古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:ビトー・オローク

 古村治彦です。

 

 2020年米大統領選挙民主党予備選挙の候補者の支持率の状況は、ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ-モント州選出、無所属)の2強状態が続いています。3位にはインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジが入るという展開になっています。その他にもカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)が続いています。

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 ブティジェッジの躍進は3月中旬以降に始まりました。3月のアイオワ州での世論調査で3位に入り、人々を驚かせ、アメリカのメディアが取り上げるようになりました。この時、民主党内部には「あんな世論調査の結果は誤差の範囲だ」「大したことではない」という声もありましたが、その後も躍進を続けています。数字は小さく感じますが、今年の2月末まで、知名度がほぼゼロ、従ってそもそも世論調査の選択肢に入っていない、もしくは入っていても支持率がゼロ%表示ということが続きましたので、大躍進と言えるでしょう。

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 今回の世論調査では、サンダースが29%の支持を獲得し、24%のバイデンを抑えてトップという結果が出ました。これは3月末に複数の女性たちがバイデンに不適切な接触をされたことを告発した影響が出てのことだと考えられます。民主党や民主党支持者の中にはこの問題は大したことではない、投票に影響しないと、火消しに躍起になっていますが、先日このブログでもご紹介したように、若い人たちの中ではバイデンは出るべきではない、という声が多くありました。

 

 バイデンが支持率でトップになる理由は、連邦上院議員と副大統領とワシントンでの経験が40年以上あること、更にはバラク・オバマ前大統領の幻影というか、オバマ時代を懐かしむ人々がバイデンにオバマの姿を投影していること、加えて、中道・穏健であることが挙げられます。一方、サンダースへの支持の理由は、民主党主流派・エスタブリッシュメント・ヒラリー派に対する反感とリベラル左派的な政策への支持が若い人々の間に広まっているということが挙げられます。

 

 民主党支持者は、「サンダースだと共和党支持者は仕方がないにしても、どちらでもない無党派層の有権者にどれだけアピールできるか疑問だ。バイデンならオバマ時代の良いイメージもあるし、中道派であるので、無党派層にアピールできる」という当選可能性を考えて、バイデン支持をしているというところでしょう。しかし、バイデンはまだ正式に立候補していません。2019年6月末に民主党全国委員会主催で、テレビ中継される候補者討論会が実施されます。

 

 バイデンがどんな戦術を採用するかによると思いますが、2020年4月まで月1回のペースで実施される討論会への参加をできるだけ避けて、良いイメージを保とうと思えば、正式な立候補宣言は出来るだけ遅らせるということがあるかもしれません。討論会に出れば、どうしても失敗や失言をしてしまうリスクは高まります。

 

 今月中に実施される各種世論調査の結果で、サンダースが先行するようであれば、5月中にバイデンが出馬宣言をすることもあるかとは思いますが、バイデンからすれば、強力なライヴァルになり得る人は今のところはいないので、のらりくらりで引き延ばしていくでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

世論調査:サンダースが集団をリードし、バイデンとブティジェッジが続く展開(Poll: Sanders leads pack, followed by Biden and Buttigieg

 

ザック・バドリック筆

2019年4月15日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/438888-poll-sanders-leads-biden-for-dem-nomination-by-5-points-buttigieg-in?fbclid=IwAR2rEm6f2ulVK_0XFwKMx41er4cCgyl8Ms4WZZpMA-5zKJ30f65fDINeyRo

 

エマーソン大学の最新世論調査の結果では、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)がトップになり、ジョー・バイデン前副大統領とインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジが続いた。

 

サンダースは多くの世論調査でジョー・バイデンに続く2位に入っていたが、今回の世論調査では支持率29%を獲得してトップになった。バイデンはまだ出馬を表明していないが、24%で2位に入り、ブティジエッジは9%で3位となった。

 

カマラ・ハリス連邦上院議員(カルフォルニア州選出、民主党)とビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)は8%ずつで4位タイに入った。続く5位には7%でエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)がつけた。

 

今回の世論調査でも、数か月前の知名度の低さにもかかわらずブティジエッジの台頭を示す結果となった。先週発表されたアイオワ州での世論調査の結果でもブティジェッジはバイデンとサンダースに続く3位となった。

 

エマーソン大学世論調査部長スペンサー・キンボールは月曜日に声明を発表した。その中で次のように述べた。「まだ予備選挙が始まったばかりの段階であるが、ピート市長は有権者の想像力をかき立てる候補者となっている。2月中旬、彼の支持率はゼロ%で、3月には3%、それが4月の現時点で9%となっている」。

 

キンボールは、バイデンがここ数週間で支持を失ったようだと述べた。2月の時点ではバイデンの支持率が27%、サンダースは17%でリードしていた。3月の時点では26%でサンダースと同率となっていた。ここ数週間、バイデンは公の場で複数の女性に不適切な接触をしたとして告発された。しかし、民主党支持の有権者のおよそ半分は今回の告発は投票行動に影響を与えないと述べた。


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バイデンが最終的に出馬しないということになると、サンダースは良い強い立場になることが考えられる。今回の世論調査では、バイデン支持者の31%がヴァーモント州選出の連邦上院議員サンダースを2番目の選択肢として選んだ。バイデン支持者の中でブティジェッジを2番目の選択肢として選ぶのは17%で、オロークを選ぶのは13%だった。


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今回の世論調査は2019年4月11日から14日にかけて登録済有権者914名を対象に実施され、誤差は3.2ポイントだ。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 民主党の大統領選挙民主党予備選挙の候補者の争いはバイデンが優位、サンダースが2位、第2集団にブティジェッジが急伸し入っているという展開です。

ブティジェッジの躍進を伝えるニュース番組
 

 ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、民主党)がトップ2で集団をリードしています。多くの世論調査でバイデンが1位、サンダースが2位という状態が続いています。バイデンが大きくリードしていますが、州や年齢層によってサンダースがリードすることもあります。

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バイデン(左)とサンダース

その次に続く第2集団にカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、そして、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジが急伸しては入っています。ウォーレンの地元はマサチューセッツ州、カマラ・ハリスの地元はカリフォルニア州ですが、どちらも地元の州で支持率1位になることはできませんでした。なかなか数字を伸ばせていないというのが現状です。


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ブティジェッジの支持率はゼロ表示ばかりだったことを考えると、大きな伸びです。第2集団の他の候補者たち、特にオロークにとっては強敵ということになります。ブティジェッジは、20代、30代のミレニアル世代と呼ばれる若い人々にとって、自分たちの世代から初めて有力候補ということになります。

 

 第3集団は、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)、エイミー・クロウブッシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)、フリアン・カストロ前住宅・都市開発長官(民主党)が形成しています。10位以内は確保し、民主党全国委員会が主催する討論会への出席は可能で、なおかつこれから支持率を上げる可能性を持つ人々です。

 

 あとは支持率1%からあまり伸びがない人々です。全国的な知名度があるはずのカースティン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)の低迷ぶりが際立ちます。コーリー・ブッカーと共にウォール街との関係が深い、多額の献金をもらっているということがネックになっていると思われます。

 

 ジョー・バイデンとバーニー・サンダースの2強状態でこのまま進むのか、そもそもバイデンは出馬表明をしていないがそもそも出馬するのか、民主党支持者たちはサンダースの急進的な進歩主義的な主張で本選挙も勝てると考えるか、それともより現実的なリベラル派から選ぶのか、75歳以上という2強の年齢はネックにならないか、といったことがこれからの疑問として出てきます。

 

 3位以下の人々の中で50代前半よりも若い人たちほど、これから次(2024年)、もしくは次の次(2028年)に機会がありますから、どういう戦略で予備選挙を進めていくか、撤退することも最終的に大統領になるという目的を達成するための戦略の一つということがあります。

 

 アメリカでもこれからますます注目が高まるでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

世論調査:バイデンがカリフォルニア州で2020年米大統領選挙民主党予備選挙候補者の中でトップ(Biden leads 2020 Dems in California: poll

 

レイチェル・フラジン筆

2019年4月10日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/438283-biden-leads-2020-dems-in-california-poll

 

水曜日に発表された世論調査の結果、ジョー・バイデン前副大統領はカリフォルニア州の民主党支持の有権者たちにとって、カリフォルニア州を地盤としているカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)を押しのけて、トップの選択肢となっている。

 

キュニピアック大学の世論調査によると、カリフォルニア州の民主党支持、民主党寄りの有権者たちの中で、バイデンは26%の支持を集めた。バイデンに続いたのは、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、民主党)が18%、ハリスが17%であった。


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トップ3に続くのは、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)とインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)で、それぞれが7%の支持を集めた。それ以外の候補者たちは4%を超えなかった。

 

カリフォルニア州の有権者全体の66%、女性の67%、民主党支持者の71%が、バイデンに対する複数の女性による告発は深刻な問題ではないと答えた。ここ数週間、複数の女性たちが、バイデンに対して彼女たちが不快に感じる方法で接触してきたと公の場で告発した。

 

カリフォルニア州は予備選挙の日程を3月に繰り上げたことで、これまでよりも民主党予備選挙により大きな影響を持つことになった。

 

ハリスは2019年1月に出馬表明をして以降、多くの人々が立候補している民主党予備選挙において、トップ集団の位置を維持しようと努力してきた。ハリスは連邦上院議員になる前、カルフォルニア州司法長官を務めた。彼女はカリフォルニア州内で出馬した選挙で落選したことはない。

 

キュニピアック大学は2019年4月3日から8日にかけて1005名のカリフォルニア州在住の有権者に対して、有線電話と携帯電話を通じて世論調査を実施した。誤差は4.1%だ。この世論調査では民主党支持、民主党寄りの有権者482名に調査を実施し、誤差は5.9%だ。

 

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ブティジェッジはニューハンプシャー州の世論調査で3位に上昇(Buttigieg surges to third place in NH poll

 

ザック・バドリック筆

2019年4月10日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/438344-buttigieg-surges-to-third-place-in-nh-poll

 

セント・アンセルム大学のニューハンプシャー州在住の有権者に実施した最新の世論調査の結果によると、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジが大統領選挙民主党予備選挙の候補者たちの中で3位に入った。

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今回の世論調査の結果も他の世論調査の結果と同じく、ジョー・バイデン前副大統領が22.9%でトップとなった、続いて、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)が15.6%で2位となった。3位のブティジェッジは10.7%を獲得し、続いてエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)が8.7%、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)が6.8%を獲得した。


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知名度の点でも、ブティジェッジは2019年2月以降大きく上昇している。今回の世論調査の結果、知名度では33.2%、好感度では30.6%上昇している。非好感度は2.9%の上昇にとどまった。


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一方、バイデンの好感度は、複数の情勢たちがバイデンによる不適切な接触を告発した時期と重なり、9.7ポイント下落し、非好感度は5.5%上昇した。それでも、こうした告発もバイデンを支持率トップの座から降ろすまでには至らなかった。

 

セント・アンセルム大学の世論調査は2019年4月3日から8日にかけてニューハンプシャー州に住む登録済有権者698名に対して実施された。誤差は3.7ポイントだ。

 

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アイオワ州の世論調査で、ブティジェッジはバイデンとサンダースに続いて3位に入る(Poll shows Buttigieg in third behind Biden, Sanders in Iowa

 

マイケル・バーク筆

2019年4月11日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/438471-poll-shows-buttigieg-in-third-behind-biden-sanders-in-iowa

 

アイオワ州の民主党支持の有権者を対象に実施された世論調査で、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジが候補者たちの中で3位に入ったことが分かった。

 

マンモス大学の世論調査の結果が木曜日に発表され、ジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)に続き、ブティジェッジが支持率9%を獲得し3位に入った。

 

バイデンはまだ出馬表明をしていないが、27%の支持を集めてトップにつけた。サンダース派16%の支持を集めて2位につけた。


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ブティジェッジは日曜日に正式な出馬表明を行うものと見られているが、2019年3月にマンモス大学が実施した世論調査では支持率は1%以下だった。

 

今回の世論調査でブティジエッジはアイオワ州で3位に入ったが、これは2度目のことである。2019年3月にエマーソン大学が実施した世論調査でもブティジェッジは、アイオワの党員集会(予備選挙)参加予定者の間で11%の支持を集め、今回度登用にバイデンとサンダースに続いて3位に入った。

 

マンモス大学の世論調査の誤差は5.2ポイントで、エマーソン大学の誤差の6.2%よりも少し低い数字となっている。

 

マンモス大学世論調査部長パトリック・マーレ―は声明の中で、ブティジエッジはアイオワ州でこれからも支持率を上昇させ続けるだろうと述べた。

 

マーレ―は次のように述べている。「アイオワ州の民主党予備選挙参加予定者の約半数が彼についての意見を形成していない段階で、ブティジェッジが選挙戦で順位を上げているのは人々の印象に残るものだ。彼は好感度と非好感度のバランスが良い候補者の一人でもある。彼はこの順位を維持することで、より多くの有権者に知られるようになることで、更に順位を上げる可能性を持っている」。

 

ブティジエッジに続いたのは、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)とカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)でそれぞれ支持率7%を獲得し、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民衆党)は6%で6位に入った。

 

今回の世論調査は2019年4月4日から9日にかけてアイオワ州に住む民主党支持の有権者351名と対面調査で実施した。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 ジョー・バイデン前副大統領はスキャンダルに見舞われたにもかかわらず、人気は落ちていないようです。世論調査の結果では有権者の過半数は出馬すべきだと答えています。男性や女性、年齢別、支持党派別で調べても多数派は出馬すべきということになっています。

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 年齢別の結果では、年齢が若くなるほど、出馬すべきではないと考える人の割合が高くなっています。この点が今後の懸念となるでしょう。最近の民主党では若い世代(1980年代、90年代前半生まれ)がエンジンとなって候補者を押し上げるということが起きています。バラク・オバマを大統領に押し上げ、バーニー・サンダースを有力政治家にしたのはミレニアル世代です。

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この世代はリベラルが多いということも特徴で、バイデンにオバマ政権の副大統領というイメージがあるうちは良いのですが、時代遅れ、古臭いということになると、若い人たちの支持は減ってしまう可能性があります。

 

 それでもバイデンの支持率は圧倒的です。最新の世論調査では、2位のサンダースに9ポイントの差をつけています。3位以下はドングリの背比べ、だんご状態になりつつあり、そこにピート・ブティジェッジが割り込んでいるという状況です。

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 若い世代の動向がこれから気になります。

 

(貼り付けはじめ)

 

バイデンは告発を受け1週間経つが2020年米大統領選挙候補者の間で支持率トップに(Biden tops 2020 Dems after week of accusations

 

ジョン・バウデン筆

2019年4月9日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/437972-biden-tops-2020-dems-after-week-of-accusations?fbclid=IwAR0-lpJV75y1lUQWC7KLM-VnZ44fnoghSzRUEF75xEgqv0ypErvvnFfvUiw

 

最新の世論調査の結果、ジョー・バイデン前副大統領は2020年米大統領選挙の候補者の中でトップになった。バイデンに対して複数の女性たちが過去に不適切な接触をされたという告発が続いた1週間であったが、バイデンは支持率でトップになった。
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月曜日に発表されえたモーニング・コンサルト社による最新の世論調査の結果によると、バイデンは民主党の予備選挙参加予定者の32%の支持を得た。バイデンは正式な出馬表明をしていないが出馬表明すると見られている。バイデンは最も手ごわいライヴァルであるバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、民主党)に対して9ポイントの差をつけている。


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カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は9%の支持を得て3位に入った。4位には僅差の8%でビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)がつけた。

 
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バイデンにとっての警告となるサインは好感度である。告発があって以降、好感度の数字は下がっている。有権者の中でバイデンに対して「大変に好ましい」と答えたのが35%で先週の41%から下がっている。しかし、彼の好感度の合計では1%しか下落していない。

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バイデンは候補者たちの中で最も高い好感度を誇っている。それに続くのがサンダースで32%である。

 

インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジは最新の世論調査でも数字を伸ばしている。支持率を先週の3%から5%に上昇させている。ブティジェッジはコーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)を1ポイント差でリードし、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)を2ポイント差で追っている。

 

モーニング・コンサルト社の世論調査は2019年4月1日から7日にかけて1万③⑥44名を対象に実施された。誤差は1ポイントだ。

 

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世論調査:サウスカロライナ州でバイデンが民主党候補者たちの中で約20ポイントの差をつけてリード(Poll: Biden holds nearly 20-point lead among Dems in South Carolina

 

マイケル・バーク筆

2019年4月8日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/437878-poll-biden-holds-nearly-20-point-lead-among-dems-in-south-carolina

 

最新の世論調査の結果、ジョー・バイデン前副大統領はサウスカロライナ州で大統領選挙民主党予備選挙の他の候補者に18ポイントの差をつけてリードしている。

 

今回の世論調査は、チェンジ・リサーチ社が実施し、結果をワシントン・ポスト上とクーリエ誌が共有する形となっている。結果を見ると、バイデンが予備選挙参加予定者の32%の支持を集めている。バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)がバイデンに続き14%の支持を集め、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は10%の支持を集めた。

 

世論調査では、2018年の中間選挙でジョージア州知事選挙の候補者だったステイシー・エイブラムス(民主党)がサウスカロライナ州で支持を集めていることが示されたが、それでも数名の候補者たちの後塵を拝している状況だ。

 

サウスカロライナ州では2020年に大統領選挙予備選挙が全米で4番目に実施される予定だ。

 
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コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)とビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)はそれぞれ9%の支持率を得ている。一方、エイブラムスとインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)はそれぞれ7%の支持を得ている。

 

エイブラムスは大統領選挙出馬を考慮中と述べているが、公式に出馬発表していない。

 

バイデンの支持率は2月の段階に比べて4%下がっている。バイデンは自身にとって3度目となる大統領選挙出馬を明言していない。しかし、これから数週間以内に出馬するものと見られている。

 

最新の世論調査は2019年3月31日から4月4日にかけて744名を対象に実施された。実施時期は複数の女性たちがバイデンに対して不適切な接触があったという告発を始めた後だ。誤差は3.6ポイントだ。

 

=====

 

世論調査:有権者はバイデンの女性に対する行為によって彼に出馬資格はないとすべきではないと答えた(Poll: Voters say Biden's conduct with women should not disqualify him

 

マシュー・シェフィールド筆

2019年4月6日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/hilltv/what-americas-thinking/437552-poll-voters-believe-bidens-conduct-with-women-should-not

 

最新のザ・ヒル誌とハリスX社による共同世論調査の結果によると、有権者登録を行った有権者の過半数がジョー・バイデン前副大統領の複数の女性に対する不適切な接触の告発について、2020年の米大統領選挙の候補者としてふさわしくないとすべきではないと答えた。

 

世論調査は2019年4月5日にかけて実施され、調査対象者の56%がバイデンの行為によってバイデンが大統領にふさわしくないと考えるべきではないと答えた。23%がふさわしくないと答え、21%が分からないと答えた。

 

女性と民主党支持者の過半数は今回の告発によってバイデンが大統領選挙に出馬できないようになるべきではないと答えた。

 

バイデンは、少なくとも7名の女性たちから公の場で接触され不快に感じたという告発を受けたが、3度目の大統領選挙出馬をすると見られている。

 

水曜日にツイッター上に投稿したヴィデオ映像の中で、バイデンは「パーソナルスペースを尊重することについてより注意をする」と約束した。彼は告発者たちに対して直接謝罪しなかった。しかし、彼は時代の変化と認識し、行動を時代の変化に適合させると述べた。

 

トランプ大統領は彼の再選に関して、バイデンが脅威になるとは考えていないと述べた。

 

トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対して、「私は彼を脅威とは見なしていない。彼は彼自身にとって脅威だと考えている」と述べた。

 

その前日、トランプは、最近の論争に絡めてバイデンを揶揄する、編集されたヴィデオを共有した。大統領はヴィデオを投稿した。この編集されたヴィデオにはバイデンの水曜日の声明から文言から抜き出されて付けられている。トランプ大統領はこの投稿に「お帰りなさい、ジョー!("WELCOME BACK JOE!")」というメッセージをつけた。

 

金曜日、バイデンは告発があって以降、初めて公の場に姿を現した。国際電気労働者組合での演説で今回の論争に絡めて冗談を述べた。

 

ザ・ヒル誌とハリス社の共同世論調査では、民主党支持者の62%は過去の行動に対する告発があるからといって2020年の大統領選挙出馬を阻まれるべきではないと答えた。18%が出馬すべきではないと答え、20%は分からないと答えた。

 

共和党支持者の32%が出馬すべきではないと答える一方で、49%が既に多くが立候補している民主党の予備選挙への出馬を妨げられるべきではないと答えた。19%が分からないと答えた。

 

54%の女性は不適切な接触という告発はあるにせよ、バイデンの出馬は許されるべきだと答えた。22%が出馬すべきではないと答え、24%が分からないと答えた。

 

男性の57%はバイデンの出馬が妨げられるべきではないと答え、25%が出馬すべきではないと答えた。18%が分からないと答えた。

 

無党派の有権者の過半数、55%が、告発があってもバイデンの出馬を肯定した。21%が出馬すべきではないと答えた。24%が分からないと答えた。

 

若い人たちの方がバイデンは出馬すべきではないと答えた。35歳以下の成人の31%がバイデンの行為は大統領選挙候補者にふさわしくないと答えた。35歳から49歳までの有権者でこの考えを持っているのは25%だった。

 

50歳から64歳までの人々のうち19%が出馬すべきではないと答え、65歳以上の16%も同様に答えた。

 

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 古村治彦です。

 

 2019年6月から民主党主催で、大統領選挙民主党予備選挙の候補者たちによる討論会が実施されます。毎月1回のペースで来年4月まで続きます。それぞれの討論会は別々のテレビ局が司会者を出したり、場所を作ったりして中継するそうですが、フォックスニュースを中継から排除するという話も出ています。それでも恐らくは中継するテレビ局に選ばれるとは思います。

 


 2016年の大統領選挙民主党予備選挙は、民主党全国委員会のヒラリー贔屓が酷すぎて、結果として、かえってヒラリーの人気を落とすことになりました。「贔屓の引き倒し」という言葉通りになりました。民主党全国委員会委員長のデビー・ワシントン=シュルツ連邦下院議員(フロリダ州選出、民主党)の運営の酷さのために、ヒラリーが党の候補者指名を受ける民主党全国大会も大荒れで、結果として、ワッサーマン=シュルツは辞任に追い込まれました。

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 デビー・ワシントン=シュルツ


 今回は、オバマ政権の閣僚だったトム・ペレズが民主党全国委員会委員長となって、討論会の参加条件を2019年2月に決定しました。条件は2つあって、「(1)民主党全国委員会が承認する3つの世論調査の結果で1%以上の支持率を記録すること、(2)最低6万5000名の個人から献金を受けること、その際最低200名上は20の別々の州に住む献金者であること」です。

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寄付を求めるトゥルシー・ギャバ―ドのSNSへの投稿 

 世論調査の結果で支持率1%以上という条件は簡単なようですが、無名の候補者にはなかなかハードルが高いものです。世論調査によっては候補者の選択肢に入らないことがありますし、入ってもゼロ表示となることがあります。今は人気が急上昇のピート・ブティジェッジも昨年末から2月くらいまでの世論調査ではゼロ表示が続きました。

 

 政治献金の条件を献金額ではなく、人数と州の数としたのは興味深いです。こちらに目が向くことで、誰がどのような人や組織から献金をもらっているか、を人々に関心を持つようになります。そうなると、ウォール街の金融業界から資金を得ている人々、カーステン・ギリブランドやコーリー・ブッカーには批判が高まるでしょう。

 

 討論会参加者を予想すると、人気トップ5のジョー・バイデン前副大統領、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)は参加確定でしょう。毎月1回のペースで開催される討論会に、自分から選挙戦から撤退しない限り、呼ばれ続けるでしょう。


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 既に条件を満たしている第2グループ、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)、エイミー・クロウブッシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)、カーステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)も参加できるでしょう。第2グループからは早い段階での撤退ということもあるでしょう。新顔のブティジェッジを入れれば視聴率も稼げるということで、テレビ局も呼びたいと考えていると思います。

 

 第3グループは条件を満たしても1つだけ、もしくは数字が低いということで、呼ばれない可能性が出てくる人たちです。前コロラド州知事ジョン・ヒッケンルーパー(民主党)、ワシントン州知事ジェイ・インスリー(民主党)、実業家のアンドリュー・ヤン、フリアン・カストロ前住宅・都市開発長官(民主党)、トゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員(ハワイ州選出、民主党)は呼ばれない可能性が高い人たちとなります。それ以外の人々も同様でしょう。

 

前回共和党が開催した、人気が低い候補者だけの討論会というのも1つのアイディアだとは思いますが、視聴者はかなり減ることは間違いないし、それではテレビも中継してくれないから、実施は難しいでしょう。インターネットでの中継ではどうしても届かない人々が出てくるでしょう。

 

 今年の討論会は一人の候補者に偏るということはないようで、その点では良いものとなりそうです。

 

(貼り付けはじめ)

 

民主党の候補者たちは2020年米大統領選挙民主党予備選挙の最初の複数回の討論会に参加するために何をしなければならないのか?(What do Democratic candidates need to make the first 2020 debates?

 

アレクサンドラ・デリア筆

2019年4月3日

PBS

https://www.pbs.org/newshour/politics/what-do-democratic-candidates-need-to-make-the-first-2020-debates?fbclid=IwAR2FFTYxOXn3u3PS3jLBedo_Wx1DBmMQp9ZQibsRToTAo_ghRMGU9HkB9jw

 

2020年の米大統領選挙民主党予備選挙の討論会の最初の数回の日時と場所が発表された。討論会は迫ってきている。2019年6月26日と27日にマイアミで、2019年7月30日にデトロイトで開催される。しかし、誰が壇上に立つのか?いつ立つのか?

 

2016年、共和党全国委員会は大統領選挙共和党予備選挙の候補者17名を世論調査のデータに基づいてランク付けし、上位の候補者たちと下位の候補者たちと分けて別々の討論会を開催した。しかし民主党全国委員会委員長トム・ペレズは2020年の予備選挙の討論会に向けて別のアプローチを採用している。

 

2019年2月、民主党全国委員会は1回目と2回目の討論会の参加条件を発表した。この時、ペレズ委員長は「開かれた、透明性の高い予備選挙のプロセス」を進めたいと述べた。ペレズ委員長は更に次のように述べた。「討論会に関する新しい基準によって、立候補者全てに対して討論会に参加する機会を掴めるようにできるだろう。そして、これまでのどの予備選挙よりも小口献金者が大きな影響を与えるようにできる」。

 

民主党全国委員会のルールでは、最初の2回の討論会に参加できる候補者の条件は次の2つのうちの1つである。

 

(1)民主党全国委員会が承認する3つの世論調査の結果で1%以上の支持率を記録すること。承認される世論調査は、予備選挙が早期に実施される各州、アイオワ州、ニューハンプシャー州、サウスカロライナ州もしくはネヴァダ州で実施される世論調査か、2019年1月から第1回目の討論会の2週間前(2019年6月前半)までに実施される全国規模の世論調査になるだろう。1回目の討論会の参加条件を満たすことが出来なかった候補者も2019年7月の2回目の討論会には参加条件を満たして参加できる可能性はある。

 

(2)最低6万5000名の個人から献金を受けること、その際最低200名上は20の別々の州に住む献金者であること。

 

討論会の登壇者は10名を超えないようにするはずだ。登壇者は条件を満たした人々の中から無作為に選ばれるだろう。最終的に20名以上の候補者たちが条件を満たすことになるだろう。そうなると、世論調査と献金に関する2つの条件を両方とも満たす候補者が討論会のメンバーに選ばれることになるだろう。最初の2回以降の討論会の参加条件はまだ発表されていない。従って、最初の2つの条件が維持されるのか、変更されるのかは明らかではない。

 

様々な背景を持つ候補者たちは2つの比較的狭い条件を満たすことが必要となる。ジョー・バイデン前副大統領が米大統領選挙民主党予備選挙の候補者になる場合、彼は、スピリチュアル・アドヴァイザーのマリアンヌ・ウィリアムソンと同じ条件を課されることになる。それでは、これらの条件を満たすために奔走しなければならないのは誰か?

 

複数の全国規模の世論調査で支持率5%以上を常に獲得している候補者4名は置いておこう。この人たちは討論会に出席できる可能性が極めて高い。その4名はバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)である。民主党全国委員会の定めた基準に対して他の候補者たちはどうであろうか?

 

●世論調査に関する条件を満たしているのは誰か?

 

民主党全国委員会が承認した3つの個別の世論調査で1%の支持率を獲得するという条件を満たしている候補者は既に数多く存在する。コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)、エイミー・クロウブッシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)、カーステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ、前コロラド州知事ジョン・ヒッケンルーパー、ワシントン州知事ジェイ・インスリー、実業家のアンドリュー・ヤンは既に条件を満たしている。

 

●世論調査に関する条件に足りていないのは誰か?

 

それは世論調査の選択肢に入れられていない候補者たちだ。立候補者の数はあまりに多いので、世論調査実施者たちの誰を入れるかの決定は大きな影響をもたらす。先週エマーソン大学が発表したアイオワ州での世論調査の場合、2人の候補者が漏れた。ジョン・ディレニー前連邦下院議員(メリーランド州選出、民主党)と前述のウィリアムソンだ。

 

マンモス大学世論調査研究所所長のパトリック・マレーは『ポリティコ』誌に次のように述べている。「世論調査で支持率1%と支持率0%を記録する候補者の間にある壁は、誰を選択肢に入れるかの世論調査実施者の決定に依っている。実施者の決定が大きく影響するということは世論調査結果に大きな負荷となってしまう」。

 

●小口献金者に関する条件で利益を得ているのは誰か?

 

ヤンやブティジェッジのような若くてカリスマ性を持つ候補者たちは世論調査に関する条件よりも前に、献金に関する条件を満たしている。両者は熱心なインターネットでのフォロワー(「ヤン・ギャング」と呼ばれる人々など)とメディア露出のおかげで献金を順調に集めている。以前の選挙での献金者名簿を持っているがまだ働きかけを行っていない、支持率が低い候補者たちにとっては、献金に関する条件は小口献金者の

 For lower-tier candidates who did not start out with a phonebook of donors from previous elections, these qualities have helped lead to high volumes of small-dollar supporters. ギリブランドのような候補者は献金者数の条件に届いていない。ニューヨーク州選出の連邦上院議員ギリブランドは前回の連邦上院議員選挙の際に集めた資金がまだ1030万ドル(約11億円)も残っているが、献金者数が足りないのだ。

 

●誰が小口献金者からの支持を構築するのに苦労しているのか?

 

民主党全国委員会委員長であるペレズは、小口献金者、草の根の献金に関する条件が討論会を実施するための「もう一つの道筋」だと考えている。しかし、世論調査の支持率の数字で既に条件を満たしている複数の候補者たちは草の根の支援を積極的に求めている。そうした候補者にはオバマ政権の閣僚だったフリアン・カストロ、ギリブランド連邦上院議員、インスリー・ワシントン州知事、ディレニー前連邦下院議員がいる。

 

バイデンと長年にわたり民主党のために政治献金を続けた実業家で、前ヴァージニア州知事のテリー・マコーリフのような人々は、選挙戦出馬を表明すれば多額の献金をしてくれる人物の名簿を持っている。しかし、初期の段階ではそういったものは、民主党全国委員会が草の根の支援を重視しているので、大して重要ではないということになる。一部には、バイデンは、サンダースやオロークと同程度の草の根支援を受けられるのかどうかを疑問視する声もある。

 

政治献金の額などについてはもうすぐ明らかになる。連邦選挙管理委員会に対する政治献金報告書の提出は2019年4月中旬だ。火曜日の時点で、複数の候補者が期日前に献金額を発表している。サンダースは2019年第一四半期で1800万ドル、ハリスは1200万ドルの献金を受けていると発表した。オロークは水曜日に占拠選出馬を表明してから18日間で940万ドルの献金を受けたと発表した。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 前回に続いて、民主党予備選挙の立候補者・立候補予定者を紹介する記事をご紹介します。

 

(貼り付けはじめ)

 

(7)エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren、1949年―、69歳)

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ハーヴァード大学法科大学院教授を務めた。マサチューセッツ州選出の連邦上院議員として、誰もが知っている存在(household name)になっている。金融業界救済についての監視の急先鋒として名を馳せた。ウォーレンは、大富豪と大企業に説明責任を果たさせることで、アメリカを「一生懸命に働いてルールに基づいて生活すれば、誰もが成功できる国」に再生することを公約としている。2019年2月9日に正式に出馬表明を行い、その際にトランプ大統領は2020年までに逮捕され牢獄に入っているだろうと述べた。

 

・年齢;69歳;政治に関わってきた期間:10年間。

 

・資金提供者:過去には教育産業、女性のPAC、法曹関係者だった。2020年の大統領選挙では大富豪や大富豪が設立したPACからの献金を受け取らないと公約した。

 

・経済についての最大のアイディア:「富裕税」を提唱。5000万ドル以上の財産を上げた人には2%、10億ドル以上の財産を持っている人には3%を課税し、10年で2兆7500億ドルの税収増を目指す。

 

SNSのフォロワー数:ツイッターでは480万;フェイスブックでは320万、インスタグラムでは130万。

 

・この候補者を気に入っているのは:アメリカ東海岸伝統の知識人的な知識と中西部の出身が混在している、細かい点が気になる有権者。

 

・この候補者を嫌っているのは:知識人エリートを信用していない有権者、彼女が個人的なアピールが出来るか、中道派を取り込むことが出来るか疑念を持っている人々。

 

(8)エイミー・クロウブッシャー(Amy Klobuchar、1960年―、58歳)

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企業の顧問弁護士を務めた。ミネソタ州初の女性連邦上院議員。薬価のような日常生活の問題に取り組むことで、物事に是々非々で臨む中道主義者という評価が確立している。最高裁判事に指名されたブレット・カヴァノーに対する冷静な質問ぶりで、左に寄っている民主党支持者たちからも称賛を受けた。2019年2月10日に出馬宣言を、吹雪が舞う屋外の集会で行った。吹雪が舞う中での出馬宣言は、彼女の「気概」と集会に集まった人々にとって「友人であり隣人」というイメージを与えることを目的としていた。

 

・年齢:58歳;政治に関わってきた期間:12年間。

 

・資金提供者:法律事務所と食品、乳業産業からが多い。クロウブッシャーは政治関係以外のNGOなどから資金を受け取るとしている。2020年の選挙では企業が創設したPACからの資金は受け取らないと表明している。

 

・経済についての最大のアイディア:アメリカの中小企業が世界各国に輸出が容易となるための新しい方策。

 

SNSのフォロワー数:ツイッターでは63万1000;フェイスブックでは31万9700;インスタグラムでは5万1900。

 

・この候補者を気に入っているのは:左過ぎず、右過ぎず中庸な候補者、アメリカ中西部の有権者たちにアピールする女性を候補者として求めている人々。

 

・この候補者を嫌っているのは:クロウブッシャーよりも左に寄っている民主党員と民主党支持者たち。この人々はクロウブッシャーの中道アピールに反対するだろう。

 

(9)バーニー・サンダース(Bernie Sanders、1941年―、77歳)


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ブルックリン生まれ。民主社会主義者を自認している。1981年にヴァーモント州バーリントン市の市長に当選。この時の票差はわずか3票であった。1990年にアメリカ連邦下院議員に当選し、その後2006年にアメリカ連邦上院議員に当選。現在も連邦上院議員を務めている。無所属議員としてはアメリカ史上最長の連邦上院議員歴となっている。2016年の米大統領選挙民主党予備選挙でヒラリー・クリントンに対抗した。2019年2月19日に「下からの変革」を訴えて出馬表明した。

 

・年齢:77歳;政治に関わってきた期間:38年間。

 

・資金提供者:連邦選挙管理委員会のデータについてのセンター・フォ・レスポンシヴ・ポリティックスの分析によると、過去5年間、サンダースの政治活動資金の75%は200ドル以下の小口の献金者からのものだった。彼の資金の献金者で大きいものとしては、リベラル派の活動団体「ムーヴオン・オーガナイゼーション」、カリフォルニア大学非雇用者団体、郵便職員の2つの労働組合、アメリカ通信労働組合である。過去5年間に集めた資金1270万ドルのうちPACから得た資金は17万7000ドルだった。

 

・経済についての最大のアイディア:サンダースは、公立大学の学費を無料にし、社会保障費を増額し、アメリカ企業をより労働組合の活動がしやすいようにしていく。サンダースは大学学費に関するコストの財源は金融取引に欠ける税金を充てる、社会保障費の増額については25万ドル以上の収入がある人たちに6.2%の所得税を充てると提案している。

 

SNSのフォロワー数:ツイッターでは810万;フェイスブックでは750万;インスタグラムでは290万。

 

・この候補者を気に入っているのは:2016年の選挙はサンダースが勝っていたはずだと今でも考えている忠実な「バーニー・ブラザース(Bernie Bros)」、国民皆保険と富裕層への高い税率という考えに新たに転校してきた人々。

 

・この候補者を嫌っているのは:トランプを倒すために必要な有権者を自身に引き込んでしまっているだけだ、とサンダースを「破壊者」として見ている民主党支持者たち、

ヒラリーの敗北をサンダースのせいだと考えているクリントンのファン、サンダースの前回の選挙で仲違いした有色人種の人々。

 

(10)ジェイ・インスリー(Jay Inslee、1951年―、68歳)


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ワシントン州知事で、長年にわたり連邦議員を務めた。2019年3月1日に、環境保護と気候変動の抑止を公約にして正式に出馬表明を行った。インスリーと支持者たちは出馬表明のヴィデオの中で、「私たちの時代が来た」と述べた。支持者の中には「サイエンス・ガイ」として知られるビル・ナイもいた。知事として、インスリーはIT産業に対するプライヴァシー保護規制と海運業をより効率的なものとするための新しい技術の導入を訴えている。

 

・年齢:68歳;政治に関わってきた期間:24年間。

 

・資金提供者:2019年2月に、インスリーの大統領選挙運動を支援するためのスーパーPAC「アクト・ナウ・オン・クライメット」が創設された。このPACは企業からの献金を受け取らない。インスリーの選対は化石燃料関連業界からの献金も受け取らないと発表している。過去にはエレクトロニクスとIT業界から献金を受けた。また、インスリーの地元であるワシントン州に本社を置くマイクロソフトをはじめとする各企業の労働組合からも献金を受けている。

 

・経済についての最大のアイディア:気候変動を止めることで経済成長を促す。アメリカ国内で「100%クリーンエネルギーと恩師ンツ効果ガスの排出をゼロ」にすることで新たに数百万の雇用を生み出すとしている。化石燃料関連企業に対する補助金と税制優遇を廃止し、グリーンニューディールを支持する。

 

SNSのフォロワー数:ツイッターでは15万8000;フェイスブックでは12万5000(個人としてのページ)・11万(知事としてのページ);インスタグラム:5200。

 

・この候補者を気に入っているのは:インスリーは長年にわたり気候変動に対して危険を訴えてきた。深刻化する環境問題に関心を持つ人々を惹き付けている。IT技術によるアメリカの抱える諸問題の解決、という彼の主張はIT業界にアピールする。

 

・この候補者を嫌っているのは:気候科学の否定者、化石燃料産業の重役たち、インスリーによるワシントン州でのキャピタルゲイン課税に反対する富裕層。

 

(11)ジョン・ヒッケンルーパー(John Hickenlooper、1952年―、67歳)


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地質学者にして実業家。ジョン・ヒッケンルーパーは2010年にコロラド州知事に当選した。その前にデンヴァ―市長を2期務めた。2019年3月4日にヴィデオ録画で出馬宣言を行った。彼は会社を解雇された後に自分でビール製造業を立ち上げたという自信の成功体験を強調した。彼はまた急激な成長を続けるコロラド州をうまく運営してきた業績を訴えている。その中には経済成長と銃規制が含まれる。超党派アピールを行う穏健派として、自身をドナルド・トランプ大統領に対抗できる人間は自分だと強調した。ヒッケンルーパーはヴィデオの中でトランプ大統領を「私たちが寄って立つ全てを危険に晒す危機」と呼んだ。

 

・年齢:67歳;政治に関わってきた期間:16年。

 

・資金提供者:公務員、法曹関係者、ロビイスト、不動産会社から知事選挙資金のための寄付を受けた。エネルギー関連企業と通信企業からの献金も受けている。

 

・経済についての最大のアイディア:ビジネスを行う際にコストとなる政府の規制を削減しつつ、規制の順守を求める。

 

SNSのフォロワー数:ツイッターでは13万;フェイスブックでは10万7000;インスタグラムでは6370。

 

・この候補者を気に入っているのは:中道派、超党派の政治を希望している民衆党支持者、トランプを支持しない共和党支持者。

 

・この候補者を嫌っているのは:進歩主義的な民主党支持者たち。

 

(12)ビトー・オローク(Beto O’Rourke、1972年―、46歳)


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昨年までテキサス州以外では全くの無名の存在だった。現職の連邦上院議員テッド・クルーズに対して、明るい選挙運動を行ったことで全国的に支持を拡大することになった。大統領選挙への出馬が取り沙汰されていた中で、テキサス州選出の連邦下院議員とエルパソ市議会議員を務め、IT企業の創設者にして、一時期はパンクロッカーだったオロークは、2019年3月14日にヴィデオで出馬宣言を行った。彼の元気が出るメッセージ多文化的な生い立ち(彼はメキシコ国境地帯で育った)は、トランプに飽き飽きしている有権者たちにアピールするだろう。しかし、彼には経験と政策提案力がまだ不足している。

 

・年齢:46歳;政治に関わった期間:14年間。

 

・資金提供者:クルーズと争った連邦上院議員選挙の選挙資金の大部分は個人献金であったが、過去の連邦下院議員選挙ではPACからの資金を受け取っている。

 

・経済についての最大のアイディア:昨年の連邦上ン議員選挙での彼の経済政策についての公約は格差の改善に集中した。しかし、具体性に欠けていた。独占を打破するための反トラスト規制を強化すること、各企業に被雇用者と共同体に対して投資を行うように促すことが政策として挙げられていた。

 

・SNSのフォロワー数:ツイッターでは126万;フェイスブックでは85万4000;インスタグラム:83万2000.

 

・この候補者を気に入っているのは:民主党執行部に失望している民主党支持者(特にミレニアル世代)、移民、退役軍人たち。

 

・この候補者を嫌っているのは:オロークの政策の具体的な中心点について知りたいと思っている有権者、民主党には分裂の原因となるような、文化戦争にかかわる諸問題から距離を取って欲しいと願っている民主党支持者。

 

(13)カーステン・ギリブランド(Kirsten Gillibrand、1966年―、52歳)


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企業の顧問弁護士を務めた。ニューヨーク州を代表するギリブランド議員は、「Me Too連邦上院議員」として知られるようになった。トランプ大統領の性差別を糾弾し、民主党所属の連邦上院議員だったアル・フランクリンが性的に誤った行動を取ったと告発されたことを受けて辞職する世に圧力をかける動きを主導した。ギリブランドは2019年1月16日にCBSのスティーヴン・コルバートのレイトナイトショーに出演し、準備検討委員会発足を発表した。彼女は公立学校への援助、職業訓練、中流階級への支援を訴えた。2019年3月17日に選挙戦に正式出馬を表明した。

 

・年齢:52歳;政治に関わってきた機関:11年間。

 

・資金提供者:複数の法律事務所、ウォール街の金融機関。

 

・経済についての最大のアイディア:ギリブランドはアメリカ全体に悠久の育児休業導入を訴えている。

 

SNSのフォロワー数:ツイッターでは136万;フェイスブックでは54万4400;インスタグラムでは18万1000。

 

・この候補者を気に入っているのは:エスタブリッシュメントを支持する有権者、民主党全国委員会に近い民主党支持者。民主党全国委員会の中にはヒラリー支持者がまだ多くおり、その中でギリブランドは大きな支持を得ている。

 

・この候補者を嫌っているのは:進歩主義的な有権者たち。これらの人々はギリブランドが10年前の弁護士時代にたばこ産業と反移民プラットフォームを弁護した事実を取り上げ、彼女の忠誠心がどこにあるのかという疑念を提示している。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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