古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:ロバート・マーサー

 古村治彦です。

 

 ドナルド・トランプ大統領の大統領選挙の選対本部長を務め、首席戦略官兼上級顧問を務めたスティーヴ・バノンがブライトバート社会長から退くことが発表されました。ブライトバートがここまで大きくなったのは、2012年にバノンが責任者となってからでした。トランプ大統領誕生に大きく貢献したことは間違いありません。しかし、バノンがブライトバート社から離れることになりました。あまりにも急激な動きです。

 

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 古村治彦です。

 

 アメリカ大統領選挙は現在、民主党のヒラリー・クリントンが共和党のドナルド・トランプをリードしている状況です。それぞれが確実に勝つだろう確実州(solid state)や優位州(likely state)の選挙人の数を合計すると、ヒラリーは200超え、トランプは150台となっていますが、優勢州(lean state)まで入れると、ヒラリーが270を超えるという結果が出ています。

 

 ヒラリーの選対は豊富な資金力と人材で着実な選挙運動を行っていますが、トランプの選対は激戦州で選挙運動事務所を開いていない場所があるなど、選対の動きが悪く、後手後手に回っている印象です。加えて、選対幹部内の争いが起きて、責任者の更迭が行われました。

 

 そして、今週の水曜日に、トランプ選対は2回目の選対の責任者の更迭が行われました。

現在の選対院長のポール・マナフォートは現在の地位をそのままにされながら、選挙運動の責任者として2人の人物が迎え入れられました。1人はニュースサイトであるブライトバート・ニュース社会長のスティーヴ・バノン、もう1人は世論調査の専門家で特に女性の世論の専門家であるケリアン・コンウェイです。この2人の登用は、マスコミ対策とトランプが弱い女性有権者対策が目的だと思われます。コンウェイはテッド・クルーズを支持するスーパーPACを率いて、共和党予備選挙ではトランプを激しく攻撃し、クルーズを2位に引き上げるという業績を残しました。トランプ陣営に「外部の目」「トランプの攻撃されるポイントについての知識」を持っている人物が加わることで、選挙運動にも「外部の目」「熱烈な支持者以外の考え」が入ることになります。


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コンウェイとバノン 

 

 この2人の登用に関しては、トランプに影響を与えた親子がいるという記事がありました。下の方で紹介しています。ロバート・マーサー、リベカ・マーサーという大富豪の父娘です。共和党の巨額献金者である大富豪たちの中には、トランプを支持しないという人たちもいますが、マーサー親子は予備選挙ではテッド・クルーズを応援していましたが、今は、トランプを応援しています。上記のケリアン・コンウェイもクルーズの陣営にいました。また、スティーヴ・バノンもリベカ・マーサーとは大変に親しい関係にあります。更には、トランプ選対がデータ収集と分析のために契約した会社ケンブリッジ・アナリティカ社にはロバート・マーサーが出資しています。マーサー親子の関係がトランプ陣営の立て直しのために投入されたということが言えます。

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リベカ・マーサー(左)とロバート・マーサー 

 

 そして、この人事異動と態勢立て直しの成果なのか、トランプの演説のトーンが変わりました。今までは、演説原稿を無視して自分の言いたいことばかりを言って、マスコミのおもちゃにされるというパターンが続きましたが、少ししおらしい態度を見せつつ、言うべきことは言うという態度になりました。

 

 これまでも選対幹部や娘イヴァンカたちはそうするようにと助言していましたが、トランプはことごとく拒否してきました。「I do not pivot. I am who I am.(私は態度を変えない。私は私だ。)」と明言してきました。

 

 しかし、トランプ陣営の人事異動に伴って、トランプの態度も変化してきているようです。これは人事異動の成果が出たということが言えると思います。

 

 マスコミ対策と女性有権者対策を有効に行うことで、現在は劣勢、「底」の状態にあるトランプがこれから巻き返していくことになるでしょう。9月と10月に行われる討論会でも、現在の布陣で臨めば、ヒラリーを追い込むことが出来るのではないかと思います。

 

(貼り付けはじめ)

 

トランプの原稿を読みながらの演説:私は「個人の痛み」を引き起こしていることを残念に思う(Trump in scripted speech: I regret causing ‘personal pain’

 

マーク・ヘンシュ筆

2016年8月18日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/donald-trump-apologizes-regrets-remarks-personal-pain-saying-wrong-thing

 

共和党大統領選挙候補者ドナルド・トランプが、選挙戦における激しい言葉遣いのために、人々を傷つけていることを残念に思っていると述べた。

 

トランプはノースカロライナ州シャーロットで、珍しくプロンプターを使っての演説の中で、「ご存じのように、私は政治家ではありません。私は成人してからずっとビジネスの世界で働き、雇用を生み出し、地域共同体を立て直してきました」と述べた。

 

トランプは続けて次のように語った。「私はインサイダーの言葉を身に着けたいとは思わなかったし、政治的に正しい言葉遣いをする人間ではありません。そのような言葉遣いを学んだり、使ったりすると時間がかかってしまい、最終的な勝利を収めることが難しくなります」。

 

「議論が白熱し、複数の問題について語る際に、時として正しい言葉を選択できないことや間違ったことを言うことはありますよね。私もそうです。そして私はそれを残念に思っています。特に、私の言葉で誰かが個人的に苦痛を感じているかもしれないということを思うと残念です。しかし、こうした問題に心を奪われて、気に病んでしまうと、私たちは危機に瀕してしまうことにもなります」。

 

トランプが選対の責任者の更迭を行って、わずか数日で、トランプはプロンプターを使った演説を行った。トランプは、世論調査専門家で上級顧問だったケリアン・コンウェイを選挙運動責任者に、ブライトバート・ニュース社会長のスティーヴ・バノンを選対の責任者に据えた。

 

トランプは、有権者が直面している諸問題よりも自分の発言の内容ばかりを報道するマスコミを批判した。

 

トランプは「主流派マスコミはこの国で本当に問題になっていることや人々の生活の実態を報道していません」と語った。更に彼は次のように語った。

 

「彼らは私の発言から言葉を抜き出し、1週間にわたってそれこそ音節1つ1つまで詳しく報道します。そして、私の発言の裏の意味を発見したと装うのです」

 

「考えてみてください。マスコミが多くの時間を使って、大都市のインナーシティの貧困や失業を調査したらどんな結果が起きるでしょうか。我が国の国境線、倒産寸前の工場、荒廃している学校にカメラを持ち込んだら、現在とは違う状況になっているだろうということについて是非考えてみてください」。

 

トランプは、たとえ、味方である共和党との戦いになるにしても、エスタブリッシュメントに対する攻撃を止めないと明言した。

 

「私は力を得ていますが、いささか人々を不快にさせています。不快に感じている人の中には、我が党の力を持った人たちも含まれています。どうしてこんなことが起きるのか、それは私が本当の変化のために戦っていることを示しているからです。私は皆さんのために戦っています」。

 

トランプの選対の人事異動は、トランプにとってマイナスの報道が続いた後に行われた。彼は全国世論調査でも、主要な激戦州での調査でも、敗北していることを認識している。

 

最新の「リアル・クリア・ポリティックス」の世論調査の平均値によると、全国規模の調査では、民主党大統領選挙候補者ヒラリー・クリントンがトランプを6ポイントリードしている。

 

トランプが苦しい戦いを続けていることで、共和党が連邦上院と連邦下院の議員選挙で議席を減らしてしまうのではないかという懸念が広がっている。

 

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大富豪の父と娘がトランプ陣営の人事異動に関係(Billionaire father and daughter linked to Trump shake-up

 

ジョナサン・スワン筆

2016年8月17日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/291772-billionaire-father-and-daughter-linked-to-trump-shakeup

 

水曜日にドナルド・トランプ選対の劇的な人事異動が行われた。これは、ある共和党の巨額大口献金者2名の影響力が大きくなっていることを示している。

 

ニューヨークのヘッジファンド経営者であり大富豪のロバート・マーサーとマーサーの2番目の娘リベカの痕跡がトランプの行った人事異動やその他の決定に見られる。

 

マーサー親子は、予備選挙でテッド・クルーズを支持しトランプに反対するスーパーPACに1350万ドル(約14億円)を提供していた。最近になって、民主党大統領選挙候補者ヒラリー・クリントンを標的とするスーパーPACである「ディフィート・クルックド・ヒラリー」に参加している。

 

ロバート・マーサーは、ディフィート・クルックド・ヒラリーに少なくとも100万ドル(約1億円)の追加の資金提供を行ったと報道されている。このスーパーPACは、既に50万ドル(約5000万円)を使って、8つの激戦州でヒラリーを攻撃するインターネット上の宣伝を流している。ロバートとリベカのマーサー親子はここ数か月間で、トランプの周辺において影響力を持つようになっている。

 

リベカ・マーサーについてよく知っているある人物が本誌に次のように語った。「リベカは、ハドソン川を望むニューヨークのアッパーウエストサイドにあるトランプの所有するビルの中にある美しいアパートメントに住んでいる」。

 

リベカ・マーサーはヘリテイジ財団の理事とマーシー・ファミリー財団の部長を務めている。リベカ・マーサーはマーシー家の政治的な活動の詳細について決定している。一方、父親のロバート・マーサーは資金を提供している。

 

リベカ・マーサーは、どの団体にお金を支払い、どのコンサルタントを雇うかについて自分で厳しく管理しながら、政治活動を行う敏腕として知られている。

 

マーシー家はトランプを熱烈に支持している。そして、クルーズが先月の共和党全国大会での演説でトランプ支持を表明しなかったことに怒り狂った。トランプを全面的に支持する巨額献金者はほとんどない状況なので、トランプは彼らに頼るようになっている。

 

マーサー家の政治活動で働いたことのあるある人物によると、スティーヴン・バノンはトランプ陣営の選挙責任者に任命された。バノンはリベカ・マーサーと「大変親密」だということだ。

 

マーサー家はヒラリー・クリントンに対する深い反感でバノンとつながっている。彼らはバノンと協力し、ピーター・シュワイザーの書いた『クリントン・キャッシュ』を基にした映画『クリントン・キャッシュ』の制作に資金を提供した。

 

マーサー家の下で働いたことのあるある人物は、「トランプは水曜日にバノンの他にもう一軒人事異動を行ったヴェテランの世論調査専門家ケリアン・コンウェイを陣営の上級顧問から選挙運動責任者に昇格させた。これもまた、共和党の巨額献金者の影響力が働いていることが分かる」と語った。

 

リベカ・マーサーの政治活動で働いた経験があるある人物は次のように語っている。「基本的にはマーサー父娘がトランプ選対を所有しているのだ。彼らは自分たちの息のかかった人間を陣営に入れている。そして、現在は、トランプ陣営に自分たちのデータ分析会社を入れている」。

 

こうした主張はマーサー父娘の影響力を過度に言い立てているようにも思われる、とトランプに近いある人物は語っている。それは、トランプは他人に影響を受けない人物であり、トランプ自身がバノンとコンウェイと深いつながりを持っているからだ。

 

しかし、トランプは献金者の働き掛けがあっても態度を変えることはないと発言するこの人物でさえも、マーサー父娘が比較的短期間でトランプ選対において大きな影響力を持つようになっていると語る。

 

トランプは最近、データ分析会社ケンブリッジ・アナリティカ社と契約を結ぶという決定を行った。この会社にロバート・マーサーは投資している。これもまた、リベカ・マーサーがトランプ選対で影響力を増している証拠だ、とケンブリッジ社に近い関係者2人が語った。

 

ある人物はリベカ・マーサーについて次のように語った。「ひとりの献金者として、リベカ・マーサーがどのように行動しているかを反映している」。リベカ・マーサーはスタンフォード大学で2つの学士号と1つの修士号を取得した才媛だ。

 

取材を受けてくれたある人物は次のように語った。「リベカは優しくて、気取らない人だ。だからと言って、甘い考えで行動しないから、バカなことはしないんだ。 彼女のやり方は、“私のお金が欲しいのなら、私が望む方法で物事を進めることね”というものだ」。

 

ケンブリッジ・アナリティカ社、トランプ選対、マーサー親子の代理人からは今回の記事に関してコメントを得ようとしたが、拒否された。

 

コンウェイはコメントを拒否した。コンウェイはクルーズを支援するスーパーPAC「キープ・ザ・プロミス」を率いた。このスーパーPACに資金提供をしていたのがマーサー父娘であった。そして、コンウェイはマーサー父娘にとっての信頼できる政治顧問である。

 

リベカ・マーサーは、彼女が一緒に働いたコンウェイをロサンゼルスに連れて行き、バノンと会わせて、コンウェイのことをバノンに推薦した。

 

リベカに近いある人物は「あれは正式にお膳立てした推薦というものではなかった。あれは偶然だよ。偶然なんだよ。彼女はただバノンとの夕食の約束をしただけさ」と述べた。

 

バノンはゴールドマン・サックス社に勤務し、その前は海軍将校であった。バノンは、トランプに対して最初から、ポピュリズム的愛国主義を前面に押し出すように強く勧めた。そして、これが今、トランプの選挙運動の中心となっている。

 

トランプ選対の指揮に専念するために、バノンはブライトバート・ニュース社を一時求職する形を取る。このブライトバート社はトランプを強力に支援するウェブサイトであるが、マーサー親子が資金を提供している。

 

公共政策の分野で活動する人々の間では、リベカ・マーサーは、必要な場合には、ブライトバート・ニュース社の記事の内容にも影響力を行使することで知られている。

 

ブルームバーグ・ポリティックスが発表した文書によると、共和党全国大会の期間中、バノンとブライトバート社のワシントン駐在政治担当編集者マット・ボイルは、リベカ・マーサーの私的な巨額献金者専用スイートの招待客名簿に名前が載っていた。本誌は、2人が実際にスイートに行ったかどうかを確認することはできなかった。

 

ワシントン・ポスト紙は水曜日、先週の土曜日の夜に、大リーグニューヨーク・ジェッツのオーナーであるウッディ・ジョンソンの邸宅で開かれたハンプトン家取材の資金集めパーティーの場で、リベカ・マーサーはトランプと話をしたということだ。会話の中で、リベカは、長年にわたりトランプの親友であるバノンを称賛したという。

 

マーサー親子については主要メディアでほとんど取り上げられていない。それは、彼らが人々の注目を浴びることを避けているからだ。しかし、親子を知っているある保守系の人物は、匿名を条件して、親子について語った。この人物は、父娘について「親切で、公共心に溢れ、人々の合意を形成するのに長けた人たちだ」と語った

 

リベカの人となりについて教えてほしいとある人物に質問したところ、「リベカと姉妹たちはクッキーの製造・販売ビジネスをやっているんだ」と教えてくれた。

 

この人物はまた次のように語った。「リベカは保守系団体の資金集めパーティーでとてもおいしいクッキーを出してくれるんだよ。そして、帰りには一つ一つ自分で包んだクッキーをお土産に渡してくるのさ」。

 

この人物は、リベカ・マーサーの政治活動に関わった経験を持つ。この人物は「彼女のイデオロギーの志向を知っているなら、彼女がトランプ支持になったことに驚いている人たちもいるだろうね」と語った。

 

この人物は次のように語った。「リベカは自分のことをリバータリアンだと言っていた。少なくともこれまではいつもそう言っていたよ。彼女は実際にゴールドウォーター研究所やケイトー研究所のような利端リアニズムを研究するシンクタンクに大口献金をする熱心な支援者だった」。

 

「彼女といる時には、リバータリアニズムについて悪口を言ってはいけない。だから、彼女がトランプを熱心に応援するのは不思議なんだよ」。

 

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トランプ選対が主要な人事面での修復を行う(Trump campaign undergoes major overhaul

 

ジェレミー・ダイアモンド筆

2016年8月17日

CNN

http://edition.cnn.com/2016/08/17/politics/trump-campaign-overhaul/index.html?sr=twpol081716trump-campaign-overhaul0752AMVODtopLink&linkId=27743054

 

CNN発。ドナルド・トランプ陣営は投開票日まで3カ月を切ったこの時点で大きな陣容替えを行う。苦戦している選挙運動を監督するために新たに2名を幹部として迎える。

 

トランプは、元投資銀行家で現在はブライトバート・ニュースの役員会議議長のスティーヴ・バノンを選対委員筆頭に任命し、選対の上級顧問で、世論調査の専門家を務めているケリアン・コンウェイを選挙運動責任者に昇進させた、とCNNが水曜日の朝に報じた。

 

ウォールストリート・ジャーナル紙が最初にトランプ陣営の修復について報じた。

 

トランプの選対委員長であり首席ストラティジストのポール・マナフォートは選対委員長の座に留まるだろうとコンウェイは語った。

 

コンウェイはCNNに対して「今回の人事は選対の拡充です。ポール・マナフォートは委員長です」と語った。

 

ここ数週間、トランプについてマイナスの報道ばかりがなされ、11月の選挙の予測では、トランプが惨敗することを示す世論調査の数字が出ていた。その中でこのニュースが流れた。トランプは重要な激戦州のほぼ全てでヒラリーにリードを許し、全国世論調査でもリードされてしまっている。

 

トランプはウォールストリート・ジャーナル紙に「私は勝ちたいんだ。だから、わたしは勝ち方を知っていて、勝つことを愛する素晴らしい人々を選対に集めているんだ」と語った。

 

今回の人事異動は、トランプ陣営にとっては2度目の大きな人事異動だ。

 

約2か月前、トランプは選対委員長のコーリー・ルワンドウスキーを解雇した。それまでの数週間、ルワンドウスキーとマナフォートの陣営内での争いが起きていた。マナフォートは共和党全国大会で大きな混乱が起きることを抑えるために招聘された人物であった。

 

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ルワンドウスキー:今回の人事異動は、トランプの何が何でも勝利したいという意欲を示している(Lewandowski: Shakeup shows Trump wants to 'win at all costs'

 

ハーパー・二―ディング筆

2016年8月17日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/291681-lewandowski-the-left-is-scared-over-trumps-campaign-hires

 

ドナルド・トランプ選対の選対委員長だったコーリー・ルワンドウスキーは水曜日、選対がブライトバート・ニュースの幹部スティーヴン・バノンを加えたことについて、トランプが勝ちたいと望んでいることを「明らかに示している」と語った。

 

CNNの番組「ニュー・ディ」に出演し、コーリー・ルワンドウスキーは、超保守系のニュースサイトであるブライトバート・ニュース社におけるバノンの経営戦略は、「全てを犠牲にして何が何でも勝つ」というものだと述べた。

 

ルワンドウスキーは続けて次のように語った。「私は、左派の人々がバノンの加入を恐れるだろうなと思います。それは、ブライトバート・ニュースは、主流メディアが言わない、もしくはやらないことを喜んでやるからです」。

 

ブライトバート社が進んで主流メディアを攻撃する点から、バノンの登用は、ヒラリー・クリントンに対して、彼女に対する攻撃を行うというメッセージを送ることになるとルワンドウスキーは指摘した。

 

トランプ選対は水曜日の朝、バノンは選対の運営責任者となると発表した。加えて、ヴェテランの世論調査専門家ケリアン・コンウェイを選挙運動責任者とするとも発表した。

 

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トランプが選対を修復(Trump overhauls campaign team

 

エリオット・スミロヴィッツ筆

2016年8月17日

『ザ・ヒル』誌

 

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/291678-trump-brings-in-breitbart-exec-in-campaign-shakeup

 

水曜日、ドナルド・トランプは選対の人事異動を行い、2名を最高幹部の地位に招聘した。

 

トランプは、ブライトバート・ニュース社会長スティーヴン・バノンを選対の委員筆頭に、共和党の世論調査専門家ケリアン・コンウェイを選対の選挙運動責任者に任命すると発表した。

 

トランプ選対は水曜日朝に人事異動に関する声明を発表した。この人事異動を最初に報道したのはウォールストリート・ジャーナル紙であった。

 

声明の中で、今回の人事異動は「トランプ氏の選挙運動にビジネスライクな手法を取り入れることを目的にしている」とし、選対委員長のポール・マナフォートは現在の地位に留まるだろうと述べている。

 

トランプはバノンとコンウェイを「大変に有能で、地位にふさわしい人たちだ。彼らは勝つことを愛し、勝ち方を知っている」と語った。

 

トランプは声明の中で次のように述べている。「私たちは政治の世界で最高の才能を選対に加えることが出来たと確信している。彼らは11月にヒラリー・クリントンを打ち倒すために必要な経験と専門性を持っている。また、私の“アメリカを再び偉大に”という私のメッセージと考えを共有している」。

 

トランプは続けて次のように述べている。「私は今回の選挙で勝利し、大統領になるために何でもやる覚悟だ。なぜなら、私たちの国は、財政、金融、国家安全保障を危険に晒した、破綻したオバマ・クリントン政策をこれからの4年間を続けるべきではないからだ」。

 

ポリティコ誌によると、バノンには選挙運動の経験はないが、これまでの数カ月、トランプ陣営の幹部たちに助言を与えていたということだ。

 

今回の人事異動はトランプにとって悪いニュースばかりが流れた後に行われた。トランプは、全国世論調査でも主要な激戦州での世論調査でもヒラリーに大きく水をあけられている。

 

トランプは、イラクで戦死したアメリカ軍将校の両親に対する攻撃、ヒラリーを対象とする「憲法修正第二項を支持する人々」発言、オバマ大統領がイスラム国の「創設者」だという発言によって、激しい批判を浴びている。

 

トランプ選対が苦戦していることで、共和党員がトランプを見離し、それが連邦上院議員や連邦下院議員の選挙にも悪影響を及ぼすのではないかという危惧がある。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)





 
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