古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、以下のアドレスをご覧ください。http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/goaisatsu.html 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:民主党全国委員会

 古村治彦です。

 

 昨年の大統領選挙で民主党は負けるべくして負けた、ということを暴露した民主党全国委員会前暫定委員長ドナ・ブラジルですが、さらにメディアに出て、ヒラリー選対に対する攻撃を強めています。ヒラリー選対のスタッフだった94名が公開書簡で、ブラジルを批判したことに対して、テレビ番組のインタヴューで、彼らに対して「地獄に落ちろ」と言い、「カルト集団のようであった」と発言しています。

 

 ブラジルは、民主党の大統領選挙予備選挙がヒラリーに有利になるように捻じ曲げられていたわけではない、民主党全国委員会が独自に行動することが出来ないように、ヒラリー選対、ヒラリーの資金集め団体との間で合意がなされていたと述べています。ブラジルは、ヒラリーを批判しているわけではない、ということを述べています。

 

 しかし、ブラジルの前任の民主党全国委員会委員長だったデビー・ワッサーマン=シュルツやスタッフが、「ヒラリーを勝たせるためにはどうしたらよいか」ということを話し合うためにEメールをやり取りしていたことは暴露されていますから、民主党全国委員会がヒラリー贔屓をしていたことは明らかです。

 

 ブラジルの発言から見て、ヒラリー選対に関しては、ヒラリー本人の問題もさることながら、選対に集まった幹部たちの傲慢ぶりが相当問題になっていたのだろうと思います。現在の日本の状況にも似ています。自分たちが強いと考えて、周囲を威圧する、やりたいようにやる、というのは安倍晋三首相と側近たちのやり方と同じです。そして、周囲がその威圧に恐れをなして、忖度を始める、というところまでそっくりなのだろうと思います。

 

 しかし、傲慢さはいつか敗北を招き入れます。ヒラリーもそうでしたが、安倍首相も最後の大事な場面で敗北し、99勝しながら最後の1敗のためにすべてを失う、と状況になるのではないかと思います。

 

(貼り付けはじめ)

 

ブラジルから批判者たちに対して:「地獄に落ちろ」(Brazile to critics: 'Go to hell'

 

マロリー・シェルボーン筆

2017年11月5日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/358823-brazile-to-critics-go-to-hell

 

民主党全国委員会(DNC)前暫定委員長ドナ・ブラジルは、彼女が民主党全国委員長だった時代に見つけた諸問題について沈黙を守るように求めた人々に対して次のように語った。「地獄に落ちろ」。

 

ブラジルは、ABCの「ディス・ウィーク」に出演し、司会者ジョージ・ステファノポロスに対して次のように語った。「ジョージ、私に黙っていろと言っている人間たちは、数か月前に、ヒラリーに黙っていろと言ったんです。あの人たちに言いたいことがあるかですって?地獄に落ちろ、よ。私は自分の話をこれからもしていきます」。

 

ブラジルは、ヒラリー・クリントン選対、民主党全国委員会、ヒラリーの資金集め委員会連合である「ヒラリー・フォ・アメリカ(HFA)」との間の合意について、著書の中で書き、それからの引用が記事となり、合意内容が紹介された。ブラジルは、ヒラリー選対が「民主党の財政、戦略、集めた資金すべてをコントロール」するようになったと主張している。ブラジルは、合意が署名されたのが2015年8月であったと述べている。これはヒラリーが民主党の大統領選挙候補指名を受けるほぼ1年前のことだった。ブラジルは記事が出た後、テレビ番組に出演し発言を行った。

 

ブラジルは、ヒラリー選対とヒラリーの資金集め委員会連合であるHFAについて次のように書いている。「HFAと財政的な合意は違法ではなかったが、非倫理的だと思われる」。

 

ブラジルの暴露は、民主党内部に混乱を引き起こした。そして、論争を引き起こす諸問題を再燃刺させた。昨年の民主党予備選挙ではヒラリー・クリントンとバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、民主党)との間で戦われたが、その公平性について疑問が出ていた。

 

日曜日のテレビ出演の中で、ブラジルはどうして自分が沈黙を保ったままでストーリーを語らないほうが良かったと言われねばならないのか、と反論した。

 

「私はヒラリーに雇用されているわけではないのよ、ジョージ。私は自分の国アメリカのことを心配しています。民主政治体制について心配しています。私は“地獄に落ちろ”と言いますよ。それは、私のストーリーを語れるのは私しかいないのだから」とブラジルは語った。

 

ヒラリー選対のスタッフだった人々はブラジルの暴露に対して反撃し、「私たちは、ブラジルが著書の中で描いた選対の様子が自分たちの選対の様子であることを認識していない」と述べている。

 

=====

 

ブラジル:ヒラリー選対は「カルト集団」だった(Brazile: Clinton campaign was a 'cult'

 

レベッカ・サヴランスキー筆

2017年11月8日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/news/359367-brazile-clinton-campaign-was-a-cult

 

民主党全国委員会(DNC)前暫定委員長ドナ・ブラジルは新しいインタヴューの中で、2016年の大統領選挙のヒラリー・クリントン選対は「カルト集団」のようだったと述べた。

 

ドナ・ブラジルは水曜日にMSNBCの「モーニング・ジョー」に出演した。司会者ジョー・スカーボローは、2016年の大統領選挙でドナルド・トランプが勝利を収めた理由として、ヒラリー選対が間違いを犯したこと、ジェイムズ・コミーFBI前長官、ロシアからの影響を挙げた。

 

スカーボローは、「これらの理由が全てあっても、接戦にすらならずにヒラリーが勝利するはずであったと思います」と述べた。

 

そして、スカーボローは次のように質問した。「ヒラリーたちはどうして負けたのでしょうね?結局のところ、傲慢だったということなのかでしょうか?」。

 

ブラジルは次のように述べた。「ヒラリー選対はカルト集団だったんです。カルト集団のように感じました。彼らの中に入っていくことはできませんでした」。

 

ブラジルは自分のことを「草の根のオーガナイザー」であると述べた。

 

「私は、人々が生活し、働き、楽しみ、祈る場所に入っていく方法を知っています」とブラジルは述べた。

 

「私自身に資金と人材を持たなければ、候補者を助けることはできません。党が集めた資金と人材を使うことが出来なければ何も出来ません」とブラジルは続けて述べた。

 

今月に入って受けた別のインタヴューの中で、ブラジルは、2016年の大統領選挙の民主党予備選挙が捻じ曲げられていたことを示す「証拠は見つけられなかった」と述べた。

 

「私が見つけることが出来たと述べたのは、民主党全国委員会が自分たちの作戦を実行することを妨げる内容のメモでした。癌だけど致命的なものではないでした」とブラジルは述べた。

 

ブラジルの著作からの引用が記事として紹介されて以降、ブラジルのメディア出演と過激な発言が続いている。ブラジルは著書の中で、ヒラリー選対、民主党全国委員会、ヒラリーの資金集め委員会連合の間で、選対が「民主党の財政、戦略、集めた資金すべてをコントロールする」という合意が成立し、その内容を記したメモを発見した、と書いている。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)





野望の中国近現代史
オーヴィル・シェル
ビジネス社
2014-05-23


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

 古村治彦です。

 

 前回、掲載した民主党全国委員会暫定委員長を務めたドナ・ブラジルの最新刊に関する報道が続いているようです。今度は『ワシントン・ポスト』紙が発売前の本を手に入れ、記事にしています。

 

 本の中で、ブラジルは民主党全国委員会委員長の権限として、大統領候補をヒラリー・クリントンからジョー・バイデンに交代させることを考慮したと書いているということです。その理由として、ヒラリーは熱意を持っていたが、選対幹部に熱意はなかった、また、ヒラリー選対の幹部たちが自分(ブラジル)を奴隷のように扱い、敬意を払わなかったということを挙げています。

donnabrazile005

ドナ・ブラジル 

 ブラジルは、ヒラリー・クリントン勝利のために民主党予備選挙を捻じ曲げたデビー・ワッサーマン=シュルツの後任として暫定委員長となりました。ブラジルは民主党全国委員会について調査をし、ヒラリー・クリントンが有利になるようにしていた証拠を発見し、また、ヒラリー選対からは奴隷のように扱われたということを暴露しています。また、ヒラリーでは労働者階級から投票を期待できない(民主党の本来の支持基盤であるはずなのに)、ということをブラジルが認識していたということも分かりました。

whippinggirl001

 

 私は民主党内部がここまでボロボロで、ヒラリー選対がそこまで腐っていたのかということに今更ながらに驚きを隠せません。ブラジルという人物は立派な人で、立派な民主党員であるのに、敬意も払わらずに、傲慢であったということは問題ですし、ヒラリー選対が口では綺麗ごとを述べながら、一番身近な黒人女性であるブラジルに「自分を鞭で打たれる奴隷少女のように扱うな」と言わせてしまうところに馬鹿らしい矛盾があり、ヒラリー陣営は敗れるべくして敗れたのだということが改めて明らかになりました。

 

 ブラジルはヒラリーに対して、というよりも選対幹部たちに対して批判的です。彼らはアメリカの一流大学を卒業した、若くて優秀な人々でした。しかし、彼らは選挙において必要な熱意や人間を遇する方法を知らなかったためにヒラリー落選という結果をもたらしてしまいました。

hillaryclintoncampaignstaffers001

ヒラリー選対 

 私はデイヴィッド・ハルバースタムの名著『ベスト・アンド・ブライテスト』を思い出します。この本は、アメリカ最高の頭脳がアメリカ政府に結集しながら、ヴェトナム戦争でアメリカは敗れてしまう、という内容です。エリートが陥りやすい落とし穴というものがあり、本来は労働者やマイノリティのために戦うべき民主党が、エリートたちのための党になってしまい、それが民主党の、ヒラリーの敗北をもたらしたということなのだろうと思います。ここから民主党が持ち直すには原点回帰ということしかないのだろうと思いますが、それが最も困難なことであろうと思います。

 

(貼り付けはじめ)

 

ブラジルは、「2016年の大統領選挙候補者をヒラリー・クリントンからジョー・バイデンに交代することを考えた」と語る(Brazile says she considered swapping Clinton for Biden as 2016 nominee

 

マックス・グリーンウッド筆

2017年11月4日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/358775-brazile-says-she-considered-swapping-clinton-for-biden-as-2016-nominee

 

民主党全国委員会(DNC)暫定委員長を務めたドナ・ブラジルは、2016年の民主党の大統領選挙候補者指名を受けたヒラリー・クリントンの指名を取り下げ、ヒラリーの代わりに当時のジョー・バイデン副大統領を指名することを熟考したと発言した。

 

『ワシントン・ポスト』紙が土曜日に今度刊行されるブラジルの最新刊の一部について報道した。この記事の中で、ブラジルは著書で、民主党全国委員会暫定委員長の権限を行使して、労働者階級を熱狂させることができる候補者たち(大統領候補と副大統領候補)を立てることを考えた、と述懐していると報じられた。

 

ワシントン・ポスト紙によると、ブラジルが考えた大統領選挙候補者はバイデンで、副大統領候補はコーリー・ブッカー上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)であったということだ。

 

しかし、最終的にブラジルはこのような変更をしないと決断した。それは、ブラジルが、二大政党で初めての大統領選挙候補者の選挙運動をひっくり返すことなどできないと考えたからだと語っている。

 

「私はヒラリーについて、そして彼女を誇りに思い、熱狂しているアメリカの女性全てについて思いをはせた。この人たちのためにそんなことはできなかった」とブラジルは著書の中で書いている。

 

ブラジルの回顧録『切り刻まれた傷:ドナルド・トランプをホワイトハウスに導いた割込みと崩壊のインサイドストーリー(Hacks: The Inside Story of the Break-ins and Breakdowns that Put Donald Trump in the White House)』は11月7日に発売される。この本の中で、ヒラリー選対は、ヒラリー・クリントン元国務長官を大統領に当選させるために必要な熱意に欠けていた、とブラジルは書いている。

 

ヒラリー・クリントン選対の上級幹部たちはブラジルに尊敬の態度を示さなかった、また、有権者の動員を促進するための必要な資金を民主党に供給することを拒否した、と民主党に長年属しているヴェテランのストラティジストであるとブラジルは述懐している。

 

ブラジルはヒラリーに対しておおむね好意的に書いている。しかし、ブラジルは、ヒラリー・クリントン選対は、ヒラリーを当選させようとする熱意に欠け、ヒラリーを落選に導いた数多くの間違いを犯した、と書いている。ブラジルは、ヒラリー・クリントン選対のニューヨーク市ブルックリンに構えた本部を「人が亡くなっていく」病院のようだ、と考えていた、とワシントン・ポスト紙は報じている。

 

======

 

ブラジルは、ヒラリー・クリントン選対が自分のことを「鞭を打たれる奴隷の少女」のように扱ったと批判(Brazile hit Clinton campaign for treating her like a ‘whipping girl’

 

マックス・グリーンウッド筆

2017年11月4日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/358777-brazile-hit-clinton-campaign-for-treating-her-like-a-whipping-girl

 

民主党全国委員会暫定委員長(DNC)を務めたドナ・ブラジルは、ヒラリー・クリントン選対の幹部たちから奴隷のように扱われ、それに対して、あなたたちの「鞭を打たれれる奴隷の少女」のように扱われるためにここにいるのではない、と語ったと著書の中で書いている。

 

「ワシントン・ポスト」紙は土曜日、ブラジルの最新刊『切り刻まれた傷:ドナルド・トランプをホワイトハウスに導いた割込みと崩壊のインサイドストーリー(Hacks: The Inside Story of the Break-ins and Breakdowns that Put Donald Trump in the White House)』からの引用を記事にして報じた。ワシントン・ポスト紙は発売前の本を手に入れたということだ。

 

回顧録の中で、ブラジルは、ヒラリー・クリントン選対の幹部チャーリー・ベイカー、マーロン・マーシャル、デニス・チェンとのやり取りを書いている。ブラジルは、ドラマ映画「それでも夜は明ける(12 Years a Slave)」に出てきた奴隷の少女のように扱われた、と述べている。

 

ブラジルは、「それでも夜は明ける(12 Years a Slave)」でルピタ・ニョンゴが演じたパッツィーを自分になぞらえた。そして、ヒラリー選対の幹部たちに対して次のように言ったと書いている。「私は“奴隷のパッツィー”ではないのよ。あなたたちは私を鞭打ち続けている。それに対して、出すと約束している資金を出さないし、私に仕事をさせない。私は、鞭を打たれる奴隷少女になるつもりはないの!」と言ったと書いている。

 

ワシントン・ポスト紙によると、ブラジルは著書の中で、ヒラリー・クリントンが意欲のある候補者であったが、ヒラリー選対には彼女を当選させるための必要な熱意と気持ちに欠けていたと書いている。

 

ブラジルは、ヒラリー選対が民主党全国委員会の行う有権者動員策に対する資金を提供せず、自分のことを尊敬もって扱わなかったと書いている。

 

ブラジルは著書の中で、彼女は怒りを感じながら、ヒラリー選対の幹部たちに対して、民主党全国委員会委員長の権限として、必要と感じたら候補者を後退させることもできるのだと述べたと書いている。ある時点で、ブラジルはヒラリー・クリントンと副大統領候補ティム・ケイン連邦上院議員(ヴァージニア州選出、民主党)を、ジョー・バイデン副大統領(当時)とコーリー・ブッカー連邦上院議員(ニュージャージー州選出、民主党)に交代させることを考慮したと書いている。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)








このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

 古村治彦です。

 

 今回は、昨年の米大統領選挙で民主党の候補者であったヒラリー・クリントンについての記事をご紹介します。

 

 ヒラリーは昨年の敗北以降、少しずつ表舞台に姿を現すようになっているようです。そして、ドナルド・トランプ大統領に反対する発言や、大統領選挙の敗北を民主党全国委員会やジェイムズ・コミー前FBI長官に責任だという趣旨の発言を繰り返しています。彼女の批判は間接的にバラク・オバマ前大統領にまで及んでいるようです。

 

 こうしたヒラリーの行動に辟易している民主党関係者が多くいることが分かります。民主党は2018年の中間選挙(連邦下院議員全員と連邦上院議員の3分の1の選挙)での勝利を目指して体勢を立て直そうとしています。

 

 そうした中で、ヒラリーだけがいつまでも過去にこだわり、敗北を自分の力不足ではなく、他人や組織の責任にしている、ということが、民主党関係者や支持者たちを呆れさせている、ということです。

 

 ヒラリーからしてみれば、横綱相撲で勝利できるはずだった大統領選挙で敗北してしまったということで未練が残っているでしょうし、誰かの責任にしたくなるでしょう。人情としては理解できます。しかし、政治家として連邦上院議員、国務長官まで務めた人物ならば、民主党の大物として、民主党の利益となるような動きをすべきということになります。

 

 アメリカの有権者からすれば、潔くない敗北者となったヒラリーを見て、「だから落選させて良かったんだ、こんな人物はアメリカ大統領に相応しくない」ということになるでしょう。

 

 どんな人物も引き際は難しいものです。潔くということはなかなかできないものです。ヒラリーを他山の石としたいものです。

 

(貼りつけはじめ)

 

民主党関係者はヒラリー・クリントンに対して表舞台から退場して欲しいと望んでいる(Dems want Hillary Clinton to leave spotlight

 

エイミー・パーネス筆

2017年6月4日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/336172-dems-want-hillary-clinton-to-leave-spotlight

 

民主党関係者は、オバマ前大統領を見習って、スポットライトを浴びる場所から出ていってほしいと語っている。

 

民主党関係者は、昨年11月の予想だにしなかった敗北について説明をしてきた。ヒラリーは公の場で一連の発言を行い、その中で民主党全国委員会に敗北の責任があると述べてきた。これはオバマに対しても批判的になっているということでもある。こうした発言は民主党にとってマイナスになっており、ヒラリーを惨めな姿にしてしまっている。

 

本誌は20名ほどの民主党関係者たちにヒラリーの一連の発言について取材をした。取材した中には、ヒラリーの支持者や側近たちも含まれている。

 

彼らは一様に大統領選挙で起きたことを説明することはヒラリーにとっては必要な事なのだろうという理解を示し、ヒラリーのジェイムズ・コミーFBI前長官のヒラリーの私的Eメールサーヴァー使用についての取り扱いに怒りを持っているであろうと考えている。

 

 

しかし、彼らはまた、ヒラリーが全国行脚をして批判を公にしていることについては方法に再考の余地があると考えている。

 

水曜日にカリフォルニア州で開催されたレコーデ会議でのヒラリーの演説を聞いたある側近は次のように首をかしげながら語った。「うーん、彼女はいったい何をしているんでしょうね?彼女はいまだに怒り狂っているんですよ。私たちも怒り狂っています。選挙は彼女から盗まれたんですよ。彼女もそう思っています」。

 

この人物は続けて次のように語った。「しかし、公の場に繰り返し出てきて、選挙についてうだうだ言うというのはどうでしょう?民主党全国委員会を非難するのもどうでしょうね?アメリカのためにはなっていませんよね。彼女のためにもなっていないと思うんですよ」。

 

オバマの側近だったある人物たちはヒラリーの戦略について一様に首をかしげている。

 

レコーデ会議の席上、ヒラリーは、「自分はオバマ大統領が8年間率いた“破綻した”民主党から何も助けてもらえなかった」と述べた。

 

オバマの上級顧問だった人物は次のように語っている。「2016年に起きたことに怒りを持つ人々の運動の指導者になろうとしているのなら、彼女はその目的を達成している。しかし、彼女がその一部となっている問題は、彼女が民主党の将来像を持っていないということです。今、彼女がすべきことは休みを取り、他の人を最前線に立たせることです」。

 

オバマ政権の8年間と予想外のヒラリーの敗北の後、民主党は指導者不在状態になっている。ヒラリーの一連の発言はこうした状況下でなされている。

 

オバマは公の場に出ないようにしている。しかし、トランプがパリ気候変動協定からの脱退を決定したことを受けて今週、批判する声明を発表したことで姿を現した。

 

オバマのアドヴァイザーだった人々は口をそろえて、オバマが新しい世代に指導者としてもらおうとしているのだと述べている。

 

バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァ―モント州選出、無所属)は、現在、左派を率いるリーダーになっている。サンダースは2016年の大統領選挙民主党予備選挙でヒラリーと互角に戦った。しかし、サンダースは民主党員ではない。

 

民主党全国委員会委員長トム・ペレズは、連邦下院議員キース・エリソン(ミネソタ州選出、民主党)との選挙戦に勝利して委員長に就任した。ペレズは選挙後、指導者としての自分の存在を何とか現実に合わせようと努力している。ペレズとエリソンは大統領選挙以降、民主党の統一と中間選挙に向けてのまとまりを生み出すために努力している。

 

オバマの側近だったある人物は、ヒラリーが民主党全国委員会に対して執拗に批判を続けることで、新しい執行部が前進することが難しくなっていると述べた。

 

「大統領選挙で自党の候補者となった有力者が外に出てきて、マスコミの関心を集めるようなやり方で、攻撃を続けると、色々とやりにくいでしょう」とこの人物は語った。

 

オバマ大は大統領退任後、公の場に出でも、トランプについて語ることをやんわりと拒絶している。その代りにオバマは今年の4月にも開催したような、若い人々が政治や市民社会に参加することを促すイヴェント開催に力を入れている。

 

オバマは、歴代の大統領が守ってきた、自分の次の大統領を公の場で批判することを避けるという伝統をこのような形で受け継いでいる。

 

オバマがこのような役割をずっと続けていくのかどうかは明らかではない。

 

当然のことながら、ヒラリーは前大統領ではない。

 

ヒラリーの長年の側近や助言者たちは口を揃えてヒラリーが公職を得るために選挙に出ることはないと述べている。そして、彼女はやっと色々なことから解放されて自分の思っていることを口にしているのだと述べている。彼らは、ヒラリーが大統領選挙について議論を続けるであろうと考えている。今年の秋に出版されるであろう彼女の本の宣伝のためにも続けられるであろうと考えている。

 

2016年の大統領選挙で選対に参加したある側近は次のように語る。「ヒラリーは私と携帯電話で話すのと同じ内容を話しています。彼女はこれからも改善が必要な事柄について語り続けるでしょう。そしてそれはアメリカ国内で関心を持たれることでしょう」。

 

民主党関係者の中には、ヒラリーは静かにおとなしくしておくべきだと言う人々もいる。

 

民主党のストラティジストであるブラッド・バノンは次のように述べる。「彼女に政治的な戦略があるとは思えないのですよ。個人的な戦略以上のものはないように思えます」。

 

バノンは、「結果について不平不満を述べ、全ての人々を批判することは、政治戦略としては全くいただけません」と述べている。

 

民主党のストラティジストであるジャマール・シモンズは、ヒラリーの一連の発言に関する民主党員や支持者の間に広がる不満について気付いている。

 

シモンズは「私の知人たちは、ヒラリーが表舞台に出てきて発言していることにイライラしています。彼女は国の英雄であり、素晴らしい公僕でしたから、怒る権利はあるとは思いますよ」と述べている。

 

シモンズは、「しかし、彼女が選挙での敗北について議論しようというなら、彼女から何を間違ったのかについて聞く方が良いですよね。それが彼女が現在議論していることよりも重要だと思います」と述べた。

 

シモンズはアル・ゴアの選対で働いた経験を持つ。彼は「自分は接戦で敗北した後の悲しさ、特に数百票差の大接戦で負けた悲しさを良く知っています。」

 

シモンズは次のように述べている。「アル・ゴアは選挙に負けた後、ヨーロッパを訪問しました。体重が増えて、髭を生やしました。彼は表舞台から退場したんです。それこそがヒラリーのやるべきことですよ」。

 

(貼りつけ終わり)

 

(終わり)









このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

 古村治彦です。

 

 ヒラリーのEメール問題に続いて、今度はウィキリークスの公表したEメールで、現在の民主党全国委員会暫定委員長ドナ・ブラジルの不祥事が発覚しました。前任のデビー・ワッサーマン=シュルツもウィキリークスの公表したEメールで不祥事が発覚して全国委員長を辞任しましたが、彼女に続いてブラジル(ワッサーマン=シュルツが委員長の時には副委員長でした)も不祥事を起こしました。しかもワッサーマン=シュルツと同じく、ヒラリーを贔屓しようとして。

 

 ワッサーマン=シュルツは民主党全国委員会委員長時代に、民主党予備選挙でヒラリーを助けたい、そのために競争相手のバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)を貶めたいという内容のEメールを全国委員会のスタッフに送っていました。そのことがウィキリークスによって、民主党全国大会の前にリークされて、辞任に追い込まれました。

 

 今回、ヒラリー選対のジョン・ポデスタ委員長のEメールでハッキングされたものが月曜日に公表されました。その中に、当時民主党全国委員会副委員長で、CNNのコメンテイターをしていたドナ・ブラジルが送ったEメールがあり、そこには、CNNが主催する民主党予備選挙の討論会で、ヒラリーにどのような質問がされるかが書いてありました。ブラジルがCNNから事前に質問を入手して、ヒラリー陣営に送っていたということが明らかになりました。私はCNNの内部に協力者がおり、このようなことが出来たのだろうと思います。ですから、CNNの内部もかなりヒラリーびいきになっているのだろうということを改めて認識しました。

 

 2016年3月時点での民主党全国委員会の委員長と副委員長(現在の暫定委員長)が、ヒラリーを贔屓するために、ズルをしていたのです。これもヒラリーのEメール問題ほどではありませんが、オクトーバー・サプライズ(今回の件はアメリカ時間の2016年10月31日に出ました)になります。ウィキリークスがオクトーバー・サプライズをやるという予測はされていましたが、それが当たる形になりました。ウィキリークスの面目躍如です。

 

 それにしても、民主党全国委員会という組織は、本来は予備選挙がスムーズに、しかも公正に行われるように注力するべき存在です。それなのにこれほど堕落していたとは、という驚きと失望がアメリカ国民にも広がっていくことでしょう。

 

 アメリカの二大政党制、いやデモクラシーの正統性に疑問符がつくことになりました。

(貼り付けはじめ)

 

ウィキリークスが公開したEメールでブラジルがクリントン陣営に討論会の質問を送ったことで判明(WikiLeaks email suggests Brazile sent debate question to Clinton camp

 

ケイティ・ボー・ウィリアムズ筆

2016年10月31日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/policy/cybersecurity/303556-emails-brazile-leaked-debate-question-to-clinton-camp

 

ウィキリークスはハッキングしたEメールを月曜日に公表し、その中からその当時にCNNのコメンテイターを務め、現在は民主党全国委員会暫定委員長を務めているドナ・ブラジルは、民主党予備選挙の期間中、予備選挙討論会の質問の詳細について、ヒラリー・クリントンのスタッフたちに警告を発していたことが明らかになった。

 

2016年3月5日(ミシガン州フリントで開催されるCNN主催の討論会の1日前)付のEメールの中で、ブラジルはヒラリー選対のジョン・ポデスタ選対委員長とコミュニケーション担当ジェニファー・ペルミエリにEメールを送り、その中の一行に「明日の討論会でヒラリー・ロドハム・クリントンに出される質問の1つはその場で指名される女性から出される」と書かれていた。

 

ブラジルは「その女性の家族は鉛中毒に苦しんでおり、ヒラリーに対しては、あなたが大統領になったらフリントの人々を助けるために何をしてくれるのか、と質問するだろう」と書いている。

 

この当時、ブラジルは民主党全国委員会の副委員長であった。

 

=====

 

「不都合な」CNNがブラジルとの関係を切る('Uncomfortable' CNN cuts ties with Brazile

 

ジェシー・ヘルマン筆

2016年10月31日

『ザ・ヒル』誌

 

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/cnn-cuts-ties-with-donna-brazile-wikileaks-hillary-clinton-debate-question-dnc

 

CNNの報道担当は月曜日、CNNはコメンテイターを務めていたドナ・ブラジルとヒラリー・クリントン選対との関係に「大変不都合」を感じ、ドナ・ブラジルとの関係を解消した、と発表した。

 

CNNは声明の中で、「2016年10月14日、CNNはドナ・ブラジルのコメンテイターからの退任の申し出を受け入れた」と発表した。

 

声明は続けて次のよう述べている。「CNNはブラジルに対して、タウンホール方式の討論会や討論会の事前に、討論会の質問、事前準備に必要な材料、参加者の名簿、経歴情報を与えたことはない。CNNのコメンテイターを務めている時のブラジルとクリントン選対との間のやり取りの内容を知り、私たちは大変不都合に感じている」。

 

月曜日にウィリークスが公表した、ハッキングしたEメールでは、現在民主党全国委員会暫定委員長がヒラリーの選対に討論会で出される質問を送っていることが明らかになった。

 

2016年3月5日(ミシガン州フリントで開催されるCNN主催の討論会の1日前)付のEメールの中で、当時CNNのコメンテイターを務めていたブラジルは、ヒラリー選対の委員長ジョン・ポデスタとコミュニケーション部長ジェニファー・パルミエリにたいして、討論会で出る質問のひとつを事前に知らせていることが明らかになった。

 

ブラジルはEメールのタイトルに「明日の討論会でヒラリー・ロドハム・クリントンに出される質問の1つはその場で指名される女性から出される」と書かれている。そして、続けて「その女性の家族は鉛中毒に苦しんでおり、ヒラリーに対しては、あなたが大統領になったらフリントの人々を助けるために何をしてくれるのか、と質問するだろう」と書いている。

 

このEメールはポデスタのEメールアカウントの中からハッキングされたものの中に含まれていた。

 

今月初めに公開された別のEメールでは、ブラジルはヒラリー選対にタウンホール方式の討論会の質問を送っていたことが明らかになっている。

 

3月12日付のEメールの中で、ブラジルは「討論会の場合には、私は質問を事前に手に入れている」と書いている。

 

ブラジルは問題の漏洩の疑いを否定した。

 

ブラジルは声明の中で次のように述べた。「私は長年にわたり民主党と深い関係を保ってきた政治活動を続けてきた。私は民主党の大統領選挙候補者を全て支持してきた。私はこれまでの全ての選対と意見を交換し、合意を形成してきた。これに反する主張は真実ではない。CNN主催の討論会について言うと、私は討論会の質問を事前に知ることはなかったし、もし事前に知ることが出来たとしても、候補者たちにそれを教えることはなかったであろう」。

 

本誌は、ウィキリークスの最新のリークについてブラジルにコメントを求めたが、返事はなかった。

 

月曜日、ブラジルはツイッターでCNNの同僚たちに別れの挨拶をした。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)







 

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

 古村治彦です。

 

 2016年8月9日、ウィキリークスがインターネットのSNSサーヴィスであるツイッター上で、「セス・リッチ殺人事件」の情報提供者に20000ドルを提供するというツイート(つぶやき、書き込み)を行いました。


sethrichwikileaks001


 セス・リッチ殺人事件とは、2016年7月11日午前4時20分頃に、民主党全国委員会のスタッフであったセス・リッチ(27歳、白人男性)が複数回の銃撃を受け、病院に運ばれたがすぐに死亡が確認された事件です。犯人はいまだに捕まっていません。

sethrich001
 
 

 民主党全国大会開催を数週間後に控えた時期での殺人事件であり、大会開催直前に民主党全国委員会のEメールがウィキリークスによってリークされ、民主党全国委員会委員長のデビー・ワッサーマン=シュルツが辞任に追い込まれました。また、予備選挙で不公平な取り扱いがあったとして、ヒラリー・クリントンと争ったバーニー・サンダース連邦上院議員の支持者たちが全国大会期間中に激しい抗議活動を行いました。

 

 インターネット上では、民主党全国委員会のEメールを流出させたのは、セス・リッチだったのではないかという疑惑がささやかれ、これは政治的な動機による殺人事件だという主張もなされています。

 

 警察は物盗りによる犯行であったと発表しています。しかし、何も盗まれたものはないということも発表しています。しかし、事件の捜査については固く口を閉ざしています。

washingtondcmap001
 
 

 殺人事件が起きたのは、ワシントン市内北部のブルーミングデール地区で、近くには、黒人が学生ンほとんどを占めるハワード大学があります。地下鉄の駅から1キロほどの場所で犯行が行われたようです。アメリカの首都ワシントンでも治安の悪い地区はありますが、ブルーミングデール地区ではそのようなことは少なく、殺人事件は周囲500メートルに限って言うと2016年になって初めて発生したそうです。ただ、最近建設現場が出来て、その近くを通る時に強盗事件が発生するようになっていたという話もあります。

 

 被害者セス・リッチが実際に民主党全国委員会のEメールを盗み出して、リークしたという証拠はありません。殺害された日時はリークよりも前です。ですから、リークがなされた後に犯人探しがありそれでセス・リッチが犯人だと分かって殺害された、というストーリーにはなりません。

 

 リークよりも前に殺害されたということになると、リッチがEメールを盗み出してリークするということが既に分かっていて犯行に及んだということになります。情報漏洩者に制裁を加えるということはあるかもしれませんが、殺害するというところまで進むものなのだろうかという疑念は残ります。彼が盗み出したEメールの内容は「ヒラリーを勝たせたい」という民主党全国委員会委員長ワッサーマン=シュルツやその他のスタッフのEメールの内容であって、ヒラリーが書いたものではありません。

 

 もしかしたらリッチはもっと重要な内容のEメールを盗み出したということもあるかもしれません。それで口封じのために殺害したということもあるかもしれませんが、民主党全国委員会の一スタッフがヒラリーのEメールを盗み出すことが可能なのだろうかという疑問も残ります。

 

 ウィキリークスはヒラリーを大統領選挙で落選させようとしていることは明らかです。トランプは失言続き(だとするマスコミの連日の報道のせい)で支持率をだいぶ落としていますが、彼の政策や外交姿勢を見ると、ヒラリーよりはよほどましです。今回のこの懸賞金提供もそうした動きの一環であると思います。また、たとえセス・リッチ殺人事件が物盗りが殺人にまで発展してしまった政治とは関係のないが痛ましい事件だったとしても、民主党側にはのどに刺さった小骨のような神経戦を仕掛けることが出来る訳です。この事件を取り上げられることで、民主党にとっては神経に触られて不快な思いになるからです。

 

 大統領選挙が盛り上がっていく中で、様々なアクターたちの動きから目を離せなくなっています。

 

(記事貼り付けはじめ)

 

WikiLeaks offers $20K for info on DNC staffer's killing

 

By Jesse Byrnes - 08/09/16 02:55 PM EDT

http://thehill.com/homenews/news/290885-wikileaks-offers-20k-for-info-on-dnc-staffers-killing

 

WikiLeaks announced Tuesday on Twitter that it was offering $20,000 for information leading to a conviction in last month's shooting death of Democratic National Committee (DNC) staffer Seth Rich.

 

Police say Rich, 27, was shot multiple times at around 4:19 a.m. Sunday, July 10, while walking to his apartment in the Northwest Washington, D.C., neighborhood of Bloomingdale.

 

At the time, police say they believed Rich could have been killed in an attempted robbery, though nothing was stolen.

 

The WikiLeaks announcement, however, appears to be related to unsubstantiated conspiracy theories that Rich’s death could have been politically motivated.

 

WikiLeaks is offering the reward more than two weeks after the group published thousands of internal DNC emails on the eve of the party's national convention, which caused an uproar among supporters of Bernie Sanders and forced Chairwoman Debbie Wasserman Schultz to step down.

 

The anti-secrecy organization has been accused of having an agenda against Democratic presidential nominee Hillary Clinton, who has long been a target of conspiracy theories related to the death of onetime White House aide Vince Foster.

 

Police in Washington have been tight-lipped about the Rich investigation but have suggested they believed the crime was a robbery.

 

Just last week, D.C. Police Chief Cathy Lanier said it was possible that Rich was killed in an attempted robbery. She spoke at an event with Rich’s mother, and both made a plea for tips that might help solve the case.

 

There have been 77 homicides in Washington in 2016, though Rich’s death is the only one recorded in the last year within 1,500 feet of where he was killed.

 

Fifty-one violent crimes have been recorded by D.C. police in that area in the last year, however, including 19 robberies with guns and 10 assaults with a dangerous weapon, according to the police crime map.

 

After Rich’s killing, neighbors told Fox 5 that violence in the area had recently spiked, especially in a nearby construction zone.

 

One Howard University student said he had been the victim of an armed robbery just a week before Rich’s death, according to the Fox 5 report.

 

I was walking through this construction area, and as soon as I got into the construction area, there was a spotter that walked past me on my left,” Brandon Alexander told the television station. “As soon as he passed me on my left, the shooter came out of basically the construction area with a gun, put it to my face and basically took everything I had.”

 

D.C. police are offering their own $25,000 reward for information leading to the arrest and conviction of anyone responsible for the shooting death of the DNC staffer.

 

Police said in a press release at the time that patrols heard gunshots around 4:20 a.m. and found Rich suffering from multiple gunshot wounds. He was pronounced dead later that morning.

 

=====

 

July 11, 2016, 02:02 pm

DNC staffer shot and killed in DC

By Rebecca Savransky

http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/news/287238-dnc-staffer-shot-and-killed-in-northwest-dc

 

 

A staffer with the Democratic National Committee (DNC) was shot to death in Washington, D.C., over the weekend.

 

Seth Conrad Rich, 27, was shot multiple times on the 2100 block of Flagler Place NW, located in the Bloomingdale neighborhood of D.C., NBC Washington reported. Rich was taken to a hospital, where he was pronounced dead.

 

Police patrolling the area heard gunshots at about 4:20 a.m. Sunday morning and responded to the incident. Police don't have any witnesses at the time, and they refused to comment on whether the shooting was related to recent robberies in the neighborhood.

 

DNC Chairwoman Debbie Wasserman Schultz in a statement commended Rich's work.

 

"Our hearts are broken with the loss of one of our DNC family members over the weekend. Seth Rich was a dedicated, selfless public servant who worked tirelessly to protect the most sacred right we share as Americans — the right to vote," the Florida congresswoman said in a statement issued to ABC News.

 

"He saw the great potential of our nation and believed that, together, we can make the world a better place. He was a joy to have as a member of our team and his talents, intelligence and enthusiasm will be deeply missed by the many friends, colleagues and coworkers who worked by his side in service to the highest ideals of our democracy."

 

Wasserman Schultz extended her condolences to the Rich's family.

 

"We will keep them in our thoughts and prayers," she said, "as we try to pick up the pieces and carry on the work that was important to Seth and to us."

 

(記事貼り付け終わり)

 

(終わり)





 
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

このページのトップヘ