古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ

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タグ:DSA

 古村治彦です。

 2026年11月3日に投開票が行われるアメリカの中間選挙の情勢は今のところ、連邦下院では民主党が過半数を奪還、連邦上院では大接戦ということになっている。2024年の選挙後には、ホワイトハウス(大統領)、連邦上下両院、連邦最高裁判所の判事の構成で共和党が勝利し、もしくは過半数を握る状態になっていたことを考えると、ドナルド・トランプ政権の人気低迷ぶりを示していることにはなる。しかし、中間選挙はこれまでの多くの場合、大統領を握っている政党に厳しい結果が出てきた。そう考えると、二期目で次の大統領選挙には出られないトランプ大統領が迎える最後の中間選挙の結果が厳しいのは自然なことである。

 今回の中間選挙で優勢な民主党では、進歩主義派(Progressives)、民主社会主義勢力(Democratic Socialists)が勢いを増している。物価高や格差拡大、生活苦などから、都市部の、大学教育以上を受けた若者たちの間で、民主社会主義への支持が拡大している。民主社会主義に関してはこのブログでも何度もご紹介しているので、読者の方々にはなじみ深い言葉になっていると思う。民主社会主義を標榜する人々はアメリカ民主社会主義者(the Democratic Socialists of America、DSA)に結集している。この組織は民主党とは別組織である。DSAのメンバーが民主党員となり、各種選挙の民主党予備選挙に立候補して当選して、民主党の候補者となっている。

 DSAが目指す政治や社会の姿を示す綱領(platform)が7月に発表され、その内容の一部に批判が集まっている。その中で、政治面で見れば、連邦上院の廃止、二大政党制から多党制民主政治体制への移行、連邦議会による大統領と連邦最高裁判所判事の選出(大統領と連邦最高裁が連邦議会に従属する)といった内容を主張している。これは、連邦下院のみの一院制となり、連邦下院が大統領と連邦最高裁判所の人事を握るということになり、連邦下院が優越することになる。これは民意を反映するということになるが、連邦下院を抑制するということが難しくなる。連邦下院を掌握する党派が圧倒的に有利な状況になる。上院を廃止し、連邦下院の定数を拡大するということになるが、人口に基づいて議席が配分されることになり、都市部が有利になる。そうなると、都市部に強い民主党、さらに言えばDSAに有利ということになる。

また、連邦下院が大統領と連邦最高裁判事を選び出すということは、その前提となるのは、「連邦下院の議席配分は有権者の意思を体現している」という考え方である。これは、ジャン・ジャック・ルソーの「一般意思(general will)」の体現という考えに基づいて、このような主張がなされているのだろうと私は考える。連邦下院(立法)が大統領(行政)と連邦最高裁判所(司法)に対して優越するということは、権力の相互抑制がなされないことになり、これは独裁政治を生み出す危険性がある。民主社会主義はアメリカで勢力を伸ばしているが、その基盤には危険なものがあるということもまた私たちは認識しておかねばならない。

(貼り付けはじめ)

民主党予備選挙で党内が分裂する中で共和党は全米民主社会主義者(Democratic Socialists of America、DSA)の新たな綱領を批判(Republicans decry a new Democratic Socialists of America platform as Dem primaries split the party)

アメリカ公共放送(PBS)

2026年7月27日

https://www.pbs.org/newshour/politics/republicans-decry-a-new-democratic-socialists-of-america-platform-as-dem-primaries-split-the-party

ニューヨーク発(AP通信)。最近の予備選挙で相次いで勝利を収めている進歩主義派団体が新たな政策綱領を打ち出したことを受け、共和党はこれを民主党攻撃の材料にしようとしている。11月の中間選挙を控え、共和党は民主党を過激派や共産主義者として位置づけようと画策しているためだ。

アメリカ民主社会主義者(the Democratic Socialists of America、DSA)が掲げる「労働者はもっと報われるべきだ(Workers Deserve More)」という綱領(platform)は、必ずしも各候補者自身の政策と完全に一致する訳ではないが、週末には共和党の有力者たちがこれを激しく非難した。DSAの綱領は、連邦上院の廃止(abolishing the Senate)、大統領や最高裁判所を連邦議会が選ぶ指導者に置き換えること(replacing the president and the Supreme Court with leaders picked by Congress)、そしてアメリカの全ての永住者に投票権を認めること(allowing all permanent U.S. residents to vote.)など、アメリカ政府の構造を根本から変える「新憲法(a new constitution)」の起草を提案している。今月初めに発表されたこの綱領には、こうした構造改革に加え、数多くの社会改革案も盛り込まれている。

マイク・ジョンソン連邦下院議長(ルイジアナ州選出、共和党)はXに次のように投稿した。「野蛮人たちが門の内側に侵入している―それなのに民主党は彼らを『歓迎』して招き入れている(WELCOMING)。共産主義はもはや起こることなど考えられない脅威(a far fetched threat)ではない。我々の足元にまで迫っているのだ!」。

『ウォールストリート・ジャーナル』紙の保守寄りの論説委員会もこの政策案を急進的だと批判し、共和党やそれに賛同する民主党員が国民に対してその内容を周知させるべきだと論じた。一方で論説委員会は、若年層には響かないので、共産主義(communism)という言葉を使った攻撃は避けるよう共和党に助言もしている。

全米各地の民主党予備選に出馬している進歩主義派やDSA支持の候補者全員が、DSAの政策綱領を全面的に受け入れている訳ではない。民主党内でも、党を前進させるための最善の政策をめぐり、進歩主義派と穏健派(moderates)の間で意見の対立がある。しかし、DSAの綱領は、来年の連邦議会でどちらの党が多数派を握るかを左右する選挙戦において優位に立とうとする共和党にとって、民主党を一括りにして攻撃する格好の材料となっている。

ドナルド・トランプ大統領は今年、民主党を共産主義者と呼び、彼らが「伝統的なアメリカの生活様式を破壊しようとしている(destroy the traditional American way of life)」と主張するかつての常套句を再び使い始めた。海外での紛争や生活費の高騰に不満を抱く国民を前に党の擁護に追われてきた共和党の他の議員たちも、これに追随し、より戦いやすい土俵へと回帰している。

●DSAの綱領は政府と社会の抜本的な変革を求めている(DSA agenda calls for dramatic overhaul of government and society)

7月中旬に発表されたDSAの国家ヴィジョンは大規模な変革を提案している。DSAによれば、それらの一部は現行制度下でも実現可能だが、最終的には「ゼロから新しい社会を築く(building a new society from the ground up)」ことが必要になるという。

提案されている変革には、投票権の拡大、全ての選挙の公費負担化、二大政党制(the two-party system)から多党制民主政治体制(a multi-party democracy)への移行、大企業の公的所有確立(establishing public ownership of large corporations)、そして移民の権利拡大と同時に移民関税執行局(Immigration and Customs Enforcement、ICE)による拘束・強制送還を廃止することなどが含まれる。

DSAの共同議長であるミーガン・ローマーは、最近出演した「Foxニューズサンディ」で、この政策綱領の各項目について説明した。その際、国境や刑務所の廃止といった一部の提案については、長期的な計画の一環とみなされるものであることを認めた。

共和党全国委員会は週末、この政策綱領に注目を促す投稿を行い、これを受けて複数の共和党議員が危機感を表明した。

テキサス州選出のテッド・クルーズ連邦上院議員は、X上で「これらの人々は正気ではない」と反応した。

連邦下院共和党ナンバー2のスティーヴ・スカリス議員は、「この動画をよく見て欲しい」と書き込み、「こうした考えが、あなたがたの地域社会に、予想よりも早く持ち込まれるかもしれない」と警告した。

●進歩主義派の候補者たちが近年の選挙で成功している(Progressive candidates have succeeded in recent races)

DSAの掲げる政策は、DSAと足並みを揃える候補者たちが近年の民主党予備選挙で相次いで勝利を収める中で注目されている。彼らは、党内のエスタブリッシュメントに対する有権者の怒りや、イスラエルとの同盟関係に対する懐疑的な見方の広まりを追い風にし、ニューヨーク州やコロラド州の連邦下院選挙で穏健派候補を僅差で破ってきた。

民主社会主義を掲げる候補者たちは、ワシントンDC、ニューヨーク、シアトルといったアメリカの主要都市の市長選でも勝利を収めている。ミズーリ州で間もなく行われる予備選挙では、DSAが支援する女性元連邦下院議員と、穏健派の現職民主党議員が対決することになっており、この運動の勢いがさらに試されるという状況だ。

一方で、進歩主義派候補者の中には、DSAの政策方針とは一線を画す姿勢を示す人たちもいる。例えば、ミシガン州の連邦上院議員予備選挙に出馬する進歩派のアブドゥル・エルサイードは、自身は資本主義を支持しつつも規制が必要だと述べ、社会主義とは距離を置く姿勢を示している。

その一方で、民主党全国委員会のジェイミー・ハリソン元委員長をはじめとする党内エスタブリッシュメントは、党の進むべき方向性を批判しながら党の予備選挙に出馬するDSA系候補に対し、強い反発を示している。

ハリソン氏は6月、ソーシャルメディアへの投稿で次のように書いた。「悪意や敵意を持って言うのではないが、もし民主党が嫌いなら、党の指名を求めて出馬しないでいただきたい。党の資金やリソースを使わないでいただきたい。ヴォランティアや組織基盤にも頼らないで欲しい。民主党員に対し、あなたの選挙運動に時間や資金、労力を費やすよう求めないで欲しい。あなたが心から支持できる政党を築くことに注力して欲しい」。
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アメリカ民主社会主義者がアメリカ政府の抜本的改革を提案(Democratic Socialists of America propose radical overhaul of US govt)

-アメリカ民主社会主義者(DSA)は、医療の無償化や連邦上院の廃止を掲げ、労働者階級のアメリカ人のために闘おうとしている。彼らの政策綱領「労働者はもっと報われるべきだ(Workers Deserve More)」には、他にどのような内容が盛り込まれているだろうか?

エミリー・R・コンドン筆
2026年8月2日

『USAトゥデイ』紙

https://www.usatoday.com/story/news/politics/2026/08/02/democratic-socialists-america-platform/91092595007/

アメリカ民主社会主義者(the Democratic Socialists of America、DSA)が最近発表した政策綱領は「労働者はもっと報われるべきだ(Workers Deserve More)」と題されており、医療費や就学前教育の無償化など、多くの進歩主義派から支持されている、働く家庭の生活費負担を軽減するための提案が盛り込まれている。

綱領のウェブサイトには、アメリカにおける社会民主主義のヴィジョンには次のようにこう記されている。「借金はない。医療保険も必要ない。住宅ローンや家賃の支払いも不要だ。それは、快適な住まいは人権だからだ」。

7月14日に発表されたこの綱領は、保守派から大きな反発を招いた。共和党所属のマイク・ジョンソン連邦下院議長は、この綱領を「野蛮人(barbarians)」による「共産主義(communism)」だと批判し、特に連邦上院の廃止や連邦議会による大統領選出といった急進的な政策を激しく非難した。

ジョンソン議長はXに次のように投稿した。「これはもはや『常識対狂気(Common Sense vs. Crazy)』の対立ではない。『常識対共産主義(Common Sense vs. COMMUNISM)』の戦いだ」。

自らを民主社会主義者と称する人全てがDSAに所属している訳ではないが、DSAは左派勢力の中でますます影響力を強めている。メンバーには、いずれも民主党のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出)、ニューヨーク市長ゾーラン・マムダニ、ラシダ・トレイブ連邦下院議員(ミシガン州選出)などが名を連ねている。また、ニューヨーク州のダリアリザ・アビラ・シュヴァリエとクレア・ヴァルデス、コロラド州のメラト・キロスといった連邦下院議員選挙の民主党候補者や、州・地方レヴェルの公職者も多くがDSAに所属している。

7月30日のCNNの世論調査によると、民主党支持者の3分の1が自らを民主社会主義者と自認しているが、その中には、アメリカ政府の抜本的改革に向けたDSAの提案の一部について、詳しく知らない人も少なくない可能性がある。また、7月28日のロイター・イプソスの世論調査では、アメリカ人の47%が「民主社会主義の政策を理解していない」と回答している。

ドナルド・トランプ大統領や共和党の支持者たちが民主社会主義者を「共産主義者」と激しく非難する一方で、DSAは新たな綱領において、独自のスタンスを明確に打ち出している。

会員12万人を擁するDSAの政策ロードマップは、以下の3つの項目で構成されている。

・繁栄する労働者階級共同体

・労働者階級のための外交政策

・労働者階級のための民主政治体制

●改革される民主政治体制(Reforming democracy)

「労働者階級のための民主政治体制」は、投票権の対象を市民以外にも全ての永住者にまで拡大することで、選挙制度への参加機会を増やすことを目指している。さらに、刑事有罪判決によって剥奪された投票権を回復させるほか、ワシントンDCの州昇格や、プエルトリコやグアムといったアメリカの準州における自己決定権(self-determination)の確立も求めている。

この綱領は構造的な変革も求めており、その中にはアメリカ憲法の改正を必要とするものも含まれている。具体的には以下の通りだ。

・連邦上院の廃止。アメリカ民主社会主義者(DSA)の共同議長であるミーガン・ローマーはFOXニューズに対し、連邦上院は、「時代錯誤な制度(anachronistic institution)であり、イギリスの貴族院に由来するもの(It comes from the British House of Lords)だ」と述べた。また、連邦上院は「権力を守る(protect power)」ため、そして「国民が過度な発言権を持たないようにする(the people didn't have too much of a say)」ために創設されたと指摘している。

・連邦下院の定数拡大(具体的な数字は示していない)。

・二大政党制(the two-party system)から「多党制民主政治体制(multi-party democracy)」への置き換え。

・大統領選挙の選挙人団制度(the Electoral College)の廃止と連邦議会による大統領および最高裁判所判事の選出。

・全ての選挙における「順位付け投票(ranked-choice voting in all elections)」の導入。

・ロビイストや「ダークマネー(dark money)」(寄付者の開示義務がない選挙用スーパーPACからの資金など)を制度からの排除。

企業に関しては、大企業の公有化、「攻撃的な富裕税(aggressive wealth taxes)」の導入、そして労働者が労働組合を結成する権利の強化を求めている。

●個人に対する政府の支援と援助(Government aid and support for individuals )

「繁栄する労働者階級共同体(Communities))」という提案の中で、アメリカ民主社会主義者は一般の人々のための解決策を提示している。このカテゴリーには、「全ての人に医療を」、「全ての人に住居を」、そして「グリーン・ニューディール」といった、左派の政策としてよく知られるものが含まれている。また、「労働者はもっと報われるべきだ」という項目には、以下の内容も含まれている。

・「繫栄する自由(Freedom to Flourish)」:週32時間労働、有給の家族介護・育児休暇、無償教育、そして生活可能な水準の最低賃金(a livable minimum wage)の導入を求めている。

・「大量投獄と警察の免責特権の廃止(End Mass Incarceration and Police Immunity)」:警察組織の「非軍事化(demilitarize)」や「市民による監視機関の権限強化(empower civilian oversight bodies)」を初期段階として進め、最終的には警察組織や刑務所制度そのものの廃止を目指す。

・「『再建期』の完遂(Finish Reconstruction)」:南北戦争後、南部諸州(Confederate states)を連邦に復帰させ、解放された元奴隷の権利を確立しようとした「再建期(Reconstruction Era)」は、1877年の政治的妥協により連邦軍が南部から撤退したことで終焉を迎えた。これにより、南部政治家たちがジム・クロウ法による人種隔離政策(Jim Crow segregation policies)を制定するための扉が開かれた。DSAの綱領は、この「再建」のプロセスは未完であるとし、部族との条約の尊重や賠償(reparations)の実施を通じて、マイノリティや先住民共同体の地位向上を目指している。最終的には「奴隷制と植民地主義の遺産を終わらせる(end the legacies of slavery and colonialism)」ことを掲げている。

・「Feminism for All(すべての人のためのフェミニズム)」:中絶の制限、避妊具へのアクセスの制限、トランスジェンダーの性別移行禁止など、「身体的自律性を抑圧する政策の廃止(ends policies that oppress bodily autonomy)」の取り組みにおいて、労働者階級の女性たちが先頭(forefront)に立っている。また、ジェンダー、資本主義、家父長制(the patriarchy)といった社会的構築物を解体し、LGBTQIA+共同体の完全な自由、すなわち「クィアの解放(queer liberation)」を実現することも求めている。

●世界の諸問題への不関与(Disengaging in world affairs)

綱領の「労働者階級の外交政策」という項目では、地政学や世界各地への軍事介入などにおいて、アメリカがどのように関与すべきか(あるいは関与すべきでないか)についてのDSAの見解が示されている。

彼らは、移民関税執行局(ICE)を廃止し、ICEによる拘束や強制送還を全て停止する移民政策への転換を求めている。その上で、「在留資格の有無にかかわらず全ての移民(all immigrants regardless of status)」に市民権取得への道を開き、要件を緩和することを提唱している。

「パレスチナの解放(Free Palestine)」も掲げられている目標の1つであり、これにはイスラエルに対する全ての軍事支援の停止や、「ガザ地区でのジェノサイドに関与したアメリカおよびイスラエルの指導者たちの訴追(Prosecute U.S. and Israeli leaders responsible for the genocide in Gaza)」が含まれる。

おそらく最も急進的なのは「アメリカの戦争マシーンの解体(End the U.S. War Machine)」と題された項目で、国防総省への「予算停止(defund)」、海外アメリカ軍基地の閉鎖、そして国際刑事裁判所(the International Criminal Court)の方針に沿ったアメリカの戦争犯罪人の訴追を求めている。退役軍人の支援や雇用も盛り込まれている。アメリカ軍の軍事行動を統括する機関を完全に廃止することを目指しているのかどうかは不明だが、ローマー議長はFOXニューズのインタヴューで、国防総省への予算停止を「完全に(absolutely)」求めていると述べた。

最後に、封鎖(blockades)、禁輸措置(embargoes)、制裁(sanctions)を終了させることで、国内問題以外の事案への不関与求めており、具体的にはイラン、キューバ、ヴェネズエラを対象とした措置が挙げられている。

「世界中の人々は、アメリカの干渉(interference)を受けることなく自分たちの人生を生きる権利がある(People around the world deserve to live their lives without U.S. interference)」とDSAは記している。

●ワシントンの指導者たちはこうした急進的な主張を支持しているのだろうか?(Are leaders in Washington behind the more radical positions?)

USAトゥデイ紙は、オカシオ=コルテス、マムダニ、トレイブ、キロス、アビラ・シュヴァリエ、ヴァルデスの各氏に対し、DSAの綱領「労働者はもっと報われるべきだ」を支持するかどうかを問い合わせた。この綱領には、連邦上院や大統領選挙の選挙人団の廃止、国防総省(「戦争省」と呼称)への予算供給停止、軍事基地の閉鎖、キューバ、イラン、ヴェネズエラに対する経済制裁の解除、そして大統領や最高裁判所の置換といった要求が含まれている。

ヴァルデスの選挙事務所はコメントを拒絶し、他の政治家たちからは回答がなかった。

ペンシルヴァニア州選出のサマー・リー連邦下院議員とテキサス州選出のグレッグ・カサール連邦下院議員は、かつてDSAから支持を受けていたが、両議員とも現在はDSAのメンバーとは見なされていない。

(貼り付け終わり)
(終わり)

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『世界は「宗教戦争」に突入した 「神に選ばれた」支配者の使命と論理』

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シリコンヴァレーから世界支配を狙う新・軍産複合体の正体 
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『トランプの電撃作戦』
sekaihakenkokukoutaigekinoshinsouseishiki001
『世界覇権国 交代劇の真相 インテリジェンス、宗教、政治学で読む』

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バイデンを操る者たちがアメリカ帝国を崩壊させる

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 悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める

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 古村治彦です。

 2026年11月の中間選挙が近づき、話題になることが多くなっている。ドナルド・トランプ大統領の支持率も「中間選挙が近づく中で下落」というような表現をされることが多い。中間選挙(midterm election)は、政権に対する「中間試験(midterm exam)」の意味合いが強く、これまで、政権を握っている党に不利な結果が出ることが多かった。現在のトランプ大統領の支持率は約39%、不支持率は約59%となっている。支持率が40%を切るのは厳しいが、「何があってもトランプを支持する人たち」がそれくらいはいるということになる。中間選挙では連邦下院の全議席(435議席)と連邦上院(10っ議席)の約3分の1の議席の選挙が実施される。また、一部州の知事選挙も実施される。それ以外にも地方の選挙も実施される。注目はやはり連邦議会の選挙だ。大統領の支持率が低いと結果に反映されるということがあり、今回で言えば共和党が不利な状況となっている。
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 現状では連邦上院では共和党が53議席、民主党系が47議席、連邦下院では共和党が217議席、共和党系無所属が1議席、民主党が212議席、欠員が5議席となっている。現在までの各種世論調査を見てみると、民主党に追い風が吹いているようであるが、上下両院で民主党が過半数を奪取できるかどうかは微妙な情勢だ。連邦下院では民主党が217議席、共和党が218議席となり、僅差で共和党、連邦上院では50対50となり、同数の場合には、連邦上院の議長役となる副大統領が1票を投じることになるので、上院もかなりの僅差で共和党が過半数ということになる。しかし、これだけの僅差となると、議会運営は難しくなる、日本の様に党議拘束ということはないので、全員が一致しての投票行動ということはあまりないからだ。

 民主社会主義勢力は「アメリカ民主社会主義者(Democratic Socialists of America、DSA)」という組織を結成している。これは民主党とは別組織であるが、この組織の会員が民主党員として各種の予備選挙に出て勝利し、民主党の候補者になっている。2016年大統領選挙でのバーニー・サンダース連邦上院議員の躍進以来、民主社会主義の躍進は続いている。しかし、民主党の候補者になることまではできるが、本選挙で勝てるかどうかという問題はある。社会主義という言葉、民主社会主義が掲げる政策に対しての支持は無党派層に広く浸透してはいない。「過激、急進的」ということで忌避されることもある。また、民主党内部にも穏健、中道、エスタブリッシュメントがある以上、民主党内部にも拒否反応がある。DSAは独自の政治勢力、最終的には政党として民主党とは別で行動すべきと考える人たちもいる、一方で、これまでうまくいっているのでそのまま続けるべきという意見もある。

 現状では、民主社会主義勢力は都市部を中心に大学教育を受けた若者たちを中心に支持を拡大している。今回の中間選挙で民主党内部での影響力を大きく拡大することは確実となっている。これもまたアメリカの国力の衰退や帝国としての終わりが近づくという、大きな構造変化によって出てきた現象であると言えるだろう。

(貼り付けはじめ)

民主社会主義の勢いが高まる中、アメリカ民主社会主義者(DSA)は自らに問いかけている。「次はどうするのか?」(Amid a democratic socialist surge, the DSA asks itself: What’s next?)

-アメリカ民主社会主義者(、Democratic Socialists of America DSA)の指導部にとって、2026年の予備選挙は、期待していた以上の勝利をもたらすものとなった。今、彼らはその影響力をさらに拡大しようとしている。

カレン・タマルティ筆

2026年8月3日

『ワシントン・ポスト』紙

https://www.washingtonpost.com/politics/2026/08/03/amid-democratic-socialist-surge-dsa-asks-itself-whats-next/

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週末にシカゴで開かれたアメリカ民主社会主義者(DSA)の会合にメンバー約600人が参加した

シカゴ発。アメリカの民主社会主義運動(democratic socialist movement)の指導者たちにとって、2026年は、彼らがかつてはあえて期待することさえしなかったほどの成功を収めた年となっている。

「自分の生きている間にこんなことが可能になるとは思ってもみなかった」とシカゴで週末に開催され、600人のメンバーが集まった3日間の会議の最中、インタヴューに応じた「アメリカ民主社会主義者(the Democratic Socialists of America、DSA)」の共同議長アシック・シディークは述べた。「私たちが収めつつある成果を目の当たりにして、驚きを感じているメンバーも確かにいるが、それは決して何もないところから突然生まれたものではない」。

シディークが述べるところでは、DSAの会費を支払う会員たちは非常に若く、「DSAの基準で言えば、私はもう年長者だ。私は30代ではあるのだが」ということだ。

「サミット」と銘打たれたこのDSAの集会では、参加者同士が「同志(comrades)」と呼び合っていた。彼らをここに集めた思想を物語るものとして、「ICE(移民関税執行局)を廃止せよ(Abolish ICE)」と書かれたTシャツや、「地主(や大家)どもクソ食らえ(Land Lords Suck)」と主張するバッジ、さらには19世紀のスローガンである「労働は、それが生み出したすべてのものに対する権利を有する(Labor is entitled to all it creates)」と記されたポスターなどが販売されていた。展示ホールのテーブルの1つには、「ディア・リーダー(鹿の指導者、Deer Leader)」と名付けられた雄鹿の剥製が置かれており、その角の間にはDSAの赤い野球帽が挟まれていた。

しかし、祝賀ムードが漂う一方で、ある深刻かつ戦略的な問いがそこにはあった。それは、「次はどうするのか?」という問いだ。

昨年、民主社会主義者のゾーラン・マムダニがニューヨーク市長に選出されて以来、DSAの全国運営組織が正式に公認、あるいは地方支部が支援した候補者たちは、市議会議員選挙から連邦議員選挙に至るまで数多くの予備選挙で次々と勝利を収めてきた。その中には、現職のヴェテラン議員を打ち負かしたケースも含まれている。

DSAの会員数は全国で12万人近くにまで増加していて、これはドナルド・トランプが2期目の大統領に当選した2024年当時の2倍以上の規模だ。先週発表されたCNNの世論調査では、民主党員および民主党支持層の成人の3分の1が、自らを「民主社会主義者」であると認識していることが明らかになった。

こうした数字こそが、民主党エスタブリッシュメントが「政治的な自殺願望(political death wish)」とみなす事態を懸念する理由となっている。先月実施された『ワシントン・ポスト』紙とイプソス社による調査では、民主党員の4人に3人が大統領候補として民主社会主義者を支持することに前向きな姿勢を示したが、全米の一般有権者で同様の考えを持つ人は半数に満たないという結果だった。

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DSAの会員数は全国規模で約12万人と急拡大している

DSAのメンバーも、これが難題であることを認めている。それは単に大統領選レヴェルの話にとどまらない。彼らの綱領における長期的な目標の多く―例えば刑務所制度の廃止、国境の開放、国防総省の予算削減、そして連邦上院の廃止など―は、エスタブリッシュメントの考え方から大きくかけ離れている。

しかし、彼らは、ニューヨーク市のような民主党の圧倒的な地盤以外の地域であっても、民主社会主義者の候補者を擁立することをためらうべきではないと主張している。そうした候補者の1人がフランチェスカ・ホンだ。彼女は、重要な激戦州であるウィスコンシン州で8月11日に行われる知事選挙の民主党予備選挙において、混戦を抜け出しリードしている状況だ。

会員数1万5000人を擁するDSAニューヨーク市支部の元共同議長ジェレミー・コーハンは「左派が予備選挙に勝って本選挙で負ければ災厄となるだろうが、中道派が予備選挙に勝って本選で負けた2016年もまた災厄だった」と述べた。彼はこの発言の中で、党エスタブリッシュメントの王朝の旗手だったヒラリー・クリントンと、民主社会主義というブランドを全国的なレヴェルにまで押し上げたバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)との間で繰り広げられた激しい争いに言及した。

コーハンは「勝利するためにはこれらのリスクを取らねばならない」とコーハン氏は述べた。

DSAのメンバーは、大きな自律性を持つ支部に所属しており、多くのメンバーはさらに、互いに意見の対立も多い十数個の「コーカス(caucus、党内グループ)」のいずれかにも参加している。今後、彼らにとっての重要な問いとなるのは、民主党を左傾化させるために揺さぶりをかけるべきか、それとも彼らが「ダーティ・ブレイク(dirty break、汚れた決別)」と呼ぶような、党との決別を行うべきか、ということだ。

ヒューストン支部から参加した正看護師であるセレナ・エルミタニオは、DSAの理事会に相当する27名で構成される「全国政治委員会(National Political Committee)」のメンバーだ。彼女はまた、DSA内部のマルクス主義的かつ労働運動を重視するグループ「ブレッド・アンド・ローゼズ・コーカス(Bread & Roses caucus)」のメンバーでもある。

エルミタニオは、民主党との完全な決別は「戦術として理にかなっている」と述べた。なぜなら、そうしなければDSAは、労働者の懸念を代弁しない既存の体制内組織内部の「下位のパートナー(a junior partner)」に甘んじることになるからだ。

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会議に参加するDSAメンバーのケイティ・シムズ(右)

これとは反対の立場を取るのが、ニューヨーク州イサカ支部のメンバーであるケイティ・シムズだ。彼女はDSAの選挙活動を統括し、「改革派(reformist)」とされる「ソーシャリスト・マジョリティ・コーカス(Socialist Majority Cacus)」のメンバーでもある。(DSAのメンバーは、自分たちが中道や穏健と評されることを嫌う。)

シムズは、「私たちは民主党の支持層を取り込もうとしている。慕って、うまくいっている活動を止めるのは理にかなっていない」と述べた。

もう一つの課題は、政府運営する医療制度といったDSAの主要な理念には賛同しているものの、「民主社会主義者」という肩書きを掲げない候補者を当選させるために、ヴォランティア主導の選挙活動を今後も投入すべきかどうかという点だ。

例えば、火曜日に行われたミシガン州の重要な連邦上院議員選挙民主党予備選挙において、DSAの活動家や現場の支援者たちは、進歩主義候補のアブドゥル・エルサイードを非公式に支援している。エルサイードは自らを社会主義者ではなく、「資本主義の仕組みを理解している資本家」だと主張しているが、DSAのメンバーたちは支援した。

しかし、他の地域ではDSAの支部はそれほど寛容ではない。オーランド支部は最近、支部の支持を求めていた郡委員会候補者に対し、支持を得るためにウェブサイトに「民主社会主義者」という言葉を掲載する必要があると伝えたと支部メンバーのクリフ・コノリーは述べた。コノリーによれば、その10分後には、この候補者のウェブサイトのトップに「労働者家族のために戦う民主社会主義者」という文言が掲げられたということだ。

DSAの注目度の高い全国的な支持を獲得するには、候補者は一連の基準を満たす必要があるとDSAの幹部たちは述べている。その基準とは、単なる「進歩主義派(progressive)」にとどまらず、自らを「民主社会主義者」であると明確に位置づけていること、DSAの強力な支部があり強固な組織的基盤による支援を受けられる地域で出馬すること、親イスラエル・ロビーからの資金提供を拒否すること、そして、米移民関税執行局(ICE)の廃止やule

ルサレムを首都とするパレスチナ国家の樹立といったDSAの政策的立場を支持すること、などだ。

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連邦議事堂に姿を見せたアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は大統領選挙においてDSAの支持獲得の最有力候補と目されている(2026年7月)

また、DSA全国委員会は支持を求める候補者に対して厳格な面接プロセスを課しており、指導部によれば、このプロセスはマムダニの勝利以降、さらに要求の高さが上がっているということだ。

当面の課題の一つは、2028年の大統領選挙に向けた支持決定のプロセスを策定することであり、早ければ来年3月か4月までの決定を目指している。

もし出馬を決断すれば、支持獲得の最有力候補となるのはアレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)だ。しかし、DSAの大統領選検討委員会委員長であるアレックス・ペリテリは、仮に支持を決定するとしても、それはDSAにとってより長期的な戦略の一環になるだろうと述べている。

DSA指導部は、現在の構成員の多くを占める「若年層、都市部居住者、大卒者」というグループを超えて、組織と運動の裾野を広げる必要性を認識している。彼らは、大統領選挙への全国的な取り組みがその助けになると考えている。

「候補者を擁立することの魅力は、全米の何百万人もの人々にアプローチするためのプラットフォームが得られる点にある」とペリテリは述べた。彼自身、2016年の大統領選挙でサンダースのために戸別訪問を行ったことが政治活動の始まりとなった。

しかし彼らは、2028年の選挙は長い道のりの始まりに過ぎないと明確に述べている。ペリテリは「私たちは選挙を社会主義運動とDSAを成長させるための手段だと捉えている」と付け加えて述べた。「私たちの目標は資本主義から社会主義への移行を実現することであり、それは一度の選挙運動で達成できるものではない」。

(貼り付け終わり)

(終わり)

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 古村治彦です。

 アメリカで民主社会主義への支持が若い人たちを中心に拡大していることはこのブログでもご紹介している。都市部を中心に、地方選挙や国政選挙で民主社会主義を標榜する候補者たちが躍進、もしくは当選している。連邦議員でも下院ではあるが、民主社会主義者の議員が増えることが確実だ。その多くはニューヨーク市長ゾーラン・マムダニの支援を受けている。マムダニのアメリカ政界における存在感と影響力が増している。アメリカの左派、進歩主義派の躍進の中で、ライジングスターということになる。

 マムダニはニューヨーク市長洞泉寺に目玉政策として、手ごろな住宅と無料の公共交通を挙げている。アメリカの都市部の居住費はインフレも相まって高騰しており、何度も書いているが、きちんとした仕事のあるホームレスになり人々が多く出ている。それでは都市部から離れて暮らせばよいとなるが、日本のように通勤で1時間半とか2時間となると、ワークライフバランスが崩れてしまう。

 マムダニ市長はニューヨーク市に10年間で20万戸の住宅建設を進めようとしている。生活が苦しい、大学を卒業しても生活ができるだけの給料がもらえる仕事に就けない若者たちがアメリカの体制自体に不満と疑問を持っている。彼らが求めているのは他の先進諸国並みのことだ。国民皆保険もその1つだ。公共住宅や国民皆保険などはこれまで、アメリカでは「社会主義的」として忌避されてきた。「社会主義」という言葉自体が忌避されてきた。「日本やヨーロッパはアメリカ的ではないから、社会主義的だから、ダメなんだ」と言って、アメリカが素晴らしい論をこれまでアメリカ人たちは述べてきた。しかし、実際の生活がどんどん苦しくなり、「アメリカ帝国の臣民」としての「分け前(dividend)」としての豊かな生活ができなくなり、「アメリカンドリーム」も幻想ということになれば、資本主義に対しての不満と疑念が大きくなる。それをすくいあげているのが民主社会主義である。

 これは大きく言えば、アメリカの国力低下がもたらしている現象である。国力が低下し、分け前を寄こせ運動が起きている。これからアメリカも大きく変化していくことだろう。世界の大きな構造変化が起きる時代が始まっている。

(貼り付けはじめ)

アメリカのZ世代の7割が社会主義を支持…斎藤幸平「日本も他人事ではない"赤いニューヨーク"の選択」

PRESIDENT Online 2026/06/22 6:00

斎藤 幸平

東京大学大学院総合文化研究科准教授

https://president.jp/articles/-/114868

https://president.jp/articles/-/114868?page=2

https://president.jp/articles/-/114868?page=3

https://president.jp/articles/-/114868?page=4

https://president.jp/articles/-/114868?page=5

生活基盤をおびやかす物価高が止まらない。『人新世の「黙示録」』(集英社シリーズ・コモン)を出した経済思想家の斎藤幸平さんは「社会に問うべきなのは、なぜ普通に働いている人が普通に暮らせないのか、だ」という――。

資本主義より社会主義を好むZ世代

「ある『亡霊』が、アメリカを徘徊している。それは、Z世代の社会主義という亡霊だ」

今のアメリカの若者を見ていると、マルクスにならって、こんなふうに言いたくなる。彼らのあいだで社会主義の人気が急上昇しているのだ。最近の世論調査では、アメリカの大学生のうち67%が社会主義を好意的に見ているという結果が出ている(*1)。

英『The Economist(エコノミスト)』誌も、「Z世代の社会主義にどう立ち向かうか」という特集を組んだばかりだ(6月6日号)。この記事で『エコノミスト』誌は、パニックに陥ったかのように、アメリカにおける社会主義の台頭を恐れ、社会主義が成長やイノベーションの停滞をもたらすというカビの生えたような社会主義批判を繰り返している。

正直、その様は滑稽ですらある。アメリカの若者にとっては「社会主義」という言葉が、ソ連崩壊とともに終わった古臭い言葉ではなくなっているのは、先の世論調査のとおりだ。

Z世代の若者たちは資本主義が引き起こした生活の不安に日々、苛まれている。「家賃が払えない」「医療費が高すぎる」「子育てができない」「食料品が買えない」「通勤だけで生活が削られる」。豊かさをもたらすと教えられてきた資本主義に苦しめられ続けた結果、彼らにとって、社会主義こそが、資本主義とは別の社会を構想するための、もっとも実感に近い言葉になりつつあるのだ。

*1 「米ニュースサイトAxios」 Poll: College students prefer socialism to capitalism 

●民主的社会主義者のニューヨーク市長誕生

その変化を象徴しているのが、2025年11月のニューヨーク市長選で勝利したゾーラン・マムダニである。

34歳の民主的社会主義者であるマムダニは、元ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモや共和党候補を破り、ニューヨーク初のムスリム、南アジア系市長となった。投票者数は200万人を超え、市長選としては1969年以来の高投票率だった。

これは歴史的勝利であり、「左派ポピュリズム」の単なる一例として片づけることはできない。振り返れば、2011年のウォール街占拠運動から始まって、バーニー・サンダース旋風、ブラック・ライブズ・マター運動、気候正義運動、そしてガザをめぐる抗議運動を経て、若い世代は、自己責任や格差を当然視する政治言語に深い不信を抱くようになった。実際、若者の投票率は過去のニューヨーク市長選と比べて大きく上昇し、とりわけ若い女性や有色人種の若者がマムダニを強く支持したのである。

若い世代にとって「社会主義」とは、国家がすべてを命令する全体主義を意味しない。それは、生活に不可欠なものを市場の気まぐれと富裕層の投資判断に委ねさせず、もちろん一部の企業に独占などさせない、という、素朴で切実な日々の要求である。

家に住めること。子どもを安心して預けられること。健康な食べ物を買えること。自由に移動できること。これらを商品としてではなく、誰もがアクセスできる〈コモン(共有財)〉として再建すること。それがマムダニの言う「社会主義」の核心である。

●市政で注目を集める「家賃凍結」の攻防

マムダニが掲げた政策は、きわめて具体的だ。市営食料品店の設置、保育の無償化、公営バスの高速化と無償化などだ。どれも、抽象的なイデオロギーではなく、インフレでニューヨーカーの暮らしを圧迫している生活コストを下げるための政策である。

2026年1月1日に市長に就任したのち、マムダニの政策はすぐに実行段階に入った。本稿執筆時点の6月上旬に、もっとも注目されているのは家賃凍結をめぐる攻防だ。

ニューヨーク市には中低所得者層の賃貸住宅を確保するために「家賃安定化(Rent Stabilization)」制度という法的規制があり、対象となる物件は市のガイドライン委員会の決定にそって賃上げ率が制限されている。この運用を強化しようとしているのだ。

まず5月に市の家賃ガイドライン委員会は、1年契約では0〜2%、2年契約では0〜4%という、極めて低い家賃上昇率の暫定値を採択した。つまり、6月下旬の最終決定で、家賃の完全凍結もありうる数字が示されたのだ(ただし、不動産業界や家主団体は、修繕費や保険料の高騰を理由に強く反発しており、予断は許さない)。

●住宅、保育、食料、交通を〈コモン〉へ

手ごろな公営住宅の供給を増やす「攻め」の政策もマムダニは進めている。5月に発表された「ブロック・バイ・ブロック」計画は、10年で20万戸のこうした住宅(アフォーダブル住宅)を新規に建設するというものだ。さらに既存住宅を修繕して20万戸を確保する。市の資本投資を拡大し、住宅供給を市場任せにしない姿勢が明確に打ち出された。

また、公営住宅の建設にかかわる労働者には時給40ドル以上を支払うという。金融で儲ける人たちではなく、「労働者の街ニューヨーク」を取り戻すべく政策がデザインされているのだ。

保育については、2歳児向けの無料プログラムが4つの地域で募集開始となり、年間で最低でも250万円かかっていた子育て世帯の費用を軽減できることになった。市営食料品店についても、イースト・ハーレムに最初の候補地が発表され、任期中に五つの行政区すべてで開設する計画が示されている。

バスの無料化・高速化に関しては、管轄するニューヨーク州交通局(MTA)との調整が始まった。早期実現は、ニューヨークの中心部に住めない中低所得の労働者にとっては悲願でもある。

もちろん、これらの政策は簡単には実現しない。財源の問題は大きい。また、州政府やMTAとの権限配分の問題がある。不動産資本、金融資本、保守メディアからの攻撃もある。さらに、市営食料品店が既存の小規模商店とどう共存するのか、家賃凍結が老朽化した住宅の修繕を妨げないか、といった現実的な課題もある。

●ニューヨークの源流となる「赤いウィーン」

だが、ここで強調しておきたいのは、マムダニが政治の問いを根本から変えていることだ。

これまでの都市政治では、「市場が決めた家賃を払えない人に、どれだけ補助金を出すか」が問題にされてきた。だが、マムダニはそうではなく、「そもそも住宅や食料や交通を、なぜ投機と利潤の対象にしてよいのか」と問うている。ここにこそ、民主的社会主義の新しさがある。

この点で、マムダニ市政は1世紀前の「赤いウィーン」を想起させる。第一次世界大戦後、オーストリアの首都ウィーンは、食料不足、住宅不足、インフレ、疫病、帰還兵の失業に苦しんでいた。極度の欠乏のなかで、人々は容易に排外主義とファシズムへと引き寄せられうる状況にあった。

そこでウィーンのマルクス主義者たちが率いる社会民主党政権が選んだのは、市場にすべてを委ねる道ではなかった。水道・ガス・電力などのインフラを公的に整備し、奢侈しゃし税や累進的な税制によって財源を確保し、労働者向けの公営住宅を大量に建設した。その際、住宅は単なる寝る場所ではなく、診療所、保育所、浴場、ランドリー、図書館、集会場、公園などを備えた生活の基盤として構想された。

つまり、「赤いウィーン」が試みたのは、欠乏のなかで人々を互いに競争させるのではなく、必要なものを共有し、生活を共同化し、連帯をつくり出す都市計画だった。これは、ソ連型の上からの中央集権的計画とは異なる。むしろ、都市に暮らす人々のニーズを満たしながら、暮らしの安心を〈コモン〉として制度化する民主的計画だった。

●競争社会から互いに支え合う社会への移行

マムダニの「赤いニューヨーク」もまた、極端な欠乏に直面している。もちろん、それは物資が絶対的に不足しているという意味ではない。

ニューヨークには富が溢れている。高級マンション、金融、IT、不動産、観光、広告、大学、病院――世界中の資本と才能を吸い寄せる都市である。だが、まさにその豊かさが、普通に働く人々から住む場所を奪い、食費を押し上げ、子育てを不可能にしている。これは自然な希少性ではなく、資本主義がつくり出す「人工的希少性」である。

だからこそ、マムダニが就任演説で「荒々しい個人主義の冷たさを、集団主義の温かさで置き換える」と語ったことは象徴的だった。

この言葉は、右派から激しい攻撃を受けた。彼らはすぐに「集団主義」を全体主義や共産主義の恐怖に結びつけようとする。だが、マムダニが言おうとしているのは、国家が個人を押しつぶすということではない。むしろ、孤立した個人が市場で必死に競争しなければ生きられない社会から、人々が互いに支え合う社会へと移行するということだ。

●「生活費を下げる政治」は反ファシズム

この転換は、単なる福祉政策ではない。それは、反ファシズムの政治でもある。

『人新世の「黙示録」』(集英社シリーズ・コモン)でも論じたように、インフレや戦争がもたらす恒久的な欠乏のなかでは、人々は不安に駆られ、他者を敵とみなしやすくなる。移民が仕事を奪っている。生活保護受給者が税金を食いつぶしている。環境規制が経済を壊している。こうした物語は、実際には資本とレントの独占が生み出した不安を、弱い立場の人々へと向け変える。これが現代のファシズムによる煽動せんどうの基本的な手口である。

それに対して、家賃を下げ、保育を無償化し、交通を安くし、食料へのアクセスを保障することは、人々の不安を直接減らす。誰かを排除することで自分だけが助かろうとするのではなく、みんなで生き延びる条件をつくる。これは、ファシズムが利用する恐怖の循環を、逆回転させる政治である。

ここで重要なのは、マムダニの勝利が、ひとりのカリスマの登場によるものではないということだ。選挙戦では10万人規模のボランティアが戸別訪問を行い、街角で対話し、集会を開き、動画を拡散した。つまり、マムダニ市政の力は、市長個人のものではなく、「社会主義」という言葉を日常の言葉へと引き戻した草の根の運動によるものなのだ。

●マムダニ市政が日本に示す明らかなこと

この点は、日本から見ても重要である。日本でも、インフレによって、住宅費、食費、教育費、介護費、光熱費は家計を圧迫し続けている。

それにもかかわらず、政治はやるのは「減税」を掲げるくらいだ。多少手取りは増やすから、あとは「自己責任」でやってくれと言わんばかりである。

だが、本当に問うべきなのは、なぜ普通に働いている人が普通に暮らせないのか、である。なぜ生活の基盤がこれほどまでに商品化され、民営化され、投機の対象にされているのか、ということなのである。

マムダニの政策は、まだ途上にある。家賃凍結がどこまで実現するかも、無料バスがどの範囲で制度化されるかも、公営食料品店がどれほど効果を持つかも、現時点では確定していない。むしろ、これからが本当の攻防である。

だが、すでに一つのことは明らかだ。ニューヨークの政治は、「市場の暴力に耐える」政治から、「生活の基盤を共同でつくる」政治へと舵を切り始めているのである。

●なぜ「赤いウィーン」の記憶は消えないか

ただし、20世紀の赤いウィーンは、最終的にはファシズムの暴力に敗れた。国政で保守と極右が力を増し、社会民主主義の都市実験は1934年に武力で押しつぶされたのだ。

その歴史を思えば、都市レベルの社会主義がどれほど脆弱ぜいじゃくであるかを忘れてはならない。都市だけでは、連邦政府、金融市場、資本逃避、司法、警察、軍、メディアの力に対抗しきれない。

それでも、「赤いウィーン」の記憶が消えないのは、欠乏のなかでも別の豊かさをつくれることを示したからである。市場がもたらす消費の豊かさではない。誰もが住める家、子どもを預けられる場所、病気になったときに頼れる制度、孤立しないための公共空間。そうした〈コモン〉の潤沢さこそが、人々をファシズムの誘惑から遠ざける。

●「赤いニューヨーク」はどこまで広がるか

繰り返そう。マムダニの「赤いニューヨーク」がどこまで進むかは、まだわからない。それは今後の闘争にかかっている。だが、彼の登場が示したのは、資本主義の中心地でも、社会主義はもはや過去の言葉ではないということだ。むしろそれは、気候危機、インフレ、孤立、戦争、排外主義が重なり合う時代に、普通の暮らしを守るための新しい言葉になっている。

●ファシズムか、社会主義か。

この選択は、20世紀の古いスローガンではない。恒久的な欠乏と不安の時代に、誰かを切り捨てて自分だけが生き延びるのか、それとも生活の基盤を共同でつくり直すのか。トランプ大統領に対抗するマムダニ市政の実験は、その問いを私たちの前に突きつけている。日本で暮らす私たちも、海の向こうの出来事として眺めているだけではいられないはずだ。

=====

ヨーロッパ規模の課税、ニューヨーク規模の機能不全(European-Scale Taxation, New York-Scale Dysfunction)

-マムダニは政府を機能させる代わりに、彼なりの増税と支出で生活費の値ごろ感(affordability)を実現しようとしている。

ファリード・ザカリア筆

2026年2月20日

『フォーリン・ポリシー』誌

https://foreignpolicy.com/2026/02/20/zohran-mamdani-new-york-city-affordability-taxes-housing/

ゾーラン・マムダニは、ニューヨーク市の生活費の値ごろ感(affordability)を実現するという公約を掲げて選挙に臨んだ。しかし今週、彼が発表した予算案は、一言で言えば、到底支払える額ではない(unaffordable)。

ニューヨーク市は長年にわたり財政の浪費を続けてきたため、1270億ドル(約20兆円、訳者註:東京都の予算は約9兆6500億円)という予算案の数字自体にあまり驚かない。しかし、比較のために言えば、これはギリシャやタイといった中規模国家(国家運営に必要なあらゆる支出を含む)の予算額と同等だ。一つの都市の統治に費やす年間支出額が国家予算に匹敵するということだ。

ニューヨーク市の予算は近年、急激に膨れ上がっている。マイク・ブルームバーグ前市長が最後に採択した2014年度予算は約700億ドルだった。わずか10年余りで、予算はほぼ倍増し、インフレ率や市の経済成長率を上回るペースで増加している。

そして、こうした状況の多くは、大規模な行政運営の財源確保に不可欠な要素、すなわち「人」が、ニューヨーク市から失われつつある中で起こっている。パンデミックの影響でニューヨーク市の人口は急激に減少し、2020年4月から2022年7月にかけて5.3%減少した。最近の報告では回復傾向が示されているが、2024年時点でも2020年の水準を下回っている。計算は残酷だ。より大きな負担を、より少ない負担者で分担していることを示している。

一人当たりの不均衡は顕著だ。リンカーン研究所の財政標準化データによると、2023年のニューヨーク市の一般支出は、ロサンゼルス市の一人当たり支出を30%以上上回り、ヒューストン市の2倍以上となっている。

それでは、ニューヨーカー(ニューヨーク市民)は一体何を得ているのか? 全米最大の学区であるニューヨーク市の学校について見てみよう。市の教育予算は増加の一途をたどる一方で、生徒数は減少している。2019年の約340億ドルから400億ドル以上に膨れ上がり、生徒一人当たりの支出は2026年度には約3万5000ドルに達すると予測されている。これは全米でも最高水準に達する。しかし、卒業率、テストの点数、読解力といった成果は、よく言っても平凡で、ニューヨーク市の教育費のほんの一部しか支出していない地域と大差がない。

そして、税金の話が出てくる。それは、ニューヨークのあらゆる政治的議論は、最終的に同じ結論にたどり着くからだ。「誰が税金を払うか?」である。

ニューヨーク市はすでに、アメリカの税制の中でも極めて高い水準にある。高所得者の場合、州と市の所得税を合わせた税率は14.776%にも達する。連邦税を加えると、限界合計税率は50%を超え、特定の投資所得では約55%にもなる。ニューヨーク市民は、ヨーロッパ諸国と同等の税率を支払っている。ヨーロッパの人々は、その見返りとして、国民皆保険制度、大学無償教育、そして素晴らしいインフラ整備といった恩恵を受けている。一方で、ニューヨーク市民は、約300マイルにも及ぶ歩道上の仮設構造物や工事用フェンスの恩恵を受けている。

法人税に関しても、ニューヨーク市は桁外れに高い。市民予算委員会の報告によると、ニューヨーク市の企業活動は、州、市、地域税を合計すると、全米で最も高い法人税率(17.44%)に直面している。マムダニ市長は、所得税と法人税率をさらに引き上げるか、さもなければ固定資産税を10%近く引き上げると述べている。2022年時点で、固定資産税は既にニューヨーク市の住宅所有コストの27%以上を占めており、これは全米平均を上回っている。

ニューヨーク市は、民主党が直視したがらない問題の典型例と言えるだろう。民主党が支配する都市は制御不能に陥り、約束ばかりで支出は増え、成果は乏しく、財政問題を先送りにしている。

ロサンゼルス市も例外ではない。こちらも一党支配の都市で、住宅価格の高騰と社会の混乱に苦しんでいる。2025~2026年度のホームレス対策予算は約9億5000万ドル(約1500億円)だ。ロサンゼルスホームレスサービス局の報告によると、2023年には郡全体でホームレスが9%、市内で10%増加した。また、2024年のAP通信の記事では、数十億ドルもの資金が投入されたにもかかわらず、市民の不満が高まる中、2015年以降、郡全体でホームレスが70%(市内では80%)も急増したと報じられている。市のホームレス対策予算24億ドルを監査した結果、当局は資金の使途や成果を正確に把握できていないことが判明した。シカゴ市を例にとってみよう。市長の支持率は極めて低く、年金支出の約束額は膨大で、いずれ市は財政破綻に陥るだろう。

ここでいう「良い統治(good government)」とは一体何だろうか? もし答えが「次々とプログラムを追加する(keep adding programs)」というものなら、シカゴ市は生活費の高騰を招き続けるだろう。なぜなら、生活費の高騰とは、政府が統治する対象の社会よりも速いスピードで肥大化する機械と化したときに起こる現象だからだ。

マムダニの基本的な直感は正しい。住宅、特に住宅価格の値ごろ感に注力すべきだ。しかし、政府補助金によるものではない。補助金は当然のことながら、家賃の高騰を招くだけだからだ。(市の家賃補助支出は、2020年度の2億6300万ドルから、直近の会計年度では13億4000万ドルにまで増加した。わずか数年で5倍に膨れ上がったにもかかわらず、住宅価格は悪化の一途を辿っている。)マット・イグレシアスは、市が市場価格の住宅を豊富に供給することを容易に、そして日常的に行うべきだと説得力をもって主張している。そうすれば、人口流入が増え、税収基盤が拡大し、学校が満員になり、地域GDPが増加する。そして、財政も健全になるだろう。

市役所の民主党員は正しい選択ができるはずだ。新たな社会保障制度の導入を目標とするような政治ではなく、より安全な街路、機能する学校、安定した衛生環境、そして何よりも、中流階級が住む場所を見つけられるだけの住宅供給といった、本来の機能を果たす行政に注力すべきだ。

ニューヨーク市にはこれ以上の空虚な美辞麗句など必要ない。もっと多くの住宅こそが必要だ。

※ファリード・ザカリア:CNNの番組「ファリード・ザカリアGPS」の司会者であり、近著に『革命の時代(Age of Revolutions)』がある。『ワシントン・ポスト』紙に週刊コラムを執筆しており、そのコラムは『フォーリン・ポリシー』誌にも配信されている。Xアカウント:@FareedZakaria

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