古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:民主党

 古村治彦です。

 

 今年の秋に中間選挙(連邦下院全議席、連邦上院3分の1の議席の改選)を控えていますが、これが終われば、ちょっとしてから2020年の米大統領選挙へと進んでいきます。こうしてみると、アメリカはいつも選挙ばかりという感じがしてきます。ですから世論調査というものが意味を持ってくるのでしょう。しかし、精密な世論調査といっても限界が出てきます。

 

 トランプ大統領は歴代の大統領に比べて支持率自体の数字は低いですが、最近になって支持率が上昇しているということだそうです。特に共和党支持者の間での支持が高いということです。トランプ大統領は保護主義的な貿易政策を実施し、それに中国が対抗しようとしています。GDPの差で言えばアメリカが100とすると中国は60くらいですから、中国にとっては痛手となります。中国としてはEUやロシアとの提携を深めつつ対抗しようというところでしょうが、アメリカはEUとの間で自動車などの関税を上げないという約束をしましたので、なかなかうまくやっています。

 

 このような保護主義的な政策は本来民主党系が主張するところであり、トランプ当選の原動力となったラストベルト(工業地帯)の労働者の人々(労働組合参加を通じて元々は民主党支持だった人々)の支持を集める政策ということになります。

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 中間選挙も終わっていないのに、2020年の大統領選挙の話をすると鬼も呆れるとは思いますが、早速、大統領選挙の話が出ているようです。民主党はジョー・バイデン前副大統領の名前が出ています。世論調査の結果では、トランプと一対一で戦ったら7ポイント差でリードするという結果が出たそうです。しかし、アメリカ大統領選挙は各州の選挙人の取り合いなので単純な世論調査の結果では判断が難しいところです。15ポイントから20ポイントくらの大幅な差がない限りは、トランプが有利と見た方が堅実だと考えます。

 

 民主党側も問題を抱えており、2016年の大統領選挙での分裂がいまだに解決できていないようです。民主党の候補者となり本選挙で敗れたヒラリー・クリントンと争ったバーニー・サンダース連邦上院議員が存在感を増しています。ニューヨークでサンダースの選挙運動を手伝ったアレクサンドリア・オカシオ=コルテスという女性が10期連続で連邦下院議員に当選し、次はいよいよ下院議長ではないかと言われていた現職を予備選挙で破り、民主党の連邦下院議員選挙候補者になるという大番狂わせが起きました。

 

 トランプへの支持とサンダースとオカシオ=コルテスへの支持は、「現体制派に対する怒り」が根底にあるという点で共通しています。国内問題を解決せよ、腐れ切ったワシントンを掃除せよ、という人々の怒りが共和党、民主党それぞれの極端な部分への支持となり、体制派の旗色が悪くなっているのが現状と言えるでしょう。

 

 そして、これはアメリカ帝国の衰退、そしてもっと言えば資本主義の終焉に向けた動きということが言えるのかもしれません。

 

(貼り付けはじめ)

 

世論調査:2020年の仮定の選挙ではバイデンが7ポイントをリード(Biden tops Trump by 7 points in hypothetical 2020 matchup: poll

 

エミリー・バーンバウム筆

2018年8月1日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/399820-biden-tops-trump-by-7-points-in-hypothetical-2020-matchup-poll

 

『ポリティコ』誌とモーニング・コンサルタント社の共同世論調査によると、2020年の大統領選挙に関して本選挙の仮定の設定を行った場合、ジョー・バイデン前副大統領がトランプ大統領を7ポイント差でリードしているという結果が出た。

 

有権者登録をしている人の44%が次の大統領選挙ではバイデンが立候補するならばバイデンを支持するだろうと答えた。一方、37%がトランプの再選を支持すると答えた。

 

世論調査によると、有権者登録を行っている民主党支持者の間では、バイデンよりも今は無名な新たな候補者の方がトランプに対して優勢であるという結果が出ている。有権者登録を行っている民主党支持者の89%が自党の無名な新たな候補者を支持すると答え、80%がバイデンを支持すると答えた。

 

共和党支持者の78%がトランプの再選に投票するだろうと答えた。

 

バイデンはこれまで1998年と2008年の大統領選挙に出馬したが、両方ともにすぐに撤退する結果となった。バイデンは2020年の大統領選挙の有力候補と噂されている。6月の世論調査では、民主党支持者たちの間で最も高い支持を集めた。

 

トランプは6月にCBSニュースのジェフ・グロアのインタヴューを受けた際に、バイデンはトランプにとって「夢に見る」競争相手となるだろうと述べた。

 

トランプは次のように述べた。「私はバイデンについて夢を見る。確かに夢だった。いいかい、バイデンは3回も大統領選挙に出馬したんだ。それぞれで1%も支持を得られなかった。オバマ大統領がゴミの山からバイデンを引き出したんだ。オバマがやったことに国民全員が衝撃を受けた。私はバイデンが競争相手になったらいいのになと思っている」。

 

トランプとバイデンはここ数年の間に何度か言い争いとなった。トランプが女性に対して侮蔑的な発言を行った際、バイデンは「二人が高校生だったら彼をぶっ飛ばしているところだ」と述べた。

 

バイデンはこれまでに出馬をしないとは述べていないし、今年の年末までに有権者に出馬の有無を知らせることになるだろう。

 

『ポリティコ』誌とモーニング・コンサルタント社の共同世論調査によると、トランプ大統領の貿易政策に影響を受けるアメリカの農業に対して120億ドルの補助金を出すという計画に対して57%が支持すると答えた。共和党支持者の79%、民主党支持者の48%が支持すると答えた。

 

今回の世論調査は、7月26日から30日にかけて実施され、1993名が答えた。誤差は2ポイントである。

 

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●「トランプ氏支持率、最高の45% 共和党系の支持拡大=WSJ調査」

2018年7月23日 WSJ

https://jp.wsj.com/articles/SB12725973517339393911604584363582090165434

 

 ドナルド・トランプ米大統領はロシアのウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談後に厳しい批判にさらされたにもかかわらず、直近の世論調査で支持率がやや上昇した。トランプ氏の独特な政治スタイルはさまざまな物議を醸してきたが、今回の米ロ首脳会談を巡る批判も深刻なダメージとはなっていないようだ。

 

 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースの共同世論調査によると、トランプ大統領の支持率は45%。6月の調査から1ポイント上昇し、就任以来最も高くなった。調査が行われたのは、米ロ首脳会談前日に当たる15日からの4日間。トランプ氏は16日、プーチン大統領との共同記者会見で、2016年の米大統領選にロシアが介入したとする米情報機関の結論に疑義を唱えた。

 

 同調査では、共和党支持者の88%がトランプ氏を支持した。直近4人の歴代大統領のうち、就任2年目の7月時点で与党支持者の支持率がこれより高かったのは、同時多発テロ(01911日)後のジョージ・W・ブッシュ元大統領だけだ。

 

 11月の中間選挙後にどちらの党が議会を制するべきかとの質問については、民主党と答えた人の割合が約49%と、共和党の43%を6ポイント上回った。民主党優位の差は6月調査(10ポイント)や4月調査(7ポイント)から縮小した。

 

 登録有権者全体で見たトランプ氏の支持率は依然、同時期としては現代の歴代大統領の中で最低の部類に入り、同氏にとって危険信号は消えていない。

 

 有権者の約51%が米ロ両政府の関係を支持しない姿勢を示し、トランプ氏はプーチン氏に友好的過ぎると答えた人の割合も増えた。ロシアが16年の米大統領選に介入したと信じている人の割合は65%で、176月調査時点から8ポイント上昇した。          

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 最新の世論調査で、共和党が民主党を初めて逆転し、僅差ながらリードしているという結果が出たという記事をご紹介します。今年は秋に中間選挙といって、連邦下院の全議席、連邦上院の約3分の1の議席、各州の知事の選挙が行われます。大統領選挙と大統領選挙の間に行われるということで、中間選挙と呼ばれます。

 

 中間選挙では、これまで大統領を出している政党が議席を減らすということが通例でした。アメリカの有権者のバランス感覚が発揮されるのがその理由とされています。今年秋の中間選挙でもドナルド・トランプ大統領を出している共和党が議席を減らして、民主党が議席を増やすことが予想され、更に連邦上下両院で過半数を握るのかどうかということが焦点になっています。

 

 しかし、5月半ばの世論調査で共和党支持が民主党支持を上回ったという結果が出ました。これまで民主党が10ポイントの差をつけてリードしていたのですが、その差が縮まり、逆転したというのは、有利であるはずの民主党に勢いがなく、不利である共和党に勢いが出ているということになります。

 

 トランプ大統領の保護主義的な貿易政策は本来であれば民主党が主張するものです。しかし、トランプ大統領がそのお株を奪って実行したことで、「もともと民主党支持者で労働組合にも入っていたような白人労働者が、民主党に幻滅してトランプ支持者になった」人々の支持を集めているようです。

 

 共和党の連邦議会指導部も現状ではトランプ大統領に反対ばかりをする訳にもいかないということになっています。

 

 トランプ大統領就任後には1年もたないのではないか、中間選挙で共和党がボロボロに大敗して力を失うのではないかと言われてきましたが、なかなかどうしてうまくやっているということになります。

 

(貼り付けはじめ)

 

ロイター通信の世論調査で、一般投票に関して、共和党が初めてリードを奪う(Reuters poll shows Republicans leading generic ballot for first time

 

ブレット・サミュエルズ筆

2018年5月22日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/388832-reuters-poll-shows-republicans-leading-generic-ballot-for-first-time

 

ロイター通信の最新の世論調査によると、有権者登録をしている人々に対する調査で、中間選挙が予定されている今年になって、共和党が初めて民主党を僅差ではあるがリードするという結果が出た。

 

有権者登録をしている人々のうち、38.1%の人々が今日中間選挙の投票が行われるならば共和党の候補者に投票すると答えた。一方、37%の人々が民主党に投票すると答えた。

 

15.4%の人々がどちらの党の候補者を選ぶか分からないと答えた。

 

世論調査は5月17日に、1338名の有権者登録済の人々に対して実施された。

 

その他の世論調査では、5月の第3週の段階で、共和党が民主党を約6ポイント引き離しているという結果が出た。第2週に比べて、9ポイントの逆転が起きたということになる。第2週の段階では、民主党が3ポイント引き離していた。

 

こうした結果は以前に行われた世論調査の結果とは明確な対照を見せている。4月末の段階では民主党が10ポイントもリードしていた。

 

ロイター通信による最新の世論調査は、共和党が一般投票で差を詰める局面になっていることを示している。今月初めのCNNの世論調査では、民主党が共和党に対して3ポイントのリードをしていたが、これは誤差の範囲内ということになる。

 

共和党は公式に、11月の中間選挙では連邦議会の議席を複数失う予測を立てていると発表している。中間選挙では与党になっている政党は議席を失うのが通例だ。

 

民主党が連邦下院の過半数を握るためには23の共和党の議席を奪取する必要がある。

 

民主党が連邦上院の過半数を握るのは3議席を共和党から奪取しなければならないが、それに加えて、落としそうな議席を全部確保することも必要となる。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)


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今の巨大中国は日本が作った


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真実の西郷隆盛
 

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迫りくる大暴落と戦争〝刺激〟経済
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 古村治彦です。

 

 ジュリアン・カストロ、ホアキン・カストロの双子の政治家についてはこのブログでも何回かご紹介しました。

 

 もう一度簡単にご紹介しますと、2人は1974年生まれ、テキサス州でシングルマザーに育てられ、共にスタンフォード大学に進学し、その後、ハーヴァード大学法科大学院に進みました。シングルマザー、名門大学、ハーヴァード大学、民主党というのはバラク・オバマ前大統領(オバマ大統領はニューヨークのコロンビア大学)と同じです。

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ジュリアン・カストロとバラク・オバマ
 

 ホアキン・カストロはテキサス州選出の連邦下院議員を務めています。また、連邦下院の米日議連の民主党側代表を務め、訪日し、安倍晋三主塔とも会談を行いました。ジュリアンはテキサス州サンアントニオ市長を務め、オバマ政権第二期に30代の若さで住宅・都市開発庁長官に抜擢されました。2016年のアメリカ大統領選挙ではヒラリー・クリントンの副大統領候補としても名前が出ました。
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ホアキン・カストロと安倍晋三首相

 2人は民主党の中でも若手の有望株と見られています。共和党が強いテキサス州を地盤にしているということからも、民主党内部では認められています。中でもジュリアン・カストロは2020年の大統領選挙出馬を狙っているようです。そのために地盤固めを行おうとしているようです。

 

 今回ご紹介した記事は、ジュリアン・カステロがテキサス州と同じく共和党が強いアリゾナ州で連邦上院議員の1議席(各州2議席が配分)、知事、大統領選挙で民主党が勝つとツイートしたということを紹介しています。アリゾナ州では連邦上院議員は2人とも共和党所属ですが、1人は今期限りで引退、もう1人は病気療養中です。

 

 ジュリアン・カストロはこうした状況でアリゾナ州で民主党が勢力を伸ばすことが出来ると述べています。彼は苗字が示す通り、アメリカで人口に占める割合を増加させているヒスパニック系です。ヒスパニック系はアリゾナ州、テキサス州、ニューメキシコ州、カリフォルニア州、フロリダ州で人口の割合を増加させています。こうしたヒスパニック系の人々を動員できれば選挙に勝利することが出来ます。また、バラク・オバマ前大統領の支援を受けることが出来れば大きな力となります。

 

 2020年のアメリカ大統領選挙に向けて、民主党の若手政治家たちが動き始めています。来年にはアメリカ大統領選挙が始動します。これからアメリカ政治にますます注目が集まっていきます。

 

 

(貼り付け終わり)

 

ジュリアン・カストロが「民主党はアリゾナ州で連邦上院議員の議席を獲得し、大統領選挙でも勝利するだろう」と予測(Julian Castro predicts Dems will win Arizona Senate and presidential races

 

ジョン・バウデン筆

2018年4月25日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/384768-julian-castro-predicts-dems-will-win-arizona-senate-and-presidential-races

 

オバマ前政権の住宅・都市開発長官を務めたジュリアン・カストロは水曜日、2020年までにアリゾナ州で「少なくとも1つ」の連邦上院議員の議席(各州に2議席ずつ配分)を民主党が獲得し、2020年のアメリカ大統領選挙では民主党がアリゾナ州で勝利を収めるだろうと推測した。

 

テキサス州サンアントニオの元市長ジュリアン・カストロはツイートの中で、民主党は、アリゾナ州のような伝統的に共和党が強い州(レッド・ステイト)で勝利を収めるための「青写真」を持っていると述べた。2016年のアメリカ大統領選挙では、トランプ大統領、民主党の候補者ヒラリー・クリントンに3.5ポイントの差をつけてアリゾナ州で勝利した。

 

カストロはツイートの中で「アリゾナ州で民主党が連邦上院議員の議席を少なくとも1議席獲得し、来年1月の知事選挙で勝利を収める可能性も高い。2020年のアメリカ大統領でも民主党が勝利するだろう」と書いている。

 

アリゾナ州の連邦上院議員の議席2議席のうち、既に引退を表明しているジェフ・フレイク(共和党)の議席は11月に争われることになる。ジョン・マケイン(共和党)は近く引退を表明することになるだろう。マケインは現在病気療養中であるが、引退する計画はないと発表する。

 

ジュリアン・カストロはオバマ政権で住宅・都市開発長官を務めた。カストロは2020年のアメリカ大統領選挙の出馬の可能性を探っていると考えられている。

 

今年2月、NBCニュースは、カストロがニューハンプシャー州ヤング・デモクラッツ会議に出席すると報じた。このイヴェントは大統領予備選挙で重要な役割を果たすニューハンプシャー州で開催されるもので、43歳のジュリアン・カストロの大統領選挙出馬に向けた野心を示すものだ。ジュリアン・カストロは民主党の若手スターとして認識されている。

 

ジュリアンの双子の兄弟ホアキン・カストロはテキサス州選出の連邦下院議員は、昨年テキサス州知事に出馬するように積極的に求められた。これはジュリアン・カストロの大統領選挙出馬に向けた動きのために頓挫した、と『ポリティコ』誌は報じた。

 

ホアキン・カストロは今年の秋に再選を目指すと発表した。ホアキン・カストロは共和党の元連邦下院議員フランシスコ・“クイコ”・カンセコの挑戦を受ける。

 

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(終わり)

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今の巨大中国は日本が作った

※私の仲間である石井利明さんのデビュー作『福澤諭吉フリーメイソン論』が2018年4月16日に刊行されました。大変充実した内容になっています。よろしくお願いいたします。

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(仮)福澤諭吉 フリーメイソン論

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 古村治彦です。

 

 民主党の大統領選挙候補者について何人かご紹介しましたが、今回は、ジュリアン・カストロが出馬に関心を持っているという発言を行いました。ニューハンプシャー州で開催される民主党系団体主催のイヴェントで演説を行う予定になっていて、そのイヴェントへの関心が高まっているそうです。会場をいつもよりも大きな場所にし、入場料も高騰しているそうです。カストロに対する期待の表れと言えるでしょう。しかし、入場料が2500ドルというのはいくらなんでもひどいです。普通の有権者が入れない、そうするとエリート、エスタブリッシュメント派よりだとして攻撃されてしまいます。

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左がホアキン・カストロ連邦下院議員、右がジュリアン・カストロ 

ジュリアン・カストロは民主党若手有望株です。1974年生まれですから今年で43歳になります。双子の兄弟がホアキン・カストロ連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)です。ホアキンは米日友好議連の民主党側委員長として何度も来日しています。二人ともスタンフォード大学に進学し、卒業後は、ハーヴァード大学法科大学院に進み弁護士資格を取得しています。エリート兄弟ということになります。

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ホアキン・カストロ議員と安倍晋三首相
 

 ジュリアンはテキサス州サンアントニオ市の市長を務め、その後、オバマ政権の第2期目では39歳で住宅都市開発省長官に抜擢されました。2016年のアメリカ大統領選挙ではヒラリー・クリントンの副大統領候補として名前が挙がりましたが、実際には選ばれませんでした。カストロ兄弟は民主党若手有望株として期待されています。

 

 カストロ兄弟はアメリカで人口増加が著しいヒスパニック系であり、大統領選挙ではいつも激戦となり、大統領選挙の勝敗の影響を与えるテキサス州を地盤にしているということもあって、民主党にとっては有力な持ち駒ということになります。まだ40代ですから、これからチャンスは3回、もしくは4回あります。

 

 民主党に関しては、党内分裂も激しいですが、有力政治家の高齢化も問題になっています。2020年の大統領選挙の候補者として、ジョー・バイデン前副大統領(デラウェア州が地盤)、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出)、エリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出)、ジョン・ケリー前国務長官(マサチューセッツ州が地盤)といった70歳を超えているような人たちの名前が出ているようでは厳しいです。

 

 若手と言えば、カマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出)、カーステン・ギリブランド連邦上院議員(ニューヨーク州選出)、ティム・ライアン連邦下院議員(オハイオ州選出)ジュリアン・カストロ(テキサス州が地盤)、ホアキン・カストロ連邦下院議員(テキサス州選出)が40代、ジョセフ・ケネディ連邦下院議員(マサチューセッツ州選出)が30代となっています。これらの民主党若手有望株についてはこのブログでも既にご紹介しています。下のタグ「民主党」を押していただけると、アメリカの民主党に関連した記事が出てきますので、その中にあります。

 

 2020年の大統領選挙には民主党の予備選挙で若手有望株も出てくるでしょうから、2016年の時のような、ヒラリー一択という一種の閉塞感はないだろうと思います。

 

(貼り付けはじめ)

 

ジュリアン・カストロ:「2020年の大統領選挙出馬について大いに関心を持っている」(Julián Castro: 'I have every interest in running' for president in 2020

 

ルイズ・サンチェス筆

2018年2月6日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/372523-julian-castro-i-have-every-interest-in-running-for-president-in-2020

 

元サンアントニオ市長でオバマ政権では住宅都市開発省長官を務めたジュリアン・カステロが「2020年の大統領選挙への出馬について大いに関心を持っている」と発言した。

 

カストロは来週金曜日に「ニューハンプシャー州ヤング・デモクラッツ・グラナイト・スレイト・アワード」で冒頭の演説を行う予定になっている。この演説が2020年の大統領選挙に向けた最初の動きとなる。ニューハンプシャー州はアメリカ国内で最初に大統領選挙予備選挙が行われる州で、大統領選挙出馬を考えている候補者たちにとっては重要なテストの場所となっている。

 

カストロはNBCニュースの取材に対して次のように語った。「私は大統領選挙出馬について大いに関心を持っている。私が出馬するかどうかを決断する過程の一部として、仲間や友人たちの意見を聞き、有権者の熱意を感じるということがある」。

 

「ヤング・デモクラッツ」主催のイヴェントにはいつも100名ほどが出席する。しかし、今年は関心が高まり、開催場所も広い会場に変更になっている。チケット代は30ドルから2500ドルに急騰した。

 

カストロは2016年のアメリカ大統領選挙でヒラリー・クリントンの副大統領候補となる可能性もあった人物だ、彼は自身の政治的な野心を隠そうとしたことはこれまでない。

 

カストロが初めて政治の世界に足を踏み入れたのは2001年のことだった。26歳の時にテキサス州サンアントニオ市の市議会議員に当選したのだ。昨年、カストロは自身の政治活動委員会(PAC、政治資金管理団体)を設立し、大統領選挙への出馬があるのではないかと人々の関心をひいてきた。

 

オバマ政権での閣僚期間終了後、カストロは住宅都市開発省長官に就任した際に中断した自伝の執筆を再開した。自伝は2018年中に出版される予定だ。カストロは現在、テキサス大学リンドン・B・ジョンソン記念公共問題大学院で教鞭を執っている。

 

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 古村治彦です。

 

 2004年の米大統領選挙で民主党候補者となり、バラク・オバマ前大統領の2期目で国務長官を務めたジョン・ケリーが2020年の大統領選挙に出馬する可能性を示唆したということです。

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ジョン・ケリー
 

 ジョン・ケリーがどうしてパレスチナ自治政府の高官たちと会ったのかということが気になります。そして、パレスチナ自治政府の高官たちに大統領選挙に出馬する可能性について言及するだろうかということも気になります。このような大事なことを外国人に言うのだろうかという疑問が出てきます。

 

 また、トランプ大統領が進める中東政策やイスラエル政策を邪魔するようなことを国務長官経験者のジョン・ケリーがいうのだろうかということも疑問です。

 

 しかし、私はジョン・ケリーが2020年の大統領選挙に出るのはアリだと思います。民主党の分裂が深まっている現在、バーニー・サンダースでは主流派が動かないし、ヒラリーに近いとみなされる人物もまた厳しいとなると、ジョン・ケリーくらいがちょうどよいのではないかと考えます。彼はマサチューセッツ州選出の連邦上院議員でした。今回の一般居所演説の反対演説を行ったのがジョセフ・ケネディ連邦下院議員でした。

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ジョセフ・ケネディ
 

 2020年の大統領選挙で民主党は内部の亀裂を修復しながら戦わねばなりません。そうなると、厳しい戦いになると思いますが、修復と票の獲得を両立できる人物はジョン・ケリーだと私は考えます。そして、マサチューセッツ州を地盤とするケネディ家のジョセフ、もしくは他のケネディ家の人物を2024年で勝利させるための地ならしをジョン・ケリーがするのではないかと考えます。

 

 どうなるかは分かりませんが、ジョン・ケリーは有力な候補者だと私は考えます。

 

(貼り付けはじめ)

 

ジョン・ケリーが2020年の大統領選挙出馬を検討中(John Kerry considering presidential run in 2020: report

 

ジョン・ボウデン筆

2018年1月24日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/370629-john-kerry-considering-presidential-run-in-2020-report

 

イスラエル紙『マアリヴ』が報じた記事によると、ジョン・ケリー前国務長官はトランプ大統領を倒すために、2020年の大統領選挙への出馬を考慮しているということだ。出馬すると、ケリーにとっては2度目の出馬となる。

 

記事によると、ケリーはパレスチナ自治政府の高官たちに対して、2020年の大統領選挙出馬を真剣に検討中だと語り、水曜日のパレスチナ側との会話の中で、トランプは再選されないだろうと強い言葉で示唆した、ということだ。

 

ケリーは、パレスチナ自治政府議長マフムード・アッバスの側近に対して「持ちこたえて、強くいて欲しい」と述べた。「アッバス議長は自分の信念をしっかり持って、しばらく時間を稼ぐようにすべきだ。アッバス氏はトランプ大統領の要求を断るべきでもないし、譲歩すべきでもない」とも述べた。

 

ケリー前国務長官は、イスラエル政府とパレスチナ自治政府との間の和平計画の交渉を促進させるためのトランプ政権の継続的な努力についても発言した。12月にトランプ大統領がイェルサレムをイスラエルの首都として公認したことを受けて、アッバス議長がパレスチナ側の計画を提案するように促した。

 

ケリーは「今こそパレスチナ側が和平における諸原理と建設的な計画を定める時であろう」と発言した。

 

ケリーは2004年の大統領選挙に出馬し、再選のために出馬したジョージ・W・ブッシュ元大統領と争った。ケリーは251名の選挙人を獲得したが、286名を獲得したブッシュに敗れた。ケリーはその後、ブッシュの後任の大統領となったバラク・オバマ前大統領の最後の国務長官を務めた。

 

2017年12月、ケリーは2016年の大統領選挙に出馬することを検討したが、取りやめたことを認めた。

 

マサチューセッツ州選出の連邦上院議員を務めたケリーは、『ボストン・グローブ』紙のインタヴューに対して、「ほんの少しの間だったが、出馬するという考えが私の頭の中をよぎった。本当のことだ」と語った。

 

「しかし、複数の理由から私は出馬するという考えを振り捨てた。この決断は良かったと思っている。正しかったと思う。私は出馬について真剣に考えてはいなかった」とケリーは語った。

 

(貼り付け終わり)

 

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