古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

SNSI研究員・愛知大学国際問題研究所客員研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)のブログです。翻訳と評論の分野で活動しています。日常、考えたことを文章にして発表していきたいと思います。古村治彦の経歴などについては、お手数ですが、twitter accountかamazonの著者ページをご覧ください 連絡先は、harryfurumura@gmail.com です。twitter accountは、@Harryfurumura です。よろしくお願いします。

タグ:ラストベルト

 古村治彦です。

 2023年12月27日に『バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる』(徳間書店)を刊行しました。是非手に取ってお読みください。よろしくお願いいたします。

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる

 2024年11月5日に投開票が実施されるアメリカ大統領選挙は、現職のジョー・バイデン大統領(民主党)と前職のドナルド・トランプ前大統領(共和党)の一騎打ちになっている。各種世論調査の結果では、トランプが有利な状況になっている。しかし、ジョー・バイデンが追い上げている状況になり、大接戦になっている。アメリカはインフレが続き、一般国民の生活は苦しい状況が続いているが、経済は好調とされている。ウクライナ戦争とイスラエル・ハマス紛争は終結が見えていない中で、バイデン政権は支援を継続している。

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 アメリカ大統領選挙は候補者への直接投票ではなく、各州での選挙人への投票が実施される。そして、各州で多くの票を取った候補者が選挙人を総取りする。各州の選挙人は、その州から選出される、連邦上院議員(人口や規模にかかわらず各州2名)と連邦下院議員(人口によって大きく異なる)の合計数となっている。連邦議員が出ていないワシントン・コロンビア特別区は3名となっている。一番多いカリフォルニア州で54名(上院議員が2名で、下院議員が52名)、一番少ないのはメイン州やワイオミング州の3名(上院議員が2名で、下院議員が1名)となっている。選挙人数は全米で合計538であり、過半数は270だ。

各候補の総得票数と選挙人獲得数の間に乖離があり、総得票数で勝っても、選挙人獲得数で負けた選挙というのは複数回ある。最近では、2016年(敗者はヒラリー・クリントン)と2000年の大統領選挙(敗者はアル・ゴア)がそうだった。

ちなみに、選挙人数が同数となる、あるいは、過半数を獲得する候補者が出なかった場合には、連邦下院で選挙を実施して大統領を決定するが(連邦下院では副大統領を決める)、その際には各州の代表が1票を投じる形になり、26州以上の支持を得た候補者が大統領になる。

 州ごとの各種世論調査の結果を細かく見ていき、それを選挙人獲得数に反映させていく作業を行った。その結果、トランプが268,バイデンが226、決めきれない州の合計が44となった。決めきれなかった州は、ペンシルヴァニア州(19)、ミシガン州(15)、ウィスコンシン州(10)である。2016年にドナルド・トランプを勝利に導いた、五大湖周辺州、以前はアメリカの製造業を支えたラストベルト(Rust Belt)と呼ばれる地域だ。2016年、2020年の大統領選挙で、この3つの州で勝利を得た候補者が最終的な勝利者となっている。

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※ペンシルヴァニア州

■2016年

○ドナルド・トランプ:297万733票(48.18%)、●ヒラリー・クリントン:292万6441票(47.46%)

■2020年

○ジョー・バイデン:345万8229票(49.85%)、●ドナルド・トランプ:337万7674票(48.69%)

※ミシガン州

○ドナルド・トランプ:227万9543票(47.50%)、●ヒラリー・クリントン:226万8839票(47.27%)

■2020年

○ジョー・バイデン:280万4040票(50.62%)、●ドナルド・トランプ:264万9852票(47.84%)

※ウィスコンシン州

■2016年

○ドナルド・トランプ:140万5284票(47.22%)、●ヒラリー・クリントン:138万2536票(46.45%)

■2020年

○ジョー・バイデン:163万866票(49.45%)、●ドナルド・トランプ:161万184票(48.82%)

 今回の選挙でもこれらの州は大接戦であり、ジョー・バイデンがこれら3つの州で勝利を収めることができれば、選挙人270名を獲得し、勝者ということになる。トランプとしては、2016年の選挙結果の再現を目指すことになる。

 バイデンが現職の強みで、ウクライナ戦争か、イスラエル・ハマス紛争で、大きな進展、具体的には停戦を実現することができれば、バイデンには追い風となり、再選ということになるだろう。トランプはバイデン政権の動きの遅さを攻撃しながら、ラストベルトに注力したいところである。

(終わり)
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ビッグテック5社を解体せよ

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める
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 古村治彦です。

 

 アメリカ大統領選挙について、大手メディアや大手メディアの情報に依存していた私のような存在は、ドナルド・トランプ当選を予測できませんでした。

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私は、どちらを支持するかと言われれば、ヒラリーではなく、トランプと答えていました。私の友人知人の中には、どうして?あんな酷い人なのに、と言う人もいました。私は、アメリカの外交政策の潮流である介入主義と現実主義で、ヒラリーの場合は、人道(女性の権利や子供たちの福祉)を旗印にして安易に外国に軍事介入をしてかえって問題をこじらせることになるから、反対だし、日本の自衛隊がそのお先棒を担がされるのは嫌なので、と答えていました。

 

 しかし、私が大統領選挙の動向を見る場合に、頼るのは世論調査の数字とメディアの記事です。たとえアメリカに滞在していたり、短期間に取材に行ったりしても、あんなに広くて、人口が多い中では、何か価値あることを知ろうとすることは、大海から砂粒を拾うようなものであったでしょう。「空気(直観)」を感じるというのは、私のように、無能、浅学菲才、無知蒙昧のちっぽけな人間にはできません。そこを責められるともうどうしようもありません。私という存在を消してリセットするしかありませんが、現在の技術では、私が一度死んで、私を非難する人々の期待に応えるようなスーパーマンや天才に生まれてくることに賭けるしかありません。

 

 愚痴はここまでにして、世論調査の数字は参考にするのは間違っていないように思います。統計学も間違っていません。統計学が分析するデータが人間から集められたものであると、時に人間の複雑さに追いつけずに、かなり少ない確率で起きるシナリオが起きてしまうことがあります。2008年のリーマンショックはそうであったと思います。世論調査で世論を反映しない数字が出てしまうというのは全く笑い話にもならないものですが、こういう失敗を重ねていくことで世論調査の方法は洗練されていくものと思います。

 

 さて、トランプ勝利(ヒラリー敗北)についての要因の分析がアメリカでも始まっています。以下のワシントン・ポストの記事では、白人有権者たちの動向が選挙の勝敗を決めた、と分析しています。大学教育を受けていない白人男性有権者が2012年に比べて活発に動き、トランプへと投票したことで、トランプが勝利したということになります。

 

 私も世論調査の数字とメディアの記事、更にはこれまでの歴史(この州は過去の大統領選挙でどちらの党が勝ったか)を参考にして、予測をしたのですが、大きく外したと思うのは、ミシガン州とウィスコンシン州、ペンシルヴァニア州です。これらの州は労働組合が強い州でしたので、民主党が強い州でした。しかし、その労組に入っている(入っていた)白人労働者たちがトランプの方が自分たちの代表だ、自分たちを救ってくれる、仕事金をくれると確信して行動して、トランプに勝利をもたらしました。フロリダ州とノースカロライナ州を譬え落としても、ラストベルトを押さえておけば勝利というのがヒラリー側の考えであったでしょうが、それは崩れてしまいました。

 

 今回の選挙で、2000年代に言われるようになった、レッド・ステイト(共和党が強い州)、ブルー・ステイト(民主党が強い州)の色分けの再考が求められるでしょう。そして、共和党、民主党の性格の変質、そしてアメリカ政治への変質へとつながるでしょう。その意味で今回の選挙はチェンジ・エレクションとして歴史に残るでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

5つのイメージで見るトランプ勝利の要因(How Donald Trump did it, in 5 images

 

フィリップ・バンプ筆

2016年11月9日

『ワシントン・ポスト』紙

https://www.washingtonpost.com/news/the-fix/wp/2016/11/09/how-donald-trump-did-it-in-5-images/

 

ドナルド・トランプがヒラリー・クリントンを全く予期できなかった番狂わせをどのように起こしたのかを描写するための最速の方法は、全国の全カウンティ(郡)レヴェルで、今回のトランプの戦いぶりを、4年前のミット・ロムニーのオバマ大統領に対する戦いぶりと比べてみることだ。火曜日の午前2時までに集まって来た各カウンティ(郡)のデータを基にして、火曜日の朝、私たちは次のような地図を作り上げた。

 

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物語の内容は明確だ。トランプはロムニーに比べて、アメリカ北東部とラストベルトで成功した。南西部でだけロムニーよりも成功しなかった。『アトランティック』誌のロン・ブラウンスタインは火曜日にCNNの選挙後の特別番組に出演し、トランプの勝利は、ゆっくりと進んでいた投票パターンの出現を促進させたと語った。ブラウンスタインは、アメリカ北部に住む白人高齢者たちは共和党支持に動き、一方、南西部の非白人たちの大部分は民主党支持に動いた、と語った。

 

各カウンティ(郡)の白人とヒスパニックの人口密度の地図と上記の地図を比べてみると、この投票パターンは既に明確になっていることが分かる。

 
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しかし、この物語は白人有権者についてだけのものではない。私たちが選挙期間中に繰り返し言及してきたように、白人有権者の中の教育歴を巡る分裂についてのものであった。教育歴の分裂は、収入と経済的な階級の分裂に相関している。

 

この分裂は全国的に起きていることは出口調査でも明らかである。大学教育を受けていない白人は、大学教育を受けている白人に比べて、トランプを支持した。彼らは、非白人に比べてもトランプ支持の割合が大きかった。

 

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私たちはこの分裂が存在していることは予想していた。しかし、予備出口調査は、その程度が予想よりも大きいことを示していた。それは、大学教育を受けた白人有権者はトランプに強力に反対するというものであった。大学教育を受けている白人全体の動きと同じく、学士号を持っている白人女性は、共和党に対する反対に動いた。しかし、学士号を持っている白人男性はトランプ支持に動いた。しかし、2012年のロムニーに対する支持に比べて、その割合は少し小さいものとなった。学士号を持っていない白人男性間のトランプ支持と不支持の差は、大変大きかった。

 

地理的に見てもこの動きは明らかであった。人種、教育、収入、都市部と地方部の人口といった多くの要因の中で、2012年と比べて最も強く相関関係が出たのは、学士号を持つ白人有権者のパーセンテージであった。より正確に言うと、学士号を持っていない人の割合であった。大学教育を受けていない白人の人口密度が高ければ高いほど、2012年のロムニーに対する支持と比較して、トランプ支持へと移行した割合がより大きく出たのである。2012年にはロムニーを支持しなかった大学教育を受けていない白人有権者が、今回はトランプ支持に大きく動いたということになる。

 

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この大きな動きは、大学教育を受けていない白人男性が集中している地域で見られた。白人女性が多く住む地域よりもこの動きは顕著であった。

 

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この大きな動き(大学教育を受けていない白人男性のトランプ支持への移行)によって番狂わせが起きた理由の一つは、2012年に比べて投票率が全体的に下がったことが挙げられる。これは、ヒラリー・クリントンの支持基盤となるべき有権者たちが投票に行かなかったことを示している。しかし、選挙とは投票に行った有権者によって勝利をもたらされるものだ。そして、火曜日には、4年前にロムニーに投票した人たちよりも、今回トランプに投票した人々の方が寄り熱意を持って投票所に向かったのである。

 

(貼り付け終わり)

 


(終わり)









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 古村治彦です。

 

 先日もご紹介しましたが、リベラルな映画監督して日本でも知られている(お笑い芸人のハリセンボンの顔が似ていることでも有名)、マイケル・ムーアが、ドナルド・トランプが11月の本選挙でヒラリー・クリントンに勝って大統領になるという予測を立てています。彼はその理由を5つ挙げており、今回はそれを紹介している記事を皆様にご紹介します。

 

 マイケル・ムーアの理由をまとめると、「ラストベルト(アメリカの製造業の中心であったが今は衰退している)のミシガン、ウィスコンシン、ペンシルヴァニア、オハイオで怒れる白人男性たちがトランプを熱烈に支持している。彼らは自分たちが力を失っていると感じ、生活にも困っており、」

 

 アメリカの製造業の復活のようなことをトランプもそしてヒラリーも主張していますが、とても現実的な話ではないと思います。アメリカ製の製品、軽工業の製品や重工業の製品などまず目にしたことはありません。戦前から戦後しばらくまでは、アメリカの鉄鋼(USスティール)や自動車(フォード、GM、クライスラー)、電化製品(GERCA)と言えば、輝かしい、あこがれの高級品でした。しかし、今は壊れやすくて、値段が高いだけの競争力ゼロの製品となりました。

 

 アメリカで競争力がある製品と言えば、軍事関連のもので、それを民生用にしたものです。こうした製品は戦争がなければ買い替えや追加注文もないでしょうから、結局、戦争や内戦、対外的な緊張がどうしても必要となります。ヒラリーが大統領になろうが、トランプが大統領になろうが、アメリカが悪あがきをして、「お前たちは不公正な貿易をやっている」と難癖をつけて制裁金を取るか、制裁を科すか、武器を売りつけるしかありません。

 

 次に、2012年の共和党大統領選挙候補者で、共和党内の反トランプの急先鋒だったミット・ロムニーの発言をご紹介します。ロムニーは、「トランプが勝つ場合は接戦、負ける場合は、ヒラリーが地滑り的な大勝利」という主張を行っています。この主張は、政治の玄人筋の予想と同じです。トランプが地滑り的勝利をするためには、今、民主党が強い州を取らねばなりませんが、これはかなり厳しい状況です。ですから、接戦でも勝てば大統領になれますから、激戦州、特に五大湖周辺のラストベルトに集中する戦略だと思われます。

 

 私は現在の情勢では、7対3でヒラリーが優勢だと考えています。トランプが激戦州でヒラリーを圧倒するのかどうかが注目点ですが、トランプは、ロシアにヒラリーのEメールのハッキングを呼びかけたり、民主党大会で演説を行ったイスラム教徒の米軍将校の父親に対する発言で挑発をしたりで、墓穴を掘っている印象があります。

 

 8月は直接の討論会はありませんので、メディアでどのように取り上げられるかが勝負となりますが、9月の直接対決まで小休止という感じです。

 

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マイケル・ムーア:「トランプが大統領になる5つの理由」(Michael Moore: 5 reasons Trump will be president

 

レベッカ・サヴランスキー筆

2016年7月25日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/news/donald-trump-michael-moore-hillary-clinton-prediction-victory-election-5-reasons-why

 

リベラル派の映画監督のマイケル・ムーアは、ドナルド・トランプが大統領に選ばれるだろうと考え、11月の大統領選挙でトランプが勝利する5つの理由を挙げている。

 

ムーアは、自身のウェブサイトで次のように書いている。「このみじめなで、傲慢、危険なピエロで反社会的な人物が私たちの次の大統領になるだろう。トランプ大統領。この言葉を繰り返そう。なぜなら、来年からの4年間、私たちは、トランプ大統領という言葉を何度も口にするだろうからだ」。

 

ムーアは、トランプが次のアメリカ大統領になるだろうという事実に直面する必要があると述べた。

 

ムーアは、トランプが、ミシガン、オハイオ、ペンシルヴァニア、ウィスコンシンというラストベルトの4つの民主党が強い州に力を注ぐだろうと述べた。2010年以降、これら4つの州では共和党の知事が選ばれている。トランプは支持率で、ペンシルヴァニア州では民主党のヒラリー・クリントンをリードし、オハイオ州では並んでいる。

 

「トランプはヒラリーをこの4つの州でやっつけるだろう。また彼女がTPPを支持していることもトランプに有利になる。彼女の通商政策によって4つの州の人々は傷つけられるだろう」と書き、TPPに対する反対を表明した。

 

「これら4つの州に住む市民は“傷つき、貧しい生活を強いられ、生きるだけで精いっぱい”なのだ」と書いている。

 

彼は2つ目の理由として、「怒れる白人男性の危機感」を挙げている。

 

彼は次のように書いている。「男性優位で240年続いてきたアメリカが終わりを迎えようとしている。女性が主導権を握ろうとしている。どうしてこんなことが起きたんだ?!なんてことだ!これまでに危険な予兆があったのに、俺たちはそれを無視してきた」。

 

ムーアは、男性たちが「自分たちの手から力が滑り落ちていき、自分たちのやり方が通らなくなっている」と感じているのだと書いている。

 

ムーアは、ヒラリーについても、彼女は正直ではなく、信頼できないと見られており、当選は難しいと書いている。

 

「ヒラリーを当選させたいという熱狂はない。今回の選挙は、一つのことに集約される。誰が多くの人々を投票所まで行かせて、自分の名前を書かせるかということだ。そして、トランプが現在のところ、有利な立場に立っている」。

 

ムーアはバーニー・サンダースの支持者たちに目を向けている。彼は、「サンダース支持者の中にはしぶしぶクリントンに投票する人も出てくるだろうが、その他の人は投票日には、選挙に行かないか、第三党の候補者に投票するだろう」と予想している。

 

ムーアは、トランプ勝利の最後の理由として、「多くの人々が彼に投票するのは、“それが可能だから(共和党の候補者になったから)”だ」と書いている。

 

ムーアは、「リンゴが詰まった手押し車をひっくり返して、両親を怒らせるという悪戯をすることが出来るようなものなのだ」と書いている。

 

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ロムニー:「トランプ勝利の可能性は非常に高い」(Romney: Trump victory 'very possible'

 

ジェシー・ヘルマン筆

2016年7月29日

『ザ・ヒル』誌

http://thehill.com/blogs/ballot-box/presidential-races/289853-romney-very-possible-trump-wins

 

2012年の共和党大統領選挙候補者ミット・ロムニーが、ドナルド・トランプは地滑り的な大勝利はないにしても、選挙に勝つ可能性が「非常に高い」と述べた。

 

2週間前に、ミット・ロムニーは共和党ラジオ・フリーというポドキャストに出演し、「率直に言って、私は、トランプが勝つ可能性が非常に高いと考えている」とバズフィードが報じた。

 

ロムニーは次のように発言した。「地滑り的な勝利はないと思うが、彼が勝つかもしれないと考えている。彼が負ける可能性ももちろんある。負ける場合には地滑り的な大敗になる可能性があると思う。しかし、どちらが起きるかは分からない。トランプが勝つか負けるかは、ヒラリー・クリントン次第だ。現在はシステムが溶け出しているのか、もしくは衝撃が起きているのか、分からない」

 

 ロムニーはトランプもヒラリーも支持しないとこれまで表明してきた。しかし、ロムニーは、ラジオでのインタヴューで、トランプは、有権者の支持を取り付けて、共和党の予備選挙での勝利できたと述べた。

 

ロムニーは次のように語っている。「皆さんはドナルド・トランプを信用しなくてはならない。彼は自身のキャリアを通じて培った言葉遣いと行動様式を政治の分野に持ち込むことが出来る。そして、有権者の支持を取り付けて、共和党の候補者になることが出来た」。

 

彼は続けて次のように語った。「私と他の多くの人たちは理想的な候補者ではないと考えているが、彼は候補者になった。この段階では、甘受しなくてはならない。しかし、何が起きるかは分からない」。

 

ロムニーは民主党の候補者ヒラリーも攻撃した。ロムニーはヒラリーを「ひどい候補者」と呼んだ。彼女は夫であるビル・クリントン元大統領の物まねをしようとしすぎていると語った。

 

ロムニーは次のように語った。「ヒラリーも大統領選挙に出ていることを忘れてはいけない。彼女はひどい候補者だ。人々は彼女を信頼していない。私は、人々が彼女を信頼できないと考えていると思う。私は支持していない。彼女はこうあって欲しいと私が期待する行動をとっていないが、それがどうしてなのか理解できない。私はアンジェラ・メルケルやキャスリーン・セベリウスのようになって欲しいとヒラリーに対しては思っている」

 

ロムニーは続けて次のように述べた「真剣な女性のリーダーたちはたくさんいる。彼女たちは聴衆の中に入らないし、彼らの腕を取って大きく掲げながら笑顔で写真に収まるようなことはしない。彼女はビル・クリントンのように行動しているが、ビル・クリントンではない。彼女は何事もうまくこなしていない」。

 

(終わり)











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