古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

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タグ:スティーヴン・ミラー

 古村治彦です。

 ドナルド・トランプ大統領は第二次政権を発足させて以降、ヴェネズエラ攻撃、グリーンランド領有への野心表明、更にはイラン攻撃と、対外的に積極的・攻撃的な動きを見せている。第一次政権時とは全く異なった動きであり、有権者がトランプに期待した、アイソレイショニズムとアメリカ・ファーストを裏切る動きである。イラン攻撃に関しては、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に乗せられてのことである。

グリーンランドに関しては、トランプの大学時代(ペンシルヴァニア大学ウォートン経営学部)からの友人で、世界的なコスメブランドであるエスティローダーの総帥ロナルド・ローダーの影響と働きかけがあったことが明らかになっている。ローダーは、グリーンランド内でのレアアース利権を持っており、その開発で巨額の利益を得るために、アメリカによるグリーンランドの領有をトランプに進言しているということだ。ローダーはトランプ大統領に多額の献金を行っている。

 ローダーは世界ユダヤ人会議(World Jewish CongressWJC)の議長を務めている。世界ユダヤ人会議はイスラエルを支援しているが、極右的ではなく、穏健な姿勢を取ることで知られている。アメリカのイスラエル・ロビー諸団体のような、極右的な姿勢ではない。しかし、戦前からの組織であり、その議長というのは大きな権威を持つ。ローダーの義理の息子(娘婿)は、トランプ大統領が連邦準備制度理事会議長に指名したケヴィン・ウォーシュである。ローダーはトランプ人脈の中に入っている。
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 ローダーは影響力と人脈を使い、トランプの政策を「買おう」としているのである。個人の利益のために大統領との人脈や影響力を利用して、政策に関与する。トランプを支持したのは、失業した白人労働者たちだ。彼らは自分たちの願いをトランプに託した。それは、アメリカの上流階級や政界の汚れを一掃することだ。一般国民の既存政治への異議申し立てがポピュリズムである。トランプ大統領の誕生はポピュリズム革命であった。しかし、実際にはこのポピュリズム革命は裏切られつつある。悲しいことだが、ポピュリズムは常に敗北の運命を背負っていると言うべきなのかもしれない。

(貼り付けはじめ)

●「情報BOX:次期FRB議長指名のウォーシュ氏、その横顔」

ロイター通信 2026131日午前 7:35 GMT+92026131日更新

https://jp.reuters.com/markets/japan/HFATL7XEKNNPLLC5X7R2ILAJOU-2026-01-30/

[ワシントン 30日 ロイター] - トランプ米大統領は30日、次期連邦準備理事会(FRB)議長にケビン・ウォーシュ元FRB理事を指名すると発表した。ウォーシュ氏とはどのような人物なのか。

<史上最年少のFRB理事、金融危機に対応>

ウォーシュ氏(55)は、米スタンフォード大学とハーバード法科大学院卒。米金融大手モルガン・スタンレーに勤務した後、ブッシュ(子)前大統領の国家経済会議(NEC)での経験を経て、2006年に史上最年少となる35歳でFRB理事に就任した。08─09年の世界金融危機では、ウォール街の人脈を生かし、当時のバーナンキFRB議長を支え、破綻した金融機関の救済などで重要な役割を果たした。11年まで理事を務めた後、スタンフォード大学フーバー研究所の特別客員フェローを務めたほか、同大学のビジネススクールで講師を務めた。

<タカ派かハト派か?答えは両方か>

ウォーシュ氏は、FRBは金利を大幅に引き下げるべきと主張する。特に人工知能(AI)による生産性向上が物価抑制の一助となるため、FRBはインフレ抑制に向け雇用市場を犠牲にする「選択」をする必要はないとし、トランプ氏と一致している。

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しかし、FRB理事を務めていた5年間にはインフレ「タカ派」として知られた。また、住宅ローンやその他の長期金利引き下げに向け、FRBの大規模な債券保有を恒久的な金融政策手段として利用することに批判的な見方を示していた。

<FRBの独立維持望む、改革は必要>

ウォーシュ氏は長らく、FRBが物価安定と最大雇用という二大責務から外れ、独立性を危うくしていると批判してきた。昨年4月には、政策決定の指針を修正の可能性がある「陳腐な」政府データに頼るのをやめるべきだとしたほか、政策当局者の経済予測や金利の方向性を国民に知らせる「フォワードガイダンス」を批判した。また5月には、バランスシートを拡大しないようにすれば、政策金利を引き下げることができるという認識を示した。

<妻は富豪の娘>

ウォーシュ氏の妻は、米化粧品大手エスティローダーの創業家一族で富豪のロン・ローダー氏の娘ジェーン・ローダー氏。米誌フォーブスによると、ジェーン氏の純資産は27億ドルと推定されている。

<知り合いに多くの富豪>

ウォーシュ氏は、著名投資家スタンリー・ドラッケンミラーの資産を管理するオフィスのパートナーを務めた経歴がある。

また、義父であるロン・ローダー氏はトランプ大統領の元同級生かつ有力な支持者とされる。ウクライナのリチウム鉱床開発権を獲得した投資家グループの一員と伝えられているほか、デンマーク自治領グリーンランドにも権益を持っているという。
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グリーンランド取得、トランプ氏を本気にさせた6人衆 富豪や反中派

ワシントン支局長 河浪武史

日本経済新聞 202619 5:00

[会員限定記事]

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07CMP0X00C26A1000000/

トランプ米大統領のグリーンランド(デンマーク自治領)取得構想は、今に始まった話ではない。発端は第1次政権時の2018年。当初は「最優先事項ではない」(トランプ氏)はずだったが、対中強硬派が構想を膨らませて「絶対に必要」な重要戦略となった。

●「ルイジアナ、アラスカに並ぶ偉業に」

18年に取得案を最初に振り付けたのは、米化粧品大手エスティローダー創業家のロナルド・ローダー氏とされる。同氏は学生時代からの友人で、有力な資金支援者でもあった。同社はニューヨーク創業で、トランプ氏が生まれ育った地でもある。

グリーンランド買収は19世紀のルイジアナ、アラスカ取得に並ぶ大偉業になる――。狙いは領土拡張をトランプ氏のレガシー(遺産)にすることだった。周辺は「不動産の知識を持つ大統領らが言っているだけ」と受け流したが、対中強硬派が野心的な重要戦略へと引き上げた。

「中国が狙っている。その前に米国がグリーンランドを買うべきだ」。トランプ氏にそう迫ったのは対中強硬派の代表格であるトム・コットン上院議員(共和)だった。

北極海と北大西洋の間にあるグリーンランドは中国とロシアの地政学的な要衝。北極海周辺を往来する船舶数は10年間で4割も増えた。グリーンランドは世界8位のレアアース(希土類)埋蔵量があり、中国の市場独占に切り込む力を持つ。

コットン氏は「グリーンランドを取得すれば地理的利益と経済的利益の両方が得られる」と説いた。その気になったトランプ氏は198月に買収計画を明らかにした。
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●まずレアアース鉱床に資金供給

コットン氏は自らデンマーク政府に領地売買を打診。トランプ氏もグリーンランドに金色のトランプタワーが建つ合成画像をSNSに投稿して挑発した。デンマークが売却を拒絶するとトランプ氏は国賓訪問を突如中止。両国の分断は深まった。

「国家安全保障のためにグリーンランドの所有権が絶対に必要だ」。24年末、トランプ氏は政権発足前に再表明した。第2次政権が発足すると領土拡張を目指すチームにバンス副大統領とルビオ国務長官が加わり「デンマークの頭越しにグリーンランド内で切り崩し工作を始めた」(議会外交筋)。

目をつけたのはグリーンランド最大規模の「タンブリーズ鉱床」。米国輸出入銀行は256月、レアアース開発へ12千万ドル(約190億円)の巨額資金供給を決定した。米国がグリーンランドに資金を直接入れる住民懐柔策の始まりだった。

8月になると、同鉱床からルイジアナ州にレアアースを供給する長期事業計画も決定した。立役者である同州知事のジェフ・ランドリー氏は、トランプ氏からグリーンランド担当特使に任命され、資源開発で得た利益を現地住民に分配する経済協力案を提唱する。

●ブレーキ役欠く危うい大国

ルビオ氏やランドリー氏が目指すのは、住民投票でのグリーンランドの独立や米国資金による領地買収とされる。そこに軍事介入も辞さない強硬論を持ち込んだのが、トランプ氏のスピーチライターを長く務めたスティーブン・ミラー大統領次席補佐官だった。

「北大西洋条約機構(NATO)の利益を守るために、グリーンランドは米国の一部であるべきだ」。ミラー氏は6日、米CNNにそう答えた。呼応するようにレビット大統領報道官も日本経済新聞の取材に「米軍活用は選択肢の一つ」と回答した。

ルビオ氏は7日、デンマーク政府高官と「来週会う予定だ」と表明した。デンマークや欧州各国は米国のグリーンランド取得構想に激しく反発しており、現時点で受け入れる機運はない。19世紀のアラスカ、ルイジアナの買収も、そもそもロシアとフランスが財政難で領地を手放したことが発端だ。

2次トランプ政権は、大統領の功名心をあおる火付け役ばかりが並ぶ。ブレーキ役を欠く大国は一段と危うさを増す。
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グリーンランドに権益を持つ億万長者はいかにしてドナルド・トランプ大統領にグリーンランド獲得を促したのか(How a billionaire with interests in Greenland encouraged Trump to acquire the territory

-北極圏拡大を最初に提案した米大統領の友人であるロナルド・ローダーが現在、グリーンランドで取引を行っている

トム・バージス筆

2026年1月15日

『ザ・ガーディアン』紙

https://www.theguardian.com/us-news/2026/jan/15/ronald-lauder-billionaire-donor-donald-trump-ukraine-greenland

一期目の任期中のある日、ドナルド・トランプは新たなアイデアについて話し合うため、側近を招集した。「トランプが私を大統領執務室に呼び出した」と、2018年に国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めたジョン・ボルトンはガーディアン紙に語った。ボルトンは、「ある著名な実業家がアメリカにグリーンランド買収を提案したと言われた」と述べた。

それは異例の提案だった。しかも、その提案は大統領の長年の友人から持ちかけられたもので、後にデンマーク領グリーンランドで事業権益を取得することになる人物だった。

ボルトンが知ったのは、その実業家とはロナルド・ローダーだった。世界的な化粧品ブランドであるエスティローダーの財閥を継いだ彼は、同じく裕福なニューヨーク出身のトランプとは60年以上の付き合いである。

ボルトンによると、彼とローダーはグリーンランド買収案について話し合ったという。この大富豪の介入後、ホワイトハウスのティームは、デンマークが実効支配する広大な北極圏におけるアメリカの影響力拡大策を模索し始めた。

ボルトンは、トランプ大統領が第二期目にローダーの構想を再び追求するのは、大統領の典型的なやり方だと指摘した。ボルトンは「友人から聞いた断片的な情報を真実として受け止め、その意見を覆すことはできない」と述べた。

この提案はトランプ大統領の帝国主義的野心(imperialist ambitions)を掻き立てたようだ。8年が経った今、トランプはグリーンランドを買収するだけでなく、武力行使で奪取することさえ検討している。

トランプ大統領の周囲の多くの人々と同様、ローダーの政策提言は彼のビジネス上の利益と重なっているようだ。トランプがグリーンランド奪取の脅しを強める中、ローダーはグリーンランドで商業資産を取得してきた。また、ローダーはウクライナの鉱物資源へのアクセスを希望するコンソーシアムの一員でもあり、このコンソーシアムがトランプに戦争で荒廃したウクライナの資源の分配を要求するきっかけとなったようだ。

ローダーは、1960年代に同じ名門ビジネススクール(ペンシルヴァニア大学経営大学院[ウォートン・スクール])に通っていた時にトランプと出会ったと述べている。家業の化粧品会社で働いた後、ローダーはロナルド・レーガン政権下で国防総省に勤務し、その後オーストリア大使を務め、1989年にはニューヨーク市長選に立候補したが落選した。

トランプ大統領が2016年に大統領選に勝利した際、ローダーはトランプ勝利募金委員会に10万ドルを寄付した。2018年にトランプの正気が疑われた際、ローダーはトランプを「驚くべき洞察力と知性を備えた男性(a man of incredible insight and intelligence)」と評した。

2018年、ローダーはトランプを「想像し得る限り最も複雑な外交課題のいくつか()some of the most complex diplomatic challenges imaginable」で支援していると述べた。これには北極圏拡大構想(the idea of Arctic expansion)の具体化も含まれていたようだ。2019年、『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙がトランプのグリーンランドへの関心を報じた。デンマークの首脳陣は憤慨した。トランプはこれに対し、村の上にそびえ立つ金色のトランプタワーの画像をツイートし、「グリーンランドにはこんなことはしないと約束する!」とキャプションを添えた。

トランプ大統領のグリーンランドへの執着は、ローダーと同様に、長引いた。2025年2月、トランプ大統領がホワイトハウスに復帰した直後、世界最大の島であるグリーンランドの軍事占領を大統領が公に検討した際、ローダーは大統領を擁護した。

「トランプ大統領のグリーンランド構想は決して突飛なものではなく、戦略的なものだった」とローダーは『ニューヨーク・ポスト』紙での記事の中で書いている。さらに、「グリーンランドの氷と岩の下には、AI、先進兵器、そして現代技術に不可欠な希土類元素の宝庫(a treasure trove of rare-earth elements)が眠っている。氷が減少するにつれて、新たな海路が出現し、世界の貿易と安全保障のあり方を変革している」と続けて書いている。

ローダー氏は、グリーンランドが「大国間の競争の震源地(the epicentre of great-power competition)」となっていることから、アメリカは「戦略的パートナーシップ(strategic partnership)」を模索すべきだと主張した。さらに、「私は長年にわたり、グリーンランドのビジネス界や政府指導者と緊密に協力し、グリーンランドへの戦略的投資を推進してきた」と付け加えた。

2018年にローダーがトランプ大統領の関心をグリーンランドに向けさせたことは、米国人ジャーナリストのピーター・ベイカーとスーザン・グラッサーが共著『ザ・ディヴァイダー』で初めて報じている。化粧品業界の億万長者であるローダーは、北極圏の領土に多額の私財を投じてきたようだ。

デンマークの企業記録によると、ニューヨークに拠点を置き、所有者が匿名の企業がここ数カ月でグリーンランドへの投資を行っている。

この企業の事業の一つは、バッフィン湾の島から「高級な」湧き水を輸出することだ。12月にデンマークの新聞が、ローダーが投資家の一人であると報じた際、この事業に関与するグリーンランドの実業家の言葉を引用した。「ローダーと彼の投資家グループの同僚たちは、高級品市場を非常によく理解し、市場へのアクセスも有している」と彼は述べた。

この投資家グループはまた、グリーンランド最大の湖でアルミニウム製錬所を建設するための水力発電も検討していると報じられている。

アメリカが侵略、買収、あるいは説得によってグリーンランドを掌握した場合、ローダー社のグリーンランドにおける商業的利益にどのような影響が及ぶかは不明だ。

ヴェネズエラ大統領を捕らえるためにアメリカ軍を派遣した後、トランプ大統領が「アメリカはグリーンランドを非常に必要としている」と発言したことを受け、デンマーク首相はNATO加盟国による他国への軍事行動は同盟関係を崩壊させると警告した。

トランプ大統領は動じていないようだ。「グリーンランドに関しては、何らかの対応をするつもりだ、穏便な方法か、より困難な方法かは別として」と大統領は先週述べた。水曜日のホワイトハウスでの会合後、デンマークのラース・ロッケ・ラスムセン外相は、「アメリカの立場を変えることはできなかった。大統領がグリーンランドを征服したいという願望を持っているのは明らかだ」と述べた。

ローダーがアメリカの政策形成に関与しているように見えることは、トランプ大統領の第2期における利益相反(conflicts of interest)、そして大統領側近による私腹を肥やす行為をめぐる疑惑をさらに深めるものとなっている。トランプ大統領の2人の息子、ドン・ジュニアとエリックは、ヴェトナムからジブラルタルに至るまで、世界的な金儲け活動を展開してきた。

彼らは、自分たちの事業活動と、現存する最強の権力者である父親の地位との間には「巨大な壁(huge wall)」があると主張している。トランプ大統領の報道官は、「大統領もその家族も、利益相反に関与したことはなく、今後も関与するつもりはない」と述べている。しかし、外国の支配者たちはファーストファミリーの富の増大を助長し、時には大統領の支持を得ているように見せかけてきた。

しかし、ローダーはかつて旧友と決別したように見えた。

2022年、大統領職を離れている間、トランプ大統領は自身のマール・ア・ラーゴ・クラブに極右扇動者のニック・フェンテスを接待した。世界ユダヤ人会議の議長を務めるローダーも非難に加わった。「ニック・フェンテスは、端的に言って、強烈な反ユダヤ主義者であり、ホロコースト否定論者だ」と彼は述べた。ローダーは「彼と付き合うことなど考えられない」と批判した。

しかし、トランプがホワイトハウスに復帰すると、ローダー氏は資金援助を再開した。2025年3月には、トランプの運動のための資金調達団体であるマガ・インク(Maga Inc.)に500万ドルを寄付した。4月には、ローダーは大統領との特別なキャンドルライト・ディナーに出席したと報じられている。チケットは1枚100万ドルで、マガ・インクに支払われた。

その時までに、ローダーの事業利益は再びトランプ政権の政策と重なり合っているように見えた。

2023年11月に鉱業会社テックメットの社長がウクライナのウォロディミール・ゼレンスキー大統領に送った書簡が流出し、ローダーが戦争で荒廃したウクライナのリチウム鉱床の開発を目指すコンソーシアムの一員であると記されていた。

ローダーは当時、ウクライナの鉱物資源についてトランプ大統領自身と話し合ったことはないが、「長年にわたり、アメリカとウクライナの利害関係者にこの問題を提起してきた」と述べている。共和党の有力者たちは、アメリカがウクライナの膨大な資源を掌握するためのキャンペーンに加わり、トランプ大統領はそれを最も強く支持するようになった。

ローダーがマガ・インクに寄付を行ってから数週間後、アメリカとウクライナは、ウクライナの鉱物資源を共同で開発する協定に署名した。これは、トランプ大統領が大統領執務室でゼレンスキー大統領をアメリカの支援に対する感謝が不十分だと非難し、テレビで激しい非難を浴びせた後、ウクライナへの支持をある程度維持するのに役立った。

リチウム鉱床は、この鉱物資源取引における最初の入札だった。今月、ローダー・コンソーシアムが落札したと報じられている。コンソーシアムを率いるテックメット社は、ローダーと同様にコメントを控えた。グリーンランドのビジネスパートナーとホワイトハウスにも、ガーディアン紙の取材に対し回答はなかった。
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報告:世界ユダヤ人会議(WJC)のロナルド・ローダー会長がドナルド・トランプ大統領のグリーンランド進出に関与している(World Jewish Congress President Ronald Lauder involved in Trump’s push for Greenland – report

-『ザ・ガーディアン』紙によると、ローダー会長はトランプ大統領の任期1期目以降、グリーンランドの商業用不動産を複数取得してきた。アナリストの中には、ローダー会長がトランプ大統領にこの提案をしたのは、個人的な利益を得るためだと見ている人たちがいる。

レオ・フィアバーグ・ベター筆

2026年1月20日

『イェルサレム・ポスト』紙

https://www.jpost.com/international/article-883900
木曜日のガーディアン紙の報道によると、世界ユダヤ人会議(WJC)会長でドナルド・トランプ米大統領の長年の友人であるロナルド・ローダーが、トランプのグリーンランド買収への関心を掻き立てた可能性があるということだ。

2019年にトランプ政権を去ったジョン・ボルトン前国家安全保障問題担当大統領補佐官は、ガーディアン紙に対し、トランプ大統領から大統領執務室に呼び出され、後にローダーと特定された大富豪がアメリカによるグリーンランド買収を提案したと告げられたと語った。

ボルトンによると、トランプ大統領の行動は親しい友人によって左右されているという。「友人から聞いた断片的な情報を彼は真実として受け止め、彼の意見を揺るがすことはできない」とボルトンはガーディアン紙に語った。

ローダーとトランプ大統領の関係は1960年代にまで遡ることができる。ローダーは保守派の政治キャンペーンに多額の寄付を行っており、その中にはトランプ支持のスーパーPACへの500万ドルの寄付も含まれている。

ガーディアン紙によると、トランプ政権の最初の任期中にこのアイデアを提唱して以来、ローダーはグリーンランドの商業資産を取得しており、アナリストの一部はトランプへの提案は個人的に利益を得るための手段だと見ている。

ローダーは『ニューヨーク・ポスト』紙に寄稿し、デンマーク領(グリーンランド)がアメリカの支援を得て「経済と防衛を確保(secur[ing] its economy and defenses)」することで「独立の夢を実現する(achieve its dream of independence)」よう訴えた。記事の中でローダーはグリーンランドを「アメリカの次のフロンティア(America’s next frontier)」と呼び、トランプ大統領の支援によって北極圏の潜在能力を最大限に発揮すべきだと主張した。

●ローダーがアメリカの外交政策と重なる事業に関与か(Lauder linked to ventures overlapping with US foreign policy

ローダーは以前、アメリカの外交政策と重なる事業に関与しているとの報道があった。今月初め、『ニューヨーク・タイムズ』紙は、ウクライナがローダーを含むコンソーシアムに、少なくとも数億ドル相当の大規模リチウム鉱床の採掘契約を発注したと報じた。

ローダーは著名なユダヤ人指導者であり、長年にわたりイスラエルの擁護者でもある。2007年から世界ユダヤ人会議の会長を務め、世界中のユダヤ人コミュニティの支援に深く関わっている。

ローダーは数多くの親イスラエルの取り組みや文化プログラムに資金を提供し、外交や慈善活動での活動により世界のユダヤ人問題における重要人物となっている。

(貼り付け終わり)
(終わり)

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シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体 
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『トランプの電撃作戦』
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世界覇権国 交代劇の真相 インテリジェンス、宗教、政治学で読む

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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 古村治彦です。

※2025年3月25日に最新刊『トランプの電撃作戦』(秀和システム)が発売になりました。是非手に取ってお読みください。よろしくお願いいたします。
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第2次ドナルド・トランプ政権の最初の100日間の電撃作戦を支えたイーロン・マスクが政権を去った。トランプとマスクの言い合いはややヒートアップしたが、今は沈静化し、関係修復に進んでいるようだ。JD・ヴァンス副大統領とスージー・ワイルズ大統領首席補佐官が仲裁に動いたとされている。
 イーロン・マスクが最近になって、Xに「あいつは蛇みたいなやつだ」と投稿した、トランプ政権高官に注目が集まっている。それがホワイトハウス大統領人事室長セルジオ・ゴオ(Sergio Gor、1986年-、38歳)だ。ゴオはトランプ政権に登用されている人物たち数千名の採用に関する調査や試験を行った人事部門の最高責任者だ。現在、トランプ政権内で実力者となっているのがゴオである。政策面の実力者となっているのはスティーヴン・ミラー大統領次席補佐官だ。ゴオとミラーは共に、学生時代(ゴオはジョージ・ワシントン大学、ミラーはデューク大学)に、「ヤング・アメリカズ・ファウンデイション(Young America’s FoundationYAF)」の活動家として活躍したという共通点を思っている。ゴオという苗字は珍しいが、彼はヨーロッパのマルタで生まれ、少年時代に家族と共にアメリカに移住してきた。そのために、英語とマルタ語を話すことができる。マルタ系と言えば、2020年の米大統領選挙民主党予備選挙に出馬し、ジョー・バイデン政権では運輸長官を務めたピート・ブティジェッジもマルタ系(父親がマルタ出身)だ。
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 拙著『トランプの電撃作戦』(秀和システム)でも触れたが、トランプ政権内には、イーロン・マスクに対する不満や反感があった。特にスタッフとして、2016年の大統領選挙から支えてきたような古参の人々にとっては、突然、莫大な選挙資金を寄付して、最も近い相棒の地位を手に入れたマスクは気に入らない存在となる。

 マスクは、自分にとって都合の良いジャレッド・アイザックマンをNASA長官にしようとしていたが、トランプが最終的に指名を撤回することになった。その過程で、ゴオが指名撤回を画策したという報道が出た。また、ゴオとマスクはその前から衝突していたという話もある。政治において重要なのは人事とお金だ。これら2つを握っている人は強い。トランプの長男と親しいゴオはそうした背景もあり、マスクに対抗したということになるだろう。マスクにしてみれば、NASA長官に自分の息がかかった人物をすえれば、スペースXのビジネスにとっても有益であったが、それを邪魔されたのだから怒り心頭になるだろう。
 イーロン・マスクは政権から外れた。これから閣僚になる、もしくはスタッフになるということは考えにくい。これからマスクの影響力は小さくなっていくだろう。そうした中で、実務を担う、スティーヴン・ミラーとセルジオ・ゴオの影響力は増していくだろう。注目していかねばならない。
(貼り付けはじめ)
マスクはトランプの有力な側近を「彼は蛇だ」と痛烈に批判した(Musk slams influential Trump adviser: ‘He’s a snake’

ブレット・サミュエルズ筆
2025年6月19日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/administration/5359448-elon-musk-sergio-gor-snake/

テスラの最高経営責任者イーロン・マスクは水曜日の夜、マスクともう1人の政府高官の間の不和に関する報道を受けて、ある高官を批判した。

マスクは、自身が所有するソーシャルメディアプラットフォーム「X」の投稿に返信し、セルジオ・ゴオが完全な身元調査書類を提出していないという『ニューヨーク・ポスト』紙の記事へのリンクを貼った。ゴオはホワイトハウスで最も影響力のある高官の1人であり、ホワイトハウス大統領人事室長(head of the Presidential Personnel Office)を務めている。

マスクはゴオについて「彼は蛇だ(He’s a snake)」と述べた。

ゴオはコメント要請にすぐには応じなかった。

ゴオはMAGA運動と強いつながりを持つ、非常に影響力のある補佐官である。彼はドナルド・トランプ・ジュニアの側近であり、トランプ大統領への熱烈な忠誠心も持っている。また、トランプ支持のスーパーPAC「ライト・フォ・アメリカ(Right for America)」の代表も務めている。

人事室長として、ゴオは数千人の政府職員の身元調査と任命を監督し、彼らがトランプ大統領の政策方針に沿っていることを確認している。

ゴオは、先月末に政府特別職員(a special government employee)の職を退いたマスクと大統領の激しい対立の中心人物として、メディアで大きく取り上げられてきた。

マスクとゴオはここ数カ月、閣議で人事上の意見の相違をめぐりマスクがゴオを厳しく叱責するなど、衝突を繰り返していたと報じられている。ゴオはまた、マスクの盟友でNASA長官に指名されていたジャレッド・アイザックマンの辞任を推進した重要人物としても名指しされた。トランプ大統領はマスクの退任直後、アイザックマンの民主党への寄付を「過去の関係(prior associations)」として理由に挙げ、指名を撤回した。

ある政府高官は本誌に対し、アイザックマンの指名撤回の決定は最終的にはトランプ大統領が下したと述べた。また、ゴオとマスクの間により広範な確執があるという噂を軽視した。政権関係者たちは、ゴオが政府効率化省(DOGE)職員の採用を監督していたことを指摘し、2人はDOGEの目標について概ね一致していると主張した。

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セルジオ・ゴオはドナルド・トランプ大統領のホワイトハウスの「極めて重要な」一員としての地位を固めた(Sergio Gor cements himself as ‘vital’ part of Trump’s White House

ブレット・サミュエルズ筆

2025年6月11日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/administration/5342901-elon-trump-maga-controversy/

ホワイトハウス大統領人事室長(head of the White House Office of Presidential Personnel)セルジオ・ゴオは、連邦政府の規模を大胆に再編し、忠実な支持者で固めようとするトランプ大統領の取り組みで、目立たないが中心に置かれている。

ゴオはワシントン政界の関係者以外ではあまり知られていないが、複数の情報源によると、彼はMAGA運動と強いつながりを持つ非常に影響力のある補佐官だということだ。彼はドナルド・トランプ・ジュニアの側近で、大統領に対して熱烈な忠誠心も持っている。

トランプ大統領のある側近が述べるところでは、スティーヴン・ミラー次席補佐官(deputy chief of staff)がトランプ大統領の政策を形作り、ウィル・シャーフ秘書官(staff Secretary)がトランプ大統領の見解を形作り、ゴオが政権の要職を担う人事を形作っている。

ヴァンス副大統領は本誌への声明の中で、「セルジオは、献身的で信念を持ったアメリカ・ファーストの支持者たちを大統領が率いる政府のスタッフに確保する取り組みを主導してきた。彼は素晴らしい仕事をしてきたし、これからもし続けるだろう」と述べた。

ゴオはランド・ポール連邦上院議員(ケンタッキー州選出、共和党)の元補佐官だが、ポール議員がトランプ大統領の政策の主要部分を盛り込んだ大規模な和解的な予算パッケージに現在反対していること、そしてポールが最近ミラーと論争していることを考えると、これは皮肉な展開と言える。

しかし、ゴオのMAGAとしての資質は疑う余地がない。彼はドナルド・トランプ・ジュニアと共同で出版社を設立し、トランプ大統領やチャーリー・カーク、トランプ大統領の上級通商顧問ピーター・ナヴァロといった保守派の著作を出版している。また、ゴオはトランプ支持のスーパーPAC「ライト・フォ・アメリカ(Right for America)」の代表も務めている。

ゴオはこれまで目立たない存在だったが、先月末に特別職員の職を退いたテスラのCEOイーロン・マスクと大統領の激しい対立の中心人物としてメディアの注目を集めてきた。

マスクとゴオについては、ここ数カ月、閣僚会議で人事上の意見の相違をめぐってマスクがゴオを厳しく叱責するなど、衝突が続いていると報じられている。政府効率化省(the Department of Government EfficiencyDOGE)を率いるマスクは、彼の上級副官たちのアクセスと権限の拡大を推進してきた。

ゴオはまた、NASA長官に指名されていたマスクの盟友ジャレッド・アイザックマンの辞任を推進した立役者としても挙げられていた。トランプ大統領はマスクの退任直後、「過去の関係(prior associations)」を理由にアイザックマンの指名を撤回した。これはアイザックマンの民主党への寄付を指している。

ある政権関係者は本誌に対し、アイザックマンの指名撤回の決定は最終的には大統領の判断だったと述べた。また、ゴオとマスクの間に広範にわたる確執があったという噂を軽視した。この関係者はゴオがDOGE職員の採用を監督していたことを指摘し、2人はDOGEの目標について概ね一致していると主張した。

ゴオは、トランプ大統領の2期目における最大の事業の1つである、連邦政府の再編と支持者による人材確保において、中心的な役割を果たしてきた。

DOGEは連邦政府職員数を大幅に削減することを使命とし、様々な政府機関でレイオフの波を引き起こし、数万人の職員に影響を与えた。これらのレイオフの一部は裁判所によって継続が認められた。

一方、ゴオはホワイトハウス大統領人事室を率いており、ホワイトハウス大統領人事室は連邦政府全体の職員の採用、審査、面接、採用プロセスを担当している。

トランプ大統領の最初の任期中、彼の最も物議を醸した政策や衝動的な提案のいくつかは、彼に反対する閣僚や任命者によって弱められたり、拒否されたりした。その中には、『ニューヨーク・タイムズ』紙に匿名の論説記事を寄稿した者もいた。

しかし、今回、こうした時折のガードレールはほぼ撤廃され、ゴオがその先頭に立って任命者がトランプ大統領の考えに沿っているかを確認している。

ゴオは就任式の直後、全ての政治任命者の採用決定はホワイトハウスを経由すると述べた。応募者は、2024年の選挙運動中にトランプ大統領をどのように支持したかなど、忠誠心を試すような質問を受けた。

ホワイトハウス大統領人事室が先月末に配布した採用ガイドラインには、応募者がトランプ大統領の大統領令をどのように推進するかについての質問と、重要だと考える政策イニシアティヴの事例を挙げるよう求める内容が含まれている。

その結果、「人事は政策(personnel is policy)」という古い格言を忠実に守る政権が誕生し、トランプ支持者たちはほぼ一致団結して、大統領の政策を最初の任期よりも積極的かつ同期したスピードで遂行している。

ホワイトハウスのスティーヴン・チャン広報部長は本誌への声明で次のように述べた。「セルジオはティームの重要なメンバーであり、トランプ大統領が至上の政権を築くのを支えてきた。長年のアドヴァイザーとして、アメリカを再び偉大にするという使命に共感し、大統領の政策実行に取り組む人材を政府職員に確保する上で、彼以上に適任な人物はいない」。

●イーロン・マスク氏の非難でヴァンスとパテルは窮地に陥った(Elon allegations put Vance, Patel on the spot

先週、マスクがソーシャルメディアでトランプ大統領を激しく非難した際、マスクは「本当の大爆弾(really big bomb)」と呼ぶものを投下した。テスラのCEOであるマスクは、これが大統領支持層に波紋を広げることを知っていたのかもしれない。

マスク氏は木曜日、悪名高い金融投資家ジェフリー・エプスタインに対する連邦捜査に関する文書にトランプ大統領の名前が記載されていると主張した。これらの文書とエプスタインの死は、トランプ支持者の間で多くの陰謀説や幅広い関心の的となっている。

この関心は、パム・ボンディ司法長官のような政府高官たちの動きを人々が厳しく監視するようにさせている。暴くべき悪質な陰謀はないというトランプ政権の主張を信じないMAGAワールドの一部の人々からは抗議の声が上がった。

マスクが投稿していたちょうどその時、トランプ政権の最高幹部2人が、エプスタイン事件に関心を持つ視聴者層と重なる影響力のあるポッドキャスターたちと共演していた。

ヴァンス副大統領はテオ・ヴォンのポッドキャストに出演し、FBI長官のカシュ・パテルはジョー・ローガンと共演した。ローガンとヴォンは共に「男らしさ(manosphere、マノスフィア)」と呼ばれる、特に若い男性に訴求力のある番組を制作する層に属している。

ヴァンスは、その後削除されたエプスタインに関する投稿を、ポッドキャスト「ディス・パスト・ウィークエンド(This Past Weekend)」の司会者ヴォンが読み上げた際にリアルタイムで知ることになった。

ヴァンスは「この件に対する私の基本的な反応は次のようになる。まず、ドナルド・トランプはジェフリー・エプスタインとは全く何も関係していない。民主党やメディアが彼について何を言おうと、それは全くの嘘っぱちだ」と述べた。

一方、パテルは、マスクの投稿が話題になった時点で、既にローガンとエプスタインに関するファイルについて長々と話していた。

しかし、パテルは、エプスタインが自殺したと主張してMAGA支持者の一部から既に批判を浴びている。彼は陰謀論をさらに深化させるための餌には食いつくつもりはない。

パテルはローガンに対して、「私はイーロンとトランプの会話には一切加わらない。私は自分のやるべきことを分かっている。会話に参加することは私の仕事ではない」と述べた。
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トランプとマスクの間でのNASAをめぐる争いを激化させたホワイトハウスの補佐官(The White House adviser who fueled the Trump-Musk NASA feud

2025年6月6日

『アクシオス』誌
https://www.axios.com/2025/06/06/trump-musk-feud-nasa-white-house-aide

ドナルド・トランプ大統領が先週末、イーロン・マスクによるNASA長官指名を突然撤回した直後、この衝撃的な決定の背後にいる有力者として、ホワイトハウス補佐官のセルジオ・ゴオの名前が一気に浮上した。

なぜ重要なのか:トランプ大統領は木曜日、ジャレッド・アイザックマンのNASA指名撤回が、アイザックマンと親しいマスクを「動揺させた(upset)」と認めた。これは、かつて大統領の「ファースト・バディ(First Boddy)」であり世界一の富豪であるマスクとの木曜日の衝撃的な不和につながった多くの要因の1つだった。

マスクは午後、SNSXでトランプ大統領を激しく非難した。大統領の側近や補佐官たちは衝撃を受け、中にはゴオに憤慨する者もいた。ゴオとマスクの緊張関係が今回の論争の背景にあったからだ。

共和党所属の連邦上院議員たちはまた、ゴオがホワイトハウス大統領人事室長の運営を批判していたマスクへの報復として、NASAの指名を撤回させたと非難した。

ゴオはコメントを拒否した。しかし、ホワイトハウス高官の1人がゴオに代わって『アクシオス』誌に電話をかけ、ゴオの「才能、努力、そして献身(brilliance, hard work and dedication)」を称賛した。

ズームイン:ゴオはホワイトハウスで最も影響力のあるトランプの補佐官の1人であり、ドナルド・トランプ・ジュニアと共にウィニング・ティーム・パブリッシングを設立した。この出版社はトランプとその支持者たちの著書を出版し、1月6日の連邦議事堂襲撃事件後の隔離期間中、トランプに必要な資金を提供していた。

マール・アー・ラーゴに頻繁に出入りするゴオは、トランプの親友であり大口献金者でもある元マーベル社幹部のアイク・パールマッターと親しい関係にある。

ゴオはトランプの2020年再選キャンペーンで資金調達担当の責任者を務め、2024年選挙キャンペーン中には親トランプ派のスーパーPACを設立し、約7200万ドルを投じた。

ズームアウト:政治任命者(political appointees)の審査責任者として、ゴオは新規採用者がトランプの政策を心から支持し、民主党に献金していないことを確認するため、忠誠度テストを実施した。

トランプ大統領が指名した人物の中で、裕福な起業家であるアイザックマンは、前回の選挙期間中に民主党に寄付をしていたことが注目を集めていた。トランプ大統領は土曜日、アイザックマンの指名を撤回した際に、この点を理由に挙げた。

しかし、トランプ大統領は数カ月前にアイザックマンの寄付について知らされていたにもかかわらず、何も言及していなかった。

政権関係者たちによると、今後、宇宙機関の長官が連邦上院で承認されるまで、少なくとも9カ月以上がかかる見込みとなっている。

フラッシュバック:マスクとゴオの間には緊張関係があり、3月に閣議でマスクがマルコ・ルビオ国務長官と口論になった際に表面化したと『ニューヨーク・タイムズ』紙は当時報じていた。

ニューヨーク・タイムズの記事では、ゴオについて触れられていなかったが、ゴオがマスクの人事への関与に憤慨していたと語る政権高官2人の目には、この不在は際立って映った(a conspicuous absence)。

「ゴオはマスクの態度を気に入らないと公言していた。そして閣僚の前で、(マスクに)指摘されるのも嫌がっていた」と、会議に出席したホワイトハウス関係者の1人は語った。

陰謀:水曜日に「オールイン・ポッドキャスト」で行われた討論で、アイザックマンは自身の運命は、ホワイトハウスにおけるマスクの地位低下と「影響力のある顧問がやって来て、(トランプ氏に)『これが事実だ。こいつはやめた方がいい』と言った」ことに関係していると考えていると述べた。
NASA
長官選考に関わった、あるトランプのアドヴァイザーは、「狂っている(It’s crazy)」と語った。この人物は、「アイザックマンは非常に優秀だ。億万長者で、宇宙にも行ったことがある。民主党員で、まさに私たちが求めているタイプの有権者だ。それなのに今、こんな状況になっている」。

ゴオは、自分には責任がなく、NASAを監督する商務科学運輸委員会の委員長を務めるテキサス州選出のテッド・クルズ連邦上院議員を含む共和党所属の上院議員が責任を負っていると述べている。

クルズ議員を含む、指名に関わった複数の共和党所属の上院議員事務所のアドヴァイザーは、アイザックマンに反対した上院議員やスタッフを知らないと述べている。

実際、クルズ議員は、マスクがトランプ大統領を説得してアイザックマンをNASA長官に指名させた12月に異議を唱えている。クルズ議員は当時、2つの問題を提起した。

アイザックマンは昨年、民主党が共和党のティム・シーヒー連邦上院議員(モンタナ州選出)とバーニー・モレノ連邦上院議員(オハイオ州選出)に反対する動きを助長した。

アイザックマンはマスクと同様に、NASAが火星の植民地化に注力することを望んでいるが、クルズ議員は月探査に重点を置いている。テキサス州選出のクルズ議員は、火星における中国の宇宙開発に対抗し、ヒューストンのジョンソン宇宙センターをアルテミス計画(the Artemis program.)の管制センター(mission control)として運用し続けたいと考えている。

舞台裏:マスクはクルズの反対意見を聞いてクルズに電話をかけた。アイザックマンはアルテミス計画を優先すると約束した。シーヒー議員とモレノ議員はアイザックマンに問題はないと述べた。

クルズは4月20日、アイザックマンの指名承認公聴会を開催し、委員会は19対9でアイザックマンの指名を承認した。

連邦上院関係者3人とホワイトハウス関係者2人は、アイザックマンが連邦上院本会議で70票から80票を獲得すると予想していると述べた。これは、僅差で分裂している連邦上院では異例の数字だ。

クルズ氏は本誌の取材に対し、「今週中に承認されると思っていた」と語った。アイザックマンの承認を阻止する動きがあったかと問われると、「それは正確ではない」と答えた。

一方、ゴオは「寄付について繰り返し言及することで、大統領を翻弄した」とトランプの外部アドヴァイザーは述べた。

5月30日、ホワイトハウスからの退任を発表するマスクとの共同記者会見(当時は友好的な雰囲気だったようだ)の前に、ゴオは大統領執務室でアイザックマンの経歴ファイルをトランプ大統領に提出した。その後、マスクが部屋に入り、トランプ大統領はゴオにアイザックマンについて質問した。

面会に詳しい関係者によると、トランプはマスクに対し、「この男は民主党に寄付した」と述べた。

「イーロンがアイザックマンを擁護した訳ではない。『彼は本当に有能だ』と言ったが、確かに民主党に寄付した」と取材源は語った。

ホワイトハウスのスティーヴン・チャン広報部長は書面の声明で、ゴオは「ティームの重要なメンバーであり、トランプ大統領が偉大な政権を築くのを支えてきた」と述べた。

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130日間の上限とは何か? マスクはドナルド・トランプ政権に「留まる」と補佐官は語る(What 130-day cap? Musk is ‘here to stay’ in the Trump admin, adviser says

-マスクがDOGEにどれくらい長く留まるのか、そして実際にどれくらい在籍するのかという疑問が浮上しているが、トランプに近い関係者たちは、終わりは見えないと述べている。
ジェイク・トレイラー、ダシャ・バーンズ筆

2025年2月28日

『ポリティコ』誌

https://www.politico.com/news/2025/02/28/elon-musk-doge-work-limit-023375

ドナルド・トランプ政権のホワイトハウス関係者たちは、イーロン・マスクの破壊的なやり方に辟易し、6週間にわたり、マスクが130日間の任期付き臨時公務員として勤務していることに慰めを見出してきた。

しかし、あるホワイトハウス関係者は、マスクの任期の満了日は未定だと述べている。

ハリソン・フィールズホワイトハウス次席報道官は、「ホワイトハウスの誰もが勝利に飽きていない。大統領はイーロン・マスクに、連邦政府における無駄、不正、そして権力の乱用を根絶するという使命を与えた。この使命は、完了するまで続くだろう」と述べた。

政府効率化省の責任者としてマスクは「特別政府職員(special government employee)」に指定されているため、フルタイムの政府職員と同様の財務情報開示義務は免除される。しかし、勤務日数には上限があり、年間365日のうちの130日に限られる。

この勤務日数制限のため、数千人の公務員を解雇し、他の職員にメールで職務遂行の正当性を示すよう求めるなど、連邦政府の組織を劇的に刷新してきた政府効率化省でマスクがどれだけの期間、そして実際に勤務できるのかという疑問が浮上している。

しかし、ホワイトハウス内では、マスクが130日の期限をはるかに超えて、ドナルド・トランプ大統領が許す限り留任するだろうという見方がますます強まっている。

トランプ大統領に近い外部の政治アドヴァイザーは、内部事情について匿名を条件に、「130日が経過するまで日数を数え、留任に反対する人もいるだろうが、私はそれは負け戦(a losing battle)だと思う」と語った。

この関係者によると、マスクは「今後もここに留まる」ということだ。

ホワイトハウスでのやり取りに深く関わっている人物は、匿名を条件にやり取りについて率直に語った。それによると、マスクの政府効率化省トップとしての役割について「制限(limits)」の話は一切出ていないという。マスクと今後の仕事について議論されたことは全てが長期的な視点で行われているという。

外部の政治アドヴァイザーによると、マスクの退任を待ち望んでいる人物の中には、スージー・ワイルズ大統領首席補佐官、ジェームズ・ブレア大統領次席補佐官、そしてホワイトハウス大統領人事室長セルジオ・ゴオたちがいるという。

ホワイトハウス報道官のキャロライン・リーヴィットはこの表現を否定し、「フェイクニュース」と呼んだ。

マスクが短期的なスケジュールで退任するのではないかとの示唆もいくつかある。今月初めのミュンヘン安全保障会議での演説で、JD・ヴァンス副大統領は、マスクが受けてきた批判について冗談めかして、マスクのタイムラインを認めた。

ヴァンスは「冗談として言うのだが、アメリカの民主政治体制がグレタ・トゥーンベリの10年間の叱責に耐えられるなら、皆さんはイーロン・マスクの数カ月なら耐えられるだろう」と述べた。

しかし、マスクがどれだけ長く政権にとどまるかは、たった1人の人物にかかっているのかもしれない。上級スタッフからの不満はあるものの、トランプ大統領がマスク疲れ(Musk-fatigue)を感じているという明確な兆候はまだ見られない。

ホワイトハウスの幹部スタッフがマスク氏に対して常に抱いている不満の1つは、彼の広範かつ散発的な意思決定(sweeping and sporadic executive decision-making)だ。最近では、ワイルズと部下たちは、政府機関に衝撃波をもたらしたマスクの「5つのこと」メール(“five things” email)について、苛立ちを募らせながらも何も知らされていなかった。ホワイトハウスでのやり取りに深く関わっている人物によると、マスクはホワイトハウスの中核スタッフに事前に通知することなく、政府職員に最後通牒を突きつけた。ホワイトハウスでのやり取りに深く関わっている人物によると、マスクはこれまでにも何度かそうしたことを繰り返している。マスクは今週、事前に大統領の承認を得ていたと述べている。

ワイルズは「ティームプレーヤー(team players)」の信条を掲げており、これはマスクのアプローチとは正反対だとこの関係者は述べている。

マスクが持つ臨時職員の地位は、政府が専門職員を短期的に雇用できるようにするために設けられていた。バラク・オバマ政権下では、フーマ・アベディンが国務省の臨時アドヴァイザーに任命され、130日を超える在職期間だったとして、チャック・グラスリー連邦上院議員(アイオワ州選出、共和党)から追及された。トランプ大統領の最初の任期中は、スコット・アトラスがパンデミック関連の問題で大統領に助言する地位を与えられた。

コロンビア大学法科大学院(ロースクール)教授で政府倫理を研究するリチャード・ブリフォートは次のように語った。「政府特別職員とは、助言を与えるためにやってくる専門コンサルタントのことだが、彼の仕事は助言の域をはるかに超えているように思う。もし彼が部下たちに『5つの要点を箇条書きで送ってくれなければクビだ』と言っているのであれば、それは助言の域を超えていると私は考える」。

今週初めのホワイトハウスでの記者会見で、リーヴィット報道官はホワイトハウスが130日制限を「回避(work around)」しようとするかどうかという質問を避けた。

リーヴィットは「私たちがここに来てから大体35日くらいだと思うので、100日後に質問して欲しい」と述べた。

トランプ政権が130日ルールをどのように回避するかは依然として不明だが、トランプの外部の政治アドヴァイザーは政権が正当化できる理由を求めると予想している。

アメリカ政府倫理局が2024年に出した法的勧告には、1つの可能​​性が詳述されている。文書によると、「予期せぬ事情」により130日制限を超えて勤務する臨時職員は、その状況が「特異で、発生する可能性が低い」場合、翌年も同じ職務を継続することを承認される可能性がある。

130日の期限を超えて勤務するマスクに対する法的措置の可能性がどのような影響を与えるかは未検証であり、依然として不透明だ。しかし、マスクやトランプ大統領が行政府の誰かによって阻止される可能性は低いだろう。

ブリフォートは「現在、政府倫理担当の責任者がいないという事実を考えると、一度滞在期限を超過した場合、次回は滞在期限内に収まるかどうか疑わしいという方針を政府高利化省が強制できるかどうかは明らかではない」と述べた。

トランプ大統領は今月初め、政府倫理室の質長を解任した。現在はシェリー・K・フィンレイソン室長代理が指揮を執っている。

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今日が誕生日:ランド・ポール連邦上院議員(ケンタッキー州選出、共和党)こにゅにケーション部門担当セルジオ・ゴオ(BIRTHDAY OF THE DAY: Sergio Gor, communications director for Sen. Rand Paul (R-Ky.)

ダニエル・リップマン筆

2017年11月30日

『ポリティコ』誌

https://www.politico.com/story/2017/11/30/playbook-birthday-sergio-gor-270499

・どのように、そして、どこで、誰と誕生日を祝う?

「ブッシュ大統領の元ホワイトハウス大統領報道部長ナンシー・テイスが自宅で25人ほどの友人を招いて夕食会を開いてくれる。ナンシーは、私が10年ほど前にジョージ・ワシントン大学の学部課程に入学するためにワシントンに来て以来、私のメンターだ!

・政治の世界に入ったきっかけは?

「大学の保守活動だ! 大学の共和党支部から、ジョージ・ワシントン大学の「ヤング・アメリカズ・ファウンデイション(Young America’s Foundation)」の立ち上げ、「GWハチェット」の当時の編集長ジェイク・シャーマンとのスパーリングまで。世間は狭いと実感している。

・今読んでいる、あるいは読み終えた面白い本や記事は何? またその理由は?

ドナ・ブラジールの『ハックス(Hacks)』。前回の選挙の失敗を包み隠さず語る誠実なリベラル派だ。

アメリカ内外で進行しているトレンドで、十分に注目されていないものは何か?

「保守派はリベラル派の間で発展しているエネルギーを過小評価しているが、民主党の全体的な混乱とヴィジョンの欠如は、2018年には我々に有利に働くだろう。」

トランプ大統領の動向は?

「保守派は、彼が行った行政府と司法府の任命に興奮している。彼のアメリカ・ファーストのヴィジョンは、海外への介入を減らすことに非常に合致しており、長年にわたって世界中のあらゆる国に干渉してきた後の前向きな一歩だ」。

ワシントンの人々があなたについて知らないかもしれない楽しい事実は何?

「昨年ローマ教皇庁を訪問した際、教皇フランシスコが頭に被っていた白いスカルキャップを私にくれたこと」。

(貼り付け終わり)

(終わり)

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『トランプの電撃作戦』
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世界覇権国 交代劇の真相 インテリジェンス、宗教、政治学で読む

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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 古村治彦です。

 ドナルド・トランプが2期目の政権を樹立すると、日本で言えば大臣クラスの各省の長官(Secretaries)をはじめ、各省や政府機関の高官ポストが交代になる。これを政治任用(political appointment)という。その数は4000ほどと言われている。トランプ政権では、「スケジュールF」といって、政治任用の大幅に拡大し、5万と10倍以上にするという計画がある。これは2020年の政権末期に行おうとしてできなかったことだ。

 トランプ一期目政権のマイク・ペンス前副大統領やジョン・ボルトン元国家安全保障問題担当大統領補佐官、レックス・ティラーソン元国務長官といった人々は、トランプから離れて批判派に転じている。それでも、トランプ一期目政権で政府高官を務めた人々の中で、二期目政権に入ると見られている人たちがいる。

 こうした人たちは大きく分けると2つのグループに分かれている。1つは、ワシントンにある保守派のシンクタンクであるヘリテージ財団が主導して、100以上の組織が参加した政策提言プロジェクト「プロジェクト2025(Project 2025)」に参加した人々である。この「プロジェクト2025」の政策提言「プレイブック」は、行政国家の解体を旗印にして、ディープステイトの解体を目指す内容になっているが、中絶の法制化やポルノの禁止といった保守過激派の主張が色濃く反映されている。このプロジェクトは、元人事管理局首席補佐官のポール・ダンズが主導し、ホワイトハウス国家通商会議委員長・ホワイトハウス通商製造業政策局長を務めたピーター・ナヴァロ、元住宅都市開発長官のベン・カーソン、元大統領上級顧問のスティーヴン・ミラーが参加している。
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ポール・ダンズ
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ピーター・ナヴァロ
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スティーヴン・ミラー

 この「プロジェクト2025」に対しては、トランプ前大統領は距離を置いていたが、最近になって突き放すようになっている。トランプ選対の共同本部長を務める、スージー・ワイルズとクリス・ラシビータは、「プロジェクト2025」を批判し、プロジェクトを主導したダンスは辞任した。「プロジェクト2025」に参加した人物はトランプ政権に入れないという情報もある。「プロジェクト2025」系のピーター・ナヴァロは、トランプのために、連邦下院からの証言招聘を拒否し、服役した筋金入りのトランプへの忠義派だ。ナヴァロは論功行賞でトランプ政権に入ることになるだろう。このナヴァロが強く批判しているのがもう一つのグループである「アメリカ・ファースト政策研究所(America First Policy InstituteAFPI)」である。ナヴァロはこのグループを「偽物のトランプ派、忠誠心などない」とツ激しく非難している。

 アメリカ・ファースト政策研究所は、トランプ政権終了後に創設されたシンクタンクであり、中心人物としては、元国内政策担当補佐官のブルック・ロリンズ、トランプ大統領のトップの経済担当補佐官を務めたラリー・クドロー、トランプ大統領の国家安全保障問題担当大統領補佐官のロバート・オブライエン、トランプ政権下で米通商代表を務めたロバート・ライトハイザーが挙げられる。彼らは穏健派であり、「プロジェクト2025」グループのような過激な主張は行っていない。このグループからはトランプ政権の高官になる人たちが多数出ると予想されている。
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ブルック・ロリンズ
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ロバート・オブライエン
larrykudlow101
ラリー・クドロー
robertlighthizer101
ロバート・ライトハイザ―

 トランプ政権を支えるのが「プロジェクト2025」派と「アメリカ・ファースト政策研究所」派ということになる。両派の間はしっくりいっていないようである。トランプ政権が発足する場合、政権を円滑に進めるためにも両派の間をうまくマネイジメントできる人物を首席補佐官に据える必要があるだろうと考える。

(貼り付けはじめ)

●「「プロジェクト2025」責任者辞任 トランプ陣営が批判」

By Alex Rogers NIKKEI FT the World 2024年81

https://www.nikkei.com/prime/ft/article/DGXZQOCB311QZ0R30C24A7000000

トランプ前米大統領の率いる共和党が政権を奪還した場合を想定した政策集をまとめている「プロジェクト2025」の責任者を務めていたポール・ダンズ氏が30日、辞任した。約900ページに及ぶ政策集で連邦政府の再編を提言していたが、トランプ陣営は距離を置いていた。

民主党による批判の矛先に

プロジェクト2025は保守系シンクタンク、ヘリテージ財団が主導する(幅広い保守系団体などの参加する)協調的な取り組みで、共和党の大統領が政府を全面刷新するための青写真を描くことを目指している。しかし、大統領選でトランプ氏と争う見通しのハリス副大統領をはじめとする民主党陣営は、トランプ氏が「中産階級を弱らせる」過激な計略を追求していると批判する材料として、プロジェクト2025を利用してきた。

政策集では冒頭に、このマニフェスト(政権公約)に「目」を通すのは、第47代米大統領(次期大統領)だと書かれている。

ヘリテージ財団のケビン・ロバーツ会長は、財団を去ることにしたダンズ氏の決断をたたえた。30日の声明で、ダンズ氏について「保守派の統一ビジョンを築く」ために数十もの組織のアイデアをまとめ上げる能力を持っており、今後「まだ戦いの続く前線へ移っていくだろう」と述べた。

プロジェクト2025にはトランプ氏に再び仕えることを望む何人もの前政権高官が参加しているにもかかわらず、トランプ陣営は繰り返しこの計画を批判してきた。同氏は7月下旬にも、計画と自身を関連付けるのは「極左の民主党のやつらが流した単なる偽情報だ」と主張した。

政策集には、ポルノ禁止や避妊薬などの使用制限、人工妊娠中絶に関する政府の情報収集強化など社会問題に対して保守的な提案が盛り込まれており、前大統領やその顧問らをいら立たせていた。

トランプ氏の任命によって保守派判事の割合が増えた連邦最高裁が、人工妊娠中絶を憲法上の権利と認めた1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆した後、同氏は全米での中絶禁止という右派の目標とは距離を置こうとしてきた。ロバーツ氏はプロジェクト2025の政策集の序文で「次の保守派の大統領は、罪なき生命を守るために既存の連邦政府の権限を行使しながら、議会も支持するであろう最も強力に胎児を保護する措置の立法化に向けて議会と協力していくべきだ」と書いた。

トランプ陣営、辞任を歓迎

トランプ陣営の上級顧問を務めるスージー・ワイルズ氏とクリス・ラシビータ氏はダンズ氏の辞任を歓迎し、トランプ氏を代弁していると主張する他の団体に警告を発した。

両氏は共同声明で「プロジェクト2025は(トランプ)陣営と全く関係がなく、陣営を代弁しておらず、いかなる形でも陣営や大統領と結びつけるべきではない」と表明した上でこう強調した。「プロジェクト2025が終了するという知らせは大いに歓迎されることであり、トランプ氏や陣営に影響力を持つかのように見せかける人や団体への警告となるはずだ。あなたにとって、それは良い終わりを迎えない」

プロジェクト2025のある顧問は、政策の青写真を描く活動は終わったかもしれないが、ホワイトハウスに政治任用される高官候補のデータベースを構築する作業は続くと語った。

ハリス氏の陣営を率いるジュリー・チャベス・ロドリゲス選挙対策委員長は、プロジェクト2025を「隠した」ところで消えはしないと述べた。

同氏は声明で「今もはっきりしているのは、トランプ氏や(副大統領候補のJD・)バンス氏、プロジェクト2025の計画は米国を後退させるということだ。中絶の禁止が広がり、苦しみが増し、中産階級のコストが上昇し、社会保障とメディケア(高齢者向け公的医療保険)が削減され、医療保険制度改革法(オバマケア)が廃止され、空気と水が汚くなり、トランプ氏に米国の民主主義を破壊する力を与える」と記した。

ダンズ氏のヘリテージ財団退職は、ニュースサイト「デイリー・ビースト」が最初に報じた。

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●「【2024米大統領選】保守派が掲げる「プロジェクト2025」とは何か?(海外)」

7/31() 11:10配信 BUSINESS INSIDER JAPAN

https://news.yahoo.co.jp/articles/0911c2f9dbd8e5106c073bf65391de35debd8063

『プロジェクト2025』は次の共和党の大統領のためのロードマップだ。保守系シンクタンクのヘリテージ財団がまとめた。

教育省の廃止など、その内容は驚くものとなっている。

トランプ前大統領は「プロジェクト2025については何も知らない」としているが、前大統領とプロジェクト2025とのつながりは、本人が認めている以上に深そうだ。

バイデン大統領が討論会で悲惨なパフォーマンスを見せるずっと前から、アメリカでは保守派がゲームプランを組み立てていた。

20231月、ヘリテージ財団は『プロジェクト2025』を打ち出し始めた。共和党の次期政権を導くために、数多くの保守系団体の意見を取り入れて作成された922ページに及ぶ「プレイブック」だ。

「時は短く、保守派には計画が必要だ」とプロジェクト2025のウェブサイトにはある。

「このプロジェクトは左派の壊滅的な政策に苦しむアメリカ人を迅速に救済するため、新政権発足から180日間で取るべき行動のプレイブックを作成する」

プロジェクト2025の優先事項としては次のようなものがある:

連邦政府の雇用を削減し、「政府の各レベルにおけるWokeプロパガンダ」を黙らせる

教育省とその「Wokeが支配する公立学校の制度」を廃止する

連邦捜査局(FBI)が誤情報や偽情報と戦うことを禁じる

「化石燃料との戦い」を終わらせ、アメリカ先住民の土地でのさらなる開発を許可する

「国益に反する」FBIによる積極的な捜査を終わらせる

※なお、「Woke(ウォーク)」とは「目覚める」という言葉をベースにしたスラングで、差別問題をはじめ、社会に存在する不正義や不平等に対して敏感であること。「意識高い系」とも。リベラルに対する揶揄によく使われる。

プロジェクト2025の内容はあまりに極端なため、トランプ前大統領でさえ距離を置こうとしている。75日には「プロジェクト2025については何も知らない」と、自身が立ち上げたソーシャルメディア「Truth Social」に投稿した。

その上で「誰が裏にいるのか、わたしは知らない。彼らが言っていることの中には同意できないものもあるし、まったくもってバカげたひどいものもある。彼らが何をしようとわたしは彼らの幸運を祈るが、わたしは彼らとは何の関係もない」と続けた。

プロジェクト2025の広報担当者は、このプレイブックは「いかなる候補者や選挙運動を代弁するものではない」とBusiness Insiderに語った。

その上で「わたしたちは110を超える保守系団体の連合体で、次の保守系大統領に向けた政策や人事に関する提言を行っている。ただ、どの提言を実行するかは、最終的には次期大統領次第で、わたしたちはそれがトランプ大統領になると信じている」と話した。

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トランプが「プロジェクト2025」について知っているということを人々に知られたくない理由(Why Trump doesn’t want you to know he knows about Project 2025

-反省することなく簡単に嘘をつくトランプにとってさえ、「プロジェクト2025」の背後に誰がいるのか、「分からない」という指摘は、笑ってしまうほどの嘘だ。

ブライアン・タイラー・コーエン筆

2024年7月9日

MSNBC

https://www.msnbc.com/opinion/msnbc-opinion/trump-project-2025-truth-social-rcna160774

美しい言葉で包んで本当のことを隠すことはできない。ここ数週間、民主党にとって悪い時期だった。それでも、ドナルド・トランプ前大統領と共和党は依然としてパニックに陥っているようだ。問題は、辞任を求める内部圧力と戦い続けているジョー・バイデン大統領ではない。むしろ、共和党は、どうやらトランプ自身も含め、ヘリテージ財団とトランプ支持の思想家や団体が開発した極右政策イニシアチヴ(far-right policy initiatives)である「プロジェクト2025」に対する主流派の懸念が高まっていることを、急に心配するようになっているようだ。

先週、トランプ前大統領はトゥルース・ソーシャルで、このプロジェクトについて何も知らないと否定した。「“プロジェクト2025”について何も知らない(I know nothing about Project 2025)」「誰が背後にいるのか全く分からない。彼らの言っていることには同意できないし、彼らの言っていることの中には全く馬鹿げていて最低なものがある。彼らが何をしても幸運を祈るが、彼らとは何の関係もない(I have no idea who is behind it. I disagree with some of the things they’re saying and some of the things they’re saying are absolutely ridiculous and abysmal. Anything they do, I wish them luck, but I have nothing to do with them.)」と書いている。

「罪がある人は自らその罪に気づいて自分で勝手に騒ぐ(A hit dog will holler)」という表現を聞いたことがあるだろうか?

簡単に嘘をつき、後悔もしないトランプでさえ、「プロジェクト2025」の背後に「誰がいるのか全く知らない」という主張は全くもって笑止千万だ。

真実は、「プロジェクト2025」は、元人事管理局首席補佐官のポール・ダンズ、元ホワイトハウス大統領人事局長のジョン・マッケンティー、元ホワイトハウス立法・政府間関係・実施担当次席補佐官のリック・ディアボーン、元住宅都市開発長官のベン・カーソン、元国土安全保障副長官のケン・クチネリ、ホワイトハウス国家通商会議委員長でホワイトハウス通商製造業政策局長のピーター・ナヴァロ、元国防長官代行のクリストファー・ミラー、トランプの2016年選挙キャンペーン顧問のスティーヴィン・ムーア、元行政管理予算局長のラッセル・ヴォート、ウィリアム・ペンドリー元土地管理局局長代理、ポール・ウィンフリー元予算政策局長、ブルックス・タッカー元退役軍人省首席補佐官、ロジャー・セヴェリーノ元保健福祉省公民権局局長、キロン・スキナー元国務省政策企画局長、バーナード・マクナミー元連邦エネルギー規制委員会委員など、トランプ政権の元高官らによって実現されたということだ。

実際、「プロジェクト2025」にはトランプ政権の元職員200人以上が参加している。トランプが、自身の元職員数百人が取り組んでいる大規模な保守プロジェクトを知らないということは本当にあり得るのだろうか? それとも、このアジェンダの有害性はそれほど明白なのだろうか?

常識(common sense)とオッカムの剃刀(Occam’s razor)が示しているのは、後者であると思われる。そして、このプロジェクトは正真正銘極端であるため、トランプがこのプロジェクトから距離を置こうとするのは当然である。

このプロジェクトのメインとなる「プレイブック」は、『リーダーシップのための命令書:保守の約束(Mandate for Leadership: The Conservative Promise)』であり、それだけで900ページを超える。一言で言えば、このプレイブックは、気候変動に対する取り組みを無効化する一方で、その致命的な影響を増大させること、教育省を廃止し、学校給食の無料化やヘッドスタート(幼児教育支援相談)プログラムを大幅に削減すること、メディケイドのような給付金を削減すること、移民税関捜査局(Immigration and Customs Enforcement)の強制送還権限を拡大すること、ポルノを禁止し、それを制作した者に刑事罰を課すこと、人工妊娠中絶を厳しく制限し、中絶政策を後退させること、連邦医療提供者がトランスジェンダーの人々にジェンダーを肯定するケアを提供することを阻止すること、そして大統領の権力を大幅に強化することを求めている。

トランプがこの政策から距離を置こうとしているという事実は、それが、明らかにアメリカの主流から外れているかということを示す証拠だ。トランプがこれに同意していない訳ではない。ただ、有権者の大多数が同意していないことを正しく認識しているだけだ。

ここでの重要な点は、トランプが「プロジェクト2025」の今後について言うことは何一つ信用できないということだ。そして、これはトランプが必然的に「プロジェクト2025」のいかなる部分も実行しようとしないと主張する際の重要な背景だ。私は、トランプが、ベン・カーソンが誰だったのか覚えていないと信じる可能性の方が少し高いだろう。

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トランプ氏は今週ワシントンに戻る。元顧問らは復帰を画策している(Trump returns to D.C. this week. These former advisers are plotting the comeback.

-トランプ前大統領は、彼を支持するシンクタンクのイヴェントに出席する予定で、計画通りに進めば将来の政権の基盤となるヴィジョンを概説している。

メレデス・マグロウ筆

2022年7月25日

『ポリティコ』誌

https://www.politico.com/news/2022/07/25/trump-america-first-policy-institute-think-tank-00047634

2020年の初め、ドナルド・トランプ大統領の側近の補佐官たち(top advisors)たちの小グループがホワイトハウスに集まり、次期政権のために、2期目の政策アジェンダを策定した。

国内政策担当補佐官のブルック・ロリンズ、トランプ大統領のトップの経済担当補佐官のラリー・クドロー、トランプ大統領の国家安全保障問題担当大統領補佐官のロバート・オブライエンが当初ティームを組み、ホワイトボードで作業することもあった。時には、イヴァンカ・トランプ、ケリーアン・コンウェイ、トランプ大統領の行政管理予算局長ラス・ヴォート、そして様々な政策担当の補佐官たちが加わった。

2020年夏までに、このグループは「ヴィジョン2025(Vision 2025)」と呼ばれる2ページの文書を作成し、本誌がレヴューした10の優先事項を概説した。ロリンズによると、選挙後の1週間、計画を練るためにキャンプ・デイヴィッドの使用が予約されていた。

しかし、計画は無駄になった。トランプは選挙に負けた。ヴィジョン2025は発表されず、キャンプ・デイヴィッドの使用はキャンセルされた。

しかし、ロリンズ、クドロー、その他のメンバーは、自分たちのプロジェクトを放棄したのではなかった。彼らはそれを、しばしば「ホワイトハウス待機中(White House in waiting)」と評される、新しい非営利団体「アメリカ・ファースト政策研究所(America First Policy InstituteAFPI)」の青写真に変えた。

そして今、彼らは別の課題に取り組んでいる。それは、ホワイトハウス待機中を、過去から逃れられないことで有名なトランプが率いる運動のための、実際に前向きなプラットフォームに変えることだ。

トランプ前大統領は、火曜日にワシントンDCに戻る。2020年1月6日の失態で去って以来、初めてのワシントン訪問で、AFPIのアメリカ・ファースト・アジェンダサミットで基調演説を行う。2024年の大統領選への出馬を発表する準備が整ったトランプ大統領の側近たちは、この機会を利用して、2020年に対する不満を一旦止め、2024年に向けた作戦計画を練り始めることを切望している。

トランプ前大統領と親しく、サミットで演説する予定の元連邦下院議長ニュート・ギングリッチ(共和党)は「これは、トランプ大統領がワシントンに来て、彼のリーダーシップで未来がより良くなる理由について先見性のある演説をする機会だ。そして、彼がそのことに焦点を当てる度合いによって、非常に重要な演説になる可能性がある」と述べた。

トランプ前大統領が過去を過去として忘れる能力が限定的であるのは有名だ。しかし、支援者たちは、連邦議事堂での暴動前と暴動中のトランプの行動を調査し、暴露した2021年1月6日の事件調査委員会の公聴会でトランプが受けたダメージを受けて、この件はより重要になっていると述べている。

火曜日の演説は、トランプにとって、決着をつけることよりも政策に重点を置くことを示すチャンスとなる。これは、トランプに前進して欲しいと望む、トランプの周囲にいる人々と、そうすることを妨げているトランプ自身の本能とアイデンティティとの間の絶え間ない戦いの最新のものとなるだろう。

トランプの火曜日の演説に詳しい人物によると、包括的な政策演説ではなく、アメリカ・ファーストの特定の柱に焦点を当てる予定だという。インタヴューで、ロリンズは、今度のサミットでのトランプの演説を「一般教書演説5.0(State of the Union 5.0)」と称した。トランプの支持者の中には、この演説を、前大統領から前向きな発言を聞くための歓迎すべき招待と見ている者もいる。

ギングリッチは、トランプが2020年の再審理に注力していることについて次のように語った。「それは間違いだと思う。直接言うのは構わない。トランプは5分を過去に費やすべきだ。賛成か反対かは誰もが理解している。誰もが理解している。そして残りの時間全てを未来に費やすべきだ」。

掲載後に送られた声明で、トランプの広報担当者は、増加する犯罪と公共の安全に重点を置くと述べた。

トランプの広報担当者テイラー・バドウィッチは、「トランプ大統領は、犯罪の増加と民主党の政策によるコミュニティの安全性の低下が一因となって、国家が衰退していると考えている。彼の発言は、民主党の政策の失敗を浮き彫りにすると同時に、中間選挙以降に決定的な問題となるであろうアメリカ・ファーストの公共の安全に対するヴィジョンを示すだろう」と述べた。

AFPIの創設は、政策は実際にはトランプのブランドの一部であり、MAGA主義(MAGA-ism)の要素は、トランプ自身を超えた何かに基づいているという考えに基づいていた。

ロリンズは、ワシントンで2日間行われるサミットについて次のように語った。「これは運動を団結させるチャンスだ。ホワイトハウスで3年近くトランプの隣で働いてきたが、多くの人がトランプの政策ヴィジョンをあまり評価していなかった」。

ポリティコがレヴューした「ヴィジョン2025」の草案では、副題「刷新、修復、再構築(renewed, restored, rebuilt)」のもと、トランプの補佐官たちが2024年末までに達成できると信じていたことが概説されていた。

こうした目標には、雇用創出と低失業率(job creation and low unemployment)、手頃な価格の住宅の拡大(expansion of affordable housing)、新型コロナウイルスの根絶(eradicating Covid-19)、連邦政府の官僚機構の縮小(reducing federal bureaucracy)、犯罪と不法移民の取り締まり(cracking down on crime and illegal immigration)、連邦議会の任期制限の可決(passing congressional term limits)、対外戦争と中国への依存の終結(ending foreign war and reliance on China)などがある。社会問題や文化問題もある。しかし、少なくともトランプが退任して以来右派を活気づけているほど、中心的な焦点にはなっていない。例えばロリンズは、ロウ判決の無効化を受けて全国的な中絶禁止を支持するかどうか尋ねられたとき、AFPIに先んじることはしたくなかったが、州に判決を下した最高裁を称賛した。

「州に焦点を当てた政策担当者として、最高裁がそれをアメリカ国民に最も近いところに戻すのは100%正しいと思う」とロリンズは述べた。

ヴィジョン2025の枠組みの下、ロリンズと彼女のティームはAFPIを150人以上が働くシンクタンクに成長させた。幹部クラスには、中小企業庁長官のリンダ・マクマホンや国土安全保障長官代行のチャド・ウルフ、内務長官のデイビッド・バーンハート、エネルギー長官のリック・ペリーなど元閣僚を含む17人の元ホワイトハウス上級スタッフが含まれる。また、クドローや、フットボールコーチからトランプの盟友となったルー・ホルツなど、元政権高官も含まれる。AFPIには合計22の政策センターがあり、「選挙の公正センター」や「メディアの説明責任センター」などの問題に焦点を当てている。

AFPIは、「ビッグテック」やワクチン接種義務化に対して訴訟を起こしている。また、その資金調達力の証として、運営予算は、2500万ドルだが、非営利組織の資金源は公開されていないため公表されていない。

AFPIが、本誌に事前に提供した、新たに公開された組織のアジェンダには、この非営利団体の重点分野が10分野にまとめられており、その中には「世界最高の経済を全てのアメリカ人のために機能させる」「親が子供の教育をもっとコントロールできるようにする」「壁を完成し、人身売買を終わらせ、麻薬カルテルを打倒する」「投票しやすく、不正行為を難しくする」「全てのアメリカ人が平和に暮らせるよう、安全で安心なコミュニティを提供する」「沼地を排水して政府の腐敗と闘う(Fight Government Corruption by Draining the Swamp)」などがある。

トランプはこの組織を支持してきた。昨年11月、彼はマール・ア・ラゴでAFPIのブラックタイ・ガラ募金活動を主催し、彼のPAC「セーヴ・アメリカ」は100万ドルを寄付した。この組織のメンバーの中には、コンウェイ、フロリダ州元司法長官のパム・ボンディ、牧師のポーラ・ケイン・ホワイトなど、今もトランプ氏の周囲にいる人物が含まれている。

しかし、元大統領と同盟を組んでいる人全員がこの組織のファンという訳ではない。金曜日、スティーヴ・バノンのウォー・ルーム・ポッドキャストに出演したトランプの貿易担当補佐官を務めたピーター・ナヴァロは、この組織を「第1政権の失敗者(failed people)、RINORepublicans in name only、名ばかりの共和党員)、そしてトランプを失望させた不忠者たち(disloyalists who let Trump down)のゴミ捨て場や避難所(dumping ground and haven)」と呼んだ。

意見の相違が生じる可能性があるのは、AFPIが2024年にトランプ、あるいは他の保守派が勝利した場合の人員増強に重点を置いている点だ。保守政策研究所(Conservative Policy Institute)やヘリテージ財団など、トランプと同盟関係にある他のシンクタンクも最近、2025年大統領移行プロジェクトで、次期保守派主導政権に向けた独自の計画を強化した。

しかし、アクシオス誌が報じたように、トランプの著名な顧問団も、不忠義を装って政府の大部分を事実上一掃し、トランプとトランプ主義に忠実な人たちで完全に置き換える独自の人事案に取り組んでいる。

今年の夏、AFPI は、元連邦人事担当トップのマイケル・リガスが率いる「アメリカン・リーダーシップ・イニシアチヴ(American Leadership Initiative)」を創設し、右派政権が誕生する前に削減または補充すべきポストを特定することを目指した。

ロリンズは次のように述べている。「私たちの側は、人事やプロセスの準備が得意ではなく、長い間その点で劣勢に立たされてきた。そして、この取り組み、私たちのリーダーシップ・イニシアチブ、CPIの取り組み、ヘリテージ財団の取り組みによって、私たちは新たなリーダーシップの時代に向けて準備が整うと思う」。

ロリンズたちが連邦官僚機構の未来を想像するなか、トランプが再選を断念する、あるいは再選を希望しても予備選挙で勝てないという可能性もある。それはありそうにないことのように思われる。トランプ前大統領の元副報道官でAFPIの選挙公正センター所長のホーガン・ギドリーは、トランプ前大統領がどんな決断を下すにせよ、同グループは次期「アメリカ・ファースト」政権に奉仕する独自の資格を備えていると述べている。その政権がトランプ大統領主導かどうかは関係ないということだ。

ギドリーは「私たちが擁しているのは、トランプ前大統領が決断を下した時にその場にいた人々だ。他には誰もそんな人はいない」と語った。

(貼り付け終わり)

(終わり)

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる
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ビッグテック5社を解体せよ

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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