古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、お手数ですが、twitter accountかamazonの著者ページをご覧ください 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。X accountは、@Harryfurumura です。ブログ維持のために、著作のお買い上げもよろしくお願いします。

タグ:インフレ率

 古村治彦です。

 2025年11月21日に『シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体』 (ビジネス社)を刊行します。是非手に取ってお読みください。よろしくお願いいたします。
sillionvalleykarasekaishihaiwoneraugunsanfukugoutainoshoutai001
シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体 
 最新刊の刊行に連動して、最新刊で取り上げた記事を中心にお伝えしている。各記事の一番下に、いくつかの単語が「タグ」として表示されている。「新・軍産複合体」や新刊のタイトルである「シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体」を押すと、関連する記事が出てくる。活用いただければ幸いだ。

 ドナルド・トランプ大統領が2期目の政権をスタートさせて、もうすぐ1年になる。2026年はアメリカ建国250周年という節目の年であるが、アメリカが良い状況になる見通しは立っていない(日本はもっと厳しい)。アメリカでは経済成長率よりも高いインフレ率で、生活費が上昇し、厳しい生活を強いられることにより、不満が溜まっている。手頃さ(affordability)という言葉がキーワードになっている。
usinflationrates20152025graph001
アメリカのインフレ率の推移
usinflationrates20162025graph001
アメリカのインフレ率の推移
 アメリカの大都市(ニューヨークやロサンゼルス)では家賃相場が高騰し、家族で暮らすために日本で言えば2DKくらいの間取りで、月額100万円近くの家賃になっている(ピンキリではあるが)。アメリカ中西部や南部はそこまで高騰していないが、それでも数十万円ということになる。外食代も高いことは、アメリカ旅行をした人たちの体験談がインターネット上で読めるので参考にしてもらいたい。アメリカのインフレ率は2025年9月で3%なので、この数字だけ見れば高くはないが、2022年、2023年の高いインフレ率から継続していると考えると、コロナの感染拡大とウクライナ戦争やガザ地区をめぐる紛争といった事態を受けての、国際的な物価上昇といった出来事が起きる前からすれば相当厳しい状況になっている。
usjapaneconomicgrwothrates19802025graph001
日米の経済成長率の推移

 ジェフリー・エプスタイン事件に関する文書公開もまたアメリカ政治に重大な影響を与えるだろう。民主、共和両党のエスタブリッシュメント、大物政治家たちにダメージを与えるだろう。エプスタインの犯罪行為に関わっていなくても、顧客になっていなくても、彼との関係があったということで、有権者から厳しい審判を受ける政治家たちが出てくるだろう。そして、エプスタインの顧客リストにトランプ大統領の名前があったら、2026年の中間選挙での共和党の結果は厳しいものとなり、連邦議会上下両院での過半数を失うことになる。そうなれば、「トランプ大統領の支持を得れば選挙に勝てる」ということはなくなり、共和党の政治家に対する抑えも利かなくなり、トランプ政権のレームダック化が起きるだろう。国内基盤の弱体化は、国際的な舞台でのトランプの影響力を弱める結果になり、ロシアや中国との関係も変化していくことになる。先行き不透明であるが、アメリカにとって良いことが起きる見通しが立たないままで2025年が終わり、2026年を迎えることになる。

(貼り付けはじめ)

経済への懸念がありドナルド・トランプの支持率は低下(Trump’s poll numbers slip amid concerns over economy

キャロライン・ヴァキル筆

2025年11月30日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/5624360-trump-approval-ratings-fall/

ドナルド・トランプ大統領の支持率は2期目の1年目が終わりに近づくにつれ、ここ数週間で低下している。

「ディシジョン・デスク・HQDDHQ)」が行ったトランプ大統領の支持率に関する世論調査の平均によると、支持率は42%、不支持率は55%となっている。これは、約1カ月前の支持率平均が46%近く、不支持率が51%前後だったのと比べて低い。
donaldtrumpapprovalratingsaverage202502011130
トランプ大統領の支持率の推移(水色:支持率、オレンジ色:不支持率)

トランプ大統領は先週末、トゥルース・ソーシャルへの投稿で「私の『政治キャリア』で最高の世論調査結果」を得たと述べたが、専門家たちは異なる見解を示し、支持率低下の原因は、生活費の高さに対する不満と、政権が実施した米移民関税執行局(the U.S. Immigration and Customs EnforcementICE)による捜査への対応の遅れにあるとしている。

DDHQのデータサイエンス担当ディレクターであるスコット・トランターは、9、10カ月前、有権者たちは「共和党とトランプ大統領の方が経済と移民問題への対応に優れていると考えていた」と述べた。

トランターは続けて「現在、有権者は大統領と共和党のこの2つの主要課題への対応について、せいぜい賛否両論、あるいは否定的とさえ言えるだろう」と述べた。

もちろん、支持率は回復する可能性がある。最近、州兵2人が射殺された事件で、当局は容疑者がバイデン政権の再定住プログラムでアメリカに入国したアフガニスタン国籍であると発表したため、アメリカの移民政策は改めて厳しく精査されている。

それでも、最近の世論調査はトランプにとって憂慮すべき状況を示している。先週発表されたフォックス・ニューズの世論調査では、回答者の38%がトランプの経済政策を支持し、無党派層の間ではわずか4分の1にとどまっている。世論調査では、回答者の35%が関税問題への対応を支持し、34%が医療保険制度への対応を支持していることもわかった。

この世論調査では、国境警備に関しては支持率が53%と過半数を少し超えた程度を記録した。しかし、世論調査全体では支持率は41%だった。

ロイター・イプソスが今月発表した世論調査では、トランプ大統領の支持率は38%で、ロイター通信によると、これは2期目の大統領就任以来最低の数字だった。

マーケット大学法科大学院が今月発表した世論調査では、トランプ大統領の支持率は43%で、9月に実施した同様の世論調査と変わらず、無党派層では若干の支持率低下が見られた。

マーケット大学法科大学院の世論調査では、イスラエルとハマスの停戦(67%)と国境警備(54%)に関する支持率は高かったものの、政府閉鎖(25%)、性犯罪者ジェフリー・エプスタイン有罪判決に関する情報提供(26%)、経済(36%)、関税(37%)、移民問題(45%)への対応については低い評価となった。

ジョージ・ワシントン大学政治経営大学院の政治経営プログラムディレクターであるトッド・ベルトは「経済、特にインフレだ」と述べた。

ベルトは「人々はバイデン政権下で問題となっていたこの問題を解決するためにトランプを選んだが、彼はそれを実現せず、人々の忍耐は尽きつつあると思う」と述べた。

専門家たちは、トランプの経済とインフレに関する指標が下方修正された理由はいくつかあると考えている。その一部は、トランプが各国に課した関税によるもので、企業や消費者に影響を与えていると専門家たちは指摘する。トランプは牛肉、コーヒー、バナナなど特定の品目に対する関税を撤回した。

しかしながら、スコット・ベセント財務長官は先週、インフレ上昇の原因は関税にあるという見方に異議を唱え、「サーヴィス経済とサーヴィス」が原因だと指摘した。

ベセント長官はNBCニューズのクリステン・ウェルカー記者の番組「ミート・ザ・プレス」に出演し、「インフレが抑制されている多くの食品については、USTR(米国通商代表部)が貿易協定の締結に懸命に取り組んでいる。そして、6から8カ月前から準備が進められている貿易協定は、今、あなたが述べた食品の産地であるラテンアメリカ、中米の多くの国々と重なっている」と語った。

専門家たちはまた、トランプ政権が経済の進展を訴えようと努力しているにもかかわらず、消費者は生活費が高すぎると感じていると指摘している。これは、バイデン前大統領と彼の「バイデノミクス(Bidenomics)」をも悩ませた問題でもある。

マーケット大学ロースクール世論調査の責任者であるチャールズ・フランクリンは「こうした経済への懸念は、バイデン前大統領の政策がこれらの最も重要な問題の解決に役立っていないという認識に大きく起因していると思う」と述べた。

マリスト大学世論研究所所長のリー・ミリンゴフは、トランプ大統領がイスラエル・ガザ紛争、ロシアのウクライナ侵攻、ヴェネズエラ周辺での軍事プレゼンスの拡大といった国際問題に重点を置いていると指摘した。

専門家たちは、経済環境は少なくともある程度はトランプ大統領のコントロール外にあると認めている。

ベルトは次のように語った。「大統領のデスクの上には経済をコントロールするレヴァーは実際には存在しない。ドナルド・トランプは、経済刺激策として期待されるほど金利を引き下げていない連邦準備制度理事会(FRB)に不満を抱いているのは確かだ。しかし、無視できないのは関税だ」。

しかしながら、トランプ大統領は自身の世論調査の支持率は好調だと主張し、関税による政府への財源流入を誇示している。

トランプは土曜日のトゥルース・ソーシャルへの投稿で、「私の経済政策における素晴らしい仕事はまだ十分に評価されていないが、いずれ評価されるだろう!状況は本当に好調だ」と述べた。

別のトゥルース・ソーシャルへの投稿では、トランプ大統領は「関税によってもたらされた数兆ドルの関税と、外国からの投資資金」を称賛した。また、「インフレはほとんど起こっていない」と示唆した。

ホワイトハウス報道官のアビゲイル・ジャクソンは『ザ・ヒル』誌への声明で、「世論調査は、大多数のアメリカ国民が大統領の常識的なアメリカ・ファースト政策のほぼ全てを支持していることを示している」と、述べ、トランプ大統領は「今世紀、2期目のこの時点で、同じ政党に所属するどの大統領よりも高い支持率を誇っている」ことを示唆した。

ジャクソンは続けて次のように述べた。「トランプ大統領は国境警備を行い、バイデンのインフレ危機に対処し、薬価を引き下げ、チップ、残業代、社会保障への課税を廃止し、インフレを抑制し、不法移民の犯罪者を国外追放し、アメリカの労働者を第一に考える重要な改革を実施した。トランプ大統領は日々、多くの公約を果たすために懸命に取り組んでおり、今後もそれを実現し続けるだろう」。

アメリカ労働統計局の消費者物価指数は、インフレ率が着実に上昇傾向にあることを示し、9月以降は3%で推移している。

専門家たちが大統領の支持を損なっていると考えているもう一つの問題は、政権の移民政策、特に米移民税関捜査局(ICE)の捜査である。ICEの捜査は、当局がヒスパニック系およびラテン系の人々に対して人種プロファイリングを行い、過度に強引な手段で拘留しているという懸念を引き起こしている。ICEの広報担当者は『ワシントン・ポスト』紙に対し、「ICEは肌の色、人種、民族性に基づいてではなく、アメリカに不法滞在している個人を対象とする取り締まりを行っている」と述べた。

いくつかの世論調査では、無党派層やラテン系といった主要な投票層がトランプ大統領の移民政策に反対していることが示唆されている。カリフォルニア大学バークレー校が10月にカリフォルニア州の有権者を対象に実施した調査では、無党派層の45%が、アメリカに不法入国する移民の数を減らすための現在の連邦法執行措置に反対し、57%がアメリカに不法滞在する全ての移民を強制送還するという連邦法執行の取り組みに反対している。

ピュー・リサーチ・センターが今週初めに発表したデータによると、ラテン系の65%が政権の移民政策に不満を持っていることが明らかになった。また、回答者の71%が、トランプ政権は合法的な滞在資格のない移民の強制送還に関してやり過ぎだと感じていることも分かった。

共和党のコア有権者はICEの捜査を好意的に受け止めているものの、「無党派層、特にかなりの数の有権者は、特にフォーカスグループでは、当初は『暴力犯罪者を追及すると思っていたのに、明らかにそれ以上のものだ』と言うだろう」と、DDHQデータサイエンスディレクターのトランターは述べた。

大統領が就任後に支持率の低下に苦しむのは珍しいことではない。専門家たちは、トランプの支持率の推移は、インフレへの不満から支持率が急落したバイデンのそれと似ていると指摘している。

トランプの支持率は、就任1年目のこの時点よりも高くなっている。ギャラップの世論調査によると、10月の支持率は41%だった。ちなみに、就任1年目の同時期の支持率は35から38%だった。

ベルトは、「ドナルド・トランプの支持率に関しては、天井は低く底は高い(a low ceiling and a high floor)とよく言われる。どんなことがあっても彼と決別しようとしない人たちもいる」と述べた。

それでも専門家たちは、トランプが支持率の下降傾向を反転させるためにできることがあると見ている。関税政策の方針転換を継続し、メッセージングを見直すことなどだ。

「トランプは経済と住宅価格の高騰に再び焦点を当てる必要がある」とマリスト大学のミリンゴフは述べた。

ミリンゴフは続けて、「より多くの支持を獲得するためには、国民が投票した政策を反映するものでなければならない」と述べた。

=====

トランプにとって最大の課題はエプスタインではなくインフレだ(Inflation, not Epstein, is Trump’s biggest challenge

キース・ノートン筆

2025年11月20日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/opinion/campaign/5613180-inflation-voters-trump-epstein/

ジェフリー・エプスタインと、最近暴露されたドナルド・トランプに関するメールは、当然ながらニューズの話題を独占している。この事件はメディアにとって格好のネタだ。わいせつで恥ずべき内容に加え、政治的な二転三転というひねりが加えられている。トランプが標的となったことで、2016年の大統領選勝利以来、彼を嫌悪してきた層にとって、さらに格好のネタとなっている。

しかし、アメリカの有権者はこれらのメールを気にしているのだろうか? 言い換えれば、公共料金の高騰、食料品価格の高騰、健康保険料の高騰に直面している人たちが、この問題に執着する時間や関心を持っているだろうか?

確かに、この問題に関するトランプの支持率は低いかもしれないが、ケーブルテレビやポッドキャスト界のゴシップ好きを除いて、本当に重要なのだろうか?

答えは明白で、ノーだ。

インフレは国民にとって最大の懸念事項であり、しかも他のどの問題よりも大きな差をつけている。ハーヴァード大学・ハリスの最新の世論調査(トランプに概ね好意的)では、インフレを最も重要な問題として挙げる有権者は48%に上り、他のどの問題よりも圧倒的に上回っている。無党派層では51%がインフレを挙げている。

回答者全体の中で、移民問題はわずか10%、犯罪は8%、気候変動は全く関心がなく6%にとどまっている。

トランプの政策がインフレにプラスかマイナスかという質問に対し、無党派層の56%が状況を悪化させていると回答した。共和党員でさえ30%が、トランプの政策がインフレを悪化させていると考えている。これは、党派間の分断を考えると非常に大きな数字だ。

ユーガヴによる最近の世論調査では、トランプにとって概ね不利な結果が出ているが、過去3年間と同様に、インフレが最大の争点となっている。全回答者の27%がインフレを懸念しており、「雇用と経済」を12ポイントも上回っている。3位は医療で11%だった。医療保険料の上昇を考えると、これは少なくとも部分的にはインフレの代替指標と言えるだろう。さらに、回答者の40%が経済状況を「悪い」と回答しており、これには無党派層では47%が含まれている。一方、経済状況を「良い」または「非常に良い」と回答したのはわずか25%で、無党派層では22%だった。

有権者たちはインフレに対する怒りを声高に表明しており、長年にわたりそう訴えてきた。ユーガヴの週間ベンチマークを遡ると、インフレは2023年まで一貫して最大の争点であり、一貫して上昇している。2023年3月時点では17%だったこの割合は、2024年初頭には20%に上昇し、カマラ・ハリス氏の指名前夜には24%に達した。これは、2番目に重要な課題の2倍以上となっている。

2024年8月に行われた同じ世論調査では、なんと96%の有権者がインフレを「非常に」または「ある程度」重要だと回答し、77%が「非常に重要」と回答しました。これらの数字は、他のどの課題よりも高いものだった。

最近の選挙は明らかにインフレに左右された。ヴァージニア州とニュージャージー州の知事選では、電気料金の値上げが最優先事項となった。ニューヨーク市民は社会主義に投票したというより、家賃高騰に反対票を投じたようなものだ。

有権者たちの声ははっきりと聞こえるが、あまりにも多くの政治家や現実離れしたメディアの煽動家たちは耳を傾けていない。

ジョー・バイデンの再選に向けた討論会での大失敗以前から、インフレがバイデンの努力を台無しにしていたことは疑いようがない。彼は2023年秋まで、全国的にはトランプにわずかに遅れをとり、重要な激戦州では互角の展開を見せていた。バイデンの選挙戦略を台無しにしたと思われる2つの出来事が起きた。1つ目は10月のハマスによる攻撃だ。そして11月、人々は2024年の医療保険料の請求書を受け取り始め、その値上がりを目の当たりにした。

バイデン陣営とそのメディア仲間たちは、インフレが問題であることを否定するなど、猛烈な反撃に出た。問題が悪化するにつれ、彼らには解決策が見つからなかった。ハリスも同様で、マイナスになるバイデンから距離を置くことを恐れ、問題を回避しようと躍起になっていた。有権者たちは、臆病で無責任な民主党の行動を当然のこととして罰した。

しばらくの間、トランプも同じ道を辿っているように見えた。しかし、彼についてどう評価するかはさておき、彼は世論を敏感に察知する能力を持っている。その結果、当初の否定や本能的な防御姿勢にもかかわらず、トランプは世論に敏感になった。彼は現金還付を約束し、一部食料品への関税撤廃を約束した。特定の医薬品の価格についても合意を迫っている。

より広範で体系的なアプローチが必要な状況において、これはやや継ぎはぎ的な対応と言えるだろう。しかし、少なくともトランプは、眠っているようなバイデンとは違い、問題を認識している。トランプはもっと大胆な行動を取るべきだ。国家レヴェルの「手頃さタスクフォース(affordability task force)」を創設し、関税政策をより的を絞ったものにすべきだ。アメリカに必要なのは、安定したサプライチェーンとより強力なテクノロジー製造業セクターだ。使い捨てペンを再び偉大なものにしたり、ハロウィーンの衣装生産を国内に取り戻したりする必要はない。

トランプがしてならないのは、エプスタイン事件といういかがわしい袋小路に陥ることだ。真の経済問題を無視し、政治的な奇行に走るメディアと政界の既成勢力ほど、国民をうんざりさせるものはない。トランプは腰を据えて結果を出すべきである。そうすれば、勝利は必然的についてくる。

※キース・ノートン:長年共和党の政治コンサルタントを務め、公共問題・規制問題コンサルティング会社サイレント・マジョリティ・ストラテジーズの共同創業者。ペンシルヴァニア州の元共和党選挙キャンペーンコンサルタントも務める。

(貼り付け終わり)

(終わり)
sillionvalleykarasekaishihaiwoneraugunsanfukugoutainoshoutai001
シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体 

trumpnodengekisakusencover001
『トランプの電撃作戦』
sekaihakenkokukoutaigekinoshinsouseishiki001
世界覇権国 交代劇の真相 インテリジェンス、宗教、政治学で読む

bidenwoayatsurumonotachigaamericateikokuwohoukaisaseru001

バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる

akumanocybersensouwobidenseikengahajimeru001

 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

 古村治彦です。

 このブログで、世界規模で新型コロナウイルス感染の収束傾向が進み、それによって経済活動が活発化していく結果としてインフレーション率が高まっていることを昨年からずっと紹介してきた。アメリカでの物価高騰の記事を何度もご紹介してきた。

 日本に暮らす私たちも物価高騰の影響を感じている。清貧の価格は変わらない久手も内容が減っているということはよく見かけるようになった。飲料で言えば、昔は1リットル、500ミリリットルで売られていたものが同じ値段で900ミリリットル、450ミリリットルになって売られているということもある。英語ではこれを「シュリンクフレーション(shrinkflation)」と言うのだそうだ。「shrink」という単語は「縮む、小さくなる、少なくなる」を意味する。インフレーション(inflation)やデフレーション(deflation)のような、よく使われる言葉ではないが、日本の現状を良く表現している。シュリンクフレーションが進んでいる日本で値上げが続いている。これは一般国民の生活を直撃し、経済状態を悪化させるものだ。

 物価の上昇率よりも賃金の上昇率の方が高ければ、生活は苦しいということはない。しかし、賃金がほとんど上がらない中で物価だけ上がり続ければ、生活はどんどん苦しくなる。スタグフレーションという状態になるのが怖いが日本は既にスタグフレーションなのではないか。物価上昇の原因は世界的な実物資産の価格高騰、具体的には石油価格の高騰や食料価格の高騰がある。これに加えて円安が進行していることも挙げられる。2022年4月28日には1ドル、130円を突破したが以下に掲載したグラフのようにこの円安は非常に急激に起きたものだ。

dollaryenexchangerategraph202104202204511
ドル円チャート(2021年4月から2022年4月)

dollaryenexchangerategraph20022022511
 ドル円チャート(2000年から2022年)

 日本銀行の黒田東彦総裁は就任以来、日本政府の意向もあり、「年率インフレ率2%達成」をお題目のように唱えてきた。しかし、その実現には至っていない。日本の憲政史上最長となった安倍晋三政権下では「アベノミクス」で経済成長を目論んで、異次元の財政支出を行ったがうまくいかなった。「経済成長の結果としてインフレーション」ということを逆転させて「インフレーションを起こせば結果として経済成長(リフレ、インタゲ論)」という大きな間違いを犯した結果と言える。

japaninflationrate20002020511
日本のインフレ率(2000年から2020年) 

 現在、輸入物資の価格高騰(新型コロナウイルス感染拡大からの回復とウクライナ戦争が重なった)と急激な円安で日本国内のインフレ率は2%を軽く達成しそうな勢いである。しかし、これは日本政府や日銀が意図した「インフレ」ではない。インフレーションには需要が高まることで起きる「デマンドプッシュ型」とコストが上昇することで起きる「コストプッシュ型」があり、現状は「コストプッシュ型」だ。経済が好調なので人々の需要が高まってのものではない。

「円安は日本にとって素晴らしい」ということを私も小学生の時に刷り込まれた。先生が黒板に日本で作った自動車が100万円として、それをアメリカで売る場合のドル換算した価格の図を描いて、「円安になればドルでの価格表示が安くなるので売れやすくなって利益が大きい」「海外から資源や材料を買ってきて日本で製品にして売る、これを加工貿易と言う」ということを説明してもらったと思う。しかし、私が小学生だった1980年代から日本経済は大きく変容し、外需頼みの国から内需頼みの国になった。GDPに占める輸出の割合は2018年の段階で18%だった。先進諸国の中でこの割合は低い方だ。

 japangdpexportrate2018rate511

輸出がGDPに占める割合(2018年)
 日本経済の現状は非常に厳しい。急激な円安の進行を止めることだ。そもそも貨幣価値の乱高下は好ましくない。また輸入物資の価格の引き下げは日本一国でできることではない。新型コロナウイルス感染拡大からの回復途上での経済回復のための物価高は仕方がないが、ウクライナ戦争による物価高に関しては一日も早い停戦によって改善が見込まれると思う。しかし、現状はとても厳しいと言わざるを得ない。

(貼り付けはじめ)

日本はようやくインフレーションを達成する-しかしそれは間違った種類のものだ(Japan Finally Gets Inflation—but the Wrong Kind
-数十年にわたりデフレーションとの戦いの後、世界規模の物価上昇は政治的な懸念の原因となっている

ウィリアム・スポサト筆
2022年4月25日
『フォーリン・ポリシー』誌

https://foreignpolicy.com/2022/04/25/inflation-japan-deflation-economy/

現在の日本の中央銀行のトップは非常に忍耐強い人物である。黒田東彦は9年前に日本銀行総裁に就任した際、世界第3位の経済大国である日本から、1990年以来ずっと成長を鈍化させてきたデフレーション圧力を取り除くと公約した。日銀の目標は、賃金と消費意欲を高める2%のインフレ率を作り出すために十分な資金を投入することであった。

商品価格のインフレーションが世界的に警鐘を鳴らしている中、ついに目標達成の見通しが立ったようだ。最新のデータは非常に不安定ではあるが、エコノミストたちは、日本が今後数ヶ月のうちにようやく2%のインフレーション率、場合によってはそれ以上のインフレーション率を達成し始めると予測している。

今のところ、この数値は世界的に見ても控えめなものとなっている。アメリカの2022年3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で8.5%上昇し、1981年以来最も高い上昇率となったが、日本の指数はわずか1。2%上昇にとどまった。しかし、これには携帯電話業界を事実上支配している3社のカルテルに対する政府の取り締まり後、携帯電話料金が52.7%下落したことが含まれている。

その他の数字も、日本の基準からすると目を見張らせるものだった。エネルギーコストは20.8%上昇し、1981年以来最も急な上昇となり、食用油は34.7%上昇した。卸売物価の指標である企業物価指数は、ウクライナの悲惨な状況もあって、2022年3月には前年同月比で9.5%上昇した。

全体として、エコノミストたちは、様々な一時的要因を平準化した後の基礎的なインフレーション率は、現在、日銀が設定した目標の2%程度であると見積もっている。しかし、誰も喜んではいないように見える。2022年6月の選挙を控え、政府は最も影響を受ける人々への補助金制度を実施するために奔走しており、日本円は急激に下落している。しかし、黒田総裁は、コスト増は短期的な問題であり、総裁が設定した目標を妨げるものではない、と平然としているように見える。

日本にとって、20年以上にわたるデフレーションのもたらしてきたコストは明らかである。しかし、多くの日本人が気づいていないのは、世界の国々は絶対額で豊かになっているのに、日本だけはほとんど変わらないということだ。OECDのデータによると、過去30年間の年間平均賃金の上昇率はわずか3%であるのに対し、米国では47%も上昇している。物価も同じような軌跡をたどっている。東京は長年、世界で最も物価の高い都市とされてきたが、コスト削減、関税の緩やかな引き下げ、輸入代替品の増加などにより、現在ではほとんどの世界ランキングでトップ10にも入っていない。

この状況を打開するために、中央銀行である日本銀行は過去9年間、市場に現金を流し込んできた。この前代未聞のプログラムにより、中央銀行は事実上全ての新規国債を購入することになった。そして、政府の税収は平均して歳出の60%しか賄っていないが、このことは購入すべき債務が大量に存在することを意味する。

このことは、2つの大きな問題を引き起こしている。日本政府は世界で最も負債を抱えている国であり、負債総額は年間経済生産高の約190%に相当する。このような政府の大盤振る舞いの裏舞台での資金調達によって、日銀のバランスシートは4倍になり、世界銀行のデータによれば、2020年には日銀自身の保有額は年間GDPの92%にまで上昇する。

このように、今の日本は間違ったインフレーションになっているようである。黒田総裁の目標設定の基礎にある考えは、いわゆる需要主導型の好循環を生み出すことであった。これは高い給料の労働者たちが外に出てより多く消費し、需要を押し上げ、それが新たな投資を招来し、それがより高い賃金につながるというものだ。

しかし、海外からのコストアップは物価を押し上げ、消費者たちの購買意欲を低下させ、商品の購入を控えさせることになる。この問題は、資源に乏しい日本では特に深刻で、事実上全ての原材料と商品を輸入している。食料の60%以上とエネルギーの95%(主に石油)を輸入している。過去10年間、世界の商品市場は概ね平穏だったため、これまでは大きな問題にはならなかったが、ロシアのウクライナ侵攻で小麦も天然ガスも十字架の下に置かれ、問題の深刻化が予想される。

このことは、2022年6月の参議院選挙でより強力な支持を得ようとする政府にとって、決して無視できることではない。与党の自民党が政権を失うリスクはないが、参議院選挙の投票結果はしばしば、事態の進展に関する有権者たちの感情を測る指標と見なされる。物価上昇の打撃を和らげるため、政府は消費者と中小企業を支援する480億ドル規模の幅広い補助金パッケージをまとめつつあると報じられている。日本経済新聞によると、この支援はガソリンの追加補助から低金利ローンや現金支援まで多岐にわたるという。

同時に、日本の岸田文雄首相は物価高騰を利用して、彼が提唱している「新しい形の資本主義」を推進しようとしている。これは安倍晋三前首相の下で実施された、過去10年間のアベノミクスで利益あげた大企業や裕福な退職者たちから富を国民全体に広げることを目的としている。

岸田首相は2022年3月の国会で、「物価上昇に対処するため、企業がコストを転嫁できるようにし、労働者の賃金を上げる環境を整えることによって、国民の生活を守るためにあらゆる政策方策を実施する」と述べた。

クレディ・スイスのエコノミストで元日銀の白川弘道のように、他のコストが上昇しているにもかかわらず、企業に賃上げを求めるのはかなり無理があると懐疑的な見方をする人々もいる。日本の消費者たちは伝統的に物価が上がると買い控えをする。そのため、小売業者は過去に値上げをするのをためらい、より少ない量でより高い単価を隠す「シュリンクフレーション(shrinkflation)」という概念を生み出した。

日本円が突然急落し、輸入品が更に高くなることも見通しを悪くしている。円は1ドル130円に迫り、年初から10%も下落している。これは、岸田首相が狭めようとしている経済格差を更に拡大させることになる。海外に大きな権益を持つ大企業は、自国にお金を戻すことで急激に高い利益を得るだろう。一方、平均的な労働者たちはレジでより多くの支払いを強いられることになる。

BNPパリバのチーフエコノミストで、日銀ウォッチャーとして知られる河野龍太郎は、「人々の関心が輸入インフレーション率の上昇と円安に向いている。こうした中で、短期的な景気刺激策だけでなく、超金融緩和を固定することによる長期的な悪影響についても、メリットとデメリットを再確認して検討する必要がある」と指摘している。

長期的には、日銀の最大の脅威はインフレーションサイクルが制御不能になることである。ドイツ銀行東京支店チーフエコノミストである小山健太郎は最近のレポートで、「日銀の政策スタンスが円安を悪化させ、物価を上昇させていると国民が確信すれば、日銀は家計の負担増を促す悪役になる可能性が高くなる」と指摘した。しかし、物価上昇に対抗する伝統的な方法である金利の引き上げは、ただでさえ弱い経済にブレーキをかけるだけでなく、日銀が保有する国債に多額の損失を与えることになる。

しかし、黒田総裁は躊躇していない。債務残高と円安への懸念がありながらも、日本銀行はここ数週間、国債買い入れプログラムを継続している。黒田総裁は、自分自身の目標は、日本を「デフレーション・マインド」から脱却させることだと常々主張している。今回の物価上昇で、彼は成功への道を歩み始めているのかもしれない。

問題は、こうした新たな懸念が、日本の高齢化社会、労働力の減少、低成長と一緒になって、長期的かつ不可逆的な景気後退をもたらすかどうかである。見通しには問題があるが、日本は過去に何度も懐疑的な見方を覆してきた。シティグループの当時のチーフエコノミスト、ウィレム・ブイターは、2010年のイヴェントで、「日本は世界で最も理解しにくい経済だ。これが物理学なら、日本において重力は働かないことになるだろう」と述べた。

※ウィリアム・スポサト:東京を拠点とするジャーナリストで2015年から『フォーリン・ポリシー』誌に寄稿している。彼は20年以上にわたり日本の政治と経済をフォローしており、ロイター通信と『ウォールストリート・ジャーナル』紙で働いている。彼は2021年に刊行されたカルロス・ゴーン事件と事件が与えた日本に与えた影響についての著作の共著者である。

(貼り付け終わり)

(終わり)


bigtech5shawokaitaiseyo501
ビッグテック5社を解体せよ

akumanocybersensouwobidenseikengahajimeru001

 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める
20211129sankeiad505

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

 古村治彦です。

 アメリカ国民の半数が国内経済の先行きを不安視しているという世論調査の結果が出た。『ウォールストリート・ジャーナル』紙の世論調査の結果では、約半数が来年の国内経済はより悪くなるだろうと答えたということだ。その最大の原因は、インフレの亢進、つまり物価が急激に上がっていることである。以下にアメリカのインフレ率のグラフを2つ掲載する。2016年12月から現在までの5年間のグラフと2020年12月から現在までの1年間のグラフだ。

usinflationrates2017to2021501
アメリカのインフレ率5年間のグラフ

usinflationrates2021501 

アメリカのインフレ率1年間のグラフ

 2016年から新型コロナウイルス感染拡大が始まる2020年初めまでは、インフレ率は2%を少し超える程度だった。その後、インフレ率は下降したが、2021年3月頃から急激に上昇している。新型コロナウイルス感染拡大対策としてのワクチン接種や経済活動の再開によって、アメリカ経済が活発に動き出した。しかし、急激なインフレ率の上昇に賃金上昇は追いついていない。そのために、人々は経済の先行きに不安を持っている。

 アメリカ人にとって特に重要なのはガソリン価格だ。アメリカは車社会であり、ガソリン価格の変動には特にナーバスになる。ガソリン価格が上昇するということは、飛行機など他の移動手段の価格の上昇や、暖房用の灯油などの価格の上昇も反映しているので、この点でもガソリン価格の上昇は生活を圧迫する要因が増えるということで、非常に嫌う。

特に、11月末の感謝祭から12月末のクリスマスまでは、「ホリデーシーズン」と呼ばれる。この期間は移動やプレゼント交換、豪華な食事などで支出が増えるので、この時期にガソリン価格が上がることをアメリカ国民は嫌う。そして、その怨嗟の声は政権に向かう。バイデン政権の支持率が低いことは既にお知らせしているが、これが大きな原因である。以下にアメリカのガソリン価格の変動のグラフを掲載する。

usgasprice2017to2021501 

アメリカのガソリン価格5年間のグラフ

usgasprice2021501 

アメリカのガソリン価格1年間のグラフ

ここ5年では3ドルを上回ることはなかった。新型コロナウイルス感染拡大で経済活動が停滞したために、ガソリン価格は一気に下落したが、今年の3月頃から上昇を続け、新型コロナウイルス感染拡大以前よりも高くなっている。経済活動が再開してまだ間もなく、賃金上昇が追いつかない中で、この負担増は庶民を直撃する。

japaneseyenusdollargraph2016to2021501

円ドル5年間のグラフ

japaneseyenusdollargraph2020to2021501
 
円ドル1年間のグラフ

 一方、日本について簡単に見ていきたい。現在、日本は円安傾向に入り、輸入品の価格が上昇することによる、製品の値上げのニュースが続いている。

japaninflationrates2017to2021501 

日本のインフレ率5年間のグラフ

 japaninflationrates2021501

日本のインフレ率1年間のグラフ

日本のインフレ率はもともと低い水準で推移していたものが、新型コロナウイルス感染拡大でマイナスにまで落ち込んだ。現在でも1%台にも届かない水準であるが、円安による「コストプッシュ」型のインフレで物価上昇ということはあるだろうが、それでも日銀が定めた2%には遠く及ばないものとなるだろう。

 日本のデフレ傾向からの脱却は来年も厳しいだろう。問題は、給料が上がらない中で、デフレならばまだ何とかなるが(それも大きな問題だが)、給料が上がらない中で、物価だけは上がっていく、スタグフレーションになることだ。先進諸国はどこもこの点を懸念していると思う。政府がいくらお金を流しても、それが人々に行き渡らねばそのような状態になる。従って、今は配分と再配分を重視する政策を行う必要がある。特に日本では、新型コロナウイルス感染拡大を抑え込みつつあるので、経済回復、特にデフレ脱却をこの機会を捉えて行う(「禍を転じて福と為す」)ということを行うべきだ。

(貼り付けはじめ)

国民のほぼ半分がよく年アメリカ経済がより悪くなるだろうと考えている(Almost half in new poll expect economy to get worse in next year

レクシ・ロナス筆

2021年12月7日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/policy/finance/584781-almost-half-in-new-poll-expect-economy-to-get-worse-in-next-year

『ウォールストリート・ジャーナル』紙の最新世論調査の結果によると、有権者の46%が来年のアメリカ経済はより悪くなるだろうと答えた。より良くなると答えたのは30%にとどまった。

世論調査に答えた有権者たちが最大の経済問題だと考えているのはインフレーションだ。29ポイントの差をつけてインフレが悪化するという答えの方が多かった、61%が経済は悪い方向に向かって進んでいると考えていると答えた。

民主党は、新型コロナウイルス感染拡大から経済の回復を売り込もうとしている中、インフレーションにまず対処することに苦闘している。

クリス・ブストス連邦下院議員(イリノイ州選出)は本誌の取材に対して、「多くの経済指標を見れば、良い状態になっていることを示しています」と述べた。

彼女は続けて次のように述べた。「しかし、実際の生活レヴェルのお金問題について話しますとね、違ってきます。車のガソリンを満タンにする時、ガソリン価格が上がっていて、支払いが大きくなっています。食料品店に行ってベーコンを1パウンド買う時、値段が上がっています。人々はこのような価格上昇の現状に気付いています」。

バイデン大統領は、インフレーションや世界規模の供給チェインの問題に悩まされている。結果として、世論調査における支持率の数字を下げている。

今回の世論調査では、57%がバイデンの大統領としての仕事ぶりを評価しないと答え、41%が評価すると答えた。

経済に関する不安感が高まる中、2022年の中間選挙で民主党よりも共和党を支持すると答えた有権者の数の方が多かった。

世論調査に答えた有権者のうち、今日選挙が実施されると仮定しての質問に対して、44%が共和党に投票すると答え、一方、民主党に投票すると答えたのは41%だった。

今回の世論調査は2021年11月16日から22日にかけて、1500名の成人を対象に実施された。誤差は2.5ポイントだ。

=====

インフレーションが進む中でも10月の収入と消費者支出が上昇(Incomes, consumer spending rose in October even as inflation spiked

シルヴァン・レイン筆

2021年11月24日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/policy/finance/583021-incomes-consumer-spending-rose-in-october-even-as-inflation-spiked

アメリカ合衆国商務省が水曜日に発表したデータによると、インフレの急進があったにもかかわらず、個人所得の増加が物価上昇を抑制することができたために、2021年10月の消費者支出は増加した。

個人消費支出は先月1.3%増加した。財に対する支出の1%増、サーヴィスに対する支出の0.7%増が寄与した。サプライチェインの混乱、新型コロナウイルス感染拡大に関連する規制、新型コロナウイルス感染拡大による消費習慣の変化などにより、消費者の財に対する支出がサーヴィスに対する支出を大きく上回った。

米連邦準備制度(Federal Reserve)が推奨するインフレ率の指標である個人消費支出(personal consumption expendituresPCE)価格指数(price index)は2021年10月に著しく上昇した。それにもかかわらず、全米での買い物ブームは継続した。

水曜日に発表された分析の中で、オックスフォード大学のグレゴリー・ダコは次のように書いている。「2021年10月の消費者支出は、ウイルス懸念の軽減や温暖化、自動車のサプライチェインの制約緩和、ホリデーシーズンの早期開始などの要因により、増加した」。

ダコは続けて次のように書いている。「しかし、米国の家計にとっては、インフレ率の上昇、製品の入手可能性の現象、財政支援の減少など、全てがバラ色という訳ではない」。

個人消費支出(PCE)は、消費者物価が3ヶ月連続で0.4%上昇した後、10月に0.6%上昇した。また、10月までの1年間で5%上昇しました。年間のインフレ率は9月から0.6ポイント上昇している。

賃金の上昇と雇用の増加が個人消費を押し上げ、先月の個人所得は0.5%増加した。しかし、インフレ調整後の可処分所得は0.3%減少しました。

会計事務所RSMのアメリカ人エコノミストのトゥアン・グエンは次のように書いている。「強力な支出は今年の最後の2カ月でも価格に対して圧力をかけ続けることになるだろう。しかし、最近のデータでは、そのような圧力を和らげる役割を果たすサプライチェインのねじれが改善されてきている」。

グエンは続けて次のように書いている。「概して言うと、水曜日に発表されたデータは、今年の第四四半期の成長につながる、予想を上回るホリデーシーズンの見通しを再確認するものだ」。

(貼り付け終わり)

(終わり)
bigtech5shawokaitaiseyo501
ビッグテック5社を解体せよ

akumanocybersensouwobidenseikengahajimeru001

 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める
20211129sankeiad505

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

このページのトップヘ