古村治彦です。
ジョー・バイデン大統領の大統領選挙撤退とカマラ・ハリス副大統領の民主党の大統領選挙候補内定を受けて、「カマラ・ハリスは新鮮だ!」「トランプに勝てる!」という大合唱がアメリカだけではなく、日本でも主要メディアでなされている。ハリス急上昇の雰囲気作りがなされている。アフリカ系やヒスパニック系などのマイノリティ、女性や若者たちの間で支持が増えている、という報道もなされている。J・D・ヴァンスの以前の発言で、「子供のいない猫をたくさん飼っている女性(childless cat lady)」という言葉があったことで、支持を減らしているということもあるようだ。
ハリスに対する賛否それぞれの論稿をご紹介したい。賛の方は、あのヒラリー・クリントンがニューヨーク・タイムズ紙に寄稿した論稿だ。否の方は、保守派のジャーナリストであるジェイソン・ライリーがウォールストリート・ジャーナル紙に寄稿したものだ。
ヒラリーは、次のように述べている。「彼女(ハリス)はアメリカ政治の新たなスタートを示す希望に満ちたリーダーであり、ドナルド・トランプを打ち負かす能力を持っている。選挙では、自己中心的な犯罪者と新しい解決策を持つハリス氏との明確な対比が求められる。ハリス氏は、偏見や偽情報に直面しながらも、有権者に正しい情報を届けることが重要である」。
「ハリス氏は初のアフリカ系アメリカ人および南アジア系女性としての立場で新たな挑戦に直面するが、過去の成功をもとに進歩を可能とする信念を持っている。特に中絶禁止や民主政体への攻撃が女性有権者を刺激しており、ハリス氏がその先頭に立つことが期待されている」。
「バイデン氏とハリス氏は、新型コロナウイルス感染拡大後の経済復興を主導し、1500万以上の雇用を創出した実績がある。彼らの指導の下で、失業率は低下し、困難な状況でもインフレを抑えながら雇用を維持してきた。バイデン氏とハリス氏は、超党派の協力を通じて重要な法案を可決し、国民の生活向上を図った。
ハリス氏は、過小評価されてきたが、この瞬間に向けて十分に準備が整っている。カリフォルニア州の検察官や司法長官としての経験を活かし、トランプ政権に対して厳しい質問を行ってきた。副大統領としても難しい決断を共にし、女性の権利に関して強い擁護者となった。トランプ氏に対しては、彼の危険な政策に対する反撃を行うことが期待されている」。
ヒラリーは、ハリスは、バイデン政権の副大統領として実績を残し、中絶や女性の権利などで先頭に立つということもあり、女性有権者が大きく動くだろうとしている。
ジェイソン・ライリーは次のように書いている。「今後の課題は、民主党がカマラ・ハリス副大統領への支持を結集することだ。バイデン氏が再選を断念した後、ハリス氏は党の支持を受けているだが、彼女が2020年にアイオワ州党員集会に参加できなかったことを踏まえると、一般民主党員の支持を得られるかは不透明だ。民主党のストラティジストたちは、ハリス氏がバイデン氏の副大統領候補に選ばれた背景と同様の状況に直面していると指摘している」。
「彼女の進歩主義的な立場に対する支持が得られるかが鍵となる。ハリス氏は国境危機への対処を担当したが、その任務で失敗したため、移民削減を求める候補者が支持を受けている状況がある。さらに、ハリス氏の人種に関する見解も主流から外れている。彼女は、奴隷制賠償に関する法案の共同提案者であり、賠償の必要性についても言及しているが、2022年の調査ではアメリカ人の大多数が賠償に反対していることが明らかになった。
「ハリス氏のようなリベラル派がアフリカ系アメリカ人コミュニティよりも不法移民の問題を重視する傾向があるという意見が広がっているため、これが民主党にとってプラスになるかは不透明だ。民主党にとって本当に必要なのは軌道修正だが、ハリス氏を選ぶことでその実現が難しくなる可能性がある。バイデン氏は年齢や健康問題、インフレや犯罪といった問題に対して有権者に納得させるのが難しい状況にあり、彼が再選を目指す中、民主党はドナルド・トランプ氏の自滅に期待しているとも言えるだろう」。
ライリーは、民主党自体が、沿岸部進歩主義(coastal progressivism)のために、左傾化しているなかで、軌道修正が必要であるが、ハリス自体が左派であるために、それが望めない。それは、アメリカの有権者の主流から外れているからであり、ハリスが勝利するためには、トランプの自滅を望むしかないとしている。
アメリカ大統領選挙本選挙は、各州での勝利者が選挙人団を総取りする「勝者総取り(winner-take-all)」システムである。有権者の投票の総計では決まらない。投票の総計で称しても、選挙人数で負けたのが2016年のヒラリー・クリントンだった。大きな流れと共に、各州の細かい動きも見ていかねばならないが、カマラ・ハリスがドナルド・トランプを逆転しているという能天気な報道は誤っている。
(貼り付けはじめ)
ヒラリー・クリントン:Hillary Clinton: How Kamala
Harris Can Win and Make History
ヒラリー・ロダム・クリントン(2016年大統領選挙民主党候補者)筆
2024年7月23日
『ニューヨーク・タイムズ』紙
https://archive.is/udpIy#selection-647.0-1111.1
歴史は私たちに注目している。ジョー・バイデン大統領の選挙活動を中止するという決定は、私がこれまでの人生で見た中で最も純粋な愛国心の行動だった。それはまた、私たちの国の魂のために彼の戦いを続けるよう、私たちに行動を促すものでもある。これからの15週間は、この国が政治的にこれまで経験したことのないようなものになることは疑いの余地はない。今回の選挙は民主党が勝てる、そして勝たなければならないレースだ。
バイデン氏は大変かつ珍しいことをした。大統領を務めることは生涯の夢だった。そして、最終的にそこに到達したとき、彼は大統領として業績を残してきた。それを放棄し、仕事を終えることがバトンを渡すことを意味する。このことを受け入れるには、真の道徳的明晰さが必要だった。国家はより重要だった。その夢を共有し、それを手放すことで諦めねばならなかった一人として、これが簡単ではなかったことを私はよく認識している。しかし、それは正しいことだった。
選挙は未来に関わるものだ。だからこそ、私はカマラ・ハリス副大統領に興奮している。彼女はアメリカ政治の新たなスタートを象徴している。彼女は希望に満ちた統一的なヴィジョンを提供することができる。彼女は才能があり、経験があり、大統領になる準備ができている。そして私は、彼女がドナルド・トランプを倒すことができることを知っている。今回の選挙では、更に鋭く明確な選択が迫られている。一方には、自分のことだけを考え、私たちの権利と国の時計を戻そうとしている有罪判決を受けた犯罪者がいる。もう一人は、アメリカの最良の時代はまだ先だという私たちの信念を体現する、聡明な元検察官で成功した副大統領だ。それは古い不満と新しい解決策の対照となっている。
ハリス氏の経歴と人格は、氾濫する偽情報や、既にMAGAの代弁者たちから聞かされているような醜い偏見によって歪められ、軽蔑されるだろう。彼女と選挙陣営は雑音を打ち破る必要があり、有権者である私たち全員が何を読み、何を信じ、共有するかについて熟慮する必要がある。
私は、強い女性候補者がアメリカ政治の性差別と二重基準を乗り越えて戦うのがどれほど難しいかについて、多少ではあるが知っている。私は魔女(witch)だとか「嫌な女(nasty woman)」だとか、もっと酷いことを言われてきた。私は非難され嘲笑された。候補者として、私は歴史を作ることについて話すことを避けることがあった。有権者にその準備ができているかどうか分からなかった。そして、私は障壁を突破するために走っていた訳ではない。私はその仕事をするのに最も適任だと思ったので立候補した。その高くて最も固いガラスの天井を打ち破ることができなかったことは今でも心痛むが、2度の大統領選挙活動を通じて、女性がトップに立つことが普通のことのように思われたことを誇りに思う。
ハリス氏は、主要政党のトップに立った初のアフリカ系アメリカ人および南アジア系女性として、独特の更なる課題に直面することになる。それは事実だが、恐れる必要はない。進歩は不可能だと信じるのは罠だ。結局のところ、私は2016年に全国一般投票で約300万票の差をつけて勝利し、アメリカ国民が圧倒的多数で初のアフリカ系アメリカ人大統領を選出したのはそれほど前のことではない。2022年の中間選挙で見られたように、中絶禁止と民主政治体制への攻撃がこれまでにないほど女性有権者を刺激している。ハリス氏が先頭に立ち、この動きは止められない波となる可能性がある。
彼女がバイデン氏に代わって選挙運動を組織するには時間が足りないが、イギリスの労働党とフランスの広範な左翼連合は最近、更に短い時間で大きな勝利を収めた。ハリス氏は民主党に懐疑的な有権者に働きかけ、説得が必要な若い有権者を動員する必要がある。しかし彼女は、家族の生活にかかるコストをさらに削減し、常識的な銃安全法を制定し、私たちの権利と自由を回復し保護するという強力な実績と野心的な計画に基づいて実行することができる。
彼女はバイデン政権の成果について語るべき素晴らしい話を持っている。バイデン氏とハリス氏は、トランプ氏がパンデミックに失敗し経済を衰退させた後、アメリカの復活を主導した。彼らの指導の下、米国は1500万以上の雇用を創出し、失業率は50年ぶりの低水準に近づいている。
世界中でインフレが急増したとき、経済学者の多くは、インフレを抑える唯一の方法は、大規模な雇用喪失を伴う痛みを伴う不況になるだろうと述べた。しかし、インフレが正常な水準に戻り、勤労者の実質所得が増加する中、バイデン氏とハリス氏はアメリカ人の働きを続けた。超党派の政治は終わったと多くの人が思っていたとき、バイデン氏とハリス氏は共和党と民主党を結集させ、インフラとクリーンエネルギー、マイクロチップ、国家安全保障に関する主要法案を可決させた。薬価から学生ローンまで、彼らは私たちの国を更に強くし、人々の生活をより良くする結果をもたらしてきた。
政界の多くの女性と同様、ハリス氏はこれまでずっと過小評価されているが、この瞬間に向けて十分な準備ができている。カリフォルニア州の検察官および司法長官として、彼女は麻薬密売人、汚染者、略奪的金融業者と対峙した。連邦上院議員として、彼女はもじもじするトランプ政権当局者や候補者たちを厳しく質問し、見ていて刺激的だった。ハリス氏は副大統領としてシチュエーションルームで大統領と同席し、指導者として最も難しい決断を下す手助けをしてきた。そして、連邦最高裁判所がロウ対ウェイド事件を破棄したとき、彼女は女性の生殖に関する権利の回復に対する政権の最も情熱的かつ効果的な擁護者となった。
大統領として失敗し、危険な政策を訴えているトランプ氏に対して、彼女が説得力のある反撃を行い、追及の言葉を聞くのを楽しみにしている。トランプ大統領の2期目は、1期目よりももっと悪くなるだろう。トランプ氏の計画はより極端で、より自由であり、彼の最悪の本能の一部を抑制していたガードレールはなくなっている。
ハリス氏は、トランプ氏が提案している一律関税(across-the-board
tariffs)、富裕層向けの大幅な減税(sweeping tax cuts for the rich)、大量国外追放(mass deportations)のおかげで、トランプ氏の下ではインフレが再び急上昇するだろうとアメリカ国民に説明できる。中絶の権利のさらなる制限から教育省の解体に至るまで、「プロジェクト2025」でトランプ氏の支援者たちが概説した政策は、アメリカをより弱体化し、より貧しく、より分断するレシピとなっている。
副大統領の法執行機関での経験は、犯罪と移民に関するトランプ氏の嘘に反論する信頼性を与えている。事実は彼女の味方だ。トランプ氏の下で殺人率が急増した後、バイデン・ハリス政権下では殺人率は急減している。不法な国境越えも急速に減少しており、バイデン氏の最近の大統領令のおかげで、現在は2020年以来最低となっている。もしトランプ氏が今年連邦議会での超党派の移民妥協案を自らの利己的な政治目的で潰していなかったら、私たちは更に前進していただろう。
バイデン氏の友人であり支持者として、これはほろ苦い瞬間だと思う。彼は賢明で礼儀正しい人で、私たちの国によく尽くしてくれた。私たちは旗手を失い、彼の安定したリーダーシップ、深い共感力、闘争心を失うことになるだろう。しかし、私たちは新しいチャンピオン、活性化されたキャンペーン、そして新たな目的意識など、多くのことも得た。
悩みや苦しみの時代は終わった。今こそ、組織し、結集し、勝利する時だ。
※ヒラリー・ロダム・クリントン:2016年大統領選挙民主党候補者、元米国務長官、元ニューヨーク州選出連邦上院議員。
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カマラ・ハリスは民主党が必要とする変化ではない(Kamala Harris Isn’t
the Change Democrats Need)
-犯罪から移民、インフレに至るまでの諸問題に関して、彼女は同じ失敗した左翼政策を更に提案している。
ジェイソン・ライリー筆
2024年7月23日
『ウォールストリート・ジャーナル』紙
https://www.wsj.com/articles/kamala-harris-isnt-the-change-democrats-need-161d0b2c?mod=opinion_lead_pos6
2020年のサウスカロライナ州大統領選挙民主党予備選で、ジョー・バイデン氏が勝利し、バイデン氏が選挙戦で最も当選しやすい民主党候補者であることが明らかになった後、党指導者たちは、バイデン氏のために候補者の座を明け渡した。エイミー・クロブシャーやピート・ブティジェッジなどのライヴァルたちは、肘を押されて脇に追いやられ、国政での将来を望むなら協力するよう言われた。仕方がないので、彼らは協力した。バイデン氏がドナルド・トランプ氏を破り、民主党は連邦下院での過半数を維持しながら、連邦上院を奪還した。これは党規律の驚くべき偉業だったが、民主党は再びそれをやり遂げることができるだろうか?
来月シカゴで開催される、民主党全国大会に向けた、民主党の大きな課題は、民主党がカマラ・ハリス副大統領への支持を結集させることである。バイデン氏は日曜、再選への挑戦を打ち切った後、ハリス副大統領を支持した。ハリス氏は民主党高官や大口献金者たちの支持を確保しているように見えるが、わずか4年前、彼女がアイオワ州党員集会にすら参加できなかったとき、予備選挙有権者が彼女の立候補を拒否したことを忘れてはいけない。
2016年、共和党の有権者はトランプ氏を指名したが、トランプ氏は当選できないと考えていた共和党エリートたちは落胆した。今年はリベラル派の権力者たち(booh-bahs)がハリス氏を推しているが、問題は一般民主党員が彼女に対する考えを変えたかどうかだ。民主党ストラティジストたちは、ハリス氏が2020年にバイデン氏が年齢への懸念やジョージ・フロイド氏の死を受けてのアフリカ系アメリカ人連邦議員たちからの圧力に対処するためにハリス氏を副大統領候補に選んだのと同じような瞬間を迎えていると主張している。
時間がないのは事実であり、ハリス氏は既に正式な審査を受けている有名人であり、インド人の母とジャマイカ人の父を持つ娘として、全国大会での人種や性別をめぐる党内抗争を避けるには十分な条件を満たしている。しかし、こうした表面的なことを超えて、考えている民主党支持の有権者たちは、ハリス氏の沿岸部進歩主義(coastal progressivism)に取り組まなければならないだろう。ハリス氏はこれを体現しており、4年前に民主党がバイデン氏を基準に選んだ際に、ハリス氏と他の極左候補者が激怒した理由の一つとなっている。
ギャラップ社は今月、アメリカ成人の55%が移民レヴェルの引き下げを望んでいると報告した。これは1年前の41%から大幅に上昇し、2001年以来の最高水準となった。「意識の変化は、昨年末に毎月の不法国境越えが記録的な水準に達したことを受けて起きた」とギャロップは述べている。加えて、ギャラップの「この国が直面している最も重要な問題に関する月次測定では、移民が今年も一貫して最上位の問題にランクされている」という。民主党はハリス氏に、国境危機への対処を担当させたが、その任務で惨めに失敗したため、今や国の半分以上が移民削減を要求している候補者たちを擁立している。
人種に関するハリス氏の見解も同様に、主流から外れている。トランプ氏の側近の誰かが、トランプ大統領の反対派が奴隷制度賠償(slavery reparations)を支持していることを思い出させるまで待つことだ。ハリス氏は連邦上院議員として、同じく民主党所属のコーリー・ブッカー議員が提出した「奴隷制の影響とアフリカ系アメリカ人に対する継続的な差別を研究し、奴隷の子孫に対する賠償案について勧告する委員会を設立する(establish a commission to study the impact of slavery and continuing
discrimination against African-Americans and make recommendations on reparation
proposals for the descendants of slaves)」法案の共同提案者となった。
2019年の大統領選挙運動中、ハリス氏は全米公共ラジオに対し、賠償は「人によって意味が異なる。しかし、私が言いたいのは、何世代にもわたる差別と制度的人種差別の影響を研究し、介入(intervention)という観点から、軌道修正するために何ができるかを判断する必要があるということだ」と述べた。彼女はアル・シャープトンに対し、もし自分が大統領に選出され、賠償法案を連邦議会が可決したら、「私はその法案に署名する」と語った。
2022年のピュー・リサーチ・センターの調査では、アメリカ人が奴隷の子孫に補償する取り組みを2対1以上で、反対していることが判明した。
ハリス氏の過去の賠償金支持は、不法移民への無料医療(free healthcare)提供への過去の支持と同様に、無効になる可能性が高い。民主党のエリートたちは、彼女がアフリカ系アメリカ人女性であるという理由で、有権者がこれら全てを許し、忘れることを期待しているのだろうか?
ハリス氏の突然の昇格は今年のアフリカ系アメリカ人投票率の上昇を引き起こす可能性があるが、その全てが民主党にプラスになるということはない。もし世論調査が正しければ、ハリス氏のようなリベラル派はアフリカ系アメリカ人コミュニティの福祉よりも、不法移民の福祉を重視していると考えるアフリカ系アメリカ人有権者が増えることになる。
民主党にとって、本当に必要なのは軌道修正(course correction)であるにもかかわらず、大統領選挙候補者の名前を変えようとしている。そして、ハリス派の誰もがその軌道修正を実現することはできない。バイデン氏の再選は、年齢と病弱のせいもあるが、空回りしていた。彼はまた、インフレや犯罪から移民や外交政策に至るまで、あらゆるものに対する彼の処方箋が、第二のトランプ大統領に期待されるものよりも望ましいものであることを有権者に納得させるのに苦労していた。ハリス氏を選んだことで、民主党は、ドナルド・トランプ氏が11月に自分自身を打ち負かすこと(自滅すること)に賭けていると言えるだろう。
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