古村治彦です。
2025年11月21日に『シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体』 (ビジネス社)を刊行します。是非手に取ってお読みください。よろしくお願いいたします。
シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体
最新刊の刊行に連動して、最新刊で取り上げた記事を中心にお伝えしている。各記事の一番下に、いくつかの単語が「タグ」として表示されている。「新・軍産複合体」や新刊のタイトルである「シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体」を押すと、関連する記事が出てくる。活用いただければ幸いだ。
最新刊『シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体(ビジネス社)』で詳しく取り上げたパルマー・ラッキー率いるアンドゥリル・インダストリーズ社が日本に進出することを発表した。日本産の部品のみで製造する「純日本産ドローン」の「キズナ」の製造を進めるということだ。ドローンの中枢となる半導体に関して、日本は競争に負けており、40ナノの製品しか製造できない。AIや自動運転には2ナノの製品が必要であり、民生用のドローンにはそこまでの微細な半導体は必要ないと思われるが、それでも、この問題をどのように解決するかということはあるが、アンドゥリル社は、日本の防衛費大幅増額を見越して、日本への進出を決めたようだ。
日本の2025年度の国防予算は当初予算と補正予算を合わせて約11兆円で、前倒しで対GDP比2%を達成した。高市早苗首相は更に3%、3.5%というアメリカ側からの要求に無条件で迎合し、速やかな国防予算の増額、倍々ゲームを進めようとしている。私がこれまでの複数の著作で書いた通り、「愛国増税」が行われ、国民生活は更に困窮度を増すことになる。来日したパルマー・ラッキーは小泉進次郎防衛大臣とも会談を持ったようで、アンドゥリル社が日本の防衛予算にどれほど食い込むかが注目される。
https://x.com/shinjirokoiz/status/1996380977195831790(貼り付けはじめ)
企業価値4.7兆円の米防衛テック、日本進出 「純国産ドローン」開発へ
AI
日本経済新聞2025年12月3日 15:02
(2025年12月3日 19:50更新)
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC031JL0T01C25A2000000/
記者会見する米アンドゥリル創業者のパーマー・ラッキー氏(3日、東京都千代田区)
防衛テックの米アンドゥリル・インダストリーズは3日、日本に進出すると発表した。複数の日本企業と提携し、日本の部品のみで製造する「純日本産ドローン(無人機)」の開発・生産を進める。防衛費の拡大を背景に、米国で急成長する防衛テックが日本に熱視線を送りつつある。
東京都内に国内初の拠点を設立し、日本法人代表には米国防総省や米航空防衛大手RTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)に勤務したパトリック・ホーレン氏が就いた。日本国内での工場新設や日本メーカーとの提携を通じて、アンドゥリル製品の国内製造も検討する。
創業者のパーマー・ラッキー氏は3日の記者会見で、日本の部品のみを使った「キズナ」と名付けた純国産ドローンを開発したと説明した。民生利用を想定し、今後実証を進めて生産体制を築くという。
ラッキー氏は「サプライチェーン(供給網)の観点からも、ドローンを中国に頼るべきではない」と話した。日本経済新聞の取材に対し「自動車をはじめ、今まで防衛に関わっていなかった多くの企業がデュアルユース(軍民両用)技術で防衛に関わることは十分可能だと思う」と答えた。
アンドゥリルは2017年設立で、人工知能(AI)を活用した低コストのドローンや自律走行車などを展開する。著名投資家のピーター・ティール氏のファンドなどから出資を受け、米CBインサイツによると評価額は305億ドル(約4兆7千億円)にのぼる。
ラッキー氏は仮想現実(VR)端末メーカーの米オキュラスVRの創業者でもあり、先端技術をデュアルユースとして応用している。ラッキー氏は「技術力や開発スピード、積極的な投資」が自社の強みと語った。米国のAI戦闘機の調達で米ロッキード・マーチンに競り勝つなど既存大手を脅かしつつあるという。
CBインサイツによると、世界の防衛テックへの資金調達額は25年に180億ドルに上る見通しで、2年間で約3倍に膨らむ。けん引する米国の新興勢は、予算を拡張する日本に熱視線を送る。
ドローンの自律飛行ソフトを開発する米シールドAIのネイサン・マイケル最高技術責任者(CTO)は「日本は防衛分野の新興が少ないが、重工大手と連携していきたい」と意欲を示す。潜水艦や戦車などの点検にAIを使うユニコーン企業の米ゲッコー・ロボティクスも「防衛を含む日本市場を注視している」(担当者)と話す。
米国では軍事がイノベーション(技術革新)の起点となってきた歴史がある。インターネットはもともと国防総省のプロジェクトから生まれ、半導体も当初は軍の需要が多くを占めた。
米ソ冷戦が終結すると「米国1強」の安全保障環境のなかで軍事発のイノベーションは減った。その間、民間でAIなど先端技術が発展した。現在はシリコンバレー発などの民間技術を軍事に活用する動きが広がる。
日本でもスタートアップの力を防衛に取り込む動きが出ている。5月に開かれた防衛装備品展示会「DSEI Japan 2025」では、AIソフト技術のプリファード・ネットワークス(東京・千代田)や、半導体設計開発、繊維、気象分析といった幅広い中小が出展した。
スカイゲートテクノロジズ(東京・渋谷)はデータとAIを使って他国の脅威や世論の動向などのシナリオを想定し、戦争抑止や被害を抑えるシステムを開発する。元自衛官の粟津昂規社長は「AIやデータ分析など国産で賄う必要のある領域で導入を目指す」と話す。
もっとも、企業価値が数兆円に達する企業が生まれる米国に対し、日本では巨大な防衛スタートアップは見当たらない。
防衛産業に詳しいデロイトトーマツスペースアンドセキュリティの松岡巌マネージングディレクターは「米企業は問題解決につながる技術を積極的に提案している。日本のスタートアップにもこうした姿勢が求められている」と話す。
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シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体

『トランプの電撃作戦』

『世界覇権国 交代劇の真相 インテリジェンス、宗教、政治学で読む』









