古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

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タグ:フーマ・アベディン

 古村治彦です。

 ヒラリー・クリントンには、「娘」と呼ぶくらいの存在である側近がいる。それはフーマ・アベディンだ。このブログでもご紹介したことがあるが、美人ということもあり、たびたび、雑誌などにも取り上げられるほどの存在、一種のセレブリティだった。彼女の人生が暗転したのは、2016年のヒラリーの大統領選挙敗北であり、2017年の自身の結婚生活の終焉である。彼女は、民主党所属の下院議員だったアンソニー・ウェイナーと結婚し、息子をもうけた。しかし、2017年にウェイナーが未成年とスマートフォンを通じて性的なやりとりを行ったことが発覚し、裁判で有罪が確定し、懲役刑を受けた。この年に、アベディンはウェイナーと離婚した。
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 その後は、アベディンは政治コンサルタントをしてきたが、表舞台から姿を消している状態だった。今年に入り、フーマ・アベディンが、ジョージ・ソロスの後継ぎ息子アレクサンダーと婚約したことで、メディアの注目を浴びた。アレクサンダー・ソロスは38歳、フーマ・アベディンは47歳であるが、アレクサンダーは初婚のようだ。このカップルの誕生はまさにエスタブリッシュメント派、最上級国民のカップルの誕生ということになる。
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ヒラリークリントンとジョージ・ソロス
 ジョージ・ソロスとヒラリー・クリントンの関係も長年継続しており、ソロスはヒラリーの後援者である。ソロスの息子とヒラリーが「娘」と呼んで憚らない側近中の側近の結婚は、ジョージ・ソロスとヒラリー・クリントンの関係が更に強まること、ソロス家とクリントン家の関係がこれからも続いていくことを示している。ヒラリーとしては、娘同様の存在であるフーマが不幸になったので、何とか埋め合わせをしたいと考えていたことだろう。アレクサンダー・ソロスと結婚出来れば、生活の心配はないし、クリントン財団へのお金の流れも確保できる。ソロスとしては、ヒラリー、そしてクリントン家との関係を強化する上で、今回の結婚は良いことだろう。フーマ・アベディンの連れ子の財産相続問題は出てくるだろうが、それもうまく処理するだろう。

 フーマ・アベディンとアレクサンダー・ソロスの婚約は、エスタブリッシュメント派、ディープステイト、民主党系の名家のビッグカップルが誕生したということを示している。このようにして超エリート層が形成されていく。

(貼り付けはじめ)

フーマ・アベディンがジョージ・ソロスの息子アレックスと婚約(Huma Abedin is engaged to George Soros’ son Alex

ジョーダン・ヴァリンスキー筆

2024年7月11日

CNN

https://edition.cnn.com/2024/07/11/business/huma-abedin-alex-soros-engagement/index.html

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ニューヨーク市の2024メットガラに出席するフーマ・アベディンとアレクサンダー・ソロス

ヒラリー・クリントン元国務長官の補佐官を務めたフーマ・アベディンが、大富豪で、リベラル派の大口献金者であるジョージ・ソロスの息子アレックス・ソロスと婚約した。

カップルは水曜日に婚約をインスタグラムで発表した。その中で、「婚約が実現した。これ以上幸せなことはない、より感謝することもない、より愛に溢れることはない」と表現している。『ヴォーグ』誌によると、2人は1年弱のデートを重ねた後、ソロスは5月末にアベディンにプロポーズした。

アベディンは47歳で、ソロスは38歳で、両者の名前は政治とビジネスを追いかけている人たちにとってはお馴染みだ。

アベディンは、ホワイトハンス、連邦上院、国務省、そして個人生活において、長年にわたりヒラリー・クリントンに仕えた。彼女は以前に民主党所属の元下院議員アンソニー・ウェイナーと結婚していた。2017年にウェイナーが未成年者と性的なテキストのやり取りを行った罪で懲役刑となった。この年にアベディンは離婚を申し立て、成立した。

一方、ソロスは「オープン・ソサエティ財団」と政治活動委員会、慈善団体を率いており、リベラル派の課題のために献金を行っている。『フォーブス』誌によると、彼の父親ジョージは67億ドル(約9500億円)の資産を持っていると推定され、財団に300億ドル(約4兆2000億円)を与えていると見られている。

ヴォーグ誌は、カップルは昨年秋に、「共通の友人の誕生日パーティーで出会い、お互いに政治と公共活動に興味を持っていることを知った」と報じている。カップルは既に複数回にわたり、公的な場面で一緒に登場している。今年のメットガラとホワイトハウスでの公式晩餐会に出席している。

ヴォーグはアベディンがウェイナーと結婚している時に誕生した息子の継父になるだろうと報じている。結婚式の日程については発表されていない。

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フーマ・アベディンとアレックス・ソロスが婚約(Huma Abedin and Alex Soros Are Engaged

エリーゼ・テイラー筆

2024年7月10日

『ヴォーグ』誌

https://www.vogue.com/article/huma-abedin-and-alex-soros-are-engaged

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2024メットガラに出席するアレクサンダー・ソロスとフーマ・アベディン(5月6日)

フーマ・アベディンとアレックス・ソロスが婚約した。

2人が婚約したことをヴォーグ誌が独占的に報じた。ソロスは5月下旬にニューヨークの自宅でアベディンにプロポーズをした。その後、ふたりはイタリアで正式なお祝いをした。

ヒラリー・クリントン元国務長官の元補佐官のアベディンと、オープン・ソサエティ財団(OSF)の会長であるソロスは、昨年秋、共通の友人の誕生日パーティーで出会い、そこで政治と公共活動という共通の関心をすぐに気づいた。ヒラリー・クリントンは2007年にヴォーグ誌に対して、「フーマ・アベディンは、20代の女性のエネルギー、30代の女性の自信、40代の女性の経験、そして、50代の女性の優雅さを持っている。彼女は時代を超越しており、冷静さ、優しさ、知性を兼ね備えている」と述べた。

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ニューヨークの自宅でプロポーズした後、ソロスとアベディンはイタリアで正式に婚約した

それ以来、カップルはケニアのウィリアム・ルート大統領を迎えてのホワイトハウスの公式晩餐会や、2024年のメットガラなど、注目度の高い行事に一緒に出席している。2人の結婚により、ソロスはアベディンの息子ジョーダンの継父となる。彼女は最初の夫であるアンソニー・ウェイナー元下院議員との間に息子をもうけた。

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ケニア大統領を招いたホワイトハウスの晩餐会のブックセラーズ・ルームに到着したアレックス・ソロスとフーマ・アベディン(2024年5月23日)

2人はまた、政治的なパワーカップルになる準備が整っているようだ。2023年6月、ソロスはオープン・ソサエティ財団、ソロス・ファンド・マネジメント、スーパーPACを含む父ジョージ・ソロスの250億ドルから成る帝国を引き継いだ。ソロスは当時、ウォールストリート・ジャーナル紙に、民主党の政治家たちを支援し、投票権と中絶の権利のために戦うために自分のプラットフォームを使うと語っていた。一方、アベディンは1996年から2016年までヒラリー・クリントンの下で働き、一介のインターンからクリントンの2016年大統領選挙キャンペーンの副委員長にまで昇進した。

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(終わり)

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる
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 古村治彦です。

 ヒラリー・クリントンの片腕として25年にわたり、彼女に仕え続けたフ―マ・アベディン(Huma Abedin、1976年-、46歳)が政治家を目指して始動した。アベディンはインド系のイスラム教徒の家に生まれ、英語、ウルドゥ語、アラビア語を話すことができる。
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ワシントンにあるジョージワシントン大学の学生だった1996年にホワイトハウスのインターンとなり、ファーストレイディ事務局に配属となり、ヒラリーと知り合い、ヒラリーのスタッフとなった。アベディンはヒラリーがその後、ニューヨーク州選出連邦上院議員(2001-2009年)、2008年の大統領選挙出馬(途中で撤退)、オバマ政権一期目の国務長官(2009-2013年)、2016年の大統領選挙出馬(本選挙で敗退)と目まぐるしく活動していく中、影のように寄り添ってきた。ヒラリー国務長官の首席補佐官、2016年の大統領選挙のヒラリー選対では副委員長を務めた。ヒラリーはアベディンについて「自分の娘のようだ」と語っている。
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 ヒラリーがそのまま大統領まで駆け上がれば、フーマもホワイトハウスで重責を担う可能性があった。恐らく、首席補佐官になった可能性が高い。しかし、ヒラリーの大統領の目を潰したのは彼女(というよりは彼女の元配偶者)だった。ヒラリーも夫ビル・クリントンの女性問題やスキャンダルにはさんざん悩まされたが、「娘」フーマもまた、夫の性的なスキャンダルのために大きな痛手を被ることになった。

ヒラリーが国務長官を務めていた2010年、フーマ・アベディンは、ニューヨーク州選出連邦下院議員(当時)のアンソニー・ウィーナー(Anthony Weiner、1964年-、57歳)と結婚した。ウィーナーは、1992年から1998年までニューヨーク市会議員を務め、1999年から2011年まで連邦下院議員(7回連続当選)を務めた。誰もが羨む民主党系エリートカップルの誕生だ。ウィーナーは7回連続で当選中、もう少しで連邦下院民主党の指導部に入れる位置にいた。アベディンは飛ぶ鳥を落とす勢いのヒラリーの最側近、ヒラリーが女性初の大統領になればホワイトハウス入りは確実だった。二人は幸せの絶頂にあったことだろう。しかし、それも長くは続かなかった。その後、人生が大きく暗転し、アンソニーは政治の世界だけではなく実生活でも転落していく。
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 2011年5月に、アンソニーは自身の下半身写真を手違いでツイッターに掲載してしまう。すぐに削除したが、すでに時遅しで拡散され、大問題になった。この時はハッキングされた可能性について言及していた。6月にはウィーナーが自身の性的な写真を複数の醸成に送っていたこと(セクスティング、セックスとテクスティングからの造語)を認め、議員辞職にまで追い込まれた。

 こうした事件もあったが、2011年末には二人の間に息子が誕生し、何とかやり直せるのではないかという時期だったと思う。以下に掲載するのは、その時に雑誌記事と一緒に掲載された幸せそうな写真である。
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ウィーナーは出直しとして2013年4月にニューヨーク市長選挙民主党予備選挙に出馬した。フーマも懸命に支援したが、結果は得票率が5%に届かず(1位のビル・デブラシオが40%)で5位に沈み、大惨敗となった。そこからアンソニーは坂道を転が地落ちるように転落していく。その後もウィーナーのセクスティングがたびたび報じられた。議員辞職後も偽名でセクスティングを行っていたことに多くの人々が驚き、呆れた。

2016年9月、ウィーナーが未成年(15歳)の女性に対してセクスティングを行っていて、その捜査の過程で彼のパソコンが押収されたという報道が出た。これは事実であり、2017年1月に児童ポルノ法違反で起訴され、9月にはニューヨーク州連邦地裁で禁固21カ月、罰金1万ドルの有罪判決を受けた。児童ポルノ法違反の裁判継続中に、フーマ・アベディンとアンソニー・ウィーナーの離婚が正式に成立した。

大問題となったのは、ウィーナーの事件からヒラリーのEメール問題が再燃したことだ。2016年10月、ウィーナーの事件に関係して、FBIが夫妻共同のパソコンを押収した。その中に残っていたアベディンのEメール約65万通のメールも捜査の対象とした。その中に、クリントンの自宅の私用メールサーバーが送受信したメッセージが何千通も含まれている可能性があることが発覚した。そのために、FBI長官ジェイムズ・コーミーは大統領選挙直前になって、捜査再開を命令した。FBIによるヒラリーEメール問題捜査再開のために、ヒラリーは大統領選挙に敗れたと言われている。アベディンにしてみれば、生き地獄、針の筵(むしろ)に座らされたような日々だっただろうことは容易に想像できる。

ウィーナーは服役していたが、模範囚ということで2019年に早期釈放となった。その後は、民間会社の社長を務めていたが、最近になって退任している。

 非常に劇的な展開の話だ。アベディンが「ほとんど死にそうになった」と述懐しているのも無理はない。2017年以降は表舞台から姿を消していたが、先月回想録を出版した。その中で、2000年代半ば(結婚前)に、名前を挙げていないある連邦上院議員から自室に誘われて、無理やりキスをされたという性的暴行の事実を告白し、マスコミで話題になった。アベディンの回想録出版やマスコミへの露出は「政治家を目指す」ためのものであるという見方が一般的だ。子育てもひと段落して、まだ40代半ばと若いうちに、政治家になるという意思を持つことは理解できる。

 夫やパートナーの女性問題(性的な問題)で悩まされる女性たちはどこの国にもたくさんいるだろう。フーマ・アベディンは、そうした「バカな男たちにさんざん苦労させられた」女性たち(ヒラリーを筆頭に)の支持を集めて、連邦下院議員くらいならば当選する可能性はある。また、彼女がヒラリーの子飼いということを考えると、現在、民主党内で存在感を増している進歩主義派(好戦的なヒラリーに対して批判を行っている)への刺客となる可能性もある。来年の中間選挙に向けて、彼女の動きを注目していきたい。

(貼り付けはじめ)

マ・アベディンが最新の著作の中でアメリカ連邦上院議員から性的暴行を受けたと告白(Huma Abedin writes in new book she was sexually assaulted by US senator

マイケル・スクニール筆

2021年10月27日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/senate/578649-huma-abedin-writes-in-new-book-she-was-sexually-assaulted-by-us-senator

マ・アベディン(Huma Abedin)は、ヒラリー・クリントンの下で長年にわたり補佐役を務めてきた。また、アンソニー・ウィーナー(Anthony Weiner)元連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)とは婚姻関係にあったが、今は離婚している。アベディンは新しく本を書き、その中で、2000年代中盤頃に、名前を明かしていないがある連邦上院議員に性的暴行を受けたと告白している。

アベディンは今回『両方/そして:多様な世界におけるある人生(Both/And: A Life in Many Worlds)』という本を出版することになった。その本の中で、アベディンは、「数名の連邦上院議員と補佐官たちとワシントンのあるレストランで夕食を取り、その後、議員の家に立ち寄ってコーヒーを飲むことになった」と書いている。

彼女の本は2021年11月2日に発売される。彼女の本の原稿を入手した『ガーガディアン』紙の本によると、彼女は、2人が彼のビル内に立ち寄った後に招き入れられ、上院議員から「ソファでくつろいでください」と言われたということだ。

 アベディンは、その議員がソファで彼女の隣に座る前にコーヒーを手渡し、その後、座ってきて、彼女にキスをし始めたと述べている。

アベディンは続けて次のように書いている。「それから、全てが全く変わってしまった。彼は私の右隣に座り、左腕を私の肩に回してキスをし、舌を私の口に押し込み、私をソファに押し付けた」。

アベディンは、議員を押しのけて「大変なショックだ」と言い、「この10秒間が消え去って欲しい」とだけ言った、と述べた。

アベディンは、「この議員は驚き、自分がこれまでの彼女の意思を読み違えってしまったことについて謝罪すると述べた」と書いている。彼女は更に、「悪い結末にならないようにして帰ると決めた」とも書いている。

アベディンは続けて次のように書いている。「私は20代の時にしか思いつかなかった言葉、ごめんなさいと言いながら、できるだけ平静を装ってその場を離れた」。

クリントンの補佐役アベディンはその議員を「数日間」避けたが、最終的には連邦議事堂で自身に性的暴行した議員とすれ違ってしまったと述べている。彼が「自分たちはまだ友人関係にあるか」と尋ねた時、彼女は頷いてしまったとも書いている。

The Clinton aide said she avoided the senator “for a few days” but ultimately crossed paths with him on Capitol Hill. She recalls nodding when he asked if they were still friends.

アベディンは、「事件を葬った」とも書いている。性的暴行の疑惑にまみれた2018年のブレット・カバノーの最高裁判事指名の手続き中、自身の性的暴行の記憶が蘇ってきたとも書いている。

Abedin also writes that she “buried the incident,” adding that her memory of the alleged assault came back to mind during proceedings for Brett Kavanaugh’s nomination to the Supreme Court in 2018, which was mired by allegations of sexual assault.

アベディンは、クリスティン・ブラジー・フォードが暴行を受けたとされる事件について、「“都合よく”記憶を変えていると非難されている」という記事を読んで、自分自身の嫌な記憶が蘇ったと述べた。

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アベディンはウィーナーに対する怒りで「ほとんど死にそうになった」と語る(Abedin says anger over Weiner 'almost killed me'

ジョセフ・チョイ筆

2021年10月31日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/media/579291-abedin-says-anger-over-weiner-almost-killed-me

ヒラリー・クリントンの選対で最高位の補佐役を務めたフマ・アベディンは、日曜日に放送されたテレビ番組に出演し、インタヴューに答えた。その中で、結婚相手だったアンソニー・ウィーナーについての怒りで「ほとんど死にそうになった」と述べた。

2017年、アベディンは、ウィーナーが未成年者に自分の淫らな画像を送っていたことが発覚し、ウィーナーとの離婚を申請した。2017年9月、ウィーナーは21ヶ月の実刑判決を受けた。また、性犯罪者として登録されることになった。ウィーナーは模範囚だったという理由で、景気よりも短い2019年に出所した。

CBSの番組「サンディ・モーニング」に出演し、司会者のノラ・オドネルから、離婚に至った数々のスキャンダルを起こしたウィーナーにまだ怒りを持っているのかと聞かれ、アベディンは「私はもうあの人と同じ空間では生きることができません」と答えた。

アベディンは「私は疲れ果てました。ほとんど死にそうになりました」と語った。

アベディンは、交際を始めて更に結婚の話をし始めた頃に、ウィーナーの携帯電話に入っていた別の女性からの「非常に誘惑的なメール」をめぐる出来事についてオドネルに詳細を述べた。

「私はショックを受けました。そして、すぐに彼にこれを見せて、これは何?説明してくれない?と言いました。彼は説明してくれました。彼は公的な人物であり、人々は常に彼とコミュニケーションをとっていたのですからね」とアベディンは語っている。

アベディンは、新しい回顧録『両方/そして:多様な世界におけるある人生』の中で、この時のことを "警告のサイン "と書いている。

二人が結婚して1年が経った2011年、ツイッターに投稿した性的な写真が別の女性に向けられたものであったことを認めた。アベディンは、スキャンダルによって匿名性が失われたことを嘆いた。

アベディンはオドネルに対して「私は匿名であることを好んでいました。私は自分自身について書かれたものを読みません。これまでも決して読みませんでした」と述べた。

アベディンは、2013年にウィーナーがニューヨーク市長選挙に出馬した際に、表向きは彼を支援しながら、「多くの傷を負っていった」と述べた。

彼女は現在のウィーナーとの関係について問われ、「良好」であり、彼の人生が上手くいくことを祈っているとも述べた。

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マ・アベディンは選挙で公職に就くことについて「私は全ての可能性について”ノー”とは言いません」と語る(Huma Abedin on bid for political office: 'I'm not saying no to anything'

マイケル・スクニール筆

2021年11月1日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/579396-huma-abedin-on-bid-for-political-office-im-not-saying-no-to-anything

ヒラリー・クリントンの長年の補佐役をつけ、アンソニー・ウィーナー元連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)と婚姻関係にあったフマ・アベディンは、いつの日か選挙に出て公職に就く可能性を排除しなかった。彼女はインタヴューの中で、「私は全ての可能性についてノーとは言いません」と答えた。

アベディンは、NBCの番組「トゥディ」に出演し、選挙に出て公職に就くかどうか質問された。彼女はテレビプロデューサーのションダ・ライムスの言葉を引用し、司会者のサヴァンナ・ガスリーに対して、「私にとって全てに対してイエスという年です。私は全ての可能性についてノーとは言いません」と答えた。

ガスリーが続けて、それはいつの日か選挙に出るということかと念押しをされると、アベディンは「そのことについては分からないということになりますね」と答えた。

彼女自身の将来全体についてどう考えているかと質問され、アベディンは、ガスリーに対して、本を書き、その宣伝活動を行っていることで、「全く新しい章」に入ったと答えた。アベディンは火曜日に『両方/そして:多様な世界におけるある人生』を発売する。

アベディンは次のように述べた。「私は人生で初めてのことをあなたと一緒に今やっているんですよ、サヴァンナ。私が大人になって初めてのことでおののいています。私は自分自身のことを明らかにして、それを公表しています。私は人生の次の章に進むことをとても楽しみにしているんですよ」。

アベディンは25年にわたりヒラリー・クリントンに仕えた。ホワイトハウスのファーストレイディオフィスでのインターンからワシントンDCでのキャリアをスタートさせた。そして、連邦上院、国務省、そして大統領選挙と様々な場所でヒラリーについていった。

政治に関わっている期間、アベディンは表舞台に出ないようにしていた。しかし、彼女はヒラリーとの関係を維持し続けた。しかし、現在、アベディンは政治に関わる可能性について排除していない。

アベディンの著作は既にマスコミの注目を集めている。『ガーディアン』紙が先週発表した抜粋には、2000年代中頃に、アベディンが名前を挙げていないある連邦上院議員から無理やりキスをされそうになったと書かれている。

アベディンは今週末に放送された「CBSサンディ・モーニング」に出演し、司会者ノラ・オドネルに対して、ウィーナーに対する怒りで「ほとんど死にそうになった」とも述べた。

ウィーナーが数々のスキャンダルを起こす中、アベディンは彼に寄り添い続けた。2011年に、ウィーナーは彼自身の性的に不適切な写真を多くの女性たちに送り付けたことを告白した後で、連邦下院議員を辞任した。

ウィーナーは2013年にも再びそうした写真を送った事実をつかまれた。アベディンは最終的に2016年に離婚した。この時、FBIはヒラリー・クリントンの補佐役だったアベディンのEメールをウィーナーのパソコンから発見した。このことによって、当時のFBI長官ジェイムズ・コーミーは、2020年大統領選挙の投開票日の11日前に、ヒラリー・クリントンのEメールをめぐる事件の捜査を再開させることになった。

捜査の再開によって、当時の共和党候補者ドナルド・トランプに対して、ヒラリーが大統領選挙で敗北を喫することになった、とヒラリー自信を含む多くの人々が確信している。

アベディンは、ウィーナーの捜査によって、ヒラリーのEメール問題の捜査が再開され、そのために大統領選挙で落選してしまった後、「大きな罪を背負って生きることになった」と述べ、更に、「私はその罪を背負って死んでいくことになるでしょう」とも述べた。

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(終わり)
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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める
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 古村治彦です。

 

 ヒラリーのEメール問題に隠れてしまっていますが、ウィキリークスのEメール公表も小さなオクトーバー・サプライズが続いています。ヒラリー選対の委員長ジョン・ポデスタのハッキングされたEメールが次々と公表され、ヒラリー選対や民主党の不祥事や内部での争いが起きていることが明らかにされています。不祥事としては、先日このブログでもご紹介しましたが、ドナ・ブラジル民主党全国委員会暫定委員長が、民主党の予備選挙で、ヒラリーに対してなされる質問を事前に、選対委員長のポデスタに教えていたというものです。

 

 また、ウィキリークスが次々と公表しているEメールでは、クリントン財団だけでなく、クリントン家自体の資金集めのために暗躍している人物、ダグ・バンド(テネオというコンサルタント会社を経営し、ヒラリーの側近フーマ・アベディンもヒラリーが国務長官在任中に籍を置いていました)とポデスタとのやり取りも公開されています。バンドは、大企業とクリントン財団、クリントン家を結ぶ結節点的な存在です。

 

 クリントン夫妻の娘チェルシーはこのバンドを危険な人物だと見て、関係を絶つように両親に訴えましたが、そのことをバンドが知り、バンドはチェルシーを「尻軽女」と罵りました。チェルシーは両親よりは少しまともな神経というか、「お金のことが明らかになったらまずい」と考えることができるようですが、両親はもう麻痺しているのか、「毒を食らわば皿まで」となっているのかは分かりません。

 

 そのほかにも華麗な経歴を誇る(ほとんどがアイヴィーリーグの超一流大学を卒業して職歴も豪華絢爛)、上品そうな人々が罵り合い、バカにし合いの内部闘争をしていることが明らかになっています。

 

 なかなかに凄まじいものです。

 

(貼り付けはじめ)

 

ウィキリークスの最新リークの5つのポイント(Five takeaways from the latest WikiLeaks releases

 

ジョナサン・イースリー、ケイティ・ボー・ウィリアムズ筆

2016年10月30日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/homenews/campaign/303401-five-takeaways-from-the-latest-wikileaks-releases

 

ウィキリークスはハッキングした、ヒラリー・クリトン選対委員長ジョン・ポデスタのEメールが公開した。このために、ヒラリー選対は今週大揺れだった。

 

あるやり取りが特に精査されることになっている。

 

クリントン財団の資金集め担当だったダグ・バンドが書いたメモによって、クリントン家の慈善事業と利益事業との深い関係に関する新しい事実が明るみに出た。

 

これは、共和党大統領選挙候補者ドナルド・トランプにとって、選挙戦におけるヒラリーに対する新たな攻撃材料となっている。また、ヒラリーが大統領に当選しても、ずっと引きずることになるだろう。

 

これからウィキリークスの最新のEメールのリークに関連する5つのポイントを取り上げる。

 

●民主党は次に何が出るかに戦々恐々としている(Democrats are on edge about what will come next

 

FBIがヒラリーの国務長官在任中の私的Eメール問題の捜査を再開すると決定したと発表した。これに対して、民主党側は右往左往し、あまり明確ではない内容の情報を基にした爆弾に対して民主党側がいかに脆弱であるかを白日の下に晒した。

 

民主党側の多くは、新たなウィリークスのEメールのリークなどに懸念を持っていないと胸を張っている。それは、そうしたEメールの中に、重要な事件の証拠となるようなものは含まれていないし、そもそもスキャンダル合戦にアメリカ有権者は疲れ切っていると考えているからだ。

 

民主党側は、人々はヒラリーのEメール問題についてよく知っているし、それでも彼女がリードしているのだから大丈夫だと主張している。

 

しかし、金曜日に行われたFBIの驚くべき発表によって、投開票日まで2週間を切って時点でもう1つの爆弾の破裂について懸念を民主党側に与えることにもなった。

 

ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジは、ポデスタのアカウントから5万通以上のEメールをハッキングしたと述べている。そして、彼は既に3万5000通を公表した。残りの1万5000通の中にはどんな驚くべき内容を含むEメールがあるのだろうか?

 

●クリントン財団の解散を求める新たな声が出ている(There are renewed calls to shutter the Clinton Foundation

 

政府の倫理を監視している諸グループは、クリントン財団は、ヒラリーが大統領になったら深刻な利益相反問題を起こすだろうと警告してきた。

 

ドナルド・トランプ率いる共和党は、クリントン一家が財団を利用して、影響力を行使し、私腹を肥やしてきたと非難してきた。

 

バンドのメモの詳細が出てきたことで、クリントン財団の解散を主張してきた人々は新たな武器を手にすることになった。

 

メモの中で、バンドは、ビル・クリントンの個人資産がクリントン財団の資金集めを行うコンサルタント会社の手助けを借りていかに増えて行っているかを書いている。また、クリントン財団に数百万ドルを寄付している大口献金者たちがビル・クリントンの個人資産形成に力を貸していることも書いている。

 

民主党のスロラティジストであるブラッド・バンノンは「ヒラリーが当選して財団を解散しない限り、問題はずっと続くと思う」と語っている。

 

こうした声はマスコミにもある。

 

NBCの「ミート・ザ・プレス」の司会者チャック・トッドは木曜日、シカゴのWGNラジオに出演し次のように語った。「私ははっきりと言っておきたい。全く持って基本的なことだ。ヒラリー・クリントンが大統領になって、クリントン財団が運営を続けることはできない。運営が許されるような状況にはならない。彼らが運営し続けられる方法を考えつくことはないと思う」。

 

●ビル・クリントンのコンサルタント会社はEメールが本物だと認めた(Bill Clinton's consulting firm confirmed email authenticity

 

ヒラリー選対はウィキリークスが公表した数千通にも及ぶEメールが本物であるということを認めていない。

 

ヒラリー選対は、Eメールが公表されるたびにその信憑性に疑義を呈し、Eメールはロシアのハッカー集団によって盗まれたもので、中身は改ざんされているに違いないと主張している。共和党員の中にもこの主張に同調する人たちが出ている。

 

しかし、バンド経営のコンサルタント会社「テネオ」はこれとは別のアプローチを採用した。水曜日、テネオは、メモの中身に直接言及することで、本物だと認めた。

 

テネオの広報担当は次のように語った。「メモが示しているように、テネオは顧客に対して、適切な方法でクリントン財団を支援するように働きかけた。その理由は、クリントン財団が世界中で素晴らしい仕事をしているからだ。テネオはクリントン財団や財団の活動から経済的利益を受け取ったことはないのは明白だ」。

 

この行動は、ヒラリー選対の動きとは劇的に異なるものとなった。このために、「Eメールの中身は改ざんされた可能性がある」という主張の正当性が損なわれることになった。

 

●ヒラリー選対の反撃はうまくいっていない(The Clinton campaign’s pushback hasn’t worked

 

ヒラリー選対は、公表されたEメールの内容は改ざんされたものだとほのめかしている。

 

ヒラリー選対は、Eメールの表面的なやり取りにばかり注目させようとして、マスコミをごまかそうとしている。また、Eメールの中身を詮索することは、危険な前例を作ることになると警告している。

 

しかし、Eメールが改ざんされているという主張の証拠はない。ヒラリー選対(もしかしたらヒラリー・クリントン政権になる)がウィキリークスのEメール公表を止めたり、その公的な利益について争ったりすることは難しい。

 

そうなると、ヒラリー選対は、ウィキリークスのEメール公表に対して全力を挙げて対処しなければならなくなっている。

 

ヒラリー選対の幹部やスタッフはソーシャル・メディアでウィキリークスと戦っている。ヒラリーの国家安全保障政策アドヴァイザーたちは記者たちを集めて、ハッキングされたEメールがいかに国家主権を危険に晒しているかについて警告を発している。

 

彼らは、Eメールがロシアやテロリストに関係する他の外国勢力によってハッキングされたもので、これは悪人たちの行為の「結果」となると主張している。

 

また、ヒラリー選対はEメールのハッキングについて、アメリカの選挙に対する前代未聞の干渉だと主張している。そして、Eメールのハッキングによって、外国からの選挙干渉が当たり前のことになってしまうだろうと警告を発している。

 

ヒラリー選対は、ドナルド・トランプとトランプ選対に対して、Eメールのハッキングと公表について、ロシアやその他の外国勢力と直接共謀していると非難している。

 

現在の状況で、ヒラリー選対がコントロールできることは、選対内部でのやり取りの方法を改めることだけだ。

 

ヒラリーに近いある人物は本誌に対して次のように語っている。「今回のことで、みんなのコミュニケーション方法が変わるでしょうね。そして、Eメールに書くこともだいぶ変わるでしょう」。

 

●恥ずべき内部の争いが公になっている(Embarrassing infighting has spilled into the open

 

公表されたEメールに関して出てきた最初の話は、スタッフ間の争いであった。時には汚い言葉で罵り、私的なやり取りの中でスタッフ同士をけなしあっているというものであった。

 

これはマスコミの格好のネタとなってすぐにそして安易に表に出てきたのは何も不思議なことではない。なぜなら、クリントン家のお金集めと個人の資産形成のための複雑怪奇なネットワークについて報道するには、丹念な証拠固めが必要であるが、この種の話はそれがいらないからだ。

 

そして、人々を惹きつける話には事欠かない。

 

チェルシー・クリントンはバンドとの関係を絶つように両親に求めた。バンドは、そのことを聞いて、チェルシーのことを「甘やかされた尻軽女」と呼んで罵った。

 

現在はシンクタンク「センター・フォ・アメリカン・プログレス」会長で、以前はオバマ大統領のアドヴァイザーをしていたニーラ・タンデンは、ヒラリーの私的Eメールサーヴァー使用とヒラリーの謝罪の拒絶、意思決定過程の複雑さに対する厳しい批判者となった。ヒラリーの意思決定過程は複雑なために政策を決定するのに数カ月もかかる。

 

タンデンは、ヒラリーは「恐るべき」本能を持っていると語った。そして、タンデンは、デイヴィッド・ブロックを「恥を知らないナルシスト」であると断じた。ブロックは現在、選対には参加していないが、外部でヒラリー支持のグループを運営している。

 

一方、ポデスタは、クリントンの側近シドニー・ブルーメンソールは、「自己認識」と「自尊心」に欠けていると考え、同僚に対して、もし自分がブルーメンソールのように行動したら撃ち殺してくれと言っていた。

 

ポデスタはまた、元ニューメキシコ州知事ビル・リチャードソンについては、「探偵みたいないやらしい奴」と考え、リベラルな金持ちの活動家は予備選挙の間にリチャードソンを「籠絡する」だろうと語っていた。

 

そして、長年のヒラリーの側近フィリップ・レインズは、彼がいくつもの話をマスコミにリークしたという疑いをかけられて、ヒラリー選対に参加することを拒絶された。ポデスタと他の人々は、レインズを選対に入れることは、能力のない難民を入れるのと同じだと陰口を言っていた。

 

「フィリップはレールから外れる」という文言が別のEメールのタイトルに書かれていた。

 

このような内輪もめの話はワシントンのインサイダーにとっての大好物なのだ。

 

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Eメール:クリントン選対は昨年の段階でワッサーマン=シュルツの解任を考慮していた(Email: Clinton campaign thought about dumping Wasserman Schultz last year

 

ジェシー・ヘルマン筆

2016年11月1日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/303773-wikileaks-clinton-campaign-thought-about-dumping

 

民主党大統領選挙候補者ヒラリー・クリントンの選対は、デビー・ワッサーマン=シュルツ連邦下院議員(フロリダ州選出、民主党)を民主党全国委員会委員長の座から追い落とそうと考えていたことが、新たに公開されたEメールによって明らかにされた。その時期は、ワッサーマン=シュルツが実際に委員長を辞任する数カ月前のことだった。

 

ヒラリーの側近たちはフロリダ州選出のワッサーマン=シュルツ下院議員との間の意思の疎通がうまくいかないことと、彼女が民主党全国委員会内の「比較的単純な問題」すらも解決できない能力不足にいらだちを募らせていた。火曜日にウィキリークスが公表したヒラリー選対のジョン・ポデスタ委員長のハッキングされたEメールの中にあったEメールでこのことが明らかになった。

 

ヒラリーのスタッフであるヘザー・ストーンは昨年12月にヒラリー選対に向けたメモを書いた。その中には次のように書かれていた。「私たちは民主党全国委員会との間で取り決めはできているが、民主党の指導部との間の合意形成にも苦労している。比較的単純な問題を解決するために、いくつも会合や電話でのやり取りをしなければならない」。

 

「私たちと委員長との間では連絡がうまくいっていない。また、全国委員会の内部で委員長と幹事長との間も険悪だ」とストーンは書いている。

 

メモの中で、ストーンは3つの選択肢を提案した。1つ目は、ワッサーマン=シュルツを委員長に留任させ、彼女の首席スタッフと協力する、2つ目は、ワッサーマン=シュルツを委員長に留任させながら、「選挙対策委員長」を設置し、ワッサーマン=シュルツと協力させる、3つ目は、7月の民主党全国委員会の後でワッサーマン=シュルツを退任させる、であった。

 

ストーンは次のように書いている。「民主党全国大会で、ワッサーマン=シュルツ委員長の指導力と党への貢献を賞賛しながら、選挙の終盤に向けて新しい委員長を迎えるようにするべきだ」。

 

ワッサーマン=シュルツは、ウィキリークスがEメールを公表した後、全国大会の直前に委員長職を退いた。公表されたEメールには、予備選挙でヒラリーを追い詰めていた、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州、無所属)に対して何とか勢いを削ごうという相談をしていたことが明らかになった。ドナ・ブラジルはワッサーマン=シュルツの後を受けて、暫定委員長に就任している。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)







 
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 古村治彦です。

 

 ジェイムズ・コミーFBI長官は日曜日、新たに発見されたEメールの調査を行い、今年7月に出した、ヒラリー・クリントンの国務長官在任中の私的Eメールサーヴァー使用問題について刑事訴追すべきではないという結論を覆すには至らなかったという発表を行いました。

 

 ウェイナーのコンピューターに残っていたEメールの数は約65万通ですが、その中からフーマ・アベディンのEメールを見つけ出し、機密情報が含まれているものを更に洗い出して、それを調査するということを10月28日の書簡でコミーFBI長官は議会に報告しました。その結果が1週間程度で出て、「何もありませんでした」ということになりました。

 

 司法省とFBIの最高幹部たちは、現場からの突き上げに一度は屈したように見せながら、結局、それを抑え込んでしまったということでしょう。これでヒラリーの当選の可能性が少し上がりました。しかし、当選してから茨の道が待っていることは間違いありません。

 

(貼り付けはじめ)

 

FBI:クリントンEメール問題の捜査で新しい結論に達せず(FBI: No new conclusion in Clinton email investigation

 

マロリー・シェルボーン筆

2016年11月6日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/304587-house-oversight-chairman-fbi-has-not-changed-conclusions

 

ジェイムズ・コミーFBI長官は日曜日、FBIは、ヒラリー・クリントンの国務長官在任中の私的Eメールサーヴァー使用に関して、7月に下した刑事訴追に相当しないという結論を変えない、と発表した。

 

この発表は選挙の投開票日直前の2日前に出された。The announcement comes just two days before Election Day, following harsh criticism of Comey for his Oct. 28 letter on the latest portion of the investigation.

 

コミーは次のように述べた。「私の所管の存在が明らかになってから、FBIの捜査ティームは、ヒラリー・クリントンの件とは全く別の刑事事件の捜査と関連して押収した機械装置から取り出した大量のEメールを夜となく昼となく調査し、分析し続けてきた」。

 

「この調査の過程で、私たちはヒラリー・クリントンが国務長官に在任していた間に、彼女から発せられた、もしくは彼女宛てに届けられた全てのやり取りを調査した。私たちが調査した結果、クリントン前国務長官に関して7月に下した結論を変更する必要を認めない」。

 

ヒラリー選対の広報担当ブライアン・ファロンは、ツイッターで次のように述べた。「私たちはこれまで、7月に出された結論の見直しが行われるために必要な新しい証拠などないと確信を持っていた。そしれ、コミーFBI長官がそれを認めた」。

 

『ニューヨーク・タイムズ』紙の報道によると、ヒラリー選対のコミュニケーション担当部長ジェニファー・パルミエリは選対が使っている選挙運動用の飛行機の中で声明を発表した。その中で「コミー長官が7月に下した結論の正しさを認めたことは喜ばしいことだ」と述べた。

 

連邦下院情報・諜報委員会の幹部委員であるアダム・シフ連邦下院議員は、今回のニュースに対して素早く反応した。

 

シフ議員は次のように書いた。「私が予期していたように、新たに発見されたEメールに対する調査の結果、合理的精神を持つ検察官なら訴追はしないというFBIが出した7月の結論は変更されなかった」。

 

 

「10月28日の書簡は元々送付されるべきではなかったのだ。投開票日にあまりにも近すぎた。Eメールに対する急速な調査は、疑惑を一気にそして明確に払しょくした。トランプ選対や反ヒラリー・クリントン派の人々はこの非合理的な調査に多大な望みをかけていた。有権者が自分たちの利益に基づいて決断を下せる環境が整った。そして彼らの下す決断は単純明快なものとなるであろう。選択肢は、アメリカ軍最高司令官にふさわしい女性とふさわしくない男性、どちらかだ」。

 

連邦下院監視・政府改革委員会委員長ジェイソン・チャフェッツ委員長は日曜日の午後、今回のFBIの書簡について反応した最初の人物となった。

 

7月にFBIはヒラリーの国務長官在任中の私的Eメールサーヴァー使用について刑事訴追すべきではないという勧告を出した。それ以降、この問題は沈静化していたが、先月末に再び関心を集めることになった。

 

コミーは10月28日に連邦議会に書簡を送り、その中で、ヒラリーのEメールサーヴァーに関する捜査にとって重要な証拠となり得るEメールを発見し、投開票日まで残り数週間の段階であるがそれを調査すると報告した。

 

これらのEメールは、アンソニー・ウェイナー元連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)に関する全く別の捜査の過程で発見された。ウェイナーはヒラリーの側近中の側近フーマ・アベディンの別居中の夫だ。

 

コミーの最初の書簡が出てからの1週間、ヒラリー選対、民主党所属の連邦議員たち、共和党の一部は、コミーを批判した。彼らは、コミーが、選挙に影響を与えるような捜査を選挙前には行わないという司法省が長年堅持してきた伝統を破ったと主張した。

 

FBIは、調査すべきEメールの数は6万5000つ存在すると発表した。これについて、訴追するかどうかの結論が投開票日までに下されるのかどうかという疑問が出ていた。

 

NBCニュースのピート・ウィリアムズは、ウェイナーのコンピューターから見つかったEメールについて、「ほぼ全てがヒラリーのEメールサーヴァーに関する捜査でFBIの捜査官たちが既に調査したものの複製であった」と語っている。

 

ウィリアムズは更に、それ以外のEメールは政府の職務とは関係ないものであったと述べている。

 

ある警察幹部はウィリアムズに対して、ヒラリー・クリントンの私的Eメールサーヴァーから見つかった機密情報を含むEメールの数について、今回の捜査の結果、変更はないと語った、ということだ。

 

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(終わり)









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 古村治彦です。

 

 ヒラリーのEメール問題で渦中の人となっているフーマ・アベディンについては、このブログでもずっとご紹介してきました。ヒラリーの側近で美人となれば、ヒラリーが大統領になれば首席スタッフにでもなってホワイトハウス入り(ヒラリーがファーストレイディーだったときにインターン学生として勤務したのが最初ですからホワイトハウスに戻るとなりますね)、となったことでしょう。そうなれば、日本のマスコミも彼女を放っておかなかったことでしょう。

 

 しかし、現在は渦中の人となっており、最悪の場合は逮捕される場合もあるでしょう。家で夫と共有していたノート型パソコンで機密情報をやり取りしていたということになれば、これは犯罪ということになります。ヒラリーとしても自分にまで塁が及ばないようにアベディンの逮捕くらいで済まないだろうかと思っていることでしょう。

 

 この捜査はヒラリーが当選しても続くでしょうから、大統領選挙が終わっても、アメリカ政治は大きく揺れ動いたまま年を越すことでしょう。

 

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フーマ・アベディンがFBIの書簡が出て以来初めての公的な場所に出てきて、「悲しい」と発言(Huma Abedin says she's 'sad' in first public remarks since FBI letter

 

ニキータ・ヴラディミロフ筆

2016年11月4日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/news/304402-huma-says-shes-sad-in-first-public-remarks-since-fbi-letter

 

ヒラリー・クリントンの側近中の側近フーマ・アベディンは金曜日、FBIがヒラリーの私的Eメールサーヴァー使用に関する捜査を再開するという発表して以来、初めて公の場に出てきて、「悲しい」と語った。

 

ワシントンDCのユニオンステーションでアベディンを取材した記者たちは、どう思っているかと質問したところ、アベディンは「悲しい」と語ったと、テレビ番組の「インサイド・エディション」が報じた。

 

先週、FBIはヒラリーのEメールサーヴァー使用に関連すると思われる新たに発見されたEメールを調査すると発表した。その後、Eメールが見つかったのは、アベディンの別居中の夫アンソニー・ウェイナー元連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)のコンピューターであった。ウェイナーが未成年の女性に性的な内容のメッセージを送ったという容疑で捜査されている。その過程でEメールが発見された。

 

記者たちは、アベディンに対して、ウェイナーの行動はヒラリーの選挙運動にダメージを与えるかどうかと質問したが、アベディンは答えなかった。

 

先週木曜日、アベディンは、『ヴォーグ』誌の編集者アンナ・ウィンターとファッションデザイナーのダイアン・フォン・ファーステンバーグが主催する、ヒラリーの資金集めのための内輪のファッションイヴェントに出席する予定であった。

 

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 古村治彦(ふるむらはるひこ)です。

 

 ヒラリーの側近中の側近、「第二の娘」とまで呼ばれるフーマ・アベディンの別居中の夫アンソニー・ウェイナー元連邦下院議員のノート型パソコンに残っていた65万通のEメールの新たな調査が始まっています。元々は、ウェイナーのわいせつな内容のメッセージを15歳の女性に送ったという容疑の捜査の過程で押収されたEメールの中に、フーマ・アベディンのEメールも残っていたということで、裁判所からの捜査許諾を受けて、ヒラリーの私的Eメールサーヴァー使用の事件の証拠として捜査することになりました。

 

 アベディンは「夫のパソコンにどうして自分のEメールが残っていたのか、皆目見当がつかない」と発言しているそうです。普通に考えれば、自宅にあるノート型パソコンを2人で一緒に使っていたということだろうと思います。ヒラリーが国務長官在任時、アベディンは、首席補佐官となりましたが、妊娠が分かったので、産休(マタニティ・リーヴ、噺は変わりますが、産休、育休という言葉は休むという言葉が入っていてあまり実態にそぐわないということ感じがあり別の言葉が生み出されるべきではないかと思います)のために、国務省に出勤せずに自宅で仕事をしていたとなると、ヒラリーのスケジュール調整などのやり取りをしていたことは当然考えられます。

 

問題はその中で、国家機密情報をやり取りしていたかどうかということですが、それを示すEメールが見つかったから、FBIのコミー長官も動かざるを得なくなったということになると、フーマ・アベディンの逮捕の可能性は高いということになります。夫アンソニー・ウェイナーは、この件では全く関係ないでしょうが、未成年にわいせつな画像を送った件では起訴されることになるでしょう。

 

 選挙の投開票日までに何か大きな進展はないでしょうが、選挙後に大きな火種として残ることになります。万一、ヒラリーが当選した後も華々しい船出とはなりそうにありません。大統領就任式は2017年1月ですから、それまでの数カ月で事件に動きがあれれば、最悪の大統領就任式となるでしょう。ヒラリーの当選、大統領就任に反対する人々もワシントンに集まり、小競り合いなど暴力事件に発展する可能性もあります。

 

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アベディンはウェイナーのノート型パソコンに自分のEメールが残っていたのがどうしてか分からないと語る(Abedin says she doesn't know how her emails ended up on Weiner's laptop: report

 

レベッカ・サヴランスキー筆

2016年10月31日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/303540-abedin-says-she-doesnt-know-how-her-emails-ended-up-on

 

ヒラリー・クリントンの長年の側近フーマ・アベディンは同僚たちに対して、別居中の配偶者のノート型パソコンにどうして自分のEメールがあったのか全く分からないと語った、と『ポリティコ』誌が報じた。

 

ポリティコ誌の記事によると、アベディンは、FBIがアンソニー・ウェイナー元連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)所有のノート型パソコンから彼女のEメールを見つけたことを知り、驚愕したと語った、と語った。

 

先週金曜日、ジェイムズ・コミーFBI長官は連邦議会に書簡に送り、その中で、ヒラリーの国務長官在任中の私的Eメールサーヴァーの捜査に「関連する」と思われる新たなEメールの調査を行うと述べた。アベディンのコメントはこのニュースの後に出た。

 

ウェイナーはインターネット上で15歳の女性と関係を結んだ容疑で全く別の捜査を受けており、新たなEメールはその捜査過程で発見された。

 

日曜日、FBIは、ウェイナーに対する捜査に関連するノート型パソコンから新たに発見したEメールを調査する許可を得たというニュースが出た。

 

選挙の投開票日の約1週間前になっての新たなEメールの調査が行われることになって、政治の世界は荒らしの直撃を受けたような状態になっている。

 

民主党とヒラリーの側近たちは、新たに発見したEメールの重要性についてもっと詳細な情報を公開するようにFBIに求めている。エリック・ホルダー前司法長官は日曜日にある新聞に論説記事を発表し、その中でコミー長官の書簡送付の決定を非難し、コミーは間違いを犯したと述べた。

 

民主党連邦上院院内総務ハリー・リード連邦上院議員(ネヴァダ州選出、民主党)は、コミーは書簡を送るという決定をしたことについて法律違反をしていることになると語った。

ヒラリー選対のメンバーはコミーの書簡が前代未聞のことだと異口同音に主張している。

 

一方、共和党大統領選挙候補者ドナルド・トランプの側近たちは、民主党のヒラリーを攻撃しようとして、新しい情報を利用している。

 

発見されたEメールの重要性については明確になっていない。

 

日曜日、ヒラリー選対のジョン・ポデスタ委員長は、アベディンはFBIの捜査に十分に協力していると語っている。

 

ポデスタはCNNの「ステイト・オブ・ザ・ユニオン」に出演し、「アベディンは現在マスコミが報道して私たちが見聞きしていること以上のことは知らないと思う」と語った。

 

ポデスタは続けて次のように語った。「適切な当局がフーマ・アベディンに質問するだろう。彼らは彼女に質問するだろう。アベディンは捜査に誠心誠意協力するだろう」。

 

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 古村治彦です。

 

 ヒラリーのEメール問題ですが、FBIの捜査官たちの執念が実ったということが言えるように思います。今年の7月にジェイムズ・コミーFBI長官が刑事訴追をしないように司法省に勧告しましたが、このことで現場の捜査官たちは怒り狂ったということです。

 

 そして、今回、ヒラリーの側近フーマ・アベディンの別居中の夫アンソニー・ウェイナー元連邦下院議員の性的なメッセージを未成年に送ったという容疑の捜査の過程で、ウェイナーのノートパソコンが押収され、残っていた65万通のEメールが捜査の対象となり、その中から機密情報が含まれるEメールが見つかったということがこれまでの状況です。

 

 今回の事件の進展は、ヒラリーEメール問題で悔しさを味わった捜査官たちの執念が実った、古い言葉で言いますと、「天網恢恢、疎にして漏らさず」ということになるかと思います。

 

 そして、ウェイナーというダメ男が最後の最後でヒラリーに仇をなしたということになります。禍福はあざなえる縄のごとし、盛者必衰会者定離、と公団のように言いたくなります。

 

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FBI捜査官たちはコミーの発表の数週間前にEメールの存在を認識(FBI agents knew of emails weeks before Comey did: report

 

レベッカ・サヴランスキー筆

2016年10月30日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/303502-fbi-agents-knew-of-emails-weeks-before-comey-did-report

 

FBI捜査官たちは、ヒラリー・クリントンの私的なEメールサーヴァー使用に関する捜査に「関連する」と発表されたEメールの存在を今月の初めに認識していたが、先週までジェイムズ・コミーFBI長官に報告していなかったという話が出ている。

 

『ワシントン・ポスト』紙は、コミーは先週の木曜日に新たなEメールの存在を教えらえた、と報じている。

 

投開票日まで2週間を切った先週金曜日、コミーは連邦議会に書簡を送り、クリントン元国務長官の捜査に「関係する」Eメールが発見され、FBIはこれらのEメールを調査すると報告した。

 

コミーFBI長官は、捜査ティームが「新たに発見したEメールを捜査官たちが調査できるようにするために適切な捜査手順を踏む」ことになると述べた。

 

ワシントン・ポスト紙によると、FBI捜査官たちは10月の初めに新しいEメールを発見したが、それをコミー長官に報告するのに数週間待った理由は明確になっていないということだ。新しいEメールは、別の事件の捜査の過程で押収したコンピューターから発見された。

 

アンソニー・ウェイナー元連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)が15歳の女性とインターネット上で性的な関係を結んだという容疑で捜査されている過程で、Eメールが発見された。ウェイナーは、ヒラリーの長年の側近フーマ・アベディンの配偶者であるが現在は別居中だ。

 

金曜日に連邦議会に送った書簡の中で、コミーは「発見した新たなEメールの重要性」についてFBIは分かっていないと書いている。ヤフー・ニュースは土曜日、FBIは新たに押収したEメールを調査する権限を認められていないと報じた。

 

金曜日に書簡の存在が報じられて以降、民主党はFBIに対して、Eメールに含まれている情報をもっと出すように求め、また、それらが重要なものかどうかを明確にするように求めている。

 

2016年7月、コミー」FBI長官は、ヒラリーの国務長官在任中の私的Eメールサーヴァー使用を刑事訴追しないように勧告したと発表した。

 

共和党大統領選挙候補者ドナルド・トランプはこの状況を「ウォーター事件以来最大のスキャンダル」と呼んだ。

 

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FBIはウェイナーのノートパソコンに残っていた65万通のEメールを調査(FBI to review 650,000 emails on Weiner's laptop: report

 

ジェシー・ヘルマン筆

2016年10月30日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/303510-fbi-to-review-650000-emails-on-weiners-laptop-report

 

『ウォールストリート・ジャーナル』紙の報道によると、FBIは、ヒラリー・クリントンの私的Eメールサーヴァーの事件に関連する証拠を見つけるために、アンソニー・ウェイナー元連邦下院議員のノートパソコンに残っていた65万通のEメールを調査することになる、ということだ。

 

ウェイナーのノートパソコンに残っていた65万通のEメールという巨大データの中に、ヒラリーが国務長官在任中に彼女の私的なEメールサーヴァーを通じて、やり取りされたEメールが数千通も含まれている可能性がある。

 

ヒラリーのEメール事件の捜査には裁判所の命令が必要であった。なぜなら、今回見つかったEメールは、ウェイナーに対する全く別の事件の捜査の過程で見つかったものだからだ。ウェイナーはヒラリーの側近中の側近フーマ・アベディンの配偶者であるが、現在は別居中だ。

 

日曜日のウォールストリート・ジャーナル紙の報道では、裁判所の命令が遅れて出た、ということで、遅滞の理由は明らかにされていない。

 

ウォールストリート・ジャーナル紙は以下のように報じている。ウェイナーのEメールの調査には最低でも数週間は必要となると見込まれている。調査の結果によって、アベディンと国務省との間でやり取りされた業務に関連するEメールであるかどうかが決定される。また、ウェイナーのEメールのうち、どれくらいの数のEメールがヒラリーのEメール問題の過程で既にFBIによって調査されたもののコピーであるか、またどれくらいのEメールに機密情報が含まれているかが明らかにされる。

 

ジェイムズ・コミーFBI長官は金曜日、連邦議会に書簡を送り、新たなEメールの発見を報告した。これを受けて、共和党と共和党の候補者ドナルド・トランプは怒り狂っている。

 

ヒラリー選対は、投開票日まで2週間を切った段階での発表というタイミングについて疑念を呈している。そして、日曜日、コミーに対してもっと情報を出すように求め、Eメール問題についてのヒラリー側からの疑問を列挙する映像の放映を始めている。

 

ヒラリー選対のマスコミ担当ブライアン・ファロンは日曜日、ウォールストリート・ジャーナル紙の記事についてツイッター上で反応した。

 

ファロンは、「これらはFBIからの誤ったリークであって、恥ずべき行為だ」とツイートした。

 

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 古村治彦です。

 

 ヒラリーのEメール問題で新たなEメール発見というFBIの発表はアメリカ政界に激震させました。「このまま何もなければヒラリー勝利(私もそう思っていました)」という雰囲気が一変しました。まさにオクトーバー・サプライズです。

 

 複数の報道によると、今回の発表に関して、司法省のロレッタ・リンチ長官は、ジェイムズ・コミーFBI長官に対して、発表を控えるようにと助言したということです。しかし、コミー長官は連邦議会に対して、報告の書簡を送り、その書簡がメディアによってすっぱ抜かれた形になりました。

 

 共和党側や保守系のグループはこのタイミングに便乗してヒラリー側への批判を強めています。トランプ支持を撤回もしくは表明しない共和党議員たちもこの発表に関しては、一致団結してヒラリーを攻撃できるということで、ありがたがっているでしょう。しかも、Eメールが見つかったのが、わいせつな事件を立て続けに起こしたアンソニー・ウェイナー元連邦下院議員(ヒラリーの側近フーマ・アベディンの別居中の夫)のパソコンからということで、これもまた攻撃し甲斐があるポイントです。

 

 しかし、コミー長官の連邦議会への書簡の内容は曖昧過ぎて、内容がよく分かりません。機密情報を含むと思われるEメールが、全く別の事件の証拠物から発見されたということですが、それがどのように事件化されていくのかは分かりません。FBIは今年7月にヒラリーのEメール問題について、「機密情報の取り扱いについてきわめて杜撰で注意不足であったが意図的に間違った取扱いをしたという証拠がなかった」として司法省に対して、ヒラリーの刑事訴追を行わないように勧告し、ヒラリーのEメール問題は事件化しませんでした。これが再び事件化されるのか、それともウェイナー・アベディン事件として、この2人を中心として、最悪この2人の逮捕まで行く形で事件化するのかは分かりません。

 

 しかし、選挙の最後の最後、マラソンで言えばトラック勝負の残り100メートルで、ヒラリーはつまずく形になりました。トランプは元気に追い上げています。ゲティスバーグでの政策演説で、彼は「変化をもたらす候補者」であるとアピールすることに成功し、支持率を回復させていっている途上で、ヒラリーが転んだのです。

 

 繰り返しになりますが、私は、今回の大統領選挙はヒラリーの支持率の急落の可能性も含めて、五分五分の勝負、トランプにしてみれば、土壇場で逆転ホームランが出た分、トランプに有利になったのではないかと考えています。

 

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オクトーバー・サプライズ:FBIはヒラリー私的Eメールサーヴァー事件に関して新たなEメールの調査を開始(October surprise: FBI reviewing new emails in Clinton server case

 

ケイティ・ボー・ウィリアムズ筆

2016年10月28日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/policy/national-security/303300-fbi-reopening-clinton-email-investigation

 

金曜日、FBIは、ヒラリー・クリントンの私的Eメールサーヴァー使用に関する捜査に「関連する」新たなEメールを分析評価していると発表した。この発表は大統領選挙の投開票日まで1週間以上前に起きた驚くべきそして予測不可能な動きとなった。

 

連邦議会に送られた書簡の中で、FBI長官ジェイムズ・コミーは、FBIは「捜査に関連することが明らかな」新たなEメールが存在することを発見したと述べた。このEメールは、「無関係な事件の関連で」発見されたとコミーは書いているが、それ以上の説明をしていない。

 

法執行機関FBIの幹部職員たちは、『ニューヨーク・タイムズ』紙に対して、次のように語った。「FBIがヒラリー・クリントンの側近フーマ・アベディンと別居中の配偶者アンソニー・ウェイナーが所有しているコンピューターを押収し、それからEメールが発見された。ウェイナーは現在、未成年の女性に対してわいせつな内容のメッセージを送った容疑で捜査を受けている」。

 

FBIの捜査ティームからの情報提供を受けた後、コミーは、「Eメールが機密情報を含んでいるのかどうかを決定し、我々の捜査にとっての重要性を評価するために、FBIが適切な操作手順を踏むことに同意」した。

 

コミーは、新しいEメールが「重要」であるかどうかをFBIが分析するのにどれくらいの期間が必要かを予測することはできないと述べた。これは、捜査が11月8日の投開票までヒラリーの頭の中を占めることになることを意味する。

 

FBIの驚くべき発表は大統領選挙に影響を与えた。ヒラリーの私的なEメールシステムを政府の業務のために使った問題を選挙の投開票日11日前に政治のスポットライトの前に引きずり出すことになった。

 

共和党の大統領選挙候補者ドナルド・トランプは、私的Eメールサーヴァー使用に関して、ヒラリーを非難してきた。トランプはこの問題を取り上げて、「彼女は大統領に不適格だ」と主張してきた。トランプは、金曜日午後の選挙集会でFBIの決定を取り上げた。彼は世論調査で再び盛り返そうとしている。

 

トランプはニューハンプシャー州マンチェスターで開いた選挙集会で「ヒラリー・クリントンの腐敗は私たちがこれまで見たことがないほどに大規模だ」と語った。数千の参加者たちは「彼女を逮捕せよ(ロック・ハー・アップ)」と叫んだ。

 

トランプは続けて次のように語った。「私たちはヒラリーが大統領執務室に犯罪行為を持ち込むことを許してはならない。私はFBIと司法省に対して心からの敬意を表する。彼らは自分たちが犯した大きな過ちを正そうとする勇気を持っている」。

 

共和党とヒラリーに対する批判者たちは今回の発表のタイミングに便乗した。今回の発表は、「FBIは、ヒラリーとヒラリーの側近たちが罪を犯したことを示す重要な証拠を見つけた」ことを示しているのだと人々は考えている。

 

連邦下院法務委員会ボブ・グッドラテ委員長(ヴァージニア州選出、共和党)は声明の中で次のように述べている。「FBIがクリントン元国務長官に対する捜査を再開するという決定を下した。このことは、連邦下院法務委員会がここ数カ月主張してきたことを強化するものだ。私たちの主張は、クリントン元国務長官の私的Eメールサーヴァー使用について知れば知るほど、彼女と彼女の側近たちが間違った行動をし、国家安全保障を危機に晒してきたのは明白になっていく、というものだ」。

 

リバータリアン党の大統領選挙候補者ゲーリー・ジョンソンはCNNに対して、「何か重要なことがあるのだろう」と述べた。

 

連邦下院議長ポール・ライアン(ウィスコンシン州選出、共和党)は声明の中で、ヒラリー・クリントンは大統領選挙候補者に対して行われる国家機密情報の伝達から除外されるべきだと述べた。

 

ライアンは声明の中で次のように述べた。「繰り返しになるが、ヒラリー・クリントンは、誰でもない、彼女自身をこそ非難すべきだ。彼女は信頼を受けて我が国の最重要の機密を任されていた。彼女は高度の機密情報を不注意に間違って取り扱うことでこの信頼を裏切った」。

 

ライアンは続けて次のように述べた。「今回の決定は長年待ち望まれたものである。そして、これは、クリントン前国務長官の乱脈な私的なEメールサーヴァー使用と連邦捜査官に対する更なる協力の口説が招いた結果である。私は、今回の問題が完全に解決されるまで、クリントン前国務長官に対しての全ての機密情報伝達を停止するように国家情報局長官に再び求めるものである」。

 

しかしながら、金曜日のコミーの書簡では回答が与えられていない点も多い。その中でもとくに重要なのは、誰がEメールを送ったかという疑問だ。

 

法執行機関FBIのある幹部職員は、NBCニュースに対して、連邦議会に送られた書簡は、「詳細が書かれないよう用心深く」書かれていると述べている。

 

今回の発表のタイミングに疑義を呈したり、FBIは有権者に対してより完全な説明を行うように求めたりしている人々もいる。

 

オハイオ州知事ジョン・ケーシック(共和党)の大統領選挙の選対に参加したジョン・ウィ―ヴァーはツイッター上で次のように書いている。「コミー長官はより完全な説明をする必要がある。これは新たに発見されたEメールを調査分析しているというものなのか?それとも捜査再開ということなのか?問題が多過ぎてよく分からない」。

 

2016年7月、FBIはクリントン前国務長官が私的なEメールサーヴァーを通じて機密情報を誤って取り扱っていたのかという問題に関する1年に及ぶ捜査を終了したと発表した。この捜査は行政的な観点から正式には終了してはいなかった。

 

この時、コミーはヒラリーを「過度の注意不足」と激しく批判したが、司法省に対して刑事訴追をしないように勧告した。これによって、ヒラリーは訴追されるべきだと主張していた共和党側は激怒した。

 

コミーFBI長官は、繰り返し、ヒラリーの私的なサーヴァー使用は刑事事件に相当しないと述べた。その理由として、捜査官たちは、ヒラリーが機密情報について意図的に間違った取扱いをしていたことを証明する証拠を集められなかったことを挙げている。それでもヒラリーに対する捜査で、機密と付いた情報がヒラリーのサーヴァーを通過していたことは明らかにされた。

 

ヒラリーは、私的Eメールサーヴァー使用について謝罪し、「間違い」であったと述べた。

 

FBIの捜査は、連邦議員たち、トランプと保守系の諸グループからの厳しい精査の下にある。これらの人々や団体は、ヒラリーがオバマ政権下の司法省から有利になる取り扱いを受けたと確信している。

 

ヒラリーの私的Eメール使用事件に関連して数百ページの文書がFBIによって公開された。その中には、捜査官による聴取の公的な記録(要約)が含まれていた。また、国務省は現在、捜査期間中に発見された大量のEメールを公開しつつある。

 

ヒラリーを刑事告訴しないという司法省の決定に対する批判者たちは、これらの文書が次々と明らかにされることを受けて、「こうしたことは捜査が間違っていたことを示す」証拠だと主張してきた。

 

金曜日の早朝、保守系の監視団体ジュディシャル・ウォッチはFBIに対して裁判を起こしたことを発表した。ジュディシャル・ウォッチは、FBIは「腐敗の雰囲気」に満ちていると主張し、FBIの捜査に関連する記録の公開を求めている。

 

コミーは捜査結果の正しさについて弁明を行った。

 

2016年9月の連邦下院法務委員会の公聴会でコミーは次のように述べた。「私たちが間違っていると仰ることは理解できます。しかし、卑怯者だと呼ばれるのは心外です。私たちは誠実に職務を遂行しています。捜査の結果に同意されるかどうかは別として、私たちは皆さんが望まれる形で捜査を行っています」。

 

金曜日、コミーの書簡の存在を最初に報道したのはNBCニュースだ。

 

コミーの書簡の全文は以下の通り。

 

「以前の連邦議会での証言の中で、私は、連邦捜査局(FBI)はクリントン前国務長官の私的なEメールサーヴァーの捜査は終了したと述べた。私は前回の議会証言に補足したいことがあり本書簡を書く。

 

クリントン前国務長官とは関係のない事件に関連して、FBIは、クリントン前国務長官の事件と明らかに該当するEメールが存在することを発見した。捜査ティームがこのことを私に報告したのは昨日であったことを表明する。そして、FBIが捜査官たちに対して、発見されたEメールの中に機密情報が含まれているのかどうかを検証し、捜査にとっての重要性を評価することが出来るように適切な捜査手順を踏むことに同意する。

 

現在のところ、FBIは今回発見された材料が重要なのかどうかを評価できない。また、私は追加的な捜査がいつまで続くものかを予測することはできない。以前の私の証言を考慮して、FBIの捜査について貴委員会に最新情報を提供することが重要だと確信している」。

 

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●「FBI、クリントン氏メール問題の調査再開 選挙戦に打撃」

 

AFP=時事 10/29() 3:56配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161029-00000000-jij_afp-int

 

AFP=時事】(更新)米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏が国務長官時代に私用電子メールサーバーを使っていた問題で、連邦捜査局(FBI)は28日、「関連すると思われる」新たなメールが見つかったことを受け、調査を再開したことを明らかにした。選挙戦をリードする同氏への大きな打撃となる。

 

 FBIのジェームズ・コミー(James Comey)長官は上下両院の各委員会委員長に宛てた書簡で、一連の新たなメールに機密情報が含まれていたかを判断する「適切な調査」をFBIが行うと説明。さらに、これらのメールが「調査に対して持つ重要性を評価」する意向を示した。

 

 FBIは以前にもクリントン氏の私用メール問題を調査していたが、今年7月、違法行為の証拠はないとして、調査の終了を発表していた。コミー長官は新たなメールについて、前回の調査とは「無関係の事案と関連して」見つかったと説明している。

 

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によると、新たなメールの存在は、クリントン氏の側近であるフーマ・アベディン(Huma Abedin)氏とその夫のアンソニー・ウィーナー(Anthony Weiner)元下院議員が所有していた電子機器が押収されたことにより明らかになった。

 

 民主党所属のウィーナー氏は、インターネット上で女性とみだらな写真を交換していた事実が発覚したことにより下院議員を辞職。現在、15歳の少女と性的なメッセージを交わした疑いで、FBIの捜査対象となっている。

 

 大統領選をクリントン氏と争う共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は今回の発表にすぐさま反応。ニューハンプシャー(New Hampshire)州マンチェスター(Manchester)で開いた集会での演説で、国務長官在任中に私用メールサーバーを使用したクリントン氏には大統領の資格はないと批判した。

 

 一方、クリントン陣営の選対部長を務めているジョン・ポデスタ(John Podesta)氏は、コミー長官の書簡に激しく反発し、調査に関する詳細な情報の公表を要求した。【翻訳編集】 AFPBB News

 

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 古村治彦です。

 

 オクトーバー・サプライズが起きました。しかも全く予測できなかったところから。ここ最近、「アメリカ大統領選挙の結果はもう決まったなぁ」と思い、日本政治の方に関心を持っていたのですが、今週末に大変なことが起きました。

 

 FBIが、ヒラリー・クリントンのEメール問題に関連する可能性がある新たなEメールを発見したと発表しました。大統領選挙投開票日まで残り10日余りの段階で、このような発表をするのは、よほどの自信、確信がなければできないことです。大した内容でなければFBIの政治介入ということになって、長官以下、幹部職員から関わった捜査官まで全員処分の対象になります。更迭、粛清ということになります。

 

 見つかったEメールに、機密情報が含まれている可能性があり(とFBIが述べていますが、こういう発表をしたのですから、含まれているということでしょう)、それを慎重に調査分析するということをFBIのジェイムズ・コミー長官は連邦議会に報告しました。

 

 この新たなEメールが見つかったのは、ヒラリーとは無関係(でもないとも言えます)のアンソニー・ウェイナー元連邦下院議員の事件の捜査の過程です。ウェイナーは、ヒラリーの側近中の側近、2人目の娘とまで呼ばれるフーマ・アベディンの夫(別居中)です。ウェイナーは連邦下院議員をしていたのですが、わいせつな内容のメッセージ(自分の性器の写真)を複数の女性に送ったことが明らかになり、議員辞職をしました。これは呆れた出来事ですが、犯罪ではありません(相手が嫌だと言うのに無理やり送ったら犯罪ですが)。

 

 現在ウェイナーが捜査を受けているのは、15歳の女性にわいせつなメッセージを送ったという容疑です。これもまた自分の性器を写した写真を送ったというものです。よほど自分の性器に自信があるのか、露出狂なのかと呆れてしまいますが、今回は、未成年の女性との性的な関係ということで犯罪となります。また、ウェイナーにはアベディンとの間に設けた息子(まだ幼児です)がいるのですが、送った写真の中に彼の幼い息子さんが写りこんでおり、それが幼児虐待に相当するということにもなっています。

 

 別件で色々と調べていたら、ヒラリー関連のEメールが出てきちゃった、瓢箪から駒、ということのようですが、FBIの現場捜査官たちは、狙ってやったんだろうと思います。大手門から攻めようとして失敗(7月に刑事訴追に相当せずという判断が下った)、ということなので、搦め手から攻めたらうまくいったということだと思います。

 

 今回のことで、ヒラリーのEメール問題が最後の最後で再び中心的な話題となります。これからの1週間、ヒラリーのEメール問題は蒸し返され、ヒラリーの支持率はこれまでも下がってきましたが(このブログで既にお知らせしています)、更に下がっていくでしょう。

 

私は、今回の大統領選挙はヒラリーの支持率の急落の可能性も含めて、五分五分の勝負、トランプにしてみれば、土壇場で逆転ホームランが出た分、トランプに有利になったのではないかと考えています。

 

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ウェイナーに対する捜査の中で、新たなクリントンEメールが発見された(New Clinton emails discovered in Weiner investigation: report

 

ケイティ・ボー・ウィリアムズ筆

2016年10月28日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/policy/national-security/303333-new-clinton-emails-discovered-in-weiner-investigation-report

 

FBIが発見した新たなEメールは、ヒラリー・クリントンの私的Eメールサーヴァー使用の捜査に「関連している」可能性があるとFBIは発表した。『ニューヨーク・タイムズ』紙が報道したところによると、新たなEメールは、ヒラリーの長年の側近フーマ・アベディンと彼女の別居中の配偶者アンソニー・ウェイナー所有のコンピュータをFBIが押収して、それから発見された、ということだ。

 

元連邦下院議員アンソニー・ウェイナーは現在、未成年の女性との間で性的な関係を持ったという容疑で捜査を受けている。

 

先月、『ザ・デイリー・メール』紙は、ウェイナーからひわいなメッセージを送られたと主張する15歳の女性インタヴューを掲載した。

 

ウェイナーは、ひわいなメッセージを複数の女性に送ったことが明らかになった後、2011年に連邦下院議員を辞職した。

 

連邦議会に送られた書簡の中で、FBI長官ジェイムズ・コミーは、FBIは「捜査に関連することが明らかな」新たなEメールが存在することを発見したと述べた。このEメールは、「無関係な事件の関連で」発見されたとコミーは書いているが、それ以上の説明をしていない。

 

FBIの捜査ティームからの情報提供を受けた後、コミーは、「Eメールが機密情報を含んでいるのかどうかを決定し、我々の捜査にとっての重要性を評価するために、FBIが適切な操作手順を踏むことに同意」した。

 

コミーは、新しいEメールが「重要」であるかどうかをFBIが分析するのにどれくらいの期間が必要かを予測することはできないと述べた。これは、捜査が11月8日の投開票までヒラリーの頭の中を占めることになることを意味する。

 

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 古村治彦です。

 

 このブログでも以前ご紹介したヒラリーの側近、「2人目の娘」とも呼ばれ、一部には「同性愛の恋人」とも噂されているフーマ・アベディンが離婚を発表しました。

humaabedinanthonyweiner002
 

 夫アンソニー・ウェイナーはニューヨーク州選出の民主党所属連邦下院議員だった2011年に、自分の性器を写した写真をツイッターを使ってある女性に送ろうとして誤って掲載してしまい、議員辞職してキャリアを棒に振った人です。2011年のスキャンダルをすっぱ抜いたのは、ブライトバート・ニュースで、ここの元会長スティーヴ・バノンがトランプ選対の運営責任者となっています。

 

 議員辞職後はニューヨーク市長選挙に出馬して落選、その後はロビー活動やコンサルタントをしていたようですが、主には2010年に結婚したフーマ・アベディンの活躍を支える主夫をしていたようです。2011年に生まれた息子の世話を家族と協力しながらやっていたということです。

 

 ウェイナーはヒラリーのライヴァルだったバーニー・サンダースやドナルド・トランプを批判する発言をしていましたが、私はそれらを読んで、どうも頓珍漢なことを言う人だなと感じていました。批判の矛先がずれているというか、ただのいちゃもんだろうという感じがしていました。下の記事にあるように、トランプに対する発言は、「お前は何を言っているんだ?」というレヴェルです。

 

 ヒラリーの「娘」と呼ばれるフーマ・アベディンですが、「母」であるヒラリーも夫ビル・クリントン元大統領の不倫スキャンダルに何度も見舞われました。モニカ・ルインスキーという名前を覚えている人も多いと思います。この血のつながりがない「母娘」は、配偶者で苦労するという点でよく似ています。

 

(貼り付けはじめ)

 

フーマ・アベディンが、新たなセクスティング・スキャンダル発覚で夫と別離(Huma Abedin separates from Anthony Weiner after latest sexting scandal

 

レベッカ・サヴランスキー筆

2016年8月29日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/news/huma-abedin-anthony-weiner-separation-separating-sexting-scandal-hillary-clinton

 

ヒラリー・クリントンの長年の最側近フーマ・アベディンは月曜日、夫アンソニー・ウェイナーとの別離を発表した。元連邦下院議員で何かとお騒がせのウェイナーに、性的な写真やメッセージを携帯電話やインターネットを通じて送る行為に関する新たな疑惑(sexting[セクスティング]sextextingの合成語)が浮上したばかりだった。

 

アベディンは声明の中で、「長い時間を掛けた苦痛を伴う結婚に関する熟慮の末、私は夫と別離する決心をしました」と述べた。

 

アベディンは続けて、「アンソニーと私は息子にとって最良のことを行うために全力を尽くすという点では変わりません。息子は私たちの人生にとって光です。この困難な時期、私は皆さんに私たちのプライヴァシーを尊重してくださるように希望します」。

 

アベディンの声明が出される前日の日曜日、ウェイナーがよちよち歩きの息子がうしろにいる自身の股間を写した写真をある女性に送っていたという報道が出た。

 

ウェイナーは2011年に同様の行為で自身のキャリアを棒に振ってしまった。『ニューヨーク・ポスト』紙の報道は次の通りだ。ウェイナーは2015年7月31日に、ある女性とメッセージを交換していた。その中で、ウェイナーは露骨な話題に移り、「誰かさんが僕のベッドに上ってきた」と書いた。

 

彼は毛布にくるまっている息子と一緒に自分の股間を写した写真をメッセージに添付して女性に送った。

 

ニューヨーク・ポスト紙の報道によると、この女性は「あなた、この写真の中にちっちゃなウェイナーちゃんが写っているのに気付いてる?」と返事をしたということだ。

 

今回の報道がなされた後の月曜日、ウェイナーはツイッターアカウントを削除した。

 

ウェイナーがツイッターアカウントの使用を通じて恥をかくのは今回が初めてではない。It

 

ウェイナーは、以前にも別の女性に自身の裸の写真を送っていたことが発覚し、2011年に連邦下院議員を辞職した。ウェイナーは私的に表に出ない形で送っていたつもりが公の場で送ってしまっていた。

 

ウェイナーは最初はツイッターに写真を掲載したことを否定したが、後にニューヨークで開いた記者会見で、性的なメッセージのやり取りをしたことを認めた。

 

議員辞職をする際、ウェイナーは公式に謝罪し、自身の行動を改めると述べた。

 

アベディンはこの騒動の後もウェイナーを支えた。そして、ウェイナーは2013年のニューヨーク市長選に立候補した。

 

ウェイナーは、最初のスキャンダルが公になった後も、性的なメッセージを送り続けていることが明らかになるというスキャンダルにも見舞われた。

 

2016年、ドキュメンタリー映画「ウェイナー」がサンダンス映画祭でプレミア上映された。この映画は、2013年の市長選を中心にしてアベディンとウェイナーを追いかけたもので、市長選がアベディンに与えた影響を描き出している。

 

アベディンは今年の初め、「コール・ユア・ガールフレンド」のポッドキャストに出演して、インタヴューに応じ、苦境について語った。

 

アベディンは、「結婚とは、パートナーがパートナーを支えることで、どんな状況でも続けられるものです。これは政治の世界にいる、いないは関係ありません」と語った。

 

アベディンは続けて次のように語った。「政治の世界にいると、結婚というものに少し、ほんの少し困難が伴いますね。それは、私生活が、みんなが自分の私生活をのぞき見しようとするからです。カップルの1人が一般人で、もう1人が政治の世界にいるといううちと同じパターンの場合、私生活が自分ではどう対処しようもない形で世界中に見られてしまうことになります」。

 

「しかし、お互いが支え合えば、結婚はうまくいきます」。

 

ポッドキャスト出演中、アベディンは多くの時間を割いてヒラリーの選挙運動のために働いており、それは夫が息子の面倒を見てくれているからだと述べた。

 

アベディンは次のように語った。「私には4歳になる息子がいます。もし配偶者の助けがなければ、私は今やっているような仕事をすることはできなかったでしょう。配偶者は進んで家にいて火事や息子の世話をしています。だから私は外に出て働けるのです」。

 

アベディンは更に次のように語った。「私は息子がいつもどうしているかなと気になっています。しかし、心配はしていません。なぜなら、アンソニーとアンソニーの親族、そして私の母と親族が小さな村を形成して、息子を見ていてくれるからです。母は素晴らしい女性で、私たちを助けてくれています。ですから私は外に出て、私は仕事を持つ女性として最高にパフォーマンスを発揮しようと努力できるのです。それは、このような助けがあるからです」。

 

ウェイナーは今年7月に『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューに応じた。その中で、彼をトラブルに引きずり込んだ行為を今でも行っているのかと質問され、「私はお話しのようなことを行うことはありません」と答えていた。

 

そして、ウェイナーは次のように語った。「しかし、私は次のことは申し上げたいと思います。トランプ氏のこれまでの行為を見聞きした多くの人々が私にこういうのは間違いないでしょう。“おい、ロシア人に誰かのEメールをハッキングするように頼むことに比べたら、お前がやったことはまぁ大したことじゃないな”、とね」。

 

共和党大統領選挙候補者ドナルド・トランプは、月曜日に声明を発表し、その中で夫との別離を決断したアベディンを、皮肉を込めて褒めた。

 

トランプは、「フーマは賢い決心をした。私はアンソニー・ウェイナーをよく知っている。フーマは彼がいない方がもっとうまくやれるだろう」と述べた。

 

トランプは更に次のように述べている。「私はアメリカにとって心配に感じているだけだ。それは、ヒラリー・クリントンは高度に機密性の高い情報を扱う側近の中にウェイナーを加えていたことだ。これは彼女の注意力不足と怠慢の証拠だ。ウェイナーが機密情報に接し、それを誰かに話した可能性があるではないか?これはヒラリー・クリントンの間違った判断のもう一つの証拠だ。我が国と我が国の安全保障がこれで大きく損なわれた可能性はある」。

 

トランプは今月に入ってウェイナーのことを「間違いだらけのイカサマ野郎」とこき下ろしていた。

 

ウェイナーの今回のスキャンダルは彼の結婚生活以外にもダメージを与えそうだ。W

 

『ニューヨーク・デイリー・ニューズ』紙の論説担当編集のジョシュ・グリーンバーグは、『デイリービースト』誌の取材に対して、これまでウェイナーに論説の執筆を担当してもらっていたが、今後は依頼を行わないと述べた。

 

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