古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:ピート・ブティジェッジ

 古村治彦です。

 

 以前、このブログでもご紹介しましたが、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は、大統領選挙民主党予備選挙で支持率トップを快調に走っているジョー・バイデン前副大統領について「ワクワク感がない」と切って捨てる発言をしたことをご紹介しました。

 

 今回は、AOCがサンダース支持、バイデン批判を行ったという記事をご紹介します。AOCが連邦議会にエド・マーキー連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)と共同でグリーン・ニューディール法案を提出し、連邦下院では可決されましたが、連邦上院では討論に付される前に採決が行われ、否決されました。グリーン・ニューディールは、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換、炭素排出量をゼロにする、そのために政府主導の大型インフラ整備を行う、その中で雇用保障プログラムを組み込むというものです。日本でも2009年頃に環境省で、「日本版グリーンニューディール」として議論が行われたということです。

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 このグリーン・ニューディールを推進しようという集会がワシントンにあるハワード大学で開催され、AOCとバーニー・サンダースが別々に登壇しました。AOCは演説を行い、その中で、「これまで何もしてこなかった政治家たちに期待できない、そんな人が中道的な、中途半端な政策を主張しながら帰ってこようとしている、」という発言を行いました。

 
alexandriaocasiocortez201


 これは名指しはしていませんが、バイデンを標的としたものです。これに対して、バイデンは自分のこれまでの行動をよく見て欲しいと反応しました。

 

 バイデンは連邦上院議員を長く務めましたが、批判を受けそうな行動としては、イラク戦争開戦に賛成したというものがあります。サンダースやAOCはこれからその点を批判するでしょう。

 

 しかし、バイデンの支持率は堅調で、平均で40%に迫る勢いで、二番手のサンダースは20%を維持するのが精一杯、その他の候補者たちは二桁の支持率にと届かないという状況です。3番手にはエリザベス・ウォーレンが上がってきています。ウォーレンは政策提言のペーパーをどんどん発表し、ペーパーの質と量では一番だという評価を受けていますが(ハーヴァード大学法科大学院教授でしたからペーパーは得意でしょう)、他のパフォーマンスが良くないという状況です。

 

 カマラ・ハリスは私の見るところ、バイデンとの関係を深め、副大統領両候補狙いではないかと思います。ハリスはメリーランド州ボルティモア(ワシントンから拘束を使って車で1時間くらい)に選対本部を置いています。アムトラックというアメリカの鉄道を使って移動しているのですが、連邦上院議員時代にアムトラックで通勤したバイデンとアムトラックで遭遇して仲良く話すという様子を以前に撮影されて(させて)いました。バイデンとしても女性を副大統領候補として戦うのは悪くない選択肢になると思いますし、ハリスがリベラル派であるので、そこにもウイングを広げることが出来ると考えているでしょう。しかし、今のところはバイデンもハリスも有力候補なのですから、ハリスが下りるということはないでしょう。

 

 ブティジェッジは頭打ちという状況です。非白人への浸透がうまくいっていないことと知名度の低さという弱点が見えてきました。しかし、そこまで悲観的ではないでしょう。今回、全国規模の政治にうまくデビューでき、将来もある身ですから、まずは選挙を頑張って、どの方向に進むかを決め、そして最終的にアメリカ大統領の座を狙うということになるでしょう。若さは特権であると改めて思います。

 

 サンダースは頼みの若い有権者層での支持率が下がっていることがあきらかになりました。下がっているといっても、バイデンにはまだ一定のリードを保っていますが。サンダース躍進のエンジンとなったのは若い人たちですから、この人たちのあ台での支持率が下がるということは勢いを失うということになります。


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 AOCはまだ正式にサンダースへの支援を表明していません。サンダースとウォーレンを支持するという発言はしています。サンダースにしてみれば、AOCの支援はとっておきの最終兵器で、これを早めに使うと残りの切り札が亡くなってしまうことになるので使いたくないでしょう。何とか自分の力で勢いを取り戻したいところでしょうが、実態は既にAOCがバイデンを攻撃していることで、AOCの支援を受けているということになります。

 

(貼り付けはじめ)

 

バイデンとの戦いで、サンダースはオカシオ=コルテスの支援を受けている(Sanders gets assist from Ocasio-Cortez against Biden

 

エイミー・パーネス筆

2019年5月14日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/443717-sanders-gets-assist-from-ocasio-cortez-against-biden

 

バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ-モント州選出、無所属)は、アメリカ大統領選挙民主党予備選挙において、ジョー・バイデン前副大統領に対抗するための「新兵器」としてアレクサンドリア・オカシオ=コルテス(ニューヨーク州選出、民主党)を利用している。

 

月曜日夜、サンダースはオカシオ=コルテスと一緒にワシントンにあるハワード大学を訪問した。オカシオ=コルテスが2018年の民主党予備選挙で当時の現職連邦下院議員ジョセフ・クローリーに挑戦する際に、勢いをつけたのがサンダースであった。

 

オカシオ=コルテスは正式にはサンダース支援を表明していない。しかし、オカシオ=コルテスは民主党予備選挙で支持率トップを続けているバイデンを攻撃することで、サンダースの恩に報いている。バイデンは3週間前に正式に大統領選挙に出馬して以降、各世論調査での支持率の数字を上げている。サンダースにとって新たな高い壁となっている。

 

月曜日夜、アレクサンドリア・オカシオ=コルテスは気候変動に関する「中道的な(middle-of-the-road)」計画を批判したが、これはバイデンを標的にした攻撃であることは明白であった。バイデンの中道主義をサンダースのよりリベラルな政策と比べて際立たせようというものであった。

 

オカシオ=コルテスはハワード大学で開催されたグリーン・ニューディール計画の実施を訴える集会に出席し演説を行った。彼女は次のように演説を始めた。「私は驚いた。数十年にわたり行動することを拒絶してきた政治家が今になって帰ってこようとしている。そして、私たちの命を守るために中道的なアプローチを採用しなくてはならないなどと述べている」。

 

火曜日、バイデンは反撃を行い、オカシオ=コルテスに対して、「私のこれまでの行動に関する記録を見ろ」と述べた。

 

ニューハンプシャー州で選挙運動を行っている途中、バイデンは記者団に対して次のように語った。「私が中道的なことを述べたことなど聞いたことはないはずだ。環境問題について中道的な態度を取ったことはない。彼女に私の発言をチェックし、私の行動記録を見るように伝えて欲しい」。

 

オカシオ=コルテスは、正式な支援を表明している訳ではないが、77歳になるサンダースの有力な代理人となっている。

 

サンダースとアレクサンドリア・オカシオ=コルテスは共に民主社会主義者であり、若い有権者たちの間で人気が高い。若い有権者層の支持ではサンダースはバイデンを凌駕している。

 

オカシオ=コルテスは若い有権者の間でのサンダースの支持を高める力を持っている。そして、バイデンに追いつくために他の候補者たちと戦っているサンダースに人々とメディアの関心を集めさせることもできる。

 

サンダースの側近のある人物は「アレクサンドリアはより多くの支持者に主張を届けるための手助けとなる。彼女が話せば、皆が耳を傾ける」と述べた。

 

オカシオ=コルテスがサンダースを支援するかどうかは明確ではない。彼女はエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)に好意を持っていることを示唆している。

 

先月、オカシオ=コルテスはポッドキャストで「ヤフー」の取材に対して次のように述べた。「私はバーニーを心から支持している。また、エリザベス・ウォーレンが提案している内容を見てとても印象深いとも思う」。

 

民主党系のストラティジストたちは、オカシオ=コルテスの支持がどの候補者にとっても助けになると述べている。

 

民主党系のストラティジストであるアダム・パークホメンコは次のように語っている。「選挙に出ている人なら誰でも彼女の支持を欲しいはずだ。彼女は民主党のリーダーの一人であり、闘士でもある。彼女の支援を受けられることになれば、多くの候補者にとって、ゲームの状況を一変させることになる」。

 

最近になって、サンダースはバイデンに対してかけるプレッシャーを高めている。サンダースはバイデンが進歩主義的ではないことをハッキリさせようとして政策面でバイデンを批判している。

 

サンダースの側近は「バイデンは進歩主義的ではない、という点を明確にすることがバー

 

この人物は続けて次のように述べた。「バーニーは、バイデンが自身でそう主張しているように進歩主義的ではないということを明らかにし続けることに賭けている。バーニーもバイデンも長年にわたり連邦議会議員を務め、その時の記録が残っている。両社の採決の投票行動の結果は対照的な違いがある」。

 

バイデンが支持率を上げている中で、オカシオ=コルテスと一緒にイヴェントに出席することで勢いをつけようと考えている。

 

民主党系のストラティジストであるジム・マンリーは「サンダースは、オカシオ=コルテスがもたらしている政治状況を何とか利用しようとしている」と述べた。

 

月曜日、CNNの記者がオカシオ=コルテスの発言が民主党予備選挙にいかに重要であるかという質問をサンダースに対して行った。サンダースは「彼女は新しいグリーン・ニューディールに関わる気候変動の問題について大変に活発に活動しています」と答えた。

 

しかし、記者がサンダースに対してオカシオ=コルテスの支援を求める考えはあるかと質問した時に、インタヴューを打ち切ってしまった。

 

サンダースは記者に対して、「私たちは地球を救うことについて話しているのに、あなたは政治の話をしようとしていますね」と述べてインタヴューを打ち切った。

 

=====

 

世論調査:若い有権者の間でのサンダース支持が急激に下がっている(Poll: Sanders support among young voters drops sharply

 

ジョナサン・イーズリー筆

2019年5月14日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/443547-poll-sanders-support-among-young-voters-drops-sharply

 

バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)の若い有権者の間での支持率が急落していることが最新の世論調査の結果で明らかとなった。若い有権者の支持によってサンダースは民主党内で台頭してきたという背景がある。


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モーニング・コンサルト社の世論調査の結果によると、18歳から29歳までの有権者の間でのサンダースの支持率が3月には45%だったものが5月には33%に下落していることが分かった。

 

2016年、サンダースは最も若い年齢層からの支持を受け、民主党予備選挙でヒラリー・クリントンに挑戦した。しかし、今年2月の支持率46%を記録して以降、数字は下がり続けている。

 

ジョー・バイデン前副大統領は民主党予備選挙において他の候補者たちに大きなリードを保っている。バイデンの支持率は39%で、それに続くのがサンダースの19%、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出)とカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出)の8%、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジの6%、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)となっている。

 

若い有権者たちの間でのバイデンの支持率は、先月の調査では20%だったが、最新の世論調査では24%に上がっている。ウォーレンの支持率も上昇傾向にあり、こうしたことがサンダースの支持率の下落に結びついた。

 

バイデンは若者層以外の全ての年齢別グループにおいて支持率でトップを記録している。年齢層が高くなるほど、バイデンと他の候補者たちとの差は大きくなっている。

 

30歳から44歳のグループにおいては、バイデンはサンダースに7ポイントの差をつけている。45歳から54歳のグループでは23ポイント、55歳から64歳のグループでは31ポイント、65歳以上のグループでは54ポイントの差をつけている。

 

モーニング・コンサルト社のインターネットを利用した世論調査は2019年5月6日から12日まで民主党予備選挙に参加予定の15342名の有権者を対象に実施された。誤差は1ポイントである。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジの台頭も頭打ちという状況になってきました。ジョー・バイデン前副大統領の正式立候補表明以降、数字が下降気味になっています。ジョー・バイデンが2位のバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)に大差をつけて独走状態になっています。

 

 ブティジェッジの弱点は知名度の低さと非白人、特にアフリカ系アメリカ人層の支持が壊滅的に低いことです。全国レヴェルの政治で活躍するためには、この部分を改善しなければなりません。そのためにアル・シャープトン師を訪問し、辞を低くして教えを乞うというパフォーマンスを行いましたが、一朝一夕にはうまくいかないでしょう。


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 ブティジェッジはアフリカ系アメリカ人の組織「ブラック・ライヴス・マター」にかけて、「オール・ライヴス・マター」という言葉を使いました。「全ての生命が重要なんだ」という意味ですが、この言葉はドナルド・トランプ大統領が使ったことで、評判が良くありません。それを使ってしまったことで、ブティジェッジのアフリカ系アメリカの間での評判は芳しくないものとなりました。

 

 また、ブティジェッジが市長を務めるサウスベンド市で史上初めて任命されたアフリカ系アメリカ人の警察本部長の解任も問題になっています。この本部長が警察署内に盗聴器を仕掛け、白人などの警察官たちがこの本部長に対する人種差別的な発言を録音しました。この件について、ブティジェッジはこの警察本部長を連邦盗聴法違反で解任しました。そして、録音データの公開を拒否しました。

 

 ブティジェッジの言い分は、警察本部長が法的な手続きを踏まずに録音をしたことは連邦盗聴法に違反する行為であり、その録音データは違法に録音されたもので公開はできないというものです。彼の決定に対しては反対派が裁判を起こし、現在も継続中です。

 

 またアフリカ系アメリカ人共同体には同性愛嫌悪が強く(このことはアル・シャープトン師もブティジェッジとの会見の中で認めています)、そのことがアフリカ系アメリカ人の間でブティジェッジ支持が拡大しない一つの理由となっています。

 

 早期に予備選挙が実施される州の中で、サウスカロライナ州はアメリカ南部に属し、アフリカ系アメリカ人の有権者が過半数を占める州です。予備選挙を戦い続ける上で、初期段階での手痛い敗退は致命傷ともなりかねません。ですから、ブティジェッジとしてはサウスカロライナ州で勝てないにしても無様な結果にならないようにしなければならないということになります。

 

 ブティジェッジには将来もありますが、この致命的な弱点を克服しなければならないでしょう。そのためには、アフリカ系アメリカ人からは絶大な支持を受けているバラク・オバマ前大統領とジョー・バイデン前副大統領の後継者であるというイメージ作りが必要ではないかと思います。今回の選挙ではバイデンと戦っている訳ですが、本気でやり合うのではなく、次を見越しておくということが必要だと思います。

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(貼り付けはじめ)

 

世論調査:サウスカロライナ州のアフリカ系アメリカ人有権者の間でブティジェッジの支持率はゼロ%(Poll: Buttigieg has 0 percent support among South Carolina black voters

 

ザック・バドリック筆

2019年5月13日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/443435-poll-buttigieg-has-zero-percent-support-among-south-carolina-black-voters

 

サウスカロライナ州の最新の世論調査の結果、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)は予備選挙に参加予定のアフリカ系アメリカ人有権者の支持率がゼロ%だったことが分かった。早期に予備選挙が実施されるサウスカロライナ州において、アフリカ系アメリカ人有権者は民主党にとって重要なグループである。


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『ワシントン・ポスト』紙と『クーリエ』誌の共同世論調査では、ジョー・バイデン前副大統領はアフリカ系アメリカ人有権者の間で、58%の支持を集め圧倒的なリードを保っている。バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属は)15%、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は12%の支持率であった。前回のジョージア州知事選挙に出馬したステイシー・エイブラムスはアフリカ系アメリカ人有権者の間で2%の支持率を獲得し、ブティジェッジを上回った。エイブラムスは大統領選挙に出馬していない。アフリカ系アメリカ人有権者はサウスカロライナ州全体の民主党支持の有権者の61%を構成する。


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ブティジェッジは多くが立候補している民主党予備選挙で急速に支持率を上げている。しかし、最近になって、サウスベンド市警察本部のアフリカ系アメリカ人の本部長解任や「オール・ライヴス・マター」という言葉を使ったことが掘り返されている。活動家たちは、ブティジェッジの使った言葉はアフリカ系アメリカ人たちが直面してきた困難を最小化するものだと批判している。

 

ブティジェッジはサウスカロライナ州の白人有権者の間では一定の支持率を獲得している。白人有権者の間ではブティジェッジの支持率は18%でバイデンの支持率は38%となっている。有権者全体での支持率では、ブティジェッジは8%で第4位となっている。バイデンはサウスカロライナ州で大差をつけてリードしている。バイデンの支持率は46%、サンダースの支持率は15%、ハリスの支持率は10%となっている。バイデンは多くの世論調査でトップの支持率を獲得してきているが、2019年4月25日の正式な出馬表明以降、支持率を上昇させている。ワシントン・ポスト紙によると、世論調査専門家たちは、正式出馬表明を行って以降の支持率の伸び率ではサウスカロライナ州が最も大きいと指摘している、ということだ。

 

ワシントン・ポスト紙とクーリエ誌の取材に対して、サウスカロライナ州オレンジバーグ郡民主党委員長ケネス・グローヴァーは、「バイデンはサウスカロライナ州では常に人気が高く、人々との関係も良好だ。従って、彼が正式に出馬表明をしたことで、人々は喜んでいる」と述べた。

 

今回の世論調査は2019年5月6日から9日にかけて民主党予備選挙参加予定の595名を対象に実施された。誤差は4ポイントだ。

 

=====

 

世論調査:2020年大統領選挙民主党予備選挙においてサウスカロライナ州でバイデンが31ポイントの差をつけてリード(Poll: Biden leads 2020 Democratic field by 31 points in South Carolina

 

ジャスティン・ワイズ筆

2019年5月12日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign-polls/443290-biden-leads-2020-democratic-field-by-31-points-in-south-carolina

 

『ワシントン・ポスト』紙・『クーリエ』誌・チェンジ研究所の共同世論調査によると、ジョー・バイデン前副大統領は、予備選挙において重要な州において他の候補者たちに対して大きなリードをつけている。

 

日曜日に発表された世論調査の結果では、サウスカロライナ州の民主党支持の有権者の46%がバイデンを支持すると答えた。サウスカロライナ州は全米で3番目に早く予備選挙が実施される。バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ-モント州選出、無所属)は引き離されており、15%の支持率で会った。

 

サウスカロライナ州の予備選挙への参加予定の有権者の10%はカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)を支持すると答えた。

 

ワシントン・ポスト紙・クーリエ誌共同世論調査では、2月以降、サウスカロライナ州においてハリスとサンダースの支持率は一定している。一方、バイデンは4月末に正式な出馬表明を行って以降、支持率を急上昇させている。

 

ワシントン・ポスト紙とクーリエ誌の取材に対して、サウスカロライナ州オレンジバーグ郡民主党委員長ケネス・グローヴァーは、「バイデンはサウスカロライナ州では常に人気が高く、人々との関係も良好だ。従って、彼が正式に出馬表明をしたことで、人々は喜んでいる」と述べた。

 

インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジとエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)はそれぞれ8%の支持率を得た。コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)の支持率は4%、ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)の支持率は2%だった。

 

ワシントン・ポスト紙は、オロークへの支持率が先月に比べて7ポイント下落していると報じた。

 

各種世論調査は、2020年米大統領選挙民主党予備選挙に出馬している候補者たちの中で、バイデンとサンダースが支持を集めている。そして、最近の各種世論調査の結果では、バイデンがサンダースを大差でリードしている。

 

先週発表されたモーニング・コンサルト社の世論調査の結果では、バイデンは全国規模で21ポイントの差をつけてサンダースをリードしている。

 

ワシントン・ポスト紙・クーリエ誌・チェンジ研究所の共同世論調査は2019年5月6日から9日にかけて、サウスカロライナ州在住の民主党予備選挙参加予定の有権者595名を対象に実施された。誤差は4ポイントだ。

 

=====

 

世論調査:地元州でブティジェッジが3位につける(Poll: Buttigieg in third place in his home state

 

オウェン・ドアティ筆

2019年5月9日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign-polls/442941-poll-buttigieg-in-third-place-in-his-home-state

 

最新の世論調査の結果、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)は自身の地元州で他の2人の大統領選挙民主党予備選挙候補者を激しく追っていることが明らかになった。


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「ウィ・アスク・アメリカ」がインターネットを通じてインディアナ州の民主党支持の有権者を対象に実施した世論調査の結果によると、ジョー・バイデン前副大統領が支持率33%でトップとなった。バイデンに続くのがバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ-モント州選出、無所属)で支持率23%、ブティジェッジは支持率20%となった。


presidentialelectioncandidates20190509002

 

その他の候補者たちはかなり離されており、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)の支持率は3%だった。

presidentialelectioncandidates20190509003

 

最近になって国政レヴェルに出現したスター、ブティジェッジの好感度は調査対象の有権者の中では35%で、40%は何の意見もないと答えた。

presidentialelectioncandidates20190509004

 

37歳の同性愛を公表しているブティジェッジは最近の全国レヴェルと各州での各種世論調査で支持率を上げてきている。『タイム』誌の表紙を配偶者のチャステン・ブティジェッジと共に飾った。

 

ウィ・アスク・アメリカのインターネット世論調査は2019年4月29日から5月5日にかけてインディアナ州在住の登録済有権者800名を対象に実施された。誤差は3.5ポイントだ。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 アメリカ大統領選挙民主党予備選挙の最資金の世論調査の結果、バイデンが正式な出馬表明を行って以来、支持率を上昇させ、二番手のサンダース、更に数字を上げていたブティジェッジの支持率は下がったということです。

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 「勝ち馬に乗る(jumping on the bandwagon)」という言葉がありますが、民主党支持者の多くが、選挙に勝つ可能性が高い(electable)バイデンを、雪崩を打って支持しているということになります。選挙に勝つ可能性が高いこと(electability)の面で言えば、サンダースは過激すぎる、ブティジェッジはまだまだ知名度が低く、州レヴェルの政治の経験すらないということになって支持が下がるということになります。ブティジェッジはまだ37歳ですからこれから経験を積んでいけるということはありますが、サンダースは今回がラストチャンスということになるでしょう。


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 バイデンが万全かというと、そうでもなくて、サンダース支持者の激しい攻撃が予想されることが懸念されます。2016年の大統領選挙では、バイデン支持者がヒラリー・クリントンを激しく攻撃し、民主党全国大会ではサンダースが静まってくれるよう、ヒラリーを応援してくれるように訴えても、ヒラリーに対するブーイングや反対デモは続きました。

presidentialelectioncandidates20190507002

 

 2018年1月にバイデンは、若い世代(サンダース支持者が多い)に対して、「苦しいなんて言っているが、冗談はやめて欲しい。私は若い人たちに同情しない」と発言しており、これが掘り起こされて、若い世代の反感の火に油を注ぐ格好になれば、バイデンは民主党予備選挙は勝利することができるでしょうが、本選挙で厳しいでしょう。

 

 こうした攻撃をかわそうとして、リベラルな政策を打ち出したら、中道派、穏健派の有権者の失望を招くでしょうから、若い世代からの攻撃を受け続けることになるでしょう。

 

 また、年齢もネックになります。70代後半という年齢でこれから約1年半の選挙戦を戦い抜かねばならないというのは、相当な負担です。全米を飛び回り、選挙集会に出席し、資金集めパーティーに出て、討論会で緊張を強いられるという生活が毎日続きます。前回の大統領選挙ではヒラリーがふらつく場面が映像に収められ、健康に不安があるということになって、これも彼女の敗因の一つとなりました。

 

 選挙戦はようやく本格化し、これから激しさを増していきます。これから予想できなかった事態がいくつも起きるでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

バイデンは2020年米大統領選挙民主党予備選挙候補者たちに21ポイントの差をつけてリード(Biden leads 2020 Democratic field by 21 points

 

ジャスティン・ワイズ筆

2019年5月7日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign-polls/442440-biden-leads-2020-democratic-field-by-21-points

 

モーニング・コンサルト社の最新の世論調査の結果が発表され、ジョー・バイデン前副大統領は2020年米大統領選挙民主党予備選挙の他の候補者たちに対して圧倒的なリードを保っている。

 

月曜日の夜に発表された結果によると、20名以上が立候補している民主党予備選挙に参加すると答えた有権者の40%がバイデンを支持し、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)の支持率は遠く離れた19%となった。

 

調査対象となった有権者の8%がエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)を支持すると答え、7%がカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)を支持すると答え、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)は支持率6%で第5位となった。

 

最新のモーニング・コンサルト社の世論調査では、バイデンが4月末に大統領選挙への正式な出馬表明を行って以降、支持率を上昇させていることが明らかになった。バイデンは2019年4月25日から支持率を10ポイント上昇させた。

 

一方、モーニング・コンサルト社の調査結果では、バイデンが出馬表明をしてから、サンダースは支持率を5ポイント下げたことが明らかになった。

 

ブティジェッジもバイデンの正式の出馬表明以降、支持率を3ポイント下げた。

 

アイオワ州、ニューハンプシャー州、ネヴァダ州、サウルカロライナ州という民主党予備選挙や党員集会が早期に実施される各州に限れば、バイデンはリードを広げている。

 

早期に予備選挙が実施される各州の調査対象者のうちの44%がバイデンを支持すると答え、サンダースを支持すると答えたのは20%だった。

 

各種世論調査の結果、2020年米大統領選挙民主党予備選挙の候補者の中で、民主党支持者の支持率が高いのはバイデンとサンダースということになる。しかし、最近の各種世論調査では、バイデンはサンダースに大きな差をつけてリードしている。先週発表されたハーヴァード大学アメリカ政治研究所・ハリス社共同世論調査の結果では、バイデンはサンダースに対して30ポイントの差をつけてリードしていた。

 

今回のモーニング・コンサルト社の世論調査は2019年4月29日から5月5日にかけて全国規模で15770名の民主党予備選挙参加予定の有権者たちを対象に実施された。誤差は1ポイントだ。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 2020年の米大統領選挙予備選挙の有力候補となっているピート・ブティジェッジについては何度もご紹介しています。ブティジェッジは支持率ゼロ%のところから数字を上げて、今や有力候補となっています。現在、ジョー・バイデン前副大統領が独走状態、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ-モント州選出、無所属)がそれに続くという状況になっています。

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 ブティジェッジの弱点は非白人の支持率が低いところです。これまでご紹介した世論調査の結果では、白人の高学歴、高収入の層には人気が高いのですが、非白人の人々の支持率は他の有力候補に比べてだいぶ低いという結果が出ています。これから選挙戦を進めていく上で、非白人の有権者の支持を拡大していくことが重要になってきます。ブティジェッジは多言語話者でスペイン語が話せるので、ヒスパニック系への浸透はこれから可能であろうと思われます。問題はアフリカ系アメリカ人層です。ブティジェッジの華麗な経歴と能力は逆に言えば、エリート臭が強すぎるということで、反感を買うという弱点もあります。




 そこで、ブティジェッジは先月末、ニューヨークのハーレムを訪問し、アフリカ系アメリカ人共同体の指導者アル・シャープトン師と会談を持ちました。他の候補者たちもシャープトンを訪問していますが、ブティジェッジは自分のエリート臭の強さを意識して、ハーレムまで地下鉄で向かい、シャープトンとの昼食ではフライドチキンを手で食べる姿を見せました。また、食事の前にお祈りをしましたが、シャープトンは「地下鉄でここまで来た、そして食事の前にお祈りをした唯一の候補者だ」と述べました。


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 シャープトンに嫌われるとアフリカ系アメリカ人有権者からの得票を望めないということになりますが、この点でブティジェッジは第一関門を突破できたということになります。アフリカ系アメリカ人指導者に辞を低くして教えを乞いにニューヨークのハーレムまで地下鉄まで行ったというのは少なくとも悪い印象は与えず、まぁ少しやりすぎというてんもあるでしょうが、よくやったということになります。

 

 ブティジェッジは1981年生まれで、ミレニアル世代と呼ばれる若い世代に属しています。このミレニアル世代は、自分たちは祖父母や両親の世代よりも恵まれていないという思いを持っており、より平等主義的、分配を求める傾向にあります。その代表がアレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)です。

 

 ブティジェッジは自分の信仰心について選挙演説で述べていますが、「信仰心、信仰の深さは右派だけのものではない」として、「宗教左派(religious left)」という言葉を使っています。シャープトンとの昼食の前に祈りを捧げたのも信仰心が篤いということを人々に示すことになります。アメリカの有権者、特に穏健な民主党支持者たちや年齢の高い人たちの中には、信仰心の篤さを大統領選挙の投票の際の条件にしている人たちもいます。ブティジェッジはそうした人々にアピールしようとしています。


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 そして、「自分はミレニアル世代に属しているが、信仰心の篤い(=嘘をつかない)穏やかな人物だ」ということをアピールするためもあって、「元祖宗教左派」と言うべき人物、ジミー・カーター元大統領の地元まで行き、カーター元大統領の家で食事をし、サンデースクールに出席しました。戦闘的なミレニアル世代とは違う、というイメージづくりにとって、カーター元大統領と会うということは非常に重要なことです。アメリカ南部の信仰心の篤い民主党支持者たちには大きなアピールになります。



 

 このように、ブティジェッジは自身の弱い部分を強化しようとして動いています。今回の大統領選挙予備選挙ではジョー・バイデン、バーニー・サンダースを追い抜くことはできないでしょうが、この2人にはない、年齢という最大の武器があり、これから経験を積み、名前を売っていくことで明るい未来がある、ということを人々に示すことが出来ています。

 

(貼り付けはじめ)

 

ブティジェッジと彼の配偶者がジミー・カーターと会談を持ち、サンデースクールの授業に出席した(Buttigieg, husband meet with Jimmy Carter, sit in on Sunday school class

 

エミリー・バーンバウム筆

2019年5月5日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/442194-buttigieg-husband-sit-in-on-jimmy-carters-sunday-school-class

 

米大統領選挙民主党予備選挙候補者であるインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジと配偶者チャステン・ブティジェッジは日曜日、ジョージア州南部を訪れ、ジミー・カーター元大統領主催のサンデースクールに出席した、とブティジェッジ選対が発表した。

 

選対が発表した声明によると、2020年大統領選挙のライジングスターであるブティジェッジはジョージア州プレインズのカーター元大統領の自宅で会談し、昼食を共にし、その前にはマラナサ・バプティスト教会での礼拝とサンデースクールに出席した、ということだ。夫人のロザリン・カーターも一緒だった。

 

ブティジェッジ選対の声明は、「皆が信仰や選挙運動の厳しさなどの多くの話題での会話を楽しんだ」と述べている。

 

AP通信が報じたところによると、カーターは満員のサンデースクールの出席者に対して、「私はハビタット・フォ・ヒューマニティ・プロジェクト(訳者註:住宅支援などを行うヴォランティア団体)でインディアナ州においてヴォランティアをしていた時にピート市長と知り合いました」と述べたということだ。

 

AP通信は、ブティジェッジがカーターの求めに応じて聖書を朗読したと報じている。元大統領は、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)とエイミー・クロウブッシャー連邦上院議員(ミネソタ州選出、民主党)も以前にサンデースクールに出席したことがあると語った。

 

ブティジェッジはツイッター上で次のように書いた。「今日、ジョージア州プレインズでカーター大統領とお目にかかれて光栄でした。カーター大統領は本物の公僕であり、彼の指導が今も続いていることにアメリカは喜びを持っています」。

 

ブティジェッジの配偶者チャステンはブティジェッジの選挙運動の重要な要素となっている。2人が一緒にインタヴューを受けたり、選挙集会に参加したりする際に、チャステンはスポークスマンや助言者の役割を果たしている。

 

ブティジェッジはアメリカ史上初の同性愛者であることを公表した大統領選挙の有力候補者であり、カミングアウトするまでの苦闘を公の場で語っている。そして、彼の人生にとって配偶者との関係が最も重要な要素の一つとなっていると述べている。

 

チャステンは今週初めに同性愛者であることをカミングアウトする苦闘について語った。彼は、『ワシントン・ポスト』紙に対して、彼自身の家族からの敵意に直面したことを語った。

 

チャステンは同紙に、「私の母は泣きました。そして、最初に尋ねたことは私が病気かどうかということでした。そのことをよく覚えています。母は私がエイズになっているのではないかと考えたのだろうと思います」と語った。

 

チャステンは両親が最終的に彼の性的志向を受け入れてくれ、昨年の結婚式にも出席してくれたが、自分の兄弟たちは「まだ乗り越えられていない」と述べた。

 

ブティジェッジは彼自身のキリスト教徒としての信仰がいかに人生に影響を与えているかについて精力的に語っている。ブティジェッジは、マイク・ペンス副大統領と同性愛者の諸権利に対する副大統領の姿勢について言葉の応酬を展開した。ペンス副大統領はブティジェッジが副大統領自身の信仰を攻撃したと批判したが、ブティジェッジは「私は彼の信仰を攻撃していない。私は悪い政策について攻撃しているのだ」と反論した。

 

=====

 

ブティジェッジに関するアル・シャープトンの発言:「私が考えていたよりも印象深い事物だった」(Al Sharpton on Buttigieg: 'More impressive than I thought he would be'

 

ザック・バドリック筆

2019年5月6日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/442371-al-sharpton-on-buttigieg-more-impressive-than-i-thought-he-would-be

 

アル・シャープトン師は月曜日に発表されたインタヴューの中で、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジ(民主党)について、考えていたよりも「より印象深い」人物であり、アメリカはいつの日か同性愛者の大統領を選ぶことになるという確信を持ったと述べた。

 

シャープトンは『デイリーメール』紙の取材に応じ、4月に行われた37歳の大統領選挙候補者ブティジェッジとの会見について質問された。シャープトンは次のように語った。「彼が何に賛成し、何に賛成しないかについて話をし、私は感銘を受けました。彼が実力以上の評価を受けているとは感じませんでした。彼は私が賛成しないであろうと分かっていることでも自分の考えをしっかりと述べ、お互いが賛成できるであろうことについてもしっかりと発言していました」。

 

シャープトンは続けて次のように述べた。「最も印象深かったのは、彼が自分のあるがままの姿に違和感を持っていないように見えたことです。私はこれまで多くの政治家と会いました。政治家の多くは自分自身に違和感を持っていたり、目の前にいる人に好かれようと装ったりします。彼はあるがままの姿を受け入れているように見えます。これがとても印象深く、新鮮に感じました」。

 

シャープトンは更にアメリカは後々同性愛を公表している大統領を選ぶだろうと述べた。

 

シャープトンは「私はアメリカ国民がそうするだろうと思います。それがピートなのかどうかは分かりませんがね。しかし、同性愛者を大統領に選ぶことになると思います」と述べた。

 

ブティジェッジは同性愛者の男性としての経験を選挙演説の中で触れることが多い。今月初めには『タイム』誌の表紙を配偶者のチャステンと共に飾った。

 

シャープトンはブティジェッジに対して支援表明を行わなかったが、デイリーメール紙の取材に応じたある人物は、シャープトンは刑務所改革とインナーシティの雇用の維持を主張する候補者を支援することになるだろうと述べた。この人物は、ブティジェッジは「正しいボタンを押す場面が多かった」と述べた。ブティジェッジは次のように語った。「シャープトン師との昼食後、私たちは私の選挙運動の核となるであろう政策課題、特に住宅所有、起業家精神、医療、教育、司法改革について語り合いました」。

 

=====

 

ブティジェッジはシャープトンと会いアフリカ系アメリカ人への浸透を図る(Buttigieg meets with Sharpton seeking inroads with black voters

 

ジョナサン・イーズリー筆

2019年4月29日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/441208-buttigieg-meets-with-sharpton-seeking-inroads-with-black-voters?fbclid=IwAR1PRhxaefoSSsuO-oJUsMQwNSd-Q2_VwtIKhYxua-Ca2M1IeOWcU-4PYTM

 

月曜日、ピート・ブティジェッジはニューヨーク市でアル・シャープトン師と会談を持った。ブティジェッジは民主党に現れたライジングスターだ。ブティジェッジはアフリカ系アメリカ人有権者への浸透のために、その助けとなるであろう公民権運動の指導者シャープトンに相談をするためにニューヨークを訪問した。

 

インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジは大統領選挙民主党予備選挙の各種世論調査で急激に支持率を上げ、数百万ドルの資金を集めるようになっている。しかし、民主党予備選挙の結果に影響を与えるアフリカ系アメリカ人有権者に対してアピールできているかという点には疑念が出ている。

 

ブティジェッジは彼自身の支持基盤の多様性を拡大する必要性を認識している。そして、ブティジェッジの市長としての決断がサウスベンド市内の非白人の各コミュニティにマイナスの影響を与えたという批判に対して防戦する状況となっている。

 

ブティジェッジはシャープトンに対して次のように述べた。「私が抱えている問題は、何かの機会に私について見聞きして、選挙集会や資金集めに来てくれるようになる人が増えているのですが、私が直接話せるのはこうした関心を持ってくれた人々だけで、それだけでは多様性が広がらない、ということなのです」。

 

シャープトンは、「それであなたはアフリカ系アメリカ人に自分の考えを届けたい、働きかけたいと思っているのですね」と述べた。

 

ブティジエッジは「そう考えています」と答えた。

 

ブティジェッジは、ハーレムにあるシルヴィアズ・レストランでシャープトンに会うために、地下鉄3号線に乗ってハーレムを訪問した。

 

ブティジェッジはフライドチキン、付け合わせのコラードグリーン、マカロニアンドチーズを注文した。そして、シャープトンに手を使ってフライドチキンを食べるのは正しい作法なのかどうか指摘して欲しいと述べた。

 

シャープトンはブティジェッジに対して是非手で食べるようにと述べた。そして、ブティジェッジは自分に会いに来るために地下鉄でハーレムまで来た唯一の候補者だと述べた。そして、食事をする前に祈りをささげた唯一の候補者であるとも述べた。

 

30分程度の昼食の中で、ブティジェッジはとシャープトンは刑事司法改革、マリファナの合法化、投票に関する権利について議論を行った。

 

シャープトンはブティジェッジが市長として、サウスベンド市の歴史で初めてのアフリカ系アメリカ人の警察本部長を解任したことと市の住宅政策について議論した。ブティジェッジを批判する人々は、ブティジェッジの都市開発政策のためにマイノリティの家族の多くが住み慣れた共同体から出ていかざるを得ない羽目に陥ったと主張している。

 

これらについての議論は非公開で行われたために、その内容は明らかになっていない。

 

しかし、シャープトンはブティジェッジに感銘を受けたように見受けられる。シャープトンはブティジェッジに対して、予備選挙では支援する準備はできていないが、会談は「良かった」と述べた。

 

シャープトンは次のように述べた。「私は彼が本物の人物であると思います。自分自身が何者であるかということと何を代表しているのかということについてしっかりとした考えを持っているようです。今日、彼が示したことは、ハーレムの中心部で適正に振る舞ったということです。彼はハーレムの人々に投票して欲しいと望んでいます。そこでうまく振る舞いました」。

 

ブティジェッジとシャープトンは同性愛についても長い時間話をした。

 

ブティジェッジはアフガニスタンで軍務に就いて帰国した後に自身の性的志向を公表するに至った経緯について語った。

 

ブティジェッジは次のように語った。「私にはその結果がどうなるか、どのようなことが起きるは分かりませんでした。私には町全体が私の側にいてくれるように感じられました。私はただ自分が何者であるかを明らかにすることと他の人と同じように扱ってもらおうとしただけです。醜いことも起きました。しかし、市長選挙の民主党予備選挙が実施され、私は78%の得票を得ました。そして本選挙では80%の得票を得たのです。選挙結果は、ほとんどの人は私が同性愛者であることを気にしていないということを示しました。これらの人々は支持してくれるか、気にしていないかのどちらかだったのです」。

 

シャープトンは自分の妹が黒人であることと同性愛者であることにどのように対処したかについて語った。そして、アフリカ系アメリカ人の中には、LGBT共同体のメンバーとなるであろう人々を受け入れない人たちがいるとも述べた。

 

シャープトンは次のように述べた。「宗教右翼と同性愛嫌悪の問題は私たちの共同体の中にもあります。これは私たちの責任です。私たちはアフリカ系アメリカ人共同体内における同性愛嫌悪に対処しなければなりません。人間は能力で判断されるべきです。性的志向を基盤とした偏見を持っているならば、人種を基盤とした嫌悪を戦うことなどできないのです」。

 

ブティジェッジとシャープトンは政治と民主党予備選挙においてブティジェッジが驚くべき台頭をしていることについて長い時間語った。

 

ブティジェッジは、早期に予備選挙が実施され、アフリカ系アメリカ人有権者が重要な位置を占めるノースカロライナ州での選挙運動についての助言を求めた。

 

シャープトンは次のように答えた。「何よりも重要なことは、人々はあなたを誠実なのか、それとも装っているだけなのかを見抜き、それが投票行動につながるということです。大統領になりたいから選挙に出るということ以上のことが必要だ。より高い目的のために選挙を戦うことで、エネルギーを保つことが出来るでしょう。あなたがより大きな何かを代表しているということを人々が感じるようにする必要があります」。

 

ブティジェッジは選挙戦の主要な戦略の詳細について明らかにした。資金集めは「大変に調子が良い」のだが、カリフォルニア州全体でのテレビCMにかかる料金は法外に高いと述べた。

 

カリフォルニア州の代議員数はほかのどの州よりも多く、今回の予備選挙から以前よりも早い時期に予備選挙が実施されることになっている。

 

ブティジェッジは、このような変化のために、アイオワ州、ニューハンプシャー州、サウスカロライナ州、ネヴァダ州という4つの早期に予備選挙と党員集会が実施される各州で支持率を上げることが重要だと述べた。

 

ブティジェッジは次のように述べている。「早期で予備選挙が実施される各州での支持率が好調でそのためにメディアの関心を集めていることを利用しなくてはなりません。予測を上回ることによって、予備選挙が全国的な関心を集めるようになっている段階で、メディアで報じられることが多くなります」。

 

(貼り付けはじめ)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジについてはこのブログでも何度もご紹介しています。全くの無名、知名度ゼロ、支持率ゼロ%のところから、今や民主党予備選挙で有力候補の仲間入りというところまできました。

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 ブティジェッジは同性愛者を公言し、同性の配偶者と結婚をしています。しかし、それが彼の一つの個性、少し変わったところ、というくらいに思えるほど、経歴や経験が多彩で、かつインタヴューでの受け答えの素晴らしさが際立っています。37歳という年齢は国政に参加するにあたっては若く、これからどのように活動していくのか、今回の選挙の結果がうまくいかなくても、次をどのように展開するのかという楽しみもあります。



 

 これはブティジェッジ陣営が明らかにしていないことですが、彼がヒラリー・クリントンと会談を持ったということが報じられました。ブティジェッジが他の大物たちと会ったことは彼自身がツイッターで公にし、写真や映像が残っていますが、この件に関しては、公にしておらず、画像や映像は残っていません。

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 ヒラリーという存在はそれだけ難しいものということになります。彼女に近づきすぎると痛い目に遭うかもしれない、しかし、ヒラリー派を相手に喧嘩もしたくない、ということは考えるでしょうから、結局秘密に会う、しかし、一応リークするが、証拠は残さないということになります。

 

 ブティジェッジは左傾化しているミレニアル世代(現在の30代後半から20代半ばくらいの若い人々)の中で中道派の位置を占めようとしているようです。彼の主張は民主党エスタブリッシュメントから見ればリベラルですが、ミレニアル世代の中では、中道派過ぎるとして反発を受けるでしょう。こうした場合、選挙に勝つには、ミレニアル世代の代表の面と共に年齢が上の人々から受け入れられる中道派の面も持ち合わせる必要があります。ミレニアル世代よりも年齢が上のX世代やベイビーブーム世代の支持も必要だからです。

 

 ブティジェッジの出身地であり現在市長を務めているインディアナ州サウスベンド市は、隣のイリノイ州シカゴに近い町です。ですから、シカゴを拠点としているバラク・オバマ前大統領の流れをくむ(後継者というには関係が薄すぎる)という形で、現在、支持率トップのバイデンの次を狙う、彼を支持する人々の支持を狙うという考えなのだろうと思います。


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 ブティジェッジに対しては、バラク・オバマとヒラリー・クリントンの選挙資金を取りまとめた人々も支援に動いています。彼の人気の急上昇と共にこうした動きが出ています。勝てば官軍、勝ち馬に乗る、ということなのでしょう。今回のブティジェッジの場合は先行投資という意味合いも強いように思います。今回がだめでもまだ37歳、これからチャンスはあります。

 

 こうして見ていくと、ブティジェッジが戦略的にうまく動いていることが分かります。

 

(貼り付けはじめ)

 

ブティジエッジがヒラリー・クリントンと会談(Buttigieg meets with Hillary Clinton

 

エイミー・パーネス筆

2019年5月1日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/441632-buttigieg-meets-with-hillary-clinton

 

米大統領選挙民主党予備選挙候補者ピート・ブティジェッジは火曜日にヒラリー・クリントンと会談を持った、と本誌の取材に対し、取材源が答えた。

 

取材源によると、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジから会談を依頼したということだ。ブティジェッジは最近の各種世論調査で支持率を急上昇させている。

 

ブティジェッジは、2020年米大統領選挙民主党予備選挙候補者として、2016年米大統領選挙民主党候補者ヒラリー・クリントンと会談を持った人物としては、最も直近の人物ということになる。これまでにヒラリー・クリントンと会談を持ったのは、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)、コーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)である。

 

ヒラリーの側近は「彼女は2020年の大統領選挙の候補者たちに教えることがたくさんあり、喜んで助言を与える」と述べた。

 

取材源によると、元国務長官ヒラリー・クリントンはニューヨークにある彼女の事務所でブティジェッジに会った、ということだ。

 

ヒラリー・クリントンは今のところ誰も支援していないが、予備選挙が終わるまで誰も支援しないだろうと側近たちは述べている。

 

今回の会談が報じられたのは、2016年の米大統領選挙でヒラリー・クリントンのために多額の献金を集めた人々の中からブティジエッジ支援を表明する人たちが出ているという報道が出た後であった。その中には、2016年の米大統領選挙で10万ドル以上を集めたスティーヴ・エルメンドーフも含まれている。

 

=====

 

民主党内で台頭しつつあるスター候補ピート・ブティジェッジが2020年米大統領選挙の資金源として、バラク・オバマとヒラリー・クリントンに大口献金を起こった人物たちが名簿に名前を連ねる(Rising Democratic star Pete Buttigieg enlists Barack Obama and Hillary Clinton fundraisers to build his 2020 campaign war chest

 

2019年4月17日

CNBC

https://www.cnbc.com/2019/04/17/pete-buttigieg-enlists-barack-obama-hillary-clinton-fundraisers-for-2020-campaign.html

 

●要点(KEY POINTS

 

CNBCがピート・ブティジェッジ陣営の複数のスタッフから入手したリストによると、ブティジェッジは大統領選挙民主党予備選挙で人気を上昇させ、その結果、20名以上の民主党の大口献金者たちが支持を表明している。

 

・リストには、バラク・オバマとヒラリー・クリントンのために巨額の献金を取りまとめた人物の名前が複数入っている。

 

・2016年の大統領選挙でクリントンのために10万ドル以上の献金を取りまとめたスティーヴ・エルメンドーフは2019年4月14日の日曜日、ブティジェッジ支持を決心した。この日にブティジエッジはインディアナ州サウスベンド市で正式な出馬表明演説を行った。

 

ピート・ブティジェッジは大統領選挙民主党予備選挙で人気を上げ、20名上の民主党系の大口健記者たちからの支援を引き出している。CNBCはブティジェッジ陣営のスタッフから支援者のリストを入手した。その中にはバラク・オバマとヒラリー・クリントンのために多額の献金を取りまとめた人物たちが含まれていた。

 

リストに掲載されていた献金者たちは複数の元アメリカ大使や不動産業者などが掲載されていた。大物たちが支持を表明しているということは、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジは、翌年の本選挙でドナルド・トランプ大統領に挑戦するために多くの候補者がひしめきあっている大統領選挙民主党予備選挙において、全く無名の存在から有力候補へとなったことを示している。

 

ブティジェッジの誠実なアプローチは、民主党の献金者層の熱意をかき立てている。リストに掲載されている中で大物と言えば、ロビイストで2004年の大統領選挙のジョン・ケリー陣営の幹部スタッフを務めたスティーヴ・エルメンドーフだ。エルメンドーフは2019年4月14日にブティジェッジ支援を決心した。この日、ブティジェッジはインディアナ州サウスベンド市で正式な出馬表明演説を行った。

 

エルメンドーフは「ブティジェッジを見れば見るほど、彼は他の全ての候補者たちよりも素晴らしいパフォーマンスを行っていると考えるようになった。彼は明るいメッセージを送っており、私は彼が好きだ。彼は良い意味でトランプとは正反対の人物であり、質問をされるたびに彼は解決策を見つけようと努力している。彼は誰も攻撃しない」と述べた。非営利組織「センター・フォ・レスポンシヴ・ポリティックス」の報告書によると、エルメンドーフは2016年の大統領選挙でヒラリー・クリントンのために10万取り上の献金を取りまとめた。

 

エルメンドーフは続けて次のように語った。「彼は全ての場所で自分自身をアピールできていると思う。彼は受けられるインタヴューには全て応じ、素晴らしいパフォーマンスを見せている。彼は自身が本物であることを見せつけている。ワシントン政治に染まっていない、新しくて若い人物が選挙戦に出てきたということになる」。

 

ブティジェッジの大口献金者リストに掲載されているもう一人の大物は、映画プロデューサーで環境保護活動家ロウリー・デイヴィッドだ。ロウリー・デイヴィッドは、『ラリーのミッドライフ☆クライシス』シリーズの主演と脚本のラリー・デイヴィッドの元妻で、アカデミー賞を受賞した気候変動に関するドキュメンタリー映画『不都合な真実』のプロデューサーを務めた。

 

大富豪として知られるポウラド家の人々もまたブティジェッジを支持している。ポウラド家はミネアポリスを拠点とする30以上の事業を所有し、メジャーリーグのミネソタ・ツインズも所有している。『フォーブス』誌によると、ポウラド家の純資産は2015年の段階で38億ドル(約4100億円)であるロバート・ポウラドは2012年の大統領選挙でオバマを支持し、少なくとも50万ドル以上の資金を取りまとめた。

 

ロサンゼルス在住の活動家で映画監督でもあるジル・ゴールドマンは2008年の大統領選挙のオバマ陣営の全国資金財政委員会の委員を務めた。ゴールドマンのブティジェッジを支持している。ゴールドマンは2008年の米大統領選挙でオバマに対して少なくとも20万ドルの資金を取りまとめた人物である。

 

オバマ政権下で駐イタリア米国大使を務めたジョン・フィリップスもリストに名前が掲載されている。フィリップスは有力な法律事務所フィリップス・アンド・コーエンの創設者であり、2012年の大統領選挙ではオバマのために少なくとも50万ドルの資金を取りまとめた人物である。

 

デイヴィッド、ゴールドマン、フィリップスからはコメント依頼に対する返事はなかった。ポウラドには連絡が出来なかった。CNBCはリストに名前があった他の人々にも連絡をしている。

 

ヘッジファンドの経営者で献金の取りまとめ役であるオリン・クラマーもまたブティジェッジを支持している。『ニューヨーク・タイムズ』紙とCNBCはいち早くクラマーのブティジェッジ支持を報じた。

 

他の多くの候補者たちとは違い、ブティジエッジは大口献金者たちから完全に距離を取るという態度は取っていない。

 

ブティジェッジの最初の選挙運動に関する公約は、企業のPACと化石燃料産業からの資金を受け取らないというものであった。しかし、彼は企業の経営陣からの援助を受けることについては何も発言していない。

 

2019年第一四半期、ブティジェッジは700万ドルの資金を集め、人々を驚かせた。これによって、彼は民主党内の有力候補の位置にまで上昇することが出来た。資金の一部は、各金融関係企業の経営陣からのものだ。その中には、シカゴに本拠を置く投資会社ウィックロウ・キャピタル社の部長スティーヴン・シューラーも含まれている。

 

ブティジェッジはアメリカの資本主義を称賛したが、いくつかの批判も忘れなかった。

 

CNBCとの最近のインタヴューの中で、同性愛を公表し、退役軍人であるブティジェッジは、人々に利益をもたらすが、それは資本主義の影響力を利用できることが出来る人たちに限られているとも述べた。

 

ブティジェッジは「アメリカの資本主義は人類史上最も生産的な力である。その結果、アメリカは特に20世紀において、技術と繁栄において限界を突破することが可能となった」と述べた。

 

ブティジェッジは、格差拡大の原因となるアメリカの資本主義社会の中で、人々が成功できるようにするための政策が行われていないということを批判し続けている。

 

「経済とは、ガラクタが一緒になって存在するものではない。経済は民間部門と公共部門との間の相互作用だ。そして、公共部門に関する諸政策は、私がこれまで生きてきた期間、格差が拡大する方向にずっと捻じ曲げられてきた」。

 

以下にブティジエッジのために献金を取りまとめる民主党系の人々の名前を掲載する。

 

・オリン・クラマー(Orin Kramer)、ニューヨーク

 

・マーゴ・ライオン(Margo Lion)、ニューヨーク

 

・ブライアン・ラファネリとマーク・ウォルシュ(Bryan Rafanelli & Mark Walsh)、ボストン

 

・バリー・ホワイトとエレノア・ホワイト(Barry & Eleanor White)、ボストン

 

・ウィリアム・マホーニーとアマリア・マホーニー(William & Amalia Mahoney)、シカゴ

 

ジョン・アトキンソンとボニー・アトキンソン(John & Bonnie Atkinson)、シカゴ

 

デイヴィッド・フリードマン(David Friedman)、コロラド

 

エリック・ジェイムソンとマルコ・ゼレガ(Eric Janssen & Marco Zerega)、シカゴ

 

デイヴィッド・ジェイコブソンとジュリー・ジェイコブソン(David & Julie Jacobson)、シカゴ

 

ウルスラ・テラシ(Ursala Terrasi)、カンザスシティ

 

ロバート・ポウラドとレベッカ・ポウラド(Robert and Rebecca Pohlad)、ミネアポリス

 

クリス・ポウラドとケイシー・ポウラド(Chris and Kacey Pohlad)、ミネアポリス

 

ジョー・ポウラドとサラ・ポウラド(Joe and Sara Pohlad)、ミネアポリス

 

ジル・ゴールドマン(Jill Goldman)、ロサンゼルス

 

・ヴッキー・ケネディ(Vicki Kennedy)、ロサンゼルス

 

・ロウリー・デイヴィッド(Laurie David)、ロサンゼルス,

 

・スージー・トムキンス=ブエル(Susie Tomkins-Buell)、サンフランシスコ

 

・クリスティン・フォレスター(Christine Forrester)、サンディエゴ

 

・ジョン・フィリップス(John Phillips)、ワシントンDC

 

・スティーヴ・エルメンドーフ(Steve Elmendorf)、ワシントンDC

 

・ウィリアム・エアコウ(William Eacho)、ワシントンDC

 

・トッド・シジウィック(Tod Sedgwick)、ワシントンDC

 

・ボビー・マンドール(Bobby Mandell)、オーランド

 

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