古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

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 古村治彦です。

 2026年11月3日に投開票が行われるアメリカの中間選挙の情勢は今のところ、連邦下院では民主党が過半数を奪還、連邦上院では大接戦ということになっている。2024年の選挙後には、ホワイトハウス(大統領)、連邦上下両院、連邦最高裁判所の判事の構成で共和党が勝利し、もしくは過半数を握る状態になっていたことを考えると、ドナルド・トランプ政権の人気低迷ぶりを示していることにはなる。しかし、中間選挙はこれまでの多くの場合、大統領を握っている政党に厳しい結果が出てきた。そう考えると、二期目で次の大統領選挙には出られないトランプ大統領が迎える最後の中間選挙の結果が厳しいのは自然なことである。

 今回の中間選挙で優勢な民主党では、進歩主義派(Progressives)、民主社会主義勢力(Democratic Socialists)が勢いを増している。物価高や格差拡大、生活苦などから、都市部の、大学教育以上を受けた若者たちの間で、民主社会主義への支持が拡大している。民主社会主義に関してはこのブログでも何度もご紹介しているので、読者の方々にはなじみ深い言葉になっていると思う。民主社会主義を標榜する人々はアメリカ民主社会主義者(the Democratic Socialists of America、DSA)に結集している。この組織は民主党とは別組織である。DSAのメンバーが民主党員となり、各種選挙の民主党予備選挙に立候補して当選して、民主党の候補者となっている。

 DSAが目指す政治や社会の姿を示す綱領(platform)が7月に発表され、その内容の一部に批判が集まっている。その中で、政治面で見れば、連邦上院の廃止、二大政党制から多党制民主政治体制への移行、連邦議会による大統領と連邦最高裁判所判事の選出(大統領と連邦最高裁が連邦議会に従属する)といった内容を主張している。これは、連邦下院のみの一院制となり、連邦下院が大統領と連邦最高裁判所の人事を握るということになり、連邦下院が優越することになる。これは民意を反映するということになるが、連邦下院を抑制するということが難しくなる。連邦下院を掌握する党派が圧倒的に有利な状況になる。上院を廃止し、連邦下院の定数を拡大するということになるが、人口に基づいて議席が配分されることになり、都市部が有利になる。そうなると、都市部に強い民主党、さらに言えばDSAに有利ということになる。

また、連邦下院が大統領と連邦最高裁判事を選び出すということは、その前提となるのは、「連邦下院の議席配分は有権者の意思を体現している」という考え方である。これは、ジャン・ジャック・ルソーの「一般意思(general will)」の体現という考えに基づいて、このような主張がなされているのだろうと私は考える。連邦下院(立法)が大統領(行政)と連邦最高裁判所(司法)に対して優越するということは、権力の相互抑制がなされないことになり、これは独裁政治を生み出す危険性がある。民主社会主義はアメリカで勢力を伸ばしているが、その基盤には危険なものがあるということもまた私たちは認識しておかねばならない。

(貼り付けはじめ)

民主党予備選挙で党内が分裂する中で共和党は全米民主社会主義者(Democratic Socialists of America、DSA)の新たな綱領を批判(Republicans decry a new Democratic Socialists of America platform as Dem primaries split the party)

アメリカ公共放送(PBS)

2026年7月27日

https://www.pbs.org/newshour/politics/republicans-decry-a-new-democratic-socialists-of-america-platform-as-dem-primaries-split-the-party

ニューヨーク発(AP通信)。最近の予備選挙で相次いで勝利を収めている進歩主義派団体が新たな政策綱領を打ち出したことを受け、共和党はこれを民主党攻撃の材料にしようとしている。11月の中間選挙を控え、共和党は民主党を過激派や共産主義者として位置づけようと画策しているためだ。

アメリカ民主社会主義者(the Democratic Socialists of America、DSA)が掲げる「労働者はもっと報われるべきだ(Workers Deserve More)」という綱領(platform)は、必ずしも各候補者自身の政策と完全に一致する訳ではないが、週末には共和党の有力者たちがこれを激しく非難した。DSAの綱領は、連邦上院の廃止(abolishing the Senate)、大統領や最高裁判所を連邦議会が選ぶ指導者に置き換えること(replacing the president and the Supreme Court with leaders picked by Congress)、そしてアメリカの全ての永住者に投票権を認めること(allowing all permanent U.S. residents to vote.)など、アメリカ政府の構造を根本から変える「新憲法(a new constitution)」の起草を提案している。今月初めに発表されたこの綱領には、こうした構造改革に加え、数多くの社会改革案も盛り込まれている。

マイク・ジョンソン連邦下院議長(ルイジアナ州選出、共和党)はXに次のように投稿した。「野蛮人たちが門の内側に侵入している―それなのに民主党は彼らを『歓迎』して招き入れている(WELCOMING)。共産主義はもはや起こることなど考えられない脅威(a far fetched threat)ではない。我々の足元にまで迫っているのだ!」。

『ウォールストリート・ジャーナル』紙の保守寄りの論説委員会もこの政策案を急進的だと批判し、共和党やそれに賛同する民主党員が国民に対してその内容を周知させるべきだと論じた。一方で論説委員会は、若年層には響かないので、共産主義(communism)という言葉を使った攻撃は避けるよう共和党に助言もしている。

全米各地の民主党予備選に出馬している進歩主義派やDSA支持の候補者全員が、DSAの政策綱領を全面的に受け入れている訳ではない。民主党内でも、党を前進させるための最善の政策をめぐり、進歩主義派と穏健派(moderates)の間で意見の対立がある。しかし、DSAの綱領は、来年の連邦議会でどちらの党が多数派を握るかを左右する選挙戦において優位に立とうとする共和党にとって、民主党を一括りにして攻撃する格好の材料となっている。

ドナルド・トランプ大統領は今年、民主党を共産主義者と呼び、彼らが「伝統的なアメリカの生活様式を破壊しようとしている(destroy the traditional American way of life)」と主張するかつての常套句を再び使い始めた。海外での紛争や生活費の高騰に不満を抱く国民を前に党の擁護に追われてきた共和党の他の議員たちも、これに追随し、より戦いやすい土俵へと回帰している。

●DSAの綱領は政府と社会の抜本的な変革を求めている(DSA agenda calls for dramatic overhaul of government and society)

7月中旬に発表されたDSAの国家ヴィジョンは大規模な変革を提案している。DSAによれば、それらの一部は現行制度下でも実現可能だが、最終的には「ゼロから新しい社会を築く(building a new society from the ground up)」ことが必要になるという。

提案されている変革には、投票権の拡大、全ての選挙の公費負担化、二大政党制(the two-party system)から多党制民主政治体制(a multi-party democracy)への移行、大企業の公的所有確立(establishing public ownership of large corporations)、そして移民の権利拡大と同時に移民関税執行局(Immigration and Customs Enforcement、ICE)による拘束・強制送還を廃止することなどが含まれる。

DSAの共同議長であるミーガン・ローマーは、最近出演した「Foxニューズサンディ」で、この政策綱領の各項目について説明した。その際、国境や刑務所の廃止といった一部の提案については、長期的な計画の一環とみなされるものであることを認めた。

共和党全国委員会は週末、この政策綱領に注目を促す投稿を行い、これを受けて複数の共和党議員が危機感を表明した。

テキサス州選出のテッド・クルーズ連邦上院議員は、X上で「これらの人々は正気ではない」と反応した。

連邦下院共和党ナンバー2のスティーヴ・スカリス議員は、「この動画をよく見て欲しい」と書き込み、「こうした考えが、あなたがたの地域社会に、予想よりも早く持ち込まれるかもしれない」と警告した。

●進歩主義派の候補者たちが近年の選挙で成功している(Progressive candidates have succeeded in recent races)

DSAの掲げる政策は、DSAと足並みを揃える候補者たちが近年の民主党予備選挙で相次いで勝利を収める中で注目されている。彼らは、党内のエスタブリッシュメントに対する有権者の怒りや、イスラエルとの同盟関係に対する懐疑的な見方の広まりを追い風にし、ニューヨーク州やコロラド州の連邦下院選挙で穏健派候補を僅差で破ってきた。

民主社会主義を掲げる候補者たちは、ワシントンDC、ニューヨーク、シアトルといったアメリカの主要都市の市長選でも勝利を収めている。ミズーリ州で間もなく行われる予備選挙では、DSAが支援する女性元連邦下院議員と、穏健派の現職民主党議員が対決することになっており、この運動の勢いがさらに試されるという状況だ。

一方で、進歩主義派候補者の中には、DSAの政策方針とは一線を画す姿勢を示す人たちもいる。例えば、ミシガン州の連邦上院議員予備選挙に出馬する進歩派のアブドゥル・エルサイードは、自身は資本主義を支持しつつも規制が必要だと述べ、社会主義とは距離を置く姿勢を示している。

その一方で、民主党全国委員会のジェイミー・ハリソン元委員長をはじめとする党内エスタブリッシュメントは、党の進むべき方向性を批判しながら党の予備選挙に出馬するDSA系候補に対し、強い反発を示している。

ハリソン氏は6月、ソーシャルメディアへの投稿で次のように書いた。「悪意や敵意を持って言うのではないが、もし民主党が嫌いなら、党の指名を求めて出馬しないでいただきたい。党の資金やリソースを使わないでいただきたい。ヴォランティアや組織基盤にも頼らないで欲しい。民主党員に対し、あなたの選挙運動に時間や資金、労力を費やすよう求めないで欲しい。あなたが心から支持できる政党を築くことに注力して欲しい」。
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アメリカ民主社会主義者がアメリカ政府の抜本的改革を提案(Democratic Socialists of America propose radical overhaul of US govt)

-アメリカ民主社会主義者(DSA)は、医療の無償化や連邦上院の廃止を掲げ、労働者階級のアメリカ人のために闘おうとしている。彼らの政策綱領「労働者はもっと報われるべきだ(Workers Deserve More)」には、他にどのような内容が盛り込まれているだろうか?

エミリー・R・コンドン筆
2026年8月2日

『USAトゥデイ』紙

https://www.usatoday.com/story/news/politics/2026/08/02/democratic-socialists-america-platform/91092595007/

アメリカ民主社会主義者(the Democratic Socialists of America、DSA)が最近発表した政策綱領は「労働者はもっと報われるべきだ(Workers Deserve More)」と題されており、医療費や就学前教育の無償化など、多くの進歩主義派から支持されている、働く家庭の生活費負担を軽減するための提案が盛り込まれている。

綱領のウェブサイトには、アメリカにおける社会民主主義のヴィジョンには次のようにこう記されている。「借金はない。医療保険も必要ない。住宅ローンや家賃の支払いも不要だ。それは、快適な住まいは人権だからだ」。

7月14日に発表されたこの綱領は、保守派から大きな反発を招いた。共和党所属のマイク・ジョンソン連邦下院議長は、この綱領を「野蛮人(barbarians)」による「共産主義(communism)」だと批判し、特に連邦上院の廃止や連邦議会による大統領選出といった急進的な政策を激しく非難した。

ジョンソン議長はXに次のように投稿した。「これはもはや『常識対狂気(Common Sense vs. Crazy)』の対立ではない。『常識対共産主義(Common Sense vs. COMMUNISM)』の戦いだ」。

自らを民主社会主義者と称する人全てがDSAに所属している訳ではないが、DSAは左派勢力の中でますます影響力を強めている。メンバーには、いずれも民主党のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出)、ニューヨーク市長ゾーラン・マムダニ、ラシダ・トレイブ連邦下院議員(ミシガン州選出)などが名を連ねている。また、ニューヨーク州のダリアリザ・アビラ・シュヴァリエとクレア・ヴァルデス、コロラド州のメラト・キロスといった連邦下院議員選挙の民主党候補者や、州・地方レヴェルの公職者も多くがDSAに所属している。

7月30日のCNNの世論調査によると、民主党支持者の3分の1が自らを民主社会主義者と自認しているが、その中には、アメリカ政府の抜本的改革に向けたDSAの提案の一部について、詳しく知らない人も少なくない可能性がある。また、7月28日のロイター・イプソスの世論調査では、アメリカ人の47%が「民主社会主義の政策を理解していない」と回答している。

ドナルド・トランプ大統領や共和党の支持者たちが民主社会主義者を「共産主義者」と激しく非難する一方で、DSAは新たな綱領において、独自のスタンスを明確に打ち出している。

会員12万人を擁するDSAの政策ロードマップは、以下の3つの項目で構成されている。

・繁栄する労働者階級共同体

・労働者階級のための外交政策

・労働者階級のための民主政治体制

●改革される民主政治体制(Reforming democracy)

「労働者階級のための民主政治体制」は、投票権の対象を市民以外にも全ての永住者にまで拡大することで、選挙制度への参加機会を増やすことを目指している。さらに、刑事有罪判決によって剥奪された投票権を回復させるほか、ワシントンDCの州昇格や、プエルトリコやグアムといったアメリカの準州における自己決定権(self-determination)の確立も求めている。

この綱領は構造的な変革も求めており、その中にはアメリカ憲法の改正を必要とするものも含まれている。具体的には以下の通りだ。

・連邦上院の廃止。アメリカ民主社会主義者(DSA)の共同議長であるミーガン・ローマーはFOXニューズに対し、連邦上院は、「時代錯誤な制度(anachronistic institution)であり、イギリスの貴族院に由来するもの(It comes from the British House of Lords)だ」と述べた。また、連邦上院は「権力を守る(protect power)」ため、そして「国民が過度な発言権を持たないようにする(the people didn't have too much of a say)」ために創設されたと指摘している。

・連邦下院の定数拡大(具体的な数字は示していない)。

・二大政党制(the two-party system)から「多党制民主政治体制(multi-party democracy)」への置き換え。

・大統領選挙の選挙人団制度(the Electoral College)の廃止と連邦議会による大統領および最高裁判所判事の選出。

・全ての選挙における「順位付け投票(ranked-choice voting in all elections)」の導入。

・ロビイストや「ダークマネー(dark money)」(寄付者の開示義務がない選挙用スーパーPACからの資金など)を制度からの排除。

企業に関しては、大企業の公有化、「攻撃的な富裕税(aggressive wealth taxes)」の導入、そして労働者が労働組合を結成する権利の強化を求めている。

●個人に対する政府の支援と援助(Government aid and support for individuals )

「繁栄する労働者階級共同体(Communities))」という提案の中で、アメリカ民主社会主義者は一般の人々のための解決策を提示している。このカテゴリーには、「全ての人に医療を」、「全ての人に住居を」、そして「グリーン・ニューディール」といった、左派の政策としてよく知られるものが含まれている。また、「労働者はもっと報われるべきだ」という項目には、以下の内容も含まれている。

・「繫栄する自由(Freedom to Flourish)」:週32時間労働、有給の家族介護・育児休暇、無償教育、そして生活可能な水準の最低賃金(a livable minimum wage)の導入を求めている。

・「大量投獄と警察の免責特権の廃止(End Mass Incarceration and Police Immunity)」:警察組織の「非軍事化(demilitarize)」や「市民による監視機関の権限強化(empower civilian oversight bodies)」を初期段階として進め、最終的には警察組織や刑務所制度そのものの廃止を目指す。

・「『再建期』の完遂(Finish Reconstruction)」:南北戦争後、南部諸州(Confederate states)を連邦に復帰させ、解放された元奴隷の権利を確立しようとした「再建期(Reconstruction Era)」は、1877年の政治的妥協により連邦軍が南部から撤退したことで終焉を迎えた。これにより、南部政治家たちがジム・クロウ法による人種隔離政策(Jim Crow segregation policies)を制定するための扉が開かれた。DSAの綱領は、この「再建」のプロセスは未完であるとし、部族との条約の尊重や賠償(reparations)の実施を通じて、マイノリティや先住民共同体の地位向上を目指している。最終的には「奴隷制と植民地主義の遺産を終わらせる(end the legacies of slavery and colonialism)」ことを掲げている。

・「Feminism for All(すべての人のためのフェミニズム)」:中絶の制限、避妊具へのアクセスの制限、トランスジェンダーの性別移行禁止など、「身体的自律性を抑圧する政策の廃止(ends policies that oppress bodily autonomy)」の取り組みにおいて、労働者階級の女性たちが先頭(forefront)に立っている。また、ジェンダー、資本主義、家父長制(the patriarchy)といった社会的構築物を解体し、LGBTQIA+共同体の完全な自由、すなわち「クィアの解放(queer liberation)」を実現することも求めている。

●世界の諸問題への不関与(Disengaging in world affairs)

綱領の「労働者階級の外交政策」という項目では、地政学や世界各地への軍事介入などにおいて、アメリカがどのように関与すべきか(あるいは関与すべきでないか)についてのDSAの見解が示されている。

彼らは、移民関税執行局(ICE)を廃止し、ICEによる拘束や強制送還を全て停止する移民政策への転換を求めている。その上で、「在留資格の有無にかかわらず全ての移民(all immigrants regardless of status)」に市民権取得への道を開き、要件を緩和することを提唱している。

「パレスチナの解放(Free Palestine)」も掲げられている目標の1つであり、これにはイスラエルに対する全ての軍事支援の停止や、「ガザ地区でのジェノサイドに関与したアメリカおよびイスラエルの指導者たちの訴追(Prosecute U.S. and Israeli leaders responsible for the genocide in Gaza)」が含まれる。

おそらく最も急進的なのは「アメリカの戦争マシーンの解体(End the U.S. War Machine)」と題された項目で、国防総省への「予算停止(defund)」、海外アメリカ軍基地の閉鎖、そして国際刑事裁判所(the International Criminal Court)の方針に沿ったアメリカの戦争犯罪人の訴追を求めている。退役軍人の支援や雇用も盛り込まれている。アメリカ軍の軍事行動を統括する機関を完全に廃止することを目指しているのかどうかは不明だが、ローマー議長はFOXニューズのインタヴューで、国防総省への予算停止を「完全に(absolutely)」求めていると述べた。

最後に、封鎖(blockades)、禁輸措置(embargoes)、制裁(sanctions)を終了させることで、国内問題以外の事案への不関与求めており、具体的にはイラン、キューバ、ヴェネズエラを対象とした措置が挙げられている。

「世界中の人々は、アメリカの干渉(interference)を受けることなく自分たちの人生を生きる権利がある(People around the world deserve to live their lives without U.S. interference)」とDSAは記している。

●ワシントンの指導者たちはこうした急進的な主張を支持しているのだろうか?(Are leaders in Washington behind the more radical positions?)

USAトゥデイ紙は、オカシオ=コルテス、マムダニ、トレイブ、キロス、アビラ・シュヴァリエ、ヴァルデスの各氏に対し、DSAの綱領「労働者はもっと報われるべきだ」を支持するかどうかを問い合わせた。この綱領には、連邦上院や大統領選挙の選挙人団の廃止、国防総省(「戦争省」と呼称)への予算供給停止、軍事基地の閉鎖、キューバ、イラン、ヴェネズエラに対する経済制裁の解除、そして大統領や最高裁判所の置換といった要求が含まれている。

ヴァルデスの選挙事務所はコメントを拒絶し、他の政治家たちからは回答がなかった。

ペンシルヴァニア州選出のサマー・リー連邦下院議員とテキサス州選出のグレッグ・カサール連邦下院議員は、かつてDSAから支持を受けていたが、両議員とも現在はDSAのメンバーとは見なされていない。

(貼り付け終わり)
(終わり)

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『世界は「宗教戦争」に突入した 「神に選ばれた」支配者の使命と論理』

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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 古村治彦です。

 今年11月の中間選挙に向けて、現在、各地で連邦上下両院議員選挙や知事選挙の、民主党と共和党の予備選挙が実施されている。予備選挙はそれぞれの党の候補者を決める選挙であり、予備選挙を勝ち抜いて党の候補者となり、11月の本選挙に挑むということになる。現職の議員でも予備選挙で敗北して本選挙に出られずに退任ということは頻繁に起きる。連邦下院議員選挙は2年おきに実施され、野心を持つ挑戦者にとっては良いチャンスとなる。現職にとっては選挙対策に忙殺され、4期、5期くらい務めると心身ともに疲弊し、自ら引退して、ロビイストに転身したり、元の職業に戻ったりする人も多い。

 日本でも、民主党の予備選挙で、民主社会主義者、進歩主義者の候補者たちが勝利を収めていることが報じられている。このブログでもすでにご紹介している。それと同時に、左派の有権者の投票だけでは本選挙には勝てないということで、民主党支持の有権者をまとめるために、アメリカ民主社会主義者(DSA)を抜けて、民主党の候補者になるという人も出ていることもご紹介した。

 共和党がトランプの党になり、元は民主党を支持していた、労働組合に加盟していた白人労働者たちの党になりつつあることは知られている。以前は「共和党は経営者や白人の党、民主党は労働者やマイノリティの党」という色分けになっていたが、それが崩れつつある。労働者階級だからと言って民主党を自動的に支持することはないということを2016年の大統領選挙が明らかにした。こうした有権者は「民主党を支持してきたが、民主党は自分たちを見捨てて、新自由主義を受け入れ、自分たちの生活は悪くなった。それを隠すために、同性愛や人種、DEIといった社会や文化に関わる問題に傾注してきた」という感情を持っている。生活の心配がないエリート層は経済問題よりも、社会・文化問題に関心を持ち、よりリベラルな方向に進めようとしている。それについていけない労働者階級は「頭が悪い」と切り捨てるということになる。

 しかし、有権者の数で言えば、エリートよりも非エリートの方が多く、労働者介入の方が多い。民主党内部ではリベラルなエリートたちは大きな集団であっても、社会全体で見れば、その大きさと影響力は小さくなる。本選挙で勝つには、中道派やエスタブリッシュメント、更には共和党支持者も巻き込んでいかねばならない。

 民主社会主義者たちは経済問題を中心にして選挙戦を戦っているが、文化や社会問題について、あまり急進的にならずに、国民の世論に従う形で、底から半歩位離れるくらいの主張をするようにすれば、本選挙でも勝つ可能性が高まる。しかし、熱心な支持者である社的な有権者たちが離れるというディレンマを抱えることになる。ここをどのよう差配するかということが民主党にとって重要になってくる。

(貼り付けはじめ)

民主党は間違った問題の解決をしようとしている(Democrats Are Solving the Wrong Problems)

-民主党は文化的な問題において信頼に足る存在であることを中道派の有権者に示す必要がある。

ファリード・ザカリア筆

2026年8月7日

『フォーリン・ポリシー』誌

https://foreignpolicy.com/2026/08/07/democrats-moderates-liberals-progressive-politics-working-class-primary-elections-republican-party-trump/

abdulelsayed20260806001

ミシガン州上院議員選挙民主党予備選挙で勝利したアブドゥル・エルサイードがミシガン州デトロイトで行われた記者会見で話をしている(8月6日)

民主党はディレンマに直面しており、ミシガン州の連邦上院議員選挙民主党予備選挙はその状況を如実に示していた。カリスマ性のある進歩主義派のアブドゥル・エルサイードが、民主党エスタブリッシュメントの支持を受けた穏健派のヘイリー・スティーヴンス連邦下院議員を破った。エネルギーは間違いなくエルサイードにあった。しかし、『ワシントン・ポスト』紙の分析によると、エルサイードの支持はミシガン州内で最も高学歴な郡や大学町に集中しており、一方のスティーヴンスは多くの地方や低所得地域で善戦していた。ここにディレンマがある。左派には情熱があるものの、本選挙で民主党が勝利するために必要な票は、依然として中道派が握っているのだ。

進歩主義派の答えは、経済面でよりポピュリスト的な姿勢を取ることでこの問題を解決できるというものだ。つまり、富裕層を批判し、給付を拡充し、それによって労働者階級にアピールするのだ。しかし、こうした考えは実際の労働者階級には響いていない。ピュー・リサーチ・センターの調査によると、民主党支持者のうち、自らを「民主社会主義者(democratic socialists)」と称する政治家を好むと答えたのは、大卒者では41%に上るのに対し、大卒でない層ではわずか26%にとどまっている。また、高所得の民主党支持者の方が低所得の支持者よりも民主社会主義者に好意的であり、その比率は40%対24%となっている。

民主党は長年、労働者階級の支持を取り戻すことを夢見てきた。ジョー・バイデン大統領は、経済政策を前面に打ち出し、ここ数十年で最大規模の労働者階級への働きかけを行った。バイデン政権はインフラ、工場、クリーンエネルギー、半導体分野に数千億ドルを投じたが、その多くは共和党支持の強い郡へと流れていった。それにもかかわらず、2024年の選挙では、ドナルド・トランプが大卒でない有権者や年収5万ドル未満の有権者の支持を獲得し、労働者階級のヒスパニック系や黒人有権者の間でも支持を伸ばした。過去30年間、民主党は経済政策において左傾化してきたが(クリントンよりオバマが左寄り、オバマよりバイデン氏が左寄り)、同じ期間に労働者階級は着実に民主党から離れていった。

ここから得られる教訓は、経済政策が重要ではないということではない。しかし、民主党の問題は、経済政策において中道寄りすぎると見られていることにあるのではない。民主党は、医療や、現在も大きな関心事である生活コスト(the cost of living)といった問題では、常に共和党をリードしている。民主党の弱点は、犯罪、移民、国境管理、そしていわゆる「ウォーク(woke:社会正義や差別に高い関心を持つ姿勢)」なアジェンダといった、文化的・社会的な問題にある。一例を挙げると、「アーギュメント(The Argument)」による世論調査では、トランプを支持しないものの共和党への投票に傾いていた有権者の間において、犯罪対策への信頼度で共和党が47%対1%で、民主党を大きくリードしていた。

民主党は圧力を受けているが、文化的な問題で中道寄りになるよりも、経済政策で左派寄りになる道を選ぶ方がはるかに容易だと感じている。国境管理の徹底、常習的な違反者への処罰、能力主義の擁護、あるいは生物学的な性の重要性といったことを率直に口にすれば、活動家や権利擁護団体、そして高学歴な党スタッフからの反発を招く恐れがあるからだ。そのため、多くの有権者を自分たちから遠ざけている文化的な姿勢には手をつけず、代わりに巨額の補助金や新たな給付策を提示したり、億万長者への攻撃を強めたりする。

しかし、事実はその逆であることを示唆している。ある研究では、29の政策課題における民主党の方針転換が検証されたが、選挙で最も大きな成果が得られたのは、社会・文化的な問題において中道寄りへ舵を切った場合であることが明らかになった。また別の報告書によれば、労働者階級の有権者は、リベラルな大卒層に比べて、国境警備の強化、犯罪の減少、警察官の増員をはるかに重視していた。一方、リベラルな大卒層が重視したのは、権威主義への抵抗、トランスジェンダーの権利や中絶へのアクセスの保護、そして気候変動対策だった。

この溝が深まったのは、労働者階級の有権者が単に右傾化した(lurched to the right)からではなく、むしろ大卒の民主党支持者がより急激に左傾化した(moved left further)からだ。アメリカ政治学者ニコラス・ジェイコブスの分析によると、2000年の時点では、民主党支持者と労働者階級の有権者の双方において、移民の受け入れ拡大を支持する割合は約8%に過ぎなかった。しかし、2020年には、民主党支持者の48%がこれを支持したのに対し、労働者階級の有権者では24%にとどまった。中絶に関する意見の差は、1980年には3ポイントだったが、2024年には30ポイントにまで拡大した。宗教や家族のあり方、そして政府が税金を無駄遣いしないという信頼感についても、大きな隔たりが生じている。

トランプは、こうした乖離が持つ政治的な力を理解している。選挙集会で彼が激しく批判する内容を聞いてみて欲しい。トランスジェンダーの選手、DEI(多様性・公平性・包摂性)を推進する官僚機構、エリート大学、犯罪、そして制御不能な国境といった問題だ。彼は、こうした問題が有権者の直感(gut)に深く訴えかけるものであることを知っている。

民主党がトランプを模倣したり、マイノリティを見捨てたり、反動的になったりすることが解決策ではない。国民皆保険制度や富裕税によってニューディール時代の連合が復活するという幻想を捨てるべきだ。あの時代もあの連合ももはや存在しない。幸いなことに、民主党は既に強力な現代的連合を築いている。大卒者、女性、マイノリティ、若年層、そして大都市圏の多くの労働者階級や中間層の有権者たちの連合だ。これらの有権者が求めているのは社会主義革命(a socialist revolution)ではなく、手頃な価格の住宅、質の高い学校、利用しやすい医療、安全な街路、国境管理、合法的な移民、そして経済成長といった、成果を出す効果的なリベラルな政府だ。そして、おそらくこれは、民主党が他の労働者階級にも再び支持を広げる助けとなるだろう。

民主党は、文化的に中道派の有権者に対し、リベラリズムは思いやりと寛容、開放性と無秩序、平等とイデオロギー的同調を明確に区別できることを示す必要がある。ミシガン州は、民主党の支持基盤、つまり予備選挙で投票するアメリカ人のごく一部にとって、民主党のエネルギーがどこにあるのかを示した。試練は、民主党がそのエネルギーを、国民全体に受け入れられる常識的な政治へと転換できるかどうかだ。

※ファリード・ザカリア:CNNの番組「ファリード・ザカリアGPS」の司会者であり、近著に『革命の時代(Age of Revolutions)』がある。彼は『ワシントン・ポスト』紙に週刊コラムを執筆しており、そのコラムは『フォーリン・ポリシー』誌にも配信されている。Xアカウント:@FareedZakaria

(貼り付け終わり)

(終わり)



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『トランプの電撃作戦』
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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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 古村治彦です。

※2025年3月25日に最新刊『トランプの電撃作戦』(秀和システム)が発売になります。是非手に取ってお読みください。よろしくお願いいたします。
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『トランプの電撃作戦』←青い部分をクリックするとアマゾンのページに行きます。

 民主党の反主流派である進歩主義派グループのスター議員であるバーニー・サンダース連邦上院議員とアレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)連邦下院議員が一緒になって、「寡頭政治と戦う」というキャンペーンを行っている。AOCはサンダースの大統領選挙民主党予備選挙の手伝いから政治に関心を持ち、地元のヴェテラン議員を破って連邦下院議員になった。AOCは鮮烈なデビューを飾った。このことは、このブログでかなり早い時期にご紹介している。

 サンダースとAOCは、金持ちが政治に影響を与えていることを批判し、その矛先はドナルド・トランプとイーロン・マスクに向かっている。しかし、彼らがまずやるべきは、民主党のホワイトハウス、連邦上下両院での敗北を総括することだ。トリプルレッド状態に何故至ってしまったのかということを反省することだ。最大の反省点は、民主党が労働者たちを見捨てたことだ。そして、民主党こそが金も経ちの党になっていることだ。

 生活が苦しい労働者たちの望む政策ではなく、高尚な、イデオロギーに偏った政策を民主党は実行してきた。民主党はもともと貧しい人、労働者、マイノリティの党であった。しかし、その支持基盤を彼らは見捨てたのだ。そのために、2024年の選挙で大惨敗を喫した。

 サンダースとAOCは、そのことを分かっているだろう。下の記事にあるように、サンダースはキャンペーンを通じて、「無所属の立候補者を増やす」という目的を語っている。「民主党から優秀な政治家を生み出す」ということを述べてはいない。これは、サンダースが民主党に何の期待もしていないということを示している。

 サンダースとAOCはイーロン・マスクを標的にして批判を展開している。マスクが社会保障を「史上最大のネズミ講」と呼んだことを批判している。確かに社会保障は人々にとってのセーフティネットだ。従って、きちんと機能しなければならない。それでは、これだけ人々の不満が募っているのは何故なのかということを考えねばならない。負担と受益のバランスが悪すぎるということは世界各地で起きていることだと考えられる。負担が増える人たちは将来、自分たちが受益者になるときに現在の水準の維持は不可能だという絶望を持っている。一方で、現在の受益者たちは「逃げ切った」「負担よりも受益が多い」ということを自慢げに語る。このような状態を生み出した社会保障政策を主導してきた民主党こそが反省すべき点が多々あると考えられる。

 民主党はリベラルの本筋が離れている。そのことに人々が不満を持っているのだ。そのことが分からずに、ただトランプとマスクを攻撃したところで、民主党の支持が回復するということはない。

(貼り付けはじめ)

オカシオ=コルテスとサンダースが初の共同集会でマスクを攻撃(Ocasio-Cortez, Sanders take aim at Musk in first joint rally)

ジャレッド・ギャンズ筆

2025年3月20日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/5206479-ocasio-cortez-sanders-take-aim-at-musk-in-first-joint-rally/

アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)とバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)は、今週行っているツアーでの最初の共同集会で、イーロン・マスクへの批判に狙いを合わせた。

進歩主義派の連邦議員たちは、サンダースが全国を回って展開している、「寡頭政治と戦う(Fighting Oligarchy)」ツアーの一環として、木曜日にラスヴェガスに集合した。ネヴァダ州選出のスティーブン・ホースフォード連邦下院議員(民主党)も木曜日のイヴェントに出席した。

オカシオ=コルテスは、マスクのような国内の富裕な人々が、裕福なアメリカ人への追加減税を可能にするために、メディケイドや社会保障(Social Security)などのプログラムを標的にしていると主張した。

オカシオ=コルテスは「私たちがここにいるのは、極端な権力集中と腐敗(an extreme concentration of power and corruption)がかつてないほどこの国を支配しているからだ」と発言した。

オカシオ=コルテスは、アメリカでは寡頭政治が定着しつつあり、最も経済的、政治的、技術的権力を持つ人々が「公共の利益を破壊して自分たち自身を豊かにし、何百万人ものアメリカ人がその代償を払っている(destroy the public good to enrich themselves while millions of Americans pay the price)」と主張した。彼女は特にマスクを名指しした。

連邦政府の規模を縮小し、連邦政府機関全体で大量解雇を実行するトランプ政権の取り組みの顔であるマスクは、連邦政府における詐欺と浪費(fraud and waste in the federal government)を追及したいと繰り返し述べている。

社会保障は、何百万人もの受給者と申請者に事務所への訪問を義務付けている

しかし、マスクの発言の一部と連邦議会の共和党所属の議員たちの行動は、ドナルド・トランプ大統領がこれらのプログラムへの潜在的な削減に関する懸念を和らげようと繰り返し努めているにもかかわらず、社会保障、メディケア、メディケイドへの削減が行われるかもしれないという懸念を煽っている。

マスク氏は社会保障を「史上最大のネズミ講(biggest Ponzi scheme of all time)」と呼び、最近は社会保障のような給付制度(entitlement programs)で詐欺(fraud)が蔓延していると示唆した。

トランプは社会保障、メディケア、メディケイドを削減しないと繰り返し述べているが、亡くなった数千万人が社会保障給付を受けていると何度も虚偽の主張をしている。

一方、連邦下院共和党が承認した予算決議では、メディケイドを監督する下院エネルギー・商務委員会に対し、管轄下のプログラムで少なくとも8800億ドルの削減を行うことを求めている。

オカシオ=コルテスは、現在の政治システムは脅威に対応する能力がなく、むしろ政治における金銭の影響を通じて脅威の発生を許していると述べた。しかし、人々は一致協力して反撃できると彼女は主張した。

オカシオ=コルテスは、議会が政府を閉鎖しないために可決した継続決議(連邦上院民主党の支持を得て可決)に言及したが、この決議は一部の連邦プログラムの予算を削減した。彼女は、ホースフォード議員とジャッキー・ローゼン連邦上院議員(ネヴァダ州選出、民主党)が法案に反対票を投じたことを称賛した。

AOCは、「労働者階級のために闘う勇気を持った彼らのような人々がもっと必要だ」と述べた。

サンダースは、経済的に恵まれた人々と、深刻な所得格差(deep income inequality)に苦しむ大多数の人々の2つの異なるアメリカ(two different Americas)が存在すると主張した。彼は「寡頭政治の強欲(greed of the oligarchy)」を今日のアメリカにおける「最悪の追加(worst addition)」と呼んだ。

サンダースは次のように述べている。「彼らはヘロイン中毒患者のようなものだ。彼らはお金をもっともっともっとと必要としている。そして彼らが望むものを手に入れるために社会保障やメディケイドを破壊することでできるならば、彼らはそうするだろう」。

彼は、削減対象となっているプログラムは家族にとって「死活的に(desperately)」必要であると述べた。彼はまた、木曜日にトランプが教育省を解体しようとした動きを非難し、ペルグラント(連邦政府が運営する返済不要の奨学金)受給者が資金を得るのが難しくなる一方で、学校に費用がかかり、障害のある子供たちが受けていた支援を失うことになると主張した。

サンダースは次のように語った。「今後数週間、数カ月間の私たちの仕事は、トランプをあらゆる面で支持するだけでなく、より多くのことを行うことだ。それは、私たちの国が向かうべき方向についてのヴィジョンを持つことだ」。

オカシオ=コルテスとサンダースは、ラスヴェガスでの訪問に加え、木曜日遅くと日曜日にアリゾナ州、金曜日にコロラド州を訪問する予定だ。
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サンダース:「オカシオ=コルテスとのツアーはより多くの無所属の立候補者の立候補を促すことが目的だ」(Sanders: Tour with Ocasio-Cortez meant to encourage more independent candidates)

タラ・スーター筆

2025年3月20日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/5205894-sanders-tour-with-ocasio-cortez-meant-to-encourage-more-independent-candidates/

バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)は、『ニューヨーク・タイムズ』紙の木曜日の報道で、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)とのツアーは、より多くの無所属候補の立候補を促すことが目的であると述べた。

サンダースはニューヨーク・タイムズに対して「このツアーの目的の1つは、人々を結集させて政治プロセスに参加させ、民主党以外の無所属として立候補させることだ」と語った。

サンダースは続けて「この国には草の根レベルで素晴らしい指導者たちがたくさんいる。私たちはそうした指導者たちを前面に押し出さねばならない。そして、それができれば、トランプ主義(Trumpism)を打ち負かし、アメリカの政治状況を変えることができる」と発言した。

サンダースとオカシオ=コルテスのインスタグラム投稿によると、2人の政治家は木曜日にラスヴェガスとアリゾナ州テンピ、金曜日にコロラド州グリーリーとデンバー、土曜日にアリゾナ州ツーソンに立ち寄る予定だ。

サンダースは火曜日、ソーシャルプラットフォームのXの投稿に投稿し、次のように述べた。「今週は、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(@AOC)、グレッグ・カザール(@GregCasar)、スティーブン・ホースフォード(@StevenHorsford)と一緒にネヴァダ州、アリゾナ州、コロラド州に向かい、労働者階級のアメリカ人とタウンホールミーティングを開催する。私たちは協力して、権威主義と寡頭政治(authoritarianism and oligarchy)との戦いに強く立ち向かう。皆さんも参加して欲しい」。

サンダースの発言は、トランプ大統領とその政権とどう戦うかをめぐって民主党内で混乱が起きている中で出されたもので、先週、共和党が作成した予算法案を、党内の多くの激しい反対にもかかわらず、連邦上院の民主党所属議員の少人数のグループが賛成したことで、特に不満が高まった。

サンダースはニューヨーク・タイムズに対して次のように語った。「民主党に希望があるとすれば、手を差し伸べる必要があるということだ。扉を開いて労働者階級の人々を党に入れ、労働者階級の指導者たちを党に迎え入れる必要がある。そうしなければ、この国中で、無所属で立候補する人が出てくるだろうと思う」。

本誌は民主党全国委員会とホワイトハウスにコメントを求めた。

(貼り付け終わり)
(終わり)
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『トランプの電撃作戦』
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『世界覇権国 交代劇の真相 インテリジェンス、宗教、政治学で読む』

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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 古村治彦です。

 アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(Alexandria Ocasio-Cortex、AOC、1989年―、30歳)連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)はアメリカ政界の新星だ。2018年のニューヨーク州第14選挙区(クイーンズ地区とブロンクス地区)の民主党予備選挙で、10期連続当選をしていた、当時の現職のジョセフ・クローリーを破ったのがAOCだった。クローリーはこの時の選挙に当選していれば、連邦下院議長になれるという話もあったが、その夢は無残に消え去ってしまった。
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 AOCはその後、新人議員として話題を集めたが、民主党主流派に対して批判的ということもあり、批判者も多くいる。連邦下院議員は2年おきに選挙があるが、2018年の当選直後から、AOCには次の選挙で対抗馬が出るという話が出ていた。ジョセフ・クローリーの従妹で市会議員をしていたエリザベス・クローリーが敵討ちで出馬するのではないかという話もあったが、今年に入ってその話は否定された。

 現在、全米で連邦下院議員選挙の民主、共和両党の予備選挙の選挙運動が行われている。人々が集まる訳にはいかないので、討論会もインターネット上で実施されている。ニューヨーク州第14選挙区の民主党予備選挙には現職のAOCを含む4名が立候補している。その中に、ミッシェル・カルーゾ=カブレラ(Michelle Caruso-Cabrera、1967年―、53歳)がいる。
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 カルーゾ=カブレラはCNBCという経済専門のチャンネルのキャスターやコメンテイターを長く務めた有名人だ。「自分はイタリア系移民とキューバ系移民の娘であり、孫娘だ」ということを売りにして、今年の2月に立候補を表明した。AOCの対抗馬である。

 カルーゾ=カブレラはAOCを激しく批判しているが、突っ込みどころ満載である。カルーゾ=カブレラは、「新型コロナウイルス感染拡大に対処するために自分は食料を配るなど行動したが、AOCは1階に高級自然食スーパーであるホール・フーズが入っているワシントンDCのアパートにこもりきりだった」と批判した。このカルーゾ=カブレラという人物は選挙に出るちょっと前まで、ニューヨークにあるトランプタワーに住んでいたような人で、有名人、セレブリティの優雅な生活を楽しんでいた人である。

 また、公共事業についても積極的に公約をしているようだが、元々は新自由主義、財政保守主義を標榜して出てきた人物であり、貧乏な移民の多いニューヨーク州第14選挙区で選挙に通ることは不可能な人物である。選挙出馬はカルーゾ=カブレラの売名行為ということになるだろう。アメリカ政治のちょっと息抜きの話題ということでご容赦願いたい。

(貼り付けはじめ)

オカシオ=コルテスの予備選挙の対抗馬カルーゾ=カブレラはインターネット上の討論会で激しく攻撃:「AOCはいつも大事なところで行方不明」(Ocasio-Cortez primary opponent Caruso-Cabrera goes on fierce attack in online debate: 'AOC is always MIA')

ケイリーン・ディース筆

2020年5月19日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/house/498600-ocasio-cortez-primary-opponent-caruso-cabrera-goes-on-fierce-attack-in-online

CNBCのアンカーを務めたミシェル・カルーゾ=カブレラはアレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)連邦下院議員に対抗して予備選挙に立候補している。カルーゾ=カブレラは月曜日、AOCのコロナウイルスへの対応を攻撃し、「AOCはいつも大事なところで行方不明」と述べた。

カルーゾ=カブレラは今年2月に予備選挙に立候補して以降、オカシオ=コルテスを攻撃対象にして激しく攻撃してきた。先月、カルーゾ=カブレラはAOCが4840億ドル規模のコロナウイルス対策刺激策法案に反対投票をしたことについて「現実離れ」をしていると指摘した。

カルーゾ=カブレラは「ブロンクスネット」が主催したインターネット上の討論会で「私の対立候補AOCは彼女自身の優先順位を明らかにしました。私に分からないのは、AOCがいつも大事なところで行方不明になる(MIA)理由です」と述べた。

カルーゾ=カブレラは、危機が最高潮に達した時期、連邦下院の審議が行われていない時期に、AOCはワシントンDCにあるアパートに留まっていたと述べた。このアパートの建物のロビーには高級自然食スーパー「ホール・フーズ」が入っている。

カルーゾ=カブレラは「私は最初の日に食糧を配りました。マスクも配りました。私は選挙で選ばれて公職に就いていないのですが」と述べた。

オカシオ=コルテスはカルーゾ=カブレラの発言に対して、自分がアパートの部屋に留まった理由は、「体調が優れずに、気分が悪かった」からだと述べた。また、選挙区内のコミュニティの食糧庫のために約50万ドルを集める仕事を手伝った、また住民たちに食事を配る仕事も手伝ったとも発言した。

カルーゾ=カブレラは「あなたはいつも有名人(セレブ)の地位を利用して仕事をしていますね。そしていつも民主党に盾突いていますね」と述べた。

オカシオ=コルテスは問題のコロナウイルス対策刺激策法案に反対票を投じたのは、この法案では、移民たちと移民と結婚しているアメリカ市民が排除されているからだと述べた。「移民が住民の50%を占める選挙区」ではそんな法案を支持できないとも指摘した。

オカシオ=コルテスは、同僚の連邦議員たちと「多くの機会で」協力して仕事をしているとも主張した。AOCは民主党、共和党それぞれに所属している連邦議員たちと「一緒になって多くの法案を提出」してきたと述べた。

カルーゾ=カブレラはまた、オカシオ=コルテスが連邦議会に提出しているグリーン・ニューディールも攻撃対象とした。カルーゾ=カブレラは、グリーン・ニューディールは「現実的には何事も達成できない」計画と切って捨てた。一方、自分は選挙区の人々を助けるために「特定の仕事」を実行すると述べた。その具体例として、津波対策のために堤防の建設を進めるとした。

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CNBCのアンカーカルーゾ=カブレラが予備選挙でオカシオ=コルテスに挑戦(CNBC anchor Caruso-Cabrera to challenge Ocasio-Cortez in primary)

ジョー・コンチャ筆

2020年2月11日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/media/482499-cnbc-anchor-caruso-cabrera-to-challenge-ocasio-cortez-in-primary

CNBCでアンカーを務めたミシェル・カルーゾ=カブレラは火曜日、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)の議席を争うために民主党の予備選挙に立候補すると発表した。

カルーゾ=カブレラは声明の中で次のように述べている。「私は、イタリア系移民とキューバ系移民の労働者の娘であり、孫娘です。私はこれまでの素晴らしいキャリアを積むことができてとてもラッキーです。私は全ての皆さんに私がそうであったように、それぞれの人生を成功に導く機会(opportunity)を持ってもらいたいと思います。私が選挙に立候補する理由はこれです」

カルーゾ=カブレラは20年以上にわたりCNBCで仕事をしてきた。CNBCは火曜日、これ以降彼女がコメンテイターとして番組に出演することはないと発表した。

30歳のオカシオ=コルテスは2018年にアメリカ政界を驚かせた。10期連続当選の現職ジョセフ・クローリーをニューヨーク州第14選挙区の民主党予備選挙で破るという大番狂わせを演じた。この選挙区はブロンクスとクイーンズを含んでいる。

AOCは連邦議員の中で最も多いツイッターのフォロワー数を誇っている。その数は630万以上である。連邦議会に33年いる現在の連邦下院議長ナンシー・ペロシ連邦下院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は、ツイッターのフォロワー数は約390万である。

カルーゾ=カブレラは2010年に『私が正しい(右だって)と分かるよね:更なる繁栄、より小さい政府』を発刊した。この著作の中で、カルーゾ=カブレラは「財政保守主義(fiscal conservatism)、制限された政府、個人の責任」を主張している。

(貼り付け終わり)

(終わり)

amerikaseijinohimitsu019
アメリカ政治の秘密
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ハーヴァード大学の秘密 日本人が知らない世界一の名門の裏側
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 古村治彦です。

 

 アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は新人議員でありながら、アメリカ政界で大きな注目を集めています。進歩主義派(Progressives)に属する29歳の女性議員であるAOCは、民主党内部をかき回しています。民主党内部の争いについては次回以降にご紹介したいと思います。

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 AOCは2020年大統領選挙民主党予備選挙について言及し、ジョー・バイデン前副大統領については「期待感が持てない」とし、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、民主党)を支持すると発言しました。支援までは表明していませんが、バイデンよりもサンダースを応援したいということになります。

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 AOCは2016年の米大統領選挙民主党予備選挙でバーニー・サンダース陣営に参加してから政治の世界に入った人ですから、サンダースを応援するのは自然なことです。

 

 AOCの「バイデンには期待感が持てない」と「人々はオバマ時代を良い時代だったと懐かしみ、オバマ政権の副大統領が大統領になればその時代に戻れる」という発言は民主党の現状を示す内容になっています。



  具体的には、民主党は(1)進歩主義派・リベラル左派、(2)リベラル派・中道派、(3)主流派・エスタブリッシュメント(ヒラリー・クリントン派)、(4)穏健な(誰にも良い顔をする)オバマ派に分裂し、争っていると私は考えます。AOCは(1)の立場から、(3)、(4)を批判しています。今回の発言はそれを示しています。

 

 確かに、バイデンの最大の強みは「バラク・オバマの副大統領だった」ということ、そして、人々に「オバマ時代の良いイメージを思い出させる」ということです。サンダースのようなはっきりとした政策を語っている訳でもありませんし、インディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジのように演説の力やフレッシュなイメージがある訳でもありません。もちろん長年の経験はありますが、これは現在の民主党では「ワシントンに染まっている」と捉えられてしまう危険性があります。

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 民主党はバイデンのスキャンダルを些細な問題として片づけていますが、サンダースやブティジェッジを支持している若い層には拒否反応が出ています。2008年にバラク・オバマを大統領に当選させ、2016年にサンダースを押し上げ、ヒラリーの野望を挫いたのは若者たちです。この点で、バイデンが本当に「勝てる」候補なのかということが俺から問題位なってくるでしょう。

 

(貼り付けはじめ)

 

オカシオ=コルテスはバイデンの大統領選挙出馬について「特に期待感を持っていない」と発言(Ocasio-Cortez says prospect of Biden run 'does not particularly animate me')

 

ザック・バドリック筆

2019年4月15日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/438889-ocasio-cortez-throws-cold-water-on-biden-run-does-not-particularly-animate?fbclid=IwAR0-Ceb2QB3OXG1BRU-QktsebMlC-JjpoWAXlrUC89qyLy-dZFCJ1jLN3cc

 

アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は日曜日、多くの候補者が立候補している大統領選挙で誰を支持するかまだ決めていないが、ジョー・バイデン前副大統領の出馬に関しては「特に期待感を持っていない」と述べた。

 

AOCはヤフーニュースのポッドキャスト「スカルダジェリー」に出演し、誰がアメリカ大統領選挙の民主党の候補者指名を受け手も支持すると述べたが、バイデンが候補者となると過去に戻ることであり、前に進むことではないと述べた。

 

AOCは「スカルダジェリー」に対して、「特に期待感を持てないですね」と述べた。

 

AOCは次のように語った。「人々がどうしてバイデン前副大統領の出馬を求めるのか理解できます。彼の出馬がすることでオバマ前大統領の時代、良かった時代に戻れる、オバマ政権の副大統領が大統領になることで良かった時代に戻れるかもしれないと考えるんですよね。感情としてそうなることは分かりますけれど、私は過去に戻りたくないと思います。私は前に進みたいんです」。

 

バイデン前副大統領は数週間以内に大統領選挙出馬を表明するものと見られている。また、バイデンは2020年大統領選挙に関する各種世論調査で支持率トップを記録している。

 

AOCは、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)とエリザベス・ウォーレン連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)により興味関心を持っている。両者は民主党の進歩主義派を代表している。

 

AOCは「私は誰も支援しないが、バーニー(・サンダース)を心から支持している」と述べた。

 

AOCは、既に詳細な政策提案を発表しているウォーレンの選挙運動について、「本当に素晴らしいです。本当に素晴らしく、選挙を大きく変える力を持つものです」と述べた。

 

AOCとウォーレンは3月下旬、一緒にランチに行き、中東地域の料理ヨーグルトスプレッドとアイスティーを食べたことをツイッター上に投稿し、拡散した。

 

AOCは、将来より高い地位を目指したいと考えているのかという質問に答えを渋った。

 

AOCは、「時々そのことについて考えますけど、それはとても難しいことですよね」と述べた。

 

AOCは将来の大統領選挙候補者だと目されている。29歳のAOCはそもそも現時点では大統領選挙出馬可能の年齢に達していない。

 

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 古村治彦です。

 

 ドナルド・トランプ大統領とアレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)はともにニューヨーカー、もちろんおお金持ち出身と庶民出身という違いはありますが、生き馬の目を抜く激しい環境のニューヨークで生まれ育ったからなのか、お互いにいい意味でも悪い意味でも言葉の使い方がうまく、その応酬はお笑いを見ているかのようです。

donaldtrump077

 

 トランプ大統領がグリーン・ニューディール法案を批判する際に、これは「若いバーテンダー」が作ったと揶揄し、それに対して、AOCが「最後に私を過小評価(見下した)人物は敗れ去った」と言い返しました。トランプ大統領は、AOCが議員になる前、家族の生活を支えるために、バーテンダーの仕事も掛け持ちして18時間働く日もあったということを知っていて、このような発言をしたのでしょう。「素晴らしい女性」という言葉を付け加えていますが、馬鹿にしているのは明らかです。しかし、彼女のことをよく知っている、注目している証拠ということが言えるでしょう。

alexandriaocasiocortez016

 

 アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)はこれに対して、「私を舐めると痛い目に遭う」と反撃しました。切り返しのうまさは、頭の回転の速さを示していますが、言葉遣いのうまさと激しさで彼女は、新人議員でありながらアメリカ政界で注目される存在となっています。こうしたことはニューヨークでの生まれ育ちも関係あるのかもしれません。頭の回転の速さで言い返していかなければ生きていけない、ということがあったのかもしれません。




 AOCが連邦下院議員になるために戦ったのは、10期連続当選、次はいよいよ連邦下院議長だと言われていたジョセフ・クローリー連邦下院議員でした。誰も知らない無名の若い女性が予備選挙で出てきたところで、クローリーは歯牙にもかけなかったでしょう。しかし、その態度が「有権者も舐めている」と捉えられ、結局予備選挙で大敗を喫することになりました。

 

 こうした言葉の応酬は時にアメリカ政治を活性化させます。日本の政治家のレヴェルの低い発言や聞くに堪えないヤジを思うと、何とも羨ましい限りです。

 

(貼り付けはじめ)

 

オカシオ=コルテスが、トランプが彼女を「若いバーテンダー」と呼んだことに反撃:「最後に私に過小評価した人は敗れ去った」(Ocasio-Cortez responds to Trump calling her a 'young bartender': The 'last guy who underestimated me lost')

 

レイチェル・フラジン筆

2019年4月3日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/house/437259-ocasio-cortez-responds-to-trump-calling-her-a-young-bartender-the-last-guy-who?__twitter_impression=true

 

アレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は水曜日、トランプ大統領の最新のコメント、その中で彼女を「若いバーテンダー」と表現したことについて反応した。

 

彼女は『ニューズウィーク』誌の取材に対して、「最後に私を過小評価した人物は敗れ去りました。この件について言えることはこれだけです」と述べた。

 

バーテンダーとして働いた経験を持つオカシオ=コルテスは、2018年のニューヨーク州選出連邦下院議員選挙民主党予備選挙で長年現職議員を務めたジョセフ・クロウリーを破った。そして、本選挙で共和党候補者のアントニー・パパスを降した。

 

トランプ大統領は火曜日全米共和党連邦議員委員会主催の資金集めを目的とした優勝会に出席し、オカシオ=コルテスが提案したグリーン・ニューディール法案について揶揄した。

 

トランプ大統領は「グリーン・ニューディールは若いバーテンダーが作ったものだ。29歳の」と述べた。

 

トランプ大統領は次のように述べた。「若いバーテンダーの素晴らしい女性だ。グリーン・ニューディール。私がこのことを最初に聞いた時、“これは最も狂った考えだ”と言った。皆さんご存知のように、連邦議会上院には長年にわたり議員を務めてきたプロたちがいる。彼らは彼女の後ろに立って揺さぶっている。」連邦上院議員たちは彼女の動きを止めてしまう」

 

トランプ大統領はこれまでオカシオ=コルテスの提案したグリーン・ニューディール法案について繰り返し批判してきた、彼はこれを選挙運動で民主党批判の柱にしたいと述べた。今年初め、オカシオ=コルテスとエド・マーキー連邦上院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)はグリーン・ニューディール法案を提出した。この法案は再生可能エネルギーを100%使用することで経済を再構成することを目的とするものだ。

 

連邦上院では、民主党側が審議を求めたが、先週、早々に否決された。

 

=====

 

トランプがグリーン・ニューディールを作ったのは「若いバーテンダー」オカシオ=コルテスと揶揄した(Trump mocks Green New Deal as done by 'young bartender' Ocasio-Cortez)

 

ブレット・サミュエルズ筆

2019年4月2日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/administration/437074-trump-mocks-ocasio-cortez-green-new-deal-done-by-a-young-bartender

 

トランプ大統領は火曜日、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)をグリーン・ニューディールにかこつけて揶揄した。グリーン・ニューディールは気候変動を戦うために彼女が作った野心的な提案だ。

 

トランプは、全国共和党所属連邦議員委員会主催の夕食会に出席し、共和党所属の連邦下院議員たちを前にして、グリーン・ニューディールについてあまり批判したくない、それは彼が2020年の大統領選挙でグリーン・ニューディールをこき下ろしながら選挙運動をしたいからそれまで控え痛いのだ、と述べた。トランプ大統領はオカシオ=コルテスの名前を出さずに批判し続けた。

 

トランプ大統領は「グリーン・ニューディールは若いバーテンダーが作ったものだ。29歳の」と発言し、出席者たちの笑いを誘った。

 

トランプは続けて次のように語った。「若いバーテンダーの素晴らしい女性だ。グリーン・ニューディール。私がこのことを最初に聞いた時、“これは最も狂った考えだ”と言った。皆さんご存知のように、連邦議会上院には長年にわたり議員を務めてきたプロたちがいる。彼らは彼女の後ろに立って揺さぶっている。」連邦上院議員たちは彼女の動きを止めてしまう」。

 

トランプ大統領はその前にもグリーン・ニューディールを彼の再選運動のために、批判の柱としたいというコメントをしたこともあった。グリーン・ニューディールは、二酸化炭素の排出量を減らし、再生可能エネルギー使用を増やし、経済を活性化させることを目指すものだ。先週、この法案は審議されることなく、連邦上院多数党(共和党)院内総務ミッチ・マコーネル連邦上院議員(ケンタッキー州選出、共和党)がすぐに採決にかけて、否決してしまった。

 

オカシオ=コルテスは昨年、10期連続当選中だったジョセフ・クロウリー連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)を民主党予備選挙で破るという大番狂わせを起こし、民主党のライジングスターとして登場した。昨年11月の本選挙で当選し、連邦議会で史上最年少の女性議員となった。彼女は当選する前まで、ニューヨークでバーテンダーと政治オーガナイザーとして働いた。

 

アレクサンドリア・オカシオ=コルテスはトランプ政権を厳しく批判している。そして、グリーン・ニューディールと富裕層への増税といった進歩主義的な考えと政策を推進している。彼女は最近連邦下院民主党の資金集め組織を批判している。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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 古村治彦です。

 

 ピート・ブティジェッジがいよいよ2020年大統領選挙民主党予備選挙へ出馬を正式に表明することになりそうです。それでは、今までもう候補者のように扱われてきたのは何だったのか、ということになりますが、2019年1月23日に発表したのは準備検討委員会(Exploratory Committee)です。


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※ブティジェッジの集会への参加呼びかけのヴィデオはhttps://www.facebook.com/watch/?v=361805897864971からどうぞ。

 エリザベス・ウォーレンも昨年末に準備検討委員会を発足させ、後に正式な出馬ということになりました。準備検討委員会発足と正式な出馬表明とはどう違うか、ということになりますが、実質的には何も変わりません。準備検討委員会が政治献金を受け取ることは可能ですし、ここに何か大きな区分があるということはありません。

 

 これは私見ですが、2回出馬表明が出来るということで、メディアに取り上げてもらいやすいということがあるのかなと思います。ブティジェッジが準備検討委員会を発足させた時には大きな話題になりませんでした。せいぜい「若い、同性愛者を公言している田舎町の市長」というだけのものでした。しかし、上り調子の中で、正式な出馬表明、おそらく多くの人々がサウスベンド市に集まって集会となると、メディアもこぞって取材に来て、大々的に報じるでしょう。後出しじゃんけんみたいですが、人々に印象付けることになるでしょう。ここまで計算していたとなると、相当な人物、ただの田舎町の市長ではないということになります。


 また、地理的に見て、ミシガン湖畔ということで、民主党の金城湯池シカゴから多くの参加者があるでしょう。シカゴはバラク・オバマ前大統領と夫人のミシェル・オバマの本拠地ですから、オバマ前大統領を押し上げた人々が参加する可能性もあります。オバマ前大統領がサプライズで来ると、選挙の様相は大きく変わりますが、ジョー・バイデン前副大統領が出馬すると見られていますから、その可能性は低いでしょう。しかし、オバマ前大統領はブティジェッジを民主党期待の若手として挙げています。


 ブティジェッジは、フェイスブック(Facebook)のページでヴィデオを公開していますが、ブティジェッジとフェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg、1984年―)は、ハーヴァード大学の2年違いの先輩後輩(ブティジェッジが2歳年上)であり、友人です。ザッカーバーグは2017年にサウスベンド市をサプライズ訪問しています。


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MSNBCの「モーニングジョー」という番組の司会者ジョー・スカーボローが注目し、自身の番組に呼んで、それからCNNがタウンホールミーティング形式の番組に呼び、それから人気に火が付き始めたので、3月に入ってからということになります。スカーボローは、バラク・オバマ前大統領に初めて会った時以来の印象を受けた、と述べています。




 バラク・オバマ前大統領も退任直前の『ニューヨーカー』誌の取材で、「民主党の期待の若手は誰ですか?」と質問され、名前は忘れていたようですが、「インディアナ州サウスベンド市の市長」と答えたということです。別の場所に行く際に立ち寄って、ブティジェッジに会って印象に残ったということのようです。オバマ前大統領の地元シカゴとサウスベンド市は、アメリカの感覚では近いということもあるでしょう。

 

 この無名の若者が一気に駆け上がっていく、というのは、昨年の中間選挙で、すい星のように現れたアレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)とよく似たプロットになっています。ブティジェッジの方がより緻密に計算し、計画しているように感じます。


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 ブティジェッジとアレクサンドリア・オカシオ=コルテスにはいくつか共通点があります。(1)ミレニアル世代(1980年代から90年代中盤生まれの世代)であること(ブティジェッジは1982年生まれ;AOCは1989年生まれ)。(2)政治に関心を持つ、入るきっかけがバーニー・サンダース連邦上院議員であったこと(ブティジェッジは高校生の時にサンダース[当時は連邦下院議員]を主題に政治の寛容と統合に関する論文を書き、ケネディ財団主催の論文コンクールで優勝;AOCは2016年の大統領選挙でサンダースの選挙運動に参加した)。(3)学生時代(ブティジェッジはハーヴァード大学、AOCはボストン大学)に故テッド・ケネディ連邦上院議員の事務所で夏休みにインターンをしていたこと。(4)民主党エスタブリッシュメント、ヒラリー派とは一線を画していること(ブティジェッジの方がまだ穏健で、2010年の州財務長官選挙、2017年の民主党全国委員会委員長選挙で落選しているが、党内の人脈づくりを行っている)。

 

 ミレニアル世代の若手政治家たちの台頭は注目です。

 

(貼り付けはじめ)

 

ブティジェッジが2020年米大統領選挙民主党予備選挙の正式表明を示唆(Buttigieg hints at formal 2020 announcement)

 

マイケル・バーク筆

2019年4月4日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/437304-buttigieg-hints-at-formal-2020-announcement

 

民主党所属のインディアナ州サウスベンド市長ピート・ブティジェッジは火曜日午前、今月後半に2020年米大統領選挙民主党予備選挙への正式な出馬表明を行うことを示唆した。ツイッター上で、2019年4月14日に「特別な発表」を行うと明らかにした。

 

ツイッター上に掲載したヴィデオの中で、ブティジェッジは、次のように述べた。「私たちの選挙運動は「できるだけ多くの皆さんの話を聞いて、皆さんの持つ物語や考え、未来のあるべき姿、皆さんの政治指導者への期待を共有してきました」。

 

「アメリカが新しい方向に進んで欲しいと人々が願っていることは明らかです。そのためには選挙に勝つだけではなく、時代を勝ち取る(winning an era)のです」。

 

「私たちの政治をより誠実にする、民主政治体制を修復す、人種に関する正義を擁護する、未来に目を向ける、各世代をまとめる、こうしたことの準備が出来ている皆さん、2019年4月14日にサウスベンドに集まりましょう」。

 

ブティジェッジは木曜日にABCの「グッドモーニング・アメリカ」に出演し、「あなた(訳者註:司会者ジョージ・ステファノポロスはビル・クリントン元大統領の側近だった)が昔関わった発表と同じものとなるでしょう。サウスベンドで私たちの運動に参加したいと思って下さる方々にできるだけ多く集まっていただけるのを楽しみにしています」と語った。

 

アメリカ大統領に自分がふさわしいと考えている点はどこかと質問され、ブティジェッジは「ワシントンに数年もしくは数十年漬かり切ってしまう」ことがこれまでの伝統だったかもしれないが、それはもう違うと述べた。

 

ブティジェッジは「アメリカ政府が良く運営されている市や町のように運営されるならば、私たちの生活はより良くなることでしょう。市や町がアメリカ政府の真似をしたら私たちの生活がより良くはならないですよ」と述べた。

 

ブティジェッジは37歳、2019年1月に準備検討委員会発足を発表した。それ以降、人気が上昇している。彼の選対は2019年の第一四半期に約700万ドルの献金を集めた。

 

2020年米大統領選挙民主党予備選挙への正式な出馬表明すると、今でも10名以上出馬している選挙戦にまた一人参加することになる。

 

=====

 

最新の世論調査でブティジェッジの好感度が急上昇(Buttigieg's favorability surges in new poll)

 

ジョン・バウデン筆

2019年4月2日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/campaign/436934-buttigiegs-favorability-surges-in-new-poll?fbclid=IwAR1eVOc9TRDBc0upYW3XMBIvWpgvM6Y0882pDcFIyPP_9XAdO7uVLEqbNWc

 

火曜日に発表された世論調査の分析によると、インディアナ州サウスベンド市長のピート・ブティジェッジは、過去2カ月間で大統領選挙民主党予備選挙の候補者たちの中で、好感度が最も高い伸びを示した。

 
morningconsultpolling190402004
上から2番目(+11%)

morningconsultpolling190402003

「モーニング・コンサルト」社は火曜日に発表したプレスリリースで、ブティジェッジの好感度が2019年2月初旬に2020年の大統領選挙民主党予備選挙の候補者たちの好感度調査を開始して1カ月で11ポイント上昇したと発表した。

 

ブティジェッジは、彼の名前を実際に書くと答えた人の割合が3%と支持率の低い候補者たちの中に入ったままだが、ブティジェーグは政治に興味関心を持ち、大統領選挙民主党予備選挙を注目している人々の支持率は少し高い(7%)。


morningconsultpolling190402002

 

ブティジェッジは支持率の面で大物たちを追いかけている。立候補すると見られているジョー・バイデン前副大統領は33%の支持率を獲得し、バーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)は25%で第2位につけた。

morningconsultpolling190402001

 

ビトー・オローク前連邦下院議員(テキサス州選出、民主党)とカマラ・ハリス連邦上院議員(カリフォルニア州選出、民主党)は8%で同率3位につけた。

 

モーニング・コンサルト社の世論調査は、2020年の米大統領選挙民主と曜日選挙に参加予定の登録済み有権者1万2940人を対象に実施した。誤差は1%だ。

 

(貼り付け終わり)

 

(終わり)

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