古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、お手数ですが、twitter accountかamazonの著者ページをご覧ください 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:秀和システム


 古村治彦です。

 今日は、藤森かよこ著『
 いい子ぶりっ子の超偽善社会に備える』(秀和システム)をご紹介します。

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ニーチェのふんどし いい子ぶりっ子の超偽善社会に備える

 藤森氏は『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください』『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』と言ったベストセラーを出しています。今回の本はニーチェの考えを下敷きにしながら、これから訪れる無菌志向の超偽善社会に備えていくという内容になっています。

 以下にまえがきの一部、目次、あとがきを貼り付けます。是非手に取ってお読みください。

(貼り付けはじめ)

0・1 私がニーチェの褌(ふんどし)を借りて書くことにした理由

ニーチェといっても、原作が松まつこま駒で、作画がハシモトによる漫画『ニーチェ先生』に登場するコンビニで深夜バイトをする大学生仁井智慧(にいともはる)のことではない。「お客様は神様だろ!」と理不尽なクレームをつける客を、「神は死んだ」と言って撃退したので、あだ名が「ニーチェ先生」になった仁井君のことではない。

「神は死んだ」というのは、ニーチェがいくつかの著書で何回も書いた文章だ。そのために、ニーチェは蛇蝎視(だかつし)されてきた。いるかいないかわからない神という存在について「死んだ」と書いたのだから、ニーチェほど神のことを考えていた人間はいないという逆説をわからない頭の悪い人々によって。かわいそうなニーチェ。

本書の目的は、現代と、来きたるべきろくでもないけど面白くないわけでもない超偽善社会を生き抜いて行くために知っておくべきだと私が思うことを、ニーチェの褌(ふんどし)を借りて書いたものだ。ここで「喰い込むばかり」と下品なツッコミを入れないように。「高く登ろうとするなら、自分の足を用いよ。引き上げてもらおうとするな。他人の背や頭に乗ってはならない」(『ツァラトゥストラかく語りき』佐々木中(ささきあたる)訳、河出文庫、2015、495頁)と言ったニーチェは、「他人の褌で相撲(すもう)を取るな」と、言うかもしれないが。

ところで、ニーチェなんて、そんな難しい本なんて読んでもわかりません!と思っているあなた! 読まずに、そういうこと言ってませんか!? ニーチェは難しくない。長いだけです。読めば、わかります。面白いです。

そもそも、今の日本で読書(漫画を含めて)習慣がある人は、人口の1割ほどだ(と思う)。1200万人ぐらいだ。この数字に「エビデンス」はない。私がそう思うだけだ。その中でも、書籍はもっぱら公立図書館で借りて読むだけではなく、またはアマゾンのKindle Unlimited に登録して無料の電子ブックで読むだけではなく、自腹で書籍なり電子ブックを購入して読む人は500万人もいない(と思う)。

これでは、日本の出版社の経営が難しいはずだ。書店もどんどん閉店するはずだ。現在の日本の出版社は、「人口1200万人で、500万人の消費者しかいない国」の中で競争しているのだから。

 今は、そこそこの偏差値の大学の学生でさえ、「こんな難しい本は読めません」とゼミの担当教授に向かって堂々と言う。いまどきの大学教員なら、いまどきの普通の日本の若者の読解(どっかい)力と、彼らや彼女たちが育った(1990年代以降の日本の経済状況下の)家庭の文化資本の蓄積の乏しさは良く知っている。橘玲(たちばなあきら)のベストセラー『バカと無知 人間、この不都合な生きもの』(新潮新書、2022)に書いてある「日本人のおよそ3分の1は「日本語」が読めない」(81頁)という調査結果に驚くこともない。

だから、無駄に難解な書籍など教科書として選ばない。それでも、大学生なら、これぐらいの程度のものは読んで欲しいと思うテキストをゼミで輪読(りんどく)する。なのに、数行も読まないうちに「こんな難しい本は読めません」である。じゃあ音読(おんどく)から始めるかと思って音読させたら、漢字が読めない。もう出版社の方々、書籍の漢字には全部ルビを振(ふ)ってください。

でも、あなたは違う。貴重な「日本の読書人1200万人」のひとりだ。「日本の読書人1200万人」のひとりに入るくらいに、あなたは運が強い。親ガチャに外はずれた人間こそ読書の習慣がないと無知不用心のままに生きるはめになり不幸不運必至なのに、そういう人間に限って読書の習慣がない。だから、遭遇(そうぐう)してもしかたがない類(たぐい)の人間に関わるはめになるし、重要な情報も入手できず、先人の知恵に触れることもなく、自己省察(せいさつ)もできず、さらに運が悪くなる。

しかし、こうして本書を開いているあなたは運がいい。だから、ニーチェも読めます。

=====

『ニーチェのふんどし いい子ぶりっ子の超偽善社会に備える』◆ 目次

第0章、あるいは「まえがき」 7

0・1 私がニーチェの褌ふんどしを借りて書くことにした理由 8

0・2 本書はごく少数者向き 11

0・3 仏教徒もイスラム教徒もみんなキリスト教徒 14

0・4 今や共通善は「弱者救済」だけ 19

0・5 大義を疑うためにニーチェを 24

0・6 本書の構成 28

第1章 ニーチェの思想をあなたが必要になる契機は「ホワイト革命」 35

1・1 岡田斗司夫の「ホワイト革命」論の衝撃 36

1・2「ホワイト革命」は、とりあえずは高度情報化社会の産物 40

1・3 道徳的であるという評価が個人だけではなく国や企業にも求められる 44

1・4 21世紀の「優しい良い子たち」は進化した人類か? 54

1・5 ホワイト革命の先駆としてのポリコレとキャンセルカルチャー 63

1・6 道徳化された社会形成のための段階としてのポリコレ・ヒステリー 69

1・7 岡田が予測するホワイト革命は起きると私が思う理由(その1) 72

1・8 岡田が予測するホワイト革命は起きると私が思う理由(その2)

 ―― SDGsだのESGだのニュー資本主義だの 83

第2章 ホワイト革命がもたらす7つの様相 107

2・1 歴史始まって以来の人間革命? 108

2・2 魔女狩り社会になる? 111

2・3 現実逃避社会になる? 114

2・4 バックラッシュ? 117

2・5 人間はより画一的になりルッキズムに至りアバターに身を隠す? 121

2・6 優しく良い人たちの人畜牧場完成? 129

2・7 現実逃避も魔女狩りもバックラッシュも身体性からの逃避もあるし権力者共同謀議もあるが、人間革命は起きない 131

第3章 ニーチェかく語りき 135

3・1「人とは恐ろしいモノだ」と覚悟しておく 136

3・2 ディオニュソスなくしてアポロは立ち上がらず、アポロなくしてディオニュソスは目覚めない 147

3・3 悲劇上等! 160

3・4 歴史は強くて利己的な野蛮人が作る 171

3・5 天国や彼岸の設定は生の否定であり敵視 177

3・6 善悪も道徳も正義も変わるもの 185

3・7 ルサンチマンから生まれる道徳もある 191

3・8 キリスト教は世界史初の奴隷道徳 196

3・9 末人(まつじん)なんて退屈だから超人をめざせ 200

3・10 ニーチェの独ひとり言 209

結語 ―― 来るべき超偽善社会の欺瞞と抑圧に汚染されないために 218

あとがき 225

紹介文献、引用文献リスト(本文で言及順) 229

私が読んだ範囲で面白いと思ったニーチェ入門書リスト(出版年順) 234

=====

あとがき

ニーチェに関することは書いてみたいと身の程知らずにも思いつつ、哲学科を出たわ

けでもない私がニーチェに関する書籍を出すことは無理だなあと思っていました。一時

期はアメリカ文学の研究者でしたので、アメリカの作家に関連した論文でニーチェに言

及したことはあったのですが。

ところが、2021年3月に秀和システムの編集者の小笠原豊樹さんから一冊書いて

みないかという嬉しいお申し出をいただきました。2022年に再度お話をいただきま

した。それならばと、そのお申し出に厚かましく乗っからせていただくことにしました。

この機会を逃すと、私のような人間がニーチェについて書いて本を出版するなどということは不可能だと思いました。また、今この時に書かないで、いつ書くのかとも思いました。ちょうど、その頃は、本書に書いた岡田斗司夫さんがオンラインセミナーで発表なさった「ホワイト革命」論について、「これはニーチェ的には嫌な展開になるかもしれないなあ」と思っていた時でしたから。

小笠原さんには、ニーチェについて書く機会を提供していただき感謝いたします。今どきの、この書籍の売れない時代に、ニーチェについて書かせてくださるなんて、この方は相当に「一本の綱」の上を歩いておられる方だと思いました。

いろいろいろいろお世話をおかけいたしました。ありがとうございました。

本書の表紙デザインについて、アイン・ランドの小説やエッセイ集の拙訳や、私が編著者を務めた文学関係の論文集や、単著4冊の装幀で、2004年以来お世話になっている大谷昌稔(おおたにまさとし)さんに、またお願いいたしました。ありがとうございました。

表紙のイラストは、私の「馬鹿ブス貧乏本」シリーズの表紙イラストを担当してくださった伊藤ハムスターさんにお願いいたしました。またもチャーミングなイラストをありがとうございました。

 同時に、今まで出版された拙著に関して率直なご感想を下さった読者の方々にお礼を申し上げます。その方々は、「フジモリさんがご自分のブログに書くよう書いてください。いっぱいの文献を紹介してくださるのは勉強になりますが、私が読みたいのはフジモリ

さんの言葉ですから」と、それぞれにおっしゃるのです。

中には、「本を読むことしかしていない人間の書いたもので、読むところがない」と匿名でSNSに書いていた読者もいました。この読者は拙著3冊を図書館で借りて読んだそうで、「読むところないなら3冊も読むな、批判するなら自腹で購入するぐらいはしろよ」と私は思いました。しかし、ニーチェもツァラトゥストラに「わたしは読んでばかりいる怠惰な者を憎む」(佐々木訳、64頁)と語らせています。だから少しは私も反省しました。

 というわけで、本書では、なるたけ自由に書いてみました。私は、長年、職業柄、自

分以外は誰も読まない類の大学の紀要(きよう)(大学に所属している教員の論文集)に載せる論文を書いてきました。論文というのは先行研究をちゃんと読んでいるかを示すことが要請されるので、ついつい資料を漁る癖が抜けず、かつその文献に言及するのが習慣となっていました。ですから、商業出版物に要求される読みやすさについて工夫(くふう)が足りなかったようです。そのことを読者の方々に指摘されて、あらためて気がつきました。

ここでその読者の方々のお名前を挙げることはいたしませんが、みなさん、貴重なご意見をありがとうございました。

ああ、それにしても本当は、本書のタイトルは「ニーチェの褌」にしたかったです。褌だと、漢字だと、しっかり締められている感じがしますが、ひらがなだと、ゆるい感じです。すぐに、ほどけそうです。

2023年2月

藤森かよこ

(貼り付け終わり)

(終わり)

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 古村治彦です。

 2023年1月27日に副島隆彦・ベンジャミン・フルフォード著『世界人類を支配する悪魔の正体』(秀和システム)が発売です。副島先生とフルフォード氏の2冊目の対談です。

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世界人類を支配する悪魔の正体

 以下に、はじめに、目次、あとがきを貼り付けます。是非手に取ってお読みください。

(貼り付けはじめ)

『世界人類を支配する悪魔の正体』

はじめに 副島隆彦

 この本は、私とベンジャミン・フルフォード氏の2冊目の対談本である。

 前の本は、今から丸2年前の2020年11月の米大統領選挙で、ドナルド・トランプが現職のまま巨大な不正(ふせい)選挙( fraudulent election フローデュレント・エレクション)が行われて、無理やり引きずり降ろされた。〝悪魔の所業(しょぎょう)〟としか言いようがなかった。

 その緊迫の中、まるで手に汗を握る実況中継のように、刻々と変化するトランプ動乱のア

メリカの政治劇(ポリティカル・ドラマ)を、フルフォード氏と私で、文字どおり、ハラハラドキドキの波乱の状況展開を日本国民に活写して伝えた。書名は『今、アメリカで起きている本当のこと』(秀和システム、2021年1月刊)である。好評を得て増刷して今も売れ続けている。未読の人は、この本を読んだあと手をつけてください

 トランプ動乱は今も続いている。アメリカ合衆国で民衆(ピーポウ)の大(だい)正義と人類の存亡を賭(か)けた戦いは続いている。

私もフルフォード氏も日本という持ち場(根拠地[こんきょち]、出撃拠点)から世界に向けて、共に真実言論派( truth activist トルース・アクティヴィスト)及び、権力者共同謀議[けんりょくしゃくきょうどうぼうぎ](は有る)論者[ろんじゃ] conspiracy theorist[コンスピラシー・セオリスト] 。これを × 陰謀論者と言うな)の立場から、文字どおり命懸けの情報発信を続ける。この世に実在する悪魔たちに負けてたまるか、である。

 B・フルフォード氏が日本にいてくれるお陰(かげ)で、私たち日本の真実言論派(トルース・アクティヴィスト)がどれだけ助かっていることか。

 日本国内で今も勢力を維持している自民党内の反共右翼(はんきょううよく)=統一教会[とういつきょうかい](これの英語Moonies[ムーニーズ]は、教

[きょうそ]文鮮明[ムーン・サンミョン]の頭文字のMoon[ムーン]から作られた言葉。欧米白人諸国にも居て世界中で通用する)の残党(リメインズ)の勢力からの、隠微(いんび)な攻撃が私たちに加えられる。同時に、日本の体制派メディア(テレビ、新聞、出版社、雑誌)の中に潜り込んで(インフィルトレイト)いる別動隊によって、私たちの言論は抑(おさ)えつけられ脅迫を受ける。圧力に挫(くじ)けて己(おの)れの言論を曲(ま)げたり、沈黙する者たちは多い。

 フルフォード氏が日本にいてくれるからこそ、私たちはこの戦いの前衛(ヴァンガード)にして驍将(ぎょうしょう)を見失うことなく、後続(こうぞく)する。兵児垂(へこた)れることなく、その後ろから、負けてたまるかの突撃を掛(か)けることができる。有難いことです。

ベンジャミン・フルフォード氏は、1961年、カナダのオタワ生まれだ。私より8歳下

である。お父様は、カナダ外務省でアルゼンチン大使などを務めた顕職(けんしょく)の人で、カナダの名門の出である。本書でも言及しているが、カナダの歴代首相の中で一番有名な、20年以上首相を務めたマッケンジー・キング(1874-1950、自由党)がお父様の名付け親(ゴッドファーザー)である。マッケンジー・キング首相は、ロックフェラー財閥の横暴に抵抗してカナダ圏の利益を守った愛国者として知られる。

  フルフォード氏が、真実言論派の道に踏み込んだのは、案外、新しくて、この本でも自身が語っているとおり、2001年「9・11」(セッテンバー・イレヴン)の米同時多発テロ事件(すべて権力者側の捏造であった)の後(あと)であるから21年しか経(た)っていない(氏が40歳のとき)。

 それまでは、氏は、『フォーブス』Forbes 誌日本支局長という要職にあって、体制派の権力側メディアに属していた。だから世界中の一流ジャーナリストたちを知っていて、交信している。その高待遇と心地よい特権(電話一本で、日本の政治家、高位官僚、芸能人、大企業経営者に会える)を享受していた。それらを投げ捨てて、真実言論派の落魄[らくはく](落ちぶれ)の群れに身を投じたのは、大きな真実(トルース)を人々に伝える以外の処(ところ)にジャーナリストの存在意義は無い、という深い決意である。これまでの氏の著作を読んで来た人なら、CIAその他から度々(たびたび)殺される危険を搔(か)い潜(くぐ)りながら生き延びて来た氏の活動を存じていよう。

 本書の中で氏が、次のように語っている。

副島 日本人は(英米に、世界から隔離[かくり]洗脳されてきたので)土人(どじん)でバカで、世界基準から見たら知識がない。だけれども、勘(かん)だけは鋭いんですよ。どういうわけか知らないけど。

BF わかりますよ。

副島 勘が鋭くて。この人たちをじっと見ていると、何ですかね、どこか異様に洗練(リファインド)されたヘンな民族なんです。

BF いやわかりますよ、それは。だから、私の今のメインの仕事は、日本人が長年欧

米を外から研究して見えたその見方を、逆に欧米に紹介することによって、欧米人の間

に革命を起こそうとしているんですよ。えっそうなの、そうだったのか、というショッ

クを実際に欧米人に与えているのです。

副島 そうか。そうだったのですか。ようやく分かりました。フルフォードさんの国際

ジャーナリストとしての意欲と決意が。逆に日本から世界に影響を与えようとしている

のですね。日本から世界に向けての知識、情報発信というのは、本当に資源豊か(リソ

ースフル)なんですね。

 そこに私もお手伝いしたいですよ。私は英語で書けないから。フルフォードさんに書

いてもらいたい。副島という男が日本にいて、こういうことを言っていると。

 私は「日本はすごい」主義者じゃない。その反対です。それでもやっぱり日本のすご

さというのは有る。例えば、…… (本書202-203ページ)

このようにして、私とフルフォード氏は、堅く団結している。真実の言論を行うことによって、それを公然と人々に伝えることによって、敵どもから殺されることも厭(いと)わない。一切怯(ひる)むことがない。また、この年齢に達したので、敵どもの策略に嵌(は)められたり、罠(わな)に落ちることもない。この私たち2人が元気に書き続ける限り、日本は大丈夫だ。日本から世界に向けて真実を発信し続けて、今のこの世界を頂点から支配しているディープステイト=カバール( the Deep State , Cabal )と戦い続ける。

 フルフォードさんは独自に探究して悪魔たちの正体を、Cabal(カバール)→ Chabal (チャバール)→ Khazar(ハザール)Mafia(マフィア)→ Chabad(チャバド)と表現している。これを、いよいよ撃滅(げきめつ)する世界民衆の大きな戦いに貢献するために、大きな情報・知識の燃料投下(インテル・ドロップ)を行う。

 今やその醜(みにく)い正体を顕(あら)わにして、のた打ち回っているこの世の悪魔(Diabolo[ディアボロー], Satan[サタン] )たちとの戦いに、皆さんもまず正しい知識、情報、思想理解を得ることから初めて、戦列に加わってください。

 最後に、この先鋭(せんえい)な本を、裏方(うらかた)の寡黙(かもく)に徹して、商業出版物として世に出すことのできる有能な、秀和システム編集部の小笠原豊樹氏に2人を代表して感謝します。

2022年12月22日

副島隆彦 

=====

はじめに 副島隆彦 1

第1章 この世界を支配している悪魔の正体 13

両極端に分断される世界 14

明らかに西側(G7)が追い詰められている 22

ウクライナ戦争のそもそもの発端 32

ウクライナの地にあった「ハザール王国」 35

ヒクソスを起源とする帝王学 47

アジア人でも白人でもない人たちが住むところ 50

世界をさらに上から支配する者は存在するのか 63

安倍晋三はなぜ撃たれたか 75

プーチンが悪魔教の人たちと戦っているのは間違いない 85

イギリス王室は悪いのか、悪くないのか 95

キッシンジャーは「世界皇帝代理」なのか 103

エリザベス2世の死 115

第2章 崩壊する旧支配体制の裏に絡むカルト宗教と秘密結社 119

キッシンジャーの来日 120

アメリカ中間選挙 128

コロナワクチン被害者が起こした裁判がいよいよ始まった 132

カルト宗教は容易に利用される 138

岸田政権は統一教会と縁切りできるか 145

フリーメイソンとイルミナティ 148

第2次南北戦争が間もなく始まる 165

ウクライナ系カナダ人とロシア系カナダ人 170

第3章 日本発の情報が世界を動かす 179

現人神を作ったイギリス王室 180

日本は王様のいる国(君主政)だと日本国民が知らない 186

日本人は勘だけは鋭い、洗練された民族 198

戦後日本の自由な言語空間が欧米に逆に影響を与えた 211

欧米エリートの洗脳機関としての学生クラブ 216

モレク神を崇拝する人たち 226

アメリカ帝国は実質的にすでに破綻している 235

第4章 スピリチュアリズムと封印された科学技術 251

ローマ帝国以前から、西欧の支配の歴史は複雑系 252

フェニキア人とは誰か 260

霊魂は存在するか 268

スピリチュアリズムと封印された科学技術 276

第20回中国共産党大会 286

「価値戦争」は第3次世界大戦に行き着くしかないのか 295

ドイツ、フランスもまもなく大きく変わる 300

おわりに ベンジャミン・フルフォード 309

=====

おわりに ベンジャミン・フルフォード

 2022年を振り返ってみると、世界の旧支配体制=G7側が、何事においても孤立し、世界各地で大敗北を喫(きっ)した1年であった。

 このことは日本国内のテレビ報道に接しているだけでは実感できないだろうが、明らかに今、世界では、西側欧米に対する強烈な反発が爆発して、革命寸前の状況だと言っていい。

 今回、2年振りで、副島隆彦氏と再び対談をさせていただいて、このような現在の世界情勢について、私は世界からの見方を、副島氏は日本からの見方をぶつけ合うことになるのかと最初予想していたが、実際には、私たち2人の世界情勢を見る目に大きな隔(へだ)たりはなかったと思う。

 2人とも、欧米旧支配体制の崩壊が近いこと、とくにアメリカのバイデン政権は不正選挙とインチキCG映像でかろうじて体裁(ていさい)を保っているが、実質はすでに終わっていること、日本は、そんなアメリカからできるだけ早く「独立」すべきであることなど、共有している基本的な考え方は同じであったと思う。

 それは、副島氏の考えが〝世界基準〟であるからこそ起こり得た一致であり、その上で、今回もこのような質の高い討論ができたことを、私はとても嬉しく思っている。

 とくに、私たち人類を、この5000年に渡って支配してきた悪魔崇拝のカルトの伝統が、一体どのような起源を持ち、いつ、どこで変遷し、最終的に今のような形で君臨するようになっていったのか、古代エジプト王国の時代から、ローマ帝国、中世のハザール王国、そして、近代に入ってからの動きに至るまで歴史的経緯を明らかにすることができたことは、今回の討論の大きな成果であったと思う。日本語で言う「博覧強記(はくらんきょうき)」という言葉がぴったりの副島氏との討論でなければ、なし得なかった成果であった。

 副島氏の〝真実言論〟は、間違いなく日本国内で、もはや誰も無視することができない大きな影響力を日本国民に与えている。そして、それは今後、日本国内だけではなく、世界にも影響を与えていくものであると、私は思っている。

 副島氏から、今回の対談の最中に情報提供された、安倍晋三殺しの首謀者についての情報を、私が私の5000万人の読者がいる英語メルマガに書いたところ、リチャード・ハースCFR会長が直後に辞任したことは、第2章に書いたとおりである

私は、常々、日本人のソフトパワーは世界を変えられると思っている。私が真実の世界情勢について、この日本という拠点から世界に向けて、自由に発信することができるのは、日本の言語空間が与えてくれる多大な恩恵である。のみならず、私自身が、欧米世界の真実に目を開かれるきっかけをもらったのが、外(ほか)ならぬ日本発のコンスピラシー・セオリスト(封印された真実を発信する人)たちの書籍であった。

いま、私の英文メルマガを読んでいる世界中の5000万人の読者たちに、日本発の情報がとてつもない影響を与えている。これをもってしても、日本が持つソフトパワーの力がいかに途方もないか、想像できると思う。

そして、日本の対外純資産は400兆円を超える。日本は31年連続で世界最大の債権国である。その力もうまく使えば、これだけのソフトパワーを持った日本が、悪魔崇拝のカルト勢力に牛耳(ぎゅうじ)られてきたこれまでの世界を大きく変え、新たなアジア的価値観に基づく世界秩序の確立に多大な貢献ができることは間違いない。私も、そのために最大限の努力を今後も惜しまないつもりである。

ペンは剣よりも強し―  

 私はいつもそう信じている。 

2022年12月28日

ベンジャミン・フルフォード

(貼り付け終わり)

(終わり)

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 古村治彦です。

 今回は7月16日に発売となった、下條竜夫(げじょうたつお)著『物理学者が解き明かす邪馬台国の謎 卑弥呼の本名は玉姫であり、邪馬台国は太宰府にあった』(秀和システム)をご紹介する。
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物理学者が解き明かす邪馬台国の謎 卑弥呼の本名は玉姫であり、邪馬台国は太宰府にあった

 下條竜夫氏は兵庫県立大学理学研究科准教授を務め、私とは副島隆彦門下の同僚となる。下條氏はこれまでに『物理学者が解き明かす重大事件の真相』『物理学者が解き明かす思考の整理法』という2冊の単著を出している。

 今回のテーマは日本古代史、多くの人々が関心を持っている邪馬台国(やまたいこく)だ。下條氏は邪馬台国の秘密を明らかにしている。物理学者がどのように古代史の謎に挑むか、是非皆さんで確かめていただきたい。是非手に取ってお読みください。

(貼り付けはじめ)

はじめに

●邪馬台国の謎

日本の歴史上の最大の謎は、卑弥呼(ひみこ)と邪馬台国(やまたいこく)である。

 中国の歴史書の『三国志』「東夷伝」の倭人の条(くだり)に卑弥呼と邪馬台国が紹介されている。卑弥呼は「鬼道(きどう)」と呼ばれる怪しげな呪術(じゅじゅつ)を使いながら倭国の女王として祀(まつ)りあげられたと書いてある。なぜ、そんな人物が女王になったのかはわからない。その卑弥呼が住んだ国と書いてあるのが邪馬台国である。ここも謎に包まれている。場所さえ特定できない。

 この本の中で詳しく述べるが、それ以外にも多くの謎がある。卑弥呼など存在しなかったという説もある。三百年以上の間、侃侃諤諤(かんかんがくがく)と議論が続いている。

 この本では私はひとつの事実を仮定して、それをもとに邪馬台国の謎のすべてを解明しようと思う。

 その仮定とは、『三国志』の列伝に登場する五斗米道(ごとべいどう)の教祖である張魯(ちょうろ)という人がいる。その姉妹、張玉蘭(ちょうぎょくらん)こそが卑弥呼であるという事実である。

 この事実自体は文献がないので証明ができない。歴史というのは文字があって、つまり歴史書に記述があってはじめて議論ができる。記述がない場合、歴史にはならない。しかし、この仮定によってあらゆる邪馬台国にまつわる謎がすべて解ける。本当にすべての人が納得のいく形で解けてしまう。

 これは数学で言えば「公理」にあたる。違う公理を用いると、違う数学が生まれる。平行な直線は交わらないというユークリッド幾何学に対して、平行な直線も交わるとしてできた非ユークリッド幾何学が有名だ。同様にある歴史の史実を仮定することで、全く違う歴史像が生まれてくる。

 この本では、まず第1章で邪馬台国の謎を俯瞰(ふかん)する。八つの謎を、過去の文献を参考に見ていく。そして、その後、第2章以下でその八つの謎をすべて解いていく。余計ではあるが、卑弥呼は美人だったことまでも、史実をもとに明らかにしていく。第2章および第3章では卑弥呼とは誰だったのか、そして第4章では、邪馬台国がどこにあったかを詳細に説明する。さらに、第5章では、単なる祈祷師(きとうし)・呪術師(じゅじゅつし)と思われていた卑弥呼が、実は日本の文化の基礎をつくった最重要人物だと考えられることを明らかにする。

●なぜ物理学者が歴史の本を書くのか

 この本は『物理学者が解き明かす重大事件の真相』『物理学者が解き明かす思考の整理法』に続く、私が書いた三冊目の本である。

 私は物理学を専攻し研究する学者である。物理学者がこの手の歴史本にかかわるなら、アイソトープの半減期による年代決定、含有物の元素組成比による制作地決定など、物理学的計測手法のデータを基にした考察を書くのが普通だろう。しかし、この本には、その手の計測結果やデータはほとんど出てこない。したがって、著者が物理学者である理由は特にない。もしかしたら、この本を手にとった方の中に科学的計測がでてこないことにガッカリした人がいるかもしれない。

 ただ、科学=サイエンスに従事するものとして以下のことに挑戦してみたかった。

 まず、科学の伝統的な手法、祖述(先人の学説を受け継いで発展させること)をつかって、日本の歴史に挑戦してみたかった。特に、中国史の専門家の岡田英弘氏の学問を土台として、日本の歴史に挑戦してみたかった。

 日本人は、専門外の人の意見をあまり重く見ない。日本古代史の研究者も中国史を専門とする岡田英弘氏を相手にしない。丸山眞男(まるやままさお)という戦後の政治学者は、専門分野に閉じこもり、他の優れた学説を取り入れない、このような学者の頑(かたく)なな態度を「タコつぼ型という学問に対する日本独自の態度」と表現した。我々は優れた過去の学説に対しては、引用する形できちんと取り上げるべきである。ある優れた学説を受け継ぎ、きちんとその内容と優れた点を説明し、その上に自分の発見した事実を積み重ね、自分の説を展開していく。科学はこれにより進んでいく。同じことを、日本の歴史学でやってみたかった。第5章で詳しく述べる。

 ただし、通常の科学の手法は使えない。科学では、いくつかの実験的事実、観測した事実から、ひとつ、あるいは複数の命題や法則を導いていく。これが王道である。これをcorrespondence theory of truth(真理の対応説)という。歴史は科学ではないが、同様に、古い文献の記述の信頼性から真実を議論する。これはその文献の信頼度で決まり、歴史学者によって徹底的に議論されている。門外漢の私が口を出す余地はない。

 しかし、実はもうひとつ、いくつかの事実関係の「整合性」から真実を求める方法がある。これをcoherence theory of truth(真理の整合説)という。物理学者は基本つかわない、というか嫌われている。しかし、たまにつかうこともある。例えば日本人初のノーベル賞をとった湯川秀樹の中間子論は、当時観測されていなかった新しいボーズ粒子の存在を仮定してできあがっている。この粒子を中間子(メソン)と呼ぶ。中間子を仮定すれば陽子同士の結合が説明でき、素粒子の議論全体が整合する。ただし、この中間子論は、中間子が発見されるまでは物理学者のニールス・ボーアなどに「見つかってもいない粒子を勝手に存在することにするのか」と酷評された。したがって、学問としては異端な方法に分類される。しかし、この事実関係の「整合性」から真実を求める方法、つまり真理の整合説なら、私でも歴史学に対応することができ、新しい知見が生まれる余地がある。第2章から第4章でこの整合性で議論する。

 そして、読者の方々には最後まで読んだ後で、これらのやり方が本当に正しいかどうか判断していただきたい。

 しかし、それでも自分の専門分野以外をやるのは勇気がいる。特に門外漢である日本の古代史に関する本を出版することには抵抗があった。しかし、私の師である副島隆彦先生が紹介してくれたラルフ・ウォルドー・エマソンの次のことばに励はげまされて世に出すことにした。ここに引用しておく。

「自分の考えを信じること、自分にとっての真実はすべての人にとって真実だと信じること」

「私が何かに気づけば、私の子孫も、いずれは全人類もそれに気づくだろう。たとえ私以前には誰ひとり、それに気づいた人がいなかったとしても、私がそれを知覚したことは太陽の存在と同じくらい、揺るぎない事実だからだ」

(ラルフ・ウォルドー・エマソン『自己信頼(Self-Reliance)』より引用)

 この本から、理科系の人間がどのような思考をして文科系の問題にアプローチしているのかを知っていただけたら幸いです。

令和四年五月

下條竜夫

=====

『物理学者が解き明かす邪馬台国の謎』◆ 目次

はじめに 1

邪馬台国の謎 1

なぜ物理学者が歴史の本を書くのか 3

第1章 邪馬台国の謎 15

「魏志倭人伝」が語る邪馬台国 17

卑弥呼が存在したという形跡は日本にない 19

なぜ卑弥呼は王になれたのか 22

邪馬台国の場所はどこなのか 23

なぜ卑弥呼は豪華な返礼品をもらえたのか 28

なぜ魏の王朝の鏡が日本にあるのか 34

第2章 なぜ卑弥呼は王になれたのか 41

鬼道とは五斗米道という道教の神のことである 43

五斗米道とはどんな宗教か 48

鬼道と鬼神の違い 58

鬼道とは五斗米道の神様=天神のこと 60

卑弥呼は中国五斗米道の始祖、張陵の孫である 62

卑弥呼の本当の名前は玉姫 64

卑弥呼は魏の皇帝と縁戚関係にある 68

なぜ「魏志倭人伝」に詳しい卑弥呼の記述があるのか 77

第3章 『日本書紀』と『古事記』に登場する玉依姫が卑弥呼である 81

玉姫とは神武天皇の母である玉依姫のことである 83

万世一系とは卑弥呼の子孫の物語である 90

卑弥呼は美人だった 95

第4章 邪馬台国があったのは間違いなく太宰府である 99

「魏志倭人伝」が邪馬台国の距離と方角を間違えた理由 101

改ざん前の報告書を推測する 106

「魏志倭人伝」の距離の記述を復元すれば太宰府に到達する 107

玉依姫を主祭神とする竈門神社 112

なぜ天神様が太宰府天満宮に祀られているのか 117

太宰府は九州の交通網の要所にある 123

出雲がなぜ古代の大都市なのか 126

卑弥呼の墓は大おお野の 城じょう市にある 134

なぜ奈良に大和があるのか 137

第5章 日本の文化の礎いしずえをつくった卑弥呼 143

「誠の道」という日本独自の思想 146

二十四節気が明らかにする日本の古代史 155

一月中、七月中、十月中という三つの祝宴 161

道教国家日本 165

日本古代史の真実を暴いた岡田英弘氏 166

おわりに 177

参考文献 180

=====

おわりに

 第1章の冒頭に、最初の謎として卑弥呼のいた形跡、例えば、ゆかりの神社や名が入った遺跡がまったくないのはなぜだろうかと述べた。だが、実際はその逆だった。日本には卑弥呼の軌跡(きせき)がいたるところに溢(あふ)れている。

 卑弥呼=玉依姫を主祭神(しゅさいじん)とする神社は、第2章、第3章で取り上げた京都の河合(かわい)神社、福岡の竈門(かまど)神社以外にもたくさんある。北は宮城県から南は鹿児島県まで、それこそ日本中にたくさんある。また、鬼道とは「天神」のことだと第2章で述べた。福岡の「天神」は九州最大の繁華街である。また、大阪の「天神」橋筋商店街と言えば六百以上の店舗が並ぶ日本一長い商店街のことである。日本は卑弥呼で溢れている。

この本で私が提示したのは、卑弥呼の新しいイメージである。今までは、卑弥呼は、よく言えば呪術師(じゅじゅつし)、悪く言えばただの占い婆さんであった。「王になったのは占いがよく当たるからだろう」という記述を何回か読んだことがある。その程度の認識であった。

しかし、卑弥呼はそういう人物ではない。『三国志』の「張魯伝」にあった「人々に正直であること、偽らないこと、病気になったら自分の過ちを告白すること」を、教えただろう。食べ物に困った人に食事を与えるための義舎もつくっただろう。しかも中国の奥地である漢中あたりから、危険な玄界灘と対馬海峡を渡って倭に来る気概をもっていた。だから、卑弥呼は凛とした美しい人だったと私は思う。

「卑弥呼は聖母マリヤのような人だっただろう」とここにはっきり書いておこう。これは、ただの比喩ではない。古代道教とは、実は東に流れてきたキリスト教なのである。私の先生の副島隆彦氏がそう書いている。第2章に書いてあるように「山上の垂訓」があり、義舎はまるで「修道院」、そして鬼卒は「修道者」のようである。だから、卑弥呼は本当に聖母マリヤのように聖人としてたてまつられていたと思う。そうでなければ、神武天皇の母として日本の歴史書に残ることはなかっただろう。

 もし私のこの見方に賛同してくれる歴史小説家の方がいたら、この本の内容を、ぜひ小説かドラマにしてほしい。「私のアイデアを盗用するな」などと野暮なことは言わない。絶世の美女である張玉蘭が、化外(けがい)の地、倭にわたる。東夷というのは中国皇帝に朝貢する国の呼び名であり、しない国はさらにその先という意味で化外と呼ばれる。そして、苦労して現地にとけこんでいく。姪が王室に嫁いだというので、貢物(みつぎもの)を送ったら、驚くほどの多量の返礼品と王の金印を送ってきた。

 そういう、現実が想像を上回った歴史ドラマだと私は思う。

本書を上梓するにあたっては秀和システムの小笠原豊樹編集長にお世話になりました。御礼申し上げます。また、副島隆彦氏から、岡田英弘氏に関する情報を含め、たくさんのアドバイスをいただきました。ここに感謝いたします。また、この本が書けたのは玉姫様の御加護とお導きの賜物(たまもの)と思っております。謹んで感謝の意を表したいと思います。どうもありがとうございました。

令和四年五月

下條 竜夫

(貼り付け終わり)

(終わり)※6月28日には、副島先生のウクライナ戦争に関する最新分析『プーチンを罠に嵌め、策略に陥れた英米ディープ・ステイトはウクライナ戦争を第3次世界大戦にする』が発売になります。


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 古村治彦です。
 副島隆彦先生の最新刊『プーチンを罠に嵌め、策略に陥れた英米ディープステイトはウクライナ戦争を第3次世界大戦にする 』が2022年6月28日に発売される。本書は2022年2月24日に勃発したウクライナ戦争の最新分析となっている。以下にまえがき、目次、あとがきを貼り付ける。
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プーチンを罠に嵌め、策略に陥れた英米ディープステイトはウクライナ戦争を第3次世界大戦にする

(貼り付けはじめ)

まえがき

 この本の内容は、表紙の書名に書いたとおり、「プーチンを罠に嵌(は)め、策略に陥れた英米(えいべい)ディープステイトはウクライナ戦争を第3次世界大戦にする」である。この書名(タイトル)で私の考えをはっきりと言い表した。

 この本は、この2022年2月24日、突如始まったウクライナ戦争で、日本人が何を深刻に感じたかを探(さぐ)る本である。

 私の結論は、「日本は平和な、中立国であるべきだ」である。これから世界は荒々しい戦

争(動乱)と大恐慌の時代に入る。もう安易な考えは通用しない。

 この齢(とし)になってこんなことが起きてしまった。私はウクライナ問題の専門家ではない。ロシアの政治の内部の動きもあまり知らない。普通の日本人として、2月24日からのプーチン大統領の命令(独断)によるウクライナ総攻撃(侵攻)に驚いて、慌てふためいて、それから3か月、ずっとネット上のニューズと情報文を朝も昼もなく追いかけて収集した。

 それでも私は、世界情勢を大きく見る目を40年間かけて自力で養ってきた。ウクライナ戦争が勃発(ブレイクアウト)して、これからの世界(人類の歴史)が大きく変わるのだ、ということは、嫌というほど分かる。

 私はもう自分が死ぬことはそれほど恐くない。もう十分に生きたという気持ちがある。だ

が若い人たちは戦争で死にたくないだろう。小さな子供を抱えている親たちはもっと死ぬ訳(わけ)にはゆかない。

 おそらく今度のウクライナ戦争は、このまま第3次世界大戦 [ザ ・サード・ワールド・ウォー](WW)にまでつながってゆく。私は冷酷にそのように予測(予言)する。それがいつ始まるか、だ。もうこのままでは、世界は収まらなくなった。

 私たちがたっぷりと享受した「世界の平和な時代」は終わりつつある。敗戦後(1945

年から)77年間、日本はずっと平和であった。世界中では、あちこちの国々で動乱と戦争があったが、日本は幸運にも直接の戦争の脅威に晒(さら)されなかった。アメリカさまに守っていただいたからだ(その代わり、お金もたくさん取られた)。

 日本はアメリカの家来、子分の国(属国)として諾々(だくだく)とアメリカの言うことを聞いて、それでも、これだけの豊かな国(本当は国民生活はかなり貧乏だ)になった。

 今度のウクライナのように悲惨なことになりたくない。と日本人は皆、本能で本気で思った。

 あんなにウクライナ人たちのように、激しい憎しみをもってロシア兵と、命を賭けて戦う

ことができるか。と自問すると、日本人は誰もがそんなことはできない。自分は戦争(殺し

合い)なんかする気がない、とハタと気づいて分かる。ごくごく一部の狂信的な者たちを除

いて。

 今度のウクライナ戦争で世界中の軍人が、日本の自衛官も真っ青になった。「オレもあん

な風に、ロシア兵のように戦車ごと吹き飛んで死ぬのかよ」とゾッとしたはずなのだ。これ

までずっとアメリカと共に、中国と戦うぞ、と偉そうなことを言ってきた者たち全員が、今、

心底(しんそこ)慄(ふる)えあがっているはずなのだ。

=====

『プーチンを罠に嵌め、策略に陥れた英米ディープステイトはウクライナ戦争を第3次世界大戦にする』◆ 目次

まえがき 1

第1章 ウクライナ戦争は核戦争まで行く。だが日本は大丈夫だ論 11

本当に核戦争になる 12

現実が未来予測を追い越す 16

世界で1億人が死ぬ 27

「ブチャの虐殺」の真実 30

ゼレンスキーそのものがネオナチ 42

ロシアの軍事作戦は国連憲章第51条に基づく 48

国連人権委員会のロシア追放決議は93対100で「可決」だった 54

核兵器の「×共同保有」議論は消えた 61

英情報機関が動いていた 72

台湾有事を煽動するのは日本のネオナチ 76

中国はドローンの最先端技術をロシアに渡すだろう 84

アメリカ軍将校がロシア軍の位置情報を解析して教えている 88

マリウポリで一般住民を人間の盾にしたアゾフ連隊 92

世界金融市場の動き 94

第2章 プーチンは罠に嵌はめられた 103

プーチンは開戦から罠に嵌められた 104

大暴落したルーブルは今や逆に大高騰 110

悪魔崇拝のディープステイトは世界中を火の海にする肚はらだ 114

手ぐすね引いて待ち構えていたアメリカ軍とNATO軍 118

戦争は続く。停戦はない。2024年に世界恐慌に突入する 122

第3章 ゼレンスキーはネオナチで大悪人 129

ゼレンスキーは『1984』のビッグブラザー 130

ウクライナは生物兵器と中性子爆弾の開発、製造をしていた 138

ディープステイトが仕組んだ世界中の集団発狂状態 143

日本は〝風の谷のナウシカ〟である 147

回廊国家は中立国として注意深く生きねばならない 150

ウクライナ国民の4割はロシア系 154

台湾人とは何か 158

今時キエフにいる日本人は日本政府の特務機関の〝鉄砲玉〟だ 161

日本政府は本当はロシアと対立したくない 163

インドのモディが重要 164

第4章 人類(人間)は狂ったサルである 169

狂ったサルは殺し合いをやめない 170

悪いのは米と英―これが本当の真実 175

日本には核は落ちて来ない 180

「責任はアメリカにある」のさらに一歩先まで行けない遠藤誉女史 184

「戦争の責任は米国とNATOにある」―J・ミアシャイマーとE・トッド 190

「サイバー戦に敗れたロシア軍は負ける」説 199

テレビのコメンテイターは軍事オタクとディープステイトの手先だらけ 202

第5章 ウクライナの歴史 209

1000万人が餓死した1933~1934年の〝ホロドモール〟 210

ヤヌコーヴィッチ政権のときウクライナは豊かな国だった 213

ネオナチとは何か 216

白人優越思想の起源 222

マリウポリ陥落 228

悪魔どもを滅ぼすまでプーチンは負けない 233

あとがき 241

=====

あとがき

 私は、この本で国論(こくろん)を変えたい。そして日本政府の対外(たいがい)政策の変更に影響を与えようと決意している。

 この5月18日に、ウクライナ戦争に決定的な戦況(せんきょう)の変化があった。ロシア軍が、この天王山(てんのうざん)の戦いに勝ち、ウクライナ軍は敗北をした。ウクライナ軍は「勝って兜(かぶと)の緒(お)を締めよ」(北条早雲[そううん]の嫡男[ちゃくなん]。後北条氏2代目北条氏綱[うじつな]の言葉)をせず、調子( 図[])に乗って東部に進撃して大敗北した。

 この戦争が始まって、3か月が経った。激しい戦闘の様子が、SNSの映像(動画)で流

れ続けて、私もそれらを追いかけ続けて、その中で自分の考え、立場、思想を明確にしてき

た。ロシア軍の戦車が次々に待ち伏せしたウクライナ軍のドローンと「ジャベリン」(携帯

式の対[たい]戦車誘導ミサイル)で吹き飛んで、散乱しているロシア兵の死体もたくさん見た。

 私は、日本国で、民間人国家戦略家( a Civilian National Strategist [ア・シヴィリアン・ナショナル・ストラテジスト] )を自称してきた。こう英語で書くとおり、私は私的な部内( private sector [プライヴェット・セクター])でしか自分の考えを主張( assertion [

サーション])できない。大きな勢力や集団、団体を背後に持たない私の考え(アサーション)の表明は無力であり意味を持たない。

 結論として、私は、ロシアの体制を支えているプーチンを全面支持し、全面的に応援する

立場になった。一言でプーチンが正しい。プーチンが指導する今のロシア国民の戦いはすば

らしい。このように私は旗幟[きし](敵、味方)を鮮明にしている。だから読者になってくれる者は極(きわ)めて限られてくる。商業出版物としてこういう著者の生き方は決して上手(うま)い生き方ではない。

 しかし今はもう世界的な緊急事態なのである。曖昧(あいまい)な態度を取ってはいられない。

 今も続いている愚劣なるウクライナのゼレンスキー大統領という男は、私にとっての敵である。ネオナチの極(ごく)悪人である。そしてゼレンスキーを背後から操(あやつ)って、ウクライナ国民を鉄砲玉のように使っている、西側(ザ・ウェスト)のアメリカのバイデン大統領たちは極悪人である。そこの主要な閣僚たちは、強固な反共右翼の統一教会 Moonie の大幹部たちである。今もヒラリー・クリントンがバイデンの背後で動いている。とりわけ、「ヘビのジェイク」“ Snakey Jake [スネイキー・ジェイク] Jacob [ジェイコブ]と呼ばれる安全保障担当大統領補佐官と、ヴィクトリア・ヌーランド国務次官(アンダー・セクレタリー)は、悪魔教(Diabolism [ダイアボリズム])の祭司で、人類を滅ぼそうとしている悪魔(ディアボロー)そのものである。11月のアメリカの総選挙(中間選挙 [ミッドターム・エレクション])で公職から攻め落とさなければいけない。

 このまま突き進めば、やっぱり人類は核戦争にまで至るし、第3次世界大戦(WWⅢ)に

突入してゆく。

 ここでは一切の甘い考えや、どっちつかずの中途半端(アメリカの俗語で half-ass [ハーフ・アス]と言う。お尻の半分だけ座席に腰かけている状態)な考えは、すべて消し飛んで消えてなくなる。

 私はプーチン支持であり、プーチンが戦っている敵であるディープステイト(陰に隠れる

世界支配者たち)と、自分の命を賭けた戦いを日本の言論でやってきた。

 ドイツの政治学者カール・シュミット( Carl Schmitt 1888-1985)が断言したとおり、「政治とは、敵と味方の区別をつけること、である」。

 私は日本国内における自分の敵たちを明確に識別し、彼らと、自分の運命としての持ち場

である日本という土俵で闘い続ける。

 幸い、日本国民の努力もあるから、日本には核兵器は落ちて来ない。だが、日本にもゼレ

ンスキーのような極悪人の人造人間のようなやつが現れて頭[あたま](ヘッド。首相)になるようならば、アメリカ製の核兵器を導入するだろうから、その時は、そこに向かってロシア及び中国の核が飛んで来る。

 この3か月の間に日本政府が行った一番重要な政治決断は、4月12日に、松野官房長官が、記者会見で、「日本は、AUKUS [オーカス](米、英、豪の国家情報共有協定)に参加することを拒否します」と言ったことだ。

 このAUKUS [オーカス]は、QUAD [クアッド](米、日、豪、インド戦略対話)が5月24日に東京で崩れたあとに出てきた反(はん)中国の、中国包囲網のための軍事同盟である。AUKUSは、Five Eyes(ファイブ・アイズ。5つの目)と呼ばれる英米系アングロ族の国家情報共有組織の一部である。中国は、はっきりと「AUKUSは、中国を包囲するためのアジア版のNATO(ネイト)である」と言っている。だから、日本政府(岸田文雄政権)が明確にこれへの参加の誘いを断ったことは、すばらしいことである。日本は、ロシア、中国ともケンカしないで仲良くしてゆくべきなのだ。

 私たち日本人は、今の平和憲法を死守しなければいけない。そして、「非核3原則」(1.核を作らない。2.持たない。3.[アメリカに]持ち込ませない)を堅持して、徹底的に平和な中立国 a non-aligned country(ア・ノンアラインド・カントリー) として生き延びなければいけない。

 そして、「アジア人どうし戦わず」(戦争だけはしてはならない)である。この標語は私が作ったものだ。

 私たちの日本国は、じつは、遠くで起きたウクライナ戦争で、

Japan is not the stakeholder [ステイクホールダー](利害関係人)in the Ukrainian war. ”

「日本は、ウクライナ戦争の関係当事者ではない」なのだ。これが国際社会からの冷厳なる

認定であって、日本はウクライナ戦争では傍観者(オブザーバー)である。

 だが、私たちはこんなに騒いだ。血相を変えた。ゾっとした。テレビやネットの情報や映

像(動画)に釘付(くぎづ)けになった。何故なのか。そのことを私はこの本一冊で、その謎を解いた。

私たちは、今、迫り来る何に脅(おび)えながら生きているのか。それをこの本で私は解き明かした。

 最後に。私の苦悩の3か月間を、脇でずっと見ていて、私が刻々と変わる戦況[せんきょう]war situation [ウォーシチュエイション] )で追い詰められながら書いた文章をこうして一冊の本に纏(まと)めてくれた、秀和システム編集部の小笠原豊樹氏に感謝します。

2022年5月

副島隆彦 

(貼り付け終わり)

(終わり)

※6月28日には、副島先生のウクライナ戦争に関する最新分析『プーチンを罠に嵌め、策略に陥れた英米ディープ・ステイトはウクライナ戦争を第3次世界大戦にする』が発売になります。


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 古村治彦です。

 2022年3月26日に西森マリー著『カバールの民衆「洗脳」装置としてのハリウッド映画の正体』(秀和システム)が発売になります。監修者は副島隆彦先生です。著者に森マリー先生は『[新版]ディープ・ステイトの真実 日本人が絶対知らない!アメリカ〝闇の支配層〟 』『世界人類の99.99%を支配する カバールの正体』の著者です。今回はハリウッド映画550本を解説しています。

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カバールの民衆「洗脳」装置としてのハリウッド映画の正体

 以下に監修者のことば、まえがき、目次、あとがきを貼り付けます。参考にしてぜひ手に取ってお読みください。

(貼り付けはじめ)

監修者のことば 副島隆彦

 

 西森マリーと私たちの、闘いは続く。

 人類の大敵 Deep State ディープ・ステイトを、さらに上から操(あやつ)る Cabal(カバール)の存在を、私たちに西森マリーが、前の本『カバールの正体』(秀和システム)で教えてくれた。

 今度は西森マリーは、ハリウッドに進撃した。ここも悪魔たちの巣窟(そうくつ)である。アメリカのカリフォルニアの無法者たちの荒野に、〝正義のガンマン〟(女性だからガン・パーソ[ス]ン?)がひとりで立ち向かう。私たちは固唾(かたず)を飲んで見守る。彼女はひとりで戦う。私たちはドキドキしながらそのあとを追いかける。「ホテル・カリフォルニア」(本書328ページ)を皆で合唱しながら。そして、この本から大量のお勉強をする。

「あー、もの凄くいい勉強になったー。これで創業113年(1909年にD・W・グリフィスたちが始めた)のハリウッドの全体像が分かったゾー」となる。このことをこの本の冒頭で私が請け負う。

 この一冊で合計550本のハリウッド映画界の真の正体が、透け透けに、透けて、見えた!

  例えば、81ページに出てくる映画『戦争の犬たち(ザ・ドッグズ・オヴ・ウォー)』の脚本家ゲイリー・デヴォアーは真実を描こうとして、CIAと深く付き合い過ぎた。1998年に車ごと排水路に嵌(は)まった姿で死体で見つかった。彼は両手を切断されていた。「余計なことを書くな」という警告だ。そして132ページの「(アメリカ海軍のファレル中佐は)実はソ連のスパイだった」というコトバが重要だ。

 ハリウッド映画をエンタメ(娯楽)としてしか見てこなかった人たちに、そろそろ本気になってもらいたい。映画を本気で見て、本気で、「ことの真相(それは複雑な顔をしている)はどうだったのか」を、この本と共に考えることで自分の脳を訓練しなさい。それが本当に自分の頭がよくなる秘訣です。日本でも三浦春馬[はるま](2020年7月18日)と竹内結子[ゆうこ](同年9月27日)の不審死があった。

  私が、この40年やって来たアメリカ政治思想研究の3割ぐらいは、ハリウッド・アメリカ映画( MGM[エムジーエム]社のイギリス製も含む)を見て真剣に考えたことで作られてきた。実は、私だってハリウッド映画評論の本を4冊書いている。恐ろしいのは、大衆へのプロパガンダ(情報操作と宣伝活動)だけではない。カバールは、権力者たちに反抗し抵抗する者たちの団体にスパイを潜り込ませて内部から攪乱(かくらん)し、おかしくすることである。

 すべては仕組まれている。世界中の大きな事件は、たいてい裏側に策略がある。老人になって古狸(ふるだぬき)になった私は、大きな真実が透けて見えるようになった。

 西森マリーが世界を頂点から支配するCabal カバールに向かって突撃してゆく、のと同じように、私は日本の持ち場で大きな真実を探り当てつつある。

 それは、日本共産党結党(創立)100周年である今年に、満天下に暴かれるべき真実である。1922年に結党したときの創立メンバーのひとりである野坂参三(のさかさんぞう)(長く共産党議長だった)は、最初から日本政府の内務省警保局(けいほきょく)特高(とっこう)(特別高等警察)が送り込んだスパイであった。今では政治問題に関わる知識人たちが知っている事実である。

 野坂は、事実が発覚した1992年(今から30年前)に共産党を除名されて翌年、101歳で死んだ。この年の9月に『週刊文春』の記事で事実が暴かれて共産党内が大騒ぎになったからだ。だが、真に恐ろしいのは、この『週刊文春』(文藝春秋)に情報を与えたとされる元共産党員を自称する者たち自身が、実は共産党に潜り込んでいた国家スパイ(公安警察)だったのである。潜入者の工作員(こうさくいん)を infiltrator(インフィルトレイター)と言う。まさしくこれがハリウッド映画のおはこ(十八番)であり、典型である。戦前、多くの共産党員を拷問にかけ殺害した日本の特高の後身(こうしん)が今の警察庁(警視庁ではない)である。

 かつて松本清張(1909-1992)という大(だい)作家がいた。彼が1964~1971年に書いたシリーズ『昭和史発掘』(これも『週刊文春』)に情報提供したのも、元共産党員たちだったとされる。そして真実はやはり共産党に潜り込んでいた政治警察官(ソートポリス)たちだったのだ。このようにして日本を代表する立派な大(だい)新聞社や大(だい)出版社たちも汚れている。私は、これらの秘密に関わる者たちすべてを許さない。すべて真実を暴き出す。

 さらには、東京大学の教授たちで敗戦後の日本の左翼と民主勢力を代表した〝岩波(書店)

朝日(新聞)文化〟の、その頂点にいた南原繁(なんばらしげる)総長と愛弟子の丸山眞男(まるやままさお)までが、真実は旧内務省警保局に関係していたのである。日本のすべての左翼とリベラル派は心底、震撼しなければいけない。

 私は、これらのことを最新刊の佐藤優(まさる)氏(彼は外務省の対外(たいがい)情報官、インテリジェンス・オフィサーの国家スパイだった)との対談本で話した。

  同じくアメリカ共産党CPUSA(シーピーユーエスエー)も、創立(結党)102年になるのだが(中国共産党は1年遅れで101周年)、結党時の創設者(ファウンダー)であるジョン・リード(『世界を震撼させた10日間』の著者)がモスクワで病死したあと、2人のアメリカ人の指導者(書記長)がいた。ウィリアム・フォスター William Foster とアール・ブラウダー Earl Browder である。内部で対立した。このうちの後者のアール・ブラウダーは、結党時からアメリカ連邦政府FBIが送り込んだスパイであった。まさしく日本の野坂参三である。この真実はアメリカ本国の左翼知識人の間で最近ようやく知られるようになった。アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『ターミネーター』(1984年)で、ターミネーターと戦う人類の生き残りたちの最高指導者がターミネーターであった。だから、私たちは、絶対に真実を伝え合わず、バカの振りをして生き延びろ、と私は自分の本で書いた。

 私は1950年代の〝赤狩り〟の旋風(マッカーシズム)の嵐をまともに受けた、真面目なアメリカ左翼知識人たちの研究もずっとやってきた。

私たちのこの世界はもともとこのように恐ろしい。テレビドラマも映画もいつも必ず「警察のスパイがいる」のである。西森マリーが描き出した今回のハリウッドの大作たちの裏側の真実すなわち Cabal による「世界民衆洗脳(プロパガンダ)」を、私たちは今こそ学ぼう。

  西森マリーが生(な)まの英語で読んで見て知った諸真実を、直流電気のように私たちに日本語(文)で教えてくれる。有り難いことである。私たち日本人も、Deep StateCabal との戦いを、前に前に推し進めなければいけない。

 

2022年2月23日

副島隆彦

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はじめに ── この本を楽しむための予備知識

Niemand ist mehr Sklave, als der sich für frei hält, ohne es zu sein.

Goethe

自分が自由だと誤認している人ほど、奴隷と化している人はいない。

ゲーテ

 

アメリカ国歌 The Star-Spangled Banner「星条旗」は、「砲弾が炸裂する中、夜(よ)

を徹して、星条旗が翻(ひるがえ)り、今もなお自由の大地 the land of the free と勇者の故郷に、我々の旗がはためいている」という内容の歌です。奴隷時代の黒人は別として、自由を求めて新天地に移住した初代アメリカ人も、近代に入ってからアメリカにやってきた移民も、アメリカ人のほとんどが「アメリカは自由の国・大地」 the land of the free だと信じています。

 しかし、実際は、アレグザンダー・ハミルトンが中央銀行を設立して以来、ほんの一時期を除き、アメリカは大銀行家集団の借金奴隷と化しているのです。

 アメリカで唯一貨幣発行権を有する連邦準備制度・連邦準備銀行は、大銀行家の集団が牛耳(ぎゅうじ)る私設機関です。まさしく1982年のルイス対(たい)合衆国の裁判で、第9控訴裁判所が「連邦準備銀行は独立した私有企業である」という判決を下しています。この私設機関が発行した貨幣を、利子を取ってアメリカ政府に貸し付ける、という形でアメリカ経済が成り立っています。つまり、連邦準備制度・連邦準備銀行が最初の1ドルを政府に貸し出した時点で、政府はすでに利子付きの借金を負い、アメリカ人はその借金を私設機関である連邦準備制度・連邦準備銀行に払うために高い税金を課せられているのです。

 ですから、アメリカ政府が連邦準備制度から脱出して、独自の貨幣を発行するまでは、アメリカ人もアメリカ在住者も、みな借金奴隷であり、自由人とはほど遠い存在です。

 IMFや世界銀行は、連邦準備制度、連邦準備銀行の世界ヴァージョンなので、この2機関(IMFと世界銀行)に加盟するメンバーも、みな借金奴隷です。

 ハリウッドが送り出す映画は、こうした現実に人々が気づかないようにするためのミスディレクション(誤誘導)です。

 ローマ帝国がパンとサーカスで人々を満足させ、元老院にとって不都合な現実から注意をそらしたのと同じように、支配層はハリウッドに娯楽映画を作らせて、人々を楽しませ、支配層に対する不平不満が爆発しないようにしているのです。

 映画・音楽業界(日本語の芸能界)が、英語で entertainment industry エンターテインメント(娯楽)業界と呼ばれるのは偶然ではありません。映画『グラディエーター』のマキシマス(ラッセル・クロウ)は、複数の対戦相手を殺した後、支配者層の人間の観客席に槍を投げ込み、唖然とする観客に向かってこう言っています。

 Are you not entertained ? Are you not entertained ? Is this not why you are here ?「楽し

んでないのか? 楽しませてもらってない、とでも言うのか?(人殺しを見て)楽しむためにここに来たんだろう?」

 ハリウッド映画は、大衆に日々の不満を忘れさせ、支配層にとって不都合な事実に気づかせないようにするためのpsyop(サイオプ psychological operation 心理操作作戦)なのです。

 

 本題に入る前に拙著『ディープ・ステイトの真実』、『カバールの正体』をまだ読んでいない人のために、カバールに関しておさらいしておきましょう。

カバールとは、中世から続いている大銀行家・大富豪、英国、オランダなどの王室、ヴァチカン上層部の支配層集団のことです。カバールは、国家という概念を廃止し、人口を大幅に削減して、世界を一つにまとめたワン・ワールドを形成し、完全な独裁政権を樹立しようとしています。CIA、FBI、MI6(エムアイシックス)、NATO(ネイトー)、大手報道組織はカバールの執行機関で、カバールの目的を達成するために、戦争を起こし、スパイ活動を行い、賄賂(わいろ)やハニートラップで政治家や判事を恐喝し、カバールが望む政策を展開させています。

英米の報道機関はそもそもカバールにとって都合のいい情報を流すためのフェイク・ニューズ拡散機関で、この報道機関から諜報機関が生まれました。

 この本では、さらに一歩踏み込んで、「映画もカバールの報道機関である」ということを、

揺るぎない事実を提示しながら証明していきます。

 映画の筋書きよりもおもしろい映画業界の真相を、じっくりとお楽しみください!

 本文の記述の典拠となる資料、ビデオのURLは、秀和システムのホームページhttps://

www.shuwasystem.co.jp/ にある本書のサイトのサポート欄に掲載してあります。

 

【注】この本では、〝ハリウッド〟を映画業界の代名詞として使っているので、大手英国映画会社の作品も〝ハリウッドのサイオプ〟の一環としてご紹介しております。

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『カバールの民衆「洗脳」装置としての ハリウッド映画の正体』目次

 

監修者のことば 1

はじめに ── この本を楽しむための予備知識 7

 

第1章 プロパガンダ映画の黎明 ── 第1次世界大戦 19

英・戦争宣伝局(ウェリントン・ハウス)という偽にせ情報制作機関 19

爆薬を輸送していたルシタニア号 27

 

第2章 プロパガンダ映画への全面協力 ── 第2次世界大戦 29

ドイツへの反感を強化した『美女ありき』 29

スパイ活動のほかプロパガンダも担ったOSS(戦略情報局) 32

強まるOSSとハリウッドの関係 35

短編映画『ロード・トゥ・ヴィクトリー』 40

OWI(戦時情報局)の設立により一貫性のあるプロパガンダを拡散 43

OWIの映画製作配給7つの原則 45

『カサブランカ』は恋愛映画ではありません 47

制作された数百本の戦争プロパガンダ映画 55

ディズニーは120%大政翼賛 57

 

第3章 ペンタゴンとCIA 63

ミリタリーエンターテインメント・コンプレックス(軍娯楽複合体) 63

国防省広報局のハリウッド担当、フィル・ストラブ 65

「アメリカ軍は正義の味方!」を植えつけろ 69

国務省傘下のCIAはもっとあくどい 75

CIAはどんな監督・脚本家、有名スターでも黙らせる 79

ペンタゴンが〝イノシシ〟なら、CIAは〝クモ〟 86

ヒッチコックもCIAに使われた 89

 

第4章 FBIの影響力 95

ハリウッド・スターも監視したフーヴァーFBI長官 96

従わなければ〝人格抹殺〟 100

どんな修正、改ざん、カットが行われるか 104

 

第5章 戦争、紛争、テロ、革命 109

フランス革命もの ──『マリー・アントワネット』 109

ナポレオンもの ──『ワーテルロー』他 112

南北戦争もの ──『風と共に去りぬ』、『グローリー』 114

ロシア革命もの ──『追想』、『ドクトル・ジバゴ』 115

第2次世界大戦もの⑴ ──『パットン大戦車軍団』 118

第2次世界大戦もの⑵ ──『プライベート・ライアン』『パールハーバー』 123

ロシアの脅威・冷戦もの ──『007/ロシアより愛をこめて』『若き勇者たち』他 127

ロシアの脅威・ポスト冷戦もの ──『ロシア・ハウス』『クリムゾン・タイド』他 132

ベトナムもの ──『ディア・ハンター』『地獄の黙示録』他 134

中東もの ──『アラビアのロレンス』『エンテベの勝利』他 138

ムジャーヒディーンもの ──『ランボー3/怒りのアフガン』他 151

9・11もの ──『ユナイテッド93』『ワールド・トレード・センター』他 155

アフリカの紛争もの ──『レッド・スコルピオン』 158

 

第6章 ホロコースト、ユダヤ人差別もの 163

長蛇の作品リスト 163

『シンドラーのリスト』に記された但し書き 177

600万人という数字 181

 

第7章 噓の上塗り、フェイク・ヒストリー 185

十字軍、テンプル騎士団もの ── 軍事と金融の癒着の隠蔽 185

リンカーン暗殺もの──本当はリンカーンを憎んでいた北部の銀行家 188

連邦銀行もの ── タイタニック沈没の真実 189

フォークランド紛争もの ── 英国海軍、石油会社のグラディオ 192

フランクリン・ルーズヴェルトもの ── 米国史上最悪の大統領を糊塗(こと) 195

ローザ・パークスもの ── 驚きの公民権運動勝利のシンボル 196

イスラム教テロもの ── フェイク映像は簡単に作れる 201

 

第8章 リミティド・ハングアウト ~限定的露呈~ 205

大きな機密を守るために小さな機密をわざと漏らす 205

「ジャーナリストは正義の味方」という誤認を広めた映画 206

CIAの犯罪を隠蔽するための映画 213

グラディオ、資金洗浄、爆弾テロの真実を隠蔽するために 222

 

第9章 イルージョンの刷り込み 229

イングランド王族もの ──〝英国王室は名誉ある家族〟という噓 229

ウォール・ストリートもの ──〝誰でも株で儲けられる〟という幻想 230

サクセス・ストーリーもの ── 本当は〝私たちはみな借金奴隷〟 232

奴隷もの ──〝奴隷がいたのは大昔のこと〟という幻想 233

弁護士もの ──〝アメリカの司法制度は公正〟という幻想 237

政治もの ──〝2大政党制は機能している〟という幻想 240

陰謀もの⑴ ──〝気象兵器は存在しない〟と思う人こそ陰謀論者 241

陰謀もの⑵ ──〝政府による人殺しなど映画の中でしかあり得ない〟という幻想 244

エイリアンもの ──〝宇宙人が攻めてくる!〟に気をつけろ 250

〝小さな幸せで満足しよう!〟も立派なサイオプ 253

 

第10章 予知映画 255

007シリーズ ── 近未来情報がいっぱい 255

宇宙もの ──『2001年宇宙の旅』『未知との遭遇』他 258

サイボーグ/ロボット/アンドロイド/AIもの ──〝まもなく現実になりますよ〟 261

記憶操作/マインド・コントロール/VRもの ── 現実世界の不満を爆発させない 263

クローン/臓器搾取もの ── すでに現実化、ただし超富裕層だけ 264

人体交換もの ── 来る受け容れの日のための心の準備 265

異種間恋愛・友情もの──〝超人〟やハイブリッド人間に慣れさせる 266

人口削減・食糧不足・階級闘争もの ── ディストピア映画の真骨頂 267

ナチスSFもの ── なぜ〝彼ら〟は南極に行くのか 269

危険な未来もの ── アメリカがディストピア化する 272

警察国家/監視もの ── このディストピアならすでに現実化した 274

パンデミック/伝染病もの ── コロナウイルスへの心の予行演習 276

環境破壊/地球温暖化もの ── 地球を壊しているのは本当は誰か 277

オバマ政権2期目以降のディストピアもの ──〝無駄な抵抗はやめよ〟という警告 280

 

第11章 ソウシャル・エンジニアリング 287

ダイアモンドは永遠の愛の印 ──『ダイヤモンドは永遠に』他 287

タバコはクール ──『アイ・ラヴ・ルーシー』他 291

プロダクト・プレイスメント ── 映画の中でのブランドの宣伝 293

ペドフィリアの通常化 ──『ロリータ』『アメリカン・ビューティー』他 294

ヒッピーもの ──『イージー・ライダー』『ヘアー』他 301

女権拡大/働く女性/ハウスハズバンド美化もの 303

シングル・マザー謳歌もの 305

LGBTもの 310

〝過剰社会的正義の追究者(SJW)〟 313

〝白雪姫をやめて黒雪姫を、白鳥の湖の代わりに黒鳥の湖を〟 316

 

第12章 アートも音楽もマインド・コントロールの道具 319

アートもカバールのサイオプの道具だった 319

カウンター・カルチャーのミュージシャンの多くが軍人の子どもなのはなぜ 320

〝ホテル・カリフォルニア〟の歌詞の意味 328

 

あとがき 332

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あとがき

 

All the world’s a stage, And all the men and women merely players.

Shakespeare

この世はすべて一つの舞台、男も女も人間はみな単なる役者にすぎない。

シェイクスピア

 

 ハリウッド Hollywood holly「ヒイラギ」wood「木、森」という意味です。常緑樹(evergreen)のヒイラギは、ギリシア・ローマ時代から神聖な木と見なされ、ドロイド(古代ケルト社会の魔術師)はヒイラギの枝を魔法の杖として使っていました。

 ラジオやテレビの番組は、英語ではプログラム program 、番組編成はプログラミングprogramming で、コンピュータのプログラミングと同じです。ウェブスターの辞書は、動詞の program の意味を、to predetermine the thinking, behavior「思想や行動をあらかじめ定める」と定義しています。

 ハリウッド映画は、人々が真実に気づかないようにするための魔法、ラジオやテレビは人々の思想や行動を操縦するためのプログラミングです。

 シェイクスピアの言葉通り、私たちは皆、カバールが作ったシナリオやトレンドに踊らされ、カバールの手下であるセレブやニュースキャスターのいいなりになって、まったく自覚がないままカバールにとって都合のいい役目を果たし、役柄を演じているのです。

 地球全体が『トゥルーマン・ショー』(1998年、本書275ページ) のセット、世界人口の99・99%がトゥルーマンで、無数のトゥルーマンたちが、人口削減を目指すカバールが繰り出す戦争、革命、テロ、暴動、経済恐慌、地震、ハリケーン、吹雪、干ばつ、飢餓、疫病を必死にかいくぐりながら生きている ―― これが現実です。

 私がこの「あとがき」を書いている最中も、カバールがワグ・ザ・ドッグ(重要な事実から注意をそらすための偽旗[にせはた]作戦)を展開し、「ロシアがウクライナを侵略した!」と騒ぎ立てています。実際は、ウクライナで資金洗浄や生物兵器開発などを行うカバールの手下どもをロシア軍が成敗しているだけで、民間人を攻撃しているのはウクライナ人のネオナチです。

 カバールの連中は、フェイク・ニューズを信じ切っている sheeple(羊のように従順な人々)を見て、「バカどもを、またしてもまんまと騙してやった!」と、大笑いしています。

 CIA、FBI、NSAなどは Alphabet agencies アリファベット・エイジェンシーズと呼ばれていますが、カバールに都合の悪い映像や情報を削除する YouTube 、グーグルの親会社が Alphabet Inc. という名称なのは、偶然ではありません。YouTube もグーグルもアルファベット・エイジェンシーの一員で、カバールの偽情報拡散・情報操作機関です。

 人類は偽情報の泥沼の中で溺れています。

 しかし、トランプ大統領がフェイク・ニューズの実態を晒し出してくれたおかげで、アメリカ人の半数がしっかり目覚めました。

 アメリカでは、一部の報道機関やSNSが「オバマ政権がトランプ候補のオフィス、トランプ大統領のホワイトハウスを盗聴していた」という事実を報道しています。オバマやヒラリーの犯罪が白日の下に晒され、バイデンの化けの皮(ラテックスのマスク)が剝がされる日も、そう遠くはないでしょう。

 CNNのコロナ担当、ドクター・ウェンが、ボストン・マラソン爆弾テロ(グラディオ)でクライシス・アクトレスをやっていた映像にも再び注目が集まっています。(明らかにクロマキーを使ったフェイク・インタビューで笑えます!)

  https://www.youtube.com/watch?v=fwlc0eg15RU

 ホワイトハウスのセットにいるバイデンを記者たちが撮影している写真も出回っています。

 https://archive.fo/oAd0f

 https://archive.fo/SEc4g

 

 カナダのジャスティン・トルドー首相(フィデル・カストロの息子)が、ワクチン義務化に反対する人々の銀行口座を封鎖したときは、リベラル派さえも「やりすぎでは?」と思いました。

 アメリカの経済が破綻するのは時間の問題です。激しいインフレや食料不足などが起きて、大恐慌時代のようなパニックに陥れば、果てしなく愚鈍なバイデン支持者も自分たちが実は奴隷なのだ、と気づいてくれるでしょう!

 読者の皆さんが、テレグラムや Truth Social で真実を広め、フェイク・リアリティの中でぼんやりしている人々を起こす〝目覚まし作業〟に参加してくれますように!!

 

最後に、今回も丁寧に監修をしてくださった副島隆彦先生と、ドイツ語の翻訳を助けてくださった小笠原豊樹さんに、深くお礼を申し上げます。

 

この本の記述の根拠となる出典、ビデオのURLは秀和システムのホームページ https://

www.shuwasystem.co.jp/ の本書のサイトのサポート欄に掲載してあります。

 

2022年2月24日、不法移民が溢れかえるテキサスにて

西森マリー

 

(貼り付け終わり)

(終わり)

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