古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

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タグ:トム・ホーマン

 古村治彦です。

※2025年3月25日に最新刊『トランプの電撃作戦』(秀和システム)が発売になりました。是非手に取ってお読みください。よろしくお願いいたします。
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『トランプの電撃作戦』←青い部分をクリックするとアマゾンのページに行きます。
 

 第2次ドナルド・トランプ政権の重要政策は南部国境警備で、不法移民対策だ。その一環として、政権発足直後から、米移民・関税執行局(ICE)による大規模な捜査、摘発、強制送還を行っている。これに対して、最近になって、ロサンゼルスでの抗議活動が行われ、トランプ政権自体に対する抗議活動が全米に広がっている。トランプの政策は軒並み不支持率が高いが、移民対策だけは支持率が高い。そのために、厳しい取り締まりを続けると私は考えていた。

 しかし、アメリカで生活をしてみると分かるが、不法移民がいなければビジネスが立ち行かないという産業分野がある。レストランの下働きやホテルでシーツを替えたり、部屋の掃除をしたりするメイド、農場で農作業を行う人々、建設現場で働く人々など、低賃金で、長時間の労働を強いられる厳しい労働において、不法移民は重要な労働力となってきた。不法移民が低賃金で働くことで、サーヴィスや物の値段が抑えられている。

私がロサンゼルスに住んでいた時、毎朝、あるホームセンターの一角にヒスパニック系の人々がたむろしている様子を見ていた。それは、その日にそこで仕事を得ようとしている人々だった。彼らは不法移民だった。彼らは偽造されたソーシャル・セキュリティ・ナンバー(社会保障番号)のカードを持っていて、それで仕事をしようとしていた。アメリカでは何にでもソーシャル・セキュリティ・ナンバーが必要で、私もティーチング・アシスタントをする際に取得した。

 トランプ大統領はこうした特定のビジネス分野に関して、不法移民の捜査の一時停止を示唆した。それに対して、厳しい取り締まりを行うべきだと主張する政治家たちもいる。第2次トランプ政権の国境問題担当の責任者トム・ホーマンは、「良い暮らしをしたいということで人々がやってくるのは理解できる。ここに仕事がなければ来なくなる」という趣旨の発言をしている。アメリカ人が不法移民と同じ条件で働くならば、事業者たちもアメリカ人を雇うだろう。それでは実際にはどうだろうか。それは無理だ。厳しい労働環境で仕事を続けられる人は少ないだろうし、そもそも低賃金だ。アメリカ人が働いてくれない以上、不法移民に頼らざるを得ない。

 私は、アメリカ大統領選挙期間中、トランプはアメリカ人にきちんと働けということを言っているのだと感じた。トランプは「自分が製造業で仕事を作ってやる。みんなが働きたいと言うから。仕事があるのだから文句を言わずに働いてきちんと生活しろ」と述べていると感じた。しかし、それも限界がある。非常に厳しい仕事をアメリカ人はやりたがらないし、そもそもできない。ここに大きな矛盾がある。大きな声でスローガンだけを叫ぶ時期は過ぎつつある。アメリカ人は楽に稼ぐと考えを改めねばならないだろうが、おそらく無理だろう。そして、そうやって国は衰退していく。近代ヨーロッパの世界支配が始まって、覇権国となった国々に共通しているのは、最後には金融や投資に向かって、衰退していったということだ。アメリカもそうなっているし、日本もそうなっている。そうやって衰退していく。

(貼り付けはじめ)

ドナルド・トランプ政権によるICEの特定産業への捜査一時停止についてコットン議員は次のように述べた:「いかなる種類の執行も撤回すべきではないと思う」(Cotton on Trump ICE pause on select industries: ‘I don’t think we should pull back on any kind of enforcement’

エルヴィア・リモン筆

2025年6月15日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/administration/5351853-tom-cotton-trump-ice-pause-select-industries/?tbref=hp

トム・コットン連邦上院議員(アーカンソー州選出、共和党)は日曜日、ドナルド・トランプ政権が米移民・関税執行局(Immigration and Customs EnforcementICE)に対し、農業、ホテル、飲食業界の労働者に対する強制捜査の一時停止を指示したことを受け、ICEは「いかなる種類の執行も手控えるべきではない」と述べた。

コットン議員はCBSニューズの「フェイス・ザ・ネイション」に出演し、マーガレット・ブレナンに対して、アーカンソー州内の農業産業の状況を考え、この措置に賛成かと問われた際、「職場における強力な執行が必要だ(we need to have robust worksite enforcement)」と述べた。

コットン議員は次のように述べた。「いかなる種類の執行も手控えるべきではないと思う。あらゆる産業における職場における執行は前進していく必要がある。そして、最前線で働くICE職員は、政治指導者たちの支援を必要としている」。

国土安全保障省(Department of Homeland SecurityDHS)は土曜日、ニューズネイション(NewsNation)への声明で、強制送還政策の転換を認めた。これはトランプ大統領がトゥルース・ソーシャル(Truth Social)への投稿で「変化は起こる(changes are coming)」と示唆してから数日後のことだ。

トランプ大統領は木曜日に「我が国の偉大な農家やホテル・レジャー産業の人々は、我が国の非常に積極的な移民政策によって、非常に優秀で長年働いてくれる労働者が奪われており、それらの仕事の代わりはほとんど不可能だと主張している」と書いた。

トランプはさらに「これは良くない。農民を守らなければならないが、犯罪者たちをアメリカから追い出さなければならない。変化は起きる!」と付け加えた。

『ニューヨーク・タイムズ』紙の報道によると、国土安全保障省当局者たちは、強制退去と拘留に関してはホワイトハウスの指示に従うと述べた。

国土安全保障省(DHS)のトリシア・マクラフリン報道官は、「大統領の指示に従い、最悪の犯罪者である不法移民たちをアメリカの街から排除するために引き続き取り組んでいく」と述べた。

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トランプ大統領がICEに特定産業への捜査を一時停止するよう指示した(Trump directs ICE to pause raids against certain industries

アシュレイ・フィールズ筆

2025年6月14日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/administration/5350734-trump-ice-hotel-agriculture-restaurant-raids/

ドナルド・トランプ政権は、米移民・関税執行局(ICE)に対し、農業、ホテル、飲食業界の労働者に対する強制捜査を一時停止するよう指示したとニューズネイション(NewsNation)が確認した。

『ニューヨーク・タイムズ』紙が最初に報じたところによると、ICEの上級職員であるテイタム・キングは木曜日、地域の指導者たちに宛てたメッセージで、「本日より、農業(水産養殖および食肉加工工場を含む)、レストラン、そしてホテル経営における全ての現場強制捜査・捜査活動を一時停止するように」と述べた。

国土安全保障省(DHS)は、トランプ大統領がトゥルース・ソーシャル(Truth Social)への投稿で「変化が起きる」と示唆した数日後、ニューズネイションへの声明で、国外退去政策の転換を認めた。

トランプ大統領は木曜日に「我が国の偉大な農家やホテル・レジャー業界の人々は、我が国の非常に積極的な移民政策によって、非常に優秀で長年働いてきた労働者の職が奪われており、それらの仕事の代わりを見つけることはほぼ不可能だと主張している」と書いた。

トランプ大統領は「これは良くない。農民を守らなければならないが、犯罪者たちをアメリカから追い出さなければならない。変化は起きる!」と付け加えた。

ニューヨーク・タイムズの報道によると、国土安全保障省当局者たちは、強制退去と拘留に関してはホワイトハウスの指示に従うと述べた。

国土安全保障省のトリシア・マクラフリン報道官は「大統領の指示に従い、最悪の犯罪者である不法移民たちをアメリカの街から追放するために引き続き尽力する」と述べた。

当局はここ数日、カリフォルニア州全域で複数の職場への家宅捜索を実施しており、一部の従業員が米移民・関税執行局(ICE)によって迅速に拘留されたため、事業主たちは動揺している。

カリフォルニア州の収容施設における非人道的な環境と過密状態への懸念が高まる中、家宅捜索を受けて全米で大規模な抗議活動が勃発している。

トランプ大統領は、ロサンゼルスで騒乱が続く中、州兵と海兵隊をカリフォルニア州に派遣した。
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ホーマンはドナルド・トランプ政権が職場における移民執行を強化すると述べている(Homan says Trump administration to ramp up workplace immigration enforcement

アシュレイ・フィールズ筆

2025年6月12日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/administration/5347195-homan-says-trump-administration-to-ramp-up-workplace-immigration-enforcement/

ドナルド・トランプ大統領の国境担当責任者トム・ホーマンは水曜日、「セマフォー」とのインタヴューで、職場における移民操作執行が「大幅に拡大する(massively expand)」と述べた。

ホーマンの発言は、ロサンゼルスの抗議者たちがトランプ政権による広範な国外追放推進に抗議するデモを続ける中、米移民・関税執行局(ICE)の職員たちがネブラスカ州の食肉加工工場で働いていたとされる不法移民数十人を強制送還した数日後に行われた。

ホーマンはセマフォーに「彼らはより良い生活と仕事を求めてここに来ており、その気持ちは理解できる」と語った。

ホーマンは「こうした磁石を取り除けば取り除くほど、来る人は減る。仕事が見つからなければ、ほとんどの人は来ないだろう」と付け加えた。

移民研究センターによると、合法的な滞在資格を持たない移民のほとんどは、配達ドライヴァー、農業、サーヴィス業などの分野で仕事を見つけることができる。

農家や食品配達会社は、合法的な滞在資格を持たない移民の強制送還に不満を表明し始めており、強制送還は労働力と事業運営を脅かすと主張している。

トランプは木曜日のトゥルース・ソーシャル(Truth Social)への投稿で、「我が国の偉大な農家やホテル・レジャー産業の人々は、我が国の非常に積極的な移民政策によって、優秀で長年働いてきた労働者の職が奪われ、その仕事の代わりはほとんどいないと主張している」と述べた。

「多くの場合、非常に愚かなバイデンの国境開放政策によって我が国への入国を許可された犯罪者が、これらの仕事に応募している。これは良くない。私たちは農家を守らなければならないが、犯罪者たちをアメリカから追い出さなければならない。変化は必ずやってくる」と付け加えた。

しかしながら、3月にドアダッシュ(DoorDash)は、移民政策の変更が自社のビジネスモデルに悪影響を及ぼす可能性があると警告した。

ドアダッシュは米証券取引委員会(SEC)への提出書類の中で、「移民法、労働法、雇用法を含む特定の法律や規制の変更、あるいはプラットフォームへのアクセスを制限し、アクセスを低下させるような変更(プラットフォームへのアクセスを制限、または特定の法域におけるダッシュ利用者(Dasher)への柔軟性提供を制限する変更を含む)は、ダッシュ利用者のプール減少につながり、ダッシュ利用者獲得の競争激化や採用・雇用コストの上昇につながる可能性がある」と述べている。

さらに、「ダッシュ利用者の獲得、既存の​​ダッシュ利用者を有利な条件で維持、または既存のダッシュ利用者によるプラットフォームの利用維持・増加に失敗した場合、加盟店や消費者の需要に応えられなくなり、当社の事業、財務状況、および業績に悪影響が及ぶ可能性がある」と付け加えている。

火曜日にICEの強制捜査を受けたネブラスカ州の事業主は、従業員たちの身元確認のため、国土安全保障省が管理するシステムであるE-Verifyを利用して、従業員たちが合法的にアメリカに滞在していることを確認するよう努めていると語った。

しかしながら、当局は家宅捜索の後、システムが「壊れている(broken)」と告げ、求職者たちを適切に処理する方法が分からなくなってしまった。

グレン・バレー・フーズのチャド・ハートマン社長はAP通信の取材に「一体どうすればいいのか? これは政府によって運営されている、あなたたちのシステムだ。なのに、システムが機能していないから私を家宅捜索するのか?」と語った。

米移民・関税捜査局(ICE)の職員は、採用の最善の方法を見つけるのを手伝うと彼に伝えた。一方、トランプ大統領は木曜日、強制送還によって混乱を招く可能性のある農場労働者たちのための「常識的な(common sense)」政策を保証する大統領令に署名すると約束した。

トランプ大統領は記者団に対して、「私たちの農家は大きな打撃を受けている。彼らには非常に優秀な労働者がいる。彼らは20年間、私たちのために働いてきた。彼らはアメリカ市民ではないが、素晴らしい人材に成長した」と語った。

トランプは「農民とその住民全員を連れ戻し、彼らを送還することはできない。なぜなら、彼らは持つべきものを持っていないかもしれないし、持っていないかもしれないからだ」と述べた。
(貼り付け終わり)
(終わり)

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『トランプの電撃作戦』
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世界覇権国 交代劇の真相 インテリジェンス、宗教、政治学で読む

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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 古村治彦です。
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※2024年10月29日に佐藤優先生との対談『世界覇権国 交代劇の真相 インテリジェンス、宗教、政治学で読む』(←この部分をクリックするとアマゾンのページに飛びます)が発売になります。よろしくお願いいたします。

 ドナルド・トランプ次期大統領は新政権の顔ぶれを次々と発表している。今回は国境専門官に指名されたトム・ホーマンと環境保護局長官に指名されたリー・ゼルディンについての記事を紹介する。国境専門官(border czar)となるホーマンは国境問題、移民問題の専門であるが、環境保護局長官となるゼルディンは環境問題についての専門家ではない。トランプ大統領の国境問題に関する関心の高さがうかがえる。両者の共通点はトランプ大統領への忠誠心の高さである。
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リー・ゼルディン
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トム・ホーマン

 トランプ大統領はクリーンエネルギー推進よりも、従来の石油や石炭といったエネルギーを重視する姿勢を見せており、温室効果ガス昨年に関してはパリ協定からの離脱を主張している。リー・ゼルディン自身は連邦下院議員ではパリ協定からの離脱を主張していたが、専門ということはなかった。ゼルディンはユダヤ系で、イスラエル支持を表明し、連邦下院外交委員会に所属し、どちらかと言えば、外交、特にイスラエル、中東が専門である。彼が専門外といえる環境保護局長官に指名されたのはトランプへの忠誠心が大きな理由ということになるだろう。彼はこれからトランプ大統領の意向に忠実に従い、パリ協定からの離脱と石油や石炭、天然ガスを重視する政策を進めていくだろう。

 国境問題、移民問題を総合的に担当する「国境専門官(border czar)」に指名されたトム・ホーマンは国境問題、移民問題の専門家として30年以上の経験を持っている。トランプ大統領にとっての目玉の政策課題でもあり、知識と経験を持ち、トランプ大統領への忠誠心も高いトム・ホーマンが起用されたのは当然ということになる。不法移民の国境で止めること、国内の不法移民の強制送還を実行することになる。実際には、不法移民がいなければアメリカ経済は回らない。安い賃金で厳しい労働(肉体労働や危険な労働)を行うのは、文句を言わない(言えない)不法移民たちだ。そことのバランス、按配が難しいところだ。厳しい移民対策、国境警備ということになれば、アメリカを目指す不法移民たちも躊躇することになる。更に言えば、より重要なのは、メキシコのマフィア対策だ。アメリカ国内に強力な麻薬フェンタニルを持ち込んでいるのはメキシコのマフィアたちのネットワークである。更には、マフィアたちは人身売買も行っている。このネットワークを破壊することが不法移民対策の主眼であると私は考える。国内の犯罪対策、治安対策という面が強い。

 トランプ政権の顔ぶれについてはこれから紹介していくが、まずはスタートして、トム・ホーマンとリー・ゼルディンについて紹介した。

(貼り付けはじめ)

トランプ政権の新たな国境専門官となるトム・ホーマンについて知るべき5つのこと(5 things to know about Tom Homan, Trump’s new border czar

ラファエル・バーナル筆

2024年11月11日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/state-watch/4984740-trump-border-czar-tom-homan-immigration-ice-deportation/?ipid=promo-link-block5

ドナルド・トランプ次期大統領は、トム・ホーマンを新政権の国境専門官(border czar)に指名し、30年以上の移民取締りのヴェテランを大量強制送還の公約の先頭に立たせると発表した。

ホワイトハウスのスージー・ワイルズ大統領首席補佐官に次いで発表された2人目のトランプ人事であるホーマンは、引退を表明する前の2017年と2018年に、移民税関捜査局(Immigration and Customs EnforcementICE)を代行として運営していた。

ホーマンについて知っておくべき5つのことをこれから挙げていく。

(1)トランプ大統領のために引退を表明するのは今回が2度目だ(This is his second time coming out of retirement for Trump

ホーマンはバラク・オバマ元大統領の下で2013年からICEの強制排除作戦(Enforcement and Removal OperationsERO)部門を率いており、2017年に公務を引退してプライスウォーターハウスクーパースのコンサルティング職に就く予定だった。

しかし、ホーマンは退職パーティーの帰り道、当時のホワイトハウス大統領首席補佐官だったジョン・ケリーからICEでのトップ職をオファーする電話を受けた。

それ以来、彼はトランプ次期大統領の声高な応援リーダーとして活動しており、2017年には記者団に対し、トランプ大統領は「好きか愛しているかは別として、正しいことをしている(like him or love him, is doing the right thing)」と冗談を言った。

日曜のトランプ大統領の発表を受けて、ホーマンはフォックス・ニューズのコメンテイターとしての職を辞し、ワイルズの次席としてホワイトハウスのポストに就く強硬派のスティーヴン・ミラーとともに、トランプ2.0の主任移民立案者の1人となる。

トランプ大統領は2018年にホーマンを正式にICEを率いる候補者として連邦上院に承認を諮ったが、ホーマンは連邦上院での困難を伴う可能性のあるプロセスに直面するのではなく、ICEの辞任を主張した。

(2)彼は入国管理局で30年以上のキャリアを持つヴェテランだ(He’s a 30-plus year veteran of immigration enforcement

ホーマンは故郷であるニューヨーク州ウェスト・カーセージの警察官として法執行のキャリアをスタートさせ、その後、国境警備隊(Border Patrol)、廃止された移民帰化局(defunct Immigration and Naturalization Service)、そしてICEへと進んでいった。

ホーマンがICEのトップに君臨していたことは、ICEの慢性的な職員の士気問題に対する恩恵と見られていた。

警官の中の警官としてのホーマンの態度(Homan’s demeanor as a cop’s cop)は、上司たちに好印象を与えるのに役立った。2017年、トランプ大統領は演説でホーマンを「非常に意地悪そう、非常に意地悪そうに見える」人物だと称賛した。

「それこそが私が求めているものだ」とトランプは言った。

しかし、ホーマンはオバマ政権では穏健派という評判が立ち、第一次トランプ政権の初期には一部の強硬派から批判を浴びていた。

しかしながら、ホーマンはトランプ政権の最もタカ派的な移民政策の顔となった。

(3)彼は家族離散の初期の支持者だった(He was an early proponent of family separations

伝えられるところによると、トランプ大統領が就任する前から、移民抑止策(immigration deterrent)として家族離散を提案していたという。

国境沿いにいた頃からストリームライン作戦に参加していたヴェテランであるホーマンは、無許可の国境越えを犯罪化することの影響(effects of criminalizing unauthorized border crossings)を直接目の当たりにしていた。

ストリームライン作戦は司法省と国土安全保障省の共同イニシアティヴであり、初めて国境を越える人々のリスクを高める(raise the stakes)ために、国境を越えて捕まった人々を刑事告訴することを目的とした。

『ジ・アトランティック』誌によると、ホーマンは2014年、オバマ大統領の国土安全保障長官ジェー・ジョンソンに対し、抑止力として家族分離を提案したが、ジョンソンはその案を「非情で非現実的(heartless and impractical)」と一蹴した。

しかし、ホーマンの考えはトランプ政権下の2017年に注目を集め、4000人以上の子供たちが親から引き離される結果となった。

2018年、ホーマンはこの政策が人道的かどうかについての質問を回避し、「これが法律だと思うし、私は法執行機関にいるので法律に従わなければならない」ため政策を施行したと語った。

ホーマンは月曜日、本誌のコメント要請に応じなかった。

(4)彼は「プロジェクト2025」(“Project 2025”)の共著者だ(He’s a Project 2025 co-author

ホーマンは、ヘリテージ財団の「プロジェクト2025」への寄稿者としてリストされており、この報告書はヘリテージ財団の保守政府ヴィジョンの青写真(blueprint)となっている。

2022年以来、ホーマンはヘリテージ財団の客員研究員を務めている。

ホーマンはまた、ホーマン氏が責任者だった時代にICEの上層部の人材配置を支援していた移民研究センター(Center for Immigration StudiesCIS)など、移民制限主張団体との緊密な関係も築いてきた。

移民取締り強化の提唱者としてのホーマンの在職期間、右派からは賞賛を集めたが、左派からは非難が集まった。

2019年、ホーマンはゼロ・トレランス・プログラムに関する連邦議会公聴会でアレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)と対峙し、キルスティン・ニールセン元国土安全保障長官に同政策を推奨したことは認めたが、最終目標としての家族離散は否定した。

ホーマンとオカシオ=コルテス議員の対峙は、進歩主義派やヒスパニック連邦議会議員連盟(Congressional Hispanic CaucusCHC)のメンバーを動揺させたが、これが初めてのことではなかった。

2017年、ホーマンは自身のICE事務所にCISや米国移民改革連盟(Federation for American Immigration ReformFAIR)などの団体の幹部を任命し、移民擁護派の怒りを買った。

関係は数カ月前に悪化しており、ホーマンは「危険な外国人犯罪者(dangerous criminal aliens)」の逮捕を命じられた一連のICE捜査を受けて、CHCや移民政策指導者を含む民主党議員たちとの会合がキャンセルされた。

これらの強制捜査では、移民権利団体が法を遵守していたと主張していた不法移民数百人を一斉検挙し、対立を引き起こした。

ホーマンは月曜日、第二次トランプ政権では職場襲撃(workplace raids)を実施すると約束した。

(5)彼は「国境専門官(国境問題の皇帝)」という肩書を受け入れるだろう(He will embrace the title ‘border czar’

「国境専門官」は政府の正式な肩書きではないが、ホーマンは国境警備の執行と内政執行の両方について、日々の業務と戦略を監督することが期待されている。

カマラ・ハリス副大統領は共和党側から同じ称号を与えられたがホワイトハウスからは与えられなかった。ハリス副大統領とは異なり、ホーマンは国境専門官の役割を強調し、移民取締部隊(immigration enforcement troops)の結集に利用しようとするだろう。

ハリスが国境専門官に任命されることはなかった。ビル・クリントン政権とバラク・オバマ政権ではアラン・バーシンが、ジョー・バイデン政権初期にはロベルタ・ジェイコブソン元駐メキシコ米大使が務めていた非公式の役職だ。

2019年、トランプはホーマンを国境専門官に任命すると発表し、この決定はホーマンを驚かせたようだが、その任務はコロナウイルスの大流行によって影響力を持たなかった。

ハリスは共和党側から国境専門官としての仕事の失敗者として攻撃されたが、彼女はその役割を否定し、代わりにバイデン大統領と、アメリカに向かう移民の流入源であり経由地でもある中米諸国との間の橋渡し役を務めた。

ハリスは国境付近への訪問をほぼ避け、共和党から新たな攻撃線を広げた。

逆に、ホーマンは早くから頻繁に国境を訪れ、皇帝専門官の仕事を国際的ではなく国内に集中させる可能性が高い。

職場襲撃、家族離散の可能性、アメリカ国民の近親者の国外追放(家族全員を国外追放することで解決するだろうとホーマンは述べている)を指揮する彼の役割により、彼は移民擁護派の標的になるだろう。

「率直に言って、特に左派の人たちが自分についてどう思っているかは気にしていない」とホーマンは月曜「フォックス&フレンズ」で語った。

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リー・ゼルディンとは何者か? トランプが環境保護庁長官に指名した人物について知るべき6つのこと(Who is Lee Zeldin? 6 things to know about Trump’s selection for EPA chief

ザック・バトリック筆

2024年11月12日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/policy/energy-environment/4985716-zeldin-epa-nominee-trump/

ドナルド・トランプ次期大統領は月曜日、リー・ゼルディン元連邦下院議員(ニューヨーク州選出、共和党)を環境保護庁(Environmental Protection AgencyEPA)長官に指名すると発表した。

ゼルディンは環境政策に関する実績はかなり乏しいが、次期大統領の1期目にはトランプ大統領の盟友として議会で声高に発言していた。彼は2022年のニューヨーク州知事選に出馬したが落選し、連邦議会を去った。

今回の指名は、ゼルディンのニューヨーク共和党の許同僚たちからも好意的に受け止められており、マイク・ローラー連邦下院議員はソーシャルメディアに、ゼルディンは「エネルギーの国内生産を増加させながら環境を確実に保護するための重要な機関を率いて、驚異的な仕事をするだろう」と書き込んだ。

複数の環境保護団体は、トランプ大統領の環境に関する政策課題とその規制や保護の撤廃案に警鐘を鳴らしたが、連邦議会での投票記録について自然保護有権者連盟(League of Conservation Voters)から14%の得点を得たゼルディンへの批判を避けた。

次期環境保護庁長官について知っておくべき6つのことは以下の通りだ。

(1)連邦議会においてトランプを声高に支持した同盟者(Vocal Trump ally in Congress

2017年から2021年まで連邦下院議員を務めたゼルディンは、選挙運動におけるロシアとの関係疑惑をめぐる当時のトランプ大統領に対する連邦政府の捜査をたびたび批判し、その後の弾劾訴追の際も重要な擁護者であり続けた。

2018年には報道機関への情報漏洩の疑いでアンドリュー・マッケイブ元FBI副長官の刑事捜査を要求し、また、2016年のFBIによるトランプ陣営捜査を捜査するための特別検察官を求める決議案の共同提案者となった。

ゼルディンは、2020年の選挙期間中にジョー・バイデン大統領に対する捜査を開始するようウクライナに圧力をかけようとしたトランプ大統領の取り組みに関連して、2020年の最初の弾劾裁判でトランプの弁護団の一員だった。

最初の連邦下院弾劾訴追の過程で、NBCニューズの分析によると、ゼルディンは他のどの連邦議会共和党議員よりも多くトランプの弁護を担当し、記録には500回以上名前が登場している。

ゼルディンはまた、2020年の選挙結果を覆すことを求めるテキサス州対ペンシルヴァニア州訴訟に署名した共和党所属連邦下院議員126人のうちの1人でもある。

(2)しかし、トランプ税制法案には反対票を投じた(But he voted against the Trump tax bill

ゼルディンの連邦下院での実績には、トランプが2017年12月に署名した減税・雇用法に反対する驚くべき「反対票」が含まれている。

ゼルディンは、連邦下院で、227対205で通過した法案に反対した13人の共和党所属の連邦下院議員、5人のニューヨーク州選出共和党連邦下院議員の1人で、彼は、「有権者の増税につながる可能性がある」と主張した。

「他の場所でより深い減税をするために、ニューヨークのような場所から、より多くのお金を取ることになる」とゼルディンは述べた。

ゼルディンの主な反対意見は、法案の州・地方税控除の上限であり、トランプは今年9月のロングアイランドでのイヴェントで、この上限を調整または撤廃することに前向きであることを示唆した。

(3)比較的接戦だった州知事選(Gubernatorial run was relatively close

2022年の中間選挙での共和党の躍進は予想を下回ったが、共和党にとってニューヨークでの善戦は明るい話題となった。ニューヨーク州での勝利は共和党が連邦下院の支配権を確保するのに役立った。

ゼルディンは現職のキャシー・ホーチュル知事(民主党)に6ポイント差で敗れたが、民主党優勢州において、多くの予想よりも接戦となった。ホーチュルの前任者であるアンドリュー・クオモ前知事(民主党)は、前回の選挙で共和党の挑戦者マーク・モリナロを23ポイント差で破っている。

2022年の投票がまだ集計中で、選挙当夜にホーチュルが勝利を宣言する中、ゼルディンはそれでも最終的には自分が勝つだろうと予測した。「ここニューヨークで私たちが善戦することを望んでいなかったメディア関係者にとっては少しイライラすることになるだろう」と、当時彼は支持者に語った。

ゼルディンは翌日、ホーチルの勝利を認め、祝意を表した。

(4)2022年、選挙運動中に暴行される(Assaulted on the campaign trail in 2022

ゼルディンは2022年7月、選挙運動の壇上に登った男が彼を刺そうとした事件で全米の注目を集めた。ゼルディンは怪我をしなかったが、この事件について、ニューヨーク州共和党の中間選挙の中心テーマであるニューヨーク地域の犯罪に対する懸念を強調した。

「残念なことに、ゼルディン連邦下院議員は、ニューヨークの手に負えない犯罪と暴力によって人生を左右された最新のニューヨーカーに過ぎない」とゼルディン陣営のスポークスマン、ケイティ・ビンセンツは事件後の声明で述べた。

ゼルディンは後に、今年7月にトランプの命を狙う未遂事件を受けて発言し、前大統領に対する民主党の激しい言葉遣いを非難した。

「最終的には、トランプ大統領の就任を阻止しようと、投票箱の外でトランプ大統領に対して基本的にできる限りのことを投げかけ、非常に大規模な取り組みが行われているという事実に、正面から立ち向かわなければならない。これは行き過ぎだ。これは病気であり、終わらせる必要がある」と数日後の共和党全国大会でフォックス・ニューズの取材に語った。

(5)環境に関する記録は比較的少ない(Environmental record is comparatively light

ゼルディンの環境に関する記録は、トランプ大統領とほぼ一致している。

ゼルディンは2017年のトランプ大統領のパリ協定離脱を支持し、2018年にはブルームバーグに対し、アメリカは「現状のまま(as it currently stands)」協定に再加盟すべきではなく、アメリカに比べて他国に十分な責任を課していないと主張し、「公平な競争条件にはほど遠い(It’s not anywhere close to a level playing field)」と付け加えた。

バイデン政権下でアメリカが協定に再加盟した後、第二次トランプ政権は再び協定から離脱する可能性が高い。

彼はまた、7月のフォックス・ニューズの論説で、ホーチュル知事の気候変動目標を狙い撃ちした。論説の中で彼は、クオモ政権下で設定された、10年後までに自然エネルギー70%という州目標を「気まぐれ(whimsical)」と揶揄し、昨年夏の時点で、州は2030年までに44%しか達成できそうにないと指摘した。

ゼルディンは「ホーチュル知事は現在、自然エネルギーの目標達成期限を2033年に延ばそうとしている。3年 延期したところで、目標を達成することはできない」と書いている。

(6)攻撃準備をする各環境保護団体(Environmental groups keeping their powder dry

一部の環境保護・自然保護団体は、ゼルディンの実績にもかかわらず、月曜日にこの人選を批判することに慎重な姿勢を見せた。しかし、彼らはトランプ政権の政策変更の可能性については厳しく批判した。

自然資源防衛協議会のマニッシュ・バプナ会長は、ゼルディンが自動車基準を優先事項として挙げたことに触れ、現行の基準を廃止することは「重要な転換期にある自動車産業に壊滅的な打撃を与え、雇用を脅かし、気候を破壊する排気管汚染を増加させ、消費者コストを上昇させるだろう」と述べた。

環境防衛基金のアマンダ・リーランド事務局長は、「ゼルディンは人事承認手続きの中で、子供たちの健康を害し、異常気象を助長し、保険料を吊り上げている公害の削減に取り組む姿勢を示すべきだ」と述べた。

リーランドは「また、ゼルディンは、米国がクリーンエネルギーへの移行と、それによって生み出される高賃金の雇用のリーダーであり続けるよう関与すべきだ。そうしなければ、ドナルド・トランプ大統領の1期目の時のように、アメリカが他国に後れを取る危険を冒すことになるだろう」とも述べた。

一方、クライメート・パワーは、ゼルディンが石油・ガス産業から41万ドルを受け取り、2014年に気候変動に関して、「私たちは他の人たちと同じくらい深刻な問題を抱えているという議論にはまだ納得していない」と発言したことを非難した。

クライメート・パワーのエグゼクティブ・ディレクターであるロリ・ローズは「大手石油会社はドナルド・トランプの選挙活動を支援するために数百万ドルを費やしており、トランプは、彼らに素晴らしい投資収益率(good return on their investment)を与えることに時間を無駄にすることはないだろう」と語った。

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(終わり)

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる
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ビッグテック5社を解体せよ

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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