知名度の高い候補者たちは、33%から40%の支持率を獲得していた。そうした中、20人も立候補している選挙で30%の支持率を獲得しているということは素晴らしいことだ。バイデンは先月、好感度を落としたが、それでも最も人気のある民主党の政治家であることは変わらない。私たちの疑問は、バイデンが出馬を決めた時に、民主党の支持者たちが本当にバイデン出馬を望むかのどうか、というものだ。彼は失言しやすい人物であり、彼はオバマではなく、オバマの副大統領になった人物でしかないというのは事実だ。(前回順位:1位タイ)

 

●第1位:バーニー・サンダース(Bernie Sanders

 

これまでのリストを見てみて欲しい。ヴァーモント州選出の連邦上院議員サンダースは予備選挙の候補者が持っている強みのほとんどを持っている。当選可能性についての懸念が既に出始めているが、サンダースは懐疑的な人々に対して、自分は既に本選挙を見据えているのだということを示そうとしているようだ。連邦議会はトランプ大統領を弾劾すべきかどうかという質問に対する彼の答えは、彼が予備選挙から先のことを考えていることを明確に示している。(前回順位:1位タイ)

 

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2020年大統領選挙民主党予備選挙候補者のランキングのトップ10に「ピート市長」が急上昇('Mayor Pete' surges into the top 10 in our 2020 rankings

 

クリス・シリーザ、ハリー・エンテン筆

2019年4月11日

CNN

https://edition.cnn.com/2019/04/11/politics/2020-democrats-rankings/index.html

 

CNN発。2019年3月、2020年大統領選挙民主党予備選挙は本格的にスタートしたように感じられる。

 

先月、選挙にスターが出現した。インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジがスタートして現れた。

 

私たちは先月の段階でピート市長を第10位にランク付けしようと考えたが、それを見送った。それは、ブティジェッジが多くひしめき合っている予備選挙で(a)ほぼ無名である、(b)知名度が必要となる数百万ドル規模の献金集めに限界があるであろう、と考えたからだ。

 

皆さん、状況は全く変わりましたよ!

 

ブティジェッジは、全国放送のTV番組でのインタヴューで強いパフォーマンスとインターネット上での拡散(ノルウェー語を話す様子、夫チャステンとの結婚について話す様子など)によって、2019年4月の各種世論調査でトップ集団に入るようになっている。これは一時的な現象ではない。私たちが前回チェックした際には、ブティジェッジ陣営はアイオワ州にスタッフを置くことも出来ず、テレビでCMを流すことも出来なかった。選挙資金も多く集まっている。今年第一四半期でブティジェッジは700万ドル以上を集めた。その過程で、エリザベス・ウォーレン、コーリー・ブッカー、エイミー・クロウブッシャーといった人々は勢いをなくしている。

 

ブティジェッジはこのまま勢いを維持できるか?この状況はしばらく続く。もっと大きな形で続く。誰も翌年の投票を実際にしている訳ではない。上昇していく勢いはないよりはあった方がいいのだ。

 

以下に2019年4月の時点でのランキングを掲載する。しかし、先に進む前に、いくつかお知らせがある。2020年米大統領選挙は大変速い速度で動いており、既に大きな関心を集めているので、私たちはこれから月に2回の頻度でこのランキングを発表する。2週間ごとに、2020年の秋にドナルド・トランプ大統領と討論会の場で相まみえる可能性の高い10名の候補者のリストを発表していく。チャンネルはそのままで!

democraticpresidentialcandidatesrankingcnn20190411001

 

●第10位:フリアン・カストロ(Julián Castro

 

民主党予備選挙の候補者の数は近代史上最大のものとなると見られている。その中で勝ち抜くためのチャンスを得るためには、勝ち目の薄い候補者は自分を他の候補者と差別化しなければならない。元サンアントニオ市長・オバマ政権閣僚のカストロは、投票権に関する主張で差別化を図ることを決めた。彼はテキサス州出身であり、他の候補者よりも移民に関してトランプ大統領と戦うことが出来ると訴えている。現在のカストロにとっての問題は、オロークも移民に関して同様の主張を行えるということだ。もしカスロトがこの主張を広げることが出来れば、彼のラティーノ系という出自は、ラティーノ系の有権者が一定の割合を占める早期に予備選挙が実施される各州で大きな助けとなるだろう。しかし、現在のところ、カストロのアイオワ州での支持率は1%しかない。(前回順位:8位)

 

●第9位:カーステン・ギリブランド(Kirsten Gillibrand

 

ギリブランドは火曜日の夜に出演したCNNのタウンホールミーティング形式の番組でのパフォーマンスは良くなかったが、それでも安定している。彼女は長い時間を使って、連邦下院議員時代の銃と移民に関する彼女の採決における投票について謝罪した。彼女の連邦下院議員時代の投票は、連邦上院議員であり大統領選挙出馬を決めた現在よりも保守的である。彼女は政策についての豊富な知識とトランプ大統領を「卑怯者」と呼ぶ強さを持っている。ギルブランドは、今年後半に動き出すために、今は集団の後方につけている、そのように見える。(前回順位:9位)

 

●第8位:エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren

 

民主党予備選挙が政策提案文書の内容で決まるのなら、マサチューセッツ州選出のヴェテラン連邦上院議員は自動的にトップの有力候補となるだろう。加えて、ウォーレンはカメラの前では素晴らしいパフォーマンスをする。ウォーレンの課題は、こうした能力を世論調査の数字に反映させることが出来るかどうかだ。今までのところ、彼女は出来ていない。知名度は抜群であるが、ウォーレンは知名度がかなり低いブティジェッジと並んで走っているかのようだ。彼女は2019年第一四半期で600万ドルを集めた。過去の連邦上院議員選挙での彼女の全国的な献金者の存在を考えると、この額は失望に値する。最後の一撃は、彼女は自身の拠点マサチューセッツ州での世論調査で、ジョー・バイデンとバーニー・サンダースに続く3位になったということだ。それでもウォーレンのことを有力候補から今外すべきではない。しかし、彼女は先頭走者としてよりもちぐはぐな下位候補者として扱うべきだ。(前回順位:7位)

 

●第7位:コーリー・ブッカー(Cory Booker

 

前回このランキングを作成して以降、ブッカーをめぐる最大のニュースは、女優ロサリオ・ドーソンとデートをしたことを認めたことだ。皆さん、それだけじゃないんですよ。計算しているかどうかは分からないが、ブッカーは現在の状況を打破できていない。『ノース・ジャージー・レコード』紙の政治コラムニストチャールズ・スタイルは次のように書いている。「ブッカーの度量の大きい、敵も愛すという態度が幅広い民主党予備選挙に参加予定の有権者の心の琴線に触れているという証拠は今のところない。現在のところ、民主党の支持者たちは怒りとドナルド・トランプ大統領を倒すという決意の下にまとまっているのだ」。(前回順位:6位)

 

●第6位:エイミー・クロウブッシャー(Amy Klobuchar

 

ミネソタ州選出のヴェテラン連邦上院議員は希少種だ。クロウブッシャーはほとんどいない中西部出身の候補だ。彼女は左派に売り込まない候補者としても希少種だ。これは素晴らしい点となる。なぜなら、民主党支持の有権者たちは皆さんが考えておられるほどリベラルではないからだ。最後に、クロウブッシャーは当選可能性という点で他の候補者よりも優位に立っていると言えるかもしれない。当選可能性と女性を党の指名候補にしたいということを民主党支持者が考える場合、彼女は理想的な候補者ということになる。物事が彼女にとってそんなに容易にいけばいいのだがそうはいかない。クロウブッシャーの抱える明白な問題は、彼女のスタッフの扱いについての報道である。もう一つの問題は何かと聞きますか?もう一人の中西部出身の候補者(ブティジェッジ)に抜かされている、というのはどうでしょうかね?(前回順位:5位)

 

●第5位:ピート・ブティジェッジ(Pete Buttigieg

 

37歳のインディアナ州サウスベンド市長が現在のところ民主党予備選挙において「台風の目」になっているということには異論は出ない。ブティジェッジは先月、CNNのタウンホールミーティング様式の番組に出演し、一気にスターダムを駆け上がった。ピート市長をめぐる言説は増加中である。今年第一四半期に700万ドルを集めたことは驚きを持って迎えられた。また、彼の性的志向についてマイク・ペンス副大統領に対するコメント(「あなたの問題は私との関連ではない、あなたの争いは、私を作られた創造主との争いなのだ」)は拡散された。現在、政治の分野では、ブティジェッジが触ったものは何でも金に変わるというくらいの状態になっている。率直に言って、私たちは名簿で次の人物よりも上にすべきかを真剣に検討した・・。(前回の順位:ランク外)

 

●第4位:ビトー・オローク(Beto O'Rourke

 

オロークがトップ5の中に入っているのはいくつか明白な理由が存在する。2019年第一四半期で候補者たちの中で3位となる献金を集めたことと各種世論調査で安定して3位か4位に入っていることが理由となる。オロークはメディアの関心を引き付けることが出来ているように見られる。この技術はホワイトハウスの住民になるためには必要なものだ。ケーブルニュースでの言及に関しては、オロークは常にトップとなっている。民主党支持者が国境をめぐる戦いでトランプと直接戦っている候補者を探している場合、テキサス州を地盤にする候補者よりもより良い位置に立てる人物が他にいるだろうか?オロークは、民主党において、ホットなニュースの中心人物としての位置をブティジェッジに明け渡すことになる危険に直面している。オロークとサンダースの資金集めを比較すると、出馬宣言後の資金の流入がオロークは大きく落ちてしまっている。(前回順位:4位)

 

●第3位:カマラ・ハリス(Kamala Harris

 

カリフォルニア州選出の連邦上院議員ハリスは、出馬宣言以降の各地を訪問するツアーをうまく行い、先頭走者の集団に入ってきた。彼女は早期に予備選挙が実施される各州を訪問し続け、しっかりとした地方組織づくりを行っている。彼女を1位から降ろした唯一の理由は、世論調査の結果だ。早期に予備選挙が実施される各州と全国規模の世論調査の結果、今月彼女の上に来た2人の男性よりも支持率の数字が下になった。ハリスの選対が各州での関与を深め、予備選挙が早期に実施される各州での知名度を上げるために資金を投入することでこうした状況は変化する。(前回順位:1位)

 

●第1位(タイ):バーニー・サンダース(Bernie Sanders

 

2016年にも出馬したサンダースはここ数カ月でランクを順調に上昇させてきた。現在、彼はバイデンとトップ走者の位置を分け合っている。その理由はシンプルだ。ハリーが書いているように、2019年第一四半期でサンダースは最も多くの資金を集め、メディアの注目を集め、各種世論調査ではトップに迫る勢いであり、エスタブリッシュメントが彼に敵対姿勢を見せていない(今のところは)。資金集めに関しては感嘆に値する。サンダースは初日に膨大な資金を集めそれから止まるということにはなっていない。資金の流入は安定している。これは将来も続くであろうことを示している。バイデンと同様、サンダースは、民主党支持者が75歳以上の候補者はふさわしくないと考えるようならば、この勢いも続かない可能性はある。覚えておいて欲しいのは、知名度が似ている人物(バイデン)に10ポイントをつけられており、今週はメディアからの取材が減っているという点だ。(前回順位:3位)

 

●第1位(タイ):ジョー・バイデン(Joe Biden

 

前副大統領バイデンにとって3月後半から4月は素晴らしい月ではなかった。彼はまだ2020年米大統領選挙に出馬表明していない。バイデンは複数の女性からパーソナルスペースを侵害され、不快に感じたという告発を切り抜けねばならなかった。しかし、一つの大きな事実がある。それは、バイデンは既に出馬しているのと同様であり、今月中に出馬を発表するということだ。そして、パーソナルスペースに関する問題が起きて以降の世論調査の数字から判断すると、告発と彼の見事とは言えない対処の仕方によっても、バイデンには大きなダメージにはなっていないということだ。これらの事実、加えて、全国規模、予備選挙が早期で実施される各州での世論調査の結果で1位を続けているという事実から、今月、バイデンにトップの位置をサンダースと共に与えるのは当然ということになるだろう。(前回順位:2位)

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 もう飽きるほど、「ジョー・バイデンがリード」と書いてきましたが、バイデンの支持率が先月に比べて上昇し、2位のサンダースに24ポイント差をつけるとことまできました。今回のCNNの世論調査の結果では、バイデンが39%、サンダースが15パーセントという数字が出ました。その他の候補者は2桁の支持率を獲得することが出来ませんでした。

cnnpresidentialcandidatespolling20190430001

 

 20名以上が立候補している状態で4割近くの支持を獲得しているのですから、バイデンの独走状態です。スキャンダルや年齢問題もなんのその、民主党内の主流派、穏健・保守派の支持を集めているようです。選挙資金も出馬宣言後24時間で630万ドルを集めたということで、これまで動きを控えていた民主党系の大口献金者たちも動き出しているようです。このブログでもご紹介していますが、バイデンの支持者は年齢の高い人々とマイノリティということで、「オバマ時代よ、もう一度」という感情があるのだろうと思われます。

 

 バイデンは副大統領になる前は30年以上にわたり、デラウェア州選出の連邦上院議員で、デラウェア州の自宅からアメリカの鉄道アムトラックを使って毎日ワシントンの連邦議事堂と議員事務所まで通勤していた人物で(あだ名が「アムトラック・ジョー」でした)、労働組合の支持を受けていた、庶民派の政治家でした。民主党主流派・保守寄りの政治家ということになります。

 

 バイデンの支持率が高いことは、必ずしも民主党全体が左傾化していないことを示しています。バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)やアレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)といった急進リベラル派は勢力を拡大させていますが、民主党の多数派を占めている訳ではない、リベラル派がより急進的になっているということになります。

 

 今回のCNNの世論調査では、自分が支持する候補者を決めて、その候補者を徹底的に支持すると答えたのは36%で、支持する候補者を変える、考えを変えると答えた人が64%でした。来年、2020年の1月から4月まで全米各州で予備選挙(予備選挙か党員集会)が実施されます。今年の6月末からは民主付党全国委員会主催の候補者討論会が毎月実施されます。


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 現在までのところ、17名の候補者が討論会参加資格(指定された3回の世論調査で支持率1%以上を獲得すること、もしくは6万5000名以上、20州以上・各州最低200名以上から献金を受けること)をクリアしたということです。ですから、6月末と7月末の討論会は、それぞれ2回に分けて実施されるようです。支持率2%以上かどうかで分けるのではないかと私は思います。

 

 この討論会で良いパフォーマンスを見せた候補が支持率や資金集めを成功させることになります。20名上出ていますが、現在の上位6名(第2集団まで)にはまだチャンスはありますが、残りはこれから徐々に撤退していくことになるでしょう。上位陣は、民主党支持者の3分の2がまだ考えを変える余地を残しているというところで、ここにアピールをしていくことになるでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

最新の世論調査では、バイデンがサンダースに24ポイント差をつけてリード(Biden leads Sanders by 24 points in new poll

 

ジョン・バウデン筆

2019年4月30日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/441285-biden-leads-sanders-by-24-points-in-new-poll?fbclid=IwAR1sqq9YXfO-VZ9A-yuZVjAFLYZIzODdTGX59gTsqhLBtBa9ATDeTolv-g4

 

ジョー・バイデン前副大統領は2020年大統領選挙への出馬表明を行ってから民主党支持者の間での支持率が急上昇している。最新の世論調査の結果では、大差をつけてトップとなっている。

 

CNNSRSS共同世論調査の結果が火曜日午前に発表され、バイデンが民主党支持の有権者の39%の支持を獲得し、第2位の挑戦者バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)に24ポイントの差をつけている。バイデンとサンダースだけが二桁の支持率を獲得した。

 

世論調査の結果では、バイデンは先月の調査に比べて、11ポイントも支持率を上昇させた。先月の支持率は28%であった。

 

最新の世論調査の結果によると、民主党支持の有権者の15%がサンダースを支持している。エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)が8%、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)が7%となった。

 

CNNによると、バイデンは全ての人口統計学上の属性グループでサンダースをリードしている、ということだ。

 

しかし、民主党支持の有権者の36%だけが大統領選挙における自分の選択を固めたと答えた。世論調査の結果では、民主党支持者で誰を支持するかとにかく決めたという人たちの50%がバイデンを支持すると答えた。

 

CNNSRSS共同世論調査は2019年4月25日から28日まで民主党支持の有権者を対象に実施され、誤差は5.9ポイントだ。

 

モーニング・コンサルト社の世論調査の結果も火曜日午前に発表され、バイデンの支持率は36%となり、サンダースの支持率は22%となった。バイデンの支持率は先週火曜日の出馬表明以来6%上昇した。

 

モーニング・コンサルト社の世論調査は民主党支持の有権者15475名を対象に実施され、誤差は1ポイントだ。

 

=====

 

世論調査:民主党支持の有権者の約3分の2が2020年大統領選挙の候補者について考えを変える可能性があると答えた(Poll: Almost two-thirds of Dems say they could change their mind on 2020 candidates

 

レイチェル・フラジン筆

2019年4月30日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/441440-64-of-democrats-say-they-could-change-their-mind-on-preferred-2020

 

最新の世論調査の結果、民主党支持の有権者の約3分の2が2020年大統領選挙民主党予備選挙で誰を支持するかについて自分の考えを変える余地があると答えた、ということが明らかになった。

 

CNNの世論調査の結果が火曜日に発表された。その中で、既に支持する大統領選挙候補者を選んだと答えた、民主党支持、民主党寄りの有権者の64%が、考えを変える可能性があると答えた。36%が自分の選んだ候補者を「徹底的に支持する」と答えた。

 

「どの候補者についてもっと知りたいと思いますか?」という質問に対して、23%がカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)と答えてトップとなった。ハリスに続くのがエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)で20%、ジョー・バイデン前副大統領(民主党)で19%だった。


cnnpresidentialcandidatespolling20190430002

 

世論調査は2019年4月25日から28日にかけて1007名を対象に実施された。そのうち411名が民主党支持、民主党寄りの登録済有権者であった。そのうちの367名が2020年大統領選挙民主党予備選挙の候補者の中で支持する候補者を選んでいると答えた。

 

誤差は3.8ポイントだ。

 

2020年大統領選挙民主党予備選挙は21名の立候補者が出ている。バイデンは選挙戦をリードしている。最新の世論調査の結果では、挑戦者であるバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)に24ポイントの差をつけている。

 

インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)はここ数週間で人気を情報させており、多くの世論調査で3位に入るようになっている。一方、ハリスは、一時期は先頭を走っていると見られていたが、現在は支持率を落としている。

 

ウォーレンは最近になって数字を上げている。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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