古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

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 古村治彦です。

※2025年3月25日に最新刊『トランプの電撃作戦』(秀和システム)が発売になります。是非手に取ってお読みください。よろしくお願いいたします。
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『トランプの電撃作戦』←青い部分をクリックするとアマゾンのページに行きます。

 2025年3月4日、ドナルド・トランプ大統領は、アメリカ連邦上下両院の合同会議で、施政方針演説を行った。100分にわたる演説だった。アメリカ合衆国連邦議会上下両院合同会議 (Joint session of the United States Congress)は、一般教書演説や大統領就任式など特別な機会に設けられる。今回の演説は、「speech to a joint session of Congress」と呼ばれ、日本語で「施政方針演説」と訳される。「一般教書演説(State of the Union Address)」という言葉を聞いたことがある人は多いと思う。今回は「一般教書演説」ではない。なぜなら、まだ大統領は就任したばかりだからだ。「これからこのようなことをする」という内容がほとんどなので、「施政方針演説」となる。来年の演説は、1年間の成果を強調する「一般教書演説」ということになる。

 今回の施政方針演説はトランプらしい内容だった。就任式の演説の内容に加えて、既に「電撃作戦」で実施した成果を強調している。興味深いのは、それぞれの政策課題について、責任者である長官たちの名前(ファーストネーム)を挙げて、「しっかりやって欲しい」「幸運を」と激励しつつ、「ちゃんとできなければ、You are fired!だからな」という圧をかけるというトランプ流のやり方を貫いたことだ。

 施政方針演説は、最新刊『トランプの電撃作戦』第2章で分析した通りの内容になっている。製造業や農業を重視し、金融や銀行という言葉は出てこなかった。これは、トランプ政権が「ポピュリズム(Populism)」政権であることを示している。「ポピュリズム」と言えば、馬鹿の一つ覚えのように、バラマキだ、エヴィータだということを言うのはそろそろ止めなければならない。既存の政治勢力とエリートたちへの人々の怒りということを学ばねばならない。このことも『トランプの電撃作戦』で書いている。

 演説の原稿は大変長いので、これから3回に分けて紹介していく。噛みしめて読んでいただければ、トランプ政権の動向についてヒントを得られることになるだろう。

(貼り付けはじめ)

ドナルド・トランプの施政方針演説の文字起こし(Transcript of President Donald Trump’s speech to a joint session of Congress

AP通信

2025年3月6日

ワシントン発(AP通信)。2025年3月4日火曜日に行われたドナルド・トランプの施政方針演説の文字起こし。

=====

ジョンソン連邦下院議長、ヴァンス副大統領、合衆国ファーストレディ、合衆国連邦議会の議員の皆様、深く感謝申し上げます。アメリカは帰ってきた。6週間前、私はこの連邦議事堂のドームの下に立ち、アメリカの黄金時代(Golden Age of America)の夜明けを宣言した。その瞬間から、我が国の歴史において最も偉大で最も成功した時代を切り開くために、迅速かつ絶え間ない行動を進めてきた。私たちは43日間で、多くの政権が4年、8年で成し遂げた以上のことを成し遂げた。私は今夜この議場に戻り、アメリカの勢い(America’s momentum)が戻ってきたことを報告する。私たちの精神(spirit)が戻ってきた。誇り(pride)が戻ってきた。自信(confidence)も戻ってきた。そして、アメリカン・ドリームは、かつてないほど大きく、より良い方向に向かっている。

アメリカン・ドリームは誰にも止められないほどであり、我が国は、世界がかつて目撃したことのない、そしておそらくこれからも目撃することのないような復活(カムバック、comeback)が起きる瞬間に立っている。これはかつてないことだ。11月5日の大統領選挙は、この何十年もの間見られなかったような大勝利だった。私たちは7つの激戦州(swing states、スイング・ステート)の全てで勝利し、選挙人312人を獲得した。一般投票でも大差で勝利し、共和党の勝利を示す赤色に染まった郡を示す地図上では、2700郡対525郡で共和党が勝利した。

現在、近代史上初めて、我が国が正しい方向に向かっていると考えるアメリカ人が、間違った方向に向かっていると考えるアメリカ人を上回っている。実際、これは驚くべき記録で、27ポイントの上昇で、過去最大だ。同様に、中小企業の楽観度も、1カ月の上昇としては過去最大の41ポイントの上昇を記録した。過去6週間で、私は100近くの大統領令に署名し、400を超える大統領権限を行使した。これは、この素晴らしい国土全体に常識(common sense)、安全(safety)、楽観主義(optimism)、豊かさ(wealth)を取り戻すための記録だ。国民は私をこの仕事に選んでくれた。そして私はその仕事をしている。実際、私たちの大統領職の最初の1カ月は、国家の歴史上最も成功した月だったと多くの人が言っている。多くの人からそう言われている。

そして、更に印象的なのは、2番が誰だか分かるだろうか? それはジョージ・ワシントンだ。これについてはどうだ? そのリストについては知らないが、私たちはそれを受け入れる。就任宣誓(taking the oath of office)から数時間以内に、私は南部国境に国家非常事態(national emergency)を宣言し、アメリカ軍と国境警備隊を投入して我が国への侵略を撃退した。その結果、先月の違法な国境通過は、これまでで最も少ない記録となった。彼らは私の言葉を聞き、来ないことを選んだ。その方がずっと容易だ。

それに比べ、アメリカ史上最悪の大統領であったジョー・バイデンの下では、月に何十万人もの不法入国(illegal crossings)があり、殺人者、麻薬の売人、ギャングのメンバー、精神病院や精神病院からの入国者など、事実上その全員が我が国に釈放されていた。誰がそんなことをしたいと思うだろうか?

このような連邦議会での演説は今回で5回目だが、今回もまた、私の目の前に座っている民主党所属の議員の方々を見て、彼らを喜ばせたり、起立させたり、微笑ませたり、拍手喝采させたりするために私が言えることはまったく何もない、これについては、私にできることは何もないと悟った。私は、最も壊滅的な病気の治療法を見つけたり、国家全体を絶滅させるような病気を見つけたり、史上最大の経済への答えを発表したり、犯罪を史上最低レヴェルにまで食い止めたりすることができるのに、ここに座っている人たちは拍手もせず、起立もせず、これらの天文学的な業績に声援を送ることもない。5回。5回もここに来ているのに。とても悲しいことだ。

目の前に座っている民主党議員の皆様、この一夜だけ、私たちと一緒に、アメリカのため、私たちの国のために、多くの素晴らしい勝利をお祝いしてみないか? 一緒になって力を合わせて、アメリカを再び偉大な国にしよう(Let’s work together and let’s truly make America great again)。私の政権は、アメリカにふさわしい未来をもたらすために必要な変化をアメリカにもたらすために日々戦っており、私たちはそれを実行している。今は大きな夢と大胆な行動(big dreams and bold action)の時だ。

就任と同時に、私は全ての連邦政府雇用の即時凍結、全ての連邦政府新規規制の凍結、全ての対外援助の凍結を実行させた。私は、馬鹿げたグリーン・ニュー・スカム(詐欺)[ridiculous green new scam]を中止した。不公正なパリ協定から脱退し、他国が負担していない何兆ドルもの費用を私たちに負担させた。腐敗した世界保健機関(World Health OrganizationWHO)からも脱退し、反米的な国連人権理事会(U.N. Human Rights Council)からも脱退した。バイデンの環境規制は、我が国の安全性を著しく低下させ、全く手の届かないものにしていた。そして重要なことは、前政権の非常識な電気自動車義務付け(insane electric vehicle mandate)を廃止し、自動車労働者と企業を経済破壊から救ったことだ。経済の足枷を外すため、私は、大成功を収めた第1期と同様、新たな規制1つにつき、古い規制10を撤廃するよう指示した。そしてその第1期では、他のどの大統領も成し得なかったような、不必要な規則や規制を廃止するという記録を打ち立てた。

私たちは連邦政府職員全員にオフィスに戻るよう命じた。彼らは出勤するか、職を解かれるかのどちらかだ。私たちは武器化された政府(weaponized government,)を終わらせた。例えば、現職大統領が私のような政敵を残酷に訴追することが許されるような政府だ。それがどうなったか? 良くなかった、良くなかった。そして私は政府による検閲(censorship)を全て停止し、アメリカに言論の自由(free speech)を取り戻した。戻ってきた。そして2日前、私は英語をアメリカ合衆国の公用語(official language)とする命令に署名した。

私はメキシコ湾をアメリカ湾と改名した。そして同様に、偉大な大統領ウィリアム・マッキンリーにちなんで、再びマッキンリー山と改名した。美しいアラスカ。私たちはアラスカを愛している。連邦政府全体、そして民間部門や軍隊全体にわたる、いわゆる「多様性、公平性、包摂性(Diversity, Equity and Inclusion)」政策の専横を終わらせた。そして私たちの国はもう意識の高い状態(woke)にはならない。

私たちは、あなたが医者であれ、会計士であれ、弁護士であれ、航空管制官であれ、人種や性別ではなく、スキルと能力に基づいて雇用され、昇進されるべきであると信じている。あなたは実力に基づいて雇用されるべきであり、最高裁判所は勇敢で非常に強力な判決で、私たちがそうすることを許可した。感謝を申し上げる。私たちは公立学校から批判的人種理論の毒(poison of critical race theory)を取り除き、私はアメリカ政府の公式政策として、性別は男性と女性の2つしかないという命令に署名した。

私はまた、男子が女子スポーツに参加することを禁止する大統領令に署名した。3年前、ペイトン・マクナブは高校のオールスター選手で、大学スポーツで将来を過ごす最高の選手の1人だった。しかし、女子バレーボールの試合にある男性が乱入し、ボールをペイトンの顔に激しくぶつけ、外傷性脳損傷を引き起こし、右半身が部分的に麻痺し、彼女のアスリートとしてのキャリアは終わった。それは彼女が今まで見たことのない打撃だった。彼女はそのようなことは見たことがなかった。ペイトンは今夜傍聴席にいるが、ペイトン、今後、学校は男子を女子ティームから追い出す。そうしないと、男子は連邦政府からの資金援助を全て失うことになる。

そして、本当に数字を見たいなら、女子ボクシング、重量挙げ、陸上競技、水泳、サイクリングで何が起こったか見て欲しい。最近、男子が長距離レースで女子より5時間14分早くゴールし、5時間差で新記録を樹立した。記録を5時間差で更新したのだ。これは女性を侮辱するものであり、我が国にとって非常に悪いことだ。私たちはこれ以上我慢するつもりはない。

私が今述べたことは、今や全世界に広がっている常識革命(common sense revolution)のほんの一部に過ぎない。常識は共通のテーマとなり、私たちは決して後戻りすることはない。絶対に、そんなことはさせない。私の最優先事項の1つは、我が国の経済を救い、勤労世帯に劇的かつ即時の救済を与えることだ。ご存じの通り、私たちはバイデン前政権から経済破綻とインフレの悪夢を引き継いだ。彼らの政策はエネルギー価格を高騰させ、食料品のコストを押し上げ、何百万人ものアメリカ人にとって生活必需品が手の届かないものになった。彼らはそのようなことを経験したことがない。私たちは48年間で最悪のインフレに苦しんだが、おそらく我が国の歴史上さえも確信が持てないかもしれない。大統領として、私はこのダメージを回復し、アメリカを再び手頃な場所にするために毎日戦っている。

ジョー・バイデンは特に卵の価格を制御不能にさせた。卵の価格が制御不能になった。そして、私たちはそれを元に戻すために懸命に取り組んでいる。長官、その点をしっかりやって欲しい。あなたは前政権から完全な混乱を引き継いだのだ。しっかりやって欲しい。インフレに打ち勝つための戦いの主な焦点は、エネルギーコストの急速な削減だ。前政権は、石油とガスの新規リースの数を95%削減し、パイプライン建設を減速させて停止させ、100以上の発電所を閉鎖した。私たちは現在、それらの発電所の多くを再開している。そして率直に言って、私たちはこのようなことは見たことがない。

だからこそ、私は就任初日に国家エネルギー非常事態(national energy emergency)を宣言したのだ。皆さんも何度も言っているように、我が国の足元には地球上のどの国よりも多くの金の液体(liquid gold)が埋もれている。そして今、私はこれまでで最も優秀なティームに、その金の採掘を全面的に許可する。そのプロジェクトは「掘れ、ひらすら掘れ(drill, baby, drill)」と呼ばれる。

私の政権は、アラスカで世界最大級の天然ガスパイプラインの建設にも取り組んでいる。日本、韓国、その他の国々がそれぞれ数兆ドルの投資でパートナーになりたいと考えている。このようなことはかつてなかった。本当に壮大なものになるだろう。準備は全て整っている。許可も下り、今週後半には、アメリカで重要な鉱物とレアアースの生産を大幅に拡大するという歴史的な措置も講じる。

インフレと更に戦うために、私たちはエネルギーコストを削減するだけでなく、納税者の収めたお金の露骨な無駄遣いを終わらせます。

そして、そのために、私は真新しい政府効率化省(Department of Government Efficiency)を創設した。DOGEだ! 皆さんもおそらく耳にしたことがあるだろう。今夜は傍聴席にいるイーロン・マスクが責任者を務めている。ありがとう、イーロン。あなたはとても一生懸命働いている。彼にはこれは必要ないことなのだ。本当にありがとう。私たちは感謝している。ここにいる全員、こちら側も含めて、感謝していると思う。彼らはただそれを認めたくないだけだ。

私たちがすでに特定した、ぞっとするような無駄遣いのいくつかを聞いて欲しい。保健福祉省から不法移民に無料の住宅と車を提供するのに220億ドル、ビルマの多様性、公平性、包摂性奨学金に4500万ドル、定住移民の社会的、経済的包摂を改善するのに4000万ドル。それが何なのか誰も知らない。誰も聞いたことのないアフリカの国レソトで LGBTQ+ を促進するために800万ドル、中央アメリカの先住民とアフリカ系コロンビア人のエンパワーメントに6000万ドル。6000万ドルだ。マウスをトランスジェンダーにするために800万ドル。

これは現実だ。モルドヴァでの左翼プロパガンダ活動に3200万ドル。モザンビークでの男性割礼に1000万ドル。中東のアラブ系「セサミストリート」に2000万ドル。これはプログラムだ。2000万ドルはプログラムだ。最近設立された住宅の脱炭素化委員会に19億ドル。この委員会の責任者で、彼女が関与していることは分かっているが、最後の瞬間にそのお金はステイシー・エイブラムスという女性によって渡された。彼女のことを聞いたことがあるだろうか? 豪華な魚の監視のための350万ドルのコンサルティング契約。リベリアの有権者の信頼のために150万ドル、マリの社会的結束のために1400万ドル、ニューヨーク市の不法滞在者用ホテルの部屋に5900万ドル。不動産開発業者は非常にうまくやっている。ザンビアのビーガン地域気候変動対策イノベーションの促進に25万ドル、ウガンダの社会・行動変革に4200万ドル、セルビアの公共調達の改善に1400万ドル、アジアの学習成果の向上に4700万ドル。アジアは学習で非常にうまくいっている。私たちが何をしているか知っているだろうか? 私たち自身もそれを使うべきだ。教育省のDEI契約に1億100万ドル。史上最高額で、これに匹敵するものはない。トランプ政権下では、これら全ての詐欺があり、もっとひどいものもあるが、それらについて話すのは適切ではないと思った。それらはあまりにひどいものだ。イーロンが率いる非常に聡明な、ほとんどが若者のグループによって発見され、暴露され、迅速に終了された。私たちはそれを高く評価している。私たちは何千億ドルもの詐欺(fraud)を発見した。

そして、インフレなどと戦うために、私たちは資金を取り戻し、負債を減らした。その資金の多くを、ぎりぎりのタイミングで取り戻すことができた。これはほんの始まりに過ぎない。連邦政府機関である会計検査院は、我が国の年間詐欺額を5000億ドル以上と推定しており、私たちはそれを阻止するために懸命に取り組んでいる。私たちはそうするつもりだ。また、高齢者や私たちが愛する人々が頼りにしている社会保障制度において、衝撃的なレヴェルの無能さと詐欺の可能性を特定している。

信じられないかもしれないが、政府のデータベースには、100歳から109歳までの社会保障加入者が470万人リストされている。110歳から119歳までの人は360万人だ。私はそのうちの誰も知らない。かなり高齢だが、そこまで高齢ではない人を何人か知っている。120歳から129歳までの人が347万人、130歳から139歳までの人が390万人、140歳から149歳までの人が350万人で、彼らの多くにお金が支払われており、現在私たちは捜索中だ。実際、パム、頑張って欲しい。きっと見つかると思う。しかし、多額のお金が人々に支払われている。なぜなら、支払われ続けるだけなのに誰も分かっていないからだ。これは社会保障に大きな打撃を与え、私たちの国に打撃を与えている。社会保障データベースによると、150歳から159歳までの130万人と、160歳以上の13万人以上が影響を受けている。私たちの国は私が思っていたよりも健全だ、ボビー。

最後に、220歳から229歳までの人が1039人、240歳から249歳までの人が1人、そして360歳の人が1人いる。これは100歳以上、我が国より100歳以上も年上だ。しかし、私たちはそのお金がどこへ使われているのかを突き止める。それは決してきれいなものではないだろうが、詐欺(fraud)、浪費(waste)、窃盗(theft)を全て削減する。そして、窃盗は見つけられる限り削減する。インフレに打ち勝ち、住宅ローンの金利を下げ、自動車ローンの支払いや食料品の価格を下げ、高齢者を守り、アメリカの家庭の懐にもっとお金を入れる。

そして今日、金利は見事な下落を見せた。大きく見事な下落だ。そろそろその時が来た。そして近い将来、私は24年間成し遂げられなかったことを成し遂げたいと思っている。それは連邦予算の均衡(balance the federal budget)だ。私たちは均衡させる。

その目標を念頭に、私たちはゴールドカードと呼んでいるものを詳細に開発した。これはまもなく販売される。500万ドルで、世界中で雇用創出に最も成功している人々がアメリカ市民権への道を買うことができるようになる。グリーンカードのようなものだが、より優れ、より洗練されている。そして、これらの人々はアメリカで税金を支払わなければならない。出身国で稼いだお金に対して税金を払う必要はない。そんなことはしたくないだろう。しかし、彼らは税金を支払い、雇用を創出しなければならない。また、大学を卒業した人々の費用を負担することで、彼らをアメリカに留めておくことができる。追い出さすのではない。トップスクールの1位を例に挙げると、卒業して、留まって膨大な数の雇用を創出し、企業に大きな成功をもたらすことは許されない。

だから、私たちは、これらの人々、民主党、バイデン政権の国境開放政策(open border policy)、私たちの国を破壊するためにあなたたちが許した非常識な政策の下で、我が国への入国を許されている犯罪者、殺人者、人身売買業者、児童虐待者を排除する一方で、私たちは今、優秀で勤勉な雇用創出者を連れてくる。彼らは多額の金を払うことになるだろうし、私たちはその金で負債を減らすつもりだ。

アメリカ人は私たちに大胆で根本的な変化の権限(mandate for bold and profound change)を与えた。ほぼ100年の間、連邦政府の官僚機構は私たちの自由を抑圧し、財政赤字を膨らませ、あらゆる方法でアメリカの可能性を阻むまで大きくなっていった。開拓者とリスクテイカーによって築かれた国は、今や何百万ページもの規制と負債に溺れている。10日で取得できるはずの承認が、却下されるまでに10年、15年、更には20年もかかるのだ。一方、仕事に来ない連邦職員が何十万人もいる。私の政権は、この責任を負わない官僚から権力を取り戻し、アメリカに再び真の民主政治体制を取り戻す(My administration will reclaim power from this unaccountable bureaucracy, and we will restore true democracy to America again)。この変化に抵抗する連邦官僚は、直ちに職務から解任される。

なぜなら、私たちは沼地を排水しているからだ(Because we are draining the swamp)。それはとても単純なことだ。選挙で選ばれていない官僚による支配の日々は終わった(the days of rule by unelected bureaucrats are over)。そして、歴史上最も偉大な経済を実現するための私たちの計画の次の段階は、この連邦議会が全ての人のための減税を可決することだ。彼らは議会にいて、皆さんの投票を待っている。そして、私の右側にいる人々、つまり共和党の右派ではなく、ここにいる私の右側の人々は、減税に賛成票を投じると確信している。そうでなければ、国民があなたを政権に選んでくれるとは思えないからだ。従って、私がそう言うのは、皆さんにとって大きな助けになる。しかし、このグループが減税に賛成票を投じるだろうことは分かっている。これは私たちの計画の非常に大きな部分であり、私たちは1期目の任期において、減税で大きな成功を収めた。これは私たちの計画の非常に大きな部分だ。私たちは、全般にわたって恒久的な所得税減税を求めており、インフレの影響を特に受けているアメリカ国民に緊急に必要な救済措置を講じる。私は、チップへの課税、残業への課税、そして私たちの偉大な高齢者に対する社会保障給付への課税を廃止するよう求めている。
(貼り付け終わり)

(つづく)
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『トランプの電撃作戦』
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世界覇権国 交代劇の真相 インテリジェンス、宗教、政治学で読む

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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 古村治彦です。

 2020年2月4日のアメリカ連邦議会議場での一般教書演説ではドナルド・トランプ大統領とナンシー・ペロシ連邦下院議長の場外戦が話題となっている。トランプ大統領がペロシ議長との握手を無視し、ペロシ議長は演説直後にトランプ大統領から渡された演説原稿を引き裂いた。
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 一般教書演説の翌日、連邦上院でトランプ大統領について出されていた弾劾(impeachment)訴追について無罪評決が出された。公務員の弾劾について簡単に説明すると、連邦下院は検察官の役割を果たし、調査をした上で、弾劾訴追をするかどうかを評決で決める。過半数以上の評決となれば弾劾訴追となる。連邦上院は裁判官役となり、連邦上院議員に対して、下院側の代理人と訴追対象者の弁護人がそれぞれの正当性を主張する裁判が実施され、最終的に連邦上院議員の評決で結果が決まる。弾劾には3分の2以上の賛成投票が必要である。アメリカ連邦上院の定員は100名であり、3分の2以上、67票以上の賛成票が必要となる。

 今回のドナルド・トランプ大統領に対する弾劾訴追は大きく2つの訴追内容に分かれており、一つは「権力の濫用(abuse of power)」、もう一つは「議会の行動に対する妨害(obstruction of Congress)」だった。権力の濫用については以下のような内容であった。トランプ大統領が昨年、ウクライナ大統領に対して、ウクライナ国内におけるジョー・バイデン前副大統領と息子ハンター・バイデンの行動などに関して調査を行うように要求し、応じるように圧力をかけるためにアメリカ政府からウクライナ政府への支援を一時的に差し止めた、これは自身の大統領選挙再選を有利にするために政敵を追い落とすために権力を濫用した、というものだ。

 議会に対する妨害は、連邦下院が訴追について調査を行う際に、ホワイトハウスは連邦下院への書類提出を拒否し、またホワイトハウスに勤務している人物たちに対して議会からの召喚に応じないように求めた。これが連邦下院の調査を妨害しているということになり、訴追内容に加えられた。

 今回の連邦上院での評決は、党派の区別に沿ったものとなった。共和党側が53議席を持っており、民主党側は47議席を持っている。権力の濫用については有罪47票、無罪53票となり、無罪となった。議会への妨害は有罪48票、無罪52票となり、無罪となった。共和党のミット・ロムニー連邦上院議員(ユタ州選出)が権力の濫用については無罪、議会への妨害については有罪に投票したために、2つの訴追内容それぞれで評決数に違いが出た。ロムニー議員はトランプ大統領に批判的な議員であり、共和党内穏健派、「ロックフェラー・リパブリカン」の系譜に連なる人物だ。トランプ大統領が再選を果たし、二期目となったら、その4年間でどういう動きをするかは不確定だが、トランプ大統領の意向に反する行動を多くとることになるのではないかと思う。共和党内部にいる反トランプ派はいくつかのグループに分かれているが、それらを糾合して指導的な立場につくのではないかと私は予想している。
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 トランプ大統領に対する弾劾訴追は無罪評決で終わることは容易に予想された。大統領選挙の年に現職の大統領を失職させることを共和党がする訳がないからだ。そして予想通りの結果となった。弾劾の訴追内容も無理筋ということもあった。

 アメリカでは共和党が優勢な州をレッド・ステイト、民主党が優勢な州をブルー・ステイトと呼ぶ。それぞれの色は両党のシンボルカラーから来ている。連邦上院は全米50州から2名ずつ出ている。人口、州の広さなどは関係ない。カリフォルニア州のような巨大な州も2名、ヴァーモント州のような小さな州でも2名である。一方、連邦下院議員の選挙区はだいたい同じ人口になるように区分けされる。カリフォルニア州は多くの連邦下院議員を出し、人口が少ない州は少なくなる。レッド・ステイトはアメリカ内陸部や南部、ブルー・ステイトは東西沿岸部に位置する。州の数では互角、ややレッド・ステイトが多い。そうなると、自然と連邦上院では共和党が優位ということになる。しかし、「人ではなく土地を代表する連邦上院」という伝統は崩れないだろう。

 前日の一般教書演説、そしてトランプ大統領弾劾訴追無罪評決によって、アメリカの党派対立は激しさを増していることは改めて印象付けられた。そして、そのまま選挙戦は激しいものとなっていくだろう。今年アメリカは政治のお祭りの年となる。

(貼り付けはじめ)

連邦上院は弾劾の条項についてトランプ大統領に無罪評決(Senate votes to acquit Trump on articles of impeachment

ジョーデイン・カーニー筆

2020年2月5日

『ザ・ヒル』誌

https://thehill.com/homenews/senate/481670-senate-votes-to-acquit-trump-on-articles-of-impeachment

水曜日、連邦上院は、権力の濫用(abuse of power)とウクライナとの取引について連邦議会の調査への妨害(obstruction of Congress)という容疑についてのドナルド・トランプ大統領に対する弾劾(impeachment)について、無罪評決を行った。これによってワシントンを数カ月支配した大きな物語は終焉を迎えた。

連邦上院の評決結果は、権力の濫用に関しては48対52、議会に対する妨害に関しては47対53となった。トランプ大統領に対して有罪評決し、失職させるには3分の2以上の賛成投票が必要であり、それには遠く及ばなかった。

しかし、トランプ大統領と連邦上院多数党(共和党)院内総務(Senate Majority)ミッチ・マコーネル連邦上院議員(ケンタッキー州選出)は共和党を団結させようと努力した。その努力に対して、一撃が加えられた。2012年の大統領選挙で共和党大統領選挙の候補だった共和党所属のミット・ロムニー連邦上院議員(ユタ州選出)は投票の2時間前に、権力濫用については有罪に投票し、議会に対する妨害については無罪に投票すると表明した。

ロムニーは連邦上院議場での演説の中で次のように述べた。「アメリカ合衆国憲法が連邦上院議員に課している、解答を要する重要な疑問は、トランプ大統領が極端に酷い行動をして、それが犯罪行為と不品行のレヴェルにまで達しているかどうか、というものです。そうです、大統領はそのような行動を取りました。大統領は人々の信頼を乱用し傷つけたたこと(訳者註:アレクサンダー・ハミルトンの言葉)に関しては有罪です」。

共和党側はここ数カ月民主党側から無罪に投票する議員が出ると予測していた。しかし、この予測は外れた。民主党所属の側からトランプ大統領に無罪投票をした議員は出なかった。ダグ・ジョーンズ連邦上院議員(アラバマ州選出、民主党)、ジョー・マンチン連邦上院議員(ウエストヴァージニア州選出、民主党)、クリステン・シネマ連邦上院議員(アリゾナ州選出、民主党)は無罪投票する可能性があると見られていたが、全員が水曜日午前に有罪に投票すると発表した。

トランプ大統領はアメリカ史上、3人目の弾劾にかけられた大統領となった。そして、弾劾の評決を受けた後に再選を目指す初めての大統領になった。連邦議会が上下両院それぞれ過半数を占めている政党が異なる中で弾劾の手続きが取られたのは史上初のことであった。また、3度の大統領弾劾の機会の中で、最も党派性の争いが強く、刺刺しい状況が作り出された。

容疑に関する条項が連邦下院で可決されたのは2019年12月だった。この際、2人の民主党所属の連邦下院議員、コリン・ピーターソン議員(ミネソタ州選出)とジェファーソン・ヴァン・ドリュー議員(ニュージャージー州選出)は否決に投票した。一方、アメリカ大統領選挙民主党予備選挙に出馬しているトゥルシー・ギャバード連邦下院議員(ハワイ州選出)は「出席しているが棄権(present)」と投票した。共和党所属の連邦下院議員でトランプ大統領への弾劾に投票する議員は出なかった。そして、ヴァン・ドリュー議員は共和党に所属すると発表した。

水曜日の連邦上院での投票は、トランプ大統領の弁護団と連邦下院の代理人たちがそれぞれの主張の正当性を連邦上院議員たちとアメリカ国民に向けて主張し続けた数週間に及ぶ弾劾裁判の終わりを意味した。

投票直前に議席などを整理すると、共和党側は過半数53議席を持ち、弾劾を目指す民主党側は67票の有罪投票が必要であった。これは少数の態度を決めていない民主・共和両党に属する上院議員たちが弾劾を決することになり、11月の選挙を前にして有権者の利益になることを示していた。

マコーネル上院議員は投票が終了した直後に勝利宣言を行った。そして、弾劾について民主党側が犯した「巨大な政治的な誤り」と評した。

記者会見の席上、マコーネル議員は記者団に対して次のように述べた。「現在、トランプ大統領は就任して以降、最高の支持率を記録しています。弾劾裁判が開始される前に比べて、共和党側の議員たちの選挙に向けた状況はより良くなっています」。

ロムニー議員の投票について質問され、多数党(共和党)連邦院内総務であるマコーネル議員は渋々とではあるが、「私は驚き失望しました」と発言した。しかし、ロムニー議員がほとんどの場合党の方針に従った投票を行っているとも述べた。

弾劾裁判はドラマなしでは終わらなかった。先週まで連邦議会では、証言者についての重要な投票をめぐり激しい怒りが渦巻くことになった。

共和党側は前任の国家安全保障問題担当大統領補佐官ジョン・ボルトンを証人として召喚するかについて集中的な審議に直面した。ボルトンが出版予定の回想録『それが起きた部屋』の中で、トランプ大統領がウクライナ向け支援を利用して、2020年米大統領選挙民主党予備選挙の候補者となっているジョン・ボルトン前副大統領と彼の息子ハンター・バイデンについての捜査を行うように圧力をかけたと主張している、と『ニューヨーク・タイムズ』紙が報じた。

ロムニー議員は投票の前にボルトンからの証言を聞きたいと考えていたと述べていた。その理由を「ボルトンが嫌疑の内容に新たなものを加えることができ、大統領の行為に関する合理的な疑いを提示でき、その結果として弾劾に賛成投票を行うという厳しい責務を私自身が果たさなくて済むと考えた」としていた。

激しいぶつかり合いの中で、トランプ大統領の弾劾訴追の基礎となった諸事実については真剣に争われることはなかった。トランプ大統領と大統領の周辺人物たちは、まずハンター・バイデンについて、そして2016年の米大統領選挙にロシア政府ではなく、ウクライナ政府が介入したという説を暴くことについて調査を開始するようにウクライナ政府に圧力をかけた。

同時に、トランプ政権は数百万ドル規模のウクライナへの支援を一時的に遅らせた。ウクライナは同国の東部に対するロシアによる侵略と戦っている。

しかし、トランプ大統領に対する早々の無罪評決は木曜日の夜には期待通りの場所に収まることになった。ラマー・アレクサンダー連邦上院議員(テネシー州選出、共和党)は新しい証言者からの聞き取りに対して賛成票を投じないと発言した。これは民主党側が続けていた新しい証言者に証言させるために4名の共和党所属の議員から賛成票を得ようとしていた努力に対する打撃となった。

アレクサンダー議員は、共和党側の主張とは矛盾していたが、トランプ大統領は「不適切な」行為に関わったが、弾劾されるべき行為ではなかったと発言した。リサ・マコウスキー連邦上院議員(アラスカ州選出、共和党)はトランプ大統領の行為を「恥ずべきもので間違ったもの」と述べた。スーザン・コリンズ連邦上院議員(メイン州選出、共和党)はトランプ大統領が「思慮が足りないままで判断」をしたと述べた。

マイク・ペンス副大統領は水曜日午前に放映されたフォックスニュースとのインタヴューの中で次のように述べた。「私たちはアメリカ合衆国連邦上院において党派性に影響されない投票がなされることを期待しています。連邦下院で党派性に影響されない唯一の投票は弾劾に反対するものであるはずでした。本日、連邦上院で党派性に影響されない投票がなされることを期待しています」。

トランプ大統領は水曜日の午後に連邦上院での投票結果について演説を行うと見られている。昨晩の連邦上下両院合同の議場で行った一般教書演説では弾劾について触れなかった。

弾劾訴追の第一条項では、トランプ大統領が「自身の職務の権力を行使」して「2020年の米大統領選挙への外国政府の介入を、相手方の利益を用いて誘導しようとした」と糾弾している。

この条項には次のように書かれていた。「彼(訳者註:トランプ大統領)は、ウクライナ政府に対して、自身の再選にとって利益となるであろうが政敵となる人物の選挙戦の行方にマイなしの影響を与えることになるであろう、捜査を行うと公式に発表するように、相手方の利益をちらつかせて迫った。そして大統領選挙に影響を与えた」。

ホワイトハウスの弁護団は裁判の間繰り返しトランプ大統領がウクライナに対する援助を遅らせたのは汚職に対する懸念があったこと、そして外国の負担分担への懸念があったことが理由だったと主張してきた。

トランプの弁護士ジェイ・セクロウは水曜の評決の直後に勝利宣言を行い、ロムニー上院議員に関しての質問を無視した。

セクロウは「私たちは結果について大変喜んでいます。私たちが勝利を得たことを喜んでいます。そして、アメリカが勝利を得たことを喜んでいます」と述べた。

ロムニー議員について質問されたが、セクロウは次のように語った。「大統領は全ての容疑に関して無罪となりました。私たちはその他のことについて何も懸念を持っていません。私はその質問について答えません。私の答えは、大統領は勝利した、それだけです」。

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