古村治彦の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:マルコ・ルビオ

 古村治彦です。

 

 今回は、トランプが共和党予備選挙で勝利することを阻止するために、リベラル派は、共和党の予備選挙に参加してマルコ・ルビオに投票すべきだという記事を紹介します。著者は、ピーター・ベイナードです。

 

 スーパーチューズデー(多くの州で予備選挙が行われ、選挙戦の流れが決まることが多い)が近づいています。各種世論調査では、トランプはテキサス以外で一位を獲得する勢いで、トランプが共和党の大統領選挙候補者に指名される可能性がどんどん大きくなっています。これについて、「トランプ旋風はいよいよ危険だ」という考えがメディアに出てくるようになりました。

 

 私はトランプ人気と日本の安倍晋三政権や橋下徹氏の人気が落ちないことには共通点があるように思います。彼らの言っていることは驚くほどによく似ています。トランプに熱狂しているアメリカ人の姿を見ていると、「ああ、あれは日本の有権者の姿でもあるのだな」と思います。閉塞感と怒りから発したポピュリズム(この言葉にはいくつかの意味があります)が、知恵のある政治家たちに利用されると暴走してしまい、革命と同じことが起きて、破壊しかもたらさないということがあります。

 

 この記事が訴えるようにリベラル派が共和党の予備選挙に参加することはないですが、ある種の危機感がアメリカにあるということは分かる記事です。

 

=====

 

リベラル派がマルコ・ルビオに投票すべき理由とは(Why Liberals Should Vote for Marco Rubio

―民主党員、民主党支持者はドナルド・トランプの共和党大統領選挙候補者指名を阻止するためにできることは全てやらねばならない。その中には、トランプを倒す可能性を持つ一人の人物を支持することも含まれる

 

ピーター・ベイナート筆

2016年2月28日

『ジ・アトランティック』誌

http://www.theatlantic.com/politics/archive/2016/02/why-liberals-should-vote-for-marco-rubio/471444/

 

 マルコ・ルビオはダメな大統領になることだろう。彼の税制に関する考えを知れば、ジョージ・W・ブッシュ前大統領は分別のある財政運営をしていたということになる。経済制裁、戦争、もしくは戦争を起こすという脅しを使うことは911事件以降、失敗続きであることはよく知られている。それでもルビオはこうしたやり方を使ってアメリカの敵たちを屈服させようとするだろう。移民問題に関して彼は誠実ではないし、臆病である。ルビオの生まれ故郷は定期的に洪水に見舞われているのに、彼自身は気候変動の影響を否定している。

 

 もし私が、共和党員ではなくても参加できる共和党予備選挙が実施される、スーパーチューズデーに含まれる9つの州の住民であったなら、民主党の予備選挙に参加して、ヒラリー・クリントンかバーニー・サンダースに投票する機会を失ってでも、共和党の予備選挙に参加して、ルビオに投票するだろう。私以外のリベラル派の人々はルビオに投票すべきだ。彼に政治献金をできる人はそうすべきだ。ドナルド・トランプの共和党大党選挙候補者指名を阻止するためなら何でもしなくてはならない。

 

 私の提案に対して3つの反論が存在する。

 

1.反論の第一は、リベラル派の観点からすれば、共和党内でルビオはなく、ジョン・ケーシックが最適の選択肢になる、というものだ。それはその通りだ。しかし、トランプを止めるという点では、ケーシックは無力だ。ケーシックは選挙資金を持っておらず、陣営の体制も整っていない。彼は自分の出身州でだけ上位に顔を出しているに過ぎない。現時点で、トランプを倒すために必要なエリートと大衆両方から羅の支持を受けられる候補者は1人だけだ。そして、その候補者こそがルビオだ。

 

2.反論の2つ目は、ルビオはトランプに比べてかなり良いという訳ではない、というものだ。実際、いくつかの争点では、ルビオはトランプよりも悪い考えを持っている。ルビオは、トランプとは違い、イラク戦争を導いた論理に挑戦してはいない。また、アメリカの選挙資金システムの腐敗について注意を喚起することもないだろう。

 

 しかし、これらの問題は確かに重要であるが、2人の候補者の間には根本的に大きな違いが存在する。ルビオはアメリカ合衆国憲法、そして特に人権宣言を尊重している。トランプは違う。トランプはアメリカの民主政治体制を脅かしている訳ではない。彼は、アメリカ国民が自分たちの指導者を選ぶ権利を否定しようとしてはいない。しかし、トランプは、アメリカの自由主義的な民主政治体制に脅威を与えている。自由主義的な民主政治体制は、たとえ民主的な選挙で形成された多数派であっても奪うことが出来ない根本的な諸権利が存在するという考えを基礎にする。トランプは世論を軽視してはいない。彼はその最も基本的な側面を利用し、煽動している。人々の憎悪と劣情に訴えればアピールできるとは分かっていても、政治家のほとんどは法的な規範と個人の権利を尊重してそうした動きを自制するものだ。しかし、トランプはこうした制限を「政治的正しさの押しつけ」と呼び、彼の侮蔑的な態度を誇らしげに見せびらかしている。

 

 トランプは、テロリストの家族を殺害することを求め、拷問に対して100%の支持を表明している。911事件の後、このような過激な言辞を使って、アメリカ国民の過半数、いや少なくとも共和党員の過半数を熱狂させることが出来るのだということを認識する、大統領候補者はこれまでにもいたと私は考える。しかし、トランプ以外の人々はさすがにそういうことはできないと踏みとどまった。トランプ以外の候補者たちもイスラム教徒を悪者扱いしているが、誰も、全てのイスラム教徒のアメリカ入国禁止など主張しない。トランプ以外の共和党の候補者たちは、オバマ大統領のアメリカ市民権に関する疑惑を問題にすることはほとんどない。トランプは、オバマ大統領がアメリカで生まれたこと自体を否定した。

 

 こうした違いが存在すること自体が恥だ。トランプ以外の候補者たちが、「イスラム教徒は911事件の発生時に大喜びした」という流言飛語を垂れ流す姿など想像することはできない。しかし、トランプだけはこうした流言飛語を利用しているのだ。実際にはそうした事実はなかったことは証明されている。トランプ以外の候補者たちは、主流派メディアに対して右派の立場から怒りを表明してはいる。しかし、トランプだけが名誉棄損に関する法律を変更し、ジャーナリストが彼に対して批判的な記事を書くことを難しくしてやると主張している。そして、トランプだけが、彼を阻止するために政治資金を出している人たちを公開の場で脅しているのだ。

 

 トランプがウラジミール・プーティンを称揚しているのは全くの偶然ではない。トランプがプーティンがやったこと全てを称揚してそれをやろうという訳ではないだろうが、トランプが大統領になったら、アメリカは、ファリード・ザカリアが「非自由主義的民主政治制度」と呼ぶ方向に進んでいくだろう。非自由主義的民主政治制度の下では、アメリカ国民は大統領を選挙で選ぶことはできる。しかし、選挙で選ばれた大統領は彼の権力の行使について今よりも制限が少なくなり、より自由に攻撃対象とするグループの諸権利を奪うことが出来るようになるだろう。これらの制限の多くは社会の慣習、しきたりの問題だと言える。私たちは、誰かが攻撃するまでアメリカの民主政治体制が如何に自由主義体であったかということに気付かないでいた。ルビオではなく、トランプはまさにその点を攻撃しているのだ。

 

3.リベラルはルビオを支持すべきという考えに対する反論の3つ目は、トランプが共和党を破壊することがアメリカの利益になる、というものだ。共和党が分裂、もしくはこの秋の選挙で大敗すれば、穏健派が再び影響力を取り戻し、共和党、もしくはそれに代わる何かは、気候変動を否定すること、判事を決定することを拒絶していること、アメリカの財政破綻とデフォルトの淵に追い込むことを止めるかもしれないと彼らは言う。トランプが勝利すれば、共和党は「頭を冷やす」かもしれないと彼らは考えている。

 

私はこの主張が魅力的なものであることは理解するが、馬鹿げていると断じる。トランプが本選挙で負ける可能性は高いが、100%負けるという保証はない。ヒラリー・クリントンが起訴されることがあるかもしれない。テロリストが投票日の2日前に攻撃をするかもしれない。こうしたことが起きないにしても、誰もこれから半年何が起きるかは断言できない中で、大統領選挙の流れは健全で穏やかなものにすべきだ。

 

 しかし、私たちは、次のことをはっきりと認識しなければならない。 トランプが共和党の大統領選挙候補者に指名されること、それはアメリカが大事な一線を超えてしまうということを意味する。

 

 憲法が設定している制限を尊重せず、弱い立場のマイノリティを更に攻撃する人物が我が国の2大政党のうちの1つを率いようとしているのだ。その結果は、程度を測ることは難しいが、大変深刻なものとなるであろう。数日前、アイオワ州の高校のバスケットボールの試合で、一方のティームのファンが、ラティーノ、アフリカ系、先住民系の選手たちで構成されていた相手ティームに対して、「トランプ」「トランプ」と大合唱して威嚇するという出来事が起きた。彼らは、人種差別を行う大統領となるであろう人物の名前を叫んだのだ。トランプの選挙戦で、彼を批判する人々は暴力を振るわれている。昨年、ボストンでは、2人の男が「トランプは正しい」と叫びながら鉄パイプでヒスパニックの男性を殴打するという事件が起きた。もしトランプが共和党の大統領選挙候補者に指名されてしまったら、そして神の気まぐれで大統領になってしまったらどんなことが起きるか、想像してみて欲しい。あらゆる点で、アメリカはより醜く、恐ろしい場所になってしまうだろう。

 

 対照的に、ルビオが勝利すれば、共和党は安定するだろう。民主、共和両党の間で行われる議論で飛び交う言葉は同じものとなって、議論はかみ合うことだろう。ルビオが共和党内の急進派や「既存勢力」からどんなに好かれていても、まだましだという期待はできる。

 

 トランプが共和党の予備選で勝利することでこれらを全てひっくり返されることになる。アメリカ政治が根本から変化することになる。しかし、常々保守派の人々がリベラル派の人々に行っているように、変化は進歩ではあるとは言えない。ある場合には変化の後に起きることよりも、道徳的に腐敗した現状維持の方がより良い場合もある。トランプが勝利することは政治的にこれまで経験したことのない恐ろしい状況が生まれるということを意味するのだ。

 

 リベラル派はこのような状況を食い止めるために、マルコ・ルビオを支持すべきだ。そして、私たちがこれに失敗したならば、今度は、保守派の人々に、トランプを阻止するためにヒラリー・クリントンを支持するように訴えるべきだ。アメリカ政治における党派対立は激しくなっている。しかし、穏健なリベラル派と穏健は保守派の間には共通の規範が存在する。そして、それを壊されるのを視たくないとこれらの人々は考えている。今こそイデオロギー上の違いを乗り越えて、団結すべき時だ。

 

(終わり)

野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23







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  古村治彦です。

 

 2016年2月1日、アメリカ大統領選挙がアイオワ州の党員集会(Caucus)から正式にスタートしました。結果は、日本のマスコミでも報道されている通りで、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官、共和党はテッド・クルーズ連邦上院議員が勝利しました。民主党のバーニー・サンダース連邦上院議員はヒラリーに肉薄し、ほぼ五分五分の結果を得ました。共和党側では全国調査ではトップを走っているドナルド・トランプが2位になりましたが、こちらはアイオワ州を「捨てて」おり、熱心な活動はしていなかったので、2位は既定路線、3位につけたマルコ・ルビオ連邦上院議員は善戦し、大統領選挙レースで有力候補になりました。アイオワ州の党員集会の結果については、『ザ・ガーディアン』紙には英語が読めなくても、結果が詳しく分かるようになっている記事が掲載されています。記事のアドレスは以下の通りです。

 

http://www.theguardian.com/us-news/ng-interactive/2016/feb/01/iowa-caucus-results-live-county-by-county-interactive-map

 

 党員集会の集計結果の詳細は以下の通りとなりました。

 

■民主党

①ヒラリー・クリントン:49.86%(701)

②バーニー・サンダース:49.57%(697)

 

■共和党

①テッド・クルーズ:27.65%(51,666)

②ドナルド・トランプ:24.31%(45,427)

③マルコ・ルビオ:23.10%(43,165)

④ベン・カーソン:9.31%(17,395)

⑤ランド・ポール:4.54%(8,481)

⑥ジェブ・ブッシュ:2.80%(5,238)

 

 アメリカの政治情報総合サイトである「リアル・クリア・ポリティックス(Real Clear Politics)」(http://www.realclearpolitics.com/)には、マスコミ各社や大学、調査機関が行う世論調査の結果やマスコミに掲載される政治関連記事が集められるので、アメリカ政治に関心のある人にとっては便利なウェブサイトです。

 

 このサイトでは、各種世論調査の結果から、各候補の支持率の平均を割り出して表示しています。その数字は以下の通りです。

 

■共和党

 

全国平均

・トランプ:35.8%

・クルーズ:19.6

・ルビオ:10.2%

・カーソン:7.6%

・ブッシュ:4.8%

 

アイオワ州

・トランプ:28.6%

・クルーズ:23.9%

・ルビオ:16.9%

・カーソン:7.7%

・ポール:4.1%

 

ニューハンプシャー州

・トランプ:33.7%

・クルーズ:11.5%

・カシック:11.3%

・ブッシュ:10.5%

・ルビオ:10.2%

 

 

■民主党

 

全国平均

・ヒラリー:51.6

・サンダース:37,2

 

アイオワ州

・ヒラリー::47.9%

・サンダース:43.9%

 

ニューハンプシャー州

・サンダース:55.8%

・ヒラリー:33.7%

 

 

 これらの数字とアイオワ州の党員集会の集計結果を見てみると、様々なことが考えられます。

 

 共和党では、テッド・クルーズとマルコ・ルビオの両方40代前半で連邦上院議員である2人が有力候補として浮上してきました。「政治経験もなく、失言も多いトランプよりはましだ」というある意味で「良識のある」人々がこの2人を応援しているものと考えられます。本当はジェブ・ブッシュが主流派の候補者たるべきなのでしょうが、あまりにも人気がないという状況になっています。しかし、まだまだ混戦状態が続く中で、撤退さえせずに、資金が枯渇しないようにしていけば、上位5位くらいまでの候補者誰にでもチャンスがあるのではないかと思います。それでもクルーズとルビオが有力候補となったのは興味深いことです。

 

 それは、この2人とランド・ポール連邦上院議員に対して、支援とまではいかなくても関心を持っているのが、共和党の大資金源となっているコーク兄弟だからです。トランプは自己資金で選挙戦を戦っていて、コーク兄弟を揶揄する発言を行っていますので、彼らがトランプを応援することはありません。これまでのトランプがトップを走る状況で、コーク兄弟の存在感は薄かったのですが、今回の大統領選挙に1200億円の政治資金を投入するということは明言しているので、クルーズかルビオがもっと支持を伸ばしてきた場合に、コーク兄弟が資金を投入してくることは考えられます。コーク兄弟に関しては、拙訳『アメリカの真の支配者 コーク一族』(ダニエル・シュルマン著、古村治彦訳、講談社、2015年12月)を是非お読みください。

 


 一方、民主党ではヒラリーに対してバーニー・サンダースが善戦しているという構図になっています。ただ、全国調査ではヒラリーがサンダースを10ポイント以上引き離しており、アイオワ州での世論調査でもヒラリーがサンダースを4ポイント上回っていました。しかし、結果はほぼ五分と五分でした。ヒラリーは勝利宣言をしましたが、サンダースの演説こそが勝利宣言にふさわしいものでした。ヒラリーにとっては敗北に等しい結果でした。

 

 私は数日前に、オバマ大統領がホワイトハウスでサンダースに会ったという記事が気になっていました。日本では次のように報じられました。

 

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

 

●「「オバマ大統領は公平」 サンダース氏と会談」

 

産経新聞 2016年1月28日

http://www.sankei.com/world/news/160128/wor1601280043-n1.html

 

オバマ米大統領は27日、次期大統領選の民主党指名争いでクリントン前国務長官(68)を追い上げるサンダース上院議員(74)とホワイトハウスで会談した。サンダース氏は会談後、記者団に対し「大統領は公平であろうと努めてきたし、今後もそうだと期待する」と語り、オバマ氏の立場は中立だとの考えを強調した。

 

 サンダース氏の発言は、初戦となる2月1日のアイオワ州党員集会を控え、オバマ氏が内心はクリントン氏を支持しているとの観測を打ち消し、後継候補として対等の立場をアピールする狙いがありそうだ。

 

 大統領執務室(オーバルオフィス)で約45分間、内政や外交問題について広く意見交換したといい、サンダース氏は「建設的かつ生産的だった」と語った。(共同)

 

(新聞記事転載貼り付け終わり)

 

 この記事では、「オバマ大統領がヒラリーを支持しないように、中立を保つように」サンダースがくぎを刺しに行ったという解説になっています。しかし、私はこの行動は、オバマ大統領が間接的にサンダースを応援し、ヒラリーの勝利を妨害するためのものであったと考えます。ヒラリーにとってアイオワ州の党員集会は「鬼門」です。2008年の大統領選挙で、ヒラリーは圧倒的に有利と言われていました。しかし、アイオワ州で勝利を収めたのは、ダークホースであった当時のバラク・オバマ連邦上院議員でした。そこからあれよあれよという間にオバマ大統領が最有力候補になり、本選挙でも勝利を得ました。ヒラリーにとってはまさに悪夢のような思い出です。

 

 ですから、ヒラリーは昨年大統領選挙出馬を表明してから、日本で言うドブ板選挙をアイオワ州で展開していました。そして、全国調査でもそうですが、アイオワ州でもトップという世論調査の結果が出ていました。しかし、党員集会直前にオバマ大統領がサンダースに会ったということで、風向きが変わり、ヒラリーは大苦戦、サンダースは大善戦という結果になりました。次のニューハンプシャー州の予備選挙に関しては、今のところ、サンダースが圧倒的に有利ということが数字上でも出ていますので、サンダースが勝利するものと考えられます。そうなると、ヒラリーの優位は揺らぐことになるでしょう。

 

 共和党は混戦状態がしばらく続くでしょう。それでも次回の討論会である程度の流れが定まってくるのではないかと思います。まだ候補者が多数乱立し、乱戦がしばらく続くとなると、最初からトップに立たずに2位や3位をずっと堅持していく候補者が最後に飛び出るという、マラソンでよく見るような感じになると思われます。

 

 民主党はヒラリー対サンダースというマッチアップ(一対一)で、やるかやられるかの戦いになっていますので、相手を圧倒できる時に圧倒しておかねば足元をすくわれてしまうという厳しい戦いになります。その点で、ヒラリーはスタートに失敗しました。ここからどう巻き返してくるかに注目です。

 

(終わり)





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アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12




野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23

 

 古村治彦です。

 

 オバマ大統領のキューバとの国交正常化交渉の発表を受けて、共和党内部では論争が起きているようです。2016年の大統領選挙の有力候補者同士であるマルコ・ルビオ連邦上院議員とランド・ポール上院議員の間で批判合戦が起きているとのことです。

 

 2人の批判合戦は、共和党内部にある外交政策に関する2つの大きな考え方を代表していると記事では書かれています。アメリカ政治を理解する上で重要な記事であると思います。

 記事の中に出てくるリバータリアン、アイソレーショニストという言葉については、副島隆彦先生の主著『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』(講談社、1993年)をお読みください。
 


==========

 

キューバを巡るポール・ルビオ論争は、2016年の米大統領選挙の共和党予備選の外交政策の前哨戦だ

 

フィリップ・ラッカー筆

2014年12月19日

ワシントン・ポスト紙

http://www.washingtonpost.com/politics/in-paul-rubio-feud-over-cuba-a-preview-of-gops-2016-foreign-policy-debate/2014/12/19/41218766-87ab-11e4-a702-fa31ff4ae98e_story.html?tid=sm_fb

 

共和党の大統領有力候補2人が2014年12月19日の金曜日に激しくぶつかった。彼らは、バラク・オバマ大統領が発表した新しい対キューバ政策について論争を行った。このことは共和党内部の外交政策を巡る意見対立を明確にし、2016年の米大統領選挙の前に行われる共和党内の予備選挙にも影響を与えることになる。

 

 ランド・ポール連邦上院議員(ケンタッキー州選出)は、オバマ大統領の共産党が支配するキューバとの国交正常化に向けた動きを支持している。ポール議員は、同僚のマルコ・ルビオ連邦上院議員(フロリダ州選出)を激しく非難した。ポール議員はルビオ議員をキューバとの貿易と外交関係を再開することに対して強硬に反対する「孤立主義者(アイソレーショニスト)」だと批判した。ポール議員はルビオ議員は、「アメリカが国境線の内側まで後退し、濠をめぐらし世界との関係を絶ちたいと考えている」と述べた。

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ランド・ポール

 

 ルビオ議員はキューバ難民の息子として生まれ、オバマ大統領の対キューバ政策に対しては先頭に立って反対を表明している。ルビオ議員はフォックス・ニュースの取材に対して、「オバマ大統領を支持するポール議員は、キューバに関して、自分で何を言っているのか全く分かっていないのだ」と述べた。ポール議員のコメントはルビオ議員の発言を受けて出されたものだ。

 
marcorubio001
マルコ・ルビオ
 

 2人の論争は、2016年の米大統領選挙の共和党側の有力候補同士が表舞台で行っている論争となり、共和党内に、伝統的なタカ派(ルビオ議員はこちらに含まれるし、これまでの共和党出身の大統領や大統領候補たちもこちらのグループだ)と、党内に出現しつつある、若いリバータリアン・グループ(ポール議員はその代表格である)との間で、世界観が大きく異なることを明確に示している。

 

 長年にわたり、ルビオが取る立場が共和党にとって当然のものであった。しかし、ポールはそうしたこれまでの常識に挑戦している。

 

 共和党のストラティジストであるジョン・フィーフェリーは次のように述べている。「私たちはいまだに冷戦の闘士のままでいるべきでしょうか?それとも外交に関して全く新しい立場を取るべきでしょうか?ルビオ議員の世界観はこうです。私たちの目の前には、キューバがあり、北朝鮮がある。私たちに必要なのは、大胆な、国際主義的な、アメリカが主導する世界なのだ。私たちは悪い奴と戦わねばならない。ランド・ポール議員は父のロン・ポール元下院議員の外交政策を継承し、それを新たな段階に進めようとしています。彼はアメリカが世界に関与するように主張していますが、アメリカが世界の警察官であるべきだという立場を取りません」

 

共和党内のタカ派は、長年にわたり、ランド・ポール議員の求める外交政策は「孤立主義的」だと批判してきた。ポール議員はこうしたレッテル貼りを拒絶している。今週になって始まったキューバ政策を巡る論争の中で、ポール議員は、この「孤立主義」という言葉をルビオ議員に当てはめた。

 

 ポール議員のコメントは個人のサイトによる発信から始まっている。これは異例なことだ。ポール議員はルビオを批判する内容のメッセージをツイッターに複数書いた。その後、彼は自身のフェイスブックのページで、2段にわたりコメントを書いた。ポール議員は次のように書いている。「ルビオ議員は孤立主義者のように行動しています。そして、キューバ系アメリカ人の過半数を代弁しているのではないのです」。

 

 ポール議員は金曜日の午後に『ニューヨーク・タイムズ』紙の論説ページに論稿を発表した。この論稿の中で、ポール議員は自身が共産主義を嫌う環境の中で育ってきたが、「キューバに対する孤立主義政策は間違っており、有効に機能してこなかった」という結論に達したと主張した。彼は、世論は「友好関係の復活(ラプローチメント)」の方向へと変化していて、特に若い人々、その中には若いキューバ系アメリカ人たちも含まれているのだが、彼らは国交正常化を支持しており、アメリカの産業界にとっても製品をキューバで売ることができるので利益になるとも書いている。

 

 ポール議員は次のように書いている。「共産主義は資本主義の魅力の前に生き残ることなどできない。カストロ政権をアイフォン、アイパッド、アメリカの自動車、そしてアメリカの発明によって圧倒しようではないか」

 

 ジェフ・フレイク連邦上院議員(共和党、アリゾナ州選出)は今週、アメリカの外交官たちとキューバを訪問し、キューバに拘留されていた建設業者アラン・グロスの釈放を求めていた。フレイク議員はポール議員の考えに賛成している。フレイク議員は、オバマ大統領の国交正常化に向けた動きを支持し、50年に渡る輸出禁止措置の後、今こそ「何か別のことを始める時期」だと述べている。

 

 金曜日の夜、ルビオ議員はポール議員のコメントに反応した。彼は、保守的なラジオDJであるマーク・レヴィンに対して次のように語った。「ランドがバラク・オバマの対キューバ政策に賛成するのは不幸なことだと思う」

 

 ポール、ルビオ両議員にとって、論争は短期的には彼らにとって利益となる。2016年の大統領選挙の共和党の候補者としてこれまでに10名以上の名前が挙がった。その中で2人はマスコミの関心を集め、政策について2人が先行しているという印象を与えた。こうした様子を大口の寄付者たちや支持者たちは見ているのだ。

 

 二人の論争は、ポール議員の常に戦う姿勢を示している。彼は民主党側の大統領選挙候補者となるであろう前国務長官のヒラリー・ロドハム・クリントンに対して最も攻撃的な人物である。そして金曜日に示したように、自分の同僚である共和党の議員に対しても攻撃することを厭わないことを示したのである。

 

アナ・ナヴァロはマイアミを拠点に活動している共和党のストラティジストであり、ルビオやジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事とも近い。彼女は、今回の論争について、「マスコミにネタがなかったので大きく取り上げられた」に過ぎないと述べている。

 

 「目の手術やケンタッキーのバーボンについては、ポール議員(彼は眼科医から政治家になった)も大変詳しいことでしょう。しかし、ルビオ議員をキューバ政策で圧倒しようというのはね、しかも1回で140文字しかかけないツイッターでそれをしようというのは生産的ではないし、立派な大人がやることでもないし、連邦上院議員らしくないですよ」

 

 ポール議員は、共和党の外交政策や人種間関係などについて新しい方向に向けようと努力している。彼は民主党側と協力して薬物犯罪の判決に関するガイドラインの法制化に向けて動いている。

 

ジョージ・W・ブッシュ前大統領の報道官を務めたアリ・フライシャーは次のように述べている。「ポール議員は許容すべき範囲を拡大しようとしています。そして、共和党がこれまでやってこなかった方向で党勢を拡大しようとしているのです。私は、ポール議員の唯一の味方は若い人々であると思います。若い人々以外に彼に味方はおらず、実際に何かをやろうとすると大変な苦労があると思います。共和党の歴史が示しているように、共和党の外交政策は介入主義的で、強硬で、ロナルド・レーガン大統領時代のものを基本的に踏襲しているのです」

 

 ポール議員のスタッフたちは、彼がキューバ政策を党派性に基づいて考えておらず、経済と外交の問題として考えていると語っている。

 

 しかし、共和党の支持者たちの多くはそう思わないだろう。保守派の指導者として長年活躍してきたリチャード・ヴィゲリーは次のように語っている。「保守派の人々の間で、キューバ政策について考え直そうという気運があるのは事実です。しかし、交渉がオバマ大統領によって行われるのです。私たちが信頼を持っていない大統領が交渉を行うのですから、疑念が起きるのは当然です。もしキューバとの交渉が信頼に足る保守的な共和党の政治家によって行われるならば、事態は全く違ったことになるでしょう」

 

 ルビオ議員は連邦上院外交関係委員会の委員であるが、国際問題に関して自分が第一人者であるという印象付けを行おうとしている。水曜日にキューバ政策の転換が発表された直後、ルビオ議員は、個人の経験を絡めながら、オバマ大統領を激しく非難した。ルビオ議員は1950年代にキューバから避難してきた難民の子として生まれ、マイアミで育った。彼は同じキューバ難民、キューバ系アメリカ人たちの中で育ち、彼らを代表してワシントンDCに乗り込んで来た。

 

 ルビオ議員は議事堂の中で木者たちに対して次のように語った。「オバマ政権は、我がアメリカがよって立つ基盤である普遍的なそして不可侵の個人の諸権利を守るのではなく、暴政を敷く体制と妥協を行いました。これはイランに続いて2度目のことです」

 

 2016年の米大統領選挙の共和党側の有力候補者たちのほとんど、ジェブ・ブッシュ、テキサス州知事のリック・ペリー、テッド・クルーズ連邦上院議員(テキサス州選出)、ウィスコンシン州知事のスコット・ウォーカーなどは、キューバ政策についてルビオ議員と似たような内容の声明を発表した。ニュージャージー州知事のクリス・クリスティはキューバについて何か語ってはいないが、ルビオ議員と同じような、いや彼よりもよりタカ派的な世界観を持っていることは既に有名である。

 

 ネオコンの有力者で雑誌『ウィークリー・スタンダード』誌の発行人であるウィリアム・クリストルは、「共和党の有力な大統領選挙候補者たちと議員たちは外交政策に関しては全く同じ考えを持っている」と述べている。

 

 そして、クリストルは次のように語っている。「ランド・ポール議員は共和党内で孤立した、うるさ型なのだ。ポール議員は共和党の支持者たちの気持ちを代弁してはいる。しかし、その割合はどうだろうか、10%?、15%?、20%?、まぁそれくらいのものだ。彼が共和党の外交政策の方向を決めるような人物になるとはとても考えられない」

 

(終わり)









 




 古村治彦です。



 2014年1月21日、安倍晋三首相をアメリカのマルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州選出、共和党)が訪問し、会談を行いました。下のウォールストリート・ジャーナル紙の記事の日本語版のタイトルは「米有力議員が安倍首相を訪問、揺れる日米関係で助っ人」(http://realtime.wsj.com/japan/2014/01/22/%E7%B1%B3%E6%9C%89%E5%8A%9B%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%81%8C%E5%AE%89%E5%80%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%82%92%E8%A8%AA%E5%95%8F%E3%80%81%E6%8F%BA%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%97%A5%E7%B1%B3%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%A7/)となっています。



 助っ人というと、よくプロ野球の外国人選手に使われる言葉であり、また、やくざ映画などでは、義理と人情を大事にする高倉健さんが弱い方、負けると分かっている方のために戦いに行く時に使われる言葉です。外から援軍としてやって来るという意味のようです。



 それでは、今回のマルコ・ルビオ上院議員の訪問がそうした助っ人行為になるのでしょうか。ルビオ議員の訪問は、靖国神社参拝以来、アメリカ政府、議会関係者では最も上位の人物の訪問ということになります。次の大統領選挙では共和党の候補になり得る人物の一人として注目されています。ルビオ議員は、自衛隊強化(米軍の下請け化)と中国に対する牽制は支持しました。



 しかし、靖国神社参拝については、少なくともこの記事では支持するとも不支持とも書いていません。そこで何も言わなかったということは、米国務省の安倍首相の「失望」に対して、ルビオ議員は何も反対や疑義を持ってはいないということになります。上院議員の発言力は大変なものがありますが、彼はそれを行使して安倍首相の靖国参拝を支持するということはやっていません。これで何か「助っ人行為」になったのでしょうか。



 このブログでもご紹介した、アメリカ大使館の安倍首相による靖国神社参拝に関する声明の中の最後のtake noteの段落が重要になってきます。拙訳では、「安倍首相が過去に対して悔悟の念を表し、日本が平和構築のために関与していくことを改めて表明したことを私たちは注視している」となります。ルビオ議員は、「日本の平和構築のための関与」の部分を確認しに来たのです。



 戦後の世界体制はアメリカが作り上げたものです。アメリカが敵と決めればそれが世界の平和を乱す、世界共通の敵ということになります。そして、戦後世界の平和構築とは、アメリカの意向に沿ったものとなります。安倍首相は靖国神社参拝後、「平和構築に関与する」と発言しています。そうなると、靖国神社参拝で責めながら、同時に「平和構築の努力をするんだよね、ね?」ということで、日本には過度な負担が要求されるようになります。「だってやるって言ったじゃんね?」ということになります。



 ルビオ議員は笑顔のようでした。そして安倍首相も嬉しそうでした。しかし、その裏にあるのは、安倍氏への支持などではありません。自衛隊の米軍下請化、そして、中国への噛み付き犬係の役割の再確認というだけのことなのです。



(新聞記事転載貼り付けはじめ)



Rubio Offers Abe Reprieve From U.S. Diplomacy Woes



January 21, 2014, 5:44 PM

By Yuka Hayashi and Toko Sekiguchi

http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2014/01/21/rubio-offers-abe-reprieve-from-u-s-diplomacy-woes/



Associated PressU.S. Sen. Marco Rubio of Florida, left, shakes hand with Japanese Prime Minister Shinzo Abe before their talks in Tokyo, Jan. 21.

After a few weeks of rough sailing in his diplomatic dealings with Washington, Prime Minister Shinzo Abe received a much-needed reprieve Tuesday from an unlikely American visitor: Sen. Marco Rubio of Florida.



During his stop in Tokyo, the Republican senator visited Mr. Abe at his residence and offered assurances on two issues at the heart of Mr. Abe’s policy agenda: the senator’s support for Mr. Abe’s efforts to bolster Japan’s military and a rebuke of China’s aggressive territorial policy.



Mr. Rubio, the ranking member of the Senate Foreign Relations Committee’s East Asian and Pacific Affairs subcommittee, was the most senior member of the U.S. government to meet Mr. Abe since the Japanese leader’s visit to a controversial war shrine in late December set off the fury of Japan’s neighbors and upset officials in Washington.



I’m encouraged by and personally support your effort to reinvigorate the security capacity of your country, especially in light of illegitimate territorial claims made by some of your more adventurous neighbors,” Mr. Rubio told the prime minister at the beginning of their meeting.



The remarks were probably exactly what Mr. Abe wanted to hear from a prominent American lawmaker after the U.S.’s unusually harsh reaction to Mr. Abe’s shrine visit, describing it as “disappointing,” an action that “exacerbates tensions with Japan’s neighbors.”



Mr. Rubio’s visit comes amid growing interest in Japan among U.S. lawmakers, a phenomenon American officials attribute to rising security tensions in East Asia, as well as stirring of Japan’s economy after a long slump, triggered by Mr. Abe’s aggressive stimulus policy known as Abenomics.  Mr. Rubio’s visit will be followed by a visit later this month by Rep. Ed Royce, a California Republican and chairman of the House Committee on Foreign Affairs.



During last U.S. fiscal year ended Sep. 30, the number of the members of Congress who visited Japan more than doubled from the previous year to 28, according to the U.S. Embassy in Tokyo.



Furthermore, two House lawmakers started the first-ever caucus on Japan earlier this month to press the White House to  pursue Japan-related policies, such as the Trans-Pacific Partnership trade agreement. California Republican Devin Nunes and Texas Democrat Joaquin Castro are seeking other members to expand the bipartisan caucus.



The caucus is a welcome move for Tokyo amid concerns over the dearth of U.S. lawmakers who advocate for Japan. Such worries have grown since the death of Sen. Daniel Inouye in 2012 and the retirement of Sen. Jim Webb last year — two lawmakers who had actively engaged in relations with Japan.



Mr. Rubio is on an official visit to Asia this week, visiting South Korea and the Philippines, in addition to Japan. A little-known figure in Japan, Mr. Rubio was introduced by the local media as a young Republican leader who is among the party’s top candidates for the 2016 presidential race.



During his two-day stay in Japan, Mr. Rubio received a briefing from Japanese coast guard officials on China’s increased maritime activities around disputed islands in the East China Sea, visited the U.S. naval base in Yokosuka and met with Japan’s defense and foreign affairs chiefs.



Mr. Rubio received a briefing from Japanese coast guard officials on China’s increased maritime activities around disputed islands in the East China Sea, visited the U.S. naval base in Yokosuka and met with Japan’s defense and foreign affairs chiefs.



(新聞記事転載貼り付け終わり)



(終わり)


アメリカ政治の秘密
古村 治彦
PHP研究所
2012-05-12





 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 



marcorubioabeshinzo001
「お控えなすって」と言っているようにも見えるが・・・
 


 


 


 


 


 


 




 

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