古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

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タグ:徴兵

 古村治彦です。

 ウクライナ戦争が起きて以降、ヨーロッパ各国で徴兵復活の動き、女性にも徴兵を拡大する動きが出てきている。アメリカでも徴兵用の名簿に女性を載せるかどうかで共和党、民主党の間で議論が起きていることはこのブログでもご紹介した。先日、イスラエルでは、超正統派の神学校の生徒の徴兵免除が最高裁によって取り消された。徴兵の枠が拡大することになる(そこまで多い数ではないだろうが)。アジア各国では徴兵を行っている国も多い。韓国や台湾では若者たちが徴兵され、軍務に就いている。韓流スターでも徴兵で軍務に就いている様子やファンたちが集まって見送っている様子が日本でも報道されることがある。韓国や台湾の友人がいる人は、その時の話を聞いたり、「日本は徴兵がないからいいね」と言われたりしたことがある人も多いと思う。

 先進国では、いやいや徴兵された兵士よりも、志願してきた兵士の方が、意欲が高く、プロとして、長期間の訓練を行うことができ、結果として、質の良い兵士に仕立て上げることができて、結果としてその方が良いということになっていた。しかし、先進国を中心に真贋兵だけでは必要な数を充足することは出来ないので、徴兵という話になっているようだ。ドローンやロボットを使えば兵士の代替になるのではないかという話もあるが、実際には、ウクライナ戦争でも、イスラエル・ハマス紛争でも、生身の兵士が最前線で戦って、血を流している。「AIやロボットの発達で、これからなくなる職業」などという特集を雑誌やインターネットニューズサイトで見かけることがあるが、兵士という職業はまだまだなくならない。

下記論稿でユニークな視点は、「世界中で増大する政治的分極化(political polarization)を含む社会の分断(societal divisions)に対抗する手段」として徴兵を捉えていることだ。徴兵という共通の、そして厳しい体験をすることで、人々の間の分断を小さくしようという試みもあるようだ。これは、国民の均一化(homogenization)を図るということにつながる。社会統合のための徴兵という共通体験というのは、国外の脅威に備えるというよりも、国内の脅威、すなわち、国家分裂や内戦を回避するということである。そう考えると、グローバリズムによって、「同じ国家に住む国民」というナショナリズムに基づいたアイデンティティが薄まってきたが、それに対する揺り戻しとして、ナショナリズムに基づいたアイデンティティの復活のための動きとしての徴兵復活の議論が起きているという捉え方もできる。先進諸国は「内憂(国家分裂や内戦)外患(国家間戦争の可能性)」の二正面に備えなければならないという状態になっているようだ。

(貼り付けはじめ)

軍隊の徴兵への回帰(The Return of the Military Draft

-ウクライナとガザ地区での戦争は、テクノロジーは兵士の代わりになれないということを示している。その反対はない。

ラファエル・S・コーエン筆

2024年7月10日

『フォーリン・ポリシー』誌

https://foreignpolicy.com/2024/07/10/military-draft-conscription-soldiers-technology-nato-europe-russia-ukraine/?tpcc=recirc_trending062921

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カリフォルニア州サンディエゴ近郊のキャンプ・ペンドルトンで16マイルの行軍訓練を完了するアメリカ海兵隊リマ中隊の新兵たち(2021年4月22日)
ここ数十年もの間、ますます稀になっていたのだが、軍隊への徴兵は再び議論の対象となっている。

長年にわたり義務(mandatory conscription)徴兵を実施してきたイスラエルは現在、ハマスやヒズボラとの戦争が続いていることを受け、予備役兵役(reservists)の期間を延長するか否かを議論しており、間もなく徴兵の対象を現在免除されている超正統派の人々(ultra-Orthodox population)にも拡大する可能性がある。イスラエル最高裁判所は先月、超正統派の徴兵免除を無効とする判決を下した。ウクライナは5月、ロシアの侵略との戦いを続ける中で兵力を補充するために徴兵枠を拡大した。ロシアも同様に、ウクライナでの死傷者の増加に対応して兵役義務を拡大している。バルト三国では、ロシアのウクライナ攻撃を受けて、ラトビアが2023年に徴兵を再導入した。リトアニアは、2014年のロシアによるウクライナ侵攻に対抗して、2015年にそれを再導入した。エストニアは決してそれを廃止しなかった。そして世界の裏側、台湾は最近、ますます脅威となる中国の脅威に対応して徴兵期間を延長した。

直接の最前線にいない国でも、徴兵の再制定や既存の徴兵の拡大について話し合っている。 今年1月、イギリス参謀総長パトリック・サンダースは、イギリスが大規模な戦争に陥った場合には、「市民軍(citizen army)」が必要になると発言し、政治的な波紋を呼んだ。この発言は徴兵の再導入を求めるものだと多くの非地人に解釈されている。デンマークは3月、女性を含む徴兵を拡大し、服務期間を延長する計画を発表した。そして5月、ドイツのボリス・ピストリウス国防相は「ドイツには何らかの徴兵が必要であると確信している」と述べた。この問題は、若い女性に選抜兵役(selective service)への登録を義務付けるかどうかをめぐる最近の議会の議論で浮き彫りになっているように、米国でもある程度の注目を集めている。

アメリカなどで徴兵が国民的議論に再び浮上していることは、数十年来の傾向の逆転を示している。アメリカ軍は昨年、志願兵だけで構成される軍(all-volunteer force)の発足から半世紀を祝った。イギリスでは、最後の徴兵は更に遡って、1963年までで、それ以降は動員解除(demobilized)となった。世界中の多くの国では、形式上は何らかの形で徴兵が定められてきたが、それを強制しないことを選択した。遠征戦争(expeditionary wars)が多かった限定的な戦争の時代、ほとんどの西側民主政治体制国家のコンセンサスは、戦闘は少数のプロに任せるのが最善であるということであったようだ。

徴兵の復活は、主に機械の台頭が中心となってきた戦争の未来についての支配的な概念とは全く対照的である。このヴィジョンでは、人工知能の進歩と陸、海、空での無人システム(unmanned systems)の普及により、軍隊はより少ない技術的知識を持つ軍人の数でやっていけるようになるだろう。この予測は現実になったが、それはテクノロジーに適用される場合に限られ、人員配置のニーズには適用されない。ウクライナとガザ地区での戦争が証明しているように、あらゆるタイプの無人機は現代の戦場の必需品であり、フーシ派のような第二級のテロ組織でさえ、これらの兵器の独自ヴァージョンを展開している。しかし、戦争はより無人システムに移行したかもしれないが、この傾向は兵士の需要を減少させていない。

この一見逆説的な事実には、少なくとも2つの説明が存在する。まず、あらゆる技術的変化にもかかわらず、現代の戦争は依然として人的資源を大量に必要としていることが明らかになった。新しいテクノロジーは兵士の必要性を排除するのではなく、サイバー、宇宙、その他の専門知識に対する、以前は存在しなかった新たな需要を生み出した。そして、ウクライナとガザ地区での戦闘でより明らかになったように、歩兵や戦闘機パイロットなど、より伝統的な軍事専門職は、現在は無人機や自律システムによって強化されているとしても、依然として多くの需要がある。最後に、ロシア・ウクライナ戦争でこれまでに数十万人が死傷したことが示すように、戦争は時が経つにつれて血塗られたものになり、その隊列を埋めるための新兵に対する厳しい需要が生じている。

志願者だけを基本にして大規模な人員を動員することは困難だ。冷戦後のヨーロッパ社会では兵役がますます異質な概念となりつつあり、ヨーロッパ各国の軍隊は長年にわたり人材不足に悩まされてきた。アメリカは歴史的に良好な状態にあるが、陸軍、空軍、海軍は2023会計年度の新兵員数が約4万1000人も不足している。一方、新たな奨励金とより控えめな目標の組み合わせにより、一部の軍部門は2024年度の必要な新兵募集を達成できるだろう。アメリカ軍は、パイロットやサイバーオペレーターなど、市場性の高いスキルを備えた職業を採用し、維持することが難しいことは認識している。これらは全て、重大な死傷者を出した大規模な戦争がなかった時代の文脈での話だ。紛争が継続すれば、軍役の魅力はさらに薄れる可能性が高い。

もちろん、徴兵に頼ることには重大な運用上の欠点が存在する。多くの場合、本人の意志に反して人々に奉仕を強制しているため、徴兵では士気(morale)の問題が発生する可能性がある。その結果、命が危険に晒されるような場合に、規律(discipline)の問題が発生する可能性がある。そして、たとえそれがこうした問題につながらないとしても、多数の市民兵士に依存するということは、徴兵された軍隊が職業軍(professional forces)とは異なる戦い方をすることを意味する。徴兵期間の長さに応じて、徴兵される者は、専門の者よりも制服を着ている期間が短いため、訓練の内容が少ない、もしくは異なる場合がある。徴兵された軍隊は専門の軍隊よりも規模が大きいことが多いため、兵士1人あたりに同じ量のリソースを投資できない場合がある。それはひいては、徴兵された軍隊の訓練、装備、配備の能力に影響を与える。そして、社会の一部の人たちに自分たちの意志に反して戦うことを強制することの政治的コストはより高くなるため、それらを使用するかどうか、そしてどこで使用するかについての決定も異なるものになる可能性がある。

純粋な作戦上のニーズを超えて、徴兵は別の理由で復活しつつある。それは、世界中で増大する政治的分極化(political polarization)を含む社会の分断(societal divisions)に対抗する手段であるということである。この傾向には、ポピュリズム運動の台頭からソーシャルメディアの成長、そして人間の本質そのものに至るまで、理由はたくさんある。原因が何であれ、複数の専門家は、極端な分極化が放置されると、内戦(civil war)を含む社会の亀裂(societal rifts)につながる可能性があると懸念している。

少数だが増加している観察者たちにとって、徴兵を含む国家奉仕が解決策を提供しているように見える。彼らの見解では、このようなサーヴィスは障壁を取り除き、共通の経験を提供し、最終的にはより一貫した社会を構築する。具体的な特典は国によって異なる。例えば、イスラエルは、超正統派の徴兵免除を解除することで、この閉鎖的だが成長を続ける社会層(insular but growing segment of society)をより広範な国民に統合するのに役立つことを期待している。対照的に、デンマークの女性を含む徴兵の拡大は、デンマークの首相によって「男女間の完全な平等(full equality between the sexes)」に向けた動きとして組み立てられた。しかし、その核心では、これらの議論は同じテーマのヴァリエーションであり、兵役によって競争の場が平準化(playing field)され、社会が更に統合されるというものだ。

徴兵が団結を促進するというこの主張が実際に真実であるかどうかについては、未解決の疑問が残っている。アメリカでは、ヴェトナム戦争中の徴兵が大規模な抗議活動を煽り、徴兵の不均一な実施方法が社会の亀裂を緩和するどころか悪化させた。ヴェトナムはアメリカの歴史の中で一度限りの例(one-off example)ではない。南北戦争中の1863年にニューヨークで起きた徴兵暴動(the 1863 New York draft riots)は、今でもアメリカ史上で最も死者数が多く、最も破壊的なものの1つとなっている。また、徴兵で部門分けが行われる傾向はアメリカに限定されない。2023年10月7日のずっと前から、表向きは統合的な徴兵にもかかわらず、イスラエルは政治的、宗教的分裂に伴う抗議活動に混乱していた。ウクライナでも、戦争が長引くにつれて徴兵忌避(draft dodging)の重大な事件が報告されている。

徴兵の復活が社会にとって前向きな展開であるかどうかに関係なく、徴兵が復活しつつあるという事実は、戦争の将来についての考え方について重要な教訓を私たちに教えてくれるはずだ。戦争を研究する私たちは、戦争を行う人々よりも戦争の技術に、不変のものよりも新しいものに焦点を当てることがあまりにも多い。そして実際、クロスボウ、マスケット銃、ドローンなど、戦争の戦い方を根底から覆すテクノロジーは存在してきた。

しかし、徴兵など一部の議論は古くから続けられてきた。軍隊は常に、小規模な専門化された軍隊とより大きな大衆的な軍隊の間で揺れ動いてきた。そして、私たちは主に機械によって行われる無血戦争(bloodless wars)にますます進むという考えに夢中になっているかもしれないが、戦場の現実はその逆であることが証明されている。おそらく、専門化(professionalization)の一時期を経て、最近の徴兵の上昇を捉える最良の方法は、戦争においては、物事が変われば変わるほど、変わらないということだろう。

※ラファエル・S・コーエン:ランド研究所クン軍プロジェクト戦略・ドクトリンプログラム部長。

(貼り付け終わり)

(終わり)

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる
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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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 古村治彦です。

 日本では太平洋戦争以後、徴兵制度はなくなった。私の祖母は終戦時に女学校を卒業して働いていた世代で、徴兵制度のことを覚えていて、私が成人の年齢(20歳)になった時に、「昔は徴兵検査を受けていたよ」と言っていたことを思い出す。男性は徴兵検査を受けて初めて一人前、という風潮があったそうだ。
 アメリカに留学中に、韓国や台湾からの留学生たちと親しくなったが、彼らは徴兵され、軍務に着いた経験を持っていた。陸軍や海軍、空軍の話をたまに聞くことがあった。ある女性の留学生からは彼女のお兄さんが生まれつき体が弱く、徴兵に適さない健康状態で、どうしても徴兵に行って一人前に見られたいと言って聞かなかったという話を聞いた。戦前の日本と同じく、徴兵されて一人前という風潮がまだまだ根強いようだ。

 アメリカではヴェトナム戦争までは徴兵が行われていた。徴兵忌避者(draft dodgers)は国内や外国に逃げるということもあったそうだ。ヴェトナム戦争後に徴兵は停止となったが、1980年にジミー・カーター政権下で、選抜調整システムが導入され、18歳から26歳までの男性は名簿に登録するということになった。アメリカ軍は志願制を取っているが、志願兵だけでは足りないという状況になったら、この名簿に載っている人々から徴兵されるということになる。2004年には一般徴兵制(男女の名簿登録)の導入が連邦議会で提案されたが、法案の議論まで至らずに、導入されなかった。

 民主党側は徴兵名簿への女性の登録に積極的であり、共和党の一部も賛成しているが、社会的保守派と呼ばれる共和党議員たちは強硬に反対している。民主党側は、「軍務の範囲が拡大し、語学担当は情報諜報分析担当まで広がっており、女性の能力も必要だ」と主張している。反対派は「女性たちは望んでいない」「危険すぎる」ということで反対している。アメリカ軍は既に女性が軍務に就き、最前線にも配属される場合があり、戦死や戦傷を追う人も実際にいる。ヨーロッパではウクライナでの戦争もあり、各国で徴兵制度の導入や復活の動きが始まっている。ヨーロッパの場合は、男女ともに徴兵されるようだ。イスラエルも徴兵制度であり、女性が徴兵されている。

 ウクライナやロシアでは徴兵によって若者たちが軍務に就いており、その数が足りなくなって、対象が拡大していると言われている。そして、徴兵を逃れようと国外逃亡を図る人々も多く出ているようだ。国家はある意味で非常に怖い存在だ。「完全動員(full mobilization)」という号令がかかれば、国民はひったくられるようにして、集められ、強制的に国家のために働かされることになる。日本では日本国憲法によってそのようなことを国家(政府)に禁止しているが、憲法を変えるということはそういうことができる範囲を広ゲルということも含まれており、私たちは気を付けるべきだ。現在の日本でも、自民党の政治家たちやそれらに近い人々があらゆる理屈をこねて徴兵制度導入を目論んでいるが、私たちは注意しておかねばならない。

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女性に徴兵を義務付けることをめぐり炎上騒動が勃発(Firestorm erupts over requiring women to sign up for military draft

アレクサンダー・ボルトン筆

2024年6月20日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/policy/defense/4730560-senate-democrats-require-women-draft/

連邦上院民主党は、年次国防権限法案(annual defense authorization bill)に女性の徴兵登録を義務付ける文言を追加したため、共和党や社会保守派の反発を招き、11月の投票日までに法案を連邦上院議場で可決する可能性が複雑になっている。

ロジャー・ウィッカー連邦上院議員(ミシシッピ州、共和党)が率いる保守派が、女性に徴兵登録を義務付ける規定を削除しようとするのは確実で、その場合、ジョン・テスター連邦上院議員(モンタナ州選出、民主党)とジャッキー・ローゼン連邦上院議員(ネヴァダ州選出、民主党)、他の民主党所属の連邦議員たちは再選レースを戦っている中で、厳しい投票となる。

ローゼンの対抗馬として、連邦上院議員選挙に立候補している共和党のサム・ブラウン候補は、ネヴァダ州の選挙運動で、既にこの問題を争点にしている。

即席爆発装置(improvised explosive device)の爆発により重度の火傷を負った退役軍人であるブラウンは、女性の徴兵への参加を義務付ける投票について、ヴィデオでローゼンを非難した。

ブラウンは、最近ソーシャルプラットフォームXに投稿し、「私の顔を見て欲しい。これは戦争の高額な代償だ(Look at my face. This is the high cost of war)」と書いた。

ブラウンは妻に対して「エイミーと私は軍務を志願した。そして、奉仕する全ての人に敬意を表したい」と述べた。そして、続けて、「しかし、アメリカの娘たちに徴兵登録を強制することはとても“容認できない”。ジャッキー・ローゼンは恥を知るべきだ」と述べた。

これらのコメントの下に投稿されたヴィデオの中で、ブラウンは戦場で女性が直面するだろう危険性の証拠として、自身の顔の傷を挙げた。

ブラウンは、「私の顔を見て欲しい。これは戦争の高額な代償であり、今週、ジャッキー・ローゼンが私たちの娘たちに徴兵への参加を義務付けることに投票したことを知った。この件について、皆さんは、また私から話を聞くことになるだろう」と述べた。

ジョシュ・ホウリー連邦上院議員(ミズーリ州選出、共和党)は、法案に女性への参加を義務付ける規定は「馬鹿げている(insane)」だと批判した。

ホウリー議員は、バイデン政権が国防総省で起きている、ウォーク議題(woke agenda、訳者註:リベラルな議題)を実行しようとしていると非難した。

ホウリー議員はフォックス・ニューズに出演し、「徴兵に女性を入れるべきではない。女性たちが望んでいないのに軍務を強制されるべきではない」と語った。ホウリー議員は、民主党が軍隊を使っての実験(experiment with the military)を望んでいることを批判し、「普通の人々は、“娘たちを放っておけ”と考えている」と語った。

ホウリーは、2021年と2022年の国防権限法案から女性の登録を義務付ける文言を削除する取り組みを主導した。

マイク・ペンス前副大統領の関連団体も水曜日、この問題について介入した。

「アメリカの自由推進(Advancing American Freedom)」というグループは、ミッチ・マコーネル連邦上院少数党(共和党)院内総務(ケンタッキー州選出)とマイク・ジョンソン連邦下院議長(ルイジアナ州選出、共和党)に書簡を送った。その中で、「戦争を戦うために女性に徴兵登録を義務化するというアメリカ合衆国の考えは、全く支持できず、何としても反対しなければならない」と主張した。

連邦上院軍事委員会の共和党側のトップであるウィッカー議員は、法案から女性の徴兵登録の文言を削除するよう努めると述べた。

ウィっか―議員は、「私は女性の徴兵登録義務化に反対だ。今は、それについて、連邦議会の両院の議場で、議論を始める時期ではないと思う。私たちの現状は、徴兵の実施には程遠いし、差し迫った本当の問題について話し合う必要があるときに、枝葉末節にかまけることになると私は考える」と述べた。

ウィッカー議員は、「議場での討論や委員会の出会議で、そうした文言が法案からなくなることを願っている」と続けて述べた。

しかし、連邦上院軍事委員会のジャック・リード委員長(ロードアイランド州選出、民主党)は政策変更案を擁護し、女性は最前線の歩兵として勤務しなくても、多くの種類の軍務に就くことができると主張した。

リード議員は、「今日、我が国の軍隊では、女性が目覚ましい活躍をしている。もし、徴兵が必要な状況になったとしたら、18歳以上の健康な国民全員が必要になると考える」と語った。

リード議員は、「徴兵が実際に行われるということは、私たちが非常に深刻な状況にあることを意味する」と付け加えた。

リード議員は「大量の歩兵が必要だった第二次世界大戦当時とは違う。私たちは、サイバー専門家、情報諜報アナリスト、言語学者などを必要としている。ちょっと待って欲しい、男性よりもこの仕事ができる女性はたくさんいます」と主張した。

リード議員は、共和党がこの提案に激しく反対しているのは、「筋が通らない(just doesn’t make any sense)」と述べた。

連邦上院の補佐官たちは、この問題は党派を超えていると指摘し、共和党所属の議員の一部は、女性が18歳になったときに男性と同様に選択兵役制度(Selective Service System)に登録することを義務付けることに概ね賛成している。

連邦上院共和党は既に、11月の選挙までの議会日程が減りつつあることを考慮すると、チャック・シューマー連邦上院多数院(民主党)院内総務(ニューヨーク州選出、民主党)が法案を近いうちに議場に提出するかどうかについて疑問の声を上げている。

ウィッカー議員は「法案が議場に提出されることを願っている。公の場で議論することは非常に重要だ。民主党執行部がこの法案を提出しないのではないかという噂を耳にするが、それを覆してほしい」と述べている。

共和党側のマコーネル院内総務は月曜日、民主党側のシューマー院内総務に対し、国防権限法案を「遅滞なく(without delay)」提出するよう求めた。

共和党側の指導者であるマコーネル院内総務は、今月初めに、連邦上院軍事委員会が国防権限法案を取りまとめたことを称賛したが、その後、民主党が法案を審議するプロセスを長引かせる可能性があると示唆した。

マコーネルは「しかし委員会の行動直後、連邦上院民主党幹部たちは国防の要件を真剣に受け止め始める用意があるという期待を打ち砕いた」と述べた。

女性に徴兵資格を求める投票は、モンタナ州やネヴァダ州といった共和党優勢の州や激戦州の民主党に再び打撃となる可能性がある。

共和党連邦上院議員委員会委員長のスティーブ・デインズ議員(モンタナ州選出、共和党)は前回議会で、女性に選抜兵役制度への登録を義務付ける規定を国防権限法(NDAA)から削除する2022年の修正案を支持した際、この問題を取り上げた。

デインズ議員は「モンタナ州の勇敢な男女は、自発的に我が国の軍隊に加わり、モンタナ州が持つ、豊かな軍務奉仕の遺産を受け継いでいる。私たち国の娘たちに徴兵を強制する必要はない」と述べている。

ホウリー議員は、2021年の国防権限法の女性の徴兵に関する文言を無効にする修正案を提案した。ホウリーの行動は民主党に対し、2021年12月の修正案の採決を行わずに最終的にこの問題を法案から削除するよう圧力をかけた。

ホウリー議員はまた、2022年には、共和党のテッド・クルーズ連邦上院議員(テキサス州選出)、トム・コットン連邦上院議員(アーカンソー州選出)、マイク・リー上院議員(ユタ州選出)、マルコ・ルビオ連邦上院議員(フロリダ州選出)、ロジャー・マーシャル(カンザス州選出)、ジョン・ブーズマン(アーカンソー州選出)、ジェームズ・ランクフォード連邦上院議員(オクラホマ州選出)、デインズ上院議員(モンタナ州選出)が共同提案した、女性に選抜兵役制度への登録を義務付ける文言を削除する国防法案修正案を提案した。

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 古村治彦です。

 日本国政府が高齢者の預金口座からの引き出し制限を設けるという話が出ている。「名義人が65歳以上で、取引が1年以上ない預金口座はATMを使えないようにする案」を警察庁が出しているということだ。その理由は「特殊詐欺被害を防ぐ」ということだそうだ。

 現在、年齢に関係なく、ATMで1日に引き出せる金額には制限がかけられ、窓口で200万円くらいの金額を自分の口座から引き出そうとすると、「何に使うのかを書類に書く」「使い道を根掘り葉掘り聞かれる」などの、所有権(所有している財物をどのように処分しようと所有者の自由だ)を否定されている異常な事態になっている。個人のお金の使い方を銀行が聞いてそれをお上に届けるなんて、いつから岡っ引きのようなことを、銀行員がしなければならなくなったのか。そもそも銀行は顧客の私的な行動、秘密はどんなことがあっても守るものではないのか。ここで正論を並べ立てても仕方がないが、現在が異常な事態であることは明らかだ。

 既にATMでの現金の引き出し、振り込み(現金ではできない)に制限がかけられている。これは特殊詐欺やマネーロンダリング(日本国民の大部分がテロリスト、反社会勢力とでも言うのか)を防ぐためだとされている。犯罪を防ぐために既に不便な状態にされているのに、更に不便を高齢者に強いることは間違っている。これは保護でもなんでもない。そもそも特殊詐欺犯に対する捜査や摘発がきちんとできているのか、警察はどの湯女対策を行っているのかということが問題点として指摘されねばならない。犯罪を防ぐことができない警察は無能と断ぜられても仕方がない。日本の警察は世界でも優秀であるという評価がある。それは間違いないだろうが、きちんと能力を発揮しているのかどうか怪しいところだ。

 現在の日本の40代から下は本当に惨めな状況だ。バブル時代に楽しい経験をした分、50代から上はまだ恵まれているし、40代から下の就職氷河期と言う地獄のようなこともなかった。それだけ金融資産も大きい。65歳から上の金融資産をきちんと把握しておくことは国にとって重要だ。40代から下には金融資産は少ない。いざとなればそこに財産税をかける、国債を間接的にかつ強制的に買わせるようにして後々紙くずにする、というような戦時中、戦後のようなことをすることになる。そのためにもマイナンバーカードもセットにしなければならない。

 あれだけの不手際があっても、マイナンバーカードに固執し、保険証廃止を強行するのは、マイナンバーカードを老人たちに持たせるためだ。老人にとって保険証は大事なものだ。持病の診察と薬をもらうこと、これに老人は命懸けだ。だから、保険証が廃止されるなんてことになったら、マイナンバーカードが命の次に大事なものとなる。「そのマイナンバーカードには皆さんの健康の管理のためにお薬の記録や血液検査の結果も記録されて、診察のお役に立ちますよ」と国家は老人の皆さんに微笑みかけるだろう。

 しかし、そのマイナンバーカードには皆さんの口座の記録まで全部収められる。そして、お金の動きを全部管理される。戦争になれば、財産税をかけられるか、戦争国債を強制的に買わされる方向に動くだろう。お金のない若者たちは、健康記録から戦争に耐えられるだけの健康な人たちが効率的に選ばれて徴兵されることになる。そのためのマイナンバーカードである。このカードがあれば、国会議員の子供たちや親族のナンバーが分かっていれば、それを取り除いて検索できるだろうし、借金や奨学金の返済に困っている若者たちを簡単に選び出して、直接兵隊に志願すればちゃらにしますよと勧誘することもできる。

 1年以上動きがない口座ということは、それは所有者にとっては虎の子のお金ということになる。命に係わるとか家の改築などの人生の重大事のために取っておくという大事なお金だ。国家はそれを動かしたい。少しでも使わせたい。そのために燻(いぶ)り出しのように新聞を使って老人を脅している。

 日本国家は平成時代を通じて悪辣さと残忍さをエスカレートさせている。国家を信じて国家の言うとおりにしていれば大丈夫ということはない。特に非常時はそうだ。戦時中や戦後のことを思えば、私たちは常に疑い警戒しておかねば自分の身すらも守れない状況に陥ってしまう。くわばらくわばら。

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●「特殊詐欺防ぐ?高齢者の“ATM制限案 警察庁から提案」

7/27() 18:33配信 テレビ朝日(ANN

https://news.yahoo.co.jp/articles/f23e6f7a3cf261f5e911fc6fa51a5031488cc4ce

特殊詐欺の被害が全国で相次ぐなか、警察庁が銀行業界に対して一定の条件を満たした高齢者を対象にATMの利用を制限する案を示していることが分かりました。

 全国各地で後を絶たない特殊詐欺事件。去年の特殊詐欺の被害額は3708000万円で、8年ぶりに増加。その被害者の実に86.6%は65歳以上の高齢者でした。

 詐欺グループは高齢者をだましてATMから現金を振り込ませたり、高齢者からキャッシュカードをだまし取って現金を引き出したりしていて、被害が相次いでいます。

 警察庁は、名義人が65歳以上で取引が1年以上ない預金口座についてはATMの使用を制限する案を銀行業界に示していることが警察関係者への取材で分かりました。

 高齢者のATMの利用制限については、りそな銀行、横浜銀行、千葉銀行や地方の金融機関などですでに始まっています。

 例えば、千葉銀行。70歳以上で過去3年間ATMでキャッシュカードによる振り込みがない人や過去1年間ATMで一度も20万円を超える引き出しのない人はキャッシュカードによる振り込みと引き出しできる金額が一日20万円までに制限されています。

 特殊詐欺被害を減らすために高齢者のATM利用を制限する必要はあるのか。一部の金融機関で導入され始めている高齢者のATM利用制限。

 松野官房長官:「特殊詐欺については様々な検討・調整を行っているが、具体的に定まっているものではないと承知をしております」

 銀行業界ではシステム改修への負担や利便性が低下することへの懸念もあり、実現に向けた調整には時間がかかるとみられています。

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●「高齢者口座のATM制限案を検討 政府、特殊詐欺被害防止で」

7/26() 21:06配信 時事通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/a0319e869de710dc81a19ec5a3c1c9fa1ebe9508

 全国で相次ぐ特殊詐欺の被害防止に向け、政府内で高齢者名義の銀行口座のATM利用を制限する案が検討されていることが26日、分かった。名義人が65歳以上で、取引が1年以上ない預金口座はATMを使えないようにする案が出ている。詐欺グループが高齢者をだましてATMから現金を振り込ませたり、高齢者からキャッシュカードをだまし取って現金を引き出したりする被害を減らす狙いがある。

「FXで稼ぎませんか」という詐欺、その巧妙な手口とは 2020年から被害急増、背景にアプリとSNS

 複数の関係者によると、警察庁がこのほど、銀行業界にこの案を示した。高齢者は現金の利用頻度が高く、利便性が低くなることに不満の声が出ることも予想される。銀行業界には顧客の利用を制限することやシステム改修の負担を懸念する意見もある。

 政府は今後、犯罪対策閣僚会議で銀行業界を巻き込んだ特殊詐欺対策を取りまとめる予定だが、業界内の調整には時間がかかる見通しだ。

 一部の銀行では年齢などを条件に高齢者のATM利用を制限している。

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める
20211129sankeiad505

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