古村治彦です。
8月19日からの民主党の全国大会でのジャンプアップを目指して、民主党内では「団結」を求めて、カマラ・ハリスに候補者を一本化しようという動きが加速している。民主党の有力者たちや議員たちが次々とハリス支持を表明している。その中で、昨日までハリス支持を表明していない有力者がバラク・オバマ元大統領とミシェル・オバマ元大統領夫人(ファーストレイディ)だ。先週末の報道では、オバマがジョー・バイデンへの撤退について話しをし、ハリスには自身の大統領選挙の選対スタッフ出身者たちを集めて(デイヴィッド・プルーフ元大統領上級顧問など)、ハリス選対を助けるという報道が出ていた。オバマは、バイデンの撤退決定については称賛したが、ハリス後継には支持をしなかった。
連邦議会民主党の重鎮クラスも即座のハリス支持を明言しなかったが、ナンシー・ペロシ元連邦下院議長、チャック・シューマー連邦上院多数党(民主党)院内総務、ハキーム・ジェフリーズ連邦下院少数党(民主党)院内総務は、民主党所属の議員団の動きを受けて、ハリス支持を表明している。
今回のバイデンの撤退決定とハリス後継支持で、民主党周辺は盛り上がっているが、「バイデンが後継に指名したということだけで、ハリスをそのまま候補者にして良いのか」という「そもそも論」が出ている。舞台裏でバイデンに様々な撤退圧力をかけて、「自発的な形を整えて」、バイデンを引きずり下ろして、ハリスを後継に据えるというのは見方によっては、全くもって「民主的」ではない。ハリスをきちんとした形で候補者に指名するプロセスをこれからやっていくことは難しいと誰でも分かるが、できるだけのことをするのが民主党の責務だ。民主党の予備選挙をハリスは戦わないままで候補者になる。これは、ハリス大統領の正統性をかなり弱めることになる。各州の予備選挙や党員集会で誰も名前を書いていない人物がいきなり候補者になるということになる。この点は民主党として、きちんと対処しなければ、流血の事件となった1968年の民主党全国大会を繰り返すことになる。奇しくも、今年の会場も1968年と同じくシカゴだ。
シカゴは、オバマ家の地盤である。ここで、流血の惨事とまではいかなくても、紛糾するような事態が起きれば、オバマ家の意向に傷がつく。その点で、オバマは非常に慎重に動いているのだろうと思う。また、自身が最後に支持を表明して、「誰が最高実力者なのか」ということを示したいということもあるだろう。
「ハリスでやるぞ」「新規まき直しだ」という浮かれた雰囲気が民主党内や支持者の間で出てきている。しかし、選挙は厳しいし、ハリスは「張り子の虎(paper tiger)」である。オバマはその点で、そうした雰囲気を払拭しようとしているのだろうと私は考えている。
(貼り付けはじめ)
後継指名されたハリス米副大統領、女性初・黒人初・アジア系初で脚光…実績乏しく民主党内に不安
7/22(月) 15:00配信 読売新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbd7728fe80cbbeceb758099688da1c3393f2d40?page=1
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbd7728fe80cbbeceb758099688da1c3393f2d40?page=2
【ワシントン=田島大志】11月の米大統領選からバイデン大統領(81)が撤退表明したことを受け、民主党は共和党のトランプ前大統領(78)に対抗できる後任選びに入った。バイデン氏が事実上の後継指名をしたハリス副大統領(59)が本命だが、党内が一枚岩でまとまるかどうかは不透明だ。
「トランプを打ち負かすため、民主党、我が国を団結させるために全力を尽くす」。ハリス氏は21日の声明で、党の正式指名を得ることに強い決意を示した。
民主党のビル・クリントン元大統領と妻のヒラリー・クリントン元国務長官は21日、連名の声明でハリス氏の支持を表明した。「今こそハリス氏を支援し、全力を尽くして当選のために闘う時だ」と結集を訴えた。
大統領選まで4か月弱と時間が限られる中、バイデン氏を支えてきた経緯もあり、党所属議員や支持団体の間ではハリス氏での一本化を図る動きが始まっている。バイデン氏が集めた選挙資金もハリス氏への引き継ぎは容易とみられている。
ハリス氏は、上院議員などを経て21年に女性初、黒人初として副大統領に就任した。母親はインド移民でアジア系としても初めてで、就任当初は脚光を浴びた。ただ、移民問題などを担当したバイデン政権では目立った実績に乏しく、国民的な人気は低迷している。
米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス(RCP)」がまとめた、トランプ氏との対決を想定した世論調査の平均支持率は、トランプ氏が43・5%に対し、ハリス氏は38・5%にとどまっている。
バイデン氏の撤退論が浮上する中、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(56)やミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事(52)らを推す声も出た。
21日に声明を出したオバマ元大統領も「党が傑出した候補者選びのプロセスを用意できると自信を持っている」としつつ、ハリス氏には触れなかった。党内ではトランプ氏に「勝てる候補」としてハリス氏に対する不安もくすぶる。
党大会直前での撤退は前例がないだけに、後継候補の選出も手探りとなる。
党全国委員会のジェイミー・ハリソン委員長は21日の声明で「団結した党として前進するための透明で秩序あるプロセスに着手する」と表明しつつ、具体的な選出方法は明らかにしなかった。米メディアによると、8月上旬にオンラインで代議員による指名投票を行う案のほか、8月19~22日の党大会の投票で選出する方法などが検討されている。
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ペロシがハリスを民主党の大統領選挙候補者として支持(Pelosi endorses
Harris as Democratic nominee)
マイケル・シュネル筆
2024年7月22日
『ザ・ヒル』誌
https://thehill.com/homenews/campaign/4786197-pelosi-endorses-harris-democratic-nominee/
ナンシー・ペロシ前連邦下院議長(カリフォルニア州選出、民主党)は、ジョー・バイデン大統領が再選を望まないと発表した翌日に、カマラ・ハリス副大統領を民主党の大統領候補に正式に支持し、支援を表明した。
(依然として党内で重鎮である)ペロシ前議長の支持は、カリフォルニア州民主党がバイデンに水面下で選挙戦残留の決定を再考するよう圧力をかける上で重要な役割を果たしたため、ペロシの支持は重要だ。ペロシはバイデンが撤退発表した直後にハリスへの支持を差し控えたが、ペロシは月曜日に全面的な支持を表明した。
ペロシは声明の中で、「本日、私はこの国の将来に対する計り知れない誇りと限りない楽観をもってカマラ・ハリス副大統領をアメリカ大統領として支持する」と述べた。
昨年トップの座から退くまで、約20年にわたり、連邦下院民主党を率いてきたペロシは、ハリスが11月に党を勝利に導くと「全面的に確信している(full confidence)」と述べた。
ペロシは次のように述べた。「公式には、私はカマラ・ハリスが勤労者家庭(working
families)の擁護者として、特に女性の選択権のために闘う強さと勇気を見てきた。個人的には、カマラ・ハリスが強い価値観、信仰、公共奉仕への取り組みに根ざしていることを何十年も前から知っている。政治的には、誤解しないで欲しいのだが、政界の女性としてのカマラ・ハリスは非常に洞察力があり、私は彼女が11月に私たちを勝利に導いてくれると確信している」。
月曜日遅く、民主党全国大会のカリフォルニア州代表団の会議中に、ペロシはシカゴでの全国大会で、同団体がハリス氏を支持することを求める動議を提出した。
ペロシはハリスの初期の大統領選挙活動を支持した最新の連邦下院民主党議員となった。この選挙運動は、日曜日にバイデンが撤退した直後に開始され、選挙戦のトップの座を埋めるためにハリスを支持すると発表した。
しかし、カリフォルニア民主党は、バイデン大統領が選挙戦からの撤退を発表した直後に、ハリスへの支持を保留した数少ない著名な民主党員の一人だった。ペロシ、チャック・シューマー連邦上院多数党(民主党)院内総務(ニューヨーク州選出、民主党)、ハキーム・ジェフリーズ連邦下院少数党(民主党)院内総務(ニューヨーク州選出、民主党)、オバマ前大統領はいずれも、撤退のニューズを受けての声明でバイデンを称賛したが、ハリスを支持するまでには至らなかった。
他のヴェテランの民主党議員3人はまだハリスを支持していない。しかし、ハリスは、月曜日、連邦上院民主党ナンバー2のディック・ダービン上院多数党(民主党)幹事長(イリノイ州選出、民主党)、連邦下院民主党のナンバー2とナンバー3である、連邦下院少数党(民主党)幹事長のキャサリン・クラーク、民主党議員団長のピート・アギラール議員(カリフォルニア州選出、民主党)からの支持を獲得した。
ジャレッド・ハフマン連邦下院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は日曜日の短いインタヴューで本誌に対し、何人かの民主党幹部は、何者かではなく、ハリスを候補者とする何らかのプロセスを展開することを可能にするために、今のところ支持を保留している可能性があると語った。これは、彼女にとっては戴冠式のようだ。その戦略がハリスを「より強力で正当な(stronger and more legitimate)」候補者にするだろうと彼らは考えているのかもしれない。
ハフマン議員は「私はハリス副大統領が候補者になると完全に確信している。100%の確信を持っているが、これが多少の展開を許しても問題ない」と述べた。
ペロシは、先月の討論会での悲惨な成績を受けてバイデンが選挙戦に残留するという決断を再評価するよう圧力をかける上で、舞台裏で重要な役割を果たしたが、バイデンは撤退決定をするまでその決意を堅持していた。
今月初め、形勢がバイデン有利に傾き始めたとき、ペロシは大統領のお気に入り番組として知られるMSNBCの「モーニング・ジョー」に出演し、バイデンが選挙戦継続を明らかにしていたが、「彼がやると決めたことは何でもやって欲しい」と語った。
多くの連邦下院民主党議員は、ペロシのテレビ出演を受けてバイデンの撤退を求めるようになった。
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オバマはハリス支持にまで至っていない(Obama stops short of
backing Harris)
サラ・フォーティンスキー筆
2024年7月21日
『ザ・ヒル』誌
https://thehill.com/homenews/4784831-obama-stops-short-of-backing-harris/
バラク・オバマ元大統領は、バイデン大統領が再選に向けて立候補しないとの報道を受けて、バイデン大統領を「最高クラスの愛国者(patriot of the highest order)」と称賛したが、後任としてカマラ・ハリス副大統領を支持するまでには至らなかった。
オバマは声明の中で、「ジョー・バイデンはアメリカで最も影響力のある大統領の一人であり、私にとって親愛なる友人でありパートナーでもある。今日、私たちはまた、彼が最高クラスの愛国者であることを改めて認識している」と書いた。
オバマ元大統領は、ハリスには言及せず、党が「今後数日で前人未到の海域を航行する(navigating
uncharted waters)ことになる」と予想しているが、党の前進する能力に信頼を表明した。
オバマ大統領は声明文の後半で、「私たちの党の指導者たちが優れた候補者を生み出すプロセスを作り上げることができると、私は大いなる信頼を持っている。全ての人に機会を提供する、寛大で豊かで団結したアメリカというジョー・バイデンのヴィジョンは、8月の民主党全国大会で完全に明らかになるだろうと私は確信している。そして、私たち一人ひとりが希望のメッセージを伝え、11月以降も前進する準備ができていることを期待している」と述べた。
オバマは続けて、「今のところ、ミッシェルと私は、この危険な時期に、有能さと勇気をもって私たちを導いてくれた、そして、この国の建国の基礎となった自由と平等の理想への献身をしてくれたジョーとジルに対して、愛と感謝の気持ちを表したい」と述べた。
オバマは、バイデンがホワイトハウスで一緒に働いていた頃、バイデンと緊密な関係にあったことで有名だが、バイデンにとってこれがいかに難しい決断だったかを指摘し、バイデンが国にとって何が正しいかを考えていると確信していると付け加えた。
オバマはさらに次のように書いている。「ジョーが戦いから決して一歩も引かなかったことも知っている。彼にとって、政治情勢を見つめ、新たな候補者にトーチを引き継がなければならないと決断することは、間違いなく彼の人生の中で最も困難なことの一つだろう。しかし、それがアメリカにとって正しいと信じない限り、彼がこの決定を下さないことを私は知っている。これは、ジョー・バイデンの祖国愛の証であり、真の公僕が再び自分の利益よりもアメリカ国民の利益を優先した歴史的な例であり、将来の世代の指導者も見習うべきだろう」。
オバマ元大統領は、新型コロナウイルス感染拡大終結への貢献から雇用創出の記録、処方薬コストの引き下げ、気候変動への投資、労働組合への支援まで、バイデンの在任中の実績を称賛した。オバマは世界舞台でのバイデンのリーダーシップと、ロシアのウクライナ侵略に対してNATO諸国を団結させる役割を宣伝した。
オバマはバイデンの人柄を称賛した。オバマは、「彼の深い共感力と苦労して獲得した回復力、彼の基本的な良識と、誰もが大切だという信念がある。ドナルド・トランプ政権の特徴だった4年間の混乱、虚偽、分断から国を救い出したのはバイデンだ」と述べた。
オバマは次のように書いている。「この優れた実績が、バイデン大統領に再選に立候補し、彼が始めた仕事をやり遂げる権利を与えた。ドナルド・トランプを再びホワイトハウスに迎え入れ、共和党に連邦議会を支配させれば、彼が生涯をかけて闘ってきたこと、そして民主党が掲げることのすべてが危険に晒されることをバイデンは理解している」。
オバマ元大統領は次のように述べた。「ジョーは彼の政策と模範を通じて、私たちが最高の状態にあること、つまり信頼と誠実さ、優しさと勤勉といった昔ながらの価値観を大切にする国であることを思い出させてくれた。民主政治体制、法の支配、責任を信じている国だ。誰であろうと誰もが発言権を持ち、より良い生活を得るチャンスを得る権利があると主張する国だ」。
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ペロシ、ジェフリーズが2024年大統領選挙民主党候補者としてハリスを支持するに至っていない(Pelosi, Jeffries stop short of backing Harris as 2024 nominee)
マイケル・シュネル筆
2024年7月21日
『ザ・ヒル』誌
https://thehill.com/homenews/house/4784903-pelosi-jeffries-endorsement-harris/
ジョー・バイデン大統領が再選を目指さないと発表したことを受けて、日曜日、ナンシー・ペロシ元連邦下院議長(カリフォルニア州選出、民主党)とハキーム・ジェフリーズ連邦下院少数党(民主党)院内総務(ニューヨーク州選出、民主党)は、カマラ・ハリス副大統領を党の新たな候補者として支持するまでには至っていない。民主党が前途未踏の道に進む中、支持を表明しなかった。
ペロシとジェフリーズは、先月の討論会での悲惨な結果を受けて。バイデンの立候補に懸念を表明したと伝えられているが、両議員は大統領を称賛したが、ハリスの名前には言及せず、11月の大統領選挙で、誰を候補者に据えたいのかについても言及しなかった。
ペロシは声明で次のように述べた。「ジョー・バイデン大統領は、常に我が国を第一に考えてきた(put our country first)愛国的なアメリカ人だ。彼が残したヴィジョン、価値観、リーダーシップにより、彼はアメリカ史上最も影響力のある大統領の一人となった。常にアメリカの約束を信じ、人々にその約束を果たす機会を与えてくれたバイデン大統領に愛と感謝を捧げる。神はジョー・バイデンの偉大さと善良さでアメリカを祝福した」。
ジェフリーズもペロシの意見に同調し、バイデンを「アメリカ史上最も功績があり、影響力のある指導者の一人」と称賛し、その後、バイデンの大統領としての数々の功績を列挙した。
「ジョー・バイデン大統領が知性、品格、威厳をもって私たちを導いてくれたので、今日のアメリカはより良い場所になった。私たちは永遠に感謝するだろう」とジェフリーズは付け加えた。
ジェフリーズとハリスは日曜日の夜に話した。
チャック・シューマー連邦上院多数党(民主党)院内総務(ニューヨーク州選出、民主党)とオバマ前大統領も、党の新しい候補者としてハリスへの支持を明確に表明しない声明を発表し、これに驚いた人々もいた。
民主党幹部の動向に詳しいある関係者は本誌に対し、日曜日は感傷的な日となり、連邦議員たちはこのニューズに対処していると語った。彼らは、その日はバイデンにとっての日であり、議員たちはその日その時に問題に対処していると付け加えた。
しかし、有力者たちからの支持の欠如は注目に値する。それは、ペロシのような民主党の有力者たちが、バイデンに選挙戦を続けるという決断について再考を促すように舞台裏で努力をしたからだ。
ペロシは今月初め、潮目がバイデンの方向から傾き始めたとき、バイデンのお気に入りのニューズ番組として知られるMSNBCの「モーニング・ジョー」に出演し、バイデン大統領が大統領選を続けると決断していることが明らかだったにもかかわらず、「彼がやると決めたことは何でもやって欲しい」と語った。
本誌の調査では、ペロシとバイデンは1週間以上会話していないことが分かった。
民主党トップからの支持がないことは、すぐにハリスへの支持を表明した連邦下院民主党議員団の他のメンバーとは対照的である。
民主党指導部の一員を務めた経験を持ち、2020年の大統領選挙でバイデンを支持したことが勝利の鍵となった、ジェームズ・クライバーン連邦下院議員(サウスカロライナ州選出、民主党)は、プラミラ・ジャヤパル下院議員(ワシントン州選出、民主党)と同様に、ハリスを新しい候補者として支持した。ジャヤパル議員は、連邦下院進歩主義派議員連盟の会長を務めている。また、連邦下院歳出委員会の民主党側幹部メンバーであるローザ・デラウロ連邦下院議員(コネチカット州出身、民主党)もハリス支持を表明した。前述のクライバーン議員は以前、バイデンが選挙戦から撤退した場合には、ハリスを支持すると述べていた。
民主党幹部たちは、バイデンの撤退発表直後、ハリスへの支持を表明するまでには至らなかったが、近い将来、ハリスへの支持を表明する可能性がある。たとえば、ジェフリーズは、通常、大きな決断を下す前に、連邦下院民主党議員団のメンバーと会って話をするのが通例だ。
このグループは火曜日に毎週開かれている定期会合に集まる予定だ。
ジャレッド・ハフマン連邦下院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は日曜日夜、本誌の短いインタヴューに対し、民主党の幹部の一部は、ハリスの支持を急いでいないかもしれないと語った。彼らは、何らかのプロセスが展開されることを容認すれば、ハリスがより強力な候補者になると感じているからである。ただし、そのプロセスがどのようなものであるかは不明だ。
ハフマンは次のように述べた。「少しのプロセスがあれば、カマラはより強く、より正当なものになると信じている人もいる。しかし、そのプロセスの終わりに彼女が候補者にならないだろうと示唆する人は私の知る限りでは誰もいない。この急速な団結がリアルタイムで起こっているのを目の当たりにしている」。
ハフマンは、「私はハリス副大統領が私たちの候補者になると完全に自信を持っている、あるいは200%の確信を持っているが、これが多少なりとも展開することを許容しても問題ない」と付け加えた。
ハフマンは、議員たちからよりオープンなプロセスを求める声が出ていることについて、「ハリスに反対しているという意味ではない」と指摘した。
ハフマンは、そのプロセスは民主党全国委員会(Democratic National
Committee、DNC)の規則委員会の判断に委ねられ、「完全にオープンな大会にはならない(less than a wide-open convention)」と予想していると述べた。
民主党全国委員会のジェイミー・ハリソン委員長は、日曜日に発表した声明の中で、「今後数日以内に、党は11月にドナルド・トランプを破ることができる候補者とともに、団結した民主党として前進するための、透明性があり、かつ秩序あるプロセスに着手する」と述べた。
ハリソン委員長は「このプロセスは党の確立された規則と手順によって管理される。私たちの代議員は、候補者をアメリカ国民に迅速に示す責任を真剣に受け止める用意がある」と続けて述べた。
(貼り付け終わり)
(終わり)

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