古村治彦です。

 アメリカ大統領選挙の民主党の副大統領候補は難航しているようだ。カマラ・ハリス副大統領を民主党の大統領選挙候補者に決めるのは、オンラインで、まるでシャンシャン株主総会のような感じで、候補者はハリスさんしかいませんでした、という形だけの投票のようなもので決められた。民主党はエリートである連邦議員たちや政治家たち、更には、ボストン王朝ケネディ家、ニューヨーク王朝クリントン家(名門クオモ家を叩き潰した)、シカゴ王朝オバマ家が支配する政党になった。これに対しては、民主党内部でも不満がある。その不満の出ていく先が、副大統領候補者選びだ。カマラ・ハリスと側近たちが好ましい人物を選べばよいのだが、ここしか自分たちの意見を言える場所がないとばかりに、民主党内の様々な人たちやグループが意見を表明している。もしその意見に沿わない形での人選が行われた場合に、民主党内が団結できるかどうか、先行きは不透明だ。

 副大統領候補者選びが難航しているのは、どの人物にも捨てがたい長所がある一方で、無視しがたい短所があるためだ。それらを天秤にかけて、はかりが最も水平になる人を選ぶということになるだろう。選挙戦術的に言えば、何と言っても、激戦州の中でも最も重要な州であるペンシルヴァニア州で知事を務めるジョシュ・シャピロが良いだろう。シャピロの人気があれば、ペンシルヴァニア州で勝利を収めることができる。しかし、問題は、シャピロの親イスラエル姿勢が強いということだ。親パレスティナ・デモへの対応などが強硬であるという点は民主党内部からの批判が出ている。また、シャピロ夫妻は共にユダヤ人であるが、ハリスの配偶者ダグ・エムホフもユダヤ人である。非WASPのみになるというのは、バランスが悪いということになるだろう。また、ハリスとシャピロは共に州司法長官(検事総長のようなもの)出身ということで、ここもいささか州レヴェルの司法経験に偏り過ぎるというきらいもある。

 ミネソタ州知事ティム・ウォルツは進歩主義派からの支持を集めている。連邦下院議員を6期(12年間)務めた経験を持ち、国政に関する知識と経験もある。農業などに従事した後に、高校教員を務めた経験を持ち、中国に派遣されて先生をしていたこともある。エリート主義に陥った民主党においては、常識的で、バランスの取れた人物ということで評価されている。ペンシルヴァニア州を含む中西部へのアピールということで、私はウォルツ知事の副大統領候補指名の可能性が高いと考えている。

 マーク・ケリー連邦上院議員は元海軍パイロット、元宇宙飛行士という経歴もあり、また、アメリカ南部国境を形成するアリゾナ州を地盤とするという点で有力候補だ。ただ、カマラ・ハリスがカリフォルニア州を地盤とし、その隣のアリゾナ州出身となると、地域的な偏りが出てしまうということが弱点である。中西部の激戦州へのアピールが弱くなってしまう。ケンタッキー州知事アンディ・ベシアも有力候補だが、46歳という若さで経験不足が指摘される。国政経験の少なさも不安材料だ。ピート・ブティジェッジ運輸長官は、同性愛者であることを公開している政治家だ。頭脳明晰で弁舌爽やかで、リベラル派からの任意が高いが、女性初の大統領の副大統領が同性愛者ということにアメリカ全体の準備ができているかと言われると不安がある。

 今回の選挙は、五大湖周辺の激戦州で勝負が決まる。そうなると、どうしても、中西部出身者が選ばれることになるだろう。シャピロが選挙戦術上、良い選択となるだろうが、弱点も多い。その点で、ミネソタ州知事ティム・ウォルツが有力ではないかと私は考える。

(貼り付けはじめ)

ハリスの副大統領候補の争いが荒れている(Harris vice presidential battle gets nasty

ジュリア・マンチェスター、エイミー・パーネス筆

2024年8月5日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/4812431-vice-presidential-race-shapiro-harris/

カマラ・ハリス副大統領の副大統領候補をめぐる争いは、決定が近づく中で、民主党が自らの好みの候補者を中心に選抜するにつれ、ますます醜いものになってきている。

ガザ地区でのイスラエルの戦争に激怒した進歩主義派は、イスラエルに対する姿勢や親パレスティナ抗議活動への対応を巡り、ユダヤ人であるペンシルヴァニア州知事ジョシュ・シャピロ(民主党)をますます標的にしている。『ポリティコ』誌によると、これとは別にジョン・フェッターマン連邦上院議員(ペンシルヴァニア州選出、民主党)もシャピロに関する懸念をハリスのチームに報告した。

民主党左派はミネソタ州知事ティム・ウォルツを指名するようにハリスに求める動きを強めている。現状に詳しい関係者によると、民主党所属の連邦下院議員の多くがウォルツの支持拡大を図っているという。

もう1人の最有力候補であるマーク・ケリー連邦上院議員(アリゾナ州選出、民主党)は、シャピロをめぐる議論のような険悪さまでには至っていないものの、労働組合の指導者たちから、ケリー議員が指名を受けるべきかどうか公然と疑問視する声が上がっている。

民主党系のストラティジストの中には、副大統領候補をめぐる戦いは、民主党の大統領選挙予備選の戦いの様相を呈していると述べる人たちもいる。

最近の複数の大統領選挙に携わってきたある民主党系ストラティジストは、「これはおそらく民主党がこのサイクルで得られる中で最も予備選に近いものであり、それがなぜこれほど大きな重要なことになったのかを説明している。民主党員の多くは、これが候補者指名に影響を与える最後の機会であり、2028年か0232年まで、ホワイトハウスに影響を与える最後の機会になる可能性があると考えており、そのため多くの選挙活動が行われている」と語った。

ジョー・バイデン大統領が選挙戦から撤退し、ハリスを支持した時、民主党も共和党も同様に、民主党がハリスを中心にして急速に団結したことに驚いた。多くの人がバイデン撤退後は、混戦模様の争いになると予想していたが、その予想とは反対に挑戦者は現れず、党内はおおむね安堵した。

大統領選挙候補者指名の戦いは避けられたものの、副大統領候補者選びはより熾烈な雰囲気を帯びてきた。

2人目のストラティジストは、「副大統領候補者選び(Veepstakes、ヴィープステークス)は通常数カ月かかるプロセスで、その切符を得るために、ベンチの中から新進気鋭の人材を選ぶという驚きが民主党を興奮させた一方で、2週間にわたって、圧力鍋の中のような環境を作り出した。本来なら息つく暇もない反対派の研究や批判が全て外に押し出されている」と述べている。

この人物は続けて次のように述べた。「最終局面になって、争いはより激しくなったが、その耐久性は不明であり、ハリス陣営の指針は変わっていない。それは、危害を加えず、候補者選びで適切な判断を示し、おそらく重要な州で針を動かす、ということだ」。

ハリスのある支援者は、民主党内での分裂直後の凝縮された時間枠が、「激しい瞬間(intensity of the moment)」を引き起こしていることに同意した。

この人物は「この段階で、誰も間違いを犯したくはない。チャンスは小さく、賭け金は高い」と述べた。

シャピロは副大統領候補者選びにかかわる批判、特に進歩主義派からの批判の矢面に立たされている。党内左派のシャピロ知事批判派は、シャピロが知事、そして、州司法長官時代に親パレスティナの抗議活動や取り組みに対して強圧的な手法を採用してきたと指摘している。

『ニューヨーク・タイムズ』紙によると、ある特定の議論が非常に激しくなっており、シャピロを評する際の「ジェノサイド・ジョシュ(Genocide Josh)」というフレーズが反ユダヤ主義的(antisemitic)であるかどうか活動家らが議論したという。

民主党の一部は、シャピロが受けた批判の多くは「行き過ぎたオンライン左翼(overly online left)」からのものだと述べ、ハリスがシャピロを指名すれば、進歩主義派もそれを認めるだろうと予想している。

デジタルを専門とする民主党系ストラティジストのキース・エドワーズは、「これらの内部抗争(internal squabbles)は、大きな感情の動きを引き起こす可能性があるので、オンラインでは大規模に見えるかもしれない。しかし、それは現実世界で起こっていることを反映していない。一般の有権者はこれに注意を払っていない」と語っている。

しかし、進歩主義派のあるストラティジストは本誌の取材に対し、批判はオンライン空間に限定されたものではなく、アラブ系アメリカ人やイスラム教徒の有権者の投票率に影響を与える可能性があると語った。

このストラティジストは、「シャピロが副大統領候補になれば、アラブ票、進歩主義派票の獲得で問題が起きるだろう。これは私が考えている以上に、ハリスのキャンペーンにとって決定的な瞬間になると思う」と述べた。

進歩主義派や親パレスティナの活動家たちは、シャピロがロチェスター大学の学部生時代に、シャピロが、中東に「平和は決して訪れない(peace will never come)」と予言し、パレスティナ人を「闘争心がある(battle minded)」と評したが、最近になって取り上げられている、これらのことが問題だと主張している。

「平和研究所」と「中東理解研究所」は金曜日、声明を発表し、その中で、シャピロのコメントを「猛烈な人種差別主義者(virulently racist)」とする独自の見解を発表した。

シャピロ知事の報道担当は、シャピロが20歳の時に書いた論説の再浮上について反応し、この問題に関する知事の見解はその後「今日、彼が取っている立場に発展した(evolved into the position he holds today)」と声明の中で述べた。

加えて、シャピロの支持者たちは、10月7日以降、シャピロがコミュニティに手を差し伸べたことを称賛する、フィラデルフィア・アラブ系アメリカ人開発組織のメンバーによる最近の論説など、アラブ人コミュニティからの支援が表明されていることを指摘している。

シャピロの支持者や進歩主義派を批判する人たちは、イスラエル関連問題に対するシャピロ知事の現在のスタンスは、他の候補者のスタンスとそれほど変わらないと指摘し、批判の多くは反ユダヤ主義に根ざしていると主張している。シャピロは二国家解決(two-state solutions)の支持者であり、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の戦争対応を声高に批判してきた。

ユダヤ人であるジェイク・オーチンクロス連邦下院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)は月曜、CNNの取材に対して次のように述べた。「非ユダヤ人の有力候補者の立場を攻撃するのとは別の方法で、ジョシュ・シャピロの親イスラエルの立場を攻撃している、行き過ぎたオンライン左派の人々は、自分たちに言い聞かせているだけだ。反ユダヤ主義には強い底流(undercurrent)がある」。

ある民主党系ストラティジストは、「国民皆保険(Medicare for all)」や水圧破砕(fracking)などの問題に対する、ハリスの穏健な姿勢を指摘し、特に進歩主義派からの反発は、ハリスの決定に大きな影響を与えないだろうと予測した。

このストラティジストは、「ハリスにはこれまで、進歩主義派の要求に応じる機会がたくさんあったが、その餌には乗らなかった」と述べた。

エドワーズはまた、過去1カ月間の政治の混沌とし​​た性質を考慮すると、有権者はいつまで副大統領候補者選びのニュースサイクルに注目し続けるだろうかと疑問を呈した。

エドワーズは、「新しいサイクルの長さはほんの数分だ。3週間前に暗殺未遂事件があったが、それについては誰も話さない。私たちがここで話していることは、とても小さなことだ」と述べた。

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ハリスの副大統領候補の最終オッズ(The final odds in the Harris veepstakes

ナイオール・スタンジ筆

2024年8月5日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/4812723-vice-presidential-nominee-rumors/

カマラ・ハリス副大統領が副大統領候補の選択を発表するとみられる数時間前の段階で、興奮と誰が選ばれるかについての噂話は最高潮に達している。

ハリスと副大統領候補は間もなく、選挙の行方を左右するとみられる7州のうち6州への急遽の視察を開始する。その旅程の最初のイヴェントは火曜日にフィラデルフィアで行われるが、ハリス陣営は、この場所でペンシルヴァニア州知事ジョシュ・シャピロが副大統領候補に選ばれたことを発表される、と予想されているという考えを反対している。

ハリス陣営の広報担当ケヴィン・ムニョスもまた、ハリスが月曜午後遅くの時点で、選択を決めたとの報道に反論した。

ムニョスはSNS上で「ここでの興奮と関心は理解しているが、ハリス副大統領はまだ副大統領候補を決めていない」と書いた。

もちろん、ハリスが予想外の人選を行い、政治の世界の住人達の目をくらませる可能性はある。

しかし、最有力候補として挙げられたシャピロ知事、マーク・ケリー連邦上院議員(アリゾナ州選出)、ミネソタ州知事ティム・ウォルツの3人が日曜日にワシントンの邸宅でハリスと面会した。

他に争っていると噂されているのは、ケンタッキー州知事のアンディ・ベシアや運輸長官のピート・ブティジェッジだ。

以下は、上位候補者に対するオッズを含む、現時点での副大統領候補選びの状況に関するガイドだ。

(1)ペンシルヴァニア州知事ジョシュ・シャピロ(Pennsylvania Gov. Josh Shapiro
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進歩主義的な民主党員からの批判は、シャピロに有利な唯一の大きな要因を否定するものではない。それは、11月の選挙で最大の激戦地となっている地元州での人気だ。

シャピロは2年前の知事選で、ドナルド・トランプ前大統領の支持を受けた、共和党のダグ・マストリアーノを、15ポイント差をつけて破った。

本誌が依頼したエマーソン大学の先月末の世論調査では、シャピロのペンシルヴァニア州民からの支持率は49%で、不支持はわずか31%だった。

もし、ハリスとシャピロのチケットがペンシルヴァニア州とその19の選挙人を獲得することになれば、それはホワイトハウスでの勝利に向けた大きな一歩となるだろう。

シャピロの大きな弱点は、ガザ紛争に関する彼の発言だ。彼は親パレスティナ抗議活動参加者とクー・クラックス・クランとの間の類似点を挙げている。

もし、ハリスがシャピロを選べば、進歩主義派からの批判の中で、彼女の政治的蜜月は終わることになる。しかし、ペンシルヴァニア州が得られる可能性のあるものについては、無視するには大きすぎるかもしれない。

・本誌のオッズ:1倍

(2)ミネソタ州知事ティム・ウォルツ(Minnesota Gov. Tim Walz
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ウォルツは、何年も活動し続けても、時を見つけて一夜にしてセンセーションを巻き起こす政治家となることがある、今年の副大統領候補レースの代表的な例だ。

これまで連邦下院議員を6期務めて、ミネソタ州知事となったウォルツは、バイデン大統領が撤退の決定を発表して以来、共和党に対する強力な攻撃で民主党を興奮させてきた。

特に、トランプ時代の共和党は「とにかく奇妙だ(just weird)」という彼の非難は、リベラルな有権者たちの共感を呼んだ。

ウォルツの基本的な魅力は、選挙活動において手ごわい存在となり得る、断固とした決意を持つ中西部出身の田舎者が持つ実直さだ。

ウォルツは明らかに党の進歩主義派が好む選択肢であり、シャピロよりも親パレスティナ・デモ参加者たちに共感的であるように見える。彼の実績には、投票権と生殖に関する権利の精力的な擁護も含まれている。

しかし、ハリスが主に中道派の有権者にアピールする人物を支持する場合、ハリスに対する左派の熱意はある意味裏目に出る可能性がある。

・本誌のオッズ:2倍

(3)マーク・ケリー連邦上院議員(アリゾナ州選出)(Sen. Mark Kelly (Ariz.)
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月曜日までに、ワシントンと民主党内部では、ケリーの勢いが衰えるのではないかという話題が広がった。

しかし、ワシントン政界(Beltway)の常識は間違っていることがよくある。

ケリーを支持する理由には3つの大きな柱がある。

第一に、ケリーは選挙人獲得数がペンシルヴァニア州の19に対して、11しかないが、激戦州となっているアリゾナ州を地盤にしている。

第二に、ケリーは党内の他の多くの人よりも国境に関するより厳しい政策を支持してきたが、これがハリスの重大な弱点を少し改善できる可能性がある。

第三に、ケリーは、元海軍パイロットおよび宇宙飛行士として、また2011年の銃撃で重傷を負った元連邦下院議員ギャビー・ギフォーズ氏(アリゾナ州選出、民主党)の配偶者として、説得力のある経歴を持っている。

しかし、ケリーは組織化権利保護法の共同提案者になることに消極的であることもあり、組織労働者からの反対に直面している。

また、ケリーには他の候補者に比べてダイナミズムが欠けているのではないかという懸念もある。

・本誌のオッズ:2.5倍

(4)ケンタッキー州知事アンディ・ベシア(Kentucky Gov. Andy Beshear
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ベシア知事は民主党内の勢力協力の面で、進歩主義派や中道派(centrists)のどちらとも過度に敵対しない選択肢として、中立的な立場を担う可能性がある。

ベシアの主な強みは、共和党が圧倒的な優勢を保つ州で勝つ能力だ。昨年はバイデン大統領が約26ポイント差で敗れた州で、53%の得票率で再選を果たした。

ベシアはまだ46歳であり、81歳のバイデンが持っていた民主党の切符に世代交代をもたらすという考えに更に強力な基盤を与えることになるだろう。民主、共和両党の大統領選挙候補者であるトランプは78歳で、ハリスは59歳である。

しかし、ベシアがほとんど試練を経ていないのではないかという懸念がある場合、ベシアの若さは彼にとっての逆風となるかもしれない。

・本誌のオッズ:3倍

(5)ピート・ブティジェッジ運輸長官(Transportation Secretary Pete Buttigieg
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ブティジェッジの支持者のネットワークは、ブティジェッジの副大統領候補就任を熱心に後押ししている。

支持者たちは特に、ブティジェッジの疑いようのないメディア対応スキルを指摘している。彼は特に民主党のメッセージをFOXニューズに伝えることに効果的であり、その過程でリベラルなファンを獲得した。

ブティジェッジは、2020年の民主党大統領選挙候補指名に立候補し、予想を上回る健闘を見せたが、実際には勝つ見込みはなかった。

しかし、ブティジェッジは、2020年の大統領選挙予備選挙の過程で、アフリカ系アメリカ人からの支持を受けることに大苦戦している。また、批判者たちは、彼が州全体の公職に選出されたことがなく、州議会議員にすら選出されていないと指摘している。彼はインディアナ州サウスベンドの市長を務めた経験しかない。

考慮すべき別の要素もある。リアルポリティーク(realpolitik)から見ると、初の黒人女性大統領の座を争うハリスが、同性愛者を副大統領候補に選ぶことを妨げる可能性がある。

・本誌のオッズ:5倍

(貼り付け終わり)

(終わり)

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