古村治彦です。
中国の習近平国家主席が国賓としてアメリカの首都ワシントンDCを訪問した。ドナルド・トランプ大統領は空港で出迎え、首脳会談、公式晩餐会を実施した。アメリカ側としては最大限の歓迎とおもてなしをしたということになる。国連総会出席のために訪米した高市早苗首相とドナルド・トランプ大統領との会談は約35分間だった。もちろん比べるようなことではない。対等な世界の超大国である中国と、衰退先進国である日本とは比肩しうる立場にはない。人間もそうだが立場が違えば取り扱いも変わってくるものである。
中国はレアアースの輸出規制という武器を持ち、アメリカに台湾問題で介入させない、武器輸出をしない、台湾は中国の国内問題であり、「中国は一つ」の原則を堅持させようとしてきた。今回の首脳会談などで、何か大きな成果は出ていない。しかし、話される言葉、使われる言葉を聞いて、私は非常に不安を感じている。日本が国際的孤立に進んでいる、最悪の場合には、日本が米中両国共通の敵とみなされるのではないかということを考えてしまった。私はこれまで堕した本の中で繰り返し、「日本が米中両国共通の敵というようなことにならないようにしなければならない」「勇ましい言葉を使って対中強硬姿勢を取って、最後にアメリカにはしごを外されるのが怖い」ということを書いてきた。そのような動きに進んでいるのではないかということを感じさせたのが、今回の米中首脳会談でのドナルド・トランプ米大統領と習近平中国国家主席の言葉であった。
トランプ大統領が中国を「第二次世界大戦時の同盟国」と呼んだことについて、日本の一部右翼新聞は「当時は中華民国であり、中華人民共和国は同盟国ではない」という「ファクトチェック」まがいの苦しい言葉を使っている。しかし、根本的に中国の国土で戦ったのは中国人とアメリカ人であり、その相手は日本人であったことは間違いない。習近平国家主席も「中国とアメリカの人々(人民)が肩を並べて戦った」という言葉を使って対応している。
この論法ならば、「当時、中国大陸を侵略したのは大日本帝国であり、日本国ではない」と言うことができる。それを使って、「日本には責任がない」ということを国際舞台で言って回ればよい。誰にも相手にされない。しかし、高市早苗首相は若手の国会議員時代に、「自分は戦後生まれであって、責任はない」というようなことを国会で述べて顰蹙を買ったことがある。どうもそれが抜けきれないのか、学ばないのか、思考力が決定的に欠如しているのか、何か宗教的な信念に動かされているのか、中国に対して強硬な姿勢を取り続け、国際的な孤立を深刻化させようとしている。
高市早苗首相が国連総会での演説で、国連憲章にある「敵国条項」の削除を訴えたことについて、第二次世界大戦時の同盟国という言葉と併せてここで述べておく。私たちが「国際連合」と呼ぶ国際的な機構であり「United Nations」は正確には中国でそうされているように「聨合国(連合国)」と訳されるべきだ。連合国の最高機関である安全保障理事会(United Nations Security Council)の常任理事国(permanent
members)は、第二次世界大戦を勝利に導いた(日本とドイツをはじめとする枢軸国側を倒した)主要諸国であるアメリカ、イギリス、フランス、ソ連(ロシア)、中国である。中国は中国国家を代表する政府が後退していることから、中華人民共和国を第二次世界大戦時の同盟国と呼ぶことは不都合ではない。
「敵国条項」は既に死文化しているが、躍起になって削除を求めるというのは、痛くもない腹を探られるということになる。「今でも不都合はないのに、何か怪しい動きをしようとしているのではないか」と勘繰られてしまう。
さらに言えば、トランプ大統領の発言には原稿がある。その原稿はホワイトハウスの添削も入っている。これはアメリカ政府の意思であるということになる。そして、日本の右翼新聞のファクトチェックまがいの言葉である「当時の同盟国は中華民国だ」、すなわち、現在の台湾だということになるが、トランプが使った「中国」という言葉を「中華民国」に限定してしまうと、台湾にいる中華民国は困ったことになる。なぜなら、トランプがはっきりと
中華民国は同盟国ではない(助ける必要はない)と言明したことになる。ここで敢えてどちらでも捉えられる中国という言葉だけにしておけば、曖昧さが残り、台湾にいる中華民国にもまだ立つ瀬が残る。日本の右翼新聞のファクトチェックまがいの言葉遣いは、贔屓の引き倒しになって、台湾を窮地に追い込むことになる。
習近平国家主席は「血と火の中で築かれたこのような友情は、きっと世代を超えて受け継がれていくことだろう」と述べたことに私は注目したい。ここで「血」という言葉を使っているが、中国が国家間の関係で「血」という言葉を使うということで思い出されるのは北朝鮮だ。中国と北朝鮮は朝鮮戦争でアメリカと戦うことで「血の盟約」を結んだ。習近平主席は米中の関係においても「血」という言葉を用いた。米中は共に血を流した間柄だということになる。問題は「誰に対して“血”を流したか」ということだ。もちろん、「日本」である。
中国は、高市早苗首相とその周辺に巣くう極右勢力について、「新型軍国主義」と非難している。中国側か見れば、高市早苗首相の出現は「日本軍国主義の侵略者」の悪夢・亡霊が現代に蘇って、現実として迫ってきているということになる。第二次世界大戦の推移を見れば、中国側からすれば「日本は何をしてくるか分からない、墓穴を掘って、間違った選択をし続け、どうしようもなくなって、最後は自暴自棄になって、周りを巻き込んで自爆する」ということになる。高市政権の誕生はその可能性が上がったことを意味する。その対応のために、米中関係をしっかり固めておきたいということになる。今回の米中首脳会談はその機会となったということになる。今回の米中首脳会談で使われた言葉を見て、何も思わないような人たちは「お花畑の住人」であり、「平和ボケ」の人であると言わざるを得ない。そして、残念なことに、そのような人が多いので、現状を出現させてしまっているのである。
(貼り付けはじめ)
「共通の利益に集中」…トランプ氏、習氏の前で抗日「同盟」にまで言及(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.09.25
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https://japanese.joins.com/JArticle/355503
ドナルド・トランプ米大統領は24日(現地時間)、習近平中国国家主席と「安全保障、技術、超知能〔SI、トランプ氏が人工知能(AI)を指す言葉〕に関する喫緊の懸案を議論する」と予告した。また「共通の利益に集中すべきだ」と強調する中で、第2次世界大戦当時に米国が中国の抗日闘争を支援したことに言及し、これを米中間の「同盟」とまで表現した。
トランプ氏はこの日、ホワイトハウスで開かれた習近平夫妻のための国賓歓迎式典での演説で「今日われわれがこの分野で下す決定は、数十年にわたって平和と繁栄を増進することができる」と述べた。また「(習主席は)米国を2回目の公式国賓訪問することになった中国初の指導者」と今回の訪米の意味を強調し、「協力することで、われわれは両国が直面する懸案で大きな進展を成し遂げた」と両国間の協力に重点を置いた。「今年5月の訪中時にわれわれは貿易委員会を新設し、この全く新しいメカニズムを通じて信じられないほど大きな成功を収めた。われわれの実務陣は米国の農家と畜産業者のための新たな市場アクセス権を含め、より均衡の取れた貿易関係を構築するために努力してきた」と述べた。
特にトランプ氏は、米中には長い協力の歴史があるとして、第2次世界大戦中の1941~42年、中華民国の抗日戦争を支援するためルーズベルト米政権の承認の下で組織された米国人義勇パイロット部隊「フライング・タイガース」(中国名・飛虎隊)に言及した。「われわれが共通の利益に集中すれば、成し遂げられることは多いと確信している。歴史的に共通の利益の追求は、第2次世界大戦当時にはわれわれを同盟国にまでした」と述べた。
トランプ氏は「勇敢な米国人パイロットが中国の存立のために志願して中国にやって来た」とし、フライング・タイガースを「伝説的な部隊」とたたえた。続けて「米海兵隊が中国人と接した経験は、海兵隊が現在も使っている『Gung-ho(ガンホー)』という中国語表現を取り入れるきっかけになった」と説明した。中国語の「工合」に由来する言葉で、「共に働く」という意味だ。
トランプ氏がフライング・タイガースに言及したのは、米中間の対決ではなく協力重点を置こうという趣旨とみられるが、敵対的な競争国の首脳を歓迎するため、現在の同盟国である日本を撃退しようと力を合わせた歴史的事例に言及した形となり、注目される。高市早苗首相の台湾海峡関連発言をきっかけにした中日間の対立が依然として深刻なうえ、中国が国際社会で日本を圧迫するためにたびたび持ち出す「抗日連帯」という歴史的叙事をトランプ氏が先に持ち出したとみることができるためだ。前日、トランプ氏が自ら空港に出向いて習近平夫妻を出迎えたことをめぐっても、他の同盟・友好国の首脳には見せたことのない手厚い待遇だとの声が出た。
これに先立ち2015年の習近平主席の初の国賓訪問時にも、バラク・オバマ元大統領が晩餐会の乾杯の辞で第2次世界大戦当時の両国間の協力に言及した。ただ、オバマ氏は「中国の村人たちが米国人パイロットをかくまい、食事を与え、負傷を治療した」とし、人道的な側面を強調した。
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「共通の利益に集中」…トランプ氏、習氏の前で抗日「同盟」にまで言及(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.09.25
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https://japanese.joins.com/JArticle/355504
続く発言で習主席も協力の重要性を強調したが、競争の不可避性も同時に浮き彫りにした。特に守るべき競争の一線と軍事的危機管理の必要性を強調したが、すでに米国と対等な立場で戦略的覇権を争っているという認識を示したとみる余地が大きい。
習主席は「中米が競争に言及することを避ける必要はない。ただし競争は健全で一定の一線を守らなければならず、互いに先を争う競走であって、相手が負けて自分が勝つ格闘になってはならない」と述べ、「ゼロサムゲーム」を警戒した。また「米中双方は衝突せず、対決しないというマジノ線を守らなければならない」とし、「両国軍は定例対話を維持し、危機コミュニケーションおよび予防システムを改善しなければならない。『トゥキディデスの罠』は克服できる」と強調した。
習主席は特にAIの危険性を管理する必要性についても基本的な共感を示した。「両国にはAIを適切に発展させ、管理する能力と責任があり、AIが常に人間の統制下で国民に恩恵を与えるようにしなければならない」と述べた。ただ、その一方で「中国と米国はいずれもAI強国だ」と前置きしたが、米国とのAI開発競争で後れを取る考えはないという意思も明確にしたものと解釈される。
習主席は具体的な協力議題も提案した。「中国は麻薬取り締まりや法執行などの分野で米国との協力を強化する用意がある」とし、フェンタニル問題で協力できることを改めて確認した。このほか両国間の直行便の増便、今後5年間で米国の青少年10万人を中国に招待するなど具体的な事業も提示した。「ここでうれしい知らせを一つお伝えする。数日後には2頭のパンダ『平平(ピンピン)』と『福双(フーシュアン)』がアトランタ動物園の新しいすみかに到着し、米国国民と会うことになる」とし、ジャイアントパンダの到着も自ら伝えた。
習主席はトランプ氏がフライング・タイガースに言及したことについて、「第2次世界大戦当時、中国と米国はファシスト侵略者に対抗して共に戦った。両国国民はこれを決して忘れないだろう」と応じることも忘れなかった。
両国首脳は歓迎式典後、単独会談と拡大会談を続けた。国賓晩餐会の前にもホワイトハウスのイーストルームで両国首脳がもう一度発言する予定だ。この場でこの日の会談で成立した合意の輪郭が明らかになるとみられる。
最近、BRICS首脳会議の晩餐会を欠席したことで健康異常説が浮上していた習主席が、2回もトランプ氏と共に公開の場で発言する点も目を引く。トランプ氏の手厚い歓待に習主席が応えると同時に、メディアの前に登場する公開日程をこなすことで健康状態をめぐる不要な臆測を払拭しようとしている可能性もある。
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【速報】習近平国家主席夫妻がトランプ氏主催晩さん会に出席…テクノロジー業界の経営者らも参加
9/25(金) 8:57配信 読売新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/262fccf3295f9a9505fb706f969c22407fdc32bd
https://news.yahoo.co.jp/articles/262fccf3295f9a9505fb706f969c22407fdc32bd?page=2
【ワシントン=中根圭一】中国の習近平(シージンピン)国家主席夫妻は24日夜、ホワイトハウスに到着し、米国のトランプ大統領主催の晩さん会に出席した。
晩さん会に米側からはメラニア夫人やバンス副大統領らのほか、テクノロジー業界を中心に民間企業経営者も参加する。
19:44 習氏夫妻がホワイトハウスに到着し、トランプ氏主催の晩さん会に出席した。米側からはメラニア夫人やバンス副大統領らのほか、テクノロジー業界を中心に民間企業経営者も同席した。
19:55 トランプ氏は晩さん会でスピーチし、習氏との関係は「かつてないほど良好だ」と述べた。
20:00 トランプ氏はスピーチを終えると、習氏に大きなハクトウワシの像を贈呈した。
20:06 習氏は晩さん会でスピーチを行い、「半年足らずの間に、中国と米国の首脳が互いに国賓訪問を行い、両国関係において歴史的な一歩を踏み出した。本日、トランプ大統領と私は率直かつ深い意見交換を行い、多くの問題について共通認識に達した。これにより、戦略的安定を基盤とする建設的な米中関係に新たな内容をもたらし、米中関係に新たな戦略的指針を示した」と述べた。
20:10 習氏はスピーチで、米国の初代大統領ジョージ・ワシントンが数多くの中国陶磁器を収集していたエピソードを紹介。米中間の外交を「ピンポン外交」と例える。
20:11 習氏がスピーチの際、第2次世界大戦に触れ、「80年以上前、中国と米国の人々は、日本軍国主義の侵略者との戦闘で肩を並べて戦った」と述べた。さらに、「日本の侵略に対する抗日戦争の間、数十万もの中国人の命を犠牲にしながらも、中国の軍人や民間人は数百人の米国人パイロットを救出した。血と火の中で築かれたこのような友情は、きっと世代を超えて受け継がれていくことだろう」と話した。
21:00 米テレビのCNNとMS NOWは、両テレビの記者が、晩さん会で招待客が到着する際の取材をホワイトハウス側から阻止されたと報じた。
21:35 米紙ニューヨーク・タイムズは、中間選挙期間中に共和党を支援している大口献金者4人が晩さん会に出席したと報じた。4人の中には、動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の株式を大量に保有する投資会社の経営者ジェフ・ヤス氏が含まれているという。
21:40 晩さん会には米中合わせて130人以上が招待された。出席した米国のテクノロジー企業幹部には、アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス氏、スペースXのイーロン・マスク氏、エヌビディアのジェンスン・フアン氏、アップルのティム・クック氏などがいた。中国側は主に政府関係者が招待されていた。
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トランプ氏「中国は大戦時の同盟国」 習氏の抗日歴史観に呼応の危うさ
米中首脳会談
2026年9月25日 5:51
(2026年9月25日 11:33更新) 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN24AYT0U6A920C2000000/?n_cid=SNSTW005&n_tw=1790290949
【ワシントン=飛田臨太郎、田島如生】トランプ米大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は24日、首脳会談に先立ちホワイトハウスで演説した。トランプ氏は中国を「第2次世界大戦時の同盟国」と呼び、日本と戦った米国人義勇兵にも言及した。
習指導部は台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁に反発し、政権の防衛政策や歴史観を「新型軍国主義」だと批判している。習氏はトランプ氏に共に日本と戦った歴史に焦点を当てるよう呼びかけてきた経緯があり、呼応したと受け止められかねない。
トランプ氏は「共通の利益の追求は多くの違いを乗り越えて両国民を結びつけ、第2次世界大戦において私たちを同盟国にした」と切り出した。
当時、中国で日本軍と戦った米国人義勇兵の部隊「フライング・タイガース」に触れ「彼らの活躍はまさに信じがたいものだった」と強調した。「力を合わせて戦争に勝利したように、習氏と私は、今後も協力し続ける」と訴えた。
そもそも米国と中国が同盟関係にあったのは現在の中華人民共和国ではなく、蔣介石が指導者だった中華民国の時代だ。
習氏「中米は日本の軍国主義と戦った」
トランプ氏の後に登壇した習氏は「第2次世界大戦中、中米両国は肩を並べてファシズムの侵略に立ち向かった」と述べた。「この歴史を中国人民は決して忘れていないし、米国の人々も忘れていない」と指摘した。
さらに会談が終わった後の晩さん会のスピーチで、再び第2次世界大戦に触れ「80年以上前、中国と米国の人々は、日本軍国主義の侵略者との戦闘で肩を並べて戦った」と述べた。
トランプ氏の午前中の演説を聞いて、日本を名指しする発言に切り替えた。「日本の侵略に対する抗日戦争の間、数十万もの中国人の命を犠牲にしながらも、中国の軍人や民間人は数百人の米国人パイロットを救出した」と主張した。
さらに「血と火の中で築かれたこのような友情は、きっと世代を超えて受け継がれていくことだろう」と話した。
習氏は2025年11月の高市首相の台湾有事を巡る答弁に反発した。その後にトランプ氏と電話協議した際「今こそ第2次世界大戦勝利の成果を共に守り抜くべきだ」と呼びかけていた。
米中が共に戦ったというトランプ氏の発言は、「抗日」を巡る中国のナラティブ(言説)を補強する材料に利用される懸念がある。日本たたきを強める中国の勢いを後押ししかねない。
米国は日本と同盟を結んでいる。近年、中国による威圧的な行動が増えるなかで、米大統領は日本の立場にも配慮した言動をしてきた。高市首相も22日のトランプ氏との会談で、中国に対する日本の懸念を直接伝えていた。
過去の米大統領が似た発言をしたことはある。1998年、当時のクリントン大統領は江沢民(ジアン・ズォーミン)国家主席との晩さん会の挨拶で「第2次世界大戦における同盟関係」と触れたことがある。
トランプ氏は5月に北京を訪問した際の晩さん会でも「第2次世界大戦の同盟国」と言及したが、フランクリン・ルーズベルト大統領の発言を紹介する文脈で使った。今回、トランプ氏は自身の言葉としてより強調して用いた。
トランプ氏の言動には習氏のメンツを立てようという苦悩がにじむ。23日には米国に到着した習氏をアンドルーズ空軍基地まで出迎えた。体面上、習氏の要求に応えられるものであれば最大限応じようとする姿勢が見え隠れする。
トランプ氏は11月3日に迫る米中間選挙を前に、中国による米産品の追加購入などの確約を探る。その取引(ディール)の一環として、過去の歴史に触れるという、言葉による「返礼」が使われた可能性がある。
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習近平主席「米中は競い合うべき、衝突や対立の回避という一線を守らなければならない」…米中首脳演説の主な内容
2026/09/25 03:52
https://www.yomiuri.co.jp/world/20260925-GYT1T00075/?ref=yahoo#google_vignette
■ 習近平シージンピン 中国国家主席の演説の主な内容
国賓として訪問できることを大変嬉しく思う。14億人を超える中国人民を代表して米国の独立250年を祝福する。中国と米国は共に偉大な国だ。歴史的な変化に直面する今日、中国と米国は大国として人類の発展と進歩を担う重責がある。今年5月の中国での首脳会談の際、中米の建設的戦略安定関係を構築することで合意した。
トランプ氏と共に、米中関係という大船を安定して遠くへと導きたい。中国と米国は国情が異なるが、相互理解を深め、相違点を認め合うことで、相互信頼を築くことができる。トランプ氏とは尊敬し合い、個人的な信頼関係を築いてきた。外交や貿易、金融など各分野での対話を強化し、両国の交流を拡大する。
米中の協調領域はたくさんある。我々の協力なしに世界の多くの問題を解決することは困難だ。中国は門戸を開き、米国企業の投資や事業展開を歓迎する。我々は、中国企業が米国で公正に扱われることを望む。
中国と米国は共にAI大国だ。AIを適切にコントロールし、発展させる能力と責任がある。AIの発展を常に人間が管理し、福祉へ貢献する。麻薬対策や法執行の分野でも米国との協力を強化する。両国の往来や貿易の促進も可能だ。
我々は平和的に共存すべきだ。中国と米国は、協力すれば利益を得られ、対立すれば共に損をする立場にある。勝ち負けを争う取っ組み合いではなく、競い合うべきだ。衝突や対立を回避するという一線を守らなければならない。両国の軍は、定期的な対話を維持し、危機管理や意思疎通の仕組みを改善すべきだ。(新興勢力が台頭し、既存勢力を脅かす存在になると戦争が起きる危険性が高まる)「ツキディデスの罠」は乗り越えることができる。
第2次大戦中、中国と米国は肩を並べてファシズムの侵略に立ち向かった。中米関係は、未来の若者たちにかかっている。今後5年間で、交流や学習のために10万人の米国の若者を中国に招く。中国と米国の友好の使者として2頭のパンダ「平平(ピンピン)」と「福軒(フーシュアン)」が(米南部ジョージア州)アトランタの動物園に着く。
(貼り付け終わり)
(終わり)

『世界は「宗教戦争」に突入した 「神に選ばれた」支配者の使命と論理』

シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体

『トランプの電撃作戦』

『世界覇権国 交代劇の真相 インテリジェンス、宗教、政治学で読む』



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